JP2000315814A - 窒化ガリウム系ハイブリッド素子及びその作製方法 - Google Patents
窒化ガリウム系ハイブリッド素子及びその作製方法Info
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Abstract
とし、さらにピックアップの小型化を可能とするような
窒化ガリウム系ハイブリッド素子を提供することであ
る。 【解決手段】 基板1の同一面上に、n型窒化物半導体
層2、InxGa1-xN(0≦x<1)を含んでなる多重
量子井戸構造の活性層3、及びp型窒化物半導体層4を
形成してなるリッジ形状のストライプを有する窒化物半
導体レーザ素子と、n型窒化物半導体層11、i型窒化
物半導体層12及びp型窒化物半導体層13を形成して
なる信号検出用フォトダイオードとが形成されてなる。
Description
えば、InXAlYGa1-X-YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦
1)を用いてなるホログラムレーザに関し、特に、同一
基板上に、窒化物半導体レーザ素子と窒化物半導体から
なるフォトダイオードとを有するホログラムレーザに関
する。
・ディスク)やDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)
等の光ディスク装置の光源に用いられている。例えば、
シャープ技法、第63号・1995年12月には、CD
−ROM装置用ホログラムレーザとして、発振波長78
0nmのAlGaN半導体レーザに幾つかの光学機能を
有するホログラムガラスと信号検出用フォト・ダイオー
ドとを一体化してなるホログラムレーザが記載されてい
る。このホログラムレーザは、ピックアップの小型化と
高信頼化を可能としている。また、DVD装置に採用さ
れている光源は635nm〜650nmの赤色レーザが
用いられている。
技術における記録容量、例えばDVDの記録容量は4.
7Gバイトであり、これからのマルチメディアに対応す
るため記録容量をさらに大きくする必要があるが、上記
の半導体レーザ光の波長が635nm〜650nmであ
るため、ホログラムレーザの半導体レーザ光を絞ったと
きのビーム・スポット径を小さくすることに限界があ
る。また、ピックアップを種々の製品に応用するため
に、ホログラムレーザのさらなる小型化が望まれる。そ
こで、本発明の目的は、DVD等の記録材料の記録容量
の増加を可能とし、さらにピックアップの小型化を可能
とするような窒化ガリウム系ハイブリッド素子を提供す
ることである。
(1)〜(4)の構成により本発明の目的を達成するこ
とができる。 (1) 基板の同一面上に、少なくともn型窒化物半導
体層、InxGa1-xN(0≦x<1)を含んでなる多重
量子井戸構造の活性層、及びp型窒化物半導体層を順に
形成してなるリッジ形状のストライプを有する窒化物半
導体レーザ素子と、少なくともn型窒化物半導体層、i
型窒化物半導体層及びp型窒化物半導体層を順に形成し
てなる信号検出用フォトダイオードとが形成されてなる
窒化ガリウム系ハイブリッド素子。 (2) 前記信号検出用フォトダイオードが、少なくと
もn型不純物を含有するAlaGa1-aN(0≦a<1)
を含んでなるn型窒化物半導体層と、アンドープのIn
bGa1-bN(0<b<1、且つbは、前記レーザ素子の
活性層のIn xGa1-xNからなる井戸層に対して、b>
xである。)を含んでなるi型窒化物半導体層と、p型
不純物を含有するAldGa1-dN(0≦d<1)を含ん
でなるp型窒化物半導体層を順に形成してなることを特
徴とする請求項1に記載の窒化ガリウム系ハイブリッド
素子。 (3) 前記基板上に、1個の窒化物半導体レーザ素子
に対し、複数の信号検出用フォトダイオードが形成され
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の窒化ガ
リウム系ハイブリッド素子。 (4) 基板上に、少なくともn型窒化物半導体層、活
性層、及びp型窒化物半導体層を含む窒化物半導体レー
ザ素子のデバイス構造を形成し、形成されたデバイス構
造の一部分に、p型窒化物半導体層側からエッチングし
てリッジ形状のストライプを形成し、窒化物半導体レー
ザ素子を形成する第1の工程と、前記第1の工程後に、
前記リッジ形状のストライプ部分をSiO2で選択的に
マスクする第2の工程と前記第2の工程後に、前記窒化
物半導体レーザ素子構造以外の部分に、少なくともn型
窒化物半導体層、i型窒化物半導体層及びp型窒化物半
導体層を含むフォトダイオードのデバイス構造を形成
し、信号検出用フォトダイオード形成する第3の工程
と、第3の工程後に、SiO2を除去する第4の工程を
有することを特徴とする窒化ガリウム系ハイブリッド素
子の作製方法。
レーザ素子と、窒化物半導体からなるフォトダイオード
とを、同一基板上に形成することにより、波長の短いレ
ーザ光によるビームスッポト径の縮小化と共に、ピック
アップの小型化が可能な窒化ガリウム系ハイブリッド素
子を提供することができる。
としては、前記したように635nm〜650nmの波
長のレーザ光が用いられていたため、レーザ光のビーム
スポット径を小さくすることに限界が生じていた。その
ため、近未来のマルチメディアに十分対応するだけの記
録容量を確保できない。
前後のレーザ光を得ることができるのでビームスッポト
径を著しく小さくすることができ、記録容量が従来の約
3倍程度になり、更に同一基板上にレーザ素子とフォト
ダイオードを形成することにより、例えばDVD等のピ
ックアップの小型化が可能となりパソコンなどへのDV
D−ROMのデータ読みとり装置等が搭載されやすくな
る。本発明の窒化ガリウム系ハイブリッド素子は、光を
あてて情報を読み出す様な種々の装置に用いることがで
きる。
ードが、少なくともn型不純物を含有するAlaGa1-a
N(0≦a<1)を含んでなるn型窒化物半導体層と、
アンドープのInbGa1-bN(0<b<1、但しbは活
性層の井戸層のInの組成比より大きい)を含んでなる
i型窒化物半導体層と、p型不純物を含有するAldG
a1-dN(0≦d<1)を含んでなるp型窒化物半導体
層を順に形成されたPINフォトダイオードの構造にす
る。また更に、本発明は、基板上に、1個の窒化物半導
体レーザ素子に対し、複数の信号検出用フォトダイオー
ドが形成されていると、記録情報や、レーザ光の照射状
態などを検出する点で好ましい。
に、第1の工程から第4の工程により窒化ガリウム系ハ
イブリッド素子を作製することにより、同一基板上に、
信頼性の高いレーザ素子と、良好なフォトダイオードと
有するハイブリッド素子を得る点で好ましい。
更に詳細に説明する。図1(a)及び(b)に示すよう
に、本発明の窒化ガリウム系ホログラムレーザは、窒化
物半導体レーザ素子LD1と、信号検出用フォトダイオ
ードPD1〜PD6とが同一基板上に形成されているも
のである。図1(a)は、信号検出用フォトダイオード
PD1〜PD6と窒化物半導体レーザ素子LD1とが同
一基板上に形成されている配置の一実施の形態を示す模
式的平面図であり、図1(b)は配置のその他の形態を
示す模式的平面図である。図1では、1個のレーザ素子
に対して、6個のフォトダイオードが形成されている
が、レーザ素子に対するフォトダイオードの数は特に限
定されるものではなく、ホログラムレーザの使用条件に
より適宜調整されるものである。また、レーザ素子(L
D)とフォトダイオード(PD)の設置位置も特に限定
されず、適宜調整されるものである。図2は、図1
(a)のA−Bで切断した状態の一実施の形態を示す模
式的断面図であるが、フォトダイオードPD5は省略し
ている。図3は、図1(a)のA−Bで切断した状態を
示すその他の形態を示す模式的断面図である。
定されないが、例えば、C面、R面、A面を主面とする
サファイア、スピネル(MgA12O4)のような絶縁性
基板、SiC(6H、4H、3Cを含む)、ZnS、Z
nO、GaAs、Si、及び窒化物半導体と格子整合す
る酸化物基板、GaNなどのような窒化物半導体等を用
いることができる。本発明において、好ましい基板1と
しては、例えば特願平10−77245、同10−27
5826、同10−119377、同10−13283
1、同11−37827、同11−37826、同10
−146431、同11−80288各号の明細書等に
記載されているELOG等により得られる窒化物半導体
などが挙げられる。
造を成長させた後、PDのデバイス構造を成長させて
も、またはPDのデバイス構造を成長させた後、LDの
デバイス構造を成長させてもよく、好ましくは、LDの
デバイス構造を初めに成長させる。この理由は、LDを
先に成長させることでLDの信頼性を確保し、その後P
Dをレーザ素子の成長温度より低温で成長させること
で、レーザ素子の分解が抑制できるためである。フォト
ダイオードの成長温度がやや低温で行われると、結晶性
がやや劣る傾向があるが、フォトダイオードとしての機
能は十分に発揮できる。
物半導体レーザ素子LD1としては、特に限定されず、
少なくとも基板1上に、順に、n型窒化物半導体層2、
In xGa1-xN(0≦x<1)を含んでなる多重量子井
戸構造の活性層3、及びp型窒化物半導体層4を成長さ
せてなる種々のデバイス構造のレーザ素子を形成するこ
とができる。例えば、好ましいLDのデバイス構造とし
て、本出願人が出願した特願平10−355187号明
細書に記載のデバイス構造などを上げることができる。
また、LDの電極材料や、素子の形状なども、公知の種
々のものを用いることができ、適宜選択して用いること
ができる。
上に形成される信号検出用フォトダイオードについて説
明する。図2に示されているように、フォトダイオード
(PD)は、前記LDの形成されている同一基板面上
に、基板側から順に、少なくともn型窒化物半導体層1
1、i型窒化物半導体層12、及びp型窒化物半導体層
13を形成してなるものである。n型窒化物半導体層1
1は、前記LDのデバイス構造のp型窒化物半導体層1
2上に形成されても、またはLDのデバイス構造のp型
窒化物半導体層12をエッチングにより除去して、LD
のデバイス構造のn型窒化物半導体層2(例えばn型コ
ンタクト層等)を露出させ、このn型窒化物半導体層2
上に形成させてもよい。また、PDのn型窒化物半導体
層11がLDのn型窒化物半導体層2上に形成される場
合、PDのn型窒化物半導体層11は省略してもよい。
極30及びn電極31は、PDのデバイス構造を成長さ
せた後、PDのp型窒化物半導体層13をエッチングに
より除去してPDのn型窒化物半導体層11を露出さ
せ、p電極30をPDのp型窒化物半導体層13上に、
n電極31をPDのn型窒化物半導体層11上にそれぞ
れ形成する。フォトダイオードのn電極31は、図2の
場合はLDのn電極21と別に形成されるが、図3に示
すように、LDのp型窒化物半導体層4をエッチングし
てLDのn型窒化物半導体層2上に、PDのn型窒化物
半導体層11を形成する場合は、LDのn電極21を共
通のn電極(コモン電極)としてもよい。
ード(PD)としては、窒化物半導体を用いてなるもの
であれば特に限定されず、例えば具体的な好ましいもの
としては、基板1側から順に、少なくともn型不純物を
含有するAlaGa1-aN(0≦a<1)を含んでなるn
型窒化物半導体層11と、アンドープのInbGa1-bN
(0<b<1、且つbは、前記レーザ素子の活性層のI
nxGa1-xNからなる井戸層に対して、b>xであ
る。)を含んでなるi型窒化物半導体層12と、p型不
純物を含有するAldGa1-dN(0≦d<1)を含んで
なるp型窒化物半導体層13を形成してなるものが挙げ
られる。
層11としては、上記のようにn型不純物を含有するA
laGa1-aN(0≦a<1)であることが好ましく、よ
り好ましくはaの値がゼロのGaNである。Alの組成
比が小さいと基板1の種類によってはクラック抑制の効
果があり好ましく、GaNであると結晶性の点で好まし
い。また、PDのn型窒化物半導体層11の膜厚は特に
限定されない。
るn型不純物の濃度は、特に限定されないが、好ましく
は1×1020/cm3以下であり、より好ましくは1×
101 9/cm3以下である。n型不純物濃度が前記範囲
であると結晶性を失わず、n電極31との良好なオーミ
ック特性を得ることができ好ましい。また、n型不純物
濃度の下限値は特に限定されず結晶性とオーミック特性
の点で適宜調節され、例えば1×1016/cm3以上で
ある。n型不純物の種類としは特に限定されず、種々の
n型不純物を用いることができ、例えばSi等が挙げら
れる。
層12としては、特に限定されないが、アンドープのI
nbGa1-bN(0<b<1、但し前記範囲でbの値は、
レーザ素子の活性層の井戸層のIn組成比より大きくす
る。)であることが必須の条件となる。
特に限定されず、キャリアを再生でき電流が流れる膜厚
であればよく、具体的には、好ましい膜厚は200オン
グストローム以上であり、より好ましい膜厚は1000
オングストローム以上である。膜厚が前記範囲である
と、受光した光を効率よく電流に変換でき好ましい。
層13としては、特に限定されず、上記の様にp型不純
物を含有するAldGa1-dN(0≦d<1)であること
が好ましく、より好ましくはGaNである。Alの組成
比が小さいと基板1によってはクラック抑制の効果と低
抵抗なp型半導体が得られやすく、またGaNであると
結晶性の点で好ましい。PDのp型窒化物半導体層13
の膜厚は、特に限定されないが、好ましくは数μm以下
であり、より好ましくは100オングストローム〜1μ
mである。
るp型不純物の濃度は、特に限定されないが、好ましく
は1×1020/cm3以下である。p型不純物濃度が前
記範囲であると、低抵抗なp型半導体が得られ、且つp
電極30との良好なオーミック特性が得られ好ましい。
p型不純物の種類としては特に限定はしないが、一般に
Mgをドープすることで良好なp型半導体が得られる。
々の電極材料を用いることができ、例えば、窒化物半導
体レーザダイオードや窒化物半導体発光ダイオードなど
に用いられている電極材料を用いることができる。
ているように、基板1上に形成された1個の窒化物半導
体レーザ素子LD1に対し、複数の信号検出用フォトダ
イオードが形成されていることが、レーザ光があたり反
射したホログラムなどの情報を、装置に良好にフィード
バックさせやすくなり好ましい。フォトダイオードの数
は特に限定されるものではなく、窒化ガリウム系ハイブ
リッド素子を用いてなる装置の種類や記録の方法などに
より適宜調節される。
ド素子は、レーザ素子とフォトダイオードが同一基板上
に形成されているため、レーザ素子のレーザ光の放出方
向と、フォトダイオードへ照射される光の方向を外部反
射ミラー等により調節する場合がある。上記反射可能な
外部反射ミラーとしては、特に限定されないが、例え
ば、レーザ素子とフォトダイオードとが形成されている
窒化ガリウム系ハイブリッド素子とは別にもうけられた
外部反射ミラーや、又は、レーザ素子を有する基板の同
一面上に形成されている窒化物半導体を、共振面から放
出されるレーザ光を共振面方向とは異なる方向に反射可
能な角度でエッチングにより傾斜させ、この傾斜させた
窒化物半導体の表面に形成されている外部反射ミラー
(本出願にが出願した特開平10−22578号公報に
記載されたミラー)などが挙げられる。
の作製方法について、以下に記載する。本発明の窒化ガ
リウム系ハイブリッド素子は、少なくとも第1の工程か
ら第4の工程を経て作製される。まず第1の工程で、基
板上に、少なくともn型窒化物半導体層2、活性層3、
及びp型窒化物半導体層4を含む窒化物半導体レーザ素
子のデバイス構造を形成し、形成されたデバイス構造の
一部分に、p型窒化物半導体層4側からエッチングして
リッジ形状のストライプを形成し、窒化物半導体レーザ
素子を形成する。この場合、レーザ素子の周囲には、フ
ォトダイオードを少なくとも1個以上、好ましくは4個
以上形成可能な部分を有するように、レーザ素子のリッ
ジ形状のストライプを形成する。例えば図1の模式的平
面図に示すように形成される。
成したリッジ形状のストライプが、フォトダイオードを
形成する際に分解しないように、リッジ形状のストライ
プ部分をSiO2で選択的にマスクして保護する。
れていない部分のレーザ素子のデバイス構造の上に、少
なくともn型窒化物半導体層11、i型窒化物半導体層
12及びp型窒化物半導体層13を含むフォトダイオー
ドのデバイス構造を成長させて、信号検出用フォトダイ
オードを形成する。この第3の工程における成長温度
は、第1の工程のレーザ素子のデバイス構造を形成する
温度よりやや低温にし、InGaNの分解を防止するこ
とがレーザ素子の信頼性を確保する点で好ましい。
形状のストライプ上に形成されているSiO2を除去す
る。SiO2の除去は、ドライエッチングやウエットエ
ッチングにより除去され、好ましくはウエットエッチン
グ(例えばHFを用いる)により除去する。
工程を経る場合とは反対に、フォトダイオードを形成後
に、レーザ素子を形成してもよい。この場合は、SiO
2でマスクされる部分は、フォトダイオードのデバイス
構造である。好ましくは第1から第4の工程を経て本発
明の窒化ガリウム系ハイブリッド素子を形成すると、フ
ォトダイオードが、レーザ素子の成長温度より低温で成
長させることができ、レーザ素子の分解を抑制できレー
ザ素子の信頼性を確保する点で好ましい。
ウム系ハイブリッド素子を実施例を示し本発明を詳細に
説明する。しかし、本発明はこれに限定されない。
2に示される本発明の一実施の形態である窒化ガリウム
系ハイブリッド素子を製造する。
板として、特願平10−355187号明細書の実施例
1に記載のステップ上にオフアングルしたサファイア基
板上に、SiO2を用いて成長させたELOG基板1を
用いる。 (窒化物半導体レーザ素子)レーザ素子としては、特願
平10−355187号明細書の実施例1に記載のデバ
イス構造を成長させ、更に同明細書に記載されているよ
うにp型窒化物半導体層4(p型コンタクト層)上にリ
ッジ形状のストライプ及びn型窒化物半導体層2(n型
コンタクト層)を露出させn電極21形成面を形成し、
p電極20をリッジ形状のストライプ上に、n電極21
をn型窒化物半導体層2の露出面にそれぞれ形成する。
状のストライプ及びn電極21の形成されている面をS
iO2で選択的にマスクする。
りマスクされていない部分の素子構造上に、下記のフォ
トダイオードのデバイス構造を形成する。 (n型窒化物半導体層11)レーザ素子のデバイス構造
のp型窒化物半導体層4上に、SiをドープしたGaN
からなるn型窒化物半導体層11を数μmの膜厚で成長
させる。 (i型窒化物半導体層12)次に、GaNからなるn型
窒化物半導体層11上に、アンドープのIn0.15Ga
0.85Nからなるi型窒化物半導体層12を膜厚0.15
μmで成長させる。 (p型窒化物半導体層13)次にi型窒化物半導体層1
2上に、Mgを5×1018/cm3ドープしたGaNか
らなるp型窒化物半導体層13を膜厚0.5μmで成長
させる。その後、GaNからなるp型窒化物半導体層1
3側からエッチングしてGaNからなるn型窒化物半導
体層11を露出させ、p型窒化物半導体層13上にNi
/Auからなるp電極30、n型窒化物半導体層11上
にTi/Alからなるn電極31をそれぞれ形成する。
程で形成したSiO2からなるマスクをフッ化水素(H
F)により除去する。
子とフォトダイオードを形成してなるウエハを、図1に
示すように、レーザ素子が1個に対して、フォトダイオ
ードが6個の割合で以下のようにウエハを劈開する。以
上のようにして、n電極とp電極とを形成したウェーハ
のサファイア基板を研磨して70μmとした後、ストラ
イプ状の電極に垂直な方向で、基板側からバー状に劈開
し、劈開面(11−00面、六角柱状の結晶の側面に相
当する面=M面)に共振器を作製する。共振器面にSi
O2とTiO2よりなる誘電体多層膜を形成し、最後にp
電極に平行な方向で、バーを切断して図1及び図2に示
すような窒化ガリウム系ハイブリッド素子とする。
ードの設置された配置が、図1に示すようになるよう
に、レーザ素子の形成位置とフォトダイオードの形成位
置を調整して上記第1から第4の工程が行われている。
得られたレーザ素子をヒートシンクに設置し、それぞれ
の電極をワイヤーボンディングして、ホログラムを搭載
させたピックアップを作り、動作させると、レーザ発振
した光の一部がフォトダイオードにより電流に変換され
正常に動作した。
量の増加を可能とし、さらにピックアップの小型化を可
能とするような窒化ガリウム系ハイブリッド素子、及び
その作製方法を提供することができる。
ウム系ハイブリッド素子のレーザ素子とフォトダイオー
ドの配置を示す模式的平面図である。
である本発明の窒化ガリウム系ハイブリッド素子の模式
的断面図である。
の形態を示す本発明の窒化ガリウム系ハイブリッド素子
の模式的断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 基板の同一面上に、少なくともn型窒化
物半導体層、InxGa1-xN(0≦x<1)を含んでな
る多重量子井戸構造の活性層、及びp型窒化物半導体層
を順に形成してなるリッジ形状のストライプを有する窒
化物半導体レーザ素子と、少なくともn型窒化物半導体
層、i型窒化物半導体層及びp型窒化物半導体層を順に
形成してなる信号検出用フォトダイオードとが形成され
てなる窒化ガリウム系ハイブリッド素子。 - 【請求項2】 前記信号検出用フォトダイオードが、少
なくともn型不純物を含有するAlaGa1-aN(0≦a
<1)を含んでなるn型窒化物半導体層と、アンドープ
のInbGa1-bN(0<b<1、且つbは、前記レーザ
素子の活性層のInxGa1-xNからなる井戸層に対し
て、b>xである。)を含んでなるi型窒化物半導体層
と、p型不純物を含有するAldGa1-dN(0≦d<
1)を含んでなるp型窒化物半導体層を順に形成してな
ることを特徴とする請求項1に記載の窒化ガリウム系ハ
イブリッド素子。 - 【請求項3】 前記基板上に、1個の窒化物半導体レー
ザ素子に対し、複数の信号検出用フォトダイオードが形
成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
窒化ガリウム系ハイブリッド素子。 - 【請求項4】 基板上に、少なくともn型窒化物半導体
層、活性層、及びp型窒化物半導体層を含む窒化物半導
体レーザ素子のデバイス構造を形成し、形成されたデバ
イス構造の一部分に、p型窒化物半導体層側からエッチ
ングしてリッジ形状のストライプを形成し、窒化物半導
体レーザ素子を形成する第1の工程と、前記第1の工程
後に、前記リッジ形状のストライプ部分をSiO2で選
択的にマスクする第2の工程と前記第2の工程後に、前
記窒化物半導体レーザ素子構造以外の部分に、少なくと
もn型窒化物半導体層、i型窒化物半導体層及びp型窒
化物半導体層を含むフォトダイオードのデバイス構造を
形成し、信号検出用フォトダイオード形成する第3の工
程と、第3の工程後に、SiO2を除去する第4の工程
を有することを特徴とする窒化ガリウム系ハイブリッド
素子の作製方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12413499A JP2000315814A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 窒化ガリウム系ハイブリッド素子及びその作製方法 |
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JP12413499A JP2000315814A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 窒化ガリウム系ハイブリッド素子及びその作製方法 |
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JP (1) | JP2000315814A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003229634A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光集積素子 |
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KR101069197B1 (ko) | 2009-09-25 | 2011-09-30 | 전자부품연구원 | 발광 및 수광 소자가 일체로 형성된 패키지 모듈 |
JP2019192712A (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-31 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光半導体素子、及び、光半導体素子の製造方法 |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP12413499A patent/JP2000315814A/ja active Pending
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