JP2000316243A - 回転子の磁石固定方法及び回転子 - Google Patents

回転子の磁石固定方法及び回転子

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JP2000316243A JP11122592A JP12259299A JP2000316243A JP 2000316243 A JP2000316243 A JP 2000316243A JP 11122592 A JP11122592 A JP 11122592A JP 12259299 A JP12259299 A JP 12259299A JP 2000316243 A JP2000316243 A JP 2000316243A
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rotor
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pocket
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子の回転時におけるアンバランスを小さ
くして、その回転子のバランス取りの手間と時間を低減
させる。 【解決手段】 本発明に係る回転子の磁石固定方法は、
円周方向に複数の磁石14を有する回転子の磁石固定方
法において、円周方向に複数個形成された磁石収納部1
3hに着磁前の磁石素材14を収納し、それらの磁石収
納部13hに接着剤Bを供給した状態で回転子10を回
転させ、回転状態でその接着剤Bを固化させる。このた
め、回転子10に固定された各々の磁石素材14の半径
方向における位置のバラツキが小さくなり、その回転子
10の回転時におけるアンバランスを小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円周方向に複数の
磁石を有する回転子の磁石固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固定子により回転磁界を発生させ、その
回転磁界により回転子を回転させるモータではそのモー
タの能率向上を図るため、回転子の積層鋼板中に磁石を
埋設することが一般的に行われる。図4(A)は、これ
に関する従来のモータの回転子1の片側を表す縦断面図
であり、図4(B)は図4(A)のB矢視詳細図を表し
ている。また、図5は前記回転子1における磁石固定手
順を表している。前記回転子1はロータシャフト2を備
えており、そのロータシャフト2の外周部にリング状の
電磁鋼板3を半径方向内側から支える周面2uと、その
電磁鋼板3を軸方向(図において下方向)から支える受
け板2xとが形成されている。また、前記ロータシャフ
ト2の周面2uの端部(受け板2xの反対側)には、後
記する上部エンドプレート6をかしめるためのかしめ部
2kが形成されている。
【0003】前記ロータシャフト2の受け板2xの外側
には磁石素材4及び電磁鋼板3の下端を支える下部エン
ドプレート5が固定される。磁石素材4は着磁前の角柱
形をした金属棒であり、回転子1の軸心と平行に、かつ
その回転子1の円周方向に等間隔で8個取付けられる。
前記電磁鋼板3には磁石素材4を収納する開口3hが形
成されており、その電磁鋼板3が積層された状態で前記
開口3hが磁石収納部となる。前記ロータシャフト2の
受け板2x及び下部エンドプレート5上に電磁鋼板3が
積層されると、磁石収納部3hに磁石素材4が収納され
る(図5のステップ201〜203)。次に、積層され
た電磁鋼板3の上に上部エンドプレート6が載置され
(ステップ204)、その上部エンドプレート6、電磁
鋼板3及び下部エンドプレート5が回転子1の軸方向か
ら加圧される(ステップ205)。
【0004】これによって、上部エンドプレート6、電
磁鋼板3及び下部エンドプレート5等の相互間の隙間が
除去される。次に、ロータシャフト2のかしめ部2kに
よって上部エンドプレート6の内周側がかしめられ(ス
テップ206)、その上部エンドプレート6がその位置
に固定される。上部エンドプレート6が固定されると磁
石素材4が着磁され、磁石4が磁石収納部3hの側壁に
吸着されてその位置に固定される。次に、後工程で回転
子1のバランス取りが行われる。なお、バランス取りは
回転子1のエンドプレート5,6、受け板2x等を削る
ことにより行われる(ステップ207)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、積層された
電磁鋼板3の磁石収納部3hは、磁石素材4をスムーズ
に収納できるように寸法的に若干余裕を持って製作され
ている。即ち、図4(B)に示されるように、磁石収納
部3hの側壁と磁石素材4との間には所定のクリアラン
スHが設けられている。したがって、磁石素材4の着磁
前は磁石素材4は回転子1に対してその回転子1の半径
方向あるいは円周方向にクリアランスH分だけ変位する
ことができる。このため、クリアランスHが存在する状
態で磁石素材4に着磁すると、着磁後の磁石4は磁石収
納部3hの最も近い側壁に吸着される。
【0006】ここで、磁石収納部3h内における磁石素
材4の位置は8個の磁石素材4について一定ではないた
め、着磁後に各々の磁石4が磁石収納部3hのどの方向
の側壁に吸着されるか予測ができない。このため、前記
回転子1に固定された各々の磁石4の半径方向における
位置がクリアランスH分だけバラツクことが考えられ
る。この結果、回転子1の回転時におけるアンバランス
が大きくなり、その回転子1のバランス取りに手間と時
間が掛かる。
【0007】本発明のうち請求項1〜請求項7に記載さ
れた発明は、回転子に固定された各々の磁石の半径方向
における位置ずれをなくし、回転子の回転時におけるア
ンバランスを小さくすることをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、請求項
1に記載された回転子の磁石固定方法によって解決され
る。本発明によると、着磁前の磁石素材が磁石収納部に
収納された状態では、磁石収納部の側壁と磁石素材との
間には所定のクリアランスが存在する。このため、各々
の磁石収納部に接着剤が供給されると、磁石素材と磁石
収納部の側壁との隙間には接着剤が浸透する。さらに、
この状態で回転子が回転すると、各々の磁石素材はそれ
ぞれの磁石収納部内において遠心力により半径方向外側
に変位し、その磁石収納部の側壁に当接する。この状態
で、接着剤が固化すると、各々の磁石素材は各々の磁石
収納部の半径方向外側の側壁に当接した状態で固定さ
れ、回転子の回転が停止しても(遠心力が加わらなくて
も)全ての磁石素材はその位置に保持される。このた
め、回転子に固定された各々の磁石素材の半径方向にお
ける位置のバラツキが小さくなり、その回転子の回転時
におけるアンバランスが小さくなる。この結果、前記回
転子のバランス取りの手間と時間が低減される。
【0009】上記した課題は、請求項2に記載された回
転子の磁石固定方法によって解決される。本発明による
と、磁石収納部の軸方向端部にポケットが形成され、そ
のポケットに接着剤を供給する方法のため、すぐに浸透
し難い常温高粘度接着剤でも定量注入が容易になる。
【0010】上記した課題は、請求項3に記載された回
転子の磁石固定方法によって解決される。本発明による
と、ポケットには磁石素材の軸方向端部に当接可能な突
起が設けられているため、回転子の回転中に磁石素材が
そのポケットの内側に入り込むことがない。
【0011】上記した課題は、請求項4に記載された回
転子の磁石固定方法によって解決される。本発明による
と、接着剤の粘度を低下させた状態で回転子を回転させ
るため、各々の磁石素材が各々の磁石収納部の半径方向
外側の側壁に当接した状態で、その磁石素材と磁石収納
部の側壁との隙間に接着剤が浸透する。
【0012】上記した課題は、請求項5に記載された回
転子によって解決される。本発明によると、磁石は磁石
収納部の半径方向外側に配置されているため、請求項1
の発明と同様に、回転子の回転時におけるアンバランス
が小さくなり、回転子のバランス取りの手間と時間が低
減される。
【0013】上記した課題は、請求項6に記載された回
転子によって解決される。本発明によると、磁石収納部
の軸方向端部には接着剤を溜めるポケットが形成されて
いるため、請求項2の発明と同様に接着剤の計量が容易
になる。
【0014】上記した課題は、請求項7に記載された回
転子によって解決される。本発明によると、ポケットに
は磁石の軸方向端部と当接可能な突起が形成されている
ため、請求項3の発明と同様に、回転子の回転中に磁石
素材がそのポケットの内側に入り込むことがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づいて、本
発明の一の実施の形態に係るモータの回転子における磁
石固定方法の説明を行う。本実施の形態に係るモータの
回転子における磁石固定方法は、回転子の軸心と平行
に、かつその回転子の円周方向に8個形成された磁石収
納部にそれぞれ磁石を収納して固定する方法に関するも
のであり、図1は磁石の固定手順を表す回転子の要部側
面図、図2は前記回転子の縦断面図、図3は磁石の固定
手順を表すフローチャートである。
【0016】先ず、図2に記載された回転子の縦断面図
に基づいてその回転子の構造を説明する。前記回転子1
0はロータシャフト12を備えており、そのロータシャ
フト12の外周部にリング状の電磁鋼板13を半径方向
内側から支える周面12uと、その電磁鋼板13を軸方
向(図において下方向)から支える受け板12xとが形
成されている。また、前記ロータシャフト12の周面1
2uの端部(受け板12xの反対側)には、後記する上
部エンドプレート16をかしめるためのかしめ部12k
が形成されている。
【0017】前記ロータシャフト12の受け板12xの
外側には磁石素材14の下端を支えるリング状の下部エ
ンドプレート15が固定される。磁石素材14は着磁前
の角柱形をした金属棒であり、前述のように、回転子1
0の軸心と平行に、かつその回転子10の円周方向に等
間隔で8個設置される。前記電磁鋼板13には磁石素材
14を収納する開口13hが形成されており、その電磁
鋼板13が積層された状態で前記開口13hが磁石収納
部となる。
【0018】積層された電磁鋼板13の上には上部エン
ドプレート16が載置される。上部エンドプレート16
は電磁鋼板13を上から押えるリング状の厚板であり、
その内周側が薄肉化されて略楔状の被かしめ部16nが
形成されている。さらに、上部エンドプレート16には
電磁鋼板13の各々の磁石収納部13hに対応する位置
に接着剤Bを収納するポケット16pが形成されてい
る。
【0019】各々のポケット16pの内部空間はそれぞ
れ対応する磁石収納部13hの空間と連続しており、そ
れらのポケット16pの容積は磁石素材14の固定に必
要とされる量の接着剤Bを収納できる容積に設定されて
いる。ここで、前記接着剤Bとしては、一液熱硬化性エ
ポキシ樹脂が好適に使用される。また、前記ポケット1
6pの内壁面には磁石素材14がそのポケット16pの
内側に入り込まないようにその磁石素材14の端面を押
える突起16tが形成されている。また、上部エンドプ
レート16の上面16uには前記ポケット16p内に接
着剤Bを注入するための注入口16yが形成されてい
る。
【0020】次に、図1、図3に基づいて、前記回転子
10における磁石14の固定方法について説明する。先
ず、前記ロータシャフト12の受け板12xに下部エン
ドプレート15が固定される(図3ステップ101参
照)。次に、前記受け板12x及び下部エンドプレート
15の上に電磁鋼板13が積層される(ステップ10
2)。次に、着磁前の磁石素材4が電磁鋼板13の磁石
収納部13hに収納され、上部エンドプレート16が積
層された電磁鋼板13上に載置される(ステップ10
3、104)。なお、上部エンドプレート16が電磁鋼
板13上に載置される際には、各々のポケット16pの
位置と電磁鋼板13の各々の磁石収納部13hの位置と
が合わせられる。
【0021】次に、積層された電磁鋼板13が上部エン
ドプレート16と下部エンドプレート15間で軸方向か
ら加圧され、上部エンドプレート16、電磁鋼板13及
び下部エンドプレート15等の相互間の隙間が除去され
る(ステップ105)。さらに、上部エンドプレート1
6の被かしめ部16nがロータシャフト12のかしめ部
12kによってかしめられ、その上部エンドプレート1
6がその位置に固定される(ステップ106)。このよ
うにして、上部エンドプレート6が回転子10に固定さ
れると、図1(A)に示されるように、注入口16yか
らポケット16p内に接着剤Bが注入される(ステップ
107)。
【0022】ここで、磁石素材14が磁石収納部13h
に収納された状態では、磁石収納部13hの側壁と磁石
素材14との間には所定のクリアランスが存在する。し
かし、例えば、接着剤Bは常温で比較的大きな粘度を有
しているため、前記ポケット16pに注入された接着剤
Bが磁石素材14と磁石収納部13hとの隙間に浸透す
ることがない。このため、前記ポケット16p内を接着
剤Bで満たすことにより、磁石素材14の固定に必要と
される量の接着剤Bをそのポケット16pに保持してお
くことができる。
【0023】次に、前記回転子10が炉内に収納されて
約80℃程度に加熱される。これによって、ポケット16
p内の接着剤Bの粘度が低下し、その接着剤Bが磁石素
材14と磁石収納部13hとのクリアランスHによる隙
間に浸透する(図1(B)参照)。ここで、前記隙間の
全てに接着剤Bが浸透しても、ポケット16p内には突
起16tのやや上まで接着剤Bが残留する。
【0024】次に、回転子10が軸心回りの回転力を受
けて所定速度で回転することにより、各々の磁石素材1
4は遠心力及び接着剤Bとの比重差によりそれぞれの磁
石収納部13hの内部で半径方向外側に変位し、その磁
石収納部13hの側壁に当接する。即ち、8個の磁石素
材14が各々の磁石収納部13hの半径方向外側の側壁
に当接した状態に保持される(図1(C)、ステップ1
08参照)。次に、前記回転子10が回転している状態
で炉内温度を接着剤の硬化促進温度まで上昇させ、接着
剤Bを固化させる(ステップ109)。
【0025】接着剤Bが固化すると、各々の磁石素材1
4は各々の磁石収納部13hの半径方向外側の側壁に当
接した状態で固定され、回転子10の回転が停止しても
(遠心力が加わらなくても)全ての磁石素材14はその
位置に保持される。このため、回転子10に固定された
各々の磁石素材14の半径方向における位置のバラツキ
が小さくなり、回転子10の回転時におけるアンバラン
スが小さくなる。また、前記ポケット16p内には突起
16tのやや上まで接着剤Bが残留して固化するため
(図1(C)参照)、ポケット16p側から磁石素材1
4を押える際の強度が高くなる。
【0026】次に、回転子10の回転が止められてその
回転子10が炉外に取出されて冷却される。そして、冷
却後、後工程で前記磁石素材14が着磁されるとともに
(ステップ110)、上部エンドプレート16、下部エ
ンドプレート15、又は受け板12x等が削られ回転子
10の回転バランス取りが行われる。
【0027】このように本実施の形態に係るモータの回
転子における磁石固定方法によると、遠心力により各々
の磁石素材14をそれぞれの磁石収納部13h内におい
て全て半径方向外側に変位させ、その状態でそれらの磁
石素材14と磁石収納部13hの側壁との隙間に位置す
る接着剤Bを固化させる。このため、回転子10に固定
された各々の磁石素材14の半径方向における位置のバ
ラツキが小さくなり、その回転子10の回転時における
アンバランスが小さくなる。この結果、前記回転子10
のバランス取りの手間と時間が低減される。
【0028】また、前記ポケット16pの容積は磁石素
材14の固定に必要とされる量の接着剤Bを収納できる
容積に設定されているため、ポケット16pを満たす量
の接着剤をそのポケット16pに注入するだけで必要量
の接着剤Bを固定部位に供給できる。即ち、接着剤Bを
高精度に計量する必要なくなり、接着剤Bを固定部分に
供給する手間が低減される。また、ポケット16pの内
壁面に形成された突起16tによりその磁石素材14の
端面が押えられるため、回転子10の回転中に磁石素材
14がそのポケット16pの内側に入り込むことがな
い。
【0029】また、接着剤Bを約80℃程度まで加熱して
その接着剤Bの粘度を低下させ、さらに約80℃から硬化
促進温度まで加熱温度を変化させてその接着剤Bを固化
させる方式のため、一台の加熱炉内で接着剤の粘度低減
からその接着剤Bの固化までを行うことができる。即
ち、接着剤Bの粘度低減とその接着剤Bの固化とを別々
の設備で行う必要がなくなるため、作業効率の向上が図
れる。
【0030】さらに、着磁前の磁石素材14を磁石収納
部13hに収納する方式のため、その磁石素材14が磁
石収納部13hの側壁に吸着されることがなく、収納を
スムーズに行うことができる。なお、本実施の形態にお
いては、図1(B)、図1(C)に示されるように、接
着剤Bが磁石素材14と磁石収納部13hとの隙間に浸
透した後、回転子10を回転させて磁石素材14に遠心
力を加えるようにしたが、回転子10の回転と接着剤B
の浸透とを同時に行っても良い。
【0031】また、本実施の形態においては、常温で比
較的粘度の大きな接着剤を使用したが、常温で粘度の低
い接着剤を使用すれば加熱して粘度を下げる処理を省略
できる。また、磁石素材14を磁石収納部13hに収納
する際に常温で粘度の低い接着剤を両者の隙間に注入す
れば、ポケット16pを省略することも可能である。ま
た、本実施の形態においてはモータの回転子を例に説明
したが、特にモータの回転子に限定されない。また、磁
石素材14及び磁石収納部13hの位置と形状は変更可
能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、各々の磁石素材の半径
方向における位置のバラツキが小さくなるため、磁石素
材が固定された回転子の回転時におけるアンバランスが
小さくなる。この結果、前記回転子のバランス取りの手
間と時間が低減され、高いバランス性能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係るモータの回転子
における磁石固定方法の磁石の固定手順を表す回転子の
要部側面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係るモータの回転子
における磁石固定方法により製作された回転子の縦断面
図である。
【図3】本発明の一の実施の形態に係るモータの回転子
における磁石固定方法を表すフローチャートである。
【図4】従来のモータの回転子における磁石固定方法に
より製作された回転子の縦断面図である。
【図5】従来のモータの回転子における磁石固定方法を
表すフローチャートである。
【符号の説明】
B 接着剤 10 回転子 13h 磁石収納部 14 磁石素材 16p ポケット 16t 突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向に複数の磁石を有する回転子の
    磁石固定方法において、 円周方向に複数個形成された磁石収納部に着磁前の磁石
    素材を収納し、それらの磁石収納部に接着剤を供給した
    状態で回転子を回転させ、回転状態でその接着剤を固化
    させることを特徴とする回転子の磁石固定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された回転子の磁石固定
    方法において、 磁石素材を磁石収納部に軸方向から収納し、その磁石収
    納部の軸方向端部にポケットを形成し、前記ポケットに
    接着剤を供給する回転子の磁石固定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された回転子の磁石固定
    方法において、 磁石素材の軸方向端部に当接可能な突起を有するポケッ
    トを形成することを特徴とする回転子の磁石固定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3に記
    載された回転子の磁石固定方法において 接着剤の粘度を低下させた状態で回転子を回転させるこ
    とを特徴とする回転子の磁石固定方法。
  5. 【請求項5】 円周方向に複数個形成された磁石収納部
    と、 それらの磁石収納部に収納され、接着剤によって固定さ
    れた磁石とを有しており、 前記磁石は磁石収納部の半径方向外側に配置されている
    ことを特徴とする回転子。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された回転子において、 磁石収納部の軸方向端部には、接着剤を溜めるポケット
    が形成されている回転子。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された回転子の磁石固定
    方法において、 前記ポケットには、磁石の軸方向端部と当接可能な突起
    が形成されている回転子。
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