JP2000316844A - 輪郭抽出方法および装置並びに放射線断層撮影装置 - Google Patents

輪郭抽出方法および装置並びに放射線断層撮影装置

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JP2000316844A
JP2000316844A JP11131204A JP13120499A JP2000316844A JP 2000316844 A JP2000316844 A JP 2000316844A JP 11131204 A JP11131204 A JP 11131204A JP 13120499 A JP13120499 A JP 13120499A JP 2000316844 A JP2000316844 A JP 2000316844A
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Akiko Sato
彰子 佐藤
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GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状に連続する画像について外周輪郭だけを
求める輪郭抽出方法および装置並びにそのような輪郭抽
出装置を備えた放射線断層撮影装置を実現する。 【解決手段】 2値画像(522)において環状に連続
する画像で囲まれた地の部分について画素値を2値画像
の画素値と同じにし(550)、そのような2値画像の
輪郭を求める(562)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪郭抽出方法およ
び装置並びに放射線断層撮影装置に関し、特に、中間調
画像の輪郭を抽出する方法および装置並びに放射線断層
撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線断層撮影装置の一例として、例え
ば、X線CT(computed tomograph
y)装置がある。放射線断層撮影装置においては、放射
線としてはX線が利用される。X線発生にはX線管が使
用される。X線管を含むX線照射装置は、撮影範囲を包
含する幅を持ちそれに垂直な方向に厚みを持つX線ビー
ム(beam)を照射する。X線ビームの厚みはコリメ
ータ(collimator)のX線通過開口(アパー
チャ:aperture)の開度を調節することにより
変更できるようになっており、これによって撮影のスラ
イス(slice)厚を調節する。
【0003】X線検出装置は、X線ビームの幅の方向に
多数(例えば1000個程度)のX線検出素子をアレイ
(array)状に配列した多チャンネル(chann
el)のX線検出器を有し、それによってX線を検出す
るようになっている。X線照射・検出装置を撮像対象の
周りで回転(スキャン:scan)させて、撮像対象の
周囲の複数のビュー(view)方向でそれぞれX線に
よる撮像対象の投影像(プロジェクション:proje
ction)を測定し、それらプロジェクションに基づ
いて断層像を生成(再構成)する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】腹部の体軸断層像に含
まれる皮下脂肪像の外周輪郭を抽出し、その長さを計測
すれば撮像対象の腹囲を求めることができるが、皮下脂
肪像のように環状をなす画像について通常の輪郭抽出処
理を行うと、外周および内周の輪郭を抽出してその和を
輪郭長とするので、撮像対象の腹囲すなわち外周の輪郭
長だけを得ることはできないという問題があった。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、環状に連続する画像につい
て外周輪郭だけを求める輪郭抽出方法および装置、並び
に、そのような輪郭抽出装置を備えた放射線断層撮影装
置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の観点での発明は、原画像を予め定めた閾値に
基づいて2値画像化し、前記2値画像において環状に連
続する画像で囲まれた地の部分につきその画素値を前記
環状に連続する画像の画素値と同じにし、前記2値画像
の輪郭を求めることを特徴とする輪郭抽出方法である。
【0007】(2)上記の課題を解決する第2の観点で
の発明は、原画像を予め定めた閾値に基づいて2値画像
化する2値化手段と、前記2値画像において環状に連続
する画像で囲まれた地の部分につきその画素値を前記環
状に連続する画像の画素値と同じにする画素値変更手段
と、前記2値画像の輪郭を求める輪郭抽出手段とを具備
することを特徴とする輪郭抽出装置である。
【0008】(3)上記の課題を解決する第3の観点で
の発明は、放射線照射手段と、放射線検出手段と、前記
放射線検出手段で検出した複数ビューの放射線検出信号
に基づいて断層像を生成する断層像生成手段とを有する
放射線断層撮影装置であって、前記断層像を予め定めた
閾値に基づいて2値画像化する2値化手段と、前記2値
画像において環状に連続する画像で囲まれた地の部分に
つきその画素値を前記環状に連続する画像の画素値と同
じにする画素値変更手段と、前記2値画像の輪郭を求め
る輪郭抽出手段とを具備することを特徴とする放射線断
層撮影装置である。
【0009】(4)上記の課題を解決する第4の観点で
の発明は、前記輪郭の長さを求める輪郭長算出手段を具
備することを特徴とする(3)に記載の放射線断層撮影
装置である。
【0010】(5)上記の課題を解決する他の観点での
発明は、前記輪郭の長さを求めることを特徴とする
(1)に記載の輪郭抽出方法である。(6)上記の課題
を解決する他の観点での発明は、前記輪郭の長さを求め
る輪郭長算出手段を具備することを特徴とする(2)に
記載の輪郭抽出装置である。
【0011】(作用)本発明では、2値画像において環
状に連続する画像で囲まれた地の部分の画素値を連続画
像の画素値と同じにして2値画像が外周輪郭だけを持つ
ようにし、そのような2値画像について輪郭抽出を行
う。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に放射線断層撮影装置
のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の
実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発
明の装置に関する実施の形態の一例が示される。
【0013】図1に示すように、本装置は、走査ガント
リ(gantry)2、撮影テーブル(table)4
および操作コンソール(console)6を備えてい
る。走査ガントリ2は、放射線源としてのX線管20を
有する。X線管20から放射された図示しないX線は、
コリメータ22により例えば扇状のX線ビームすなわち
ファンビーム(fan beam)となるように成形さ
れ、検出器アレイ24に照射される。検出器アレイ24
は、扇状のX線ビームの幅の方向にアレイ状に配列され
た複数のX線検出素子を有する。検出器アレイ24の構
成については後にあらためて説明する。
【0014】X線管20およびコリメータ22は、本発
明における放射線照射手段の実施の形態の一例である。
検出器アレイ24は、本発明における放射線検出手段の
実施の形態の一例である。X線管20、コリメータ22
および検出器アレイ24は、X線照射・検出装置を構成
する。X線照射・検出装置については、後にあらためて
説明する。検出器アレイ24にはデータ収集部26が接
続されている。データ収集部26は検出器アレイ24の
個々のX線検出素子の検出データを収集する。
【0015】X線管20からのX線の照射は、X線コン
トローラ(controller)28によって制御さ
れる。なお、X線管20とX線コントローラ28との接
続関係については図示を省略する。コリメータ22は、
コリメータコントローラ30によって制御される。な
お、コリメータ22とコリメータコントローラ30との
接続関係については図示を省略する。
【0016】以上のX線管20からコリメータコントロ
ーラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部32に
搭載されている。回転部32の回転は、回転コントロー
ラ34によって制御される。なお、回転部32と回転コ
ントローラ34との接続関係については図示を省略す
る。
【0017】撮影テーブル4は、図示しない撮像対象を
走査ガントリ2のX線照射空間に搬入および搬出するよ
うになっている。撮像対象とX線照射空間との関係につ
いては後にあらためて説明する。
【0018】操作コンソール6は、中央処理装置60を
有している。中央処理装置60は、例えばコンピュータ
(computer)等によって構成される。中央処理
装置60は、本発明における断層像生成手段の実施の形
態の一例である。中央処理装置60には、制御インタフ
ェース(interface)62が接続されている。
制御インタフェース62には、走査ガントリ2と撮影テ
ーブル4が接続されている。中央処理装置60は制御イ
ンタフェース62を通じて走査ガントリ2および撮影テ
ーブル4を制御する。
【0019】走査ガントリ2内のデータ収集部26、X
線コントローラ28、コリメータコントローラ30およ
び回転コントローラ34が制御インタフェース62を通
じて制御される。なお、それら各部と制御インタフェー
ス62との個別の接続については図示を省略する。
【0020】中央処理装置60には、また、データ収集
バッファ64が接続されている。データ収集バッファ6
4には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続され
ている。データ収集部26で収集されたデータがデータ
収集バッファ64に入力される。データ収集バッファ6
4は、入力データを一時的に記憶する。
【0021】中央処理装置60は、データ収集バッファ
64を通じて収集した複数ビューのプロジェクションに
基づいて画像再構成を行う。画像再構成には、例えばフ
ィルタード・バックプロジェクション(filtere
d back projection)法等が用いられ
る。中央処理装置60には、また、記憶装置66が接続
されている。記憶装置66は、各種のデータや再構成画
像およびプログラム(program)等を記憶する。
【0022】中央処理装置60には、また、表示装置6
8と操作装置70がそれぞれ接続されている。表示装置
68は、中央処理装置60から出力される再構成画像や
その他の情報を表示するようになっている。操作装置7
0は、操作者によって操作され、各種の指示や情報等を
中央処理装置60に入力するようになっている。
【0023】図2に、検出器アレイ24の模式的構成を
示す。検出器アレイ24は、多数のX線検出素子24
(i)を配列した、多チャンネルのX線検出器となって
いる。多数のX線検出素子24(i)は、全体として、
円筒凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。iはチャ
ンネル番号であり例えばi=1〜1000である。
【0024】X線検出素子24(i)は、例えばシンチ
レータ(scintillator)とフォトダイオー
ド(photo diode)の組み合わせによって構
成される。なお、これに限るものではなく、例えばカド
ミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体X線検
出素子、あるいは、キセノン(Xe)ガスを利用した電
離箱型のX線検出素子であって良い。
【0025】図3に、X線照射・検出装置におけるX線
管20とコリメータ22と検出器アレイ24の相互関係
を示す。なお、図3の(a)は正面から見た状態を示す
図、(b)は側面から見た状態を示す図である。同図に
示すように、X線管20から放射されたX線は、コリメ
ータ22により扇状のX線ビーム40となるように成形
され、検出器アレイ24に照射されるようになってい
る。
【0026】図3の(a)では、扇状のX線ビーム40
の広がりすなわちX線ビーム40の幅を示す。X線ビー
ム40の幅方向は、検出器アレイ24におけるチャンネ
ルの配列方向に一致する。(b)ではX線ビーム40の
厚みを示す。
【0027】このようなX線ビーム40の扇面に体軸を
交差させて、例えば図4に示すように、撮影テーブル4
に載置された撮像対象8がX線照射空間に搬入される。
走査ガントリ2は、内部にX線照射・検出装置を包含す
る筒状の構造になっている。
【0028】X線照射空間は、走査ガントリ2の筒状構
造の内側空間に形成される。X線ビーム40によってス
ライスされた撮像対象8の像が検出器アレイ24に投影
される。検出器アレイ24によって撮像対象8のプロジ
ェクションが得られる。撮像対象8に照射するX線ビー
ム40の厚みtは、コリメータ22のアパーチャの開度
調節により設定される。
【0029】図5に、輪郭抽出機能の観点から見た中央
処理装置60の構成を示す。中央処理装置60は、本発
明の輪郭抽出装置の実施の形態の一例である。本装置の
構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例
が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関
する実施の形態の一例が示される。
【0030】図5に示すように、中央処理装置60は2
値化部502を有する。2値化部502は、本発明にお
ける2値化手段の実施の形態の一例である。2値化部5
02の機能は例えばコンピュータプログラム等によって
実現される。それに限らず、専用のハードウェア(ha
rdware)等によって実現しても良いのはもちろん
である。以下の各部も同様である。
【0031】2値化部502は、記憶装置66から読み
出した断層像を所定の閾値に基づいて2値化処理し、2
値画像を得るものである。閾値としては例えば脂肪像の
CT値が用いられ、脂肪像の画素値を論理値1、他の画
像の画素値を論理値0とする。以下、論理値1および論
理値0を単に1,0で表す。
【0032】2値化処理した断層像について画素値変更
部504で画素値変更処理を行う。画素値変更部504
は、本発明における画素値変更手段の実施の形態の一例
である。画素値変更処理についてはのちにあらためて説
明する。画素値変更処理をした画像について輪郭抽出部
506で輪郭抽出を行う。輪郭抽出部506は、本発明
における輪郭抽出手段の実施の形態の一例である。抽出
した輪郭について輪郭長算出部508で輪郭長を求め
る。輪郭長算出部508は、本発明における輪郭長算出
手段の実施の形態の一例である。
【0033】輪郭抽出機能の観点から見た中央処理装置
60の動作を図6によって説明する。同図に示すよう
に、2値化部502は記憶装置66から読み出した中間
調画像から2値画像522を生成する。2値画像522
において、黒い正方形のドット(dot)が画素値1の
ピクセル(pixel)を表し、白いドットすなわち無
地の部分が画素値0のピクセルを表す。以下同様であ
る。なお、説明の便宜上、画面のピクセルのマトリクス
サイズ(matrix size)を実際よりもかなり
小さくしている。以下、2値画像を単に画像という。
【0034】画素値変更部504は画像522の無地部
分のうち、画素値1の画像で環状に連続的に囲まれた部
分の画素値を0から1に変更する。それには、先ず、画
面のx方向において両側が画素値1で挟まれた無地領域
の画素値を1に変更する。これによって画像542を得
る。画像542において白丸が画素値を1に変更したピ
クセルを表す。
【0035】次に、画面のy方向において両側が画素値
1で挟まれた無地領域の画素値を1に変更する。これに
よって画像544を得る。画像544において三角形が
画素値を1に変更したピクセルを表す。なお、両画像に
おいて斜線を付した像は元の画像のピクセル位置を示す
ためのもので、それらの画面上での画素値は0である。
本図において以下同様である。
【0036】次に、画像542と画像544の論理積
(AND)をピクセルごとに求め画像546を得る。画
像546における黒丸のドットは画素値1のピクセルを
表す。以下同様である。次に、画像546と画像522
の倫理和(OR)により画像548を得る。
【0037】画像548において、黒い正方形のドット
は元の画像の画素値を表し、黒丸のドットは0から1に
変更された画素値を表す。画素値が変更されたピクセル
群は、概ね6の字状の形状を持つ元の像の上半分の湾曲
した腕部の内側と、下半分の閉じた環状部の内側にそれ
ぞれ存在する。
【0038】次に、画像548における黒丸のドットに
ついてx方向およびy方向に隣り合う画素値が1つでも
0になっているものを検索し、該当するものは画素値を
0に戻す。これによって、元画像の湾曲腕に抱え込まれ
た黒丸ドット群は、1回目の処理で一番下の1列が0に
戻され、2回目の処理で次の列が0に戻されて、湾曲腕
の内側の黒丸ドットは全て0なる。一方、元画像の環状
部の内側の黒丸ドット群はどれも0に戻されることなく
1のままであり続ける。したがって、以上の処理によ
り、環状部の内側だけを1で埋めた画像550が得られ
る。
【0039】輪郭抽出部506は画像550について輪
郭抽出を行う。画像550は環状部を持たないので、画
像562で示すように外周輪郭だけが抽出される。この
外周輪郭の長さが輪郭長算出部508で算出される。輪
郭長の算出は、輪郭を形成するピクセルの数と予めわか
っている1ピクセル当たりの画像寸法との積によって求
められる。輪郭長の算出値は表示装置68によって表示
され、また、記憶装置66に記憶される。
【0040】本装置の動作を説明する。図7に、本装置
の動作のフロー(flow)図を示す。同図に示すよう
に、ステップ(step)602で、操作者が操作装置
70を通じてスキャン計画を入力する。スキャン計画に
は、X線照射条件、スライス厚、スライス位置等が含ま
れる。以下、本装置は、入力されたスキャン計画に従
い、操作者の操作および中央処理装置60による制御の
下で動作する。
【0041】ステップ604ではスキャン位置決めを行
う。すなわち、操作者が操作装置70の図示しないテー
ブル送りスイッチを押して撮影テーブル4を移動させ、
撮像対象8の撮影部位(例えば腹部等)の中心をX線照
射・検出装置の回転の中心(アイソセンタ:isoce
nter)に一致させる。
【0042】このようなスキャン位置決めを行った後に
ステップ606でスキャンを行う。すなわち、X線照射
・検出装置を撮像対象8の周囲で回転させて、例えば1
000ビューのプロジェクションをデータ収集バッファ
64に収集する。
【0043】スキャンに平行してあるいはスキャン後
に、ステップ608で画像再構成を行う。すなわち、デ
ータ収集バッファ64に収集した複数ビューのプロジェ
クションに基づき、中央処理装置60が、例えばフィル
タード・バックプロジェクション法等によって画像再構
成を行い断層像を生成する。再構成した断層像はステッ
プ610で表示装置68に表示する。
【0044】次に、ステップ612で、操作者からの指
令に基づき断層像から腹囲の計測を行う。腹囲計測を行
うに当たり、2値化部502で断層像から脂肪像の2値
画像を生成する。これによって、例えば図8の(a)に
示すような環状の皮下脂肪像を得る。このような皮下脂
肪像について画素値変更部504で前述のような画素値
変更処理を行うことにより、図8の(b)に示すように
環状の脂肪像の内側の画素値を全て1とした画像を得
る。この画像について、輪郭抽出部506で輪郭を抽出
し輪郭長算出部508で輪郭長算出を行う。環状の脂肪
像の内側の画素値を全て1としたことにより、輪郭抽出
により外周輪郭を抽出することができる。また、その長
さを計測することにより腹囲を求めることができる。算
出した腹囲をステップ614で表示装置68に数値とし
て表示する。
【0045】以上、放射線としてX線を用いた例につい
て説明したが、放射線はX線に限るものではなく、例え
ばγ線等の他の種類の放射線であっても良い。ただし、
現時点では、X線がその発生、検出および制御等に関し
実用的な手段が最も充実している点で好ましい。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、環状に連続する画像について外周輪郭だけを求め
る輪郭抽出方法および装置、並びに、そのような輪郭抽
出装置を備えた放射線断層撮影装置を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】図1に示した装置における検出器アレイの模式
的構成図である。
【図3】図1に示した装置におけるX線照射・検出装置
の模式的構成図である。
【図4】図1に示した装置におけるX線照射・検出装置
の模式的構成図である。
【図5】図1に示した装置における輪郭抽出装置のブロ
ック図である。
【図6】図5に示した輪郭抽出装置の動作を示す図であ
る。
【図7】図1に示した装置の動作のフロー図である。
【図8】図5に示した輪郭抽出装置装置の動作により得
られる画像を模式的示す図である。
【符号の説明】
2 走査ガントリ 4 撮影テーブル 6 操作コンソール 8 撮像対象 20 X線管 22 コリメータ 24 検出器アレイ 26 データ収集部 28 X線コントローラ 30 コリメータコントローラ 32 回転部 34 回転コントローラ 40 X線ビーム 60 中央処理装置 62 制御インタフェース 64 データ収集バッファ 66 記憶装置 68 表示装置 70 操作装置 502 2値化部 504 画素値変更部 506 輪郭抽出部 508 輪郭長算出部
フロントページの続き Fターム(参考) 2F067 AA21 AA52 CC19 HH04 HH12 LL04 LL11 LL14 NN05 QQ11 RR04 RR12 RR24 RR30 RR36 SS02 SS13 UU02 4C093 AA22 BA03 CA50 EA14 EB12 EB13 EB15 EE01 FD09 FE06 FF16 FF22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を予め定めた閾値に基づいて2値
    画像化し、 前記2値画像において環状に連続する画像で囲まれた地
    の部分につきその画素値を前記環状に連続する画像の画
    素値と同じにし、 前記2値画像の輪郭を求める、ことを特徴とする輪郭抽
    出方法。
  2. 【請求項2】 原画像を予め定めた閾値に基づいて2値
    画像化する2値化手段と、 前記2値画像において環状に連続する画像で囲まれた地
    の部分につきその画素値を前記環状に連続する画像の画
    素値と同じにする画素値変更手段と、 前記2値画像の輪郭を求める輪郭抽出手段と、を具備す
    ることを特徴とする輪郭抽出装置。
  3. 【請求項3】 放射線照射手段と、放射線検出手段と、
    前記放射線検出手段で検出した複数ビューの放射線検出
    信号に基づいて断層像を生成する断層像生成手段とを有
    する放射線断層撮影装置であって、 前記断層像を予め定めた閾値に基づいて2値画像化する
    2値化手段と、 前記2値画像において環状に連続する画像で囲まれた地
    の部分につきその画素値を前記環状に連続する画像の画
    素値と同じにする画素値変更手段と、 前記2値画像の輪郭を求める輪郭抽出手段と、を具備す
    ることを特徴とする放射線断層撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記輪郭の長さを求める輪郭長算出手
    段、を具備することを特徴とする請求項3に記載の放射
    線断層撮影装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002209882A (ja) * 2000-12-26 2002-07-30 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Ct断層像の画像診断方法及びその装置

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