JP2000315253A - リライト表示部を有した非接触ic合札 - Google Patents

リライト表示部を有した非接触ic合札

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JP2000315253A
JP2000315253A JP12330799A JP12330799A JP2000315253A JP 2000315253 A JP2000315253 A JP 2000315253A JP 12330799 A JP12330799 A JP 12330799A JP 12330799 A JP12330799 A JP 12330799A JP 2000315253 A JP2000315253 A JP 2000315253A
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JP12330799A
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Keiichi Uko
恵一 宇高
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Toppan Edge Inc
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銀行やホテルなどの店頭で現金取引きや物品
の受け渡しに際し、顧客に合札を渡して窓口処理を行う
にあたり、合札の照会を確実に行い、金銭、物品などの
受渡しが間違いなく行われるように、係員による照会情
報の目視確認と同時に、電子的な照会を可能とした合札
の提供。 【解決手段】 照会番号、記号、文字などからなる照会
情報が記載されるリライト表示部を有するとともに、非
接触方式でデータの送受信を行うアンテナ部と、少なく
とも前記照会情報を含めた所定情報の記憶部を有するI
C回路を保持し、特に、リライト表示部が、分散媒中に
該分散媒と色相の異なる少なくとも一種類以上の電気泳
動微粒子を分散させた分散液を内包してなるマイクロカ
プセルとバインダ成分を主成分とする塗料により形成さ
れてなるリライト表示部を有した非接触IC合札。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行やホテルなど
で通帳、小切手や荷物を預かった証拠に渡す合札に関
し、特に、リライト表示部を利用した目視による照会と
ともに、電子的な照会が行える非接触IC合札に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、例えば、銀行などで
は、従来、顧客から通帳や小切手などを預かると、この
通帳や小切手(図中「伝票」と表示)31にクリップ1
1を付け、このクリップ11に対応する合札21を顧客
に渡すが、現金の支払いを行う際、合札21の照会は係
員が目視で行うがミスが生じる場合がある。しかも、無
記名で氏名が判らない顧客については照会ミスが起きる
と追跡調査ができずに損金が発生する。特に大口取引の
場合には損金の額も大きくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、現在では、
図6に示すように、合札21とクリップ11に色付けす
るなどの工夫がなされているがミスを完全に無くすこと
はできない。本発明は、これらの欠点を改善するもの
で、銀行やホテルなどの店頭で現金取引きや物品の受け
渡しに際し、顧客に合札を渡して窓口処理を行うにあた
り、合札の照会を確実に行い、金銭、物品などの受渡し
が間違いなく行われるように、係員による照会情報の目
視確認と同時に電子的な照会を可能とした合札の提供を
課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明のリライト表示部を有した非接触IC合札
は、照会番号、記号、文字などからなる照会情報が記載
されるリライト表示部を有するとともに、非接触方式で
データの送受信を行うアンテナ部と、少なくとも前記照
会情報を含めた所定情報の記憶部を有するIC回路を保
持してなる。
【0005】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図1から図4に示
す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、ここにおい
て、図1は本発明のリライト表示部を有した非接触IC
合札の表面説明図、図2は図1のリライト表示部を有し
た非接触IC合札の断面説明図、図3はリライト表示部
への情報書き込み方法の概略的説明図、図4はリライト
表示部を有した非接触IC合札を使用した照会システム
の概略的説明図である。
【0006】本実施例のリライト表示部を有した非接触
IC合札1は、図1および図2に示すように、その表面
には、係員が目視にて照会するための照会番号、記号、
文字などからなる照会情報J(図中123で表示)が表
示されるリライト表示部2を有し、さらに、非接触方式
でデータの送受信を行うアンテナ部3と、係員が照会す
るための照会情報を含め、その他のデータ管理業務に必
要な情報などの所定情報の情報記憶部を有するIC回路
4が、表裏両面を透明樹脂フィルムからなる保護層5,
6で被覆された基体7に保持されてなる。
【0007】本発明のリライト表示部は、以下に示すリ
ライト技術に基づいて構成される。例えば、合成樹脂と
その中に分散させた有機低分子物質を主成分とし、赤外
線吸収剤などを添加した可逆性感熱記録材料によって構
成したものや、ラクトン、フルオラン、スピロピラン系
のロイコ系発色剤と、フェノール基やカルボキシル基な
どの酸性基とアミノ基からなる塩基性基の双方の官能基
を有する化合物からなる顕減色剤と、熱硬化性樹脂やワ
ックス類、ゴム類などからなるバインダ成分を主成分と
して構成したもの、あるいはフレーク状磁性粉と常温で
固相状態の分散媒を内包したマイクロカプセルをバイン
ダ成分に分散して構成したものなどが好適に利用でき
る。
【0008】このように、本発明のリライト表示部は、
従来のリライト技術を応用して構成できる。しかしなが
ら、上述したものは何れのものも情報の書き込みや消去
の際に、サーマルヘッドやレーザ照射をもって該表示部
を加熱処理することが必要となる。加熱処理は基体や保
護層あるいはIC回路などに悪影響を及ぼす場合があ
り、そのため、基体や保護層の材質が限定されたり、繰
り返し使用の耐性が減じられたりする。また、加熱処理
を行わないリライト技術として、液晶を利用し、電荷を
付与することにより情報を表示する技術もあるが、この
方法では情報表示を固定するために常に電荷を付与し続
けなけばならず、基体自体に電源や電極などの電荷供給
手段を保持させる必要がある。
【0009】そこで、加熱処理を行わず、また、情報表
示を固定するために常に電荷を付与し続ける必要のな
い、本発明のリライト表示部に最も好適なリライト技術
について説明する。この技術とは、リライト表示部を、
分散媒中に該分散媒と色相の異なる少なくとも一種類以
上の電気泳動微粒子を分散させた分散液を内包してなる
マイクロカプセルとバインダ成分を主成分とする塗料に
より形成するもので、以下、この塗料の構成について詳
述する。
【0010】先ず、電気泳動微粒子としては、種々の有
機・無機顔料、染料、金属粉あるいは樹脂などの微粉末
で、正負の何れかに帯電しているものであって、例え
ば、酸化チタン、カーボンブラック、アントラキノン系
染料などが好適に利用できる。また、この電気泳動微粒
子を分散させる分散媒としては、誘電体であって、各種
アルコール類、各種エステル類、各種炭化水素、ハロゲ
ン化炭化水素や各種油類などを単独又は混合物に界面活
性剤、分散剤、安定化剤、潤滑剤などを適宜添加したも
のが好適に利用できる。
【0011】上記電気泳動微粒子は分散媒中に適宜濃度
で分散されるが、好ましくは5〜50重量%で、さらに
好ましくは10〜30重量%である。このように調整さ
れた分散液は、公知のマイクロカプセル法、例えば、ア
ラビアゴムゼラチンのコアセルベーション法、ポリアミ
ド、ポリウレアを形成する界面重合法などによってカプ
セル化され、粒子径5〜50μm程度のマイクロカプセ
ルに内包される。そして、このように形成された分散液
を内包したマイクロカプセルはバインダ成分と適宜割合
で混合され、塗料として調整されるが、マイクロカプセ
ルとバインダ成分の好ましい混合比率は、重量比率で
1:1〜5:1で、さらに好ましくは3:1〜2:1程
度である。
【0012】なお、バインダ成分はアクリル系、ウレタ
ン系、エステル系、シリコーン系などの接着性組成物な
どが挙げられるが、基体と接着性の良いものが好まし
く、例えば、基体が用紙の場合は酸化重合型や紫外線硬
化型の印刷インキに用いられる公知のビヒクル成分を利
用するのが好ましい。このように「インキ化」すること
で、通常の印刷機や塗布機を用いてリライト表示部を基
体表面に容易に印刷・塗布形成できる。
【0013】さらに、電気泳動微粒子と分散媒とは色相
が異なる必要がある。図3に示すように、この方法によ
るリライト表示部2への情報書き込み方法は、電気泳動
微粒子としてマイナスに帯電した白色の顔料P(酸化チ
タン)と、これと色相の異なる黒色の分散媒M(着色剤
の添加も可)を内包したマイクロカプセルCを利用する
もので、処理装置における一対の電極a,bに対し、先
ず、上側の電極aにプラスの電荷を印加し、下側の電極
bにマイナスの電荷を印加すると、(イ)マイナスに帯
電した白色顔料Pはクーロン力により陽極電極aに向か
って泳動し、該電極a側に付着するため付着部分が白色
として視認できる。
【0014】一方、極性を逆にすると、(ロ)白色顔料
Pは陽極電極b側に付着し、今度は黒色の分散媒Mによ
ってリライト表示部2は黒色として視認される。電荷の
印加をしない状態では白色顔料Pは付着状態を維持する
ため、電荷供給手段を自ら有することなく情報表示を固
定できる。なお、本発明はこれに限定されず、正負の帯
電が異なり、色相の異なる二種類以上の電気泳動微粒子
を利用し、さらに、電荷の強弱により泳動の有無を調整
するようにすれば、複数の色相にてリライト表示部に情
報を表示でき、係員の照会時の注意を喚起することにも
役立つ。
【0015】さて、上述したように、この合札1には非
接触方式でデータの送受信を行うアンテナ部3と、係員
が照会するための照会情報を含め、その他のデータ管理
業務に必要な情報などの所定情報の情報記憶部を有する
IC回路が保持されている。したがって、図4に示すよ
うに、所定情報の内、係員が目視にて照会が必要な照会
情報はリライト表示部に表示されるとともに、この合札
1と対になるクリップ11にも同じアンテナ部と情報記
憶部を有するIC回路を保持させ、これら対のクリップ
11の情報記憶部と合札1の情報記憶部に同じコードを
書き込めば、パソコン端末Cに連携されたICリーダ
(リライト表示部への書き込み・消去機能付帯)Rによ
って照会できる。この照会により、パソコン端末Cに合
札が照会された際、ディスプレイに「照会OK」の表示
や信号音などを発するようにして、リライト表示部に示
された照会情報の係員の目視確認とともに、パソコン端
末にて電子的に照会するので確実に照会ミスを無くすこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリライト
表示部を有した非接触IC合札によれば、リライト表示
部に示された照会情報の目視確認とともに、パソコン端
末にて電子的に照会するので確実に照会ミスを無くすこ
とができる。また、本発明の請求項2記載のリライト表
示部によれば、その表示部を容易に形成でき、その表示
部には合札の基体や保護層あるいはIC回路などに悪影
響を及ぼすような加熱処理を行わず、さらに、電荷供給
手段を自ら有することなく該情報表示を固定できるな
ど、様々な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触IC合札の表面説明図。
【図2】図1の非接触IC合札の断面説明図。
【図3】リライト表示部への情報書き込み方法の概略的
説明図。
【図4】非接触IC合札を使用した照会システムの概略
的説明図。
【図5】従来の銀行窓口業務を示す説明図。
【図6】従来の銀行窓口業務を示す説明図。
【符号の説明】
1 リライト表示部を有した非接触IC合札 2 リライト表示部 3 アンテナ部 4 IC回路 5,6 保護層 7 基体 J 照会情報

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照会番号、記号、文字などからなる照会
    情報が記載されるリライト表示部を有するとともに、非
    接触方式でデータの送受信を行うアンテナ部と、少なく
    とも前記照会情報を含めた所定情報の記憶部を有するI
    C回路を保持してなるリライト表示部を有した非接触I
    C合札。
  2. 【請求項2】 リライト表示部が、分散媒中に該分散媒
    と色相の異なる少なくとも一種類以上の電気泳動微粒子
    を分散させた分散液を内包してなるマイクロカプセルと
    バインダ成分を主成分とする塗料により形成されてなる
    請求項1記載のリライト表示部を有した非接触IC合
    札。
JP12330799A 1999-04-30 1999-04-30 リライト表示部を有した非接触ic合札 Pending JP2000315253A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110084920A (zh) * 2012-08-17 2019-08-02 安启公司 具有模块化编码器子总成的访问控制设备

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