JP2000316698A - ハンガー吊具 - Google Patents
ハンガー吊具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が単純で安価に提供できるとともに、強
度的にも堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性も良好
なハンガー吊具を提供する。 【解決手段】 複数のハンガー掛け部11を左右に間隔
をおいて設けた左右のアーム4・5を、左右の軸ピン9
・10により左右に一定の間隔をおいてショルダー2A
に回動自在に且つ左右方向にも摺動自在に枢支する。左
右のアーム4・5を摺動させてその基端を嵌合ストッパ
7に嵌合させることにより、左右のアーム4・5の回動
を規制して開いた水平姿勢に保持できるようにする。
度的にも堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性も良好
なハンガー吊具を提供する。 【解決手段】 複数のハンガー掛け部11を左右に間隔
をおいて設けた左右のアーム4・5を、左右の軸ピン9
・10により左右に一定の間隔をおいてショルダー2A
に回動自在に且つ左右方向にも摺動自在に枢支する。左
右のアーム4・5を摺動させてその基端を嵌合ストッパ
7に嵌合させることにより、左右のアーム4・5の回動
を規制して開いた水平姿勢に保持できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の衣服ハンガ
ーを並べて吊下できる折り畳み式のハンガー吊具に関す
る。
ーを並べて吊下できる折り畳み式のハンガー吊具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のハンガー吊具の一つとして、特
公平5−11977号公報に開示されたものがある。こ
の従来のハンガー吊具では、プラスチックでヘアー軸ピ
ン状に成形した左右の開閉腕の基端に、左半分軸筒と右
半分軸筒とをそれぞれ突設し、これら左半分軸筒と右半
分軸筒とを合わせて一つの取付軸筒を形成し、また二分
割された半分軸杆をこの取付軸筒の左側と右側から圧入
して、左右の開閉腕を屈曲自在に枢着する。また、左右
の開閉腕の基端に、互いに係合する雌雄の係合凸部と係
合凹部を設け、これらを係合させることにより左右の開
閉腕を水平状態に保持できるようにしている。さらに、
左右の開閉腕の間に、これらの中間を連結する柔軟な山
形状の吊板を架設し、この吊板の中央に設けたフック
(懸架具)により吊具全体を懸架できるようにしてい
る。左右の開閉腕には、衣服ハンガーのフックを引っ掛
けるU字形のハンガー掛け部(吊具)がそれぞれ複数ず
つ一体形成されている。
公平5−11977号公報に開示されたものがある。こ
の従来のハンガー吊具では、プラスチックでヘアー軸ピ
ン状に成形した左右の開閉腕の基端に、左半分軸筒と右
半分軸筒とをそれぞれ突設し、これら左半分軸筒と右半
分軸筒とを合わせて一つの取付軸筒を形成し、また二分
割された半分軸杆をこの取付軸筒の左側と右側から圧入
して、左右の開閉腕を屈曲自在に枢着する。また、左右
の開閉腕の基端に、互いに係合する雌雄の係合凸部と係
合凹部を設け、これらを係合させることにより左右の開
閉腕を水平状態に保持できるようにしている。さらに、
左右の開閉腕の間に、これらの中間を連結する柔軟な山
形状の吊板を架設し、この吊板の中央に設けたフック
(懸架具)により吊具全体を懸架できるようにしてい
る。左右の開閉腕には、衣服ハンガーのフックを引っ掛
けるU字形のハンガー掛け部(吊具)がそれぞれ複数ず
つ一体形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のハ
ンガー吊具によると、左右の開閉腕の基端同士を直接枢
着した形式で、その枢着する軸部の構造が非常に複雑で
ある上に、これら左右の開閉腕の開閉に対応するため柔
軟な山形状の吊板を用いているため、コストが非常に高
くなってしまう。
ンガー吊具によると、左右の開閉腕の基端同士を直接枢
着した形式で、その枢着する軸部の構造が非常に複雑で
ある上に、これら左右の開閉腕の開閉に対応するため柔
軟な山形状の吊板を用いているため、コストが非常に高
くなってしまう。
【0004】また、左右の開閉腕を折り重ねると、それ
らのハンガー掛け部に引っ掛けた衣服ハンガーが重なり
合ってしまうため、これを避けるために、左右の開閉腕
を半開き状態に維持できるように、取付軸筒が六角筒状
になるようにするとともに、各半分軸杆も多角形断面に
形成していることから、軸部の構造が一層複雑になり、
また強度的にも問題がある。
らのハンガー掛け部に引っ掛けた衣服ハンガーが重なり
合ってしまうため、これを避けるために、左右の開閉腕
を半開き状態に維持できるように、取付軸筒が六角筒状
になるようにするとともに、各半分軸杆も多角形断面に
形成していることから、軸部の構造が一層複雑になり、
また強度的にも問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、このような問題
の無い、すなわち構造が単純で安価に提供できるととも
に、強度的にも堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性
も良好なハンガー吊具を提供することにある。
の無い、すなわち構造が単純で安価に提供できるととも
に、強度的にも堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性
も良好なハンガー吊具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態のハ
ンガー吊具は、フックを有する横長のショルダーに、左
右に一定の間隔をおいて左右の軸ピンを設け、また該シ
ョルダーよりも横長の左右のアームのそれぞれにつき、
その基端部に横長孔を設けるとともに、該横長孔とアー
ム先端との間において複数のハンガー掛け部を左右に間
隔をおいて設け、これら左右のアームの基端部をショル
ダーと前後に重ねてそれらの横長孔に貫通する左右の軸
ピンにより、左右のアームを上下回動自在に且つ横長孔
の範囲内で左右摺動自在に枢支し、またショルダーの左
右の軸ピンの中間位置に、左右のアームを摺動させてそ
の基端を嵌合させることにより上下から挟持して左右の
アームの回動を規制して開いた状態に保持する嵌合スト
ッパを設けたことを特徴とする。
ンガー吊具は、フックを有する横長のショルダーに、左
右に一定の間隔をおいて左右の軸ピンを設け、また該シ
ョルダーよりも横長の左右のアームのそれぞれにつき、
その基端部に横長孔を設けるとともに、該横長孔とアー
ム先端との間において複数のハンガー掛け部を左右に間
隔をおいて設け、これら左右のアームの基端部をショル
ダーと前後に重ねてそれらの横長孔に貫通する左右の軸
ピンにより、左右のアームを上下回動自在に且つ横長孔
の範囲内で左右摺動自在に枢支し、またショルダーの左
右の軸ピンの中間位置に、左右のアームを摺動させてそ
の基端を嵌合させることにより上下から挟持して左右の
アームの回動を規制して開いた状態に保持する嵌合スト
ッパを設けたことを特徴とする。
【0007】この第1の形態のハンガー吊具の場合、シ
ョルダー及び左右の各ハンガーアームは、それぞれ前後
2枚の横長板からなり、ショルダーは、その前後の横長
板の間に左右の軸ピン及び嵌合ストッパを設け、各ハン
ガーアームは、その前後の横長板の間に複数のハンガー
掛け部を設けると良い。
ョルダー及び左右の各ハンガーアームは、それぞれ前後
2枚の横長板からなり、ショルダーは、その前後の横長
板の間に左右の軸ピン及び嵌合ストッパを設け、各ハン
ガーアームは、その前後の横長板の間に複数のハンガー
掛け部を設けると良い。
【0008】本発明の第2の形態のハンガー吊具は、フ
ックを有する横長のショルダーに、左右に一定の間隔を
おいて左右の軸ピンを設け、また該ショルダーよりも横
長の左右のアームのそれぞれにつき、その基端部に軸孔
を設けるとともに、該軸孔とアーム先端との間において
複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおいて設け、これ
ら左右のアームの基端部をショルダーと前後に重ねてそ
れらの軸孔に貫通する左右の軸ピンにより、左右のアー
ムを上下回動自在に枢支し、また左右のアームのそれぞ
れの基端に嵌合凹部を形成するとともに、該嵌合凹部と
嵌脱自在に嵌合させて左右のアームの回動を規制して開
いた状態に保持するストッパを、ショルダーの中央部に
前後摺動自在に装着したことを特徴とする。
ックを有する横長のショルダーに、左右に一定の間隔を
おいて左右の軸ピンを設け、また該ショルダーよりも横
長の左右のアームのそれぞれにつき、その基端部に軸孔
を設けるとともに、該軸孔とアーム先端との間において
複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおいて設け、これ
ら左右のアームの基端部をショルダーと前後に重ねてそ
れらの軸孔に貫通する左右の軸ピンにより、左右のアー
ムを上下回動自在に枢支し、また左右のアームのそれぞ
れの基端に嵌合凹部を形成するとともに、該嵌合凹部と
嵌脱自在に嵌合させて左右のアームの回動を規制して開
いた状態に保持するストッパを、ショルダーの中央部に
前後摺動自在に装着したことを特徴とする。
【0009】この第2の形態のハンガー吊具の場合、左
右の各ハンガーアームは、それぞれ前後2枚の横長板か
らなり、各ハンガーアームは、その前後の横長板の間に
複数のハンガー掛け部、前後の横長板の基端に嵌合凹部
を設け、ストッパは、ショルダーの中央部に前後摺動自
在に貫通して装着され、左右のアームの嵌合凹部と嵌合
する嵌合凸部を該ストッパの前後に設けると良い。
右の各ハンガーアームは、それぞれ前後2枚の横長板か
らなり、各ハンガーアームは、その前後の横長板の間に
複数のハンガー掛け部、前後の横長板の基端に嵌合凹部
を設け、ストッパは、ショルダーの中央部に前後摺動自
在に貫通して装着され、左右のアームの嵌合凹部と嵌合
する嵌合凸部を該ストッパの前後に設けると良い。
【0010】第1及び第2のいずれの形態の場合も、シ
ョルダーの少なくとも前面に図形部分を設けて装飾性や
識別性などを高めることができる。
ョルダーの少なくとも前面に図形部分を設けて装飾性や
識別性などを高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
に基づいて詳述する。
【0012】<第1の実施形態>本発明の第1の実施形
態のハンガー吊具は、図1に示すように、中央の横長材
1aと前後の横長板1c・1dとからなるショルダー2
Aに、これよりも長い前後の長板3a・3bからなる左
右のアーム4・5を後述のように上下回動自在に且つ所
定の範囲内で左右摺動可能に枢支し、またショルダー2
Aの中央部に、左右のアーム4・5の回動を上下2枚の
挟持板6a・6bで規制して開いた状態に保持する嵌合
ストッパ7を設け、この嵌合ストッパ7にフック8を回
転自在に植設し、このフック8にて本ハンガー吊具の全
体を懸架できるようにしたもので、その詳細な構造は次
のとおりである。
態のハンガー吊具は、図1に示すように、中央の横長材
1aと前後の横長板1c・1dとからなるショルダー2
Aに、これよりも長い前後の長板3a・3bからなる左
右のアーム4・5を後述のように上下回動自在に且つ所
定の範囲内で左右摺動可能に枢支し、またショルダー2
Aの中央部に、左右のアーム4・5の回動を上下2枚の
挟持板6a・6bで規制して開いた状態に保持する嵌合
ストッパ7を設け、この嵌合ストッパ7にフック8を回
転自在に植設し、このフック8にて本ハンガー吊具の全
体を懸架できるようにしたもので、その詳細な構造は次
のとおりである。
【0013】ショルダー2Aは、中央の横長材1aと前
後の横長板1c・1dとを、これらに貫設した左右の軸
ピン9・10と、嵌合ストッパ7を構成する上下2枚の
挟持板6a・6bとで所定の間隔を保持して組み合わせ
ることにより構成されている。
後の横長板1c・1dとを、これらに貫設した左右の軸
ピン9・10と、嵌合ストッパ7を構成する上下2枚の
挟持板6a・6bとで所定の間隔を保持して組み合わせ
ることにより構成されている。
【0014】左右の各アーム4・5は、前後の長板3a
・3bに複数の連結ピン11を所定の間隔で貫設して、
これら連結ピン11にて前後の長板3a・3bを一定の
間隔を保持して組み立てたものである。従って、各アー
ム4・5は梯子状になっており、連結ピン11が、衣服
ハンガーのフックを掛けて衣服を懸吊することができる
ハンガー掛け部となっている。
・3bに複数の連結ピン11を所定の間隔で貫設して、
これら連結ピン11にて前後の長板3a・3bを一定の
間隔を保持して組み立てたものである。従って、各アー
ム4・5は梯子状になっており、連結ピン11が、衣服
ハンガーのフックを掛けて衣服を懸吊することができる
ハンガー掛け部となっている。
【0015】左右の各アーム4・5の前後の長板3a・
3bの基端部には、図3に示すような楕円形の横長孔1
2が設けられ、左側アーム4は、その横長孔12にショ
ルダー2Aの左側の軸ピン9を貫通させることにより、
ショルダー2Aに対して上下回動自在に且つ横長孔12
の範囲内で左右摺動自在に枢支され、また右側アーム5
は、その横長孔12にショルダー2Aの右側の軸ピン1
0を貫通させることにより、同様に、ショルダー2Aに
対して上下回動自在に且つ横長孔12の範囲内で左右摺
動自在に枢支されている。この場合、図5に示すよう
に、左右の各アーム4・5の前側の長板3aの基端部
は、ショルダー2Aの中央の横長材1aと前側の横長板
1cとの間で回動及び摺動し、また左右の各アーム4・
5の後側の長板3bの基端部は、ショルダー2Aの中央
の横長材1aと後側の横長板1dとの間で回動及び摺動
する。
3bの基端部には、図3に示すような楕円形の横長孔1
2が設けられ、左側アーム4は、その横長孔12にショ
ルダー2Aの左側の軸ピン9を貫通させることにより、
ショルダー2Aに対して上下回動自在に且つ横長孔12
の範囲内で左右摺動自在に枢支され、また右側アーム5
は、その横長孔12にショルダー2Aの右側の軸ピン1
0を貫通させることにより、同様に、ショルダー2Aに
対して上下回動自在に且つ横長孔12の範囲内で左右摺
動自在に枢支されている。この場合、図5に示すよう
に、左右の各アーム4・5の前側の長板3aの基端部
は、ショルダー2Aの中央の横長材1aと前側の横長板
1cとの間で回動及び摺動し、また左右の各アーム4・
5の後側の長板3bの基端部は、ショルダー2Aの中央
の横長材1aと後側の横長板1dとの間で回動及び摺動
する。
【0016】嵌合ストッパ7を構成している上下の挟持
板6a・6bの間隔は、図3及び図4に示すように、シ
ョルダー2Aに対して水平姿勢にした左右のアーム4・
5の基端を、左右両側から嵌脱自在に嵌合させることが
できる大きさに設定されている。従って、このように嵌
合させた状態では、左右のアーム4・5の基端は上下の
挟持板6a・6bに挟持されるため、左右のアーム4・
5は、上下いずれの方向の回動も規制され、ショルダー
2Aに対して開いた水平姿勢に保持される。
板6a・6bの間隔は、図3及び図4に示すように、シ
ョルダー2Aに対して水平姿勢にした左右のアーム4・
5の基端を、左右両側から嵌脱自在に嵌合させることが
できる大きさに設定されている。従って、このように嵌
合させた状態では、左右のアーム4・5の基端は上下の
挟持板6a・6bに挟持されるため、左右のアーム4・
5は、上下いずれの方向の回動も規制され、ショルダー
2Aに対して開いた水平姿勢に保持される。
【0017】左右のアーム4・5の基端を上下の挟持板
6a・6b間に嵌合し易いように、左右のアーム4・5
の前後の長板3a・3bの基端の下側角部は弧状にカッ
トされている。なお、上側角部も弧状にカットしてもよ
い。
6a・6b間に嵌合し易いように、左右のアーム4・5
の前後の長板3a・3bの基端の下側角部は弧状にカッ
トされている。なお、上側角部も弧状にカットしてもよ
い。
【0018】第1の実施形態のハンガー吊具は、上記の
ように構成されているので、図6に示すように、左右の
アーム4・5をショルダー2Aに対して開いた水平姿勢
に保持した状態にして、左右のアーム4・5のハンガー
掛け部である連結ピン11に衣服ハンガーのフックを掛
けると、多数の衣服を左右に並べて懸吊することができ
る。
ように構成されているので、図6に示すように、左右の
アーム4・5をショルダー2Aに対して開いた水平姿勢
に保持した状態にして、左右のアーム4・5のハンガー
掛け部である連結ピン11に衣服ハンガーのフックを掛
けると、多数の衣服を左右に並べて懸吊することができ
る。
【0019】また、図6の状態から、左側のアーム4は
ショルダー2Aに対して左方へ、また右側のアーム5は
右方へ移動させて嵌合ストッパ7による規制を解除する
と、図2に示すように、左右のアーム4・5は折り畳ま
れてショルダー2Aから垂下した状態になるが、左右の
アーム4・5は、ショルダー2Aに対する枢支点である
左右の軸ピン9・10が離れているので、その間隔だけ
離れて垂下する。
ショルダー2Aに対して左方へ、また右側のアーム5は
右方へ移動させて嵌合ストッパ7による規制を解除する
と、図2に示すように、左右のアーム4・5は折り畳ま
れてショルダー2Aから垂下した状態になるが、左右の
アーム4・5は、ショルダー2Aに対する枢支点である
左右の軸ピン9・10が離れているので、その間隔だけ
離れて垂下する。
【0020】従って、図2中に鎖線で示すように、左右
のアーム4・5の連結ピン11に衣服ハンガーにて多数
の衣服を懸吊したままにしておいても、左右アーム4・
5間において衣服同士が重なって皺になるなどの不都合
はない。衣服は、このような状態にしたまま持ち運びで
き、またこの状態で一括してバッグ等に収納することも
できる。
のアーム4・5の連結ピン11に衣服ハンガーにて多数
の衣服を懸吊したままにしておいても、左右アーム4・
5間において衣服同士が重なって皺になるなどの不都合
はない。衣服は、このような状態にしたまま持ち運びで
き、またこの状態で一括してバッグ等に収納することも
できる。
【0021】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態のハンガー吊具について、図7〜図11を参照
して説明する。第2の実施形態のハンガー吊具は、左右
のアーム4・5自体は第1の実施形態と同じであるが、
ショルダーの構造、このショルダーに対する左右のアー
ム4・5の支承構造、及びショルダーに対して左右のア
ーム4・5を水平姿勢に保持するストッパの構造が異な
る。
実施形態のハンガー吊具について、図7〜図11を参照
して説明する。第2の実施形態のハンガー吊具は、左右
のアーム4・5自体は第1の実施形態と同じであるが、
ショルダーの構造、このショルダーに対する左右のアー
ム4・5の支承構造、及びショルダーに対して左右のア
ーム4・5を水平姿勢に保持するストッパの構造が異な
る。
【0022】第2の実施形態の場合、ショルダー2Bは
1本の横長材のみで構成され、このショルダー2Bに対
して左右のアーム4・5は、左右の軸ピン9・10にて
上下回動自在に枢支されているが、左右のアーム4・5
には第1の実施形態の場合のような横長孔12が無いの
で、左右のアーム4・5は、ショルダー2Bに対して左
右摺動は不能になっている。
1本の横長材のみで構成され、このショルダー2Bに対
して左右のアーム4・5は、左右の軸ピン9・10にて
上下回動自在に枢支されているが、左右のアーム4・5
には第1の実施形態の場合のような横長孔12が無いの
で、左右のアーム4・5は、ショルダー2Bに対して左
右摺動は不能になっている。
【0023】ショルダー2Bの中央には、ストッパ案内
孔13が前後に貫通して設けられ、このストッパ案内孔
13に、平面H形のストッパ14が前後摺動自在に貫通
させて装着されている。このストッパ14の中央には、
ショルダー2Bの中央に回転自在に植設したフック8を
貫通させる横長孔15が設けられている。左右のアーム
4・5の前後の長板3a・3bの基端には、ストッパ1
4の前後の左右凸部14a・14bとそれぞれ嵌合する
嵌合凹部16が形成されている。
孔13が前後に貫通して設けられ、このストッパ案内孔
13に、平面H形のストッパ14が前後摺動自在に貫通
させて装着されている。このストッパ14の中央には、
ショルダー2Bの中央に回転自在に植設したフック8を
貫通させる横長孔15が設けられている。左右のアーム
4・5の前後の長板3a・3bの基端には、ストッパ1
4の前後の左右凸部14a・14bとそれぞれ嵌合する
嵌合凹部16が形成されている。
【0024】第2の実施形態のハンガー吊具の場合、シ
ョルダー2Bに対して左右のアーム4・5を水平姿勢に
し、ストッパ14の前後の左右凸部14a・14bを図
7、図10に示すように左右のアーム4・5の嵌合凹部
16に嵌合させると、左右のアーム4・5はショルダー
2Bに対して開いた水平姿勢に保持される。
ョルダー2Bに対して左右のアーム4・5を水平姿勢に
し、ストッパ14の前後の左右凸部14a・14bを図
7、図10に示すように左右のアーム4・5の嵌合凹部
16に嵌合させると、左右のアーム4・5はショルダー
2Bに対して開いた水平姿勢に保持される。
【0025】ストッパ14を手前側に摺動させて、その
前後の左右凸部14a・14bを図8、図9及び図11
に示すように左右のアーム4・5の嵌合凹部16から外
すと、左右のアーム4・5は、第1の実施形態の場合と
同様に折り畳まれてショルダー2Bから垂下した状態に
なる。
前後の左右凸部14a・14bを図8、図9及び図11
に示すように左右のアーム4・5の嵌合凹部16から外
すと、左右のアーム4・5は、第1の実施形態の場合と
同様に折り畳まれてショルダー2Bから垂下した状態に
なる。
【0026】図12〜図15は、ショルダー2A又は2
Bの前面に図形部分を設けた変形例をそれぞれ示す。図
12の例では、ショルダー2A又は2Bの前面に、飛行
機のプロペラを模した図形部分を形成し、左右のアーム
4・5を水平姿勢にしたとき、ハンガー吊具全体が正面
から見て飛行機が飛行しているような様相になるように
したものである。
Bの前面に図形部分を設けた変形例をそれぞれ示す。図
12の例では、ショルダー2A又は2Bの前面に、飛行
機のプロペラを模した図形部分を形成し、左右のアーム
4・5を水平姿勢にしたとき、ハンガー吊具全体が正面
から見て飛行機が飛行しているような様相になるように
したものである。
【0027】図13は、ショルダー2A又は2Bの前面
に、動物のライオンに模した図形部分、図14はシマウ
マに模した図形部分、図15はフクロウに模した図形部
分を形成したものである。なお、図形部分をショルダー
2A又は2Bの後面にも設けることができる。
に、動物のライオンに模した図形部分、図14はシマウ
マに模した図形部分、図15はフクロウに模した図形部
分を形成したものである。なお、図形部分をショルダー
2A又は2Bの後面にも設けることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハンガー吊
具は、複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおいて設け
た左右のアームを、左右の軸ピンにより左右に一定の間
隔をおいてショルダーに回動自在に枢支し、そして請求
項1の発明の場合には、左右のアームを左右方向にも摺
動自在として、その基端を嵌合ストッパに嵌合させるこ
とにより、また請求項3の発明の場合には、左右のアー
ムのそれぞれの基端の嵌合凹部を前後摺動するストッパ
と嵌合させることにより、左右のアームの回動を規制し
て開いた状態に保持できるようにしたので、従来に比
べ、構造が単純で安価に提供できるとともに、強度的に
も堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性も良好であ
る。
具は、複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおいて設け
た左右のアームを、左右の軸ピンにより左右に一定の間
隔をおいてショルダーに回動自在に枢支し、そして請求
項1の発明の場合には、左右のアームを左右方向にも摺
動自在として、その基端を嵌合ストッパに嵌合させるこ
とにより、また請求項3の発明の場合には、左右のアー
ムのそれぞれの基端の嵌合凹部を前後摺動するストッパ
と嵌合させることにより、左右のアームの回動を規制し
て開いた状態に保持できるようにしたので、従来に比
べ、構造が単純で安価に提供できるとともに、強度的に
も堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性も良好であ
る。
【0029】ショルダーの少なくとも前面に図形部分を
設ければ、装飾性が高まるとともに、ハンガー吊具同士
の識別性が良くなる。
設ければ、装飾性が高まるとともに、ハンガー吊具同士
の識別性が良くなる。
【図1】本発明の第1の実施形態のハンガー吊具におい
て左右のアームを垂下状態にした全体の斜視図である。
て左右のアームを垂下状態にした全体の斜視図である。
【図2】同上において衣服を懸吊した状態の断面図であ
る。
る。
【図3】ショルダーに対する左右のアームの装着部分の
部分断面図である。
部分断面図である。
【図4】同上において左右のアームを水平姿勢に保持し
た状態の部分断面図である。
た状態の部分断面図である。
【図5】同じく部分平面図である。
【図6】同じく全体の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態のハンガー吊具におい
て、アームを水平姿勢に保持した状態の全体の斜視図で
ある。
て、アームを水平姿勢に保持した状態の全体の斜視図で
ある。
【図8】第2の実施形態において、ストッパを解除する
状態の部分斜視図である。
状態の部分斜視図である。
【図9】ストッパを解除して左右のアームを垂下させる
状態の部分斜視図である。
状態の部分斜視図である。
【図10】ストッパで左右のアームの回動を規制した状
態の部分断面図である。
態の部分断面図である。
【図11】ストッパを解除する状態の部分断面図であ
る。
る。
【図12】ショルダーの前面に飛行機のプロペラを模し
た図形部分を形成した変形例において、アームを水平姿
勢に保持した状態の全体の正面図である。
た図形部分を形成した変形例において、アームを水平姿
勢に保持した状態の全体の正面図である。
【図13】ショルダーの前面にライオンに模した図形部
分形成した変形例において、アームを垂下状態にした全
体の正面図である。
分形成した変形例において、アームを垂下状態にした全
体の正面図である。
【図14】ショルダーの前面にシマウマに模した図形部
分形成した変形例において、アームを垂下状態にした全
体の正面図である。
分形成した変形例において、アームを垂下状態にした全
体の正面図である。
【図15】ショルダーの前面にフクロウに模した図形部
分形成した変形例において、アームを垂下状態にした全
体の正面図である。
分形成した変形例において、アームを垂下状態にした全
体の正面図である。
2A ショルダー 3a・3b 長板 4・5 左右のアーム 6a・6b 上下の挟持板 7 嵌合ストッパ 8 フック 9・10 軸ピン 11 連結ピン(ハンガー掛け部) 12 横長孔 13 ストッパ案内孔 14 ストッパ 16 嵌合凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月4日(2000.2.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ハンガー吊具
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の衣服ハンガ
ーを並べて吊下できる折り畳み式のハンガー吊具に関す
る。
ーを並べて吊下できる折り畳み式のハンガー吊具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のハンガー吊具の一つとして、特
公平5−11977号公報に開示されたものがある。こ
の従来のハンガー吊具では、プラスチックでヘアー軸ピ
ン状に成形した左右の開閉腕の基端に、左半分軸筒と右
半分軸筒とをそれぞれ突設し、これら左半分軸筒と右半
分軸筒とを合わせて一つの取付軸筒を形成し、また二分
割された半分軸杆をこの取付軸筒の左側と右側から圧入
して、左右の開閉腕を屈曲自在に枢着する。また、左右
の開閉腕の基端に、互いに係合する雌雄の係合凸部と係
合凹部を設け、これらを係合させることにより左右の開
閉腕を水平状態に保持できるようにしている。さらに、
左右の開閉腕の間に、これらの中間を連結する柔軟な山
形状の吊板を架設し、この吊板の中央に設けたフック
(懸架具)により吊具全体を懸架できるようにしてい
る。左右の開閉腕には、衣服ハンガーのフックを引っ掛
けるU字形のハンガー掛け部(吊具)がそれぞれ複数ず
つ一体形成されている。
公平5−11977号公報に開示されたものがある。こ
の従来のハンガー吊具では、プラスチックでヘアー軸ピ
ン状に成形した左右の開閉腕の基端に、左半分軸筒と右
半分軸筒とをそれぞれ突設し、これら左半分軸筒と右半
分軸筒とを合わせて一つの取付軸筒を形成し、また二分
割された半分軸杆をこの取付軸筒の左側と右側から圧入
して、左右の開閉腕を屈曲自在に枢着する。また、左右
の開閉腕の基端に、互いに係合する雌雄の係合凸部と係
合凹部を設け、これらを係合させることにより左右の開
閉腕を水平状態に保持できるようにしている。さらに、
左右の開閉腕の間に、これらの中間を連結する柔軟な山
形状の吊板を架設し、この吊板の中央に設けたフック
(懸架具)により吊具全体を懸架できるようにしてい
る。左右の開閉腕には、衣服ハンガーのフックを引っ掛
けるU字形のハンガー掛け部(吊具)がそれぞれ複数ず
つ一体形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のハ
ンガー吊具によると、左右の開閉腕の基端同士を直接枢
着した形式で、その枢着する軸部の構造が非常に複雑で
ある上に、これら左右の開閉腕の開閉に対応するため柔
軟な山形状の吊板を用いているため、コストが非常に高
くなってしまう。
ンガー吊具によると、左右の開閉腕の基端同士を直接枢
着した形式で、その枢着する軸部の構造が非常に複雑で
ある上に、これら左右の開閉腕の開閉に対応するため柔
軟な山形状の吊板を用いているため、コストが非常に高
くなってしまう。
【0004】また、左右の開閉腕を折り重ねると、それ
らのハンガー掛け部に引っ掛けた衣服ハンガーが重なり
合ってしまうため、これを避けるために、左右の開閉腕
を半開き状態に維持できるように、取付軸筒が六角筒状
になるようにするとともに、各半分軸杆も多角形断面に
形成していることから、軸部の構造が一層複雑になり、
また強度的にも問題がある。
らのハンガー掛け部に引っ掛けた衣服ハンガーが重なり
合ってしまうため、これを避けるために、左右の開閉腕
を半開き状態に維持できるように、取付軸筒が六角筒状
になるようにするとともに、各半分軸杆も多角形断面に
形成していることから、軸部の構造が一層複雑になり、
また強度的にも問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、このような問題
の無い、すなわち構造が単純で安価に提供できるととも
に、強度的にも堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性
も良好なハンガー吊具を提供することにある。
の無い、すなわち構造が単純で安価に提供できるととも
に、強度的にも堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性
も良好なハンガー吊具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のハンガー吊具
は、フックを有する横長のショルダーに、左右に一定の
間隔をおいて左右の軸ピンを設け、また該ショルダーよ
りも横長の左右のアームのそれぞれにつき、その基端部
に軸孔を設けるとともに、該軸孔とアーム先端との間に
おいて複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおいて設
け、これら左右のアームの基端部をショルダーと前後に
重ねてそれらの軸孔に貫通する左右の軸ピンにより、左
右のアームを上下回動自在に枢支し、また左右のアーム
のそれぞれの基端に嵌合凹部を形成するとともに、該嵌
合凹部と嵌脱自在に嵌合させて左右のアームの回動を規
制して開いた状態に保持するストッパを、ショルダーの
中央部に前後摺動自在に装着したことを特徴とする。
は、フックを有する横長のショルダーに、左右に一定の
間隔をおいて左右の軸ピンを設け、また該ショルダーよ
りも横長の左右のアームのそれぞれにつき、その基端部
に軸孔を設けるとともに、該軸孔とアーム先端との間に
おいて複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおいて設
け、これら左右のアームの基端部をショルダーと前後に
重ねてそれらの軸孔に貫通する左右の軸ピンにより、左
右のアームを上下回動自在に枢支し、また左右のアーム
のそれぞれの基端に嵌合凹部を形成するとともに、該嵌
合凹部と嵌脱自在に嵌合させて左右のアームの回動を規
制して開いた状態に保持するストッパを、ショルダーの
中央部に前後摺動自在に装着したことを特徴とする。
【0007】このハンガー吊具の場合、左右の各ハンガ
ーアームは、それぞれ前後2枚の横長板からなり、各ハ
ンガーアームは、その前後の横長板の間に複数のハンガ
ー掛け部、前後の横長板の基端に嵌合凹部を設け、スト
ッパは、ショルダーの中央部に前後摺動自在に貫通して
装着され、左右のアームの嵌合凹部と嵌合する嵌合凸部
を該ストッパの前後に設けると良い。
ーアームは、それぞれ前後2枚の横長板からなり、各ハ
ンガーアームは、その前後の横長板の間に複数のハンガ
ー掛け部、前後の横長板の基端に嵌合凹部を設け、スト
ッパは、ショルダーの中央部に前後摺動自在に貫通して
装着され、左右のアームの嵌合凹部と嵌合する嵌合凸部
を該ストッパの前後に設けると良い。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
に基づいて詳述する。
【0009】本発明のハンガー吊具は、図1に示すよう
に、1本の横長材によるショルダー2Bに、これよりも
長い前後の長板3a・3bからなる左右のアーム4・5
を、左右の軸ピン9・10にて上下回動自在に枢支し、
またショルダー2Bの中央にフック8を回転自在に植設
し、このフック8にて本ハンガー吊具の全体を懸架でき
るようにしたものである。
に、1本の横長材によるショルダー2Bに、これよりも
長い前後の長板3a・3bからなる左右のアーム4・5
を、左右の軸ピン9・10にて上下回動自在に枢支し、
またショルダー2Bの中央にフック8を回転自在に植設
し、このフック8にて本ハンガー吊具の全体を懸架でき
るようにしたものである。
【0010】ショルダー2Bの中央には、図4に示すよ
うに、ストッパ案内孔13が前後に貫通して設けられ、
このストッパ案内孔13に、平面H形のストッパ14が
前後摺動自在に貫通させて装着されている。このストッ
パ14の中央には、フック8を貫通させる横長孔15が
設けられている。左右のアーム4・5の前後の長板3a
・3bの基端には、ストッパ14の前後の左右凸部14
a・14bとそれぞれ嵌合する嵌合凹部16が形成され
ている。
うに、ストッパ案内孔13が前後に貫通して設けられ、
このストッパ案内孔13に、平面H形のストッパ14が
前後摺動自在に貫通させて装着されている。このストッ
パ14の中央には、フック8を貫通させる横長孔15が
設けられている。左右のアーム4・5の前後の長板3a
・3bの基端には、ストッパ14の前後の左右凸部14
a・14bとそれぞれ嵌合する嵌合凹部16が形成され
ている。
【0011】左右の各アーム4・5は、前後の長板3a
・3bに複数の連結ピン11を所定の間隔で貫設して、
これら連結ピン11にて前後の長板3a・3bを一定の
間隔を保持して組み立てたものである。従って、各アー
ム4・5は梯子状になっており、連結ピン11が、衣服
ハンガーのフックを掛けて衣服を懸吊することができる
ハンガー掛け部となっている。
・3bに複数の連結ピン11を所定の間隔で貫設して、
これら連結ピン11にて前後の長板3a・3bを一定の
間隔を保持して組み立てたものである。従って、各アー
ム4・5は梯子状になっており、連結ピン11が、衣服
ハンガーのフックを掛けて衣服を懸吊することができる
ハンガー掛け部となっている。
【0012】このハンガー吊具の場合、ショルダー2B
に対して左右のアーム4・5を水平姿勢にし、ストッパ
14の前後の左右凸部14a・14bを図1、図4に示
すように左右のアーム4・5の嵌合凹部16に嵌合させ
ると、左右のアーム4・5はショルダー2Bに対して開
いた水平姿勢に保持される。
に対して左右のアーム4・5を水平姿勢にし、ストッパ
14の前後の左右凸部14a・14bを図1、図4に示
すように左右のアーム4・5の嵌合凹部16に嵌合させ
ると、左右のアーム4・5はショルダー2Bに対して開
いた水平姿勢に保持される。
【0013】ストッパ14を手前側に摺動させて、その
前後の左右凸部14a・14bを図2、図3及び図5示
すように左右のアーム4・5の嵌合凹部16から外す
と、左右のアーム4・5は、折り畳まれてショルダー2
Bから垂下した状態になる。このとき、左右のアーム4
・5は、ショルダー2Bに対する枢支点である左右の軸
ピン9・10が離れているので、その間隔だけ離れて垂
下する。
前後の左右凸部14a・14bを図2、図3及び図5示
すように左右のアーム4・5の嵌合凹部16から外す
と、左右のアーム4・5は、折り畳まれてショルダー2
Bから垂下した状態になる。このとき、左右のアーム4
・5は、ショルダー2Bに対する枢支点である左右の軸
ピン9・10が離れているので、その間隔だけ離れて垂
下する。
【0014】従って、左右のアーム4・5の連結ピン1
1に衣服ハンガーにて多数の衣服を懸吊したままにして
おいても、左右アーム4・5間において衣服同士が重な
って皺になるなどの不都合はない。衣服は、このような
状態にしたまま持ち運びでき、またこの状態で一括して
バッグ等に収納することもできる。
1に衣服ハンガーにて多数の衣服を懸吊したままにして
おいても、左右アーム4・5間において衣服同士が重な
って皺になるなどの不都合はない。衣服は、このような
状態にしたまま持ち運びでき、またこの状態で一括して
バッグ等に収納することもできる。
【0015】図6〜図9は、ショルダー2A又は2Bの
前面に図形部分を設けた変形例をそれぞれ示す。図6の
例では、ショルダー2Bの前面に、飛行機のプロペラを
模した図形部分を形成し、左右のアーム4・5を水平姿
勢にしたとき、ハンガー吊具全体が正面から見て飛行機
が飛行しているような様相になるようにしたものであ
る。
前面に図形部分を設けた変形例をそれぞれ示す。図6の
例では、ショルダー2Bの前面に、飛行機のプロペラを
模した図形部分を形成し、左右のアーム4・5を水平姿
勢にしたとき、ハンガー吊具全体が正面から見て飛行機
が飛行しているような様相になるようにしたものであ
る。
【0016】図7は、ショルダー2Bの前面に、動物の
ライオンに模した図形部分、図8はシマウマに模した図
形部分、図9はフクロウに模した図形部分を形成したも
のである。なお、図形部分をショルダー2Bの後面にも
設けることができる。
ライオンに模した図形部分、図8はシマウマに模した図
形部分、図9はフクロウに模した図形部分を形成したも
のである。なお、図形部分をショルダー2Bの後面にも
設けることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハンガー吊
具は、複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおいて設け
た左右のアームを、左右の軸ピンにより左右に一定の間
隔をおいてショルダーに回動自在に枢支し、そして左右
のアームのそれぞれの基端の嵌合凹部を前後摺動するス
トッパと嵌合させることにより、左右のアームの回動を
規制して開いた状態に保持できるようにしたので、従来
に比べ、構造が単純で安価に提供できるとともに、強度
的にも堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性も良好で
ある。
具は、複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおいて設け
た左右のアームを、左右の軸ピンにより左右に一定の間
隔をおいてショルダーに回動自在に枢支し、そして左右
のアームのそれぞれの基端の嵌合凹部を前後摺動するス
トッパと嵌合させることにより、左右のアームの回動を
規制して開いた状態に保持できるようにしたので、従来
に比べ、構造が単純で安価に提供できるとともに、強度
的にも堅牢な構造にでき、しかも開閉の操作性も良好で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のハンガー吊具において、ア
ームを水平姿勢に保持した状態の全体の斜視図である。
ームを水平姿勢に保持した状態の全体の斜視図である。
【図2】ストッパを解除する状態の部分斜視図である。
【図3】ストッパを解除して左右のアームを垂下させる
状態の部分斜視図である。
状態の部分斜視図である。
【図4】ストッパで左右のアームの回動を規制した状態
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図5】ストッパを解除する状態の部分断面図である。
【図6】ショルダーの前面に飛行機のプロペラを模した
図形部分を形成した変形例において、アームを水平姿勢
に保持した状態の全体の正面図である。
図形部分を形成した変形例において、アームを水平姿勢
に保持した状態の全体の正面図である。
【図7】ショルダーの前面にライオンに模した図形部分
形成した変形例において、アームを垂下状態にした全体
の正面図である。
形成した変形例において、アームを垂下状態にした全体
の正面図である。
【図8】ショルダーの前面にシマウマに模した図形部分
形成した変形例において、アームを垂下状態にした全体
の正面図である。
形成した変形例において、アームを垂下状態にした全体
の正面図である。
【図9】ショルダーの前面にフクロウに模した図形部分
形成した変形例において、アームを垂下状態にした全体
の正面図である。
形成した変形例において、アームを垂下状態にした全体
の正面図である。
【符号の説明】 2B ショルダー 3a・3b 長板 4・5 左右のアーム 8 フック 9・10 軸ピン 11 連結ピン(ハンガー掛け部) 13 ストッパ案内孔 14 ストッパ 16 嵌合凹部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】削除
Claims (5)
- 【請求項1】フックを有する横長のショルダーに、左右
に一定の間隔をおいて左右の軸ピンを設け、また該ショ
ルダーよりも長い左右のアームのそれぞれにつき、その
基端部に横長孔を設けるとともに、該横長孔とアーム先
端との間において複数のハンガー掛け部を左右に間隔を
おいて設け、これら左右のアームの基端部をショルダー
と前後に重ねてそれらの横長孔に貫通する前記左右の軸
ピンにより、左右のアームを上下回動自在に且つ横長孔
の範囲内で左右摺動自在に枢支し、またショルダーの左
右の軸ピンの中間位置に、左右のアームを摺動させてそ
の基端を嵌合させることにより上下から挟持して左右の
アームの回動を規制して開いた状態に保持する嵌合スト
ッパを設けたことを特徴とするハンガー吊具。 - 【請求項2】ショルダー及び左右の各ハンガーアーム
は、それぞれ前後2枚の長板からなり、ショルダーは、
その前後の長板の間に左右の軸ピン及び嵌合ストッパを
設け、各ハンガーアームは、その前後の長板の間に複数
のハンガー掛け部を設けている請求項1に記載のハンガ
ー吊具。 - 【請求項3】フックを有する横長のショルダーに、左右
に一定の間隔をおいて左右の軸ピンを設け、また該ショ
ルダーよりも長い左右のアームのそれぞれにつき、その
基端部に軸孔を設けるとともに、該軸孔とアーム先端と
の間において複数のハンガー掛け部を左右に間隔をおい
て設け、これら左右のアームの基端部をショルダーと前
後に重ねてそれらの軸孔に貫通する前記左右の軸ピンに
より、左右のアームを上下回動自在に枢支し、また左右
のアームのそれぞれの基端に嵌合凹部を形成するととも
に、該嵌合凹部と嵌脱自在に嵌合させて左右のアームの
回動を規制して開いた状態に保持するストッパを、ショ
ルダーの中央部に前後摺動自在に装着したことを特徴と
するハンガー吊具。 - 【請求項4】左右の各ハンガーアームは、それぞれ前後
2枚の長板からなり、各ハンガーアームは、その前後の
長板の間に複数のハンガー掛け部、前後の長板の基端に
嵌合凹部を設け、ストッパは、ショルダーの中央部に前
後摺動自在に貫通して装着され、左右のアームの嵌合凹
部と嵌合する嵌合凸部を該ストッパの前後に設けたこと
を特徴とする請求項3に記載のハンガー吊具。 - 【請求項5】ショルダーの少なくとも前面に図形部分を
設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載
のハンガー吊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11134851A JP3069697B1 (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | ハンガー吊具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11134851A JP3069697B1 (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | ハンガー吊具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3069697B1 JP3069697B1 (ja) | 2000-07-24 |
JP2000316698A true JP2000316698A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15137963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11134851A Expired - Fee Related JP3069697B1 (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | ハンガー吊具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069697B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006223705A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | K & G:Kk | 折りたたみ式ハンガー |
CN103462468A (zh) * | 2013-10-11 | 2013-12-25 | 邹仕慧 | 一种折叠式晾衣架 |
JP2015171396A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | 招喜実業有限会社 | 携帯用アクセサリーハンガー |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2721918B2 (es) * | 2019-01-16 | 2020-01-22 | Flores Sanchez Juan Antonio | Percha plantilla para doblar y colgar prendas de ropa |
-
1999
- 1999-05-14 JP JP11134851A patent/JP3069697B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006223705A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | K & G:Kk | 折りたたみ式ハンガー |
CN103462468A (zh) * | 2013-10-11 | 2013-12-25 | 邹仕慧 | 一种折叠式晾衣架 |
JP2015171396A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | 招喜実業有限会社 | 携帯用アクセサリーハンガー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3069697B1 (ja) | 2000-07-24 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |