JP2000316976A - 医療用バルーンカテーテル - Google Patents

医療用バルーンカテーテル

Info

Publication number
JP2000316976A
JP2000316976A JP11129682A JP12968299A JP2000316976A JP 2000316976 A JP2000316976 A JP 2000316976A JP 11129682 A JP11129682 A JP 11129682A JP 12968299 A JP12968299 A JP 12968299A JP 2000316976 A JP2000316976 A JP 2000316976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distal
proximal
balloon
tube
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11129682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4435903B2 (ja
Inventor
Hiromi Maeda
博巳 前田
Shogo Miki
章伍 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP12968299A priority Critical patent/JP4435903B2/ja
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to CNB2004100384686A priority patent/CN100368034C/zh
Priority to EP00925609A priority patent/EP1192970B1/en
Priority to CNB008073473A priority patent/CN1206003C/zh
Priority to US09/980,979 priority patent/US6960186B1/en
Priority to KR1020107017603A priority patent/KR101112717B1/ko
Priority to PCT/JP2000/003005 priority patent/WO2000067831A1/ja
Priority to CA002369307A priority patent/CA2369307C/en
Priority to KR1020077006301A priority patent/KR20070037518A/ko
Priority to CNB2004100384671A priority patent/CN100368033C/zh
Priority to KR1020017014282A priority patent/KR20020010645A/ko
Publication of JP2000316976A publication Critical patent/JP2000316976A/ja
Priority to HK02108412.1A priority patent/HK1046870B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP4435903B2 publication Critical patent/JP4435903B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 石灰化が生じまたはステント留置された硬い
病変部位を再通過させる際にも、ウインギングの影響に
よる押込時の高い抵抗力を大幅に低減せしめるバルーン
を備えたバルーンカテーテルを提供する点にある。 【解決手段】 本発明は、カテーテルシャフト2の遠位
端に、直管部11と、近位側および遠位側テーパー部1
2A,12Bと、近位側および遠位側スリーブ部13
A,13Bとを有してなるバルーン10を接合して構成
され、前記遠位側スリーブ部13Bが、隣接するテーパ
ー開始位置の一部16aを長軸方向にずらす形状を有
し、この遠位側スリーブ13Bの内面と前記ガイドワイ
ア通過用チューブ4の外周面とが接合され且つ近位側ス
リーブ部13Aと外側チューブ3の端部とが接合されて
なるバルーンカテーテルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冠状動脈、四肢動
脈、腎動脈および末梢血管などの血管内腔の狭窄部また
は閉塞部を拡張治療する経皮的血管形成術(PTA,P
TCA)において使用する医療用バルーンカテーテルの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9を参照しながら、従来のバルーンカ
テーテルについて説明する。図9は、一般的なオーバー
・ザ・ワイヤ型バルーンカテーテルの要部断面を示す全
体側面図である。本従来例のバルーンカテーテル60
は、カテーテルシャフト61と、カテーテルシャフト6
1の遠位端に接合したバルーン(拡張体)62と、カテ
ーテルシャフト61の基端に接続したマニフォールド6
3とを備えて構成される。尚、図示した例では、説明を
容易にすべく、バルーン62を含む先端部付近を実際よ
りも拡大して表示している。
【0003】前記カテーテルシャフト61は、バルーン
62に供給される造影剤や生理食塩水などの圧力流体を
通すインフレーションルーメン64を構成する外側チュ
ーブ(外管)65と、この外側チューブ65の内腔に配
設されるガイドワイヤ通過用チューブ(内管)66とか
らなり、基端に位置するマニフォールド63には、前記
インフレーションルーメン64とガイドワイヤを通すガ
イドワイヤルーメン67とに連通するポートが備わる。
このように、外管(外側チューブ)65と内管(ガイド
ワイヤ通過用チューブ)66との2重管構造を有するバ
ルーンカテーテルは、コ・アクシアル・タイプ(Co-axi
al type)とも呼ばれている。また、前記バルーン62
は、チューブ形状を有し、直管部68の両端に漸次縮径
するテーパー部69A,69Bを有し且つこれらテーパ
ー部69A,69Bの両端にスリーブ部70A,70B
を有して構成される。前記近位側スリーブ部70Aは、
前記外側チューブ65の端部に外嵌接合され、遠位側ス
リーブ部70Bは、バルーン62を貫通するガイドワイ
ヤ通過用チューブ66の遠位端付近に接合される。尚、
外側チューブ65には、押込力伝達性の向上のため、近
位側と遠位側とで異なる複数のチューブ材料を接続して
用いることが多い。
【0004】このようなバルーンカテーテル60を用い
たPTCA(Percutaneous Translumin Coronary Angio
plasty)の術例は、以下の通りである。先ず、ガイドワ
イヤルーメン67にガイドワイヤ(図示せず)を挿通
し、ガイドワイヤの先端を患者の大動脈を経て冠動脈内
の狭窄部や閉塞部の病変部位に先行して通過させる。次
に、マニフォールド63を操作し、前記ガイドワイヤに
沿ってバルーン62を挿入して病変部位に一致させ、次
いで、注射器などによりインフレーションルーメン64
を通して圧力流体をバルーン62に加え、バルーン62
を膨張させて、病変部位を拡張治療する。この後、バル
ーン62を減圧収縮させて折り畳み、体外へ抜去するこ
とで、PTCAを終了する。前記ガイドワイヤとして
は、特公平4−5467号公報、特公平4−25024
号公報に記載されているように、先端部が金属スプリン
グからなり、基幹部が金属製ワイヤからなるものが挙げ
られる。
【0005】近年のPTAやPTCAにおいては、屈曲
度や狭窄度が高度な病変部位、例えば、血管壁が非常に
硬い石灰化病変部位を拡張治療することが求められ、ス
テント(血管内膜剥離などが生じた場合の緊急処置とし
て血流量を確保するため、もしくは、再度の狭窄発生を
防止するために、狭窄部を拡張した後に留置する金属製
のメッシュやコイル)を病変部位に誘導し拡張治療する
ことも行われている。このとき、病変部位を拡張治療す
るのは1回に限らず、通常、数回の拡張治療を必要とす
る。これは、拡張治療後にバルーンを体外へ抜去し、造
影により狭窄部が完全に拡張していないことを確認した
場合、狭窄部が完全に拡張するまで繰り返し、バルーン
を当該病変部位に誘導し拡張する必要があるからであ
る。
【0006】このようなバルーンカテーテルが製品提供
される時は、図10(a)の概略断面図に示すように、
上記バルーン62は収縮され、その外径を最小にされて
ガイドワイヤ通過用チューブ66の周囲に折り畳まれた
状態にある。よって、最初の使用時には、バルーン62
は狭窄部を難なく通過し、同図(b)の概略断面図に示
すように、バルーン62は内圧を高められて拡張する。
しかし、バルーン62を体外へ抜去する際に減圧収縮さ
せても、同図(a)に示した折畳み状態に復帰せず、同
図(c)の概略断面図に示すように、バルーンが径方向
に水平に広がり両翼68a,68bが形成される現象
(ウインギングと呼ばれる。)が生じ、その両翼全体の
長さ(以下、ウインギング長と呼ぶ。)が、折畳み状態
のバルーン外径は勿論、バルーンの公称径よりも大きく
なるため、同バルーンを用いて再度の拡張治療を行うの
が難しいという問題がある。すなわち、図11に示すよ
うに、前記両翼68a,68bにより2分されたテーパ
ー部69Bが血管71の内腔の狭窄部72に当たりそれ
以上に進行できなくなることがある。これは、ウインギ
ング時の遠位側テーパー部69Bが急激な段差を形成す
るためと考えられる。特に、石灰化やステント留置によ
る硬い病変部位に、このようなウインギングが生じたバ
ルーンを通過させる際、術者は非常に大きな抵抗を感
じ、尚も前記バルーンを無理に進行させると、ステント
を血管の遠位側へ押しやり、ステントの位置ずれを起こ
す危険性が多分にある。
【0007】上記と同種の問題は、日本国特許第267
1961号公報にも詳細に記載されており、バルーン
を、ウインギングを生じさせずに折畳み状態に復帰させ
得るバルーンカテーテルが開示されている。このバルー
ンカテーテルは、長手方向の縦溝付きのバルーンを備
え、拡張時のバルーンには前記縦溝が消え、収縮時のバ
ルーンは前記縦溝に沿って折畳み状態に復帰するという
ものである。
【0008】しかしながら、前記公報記載のバルーンで
は、一定以上の高い内圧を加えないと拡張時に縦溝が残
り、その断面の外形が真円形にならない問題がある。前
記断面の外形が真円形にならないと、狭窄部を全周に亘
り一様に拡張できず、短期間で再狭窄が生じる危険性が
高いからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の諸問題に鑑み、
本発明が解決しようとするところは、石灰化が生じまた
はステント留置された硬い病変部位などを再通過させる
際にも、ウインギングの影響による押込時の高い抵抗力
を大幅に低減せしめるバルーンを備えたバルーンカテー
テルを提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、第1発明は、外側チューブの内部にガイドワイヤ通
過用チューブを配設してなるカテーテルシャフトの遠位
端に、直管部と、この直管部の両端に隣接し漸次縮径す
る近位側および遠位側テーパー部と、これらテーパー部
両端に隣接する近位側および遠位側スリーブ部とを有し
てなるバルーンを接合して構成される医療用バルーンカ
テーテルであって、前記遠位側スリーブ部および近位側
スリーブ部の少なくとも一方が、当該スリーブ部と隣接
するテーパー開始位置の一部を長軸方向にずらす形状を
有し、当該遠位側スリーブの内面と前記ガイドワイア通
過用チューブの外面とが接合され且つ当該近位側スリー
ブ部と前記外側チューブの端部とが接合されてなること
を特徴とするものである。
【0011】ここで、前記のスリーブ部と隣接するテー
パー開始位置の長軸方向のずれを0.3mm〜10.0
mmの範囲内に調整することが好ましい。
【0012】また、第2発明は、外側チューブの内部に
ガイドワイヤ通過用チューブを配設してなるカテーテル
シャフトの遠位端に、直管部と、この直管部の両端に隣
接し漸次縮径する近位側および遠位側テーパー部と、こ
れらテーパー部両端に隣接する近位側および遠位側スリ
ーブ部とを有してなるバルーンを接合して構成される医
療用バルーンカテーテルであって、前記遠位側テーパー
部および近位側テーパー部の少なくとも一方における当
該テーパー部の傾斜角度を周方向に亘り変化させ、当該
遠位側スリーブの内面と前記ガイドワイア通過用チュー
ブの外面とが接合され且つ当該近位側スリーブ部と前記
外側チューブの端部とが接合されてなることを特徴とす
るものである。
【0013】ここで、前記傾斜角度の最大値と最小値と
の差を2゜〜30゜の範囲内に調整することが好まし
い。
【0014】そして、上記第1および第2発明において
は、直管部の長軸方向長さを8mm〜80mmの範囲内
に調整することが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る医療用バル
ーンカテーテルの種々の実施形態について図面を参照し
ながら説明する。
【0016】図1は、第1発明に係るバルーンカテーテ
ル1の第1実施例の先端部付近を示す概略断面図であ
る。
【0017】本実施例のバルーンカテーテル1は、外側
チューブ3の内腔にガイドワイヤ通過用チューブ4を配
設してなるカテーテルシャフト2にバルーン10を接合
してなり、前記バルーン10は、チューブ形状を有し、
内圧調節により膨張または収縮する直管部11と、この
直管部11の両端に隣接し漸次縮径する近位側および遠
位側テーパー部12A,12Bと、これらテーパー部1
2A,12Bの両端に隣接し、前記外側チューブ3の遠
位端およびガイドワイヤ通過用チューブ4の外周面と接
合する近位側および遠位側スリーブ部13A,13B
と、を備えて構成されるものである。
【0018】前記外側チューブ3の遠位端の外周面は、
耐圧性能を考慮したうえで縮径され、この縮径部分に近
位側スリーブ部13Aが外嵌接合されている。これによ
り、両者接合後に生じる段差を小さくすることができ
る。また、ガイドワイヤ通過用チューブ4の外周面と外
側チューブ3の内周面との間には、バルーン10に内圧
を加えるために導入する生理食塩水や造影剤などの圧力
流体を通すインフレーションルーメン14が形成されて
おり、ガイドワイヤ通過用チューブ4の内腔(ガイドワ
イヤルーメン)15には、上述したガイドワイヤが挿通
される。また、ガイドワイヤ通過用チューブ4の最遠位
端4aは、狭い血管内や高度な狭窄部をスムーズに進行
可能なように、先端に向かうに従い外径が漸次縮径する
先細形状に加工されている。尚、カテーテルシャフト基
端(図示せず)においては、インフレーションルーメン
14とガイドワイヤルーメン15とに連通するポートを
備えたマニフォールドが接続される。
【0019】また、前記遠位側スリーブ部13Bは、隣
接するテーパー開始位置の一部16aを長軸方向遠位側
に所定距離(Ld)ずらすように成形されており、より
具体的には、遠位側テーパー部12Bの遠位端内周に亘
るテーパー開始位置が、最近位側のテーパー開始位置1
6bを起点として周方向に亘り漸次遠位側にずれてゆ
き、最遠位側のテーパー開始位置16aに至る形状を有
するように成形されている。このとき、最近位側と最遠
位側とのテーパー開始位置16b,16a間の長軸方向
距離が、図示したLdである。このようなバルーン10
にウィンギングが生じたときの直管部11における概略
断面図を図2に示す。同図によれば、バルーン10の直
管部11には、ガイドワイヤ通過用チューブ4の周囲に
両翼11a,11bが形成しており、これら両翼11
a,11bは、前記の最近位側と最遠位側とのテーパー
開始位置16b,16aを起点として生じることとな
る。これにより、両翼11a,11bの発生位置を制御
することができ、また、ウィンギング発生時の遠位側テ
ーパー部12Bは、両翼11a,11bに二分されて現
れるが、互いに長軸方向に位置がずれて2段階の段差を
形成し、急激な段差を形成しなくなるので、ウィンギン
グが発生したバルーンを、石灰化しまたはステント留置
した病変部位などに通過させる際の抵抗力が大幅に低減
されるのである。以上の効果を十分に発揮させるには、
前記Ldが、0.3mm〜10.0mm、特には0.5
mm〜8mmの範囲内に調整されるのが好ましい。
【0020】また、前記直管部11は、遠位側テーパー
部12Bの終端位置から近位側テーパー部12Aの終端
位置に至る部位であり、実質的に病変部位を拡張する部
位となる。上記の遠位側テーパー部12Bのテーパー開
始位置16aが遠位側にずれることにより、対応するテ
ーパー終端位置も遠位側にずれ、直管部11の長軸方向
長さは、一定ではなく周方向に亘り漸次変化するものと
なる。また、PTCAバルーンカテーテルの治療対象と
なる冠動脈における最短の狭窄長は8.0mm程度であ
り、PTAバルーンカテーテルの治療対象となる他の血
管内腔については、鎖骨下静脈などにおいて約80.0
mm長に達する狭窄部があり、これら種々の病変部位に
対応するため、直管部11の長軸方向長さは、最短部分
で、8.0mm〜80.0mmの範囲内に調整されるの
が好適である。
【0021】このようなバルーン10は、拡張時に導入
する内圧に対して十分な強度を有するために、ブロー成
形法により作製されるのが好ましい。具体的には、先
ず、押出成形により所定の内径と外径を有するチューブ
状パリソンを作製し、このパリソンを室温で軸方向に2
〜7倍長にまで引張り延伸し、その後工程として、後に
直管部に成形される部位の軸方向両外側部、すなわち、
後にテーパー部とスリーブ部に成形される部位を局所的
に加熱しつつ、前記両外側部のみを軸方向に引張り延伸
する。これにより、成形後のテーパー部とスリーブ部と
を充分に薄肉化することが可能となる。
【0022】こうして所定長さを有するようにプリフォ
ームしたパリソンをブロー成形金型内のキャビティに移
送し、同金型を閉じて、内部に圧縮空気を吹込んでパリ
ソンを膨らませ、キャビティ形状に成形して上記バルー
ンの直管部11、テーパー部12A,12Bおよびスリ
ーブ部13A,13Bを形作る。尚、前記キャビティ形
状は、成形品であるバルーンの形状よりも若干大きくな
るように設定するのが望ましい。また、バルーンの形状
寸法を安定化させるべく、必要に応じて熱固定処理を施
してもよい。上記パリソンに用いる樹脂材料としては、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレ
ン、ポリビニルアセテート、アイオノマー、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアミド(ナイロン66,ナイロン12な
ど)、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマーおよびポリウレタン系熱可塑
性エラストマーなどの1種類あるいは2種類以上を混合
して用いることができ、また、これら樹脂材料を組み合
わせた複層構造のパリソンを用意できる。尚、本発明
は、バルーンの製造条件や材料について何ら制限するも
のではなく、例えば、特開平3−57462号公報、特
開平3−57463号公報および特公平3−37949
号公報などに記載された製造条件や材料を用いてもよ
い。
【0023】更に、上記ブロー成形の後、前記近位側お
よび遠位側スリーブ部の薄肉化をより正確に行うべく、
直管部およびテーパー部を金型にて固定し、近位側スリ
ーブ部または遠位側スリーブ部のみを引張り延伸しても
良いし、もしくは、より薄肉化させるべく、前記スリー
ブ部にセンターレス研削などによる研削加工を施しても
良い。
【0024】また、上記カテーテルシャフト2を構成す
る外側チューブ3やガイドワイヤ通過用チューブ4は、
熱可塑性樹脂からなる場合は押出成形法により、ポリイ
ミドなどの熱硬化性樹脂からなる場合は、ディップ/キ
ュア成形法により作製される。外側チューブ3には、比
較的軟質で、曲げ弾性率や引張り強度の低い、ナイロ
ン、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマ
ー、ポリウレタンエラストマーおよびポリエチレンなど
が好適である。特に、ガイドワイヤ通過用チューブ4に
は、ガイドワイヤに対して良好な滑り性を確保すべく、
高密度ポリエチレンなどを用い、ガイドワイヤルーメン
と挿通したガイドワイヤとの間に0.014mm程度の
クリアランスを設けることが好ましい。尚、基端に位置
するマニフォールドに接続する近位側の外側チューブ材
料には、押込力向上のため、前記の軟質な外側チューブ
材料とは異なり、比較的硬質で、曲げ弾性率や引張り強
度が高い材料を用いるのが好ましい。
【0025】次に、第2発明に係るバルーンカテーテル
の第2実施例について説明する。図3は、本実施例の先
端部付近を示す概略断面図である。
【0026】本実施例のバルーンカテーテル20は、外
側チューブ3の内部にガイドワイヤ通過用チューブ4を
配設してなるカテーテルシャフト2にバルーン30を接
合してなり、このバルーン30は、チューブ形状を有
し、内圧調節により膨張または収縮する直管部31と、
この直管部31の両端に隣接し漸次縮径する近位側およ
び遠位側テーパー部32A,32Bと、これらテーパー
部32A,32Bの両端に隣接し、前記外側チューブ3
の遠位側端部とガイドワイヤ通過用チューブ4の外周面
とに接合する近位側および遠位側スリーブ部33A,3
3Bと、を備えて構成されるものである。尚、上記第1
実施例における符号と同一符号の構成部材は略同一構成
を有するものとして、その詳細な説明を省略する。ま
た、前記近位側スリーブ部33Aと外側チューブ3との
接合方法、ガイドワイヤ通過用チューブ4と遠位側スリ
ーブ部33Bとの接着方法およびそれらの材質について
は、上記第1実施例と略同様であるから、詳細な説明を
省略する。
【0027】前記遠位側テーパー部32Bの長軸方向に
対する傾斜角度は漸次変化しており、具体的には、遠位
側テーパー部32Bは、図示するようにその傾斜角度が
最小値(θ2)から始まり、周方向に亘り漸次変化して
最大値(θ1)に至る形状を有するように成形される。
従って、図4の直管部31の概略断面図に示すように、
ウィンギングが生じたときに、ガイドワイヤ通過用チュ
ーブ4の周囲に両翼31a,31bが生じても、これら
両翼31a,31bは傾斜角度の最大値(θ1)と最小
値(θ2)とに対応する位置を起点として生じることと
なる。これにより、両翼31a,31bの発生位置を制
御することができ、また、ウィンギング発生時の遠位側
テーパー部32Bは、両翼31a,31bに二分されて
現れるが、急激な段差を形成しなくなるので、ウィンギ
ングが発生したバルーンを、石灰化しまたはステント留
置した病変部位などに通過させる際の抵抗力が大幅に低
減される。このような抵抗力の低減を十分に実効せしめ
るためには、前記傾斜角度の最大値と最小値との角度差
(θ1−θ2)を2゜〜30゜、特には5゜〜25゜の
範囲内に調整するのが好ましい。
【0028】また、前記直管部31は、遠位側テーパー
部32Bの終端位置から近位側テーパー部32Aの終端
位置に至る部位であり、実質的に病変部位を拡張する部
位となる。本実施例では、遠位側テーパー部32Bの傾
斜角度が変化することにより、対応する遠位側テーパー
部32Bの終端位置も長軸方向にずれ、直管部31の長
軸方向長さが周方向に亘り変化することとなる。このよ
うな直管部31の長軸方向長さは、上記第1実施例と同
じ理由から、種々の病変部位に対応すべく、最短部分
で、8.0mm〜80.0mmの範囲内に調整されるの
が好適である。
【0029】以上、上記の各実施例では、主に遠位側ス
リーブ部の構成について述べたが、本発明では、近位側
スリーブ部についても外側チューブに対して同様の構成
を採用することが可能である。この場合、バルーンカテ
ーテルを後退させる際の抵抗力を低減できるため、血管
の内膜などを傷つけて術後の合併症を起こす危険性を減
らすことができる。
【0030】また、上記第1実施例と第2実施例とを組
み合わせ、テーパー開始位置のずらす距離や、テーパー
部の最大傾斜角度と最小傾斜角度との差を最適調整する
ことで、より好ましいバルーンカテーテルが得られるこ
とは当業者にとって自明なことである。
【0031】また、上記実施例では、コ・アキシャル・
タイプのカテーテルについて述べたが、本発明は、コ・
アキシャル・タイプ以外のバルーンカテーテルにも適用
可能であり、例えば、特開平7−132147号公報に
記載の複数軸をもつタイプにも適用できることは言うま
でもない。更には、本発明は、用途に応じて、オーバー
・ザ・ワイヤ型やモノレール型などの各種バルーンカテ
ーテルに適用してもよい。
【0032】そして、上記実施例に代表される本発明
は、冠動脈狭窄治療用のPTCAバルーンカテーテルに
限らず、冠動脈以外の末梢血管において適用し、透析シ
ャントに適用できることは当業者にとっては明白であ
り、更には、バルーンを通過させるのが困難な体内のあ
らゆる内腔において適用可能であることはいうまでもな
い。
【0033】
【実施例】以下、本発明に係るより具体的な実施例と比
較例について詳説するが、以下の実施例は本発明を何ら
限定するものではない。
【0034】(実施例1)図1に示したように上記第1
実施例のバルーンカテーテル1を作製した。すなわち、
カテーテルシャフト2は、外側チューブ3の内腔にガイ
ドワイヤ通過用チューブ4を配設してなる2重管構造を
有するコ・アキシャル・タイプのものであり、ガイドワ
イヤ通過用チューブ4としては、内径が0.42mm、
外径が0.56mm、全長が約30cmのポリエチレン
製チューブを用い、また、外側チューブ3としては、内
径が0.70mm、外径が0.88mm、全長が約25
cmのポリアミド系樹脂「PEBAX」(型番「723
3SA00」;Atochem社製)からなるチューブ
を用いた。尚、通常のカテーテルシャフトは、その全長
が135cm程度であり、約105cmの全長を有する
近位側セグメントと、約30cmの全長を有する遠位側
セグメントとから構成されるが、本実施例では、遠位側
のみを評価すれば足りるため、近位側セグメントの構成
を採用しない。
【0035】前記カテーテルシャフト2の遠位端に接合
するバルーン10の作製手順は以下の通りである。先
ず、樹脂材料として「Hytrel」(デュポン社製;
ショアー硬度72D)を用いたパリソン(内径0.60
mm;外径1.03mm)を室温で軸方向に3倍に引張
り延伸し、次に、約13mm長さの中央部の軸方向両外
側3cm部分を局所的に加熱(温度90℃)しつつ、前
記両外側3cmの部分を軸方向に更に2倍に引張り延伸
し、プリフォームしたパリソンを用意する。この後、ブ
ロー成形金型のキャビティに前記パリソンを移送し、キ
ャビティの片端に栓をし、もう片端に高圧エアー源を接
続する。次いで、同金型を閉じ、約90℃に加熱して、
280psiのエアーをパリソンの内部に吹き込み、公
称径(公称圧6atmを加えたときのバルーン径)が
3.0mmとなるバルーンを成形した。
【0036】このバルーン10の各部寸法は、図5に示
すように、直管部11の長軸方向の長さが18.0m
m、その肉厚が0.020mm、遠位側スリーブ部13
Bの内径が0.57mm、その外径が0.70mm、同
スリーブ部の最遠位側と最近位側とのテーパー開始位置
16a,16b間の差(Ld)が3.0mm、同スリー
ブ部の最小長さが2.0mm、遠位側テーパー部12B
の長軸方向長さが4.5mm、近位側テーパー部12A
の長軸方向の長さが4.1mm、近位側スリーブ部13
Aの長さが3.0mm、その内径が0.89mm、その
外径が0.99mmである。
【0037】このようなバルーン10を接着剤「401
1」(Loctite社製)を用いて上記カテーテルシ
ャフト2に接合し、このカテーテルシャフト2の基端を
マニフォールドに接続して、本実施例のバルーンカテー
テル(遠位側セグメント)を作製した。ここで、近位側
スリーブ部13Aは、外側チューブ3の遠位端外径を接
着しろ(長軸方向長さ3mm)にわたり縮径した部分に
外嵌接合され、また、遠位側スリーブ部13Bは、ガイ
ドワイア通過用チューブ4の外周面(接着しろが長軸方
向長さ2mm)に接合された。
【0038】(比較例)バルーンの各部寸法および形状
を、図6に示すように設定する以外は、前記実施例1と
同様にして本比較例のバルーンカテーテルを作製した。
図6に示すように、本比較例に係るバルーン40の各部
寸法は、直管部41の長軸方向の長さが18.0mm、
その肉厚が0.020mm、遠位側スリーブ部42Bの
内径が0.57mm、その外径が0.70mm、その長
さが2.0mm、遠位側テーパー部43Bの長軸方向の
長さが4.5mm、近位側テーパー部43Aの長軸方向
長さが4.1mm、近位側スリーブ部42Aの長さが
3.0mm、その内径が0.89mm、その外径が0.
99mmである。尚、遠位側スリーブ部42Bは、その
長軸方向に対する傾斜角度が周方向に亘り一定となるよ
うに(θ1=θ2)成形された。
【0039】(評価方法)図7に示すような実験系を用
いた。すなわち、内径が3.5mm、長軸方向長さが2
0cmのポリウレタン製チューブ50の先端面に、内径
が3.0mm、長軸方向長さが5cmの金属製チューブ
51を突き合わせて同軸接続することで、狭窄部を有す
る血管内腔を想定した実験環境を用意し、これらチュー
ブ内腔にガイドワイヤ52を挿通させ、次いで、意図的
に水平状態のウィンギングを生じさせたバルーンカテー
テル53を前記ガイドワイヤ52に沿って進行させ、バ
ルーン54がポリウレタン製チューブ50と金属製チュ
ーブ51との境界を通過する際、マニフォールド55に
保持治具56を用いて固定されたフォースゲージ57の
読み値の最大値を測定値として記録し、各測定値に基づ
いて当該バルーンカテーテルを評価した。尚、金属チュ
ーブ51の内径は、前記バルーン54の両翼54a,5
4bに亘るウィンギング長より小さく設定されている。
【0040】(評価結果1)以上の実験系を用いた上記
実施例1および比較例のバルーンカテーテルでの測定値
は、実施例1:28グラム重、比較例:51グラム重で
あり、実施例1は、比較例と比べると抵抗力が大幅に低
減していることが確認された。
【0041】(実施例2)次に、図3に示したように上
記第2実施例のバルーンカテーテルを作製し、バルーン
の各部寸法および形状を、図8に示すように設定する以
外は、上記実施例1と同様にして本実施例のバルーンカ
テーテルを作製した。図8に示すように、バルーン30
の各部寸法は、遠位側テーパー部32Bの最大傾斜角度
(θ1)が15゜、最小傾斜角度(θ2)が8゜、これ
らの差(θ1−θ2)が7゜であり、直管部31の長軸
方向長さが18.0mm、その肉厚が0.020mm、
遠位側スリーブ部33Bの内径が0.57mm、その外
径が0.70mm、その長さが2.0mm、近位側スリ
ーブ部33Aの長さが3.0mm、その内径が0.89
mm、その外径が0.99mmである。
【0042】(評価結果2)前記実施例2および上記比
較例のバルーンカテーテルでの測定値は、実施例2:3
8グラム重、比較例:51グラム重であり、実施例2に
おいても、遠位側テーパー部のテーパー開始位置が周方
向に亘り同じである比較例と比べると、抵抗力が大幅に
低減していることが確認された。
【0043】
【発明の効果】以上の如く、第1発明の医療用バルーン
カテーテルによれば、前記遠位側スリーブ部および近位
側スリーブ部の少なくとも一方が、当該スリーブ部と隣
接するテーパー開始位置の一部を長軸方向にずらす形状
を有し、当該遠位側スリーブの内面と前記ガイドワイア
通過用チューブの外面とが接合され且つ当該近位側スリ
ーブ部と前記外側チューブの端部とが接合されるので、
ウィンギング発生時の遠位側テーパー部は、両翼に二分
されて現れるが、互いに長軸方向に位置がずれて2段階
の段差を形成することとなり、急激な段差を形成しない
ので、ウィンギングが発生したバルーンを石灰化しまた
はステント留置した病変部位などに通過させる際の抵抗
力を大幅に低減させることが可能となり、血管内腔を傷
つけたり、ステントを血管の遠位側へ押しやりステント
の位置ずれを起こしたりする危険性が大幅に低減され
る。
【0044】また、第2発明の医療用バルーンカテーテ
ルによれば、遠位側テーパー部および近位側テーパー部
の少なくとも一方における当該テーパー部の傾斜角度を
周方向に亘り変化させるので、ウィンギング発生時の遠
位側テーパー部は、両翼に二分されて現れるが、急激な
段差を形成しないので、前記第1発明と同様に、ウィン
ギングが発生したバルーンを石灰化しまたはステント留
置した硬い病変部位などに通過させる際の抵抗力を大幅
に低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバルーンカテーテルの第1実施例
を示す概略断面図である。
【図2】第1実施例のバルーンカテーテルにウインギン
グが生じた状態を示す説明図である。
【図3】本発明に係るバルーンカテーテルの第2実施例
を示す概略断面図である。
【図4】第2実施例のバルーンカテーテルにウインギン
グが生じた状態を示す説明図である。
【図5】実施例1に係るバルーンの各部寸法を示す概略
断面図である。
【図6】比較例に係るバルーンの各部寸法を示す概略断
面図である。
【図7】実験環境を説明するための概略図である。
【図8】実施例2に係るバルーンの各部寸法を示す概略
断面図である。
【図9】従来のバルーンカテーテルを示す概略断面図で
ある。
【図10】バルーンカテーテルの直管部の状態を示す概
略断面図であり、(a)は折畳み状態、(b)は拡張状
態、(c)はウインギングが生じた状態を示す図であ
る。
【図11】ウインギングが生じたバルーンカテーテルが
狭窄部に当たる状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 バルーンカテーテル 2 カテーテルシャフト 3 外側チューブ 4 ガイドワイヤ通過用チューブ 4a ガイドワイヤ通過用チューブの最遠位端 10 バルーン 11 直管部 11a,11b ウィンギング状態の直管部に生じた翼 12A 近位側テーパー部 12B 遠位側テーパー部 13A 近位側スリーブ部 13B 遠位側スリーブ部 14 インフレーションルーメン 15 ガイドワイヤルーメン 16a 最遠位側のテーパー開始位置 16b 最近位側のテーパー開始位置 20 バルーンカテーテル 30 バルーン 31 直管部 32A 近位側テーパー部 32B 遠位側テーパー部 33A 近位側スリーブ部 33B 遠位側スリーブ部 40 バルーン 41 直管部 42A 近位側スリーブ部 42B 遠位側スリーブ部 43A 近位側テーパー部 43B 遠位側テーパー部 50 ポリウレタン製チューブ 51 金属製チューブ 52 ガイドワイヤ 53 バルーンカテーテル 54 バルーン 55 マニフォールド 56 保持治具 57 フォースゲージ 60 バルーンカテーテル 61 カテーテルシャフト 62 バルーン(拡張体) 63 マニフォールド 64 インフレーションルーメン 65 外側チューブ(外管) 66 ガイドワイヤ通過用チューブ(内管) 67 ガイドワイヤルーメン 68 直管部 69A,69B テーパー部 70A,70B スリーブ部 71 血管 72 狭窄部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側チューブの内部にガイドワイヤ通過
    用チューブを配設してなるカテーテルシャフトの遠位端
    に、直管部と、この直管部の両端に隣接し漸次縮径する
    近位側および遠位側テーパー部と、これらテーパー部両
    端に隣接する近位側および遠位側スリーブ部とを有して
    なるバルーンを接合して構成される医療用バルーンカテ
    ーテルであって、前記遠位側スリーブ部および近位側ス
    リーブ部の少なくとも一方が、当該スリーブ部と隣接す
    るテーパー開始位置の一部を長軸方向にずらす形状を有
    し、当該遠位側スリーブの内面と前記ガイドワイア通過
    用チューブの外面とが接合され且つ当該近位側スリーブ
    部と前記外側チューブの端部とが接合されてなることを
    特徴とする医療用バルーンカテーテル。
  2. 【請求項2】 スリーブ部と隣接するテーパー開始位置
    の長軸方向のずれを0.3mm〜10.0mmの範囲内
    に調整してなる請求項1記載の医療用バルーンカテーテ
    ル。
  3. 【請求項3】 外側チューブの内部にガイドワイヤ通過
    用チューブを配設してなるカテーテルシャフトの遠位端
    に、直管部と、この直管部の両端に隣接し漸次縮径する
    近位側および遠位側テーパー部と、これらテーパー部両
    端に隣接する近位側および遠位側スリーブ部とを有して
    なるバルーンを接合して構成される医療用バルーンカテ
    ーテルであって、前記遠位側テーパー部および近位側テ
    ーパー部の少なくとも一方における当該テーパー部の傾
    斜角度を周方向に亘り変化させ、当該遠位側スリーブの
    内面と前記ガイドワイア通過用チューブの外面とが接合
    され且つ当該近位側スリーブ部と前記外側チューブの端
    部とが接合されてなることを特徴とする医療用バルーン
    カテーテル。
  4. 【請求項4】 前記傾斜角度の最大値と最小値との差を
    2゜〜30゜の範囲内に調整してなる請求項3記載の医
    療用バルーンカテーテル。
  5. 【請求項5】 前記直管部の長軸方向長さを8mm〜8
    0mmの範囲内に調整してなる請求項1〜4の何れか1
    項に記載の医療用バルーンカテーテル。
JP12968299A 1999-05-11 1999-05-11 医療用バルーンカテーテル Expired - Fee Related JP4435903B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12968299A JP4435903B2 (ja) 1999-05-11 1999-05-11 医療用バルーンカテーテル
KR1020077006301A KR20070037518A (ko) 1999-05-11 2000-05-11 풍선 카테테르
CNB008073473A CN1206003C (zh) 1999-05-11 2000-05-11 气球导管
US09/980,979 US6960186B1 (en) 1999-05-11 2000-05-11 Balloon catheter
KR1020107017603A KR101112717B1 (ko) 1999-05-11 2000-05-11 풍선 카테테르
PCT/JP2000/003005 WO2000067831A1 (fr) 1999-05-11 2000-05-11 Catheter a ballonnet
CNB2004100384686A CN100368034C (zh) 1999-05-11 2000-05-11 气球导管
EP00925609A EP1192970B1 (en) 1999-05-11 2000-05-11 Balloon catheter
CNB2004100384671A CN100368033C (zh) 1999-05-11 2000-05-11 气球导管
KR1020017014282A KR20020010645A (ko) 1999-05-11 2000-05-11 풍선 카테테르
CA002369307A CA2369307C (en) 1999-05-11 2000-05-11 Balloon catheter
HK02108412.1A HK1046870B (zh) 1999-05-11 2002-11-20 氣球導管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12968299A JP4435903B2 (ja) 1999-05-11 1999-05-11 医療用バルーンカテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000316976A true JP2000316976A (ja) 2000-11-21
JP4435903B2 JP4435903B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=15015579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12968299A Expired - Fee Related JP4435903B2 (ja) 1999-05-11 1999-05-11 医療用バルーンカテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4435903B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029237A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd 体内留置用バルーンカテーテル
JP2014176720A (ja) * 2009-03-27 2014-09-25 Circulite Inc 経中隔カニューレ装置、コアキシャルバルーン送達装置、およびそれらを使用する方法
JP2018000634A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 株式会社カネカ バルーンカテーテル

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4413989A (en) * 1980-09-08 1983-11-08 Angiomedics Corporation Expandable occlusion apparatus
US4944745A (en) * 1988-02-29 1990-07-31 Scimed Life Systems, Inc. Perfusion balloon catheter
WO1992017236A1 (en) * 1991-04-05 1992-10-15 Boston Scientific Corporation Adjustably stiffenable convertible catheter assembly
JPH05500922A (ja) * 1990-03-16 1993-02-25 メドトロニック インコーポレーテッド 拡張カテーテル
US5330499A (en) * 1992-12-28 1994-07-19 Nozomu Kanesaka Catheter exchange system
US5423754A (en) * 1990-09-20 1995-06-13 Scimed Life Systems, Inc. Intravascular catheter
JPH1024098A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Terumo Corp バルーン及びバルーンカテーテル
GB2317565A (en) * 1996-09-27 1998-04-01 Rashid Mazhaar Composite aortic cannula

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4413989A (en) * 1980-09-08 1983-11-08 Angiomedics Corporation Expandable occlusion apparatus
US4944745A (en) * 1988-02-29 1990-07-31 Scimed Life Systems, Inc. Perfusion balloon catheter
JPH05500922A (ja) * 1990-03-16 1993-02-25 メドトロニック インコーポレーテッド 拡張カテーテル
US5423754A (en) * 1990-09-20 1995-06-13 Scimed Life Systems, Inc. Intravascular catheter
WO1992017236A1 (en) * 1991-04-05 1992-10-15 Boston Scientific Corporation Adjustably stiffenable convertible catheter assembly
US5330499A (en) * 1992-12-28 1994-07-19 Nozomu Kanesaka Catheter exchange system
JPH1024098A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Terumo Corp バルーン及びバルーンカテーテル
GB2317565A (en) * 1996-09-27 1998-04-01 Rashid Mazhaar Composite aortic cannula

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029237A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd 体内留置用バルーンカテーテル
JP2014176720A (ja) * 2009-03-27 2014-09-25 Circulite Inc 経中隔カニューレ装置、コアキシャルバルーン送達装置、およびそれらを使用する方法
JP2018000634A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 株式会社カネカ バルーンカテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
JP4435903B2 (ja) 2010-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5425712A (en) Dilatation catheter having soft bumper tip
US5304132A (en) Limacon geometry balloon angioplasty catheter systems and method of making same
JP4345229B2 (ja) バルーンカテーテル及びそれに用いるカテーテルシャフトとバルーンとの製造方法
JP3713048B2 (ja) 補強された長円形状の横断面を備えたカテーテル
US6027475A (en) Catheter shaft with an oblong transverse cross-section
US5573508A (en) Catheter with an expandable perfusion lumen
US8021330B2 (en) Balloon catheter for crossing a chronic total occlusion
KR101112717B1 (ko) 풍선 카테테르
JP4985398B2 (ja) カテーテル
US7753875B2 (en) Preform and balloon having a non-uniform thickness
US20100286721A1 (en) Dilatation Catheter with Enhanced Distal End for Crossing Occluded Lesions
US20090254113A1 (en) Dilatation balloon with ridges and methods
JP2005021684A (ja) 自動センタリング先端部を備えたバルーンカテーテル
JP2007521103A (ja) トルクを有するバルーンアセンブリ
EP1601401A1 (en) Mold for forming medical balloon
WO2003039628A2 (en) Balloon catheter with non-slip balloon
WO1997025093A1 (en) Fluted balloon catheter
US6712833B1 (en) Method of making a catheter balloon
US20090234282A1 (en) Outer Catheter Shaft to Balloon Joint
US8469989B2 (en) Pushable coaxial balloon catheter
JP4435903B2 (ja) 医療用バルーンカテーテル
JP5026278B2 (ja) 医療用複合バルーン
JP2002253678A (ja) 医療用バルーンカテーテル
JP5428209B2 (ja) 医療用バルーンカテーテル
WO2024145193A1 (en) Medical device having stepped lead wire

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070501

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070702

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070814

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4435903

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees