JP2000316119A - ビデオカメラ付き記録装置 - Google Patents

ビデオカメラ付き記録装置

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JP2000316119A
JP2000316119A JP2000089087A JP2000089087A JP2000316119A JP 2000316119 A JP2000316119 A JP 2000316119A JP 2000089087 A JP2000089087 A JP 2000089087A JP 2000089087 A JP2000089087 A JP 2000089087A JP 2000316119 A JP2000316119 A JP 2000316119A
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JP
Japan
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unit
video camera
recording
vtr
camera
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Application number
JP2000089087A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Maruyama
幸伸 丸山
Atsuhiko Urushibara
篤彦 漆原
Ryuichi Nemoto
隆一 根本
Atsutoshi Sato
敦俊 佐藤
Michiaki Ezure
美知明 江連
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 液晶ディスプレイをもつVTR部とカメラ部
とを分離可能とし、カメラ部をVTR部から離した状態
でも、VTR部の液晶ディスプレイを電子ビューファイ
ンダーとして用いた撮影操作が可能なように構成する。 【効果】 撮影の汎用性が飛躍的に高まり、使い勝手が
大いに高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ付きVT
R等のビデオカメラ付き記録装置に係り、特に、撮影時
には電子ビューファインダーとして機能し、再生時など
にはモニタとして機能する液晶ディスプレイを記録部に
備えた、ビデオカメラ付きの記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型VTRにおいて、従来の小
さな電子ビューファインダーに代えて、比較的大きな液
晶ディスプレイをもつモニタ付きカメラ一体型VTR
が、近時普及しつつあり、例えば、特開平6−9821
0号公報に、この種の大型液晶ディスプレイをもつカメ
ラ一体型VTRに関する提案がなされている。
【0003】上記の比較的大きな液晶ディスプレイは、
撮影時には電子ビューファインダーとして用いることが
でき、再生時にはモニタとして用いることができるの
で、家庭用ユースとして重宝されている。
【0004】ところで、従来の大型液晶ディスプレイ付
きカメラ一体型VTRは、液晶ディスプレイ付きのVT
R部とビデオカメラ部(以下、カメラ部と称す)とが一
体化されており、横長のVTR部の横に回転可能なカメ
ラ部が並設される形態が主流であった。
【0005】また、縦長の筐体をもつ大型液晶ディスプ
レイ付きカメラ一体型VTRも市販されているが、これ
らは縦長の筐体の下半分に液晶ディスプレイを配設する
形態をとっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の大型液晶ディスプレイ付きカメラ一体型VTRは、文
字通りVTR部とカメラ部とが一体化されていたため、
撮影時には重量の嵩むVTRデッキメカニズムを内蔵し
たVTR部を、カメラ部と共に支持しなければならなか
った。このため、ハイアングル撮影などが不便であると
いう指摘があった。また、カメラ部が液晶ディスプレイ
付きVTR部と分離できないため、撮影者は必ず被写体
と相対して撮影しなければならず、時として撮影チャン
スを逃したりする事態を招来した(例えば、前方に人垣
がありその向こうの被写体を撮影したい場合や、威かす
と逃げる小動物を撮影したい場合等々)。
【0007】また、大型液晶ディスプレイ付きカメラ一
体型を両手でホールドして、液晶ディスプレイ上の再生
画面を鑑賞する場合における、持ちやすさや、鑑賞時の
目線角度に対する配慮がさほどなされておらず、立った
姿勢での再生鑑賞等が疲れやすいという指摘もあった。
【0008】さらに、大型液晶ディスプレイ付きカメラ
一体型を両手でホールドして撮影や再生を行なう際に、
操作ボタンや操作ダイヤル等の操作部の総べてに、手指
が届かない構成となっていたため、手を持ち換えて所望
する操作ボタン等を操作する必要があり、操作時の使い
勝手が悪いという指摘もあった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、液晶ディスプレイをもつVT
R部等の記録部とカメラ部とを分離可能とし、カメラ部
を記録部から離した状態で、記録部の液晶ディスプレイ
を電子ビューファインダーとして用いた遠隔操作撮影を
可能とする、撮影の汎用性に優れたビデオカメラ付きの
記録装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的とするところは、操作
ボタンや操作ダイヤル等の操作部に対する操作性に優れ
たビデオカメラ付きの記録装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の目的とするところは、持ち
やすく確実に保持可能であると共に、モニタ鑑賞時の目
線角度に人間工学的な配慮を施したビデオカメラ付きの
記録装置を提供することにある。
【0012】総じて、本発明の目的とするところは、使
い勝手に優れた家庭ユースのビデオカメラ付きの記録装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明によるビデオカメラ付きの記録装置(以
下、これを代表してビデオカメラ付きのVTRと称す)
は、液晶ディスプレイをもつVTR部等の記録部(以
下、これを代表してVTR部と称す)とカメラ部とを分
離可能とし、VTR部とカメラ部とを一体化した状態、
あるいはVTR部とカメラ部とを分離した状態の何れに
おいても、液晶ディスプレイを電子ビューファインダー
として用いた撮影が可能であるように構成され、VTR
部とカメラ部とは例えばコードによって電気的に接続さ
れる。
【0014】また、VTR部の筐体を縦長の略箱形に形
成し、この筐体の手前面の上側に液晶ディスプレイを配
設し、VTR部とカメラ部とを一体化した状態でも、上
記の筐体の左右の側面の下側を両手で掴持可能であるよ
うに構成される。
【0015】また、撮影者が両手でVTR部の筐体の左
右の側面の下側を掴持した際に、両手の手指が届く範囲
に、動作制御用の総べての操作手段を配設するように構
成される。
【0016】さらにまた、VTR部の筐体の左右の側面
は、手前側から見たとき、中央が膨らんだゆるやかな湾
曲形状に形成され、筐体の背面側の下端側は、テーパー
状もしくはゆるやかに湾曲して切り落された形状とさ
れ、筐体の背面側には、任意の位置で手指がひっかかる
滑り止め用の突条が多数本形成され、筐体を下側から見
たとき、少なくとも両手で掴持する部位は、両側面に向
かって漸次厚みが薄くなる形状に形成される。
【0017】
【作用】VTR部とカメラ部とを分離し、例えばカメラ
部を支持棒先端の雲台に取り付けて、液晶ディスプレイ
をもつVTR部においてカメラ部を遠隔操作することに
よって、人垣越しにパレードなどの撮影を容易に行なう
ことができる。あるいは、VTR部とカメラ部とを分離
し、例えばカメラ部を小動物の出没先に設置して、撮影
者は物陰で電子ビューファインダー(液晶ディスプレ
イ)を覗きながら撮影を行なうことができる。また、少
なくともカメラ部を防水構造としておくことにより、カ
メラ部のみを水中に入れ、撮影者は例えばボート上など
で電子ビューファインダーを覗きながら撮影を行なうこ
とができ、撮影者は濡れることなく水中撮影を行なうこ
とができる。
【0018】また、VTR部の筐体を縦長の略箱形に形
成し、この筐体の手前面の上側に液晶ディスプレイを配
設し、VTR部とカメラ部とを一体化した状態でも、上
記の筐体の左右の側面の下側を両手で掴持可能としてい
るので、横長筐体の従来のカメラ一体型VTRに比べる
と、両手でしっくりと保持しやすく、保持した際のバラ
ンスも良いものとなる。さらに、VTR部の筐体の上側
に液晶ディスプレイが配設してあるので、モニタ鑑賞時
の目線角度を、人間工学的に見て良好なものになし得
る。
【0019】また、撮影者が両手でVTR部の筐体の左
右の側面の下側を掴持した際に、両手の手指が届く範囲
に、動作制御用の総べての操作手段が配設してあるの
で、撮影時などに手のホールド位置を変えることなく、
総べての操作が行なえ、操作性に優れたものとなる。
【0020】さらにまた、VTR部の筐体の左右の側面
の下側を両手で掴持することに加えて、VTR部の筐体
の左右の側面を、手前側から見たとき、中央が膨らんだ
ゆるやかな湾曲形状に形成すること、あるいは、筐体の
背面側の下端側を、テーパー状もしくはゆるやかに湾曲
して切り落された形状とすること、あるいは、筐体の背
面側に、任意の位置で手指がひっかかる滑り止め用の突
条を多数本形成すること、あるいは、筐体を下側から見
たとき、少なくとも両手で掴持する部位を、両側面に向
かって漸次厚みが薄くなる形状に形成することによっ
て、一段とホールド性に優れたものとなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例によって説明
する。
【0022】〈第1実施例〉図1は、本発明の第1実施
例に係るビデオカメラ付きVTRにおいて、VTR部と
カメラ部(ビデオカメラ部)とを分離した状態を示す斜
視図である。また、図2,図3,図4は、本実施例のビ
デオカメラ付きVTRにおいてVTR部とカメラ部とを
一体化した状態の、それぞれ正面図,平面図,左側面図
である。
【0023】図1〜図4において、1はVTR部、2は
カメラ部であり、VTR部1とカメラ部2とは、図1に
示すように、両者1,2を分離して使用することも、図
2〜図4に示すように、両者1,2を一体化して使用す
ることも可能であるようになっている。本実施例におい
ては、図1に示すように、VTR部1とカメラ部2とは
接続コード3によって常時電気的に接続されており、V
TR部1とカメラ部2とを一体化した際には、接続コー
ド3は、VTR部1内のコードリールによって巻取り・
収納可能なように構成されている。なお、接続コード3
はVTR部1の下部に巻き付けるようにしてもよい。ま
た、本実施例においては、カメラ部2は、VTR部3か
ら電源供給を受けるようになっており、接続コード3に
よって電源供給と、信号の授受とが行なわれるようにな
っている。
【0024】なお、カメラ部2に独立した電源を内蔵す
ることも勿論可能である。また、長さの異なる接続コー
ド3をいくつか用意し、VTR部1とカメラ部2とを一
体化した際には、最も短い接続コード3によって電気的
に接続し、VTR部1とカメラ部2とを分離した際に
は、用途に応じて長さの異なる接続コード3を使い分け
るようにしてもよい。あるいはまた、VTR部1とカメ
ラ部2とを一体化した際には、両者1,2を機械的に結
合すると同時に、コネクタで両者1,2を直接電気的に
接続するようにしてもよい。
【0025】本実施例においては、VTR部1とカメラ
部2は共に防水構造をとっており、両者1,2の筐体は
密閉構造となっている。カメラ部2内には、図示してい
ないが、ズームレンズを含む撮影レンズ,絞り,CCD
(撮像素子),これらの駆動制御回路系,映像信号用の
利得制御回路,映像信号処理回路,映像信号補間回路,
電気的手振れ補正回路,カメラ部2の統括制御を司るマ
イコン,マイク,音声信号処理回路等々が内蔵されてお
り、これらはいずれも公知の手段で実現される。また、
VTR部1内には、図示していないが、TVチューナ,
チューナ受信信号処理回路,記録系映像信号処理回路,
再生系映像信号処理回路,記録系音声信号処理回路,再
生系音声信号処理回路,スピーカ,VTRメカニズム,
メカニズム駆動制御回路系,OSD(オンスクリーンデ
ィスプレイ)用画像信号生成回路,液晶駆動回路,VT
R部1及びカメラ部2の統括制御を司るマイコン等々が
内蔵されており、これらはいずれも公知の手段で実現さ
れる。なお、図1〜図4において、9は、VTR部1に
設けられた伸縮自在な受信アンテナである。なおまた、
マイクはVTR部1側に設けても、VTR部1とカメラ
部2の両者に設けてもよい。
【0026】図1,図2に示すように、VTR部1の筐
体4は縦長の略箱形に形成され、筐体4の正面(手前
面)の略上側半分に液晶ディスプレイ5の表示面が配設
されている。筐体4の手前面の略下側半分、及び手前面
上側右寄り、及び右側面の上側手前寄りには、操作ボタ
ンや操作ダイヤル等が集中して配設されている。これら
の動作制御用(撮影,再生,TV受信等のシステムの動
作制御用)の操作部は、後述するように筐体4の左右の
側面の下側を両手で掴持した際に、手のホールド位置を
変えることなしに、総べてが手指の届く範囲内に配置さ
れている。
【0027】上記の操作部について具体的にいうと、6
aはモード切り替えダイヤルで、TV,ビデオ(再
生),電源切,撮影の切り替えを行なう。6bはズーム
切り替えダイヤルで、ズームレンズによるズーム倍率の
調整を行なう。6cはインスタントズーム・オン/オフ
ボタンで、1.5倍の電子ズーム(電気的手振れ補正回
路等による撮像領域からの切り出し領域の選択と、映像
信号補間回路による信号補間とによるズーム制御)の選
択を行なう。6dはスタート/ストップボタンで、各モ
ードのスタートまたはストップを行なう。6eはメニュ
ーボタンで、OSD機能による操作選択用の対話画面の
液晶ディスプレイ5上への呼び出しを行なう。6fは液
晶調整ボタンで、OSD機能による液晶調整用の対話画
面の液晶ディスプレイ5上への呼び出しを行なう。6g
は多機能ボタン部で、ビデオの再生,一時停止,早送
り,逆送りの選択と、上記のOSD対話画面上の項目の
選択等とを行なう。6h,6iはフォーカスボタン及び
音量ボタンで、それぞれフォーカスと音量の調整を行な
う。6jは逆光補正ボタンで、逆光補正の選択を行な
う。6kはフェードボタンで、フェードイン/アウトの
選択を行なう。なお、7はリモートセンサ部で、図示せ
ぬリモコンからの光信号を受光する。
【0028】ここで、上記した操作部の数や種類は任意
であって、OSD機能による操作/調整選択用の対話画
面数を増やすことによって、ボタンなどの数は大幅に減
少可能であることは、当業者には自明である。
【0029】VTR部1の前記筐体4の左側面の上側に
は、カメラ部2が着脱自在に取り付けられる結合部が設
けられており、ここにカメラ部2の結合部を嵌め合わせ
ることによって、両者1,2が一体化されるようになっ
ている。図5は、この結合部の構造を示す要部断面図で
ある。筐体4の結合部51には、カメラ部2の筐体に設
けた結合部52が嵌め合わされ、このように一体化され
た状態では、カメラ部2はVTR部1に対して所定量回
転可能なようになっている。
【0030】図6は、VTR部1とカメラ部2とを一体
化した状態において、VTR部1に対するカメラ部2の
回転可能な角度範囲を示す図であり、本実施例では、カ
メラ部2は135°回転可能となっている。
【0031】また、図1に示すように、VTR部1の筐
体4の右側面の下側には、グリップベルト8が着脱自在
に取り付け可能となっていて、使用者の好みに応じて、
グリップベルト8を取り付けた状態で使用することも、
グリップベルト8を外した状態で使用することも可能な
ようになっている。
【0032】VTR部1の筐体4の左右の側面の下側
は、VTR部1とカメラ部2とを一体化した状態でも両
手で掴持することが可能となっており、図8に示すよう
に、縦長の筐体4の下側部分を両手でしっかりとバラン
スよくホールドできるようになっている。
【0033】また、縦長の筐体4の下側部分を手による
被ホールド部分とし、縦長の筐体4の上側部分に液晶デ
ィスプレイ5を配設しているので、筐体4の下側部分を
両手で掴み、脇をしめてしっかりとホールドして、下向
きの姿勢で縦長の筐体4の上側部分の液晶ディスプレイ
5を見る際の、目線角度に無理が無いようにもなる。図
9の(a)は、本実施例の縦長筐体のVTR部の液晶デ
ィスプレイを下向きの姿勢で見た際の様子を示し、図9
の(b)は、従来の横長筐体の液晶モニタ付きカメラ一
体型VTRの液晶ディスプレイを下向きの姿勢で見た際
の様子を示している。同図に示すように、図9の(a)
における垂線に対する目線角度θ1は、図9の(b)に
おける目線角度θ2よりも大きくなり、姿勢に無理がな
くなる。
【0034】図10は、立位における最適視野とけいつ
いとの関係を示す図であり、同図に示すように、体幹に
対する頭部の傾きが17°〜29°の範囲が無理のない
良好な姿勢となる。本実施例では先にも述べたように、
縦長の筐体4の下側部分を手による被ホールド部分と
し、縦長の筐体4の上側部分に液晶ディスプレイ5を配
設しているので、この最適範囲を容易に満足できる。
【0035】図11は、座位における最適視野とけいつ
いとの関係を示す図であり、同図に示すような寸法関係
で相対した場合、体幹に対する頭部の傾きが17°〜2
9°の範囲が無理のない良好な姿勢となる。本実施例で
は縦長の筐体4の上側部分に液晶ディスプレイ5を配設
しているので、VTR部1を机上に立て掛けた場合で
も、この最適範囲を容易に満足できる。
【0036】ここで、本実施例のVTR部1には、VT
R部1を確実に保持するために、種々の手段を施してあ
る。次に、これについて説明する。
【0037】まず、重量バランスに関し、図12に示す
ように、カメラ部2をVTR部1に一体化した状態で右
手のみでホールドする場合における、カメラ部2による
同図反時計回り方向のモーメントに対抗するため、VT
R部1の筐体4内の同図で右側部分に、重量の嵩む電源
部(2次電池)を配設して上記のモーメントを或る程度
相殺するようにしてある。これによって、カメラ部2を
VTR部1に一体化した状態で右手のみでホールドして
も、重量バランスがよいので確実に保持でき、片手のみ
の撮影がブレなく行なえるようになっている。なお、こ
の片手撮影の場合には、前記グリップベルト8を装着す
ることが望ましく、グリップベルト8を装着することに
よって、カメラ部2による回転モーメントが勝る構成で
あってもこれに対抗しやすくなる。
【0038】続いて、しっかりとホールドできるように
する手段について説明する。まず、図1,図2などに示
すように、VTR部1の筐体4の両側面には、中央が膨
らんだゆるやかな湾曲形状に形成された膨出部10が設
けられている。この膨出部10は、筐体4の側面の中央
から下に向かって漸次高さが小さくなっているため、筐
体4の側面の下側を手で掴持した際に、図13に示すよ
うに、手の平に沿ってなじみやすく、これによってしっ
かりとなじみよくホールド可能となっている。
【0039】また、本実施例においては、上記膨出部1
0は中空に形成されていて、VTR部1のみをモニタ装
置として卓上等で立てて鑑賞している際などに、図14
に示すようにVTR部1が側倒しても、膨出部10がダ
ンパーとして機能し、破損を軽減できるようにもなって
いる。
【0040】図4に示すように、VTR部1の筐体4の
背面側の下端側には、テーパー状もしくはゆるやかに湾
曲して切り落された形状となっている傾斜部11が設け
られている。この傾斜部11は手の形状を考慮して形成
されており、図15に示すように、VTR部1の筐体4
の下側側面を掴持した際に手となじみやすく、これによ
っても、しっかりとなじみよくホールド可能となってい
る。
【0041】図7はVTR部1の背面図であり、同図に
示すようにVTR部1の筐体4の背面側には、多数本の
突条12が形成してある。この突条12は滑り止めとし
て機能し、図16に示すように、手の大小の如何にかか
わらず任意の位置で、突条12(換言するなら溝)に指
先や指腹がひっかかり、これによっても、しっかりとホ
ールド可能となっている。
【0042】また、図3に示すように、VTR部1の筐
体4は、上側及び下側から見たとき、両側面に向かって
漸次厚みが薄くなるように形成されている。したがっ
て、図17に誇張して図示するように、平面で見ると両
端を切り落とした略楕円形状を呈し、筐体4の下側側面
を掴持した際に手となじみやすく、これによっても、し
っかりとなじみよくホールド可能となっている。
【0043】また、ここで本実施例においては、図1,
図2に示すように、前記液晶ディスプレイ5の4辺を保
持するディスプレイ保持枠13の表面は、液晶ディスプ
レイ5の表面と略面一となるようにされており、かつ、
ディスプレイ保持枠13の左右側は、ディスプレイ保持
枠13の表面高さと略同一高さを維持して筐体4の両側
に至るように、筐体4の主体面の一部はフラットに低く
形成されている。したがって、図18に示すように、液
晶ディスプレイ5の表面の汚れを布14等で拭き取る際
に、左右にフラット面を拭き取ればよいので、段差があ
る場合のように液晶ディスプレイ5の4辺寄りの汚れが
落とし難いということがなくなり、液晶ディスプレイ5
の表面の清掃が、簡単・容易となるようにも構成されて
いる。
【0044】なお、図19に示すように、液晶ディスプ
レイ5の上下の筐体部分は液晶ディスプレイ5の表面よ
りも突出しているため、液晶ディスプレイ5側を下側に
してVTR部1を載置しても、液晶ディスプレイ5が傷
つく虞はない。
【0045】次に、以上の構成をとる本実施例のビデオ
カメラ付きVTRにおいて、VTR部1とカメラ部2と
を分離した際の撮影使用形態例のいくつかを説明する。
【0046】図20は、カメラ部2を支持棒20の先端
の雲台に取り付け、液晶ディスプレイ5による被写体画
像(電子ビューファインダー)を覗きながら、VTR部
1においてカメラ部2を遠隔操作している例を示してい
る。同図に示すように、この場合には、人垣越しにパレ
ード中の被写体を簡単に撮影することができる。
【0047】図21は、電動雲台21にカメラ部2を取
り付け、液晶ディスプレイ5による画像(電子ビューフ
ァインダー)を覗きながら、VTR部1においてカメラ
部2を遠隔操作している例を示している。同図に示すよ
うに、この場合には取材等の用途に用いることができ
る。
【0048】図22は、カメラ部2のみを水中に入れ、
撮影者はボート上で液晶ディスプレイ5による画像(電
子ビューファインダー)を覗きながら、VTR部1にお
いてカメラ部2を遠隔操作している例を示している。同
図に示すように、この場合には、撮影者は濡れることな
く水中撮影を行なうことができる。
【0049】図23は、頭にカメラ部2を取り付け、V
TR部1はザックに内蔵してオート撮影をしている例を
示している。同図に示すように、この場合には、スキー
で滑降しながら頭を向けた方向を撮影することができ
る。
【0050】図24は、車外にカメラ部2を取り付け、
オート撮影もしくは、同乗者が車内で液晶ディスプレイ
5による画像(電子ビューファインダー)を覗きなが
ら、VTR部1においてカメラ部2を遠隔操作している
例を示している。同図に示すように、この場合には、カ
メラを臨場感にあふれた撮影を行なうオンボードカメラ
として用いることができる。
【0051】また、図示していないが、カメラ部2を小
動物の出没先に向けて設置し、撮影者は物陰に隠れなが
ら、液晶ディスプレイ5による画像(電子ビューファイ
ンダー)を覗きながら、VTR部1においてカメラ部2
を遠隔操作することによって、怯えやすい小動物を撮影
することも可能となる。
【0052】さらにまた、カメラ部2をVTR部1と分
離することによって、撮影者の姿勢には全く負担をかけ
ることなく、極端なハイアングル撮影やローアングル撮
影も容易に行なえるようになる。
【0053】かように、カメラ部2をVTR1と分離す
ることによって、撮影の汎用性が大いに高まる。なお、
カメラ部2をVTR1と分離した際の撮影形態には、上
述した例以外にも、多数の撮影形態が考えられる。
【0054】なおまた、本実施例においては、カメラ部
2を、VTR部1から機械的にも電気的にも完全に分離
することも可能であって、この場合には、VTR部1は
コンパクトな形状のモニタ装置として用いることがで
き、部屋の間等を携帯して持ち運ぶことができ、場所を
選ばない手軽なモニタ付きのVTRとして楽しめること
となる。
【0055】〈第2実施例〉図25は、本発明の第2実
施例に係るビデオカメラ付きVTRを両手でホールドし
た状態を示しており、図25の(a)が正面から見た状
態を、図25の(b)が側面から見た状態(但し、カメ
ラ部2は図示割愛してある)をそれぞれ示している。
【0056】本実施例が前述した第1実施例と異なるの
は、操作ボタンの数と配置である。本実施例では、VT
R部1の筐体4の下側を両手でホールドした際に、両手
の親指で殆ど総べての操作/調整が非常にスムーズに行
なえるように、操作ボタン25a〜25fを配置してあ
る。そして、これら操作ボタン25a〜25fと、液晶
ディスプレイ5上の前記OSD機能による操作/調整選
択用の対話画面とによって、所望の操作/調整を行なう
ようにしてある。
【0057】図25中のa〜dは、人間工学的に理想的
な移動角度や掴持角度を示しており、aは標準男子で2
5°、標準女子で35°であり、bは標準男子で35
°、標準女子で45°であり、cは標準男子で45°、
標準女子で48°であり、dは標準男子で35°、標準
女子で45°である。本実施例では、上記のa〜dを、
例えば標準男子のそれと標準女子のそれとの中間値に設
定してある。
【0058】〈第3実施例〉図26は、本発明の第3実
施例に係るビデオカメラ付きVTRを両手でホールドし
た状態を示している。本実施例が、図25の第2実施例
と異なるのは、液晶ディスプレイ5上の前記OSD機能
による操作/調整選択用の対話画面によって、殆ど総べ
ての操作/調整を行なうための操作ボタン26a〜26
eを、円弧上に配列した点にある。こうすることより、
親指の動きがより一層スムーズになり、操作性が高ま
る。
【0059】〈第4実施例〉図27〜図33は、本発明
の第4実施例に係るビデオカメラ付きVTRにおいて、
VTR部とカメラ部(ビデオカメラ部)とを一体化した
状態での、それぞれ斜視図,正面図,平面図,右側面
図,左側面図,背面図,底面図である。
【0060】図27〜図33において、1はVTR部、
2はカメラ部であり、VTR部1とカメラ部2とは、同
各図に示すように、両者1,2を一体化して使用するこ
とも、また、後で説明するように、両者1,2を分離し
て使用することも可能であるようになっている。本実施
例においては、図27などに示すように、VTR部1と
カメラ部2とは接続コード3によって電気的に接続され
るようになっており、接続コード3は、少なくともVT
R部1に対しては着脱自在に構成されている。すなわ
ち、VTR部1から接続コード3を抜くと、VTR部1
とカメラ部2は物理的に完全に独立し、両者1,2を別
々に鞄等に入れて持ち運ぶことも、VTR部1を再生モ
ニタ専用装置として用いることも可能であるようになっ
ている。本実施例においても、カメラ部2は、VTR部
3から電源供給を受けるようになっており、接続コード
3によって電源供給と、信号の授受とが行なわれるよう
になっている。
【0061】なお、接続コード3の長さは、25cm〜
150cm程度とされ、スパイラルコードを用いる場合
には、最短時の長さを15cm〜30cm程度のものに
するようにされる。
【0062】本実施例においても、カメラ部2は防水密
閉構造をとっており、また、接続コード3とカメラ部2
とのコネクタ結合部位、および接続コード3とVTR部
1とのコネクタ結合部位も防水密閉構造をとるようにな
っている(なお本実施例では、接続コード3とカメラ部
2とは一体化された、強固な結合構造をとっている)。
【0063】なお、本実施例のVTR部1内およびカメ
ラ部2内にも、図示していないが各種機能が搭載されて
いるが、本実施例ではカメラ部2はマイクは持たず、カ
メラ部2にはレンズ,レンズモータ,CCDなどの主と
して撮像系の構成要素が搭載されており、各種の映像信
号処理回路系は、総べてVTR1に搭載されている。
【0064】図27などに示すように、本実施例におい
ても、VTR部1の筐体4は縦長の略箱形に形成されて
おり、その右側面の下側にはグリップベルト8が取り付
けられており、その左側面の手前側には受信アンテナ9
が設けられている。
【0065】図35は上記の受信アンテナ9の構成を示
す図である。本実施例においては、筐体4の左側面の手
前側に固設された筒状のアンテナ収納部61に、伸縮自
在な受信アンテナ9が格納されるようになっている。そ
して、図35において破線で図示したように受信アンテ
ナ9を引き出すと、アンテナ関節部9aを回動中心とし
て受信アンテナ9の上部は自在に回動可能なように構成
されている。
【0066】また、図27などに示すように、VTR部
1の筐体4の上面の左側にはスピーカ62が、上面の右
側にはマイク63がそれぞれ配設されており、これらは
撮影操作時などに手指が不用意に触れない位置におかれ
ている。なお、マイク63を筐体4の上面の右側に配設
した所以は、筐体4の左側面にカメラ部2が取り付けら
れた際に、カメラ部2からのズーム音を拾いにくいよう
にするためである。なおまた、マイク63は筐体4の上
面に配設されているので、被写体側からの音声並びに撮
影者の音声を共に支障なく拾えることにもなる。
【0067】また、図27などに示すように、本実施例
においても、VTR部1の筐体4の正面(手前面)の略
上側半分に、液晶ディスプレイ5の表示面が配設されて
いる。さらに、筐体4の手前面の略下側半分、及び手前
面右寄り中央上側、及び右側面の上側手前寄りには、操
作ボタンや操作ダイヤル等が集中して配設されている。
これらの動作制御用(撮影,再生,編集記録,TV受信
等のシステムの動作制御用)の操作部は、筐体4の左右
の側面の下側を両手で掴持した際に、手のホールド位置
を変えることなしに、総べてが手指の届く範囲内に配置
されている。また、本実施例においては、筐体4の手前
面の最下側には開閉自在な扉64が設けられ、この扉6
4を開放すると、使用頻度の少ない操作部が現れるよう
になっている。
【0068】図34は、図28の状態から上記扉64を
開放した状態の正面図である。次に、この図34を用い
てVTR部1の操作部について説明する。図34におい
て、6aはモード切り替えダイヤルで、TV,ビデオ
(再生),電源切,撮影の切り替えを行なう。このモー
ド切り替えダイヤル6aによって電源が投入されると、
ダイヤル6aに近傍に配設されたLED65が点灯す
る。6bはズーム切り替えダイヤルで、ズームレンズに
よるズーム倍率の調整を行なう。6dはスタート/スト
ップボタンで、各モードのスタートまたはストップを行
なう。本実施例においては、筐体4の左右の側面の下側
を両手で掴持した際に、右手の親指によって上記した3
つの操作部6a,6b,6dを操作するように、つま
り、撮影時の主たる操作は右手の親指のみによって行う
ようにしてある。
【0069】6eはメニューボタンで、OSD機能によ
る操作選択用の対話画面の液晶ディスプレイ5上への呼
び出しを行なう。6fは液晶調整ボタンで、OSD機能
による液晶調整用の対話画面の液晶ディスプレイ5上へ
の呼び出しを行なう。6gは多機能ボタン部で、ビデオ
の再生,一時停止,早送り,逆送りの選択と、上記のO
SD対話画面上の項目の選択等とを行なう。
【0070】6cはインスタントズーム・オン/オフボ
タンで、1.5倍の電子ズームの選択を行なう。6kは
フェードボタンで、フェードイン/アウトの選択を行な
う。6jは逆光補正ボタンで、逆光補正の選択を行な
う。6mはフォーカス/音量設定ボタンで、フォーカス
調整の設定モードと音量調整の設定モードとの切り換え
を行う。6nはマニュアル調整ボタンで、フォーカスの
遠近調整または音量の増減調整を行う。
【0071】また、扉64の内部において、6pはチュ
ーニング設定部で、チャンネルプリセット等を行う。6
qは録画ボタンで、内蔵されたTVチューナで受信した
番組や外部からの入力信号を、VTR部1に装着したカ
セットテープに録画する際に用いられる。6rは一時停
止ボタンで、ダビング時等おける一時停止操作に用いら
れる。
【0072】図36は、本実施例のスタート/ストップ
ボタン6dの周辺の構成を拡大して示す図である。同図
に示すように、筐体4の手前面におけるスタート/スト
ップボタン6dの真上位置には、微小突部を形成してな
る滑り止め部66が設けられており、この滑り止め部6
6に右手親指の先端側指腹が当たるようにされている。
すなわち、筐体4の左右の側面の下側を両手で掴持した
際に、右手で力の入る親指を滑りにくくして、ホールド
性を高めるように配慮されている。
【0073】図37は図36のA−A線断面を、図38
は図36のB−B線断面をそれぞれ示している。図3
7,図38に示すように、スタート/ストップボタン6
dは上記の滑り止め部66よりも高い傾斜突起部67に
配設されており、この傾斜突起部67の存在と、上記の
滑り止め部66による滑り止め・位置決め効果とが相俟
って、撮影中に右手親指が不用意に滑ってスタート/ス
トップボタン6dなどに触れることを防止できるように
なっている。つまり、撮影者が意図的にスタート/スト
ップボタン6dなどに触れる際には、右手親指の先端側
指腹が滑り止め部66から離れるので、この感触の相違
等によって確実なスタート/ストップ操作などがなされ
るように配慮されている。
【0074】また、上記の傾斜突起部67は、外側が低
く内側が高い傾斜面67aをもち、この傾斜面67aに
スタート/ストップボタン6dが設けられているので、
スタート/ストップボタン6dに触れる際の右手親指の
動きが、人間工学的に見て無理のないスムーズなものと
なり、右手で筐体4をグリップした状態でのスタート/
ストップの操作が、容易・確実なものとなるようにも配
慮されている。
【0075】図31および図32に示すように、VTR
1の筐体4の左側面下部から筐体4の背面の右下隅にか
けては、電池交換用の開閉自在な扉68が設けられてお
り、図31に示す開閉操作ボタン69を操作することに
よって、ロック状態の扉68を開放できるようになって
いる。つまり、筐体4を右手でホールドした状態におい
て、左手で開閉操作ボタン69を操作することにより、
筐体4の左側面下部の電池交換口が露呈するように扉6
8が開放され、これによって左手で寿命の切れた電池を
取り出して、新しい電池を装着できるように構成されて
いる。図39は、この電池交換の様子を模式的に示す図
であり、同図において、70は2次電池等の電池であ
る。
【0076】図32の背面図に示すように、筐体4の背
面の略上側半分はカセット交換用の開閉自在な扉71と
されており、開閉操作ボタン72を操作することによ
り、ロック状態の扉71を開放できるようになってい
る。
【0077】また、図32に示すように、筐体4の背面
の略下側半分の中央部は、所定量回動可能なスタンド部
73とされており、このスタンド部73は、その上辺部
を回動支点として所定角度範囲(ここでは、例えば30
°以内)だけ回動できるようになっている。図示してい
ないが、スタンド部73は閉塞位置(回転角度0°の位
置)では、軽くロックされた状態にあり、この状態でス
タンド部73の下端に引き出し方向の力を加えることに
よって、ロックが解除されてスタンド部73が回動する
ようになっている。なお、スタンド部73の各回動角度
位置は、本実施例ではフリクションによって保持される
ようになっているが、適宜のディテント(節度)位置決
め機構によって保持するようにしてもよい。
【0078】図44は、図27等に示すVTR部1とカ
メラ部2とを一体化した状態で、スタンド部73を引き
出して回動させた状態を示している。この図44に示し
た形態では、スタンド部73を簡易な三脚代わりに用い
て、カメラ部2付きのVTR部1を適宜の台上などに自
立させることができ、撮影者がVTR部1を手でホール
ドしなくても撮影を行うことが可能となる。すなわち、
本実施例では、別途三脚を用意しなくても、筐体4と一
体のスタンド部73を手軽な三脚代わりに使用できるの
で、ユーザにとっての利便性が高まる。
【0079】図45は、VTR部1からカメラ部2を取
外し、VTR部1を再生モニタ専用装置として用いた場
合のスタンド部73の使用例を示している。この場合に
は、スタンド部73を引き出して適宜の机上などに自立
させることにより、無理のない視線角度で再生画を鑑賞
することができる。
【0080】また、先の図32に示すように、筐体4の
背面の左寄りの上部から下部にかけては、ホールド補助
用の縦長の突出部74が設けられており、ここでは突出
部74は滑りにくいゴム等の材質で形成されている。こ
の突出部74は、図29に示す平面図から明らかなよう
に、筐体4の左右の側面の下側を両手で掴持した際に、
右手の親指以外の各指の先端側指腹がひっかかる位置に
設けられており、これによって撮影時のVTR部1(筐
体4)のホールド性を良好なものになし得るように構成
されている。
【0081】なお、図32に示すように、ホールド補助
用の突出部74の下側部分には、外部入出力用の接続端
子部75が設けられており、この接続端子部75は、突
出部74における指の先端側指腹がひっかかる斜面と
は、逆の斜面に設けられており、ホールド性を損なうこ
とはない。
【0082】なおまた、図33の底面図において、76
は、市販の三脚を取り付けるためにVTR部1の筐体4
の底面に設けた三脚用の取り付けネジ穴で、後記するカ
メラ部2の底面に設けた三脚用の取り付けネジ穴と同形
状のものとされている。したがって、図27に示したよ
うに、VTR部1とカメラ部2とを一体化した状態にお
いて、上記の取り付けネジ穴76に三脚を取り付けれ
ば、手触れのない安定した撮影を行える。
【0083】次に、本実施例においてVTR部1に設け
た、カメラ部2を取り付けるための装着台座部について
説明する。本実施例においても、先の各実施例と同様
に、VTR部1の筐体4の左側面の上側に、カメラ部2
を取り付け可能となっている。
【0084】図40は、筐体4の左側面の上側に設けら
れた装着台座部77を簡略化して示す図である。この装
着台座部77は、第1支持板78と第2支持板79とを
具備し、第1支持板78は筐体4に回転支持機構80を
介して取り付けられていて、装着台座部77全体は、筐
体4に対して所定角度範囲だけ回動可能なようになって
いる。すなわち、装着台座部77は、図28に示した状
態から上向き方向に90°、図28に示した状態から下
向き方向に45°だけ、それぞれ回転可能となってい
て、全体として135°だけ回転可能となっている。も
ちろん、この回転角度範囲の設定は任意である。また、
装着台座部77の各回動角度位置は、本実施例では図示
しいないが、フリクションまたは適宜のディテント(節
度)位置決め機構によって保持するようになっている。
【0085】また、上記第2支持板79は、第1支持板
78に対して90°だけ回転可能なように、支軸81を
介して第1支持板78に保持されていて、第2支持板7
9は、図40などに示した装着可能位置と、第1支持板
78に密着して2つ折りにされた格納位置とをとりえる
ようになっている。そして、格納位置をとった際には、
第2支持板79は第1支持板78に対して軽くロックさ
れた状態となるように構成されている。
【0086】また、第2支持板79には、カメラ部2の
下端両サイドを案内保持する1対の保持レール部79a
と、カメラ部2の図示せぬ係合部と嵌合してカメラ部2
を位置決め・ロックする係止部79bとが設けられてい
る。したがって、図40に示す装着可能位置にある第2
支持板79に対して、カメラ部2をスライドして所定位
置まで押し込んで装着するだけで、カメラ部2は第2支
持板79(装着台座部77)に確実に保持されることに
なり、これによってカメラ部2がVTR部1と一体化さ
れ、かつ、VTR部1に対してカメラ部2が回転可能な
状態となる。
【0087】図27〜図34は、撮影者が被写体と正対
して撮影を行う場合の、装着台座部77へのカメラ部2
の装着状態を示している。また、図41は、この状態か
らカメラ部2を90°上向きに回転させた状態を示して
いる。なおまた、図示していないが、図27〜図34と
は逆向きにカメラ部2を装着台座部77に対して装着す
ることも可能となっており、この場合は、撮影者がレン
ズと正対して、かつ、前記液晶ディスプレイ5に表示さ
れた自身の映像を確認しながらの、対面撮影を行うこと
ができる。
【0088】図42は、装着台座部77からカメラ部2
を取り外した状態を示しており、この状態で例えば、右
手でVTR部1を保持し、左手でカメラ部2を保持する
ことによって撮影を行うことが可能である。図43は、
図42の状態から装着台座部77の第2支持板79を2
つ折りして、格納した状態を示している。この図43の
状態では、VTR部1の側面はすっきりした見栄えのよ
いものとなり、搬送にも好都合となる。
【0089】図46は、前記した接続コード3とVTR
部1とのコネクタ部を示している。先にも触れたよう
に、本実施例では接続コード3はVTR部1に対して着
脱自在に構成されており、接続コード3の一端に固設し
たコネクタ部82が、VTR部1に設けたコネクタ部
と、電気的にも機械的にも接続されるようになってい
る。図47は、接続コード3のコネクタ部82と、カメ
ラ部2のコネクタ部83とが結合された状態を示してお
り、両コネクタ部82,83の接点部82a,83aが
接続されて、VTR部1とカメラ部2とが接続コード3
を介して電気的に接続され、前記したように接続コード
3によって電源供給と、信号の授受とが行なわれるよう
になっている。
【0090】また、接続コード3のコネクタ部82とV
TR部1のコネクタ部83とは、機械的に確実に結合さ
れるようになっており、この結合メカニズムは任意のも
のが採用可能であるが、本実施例では、例えば図48に
模式的に示すように、ヘリカル溝82bとこれに嵌まる
係合突起83bとによる結合メカニズムが採用されてい
る。
【0091】図49は、VTR部1とカメラ部2と接続
コード3によって接続した状態において、カメラ部2を
誤って落下させた様子を示している。この場合、VTR
部1と接続コード3とのコネクタ部のメカ結合力が大き
く、接続コード3がVTR部1から抜ける虞は全くない
ので、接続コード3の長さを適当なものに設定すること
によって、カメラ部2が地面や床面にぶつかることを無
くすことができる。例えば、接続コード3として前記し
たようなスパイラルコードを用いれば、カメラ部2の落
下距離を50cm程度に留めることができる。
【0092】次に、本実施例のカメラ部2の構成につい
て説明する。図50〜図54は、前記カメラ部2の、そ
れぞれ正面図,平面図,左側面図,背面図,底面図であ
る。
【0093】図50〜図54に示すカメラ部2は、先に
も述べたように防水構造をとっており、撮影レンズやモ
ータ付きのズーム調整メカニズムを含んでいるが、約3
00g程度の比較的軽量のものに構成されている。
【0094】密閉防水構造をとるカメラ部2の筐体90
は、正面もしくは背面から見て、底面および側面が概略
平坦で、上部が半弧状に湾曲した、おおむね背高のかま
ぼこ形状を呈しており、筐体90の底面は前記した装着
台座部77への装着部91をもつものとなっており、こ
の装着部91は適宜の台上等にカメラ部2を単体で載置
した際にも、カメラ部2の姿勢を安定に維持できるよう
にされている。
【0095】筐体90の上面側には、背面から見て右寄
りの位置に突条92が形成されており、本実施例におい
ては、突条92内に筐体90のパーツを密閉防水構造で
結合する締結機構を内蔵してある。この突条92は、V
TR部1からカメラ部2を分離した状態で、カメラ部2
を右手でホールドして撮影を行う際に、右手の中指,人
指指,薬指等の指腹がひっかかっる位置に設けられてい
る。
【0096】図55は、カメラ部2を右手でホールドす
る際の最も一般的なホールド形態を示している。この図
55のホールド形態では、右手の手の平の手首に近い部
位で、カメラ部2の筐体90の底面を保持し、右手の中
指,人指指,薬指等で筐体90の突条92を押さえるこ
とによって、主としてホールド力を得ることになる。こ
のとき、右手の中指や人指指の第3関節より先が突条9
2を乗り越え、第3関節部分が突条92の角にひっかか
ると、安定したホールド力が得られる。そこで、日本人
の成人男子と成人女子の、手の平の手首に近い部位から
中指等の最先端までの距離の男女平均値を考慮して、上
記の条件を満足する位置と形状(高さおよび大きさ)で
突条92を形成することが望ましい。
【0097】図56は、カメラ部2を右手でホールドす
る際の特殊なホールド形態を示しており、例えば右手を
伸ばして、下方向などの被写体を近接撮影する等に用い
られる。この図56のホールド形態では、右手の手の平
をカメラ部2の筐体90の背面に当接させた状態で、右
手の親指で筐体90の側面を保持し、右手の中指や薬指
等で筐体90の突条92を押さえることによって、ホー
ルド力を得ることになる。このときも、中指や薬指の先
端が突条92の角にひっかかっると、ホールドし易くな
る。そこでこの場合も、日本人の成人男子と成人女子
の、手の平の手首に近い部位から薬指等の最先端までの
距離の男女平均値を考慮して、上記の条件を満足する位
置と形状(高さおよび大きさ)で突条92を形成するこ
とが望ましい。
【0098】なお、上述の突条92の説明は、右手ホー
ルドを例にとって説明したが、左手ホールドにおいても
全く同様であり、したがって、カメラ部2の筐体90に
設ける突条92は左手ホールド用のものとしても差し支
えない。
【0099】また、図54の底面図に示すように、カメ
ラ部2の筐体90の底面(装着部91)には、市販の三
脚を取り付けるため三脚用の取り付けネジ穴93設けら
れている。したがって、例えば図43に示したように、
VTR部1とカメラ部2とを分離した状態で撮影を行う
場合に、上記の取り付けネジ穴93に三脚を取り付ける
ことによって、カメラ部2の姿勢を安定に維持して、手
振れのない撮影を行うことができる。
【0100】また、本実施例においては、上記のカメラ
部2の筐体90の取り付けネジ穴93を用いて種々の支
持手段をカメラ部2に取り付け、この支持手段によって
カメラ部2を保持できるようにもされている。次に、こ
の支持手段のいくつかの例を説明する。
【0101】図57は、カメラ部2を挾持支持具95に
取り付け、この挾持支持具95を枝に挾んで、例えば小
鳥を撮影している様子を示している。このような撮影形
態をとることによって、小鳥を威かすことなく撮影を行
うことができる。
【0102】図58は、カメラ部2をリモコン操縦され
る超小型潜水艇96に取り付け、撮影者はボート上で液
晶ディスプレイ5による画像を見ながら、水中を撮影し
ている様子を示している。この場合には、前記第1実施
例の図22で述べたのと同様に、撮影者は濡れることな
く水中撮影を行なうことができ、さらには、カメラ部2
を水中で自在に移動させることができる。なお、図5
7,図58のような使用形態の場合には、接続コード3
は充分な長さをもつものが用意されることは言うまでも
ない。
【0103】図59は、カメラ部2を吸着パッド97a
付きの保持具97に取り付け、この保持具97を車の外
側に吸着させて、走行中の車外を撮影している様子を示
している。この場合には、前記第1実施例の図24で述
べたのと同様に、臨場感にあふれた撮影を行なうオンボ
ードカメラとして用いることができる。
【0104】図60は、カメラ部2を腕バンド98a付
きの保持具98に取り付け、この保持具98の腕バンド
98aを使用者が腕に巻き付けて、例えばサイクリング
中の景色等を撮影している様子を示している。この場合
には、両手でハンドルを握った自転車走行中での撮影が
可能となる。
【0105】なお、ここでは図示していないが、カメラ
部2のための支持手段は上記以外にも種々の変形が考え
られ、前記第1実施例の図20のように、カメラ部2を
支持棒の先端の雲台に取り付けたり、あるいは、前記第
1実施例の図21のように、電動雲台にカメラ部2を取
り付けたりする等々、適宜の手段が考えられる。
【0106】次に、本実施例のVTRカメラ付きVTR
において可能な記録形態の1例を、図61を用いて説明
する。図61は本実施例の回路系の要部構成を示す簡略
化したブロック図であり、同図において、2は前記した
カメラ部、63は同じく前記したマイクである。また、
101はTVチューナ、102はビデオ信号出力切換回
路、103は音声信号出力切換回路、104は切換制御
回路、105は記録系信号処理回路、106は記録メデ
ィア(磁気テープ)である。
【0107】図61に示す構成において、マイク63か
らの音声入力信号は図示してないが適宜変換処理され
て、第1の音声信号A1として、音声信号出力切換回路
103に入力され、また、TVチューナ101で受信し
た番組の音声信号は、第2の音声信号A2として、音声
信号出力切換回路103に入力される。また、カメラ部
2で撮像した映像信号は図示してないが適宜変換処理さ
れて、第1のビデオ信号V1として、ビデオ信号出力切
換回路102に入力され、また、TVチューナ101で
受信した番組の映像信号は、第2のビデオ信号V2とし
てビデオ信号出力切換回路102に入力される。
【0108】ビデオ信号出力切換回路102および音声
信号出力切換回路103は、切換制御回路104からの
制御信号S1,S2によって制御され、ビデオ信号出力
切換回路102からは、上記第1,第2のビデオ信号V
1,V2のいずれか一方が択一選択されて記録系信号処
理回路105に出力され、また、音声信号出力切換回路
103からは、上記第1,第2の音声信号A1,A2の
いずれか一方が択一選択されて記録系信号処理回路10
5に出力される。
【0109】したがって、記録系信号処理回路105に
は、「A1,V1」,「A1,V2」,「A2,V
1」,「A2,V2」という4種の組合せの中の1つで
信号が出力されることになる。そして、記録系信号処理
回路105は入力されたビデオ信号および音声信号に公
知の記録系の処理を施し、これが記録メディア106に
記録される。
【0110】ここで、「A1,V1」の組合せは、カメ
ラ部2とマイク63を用いた通常の撮影記録時の信号で
あり、切換制御回路104中において模式的に示したス
ライドスイッチの「カメラ」を選択することによって得
られる。また、「A2,V2」の組合せは、受信番組記
録時の信号であり、切換制御回路104中において「T
UNER」を選択することによって得られる。また、
「A2,V1」の組合せは、カメラ部2の出力とTVチ
ューナ101の音声出力とのミックスであり、切換制御
回路104中において「TUNER音声/カメラ映像ミ
ックス」を選択することによって得られる。また、「A
1,V2」の組合せは、マイク63の出力とTVチュー
ナ101の映像出力とのミックスであり、切換制御回路
104中において「マイク音声/TUNER映像ミック
ス」を選択することによって得られる。 なお、切換制
御回路104に指令を与える操作手段としては、前記し
たモード切り替えダイヤル6aの「TV」,「撮影」
が、上記の「TUNER」,「カメラ」を指令・選択す
るものに相当する。なおまた、上記の「TUNER音声
/カメラ映像ミックス」,「マイク音声/TUNER映
像ミックス」に対応する操作手段ついては、先の図34
の操作部の説明では触れていないが、これは前記した扉
64の内部に適宜設けられているものと理解されたい。
【0111】上記した構成をとることによって、例え
ば、スタジアムで野球を観戦中に、自身で撮影したカメ
ラ部2からの映像とTVチューナ101からの野球放送
の音声とを合成して、記録メディア106に記録するこ
とができる。この場合には、切換制御回路104によっ
て「A2,V1」の組合せで信号を得るようにすればよ
い。また例えば、TV放映の名画の所望シーンに自分の
声をアフレコして、記録メディア106に記録すること
もできる。この場合には、切換制御回路104によって
「A1,V2」の組合せで信号を得るようにすればよ
い。
【0112】かような構成をとることによって、映像と
音声の組合せを所望のものに選択して記録できるので、
記録メディアへの記録形態のバリエーションを色々と楽
しめることとなる。
【0113】次に、本実施例のVTRカメラ付きVTR
において可能な記録形態の他の1例を、図62および図
63を用いて説明する。図62は本実施例の回路系の要
部構成を示す簡略化したブロック図であり、同図におい
て、105は前記した記録系信号処理回路、111はビ
デオ信号出力切換回路、112は音声信号出力切換回
路、113は切換制御回路、114はモニタ出力系信号
処理回路である。
【0114】本実施例においては、図32によって先に
説明したように、外部入出力用の接続端子部75が設け
られており、例えば20ピン端子よりなる接続端子部7
5に外部AV機器を接続することによって、外部信号の
入力または外部AV機器への信号出力を行うことが可能
となっている。図62は、図63に示すように外部AV
機器として別設の外部カメラ(以下、増設カメラ115
と称す)を、本実施例のVTRカメラ付きVTRに接続
した場合の信号例を示している。
【0115】図62に示す構成において、カメラ部2で
撮像した映像信号は適宜変換処理されて、第1のビデオ
信号V1として、ビデオ信号出力切換回路111に入力
され、増設カメラ115で撮像した映像信号も適宜変換
処理されて、第3のビデオ信号V3としてビデオ信号出
力切換回路111に入力される。また、VTR部1の前
記マイク63からの音声入力信号は適宜変換処理され
て、第1の音声信号A1として、音声信号出力切換回路
112に入力され、増設カメラ115のマイクからの入
力音声信号も適宜変換処理されて、第3の音声信号A3
として、音声信号出力切換回路112に入力される。
【0116】ビデオ信号出力切換回路111および音声
信号出力切換回路112は、切換制御回路113からの
制御信号S3,S4によって制御され、ビデオ信号出力
切換回路111からは、上記第1,第3のビデオ信号V
1,V3のいずれか一方が択一選択されて、記録系信号
処理回路105およびモニタ出力系信号処理回路114
に出力される。また、音声信号出力切換回路112から
は、上記第1,第3の音声信号A1,A3のいずれか一
方が択一選択されて記録系信号処理回路105に出力さ
れる。
【0117】ここでは、前記したモード切り替えダイヤ
ル6aを操作することによって切換制御回路113に指
令が与えられるようになっており、モード切り替えダイ
ヤル6aで「撮影」を選択することで、ビデオ信号出力
切換回路111から第1のビデオ信号V1が、音声信号
出力切換回路112から第1音声信号A1が、それぞれ
出力されるようになっている。また、前記接続端子部7
5に外部機器が接続された状態で、モード切り替えダイ
ヤル6aにより「ビデオ」を選択することで、ビデオ信
号出力切換回路111から第3のビデオ信号V3が、音
声信号出力切換回路112から第3の音声信号A3が、
それぞれ出力されるようになっている(本実施例におい
ては、外部機器が接続された状態では、モード切り替え
ダイヤル6aの「ビデオ」モードは外部入力が優先され
るようになっているため)。
【0118】したがって、記録系信号処理回路105お
よびモニタ系出力信号処理回路114には、「A1,V
1」,「A3,V3」という2種の組合せの中の1つで
信号が出力されることになる。そして、記録系信号処理
回路105は、入力されたビデオ信号および音声信号に
公知の記録系の処理を施して、これを記録メディアに記
録する。また、モニタ系出力信号処理回路114は、入
力されたビデオ信号に公知のモニタ系の処理を施して、
これを前記した液晶ディスプレイ5上に表示する。
【0119】上記した構成をとることによって、本実施
例のVTRカメラ付きVTRで撮影した映像(音声を含
む)と、これに接続された増設カメラ115で撮影した
映像(音声を含む)とを1本のテープにまとめて記録す
ることが可能である。図63は、このような様子を示し
ており、撮影者は、VTR部1のモード切り替えダイヤ
ル6aを操作して、本体側のカメラ部2の撮像画像と増
設カメラ115の撮像画像とを切り替えて確認しなが
ら、撮影中にリアルタイムでカット編集して録画を行う
ことができる。かようにすることより、カット編集録画
の利便性が大いに高まる。なお、カメラ部2はビデオ部
1によってズーム調整可能であり、増設カメラ115も
リモコン操作可能なものであれば、ビデオ部1を操作す
る撮影者が遠隔操作することによって、増設カメラ11
5のズーム調整を行うことも可能となる。
【0120】なお図62に示した例では、増設カメラ1
15はマイクを具備したものとして説明したが、増設カ
メラ115はマイクのないものであっても差し支えな
い。
【0121】また、図62,図63に示す構成において
は、VTR部1のカメラ部2と、増設カメラ115とを
監視カメラとして用いることもでき、カメラ部2と増設
カメラ115とを、VTR部1を保持した監視者が目視
できない場所に配置すれば、監視者自身の目を含め、3
地点の状況を同時に確認することができる。
【0122】なお、図61,図62とでは説明の便宜
上、ビデオ信号出力切換回路,音声信号出力切換回路,
切換制御回路を別符号で示してあるが、この3つの回路
は、図61と図62の機能を共に満足する回路として、
それぞれ1つにまとめることができることは、当業者に
は自明である。
【0123】〈第5実施例〉図64は、本発明の第5実
施例に係るビデオカメラ付きVTRの簡略化した要部断
面図である。本実施例は、前記した第1実施例において
も触れたように、ビデオ部1とカメラ部2を一体化して
用いる際には、ビデオ部1とカメラ部2とをコネクタ手
段116によって、直接機械的にも、電気的にも接続す
るようにしてある。このような一体化構造をとった場合
には、カメラ部2をビデオ部1に対して、コネクタ手段
116を回転中心として回動可能なように構成する。
【0124】かような構成をとる本実施例においては、
ビデオ部1とカメラ部2とを一体化したときに、外部に
接続コードのないスッキリした外観にすることができ
る。
【0125】〈第6実施例〉図65は、本発明の第6実
施例に係るビデオカメラ付きVTRの使用状態の1例を
示す図である。
【0126】本実施例では、VTR部1とカメラ部2と
を接続する接続コード117は、電源供給のみを担うも
のとなっていて、VTR部1とカメラ部2との間の信号
(ディジタル化された制御信号や映像信号)の授受は、
光信号によって行うようになっている。このため、VT
R部1とカメラ部2には、発光素子と受光素子とを備え
た複数の光送受信部118A〜118C及び119A〜
119Cがそれぞれ設けられていて、これによって送受
信可能な光送受信部同士で信号のやりとりが行われるよ
うになっている。なお、VTR部1とカメラ部2とを一
体化して用いる場合には、光送受信部118Aと119
Aとの間で信号の授受が行われる。
【0127】かような構成をとる本実施例においては、
接続コードによってディジタル映像信号の伝送を行う際
における、接続コードが長くなることによる信号減衰が
なくなる。
【0128】なお、本実施例では、カメラ部2に接続コ
ード117により電源供給を行っているが、電源専用の
接続コード117を排して、カメラ部2にバッテリを内
蔵しても構わない。
【0129】〈第7実施例〉次に、本発明の第7実施例
を図66および図67を用いて説明する。図66は、前
記第4実施例でも触れた右手の手の平の手首に近い部位
から、右手の中指先端までの距離Lを示す図である。同
図に示す距離Lは、本願発明者らの実測によれば、日本
人の成人男子で約120mm〜130mm、日本人の成
人女子で約110mm〜115mmである。
【0130】図67は、カメラ部2を右手でホールドし
た様子を示している。この例では、カメラ部2には、ホ
ールドを補助するための前記第4実施例のような突起
(突条92)は設けられておらず、右手の手の平の手首
に近い部位で、カメラ部2の筐体の底面を保持し、右手
の中指,人指指,薬指等で筐体90の上面を押さえるこ
とによって、カメラ部2をホールドしている。
【0131】本願発明者らの検証によれば、図67に示
すカメラ部2の筐体の中心線(幅方向を2分する線)O
から先に中指の先端が越え、この中心線Oから中指先端
までの距離αが約15mm〜20mm程度あれば、長時
間のホールドにも手に負担がかかることが少なく、安定
してカメラ部2をホールドできることを見出した。
【0132】ところで、カメラ部2の幅は、45mmの
レンズにプリント基板やズームモータを配置することを
考えると、45mm〜60mm程度の範囲にあること
が、光学特性などの点を考慮すると好ましい。
【0133】そして、上記のようなカメラ部2の幅寸法
において、上記のαが約15mm〜20mmの範囲をお
おむね満足するためには、カメラ部2の高さは約55m
m〜70mmの範囲となる。よって、本実施例において
は、カメラ部2の幅を45mm〜60mmとし、カメラ
部2の高さを55mm〜70mmに規定している。
【0134】なお、カメラ部2の筐体の底面は、前記第
4実施例のようなVTR1への装着形態や、カメラ部2
へ各種支持手段を取り付けることを考慮すると、平坦で
あることが望ましく、カメラ部2の筐体の側面の上部
は、手に対するフィット性を勘案すると湾曲しているこ
とが望ましい。また、筐体の側面の上部などを湾曲させ
た場合には、湾曲曲面の沿面距離を勘案してカメラ部2
の高さ寸法の修正を図ることも望ましい。なおまた、本
実施例においても、前記第4実施例のようなホールドを
補助するための突起(突条92)を設けてもよい。
【0135】〈第8,第9実施例〉次に、本発明の第8
実施例を図68によって、また、本発明の第9実施例を
図69によって説明する。
【0136】図68は、本発明の第8実施例に係るビデ
オカメラ付きVTRにおけるカメラ部2の平面図であ
る。本実施例においては、カメラ部2の上面に水平方向
を確認できる手段としての水準器120を設けており、
カメラ部2をVTR部1と分離して撮影を行う際など
に、カメラ部2の水平に対する傾き度合いを確認できる
ようにしてある。なお、図68において、121はカメ
ラ部2の上面に設けた溝もしくは突条等よりなる光軸方
向基準線で、カメラ光軸の被写体に対する傾き度合いを
知ることができるようになっている。
【0137】図69は、本発明の第9実施例に係るビデ
オカメラ付きVTRにおけるカメラ部2の背面図であ
る。本実施例においては、カメラ部2の背面に水平方向
を確認できる手段としての垂壁据付け型の水準器122
を設けてあり、このような構成においても、カメラ部2
の水平に対する傾き度合いを確認することができる。
【0138】以上、本発明を図示した実施例によって説
明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変形が可能であることは言うまでもなく、例え
ば、操作ボタン類の種類や配置等は多様な変形が考えら
れる。
【0139】また、上述した各実施例は、記録部として
VTR部をもつビデオカメラ付きVTRを例にとった
が、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ等を記録
媒体とする記録部をもつ、ビデオカメラ付き記録装置に
も本発明は適用可能である。
【0140】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液晶ディ
スプレイをもつVTR部等の記録部とカメラ部とを分離
可能とし、カメラ部を記録部から離した状態でも、記録
部の液晶ディスプレイを電子ビューファインダーとして
用いた撮影操作が可能なので、撮影の汎用性が飛躍的に
高まり、使い勝手が大いに高まる。
【0141】また、操作ボタンや操作ダイヤル等の操作
部に対する操作性が良好なので、撮影時等の操作が簡単
・確実になり、使い勝手に優れたものとなる。
【0142】また、持ちやすく確実に保持可能であると
共に、モニタ鑑賞時の目線角度に人間工学的な配慮を施
しているので、手になじんで確実にホールドしやすく、
また、モニタ鑑賞時の姿勢を無理のないものにすること
ができる。
【0143】総じて、使い勝手に優れた家庭ユースのビ
デオカメラ付きのVTR等のビデオカメラ付き記録装置
が提供でき、その価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付きV
TRにおいて、VTR部とカメラ部とを分離した状態を
示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付きV
TRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状態
の正面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付きV
TRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状態
の平面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付きV
TRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状態
の左側面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付きV
TRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した際の
結合部の様子を示す要部断面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付きV
TRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した際の
カメラ部の回転範囲を示す説明図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付きV
TRのVTR部の背面図である。
【図8】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付きV
TRのVTR部の下部を、両手でホールドした様子を示
す説明図である。
【図9】本発明の第1実施例と従来例とによる、下向き
の姿勢でモニタ鑑賞した際の目線角度を示す説明図であ
る。
【図10】立位における最適視野とけいつい(体幹に対
する頭部の傾き)との関係を示す説明図である。
【図11】座位における最適視野とけいつい(体幹に対
する頭部の傾き)との関係を示す説明図である。
【図12】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRのVTR部の下部を、右手のみでホールドした様
子を示す説明図である。
【図13】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の筐体に設けた膨出部による
ホールドのしやすさを示す説明図である。
【図14】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の筐体に設けた膨出部による
バンパー機能を示す説明図である。
【図15】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の筐体に設けた傾斜部による
ホールドのしやすさを示す説明図である。
【図16】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の筐体に設けた多数の突条に
よるホールドのしやすさを示す説明図である。
【図17】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の筐体の断平面形状によるホ
ールドのしやすさを示す説明図である。
【図18】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の液晶ディスプレイを拭いて
いる状態を示す説明図である。
【図19】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、液晶ディスプレイを下向きにしてVT
R部を載置した際の状態を示す説明図である。
【図20】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを分離した際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図21】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを分離した際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図22】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを分離した際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図23】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを分離した際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図24】本発明の第1実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを分離した際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図25】本発明の第2実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の下部を両手でホールドした
様子を示す説明図である。
【図26】本発明の第3実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の下部を両手でホールドした
様子を示す説明図である。
【図27】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態での斜視図である。
【図28】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態での正面図である。
【図29】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態での平面図である。
【図30】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態での右側面図である。
【図31】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態での左側面図である。
【図32】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態での背面図である。
【図33】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態での底面図である。
【図34】図28の状態から使用頻度の少ない操作部用
の扉を開放した状態の正面図である。
【図35】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、VTR部の受信アンテナ周辺の構成を
示す要部正面図である。
【図36】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、VTR部のスタート/ストップボタン
の周辺の構成を示す要部正面図である。
【図37】図36のA−A線断面を示す説明図である。
【図38】図36のB−B線断面を示す説明図である。
【図39】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部への電池の交換の様子を示す
説明図である。
【図40】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、VTR部の装着台座部の構成を簡略化
して示す説明図である。
【図41】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態で、カメラ部を上向きに回動させた様子を示す正面図
である。
【図42】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の装着台座部からカメラ部を
外した状態を示す斜視図である。
【図43】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部の装着台座部からカメラ部を
外し、かつ、装着台座部を折り畳んだ状態を示す斜視図
である。
【図44】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部とカメラ部とを一体化した状
態で、VTR部のスタンド部を引き出して用いている様
子を示す斜視図である。
【図45】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、VTR部からカメラ部を外した状態
で、VTR部のスタンド部を引き出して用いている様子
を簡略化して示す説明図である。
【図46】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、接続コードとVTR部との接続部位を
示す要部側面図である。
【図47】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、接続コードのコネクタ部とVTR部の
コネクタ部との接続部位を示す要部断面図である。
【図48】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、接続コードのコネクタ部とVTR部の
コネクタ部とのメカロック機構の原理を簡略化して示す
説明図である。
【図49】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおいて、誤ってカメラ部を落下させたときの様
子を示す説明図である。
【図50】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の正面図である。
【図51】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の平面図である。
【図52】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の左側面図である。
【図53】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の背面図である。
【図54】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の底面図である。
【図55】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の右手でのホールド形態の1
例を示す説明図である。
【図56】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の右手でのホールド形態の1
例を示す説明図である。
【図57】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部に支持手段を取り付けた際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図58】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部に支持手段を取り付けた際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図59】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部に支持手段を取り付けた際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図60】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部に支持手段を取り付けた際の
撮影使用形態の1例を示す説明図である。
【図61】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、回路系の要部構成を簡略化して示すブ
ロック図である。
【図62】本発明の第4実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、回路系の要部構成を簡略化して示すブ
ロック図である。
【図63】図62に示した場合における、外部機器(増
設カメラ)を用いた使用形態例を示す説明図である。
【図64】本発明の第5実施例に係るビデオカメラ付き
VTRの簡略化した要部断面図である。
【図65】本発明の第6実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、使用状態の1例を示す説明図である。
【図66】本発明の第7実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部に対するホールド性と関連す
る手の特定部位の距離を示す説明図である。
【図67】本発明の第7実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部に対するホールド形態を示す
説明図である。
【図68】本発明の第8実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の平面図である。
【図69】本発明の第9実施例に係るビデオカメラ付き
VTRにおける、カメラ部の背面図である。
【符号の説明】
1 VTR部 2 カメラ部(ビデオカメラ部) 3 接続コード 4 VTR部の筐体 5 液晶ディスプレイ 6a モード切り替えダイヤル 6b ズーム切り替えダイヤル 6c インスタントズーム・オン/オフボタン 6d スタート/ストップボタン 6e メニューボタン 6f 液晶調整ボタン 6g 多機能ボタン部 6h フォーカスボタン 6i 音量ボタン 6j 逆光補正ボタン 6k フェードボタン 6m フォーカス/音量設定ボタン 6n マニュアル調整ボタン 6p チューニング設定部 6q 録画ボタン 6r 一時停止ボタン 7 リモートセンサ部 8 グリップベルト 9 受信アンテナ 10 膨出部 11 傾斜部 12 突条 13 ディスプレイ保持枠 25a〜25f 操作ボタン 26a〜26e 操作ボタン 61 アンテナ収納部 62 スピーカ 63 マイク 64 扉 65 LED 66 滑り止め部 67 傾斜突起 68 蓋 69 開閉操作ボタン 70 電池 71 扉 72 開閉操作ボタン 73 スタンド部 74 突出部 75 接続端子部 76 取り付けネジ穴 77 装着台座部 78 第1支持板 79 第2支持板 80 回転支持機構 81 支軸 82 接続コードのコネクタ部 83 VTR部のコネクタ部 90 カメラ部の筐体 91 装着部 92 突条 93 取り付けネジ穴 95 挾持保持具 96 超小型潜水艇 97 吸着パッド付きの保持具 98 腕バンド付きの保持具 101 TVチューナ 102 ビデオ信号出力切換回路 103 音声信号出力切換回路 104 切換制御回路 105 記録系信号処理回路 106 記録メディア 111 ビデオ信号出力切換回路 112 音声信号出力切換回路 113 切換制御回路 114 モニタ出力系信号処理回路 115 増設カメラ 116 コネクタ手段 117 接続コード 118A,118B,118C 光送受信部 119A,119B,119C 光送受信部 120 水準器 121 光軸方向基準線 122 垂壁据付け型の水準器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 隆一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 佐藤 敦俊 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 江連 美知明 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事業 部内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶ディスプレイをもつ記録部とビデオ
    カメラ部とを分離可能とし、前記記録部と前記ビデオカ
    メラ部とを一体化した状態、あるいは前記記録部と前記
    ビデオカメラ部とを分離した状態の何れにおいても、前
    記液晶ディスプレイを電子ビューファインダーとして用
    いた撮影が可能であることを特徴としたビデオカメラ付
    き記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記記録部の筐体を縦長の略箱形に形成し、この筐体の
    手前面の上側に前記液晶ディスプレイを配設し、前記記
    録部と前記ビデオカメラ部とを一体化した状態でも、前
    記記録部の筐体の左右の側面の下側を両手で掴持可能と
    したことを特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 前記記録部の筐体の手前から見て左側の側面の上方に、
    前記ビデオカメラ部を一体化して結合可能とし、また、
    前記記録部の筐体の手前から見て右側の側面の下方に、
    グリップベルトを装着可能としたことを特徴としたビデ
    オカメラ付き記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 前記記録部と前記ビデオカメラ部とを一体化した状態で
    は、前記ビデオカメラ部は、前記記録部に対して所定角
    度回転可能であることを特徴としたビデオカメラ付き記
    録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、 少なくとも前記ビデオカメラ部は、防水構造をとること
    を特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載において、 前記記録部および前記ビデオカメラ部は、共に防水構造
    をとることを特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載において、 前記記録部には、TVチューナが内蔵されていることを
    特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  8. 【請求項8】 ビデオカメラ部で撮像した信号を、記録
    部に設けた液晶ディスプレイによる電子ビューファイン
    ダー機能で目視しながらの撮影が可能なビデオカメラ付
    き記録装置において、 前記記録部の筐体を縦長の略箱形に形成し、この筐体の
    手前面の上側に前記液晶ディスプレイを配設し、また、
    前記記録部の筐体の左右の側面の下側を両手で掴持可能
    として、撮影者が両手で前記記録部の筐体の左右の側面
    の下側を掴持した際に、両手の手指が届く範囲に総べて
    の動作制御用の操作手段が配設されていることを特徴と
    したビデオカメラ付き記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、 液晶ディスプレイをもつ記録部とビデオカメラ部とを分
    離可能とし、前記記録部と前記ビデオカメラ部とを一体
    化した状態、あるいは前記記録部と前記ビデオカメラ部
    とを分離した状態の何れにおいても、前記液晶ディスプ
    レイを電子ビューファインダーとして用いた撮影が可能
    であることを特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項2または8記載において、 前記記録部の筐体の左右の側面は、手前側から見たと
    き、中央が膨らんだゆるやかな湾曲形状に形成されてい
    ることを特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項2または8記載において、 前記記録部の筐体の背面側の下端側は、テーパー状もし
    くはゆるやかに湾曲して切り落された形状となっている
    ことを特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項2または8記載において、 前記記録部の筐体の背面側には、任意の位置で手指がひ
    っかかる滑り止め用の突条が多数本形成されていること
    を特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項2または8記載において、 前記記録部の筐体を下側から見たとき、少なくとも両手
    で掴持する部位は、両側面に向かって漸次厚みが薄くな
    る形状に形成されていることを特徴としたビデオカメラ
    付き記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13何れか1つに記載に
    おいて、 前記液晶ディスプレイの表面は、前記記録部の筐体にお
    ける前記液晶ディスプレイの4辺のディスプレイ支持枠
    部と、略同一高さに位置付けられたことを特徴としたビ
    デオカメラ付き記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載において、 前記ディスプレイ支持枠部の少なくとも1辺が、前記記
    録部の筐体の端面に至るまで該筐体の主体面の表面と略
    同一高さとなるようにされていることを特徴としたビデ
    オカメラ付き記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項1または8記載において、 前記記録部の筐体の背面部には、該筐体を自立させて保
    持可能とする引き出し自在なスタンド手段が設けられた
    ことを特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項2または8記載において、 前記記録部の筐体の背面部には、手指が係止可能な縦長
    の突出部分が設けられたことを特徴としたビデオカメラ
    付き記録装置。
  18. 【請求項18】 請求項1または2または3または9記
    載において、 前記記録部の筐体の側面には、前記ビデオカメラ部を着
    脱可能とする装着台座手段が設けられ、該装着台座手段
    は回転可能に構成されていることを特徴としたビデオカ
    メラ付き記録装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載において、 前記装着台座手段は、折り畳み自在に構成されているこ
    とを特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  20. 【請求項20】 請求項1記載において、 前記ビデオカメラ部の筐体には、該ビデオカメラ部を片
    手でホールドした際に親指以外の所定の指が係止可能な
    突出部分が設けられたことを特徴としたビデオカメラ付
    き記録装置。
  21. 【請求項21】 請求項1記載において、 前記ビデオカメラ部の筐体は、幅が45mm〜60m
    m、高さが55mm〜70mmの範囲に設定されたこと
    を特徴としたビデオカメラ付き記録装置。
  22. 【請求項22】 請求項1記載において、 前記ビデオカメラ部の筐体の底面には、該ビデオカメラ
    部を支持するための三脚などの支持手段の取り付け部が
    設けられたことを特徴としたビデオカメラ付き記録装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項1記載において、 前記記録部と前記ビデオカメラ部との間の信号の授受
    は、光送受信手段によって行われることを特徴としたビ
    デオカメラ付き記録装置。
  24. 【請求項24】 請求項1記載において、 前記記録部にはTVチューナが内蔵され、このTVチュ
    ーナで受信した番組の映像信号および音声信号と、前記
    ビデオカメラ部によって得られた映像信号およびマイク
    によって得られた音声信号とから、所望の組合せの映像
    信号と音声信号を選択して記録可能としたことを特徴と
    したビデオカメラ付き記録装置。
  25. 【請求項25】 請求項1記載において、 前記記録部には外部ビデオカメラ等の外部機器が接続可
    能とされ、前記外部ビデオカメラを増設して接続した状
    態においては、前記ビデオカメラ部によって得られた映
    像または前記外部ビデオカメラによって得られた映像
    を、切り換えて記録および/またはモニタリングできる
    ようにしたことを特徴としたビデオカメラ付き記録装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2440773A (en) * 2006-08-12 2008-02-13 Tony Marsh Audiovisual recording system with detachable camera

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GB2440773A (en) * 2006-08-12 2008-02-13 Tony Marsh Audiovisual recording system with detachable camera

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