JP2000315154A - ハンディターミナル用開発システムの不正利用防止方法 - Google Patents

ハンディターミナル用開発システムの不正利用防止方法

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JP2000315154A
JP2000315154A JP11123379A JP12337999A JP2000315154A JP 2000315154 A JP2000315154 A JP 2000315154A JP 11123379 A JP11123379 A JP 11123379A JP 12337999 A JP12337999 A JP 12337999A JP 2000315154 A JP2000315154 A JP 2000315154A
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program
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development system
key
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Jun Nakahara
純 中原
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 開発システムの運用が不便にならず、ユーザ
管理が容易で、かつ、パスワード発生用アダプタの設置
など、余計な出費や手間を用いないハンディターミナル
用開発システムの起動方法を提供する。 【解決手段】 予め定められたキーが押されたまま電源
投入された場合、ハンディターミナルの記憶手段に格納
されている利用者認定機能を持った伝送プログラムを起
動し、ホストコンピュータからハンディターミナルへ利
用者認定コマンドを送信し、この利用者認定コマンドを
受信し、応答信号としてハンディターミナルの製造番号
のデータを、ホストコンピュータへ送信し、ホストコン
ピュータに予め設定した値と照合し、照合結果が一致し
た場合には、利用者が正当と判断してプログラム開発シ
ステムを起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯情報端末(以下
「ハンディターミナル」と言う。)に関し、詳しくは倉
庫での在庫管理データの収集や、店頭での商品データを
収集するハンディターミナルに関し、このハンディター
ミナルを操作するプログラムの開発システムの起動方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンディターミナルは日常業務プログラ
ム(以下「応用プログラム」と略称する)を不揮発性メ
モリ(フラッシュROM等)に搭載する。上記ハンディタ−
ミナルを日常業務で運用中、プログラム誤り(プログラ
ムバグ)が見つかったり、プログラム仕様が変更される
ことがある。このような場合、稼働中のハンディターミ
ナルの応用プログラムを書き換える必要があり、ホスト
コンピュータ(パーソナルコンピュータなどが用いられ
る)で稼働する開発用システムを用い、応用プログラム
のソースプログラムを実行形式に変換し、当該実行プロ
グラムをハンディターミナルにダウンロードすることに
より書き換える。この時利用される開発システムには応
用プログラムのソースプログラムを翻訳し実行形式にす
るプログラム群(以下「コンパイラ」と略称)、翻訳さ
れた実行形式の応用プログラムをハンディターミナルに
転送するプログラム(以下「ダウンローダ」と略称)が
ある。
【0003】開発システムに含まれるコンパイラは、一
般に高価な(開発に多大な工数を必要とする)プログラ
ムである。コンパイラはターゲットCPU(開発システ
ムによりプログラムを書き換えられるハンディターミナ
ルに搭載された中央演算装置)で稼働する機械語を生成
するプログラムであり、同一CPUを用いている他の機
器開発用にも当該コンパイラは利用可能である。そこで
ハンディターミナル開発用のコンパイラをユーザに供給
する際、ハンディターミナル開発用途外の利用防止策を
講ずる必要があった。つまり、ハンディターミナルの応
用プログラム開発用に提供したコンパイラを、他のシス
テム開発用に不正利用されないようにするためであり、
当該コンパイラを不正利用により開発に多大な出費をか
けた開発システムの売上本数が落下し、ひいては開発費
を回収できないことも考えられる。
【0004】なお、不正利用防止には供給媒体(たと
えばフロッピィディスク)に特別なフォーマットを施
し、オペレーティングシステムが有する複写用のコマン
ドを使えなくしたり、個別パスワード(媒体ごとに異
なったパスワード)を予め媒体に仕組み、当該コードを
キーボード入力しなければ起動しない方式にしたり、
コンピュータの特定入出力ポート(たとえばプリンタ用
ポート)にパスワードを発生させるアダプタを接続させ
利用者認定を行わせるものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来技
術では、既存の不正使用防止策は媒体のバックアップ機
能を阻害したり、パスワード管理に手間がかかったり、
アダプタが高価などの問題点があった。尚、ここで求め
る正当利用とは、供給した開発システムがハンディター
ミナル開発のみに限定されて利用される事である。開発
システムの運用が不便にならず(開発システムのバック
アップ用複写が可能)、ユーザ管理が容易(個別パスワ
ードを媒体に書き込むなどの手順が不要)で、かつ、パ
スワード発生用アダプタの設置など、余計な出費や手間
を用いない方法が求められる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題に鑑み
なされたものであり、倉庫での在庫管理データの収集
や、店頭での商品データを収集するハンディターミナル
において、前記ハンディターミナルとホストコンピュー
タの間で行われる開発システムの不正利用防止方法に関
し、上記ハンディターミナルに設けられているテンキー
のうち、予め定められたキーが押されたまま電源投入さ
れた場合、ハンディターミナルの記憶手段に格納されて
いる利用者認定機能を持った伝送プログラムを起動し、
上記ホストコンピュータからハンディターミナルへ利用
者認定コマンドを送信し、この利用者認定コマンドを受
信し、応答信号として当該ハンディターミナルの製造番
号のデータを、上記ホストコンピュータへ送信し、該ホ
ストコンピュータに予め設定した値と照合し、照合結果
が一致した場合には、利用者が正当と判断してプログラ
ム開発システムを起動するハンディターミナル用開発シ
ステムの不正利用防止方法を提案するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】通常ハンディターミナルの応用プ
ログラム開発には、ハンディターミナルとホストコンピ
ュータとをシリアル回線を用いて接続し、ハンディター
ミナル搭載のCPU用にホストコンピュータのコンパイ
ラが生成した実行形式プログラムホストコンピュータか
らデータ伝送プログラムを用いてハンディターミナルに
送信し、不揮発性メモリ(フラッシュROM)を書き換える
方式が採られる。つまり、ハンディターミナルの応用プ
ログラムを開発する際は、必ずハンディターミナルが準
備されている。そこで、ハンディターミナルとホストコ
ンピュータ間のデータ伝送プログラムに、利用者認定機
能を追加する。ハンディターミナルは、特定キー(ハン
ディターミナルに設けられている入力キーのうちの予め
定めたキー)が押されたまま電源投入された場合、前記
の利用者認定機能を持った伝送プログラムを起動させ
る。
【0008】ホストコンピュータで稼働する開発システ
ムのコンパイラは、その起動時ハンディターミナルへ利
用者認定コマンドを送信する。伝送プログラムでは認定
コマンドをハンディターミナルに送信し、ハンディター
ミナルよりの応答を待つ。
【0009】ハンディターミナルはホストコンピュータ
より送信された認定コマンドを受け取り、その応答を返
送する。具体的にはハンディターミナルの工場出荷時に
記録された製造番号(以下IDと略称する)を返送す
る。
【0010】ホストコンピュータはハンディターミナル
より返送されたIDを、コンパイラに予め設定した値と
照合する。照合が一致したらコンパイラを起動し、翻訳
処理を開始する。また、照合不一致やハンディターミナ
ルより応答が無かった場合、利用者認定違反と判断しコ
ンパイラを起動させない。
【0011】
【作用】上記した一連の処理により正規のハンディター
ミナル所有ユーザはコンパイルを続行できるが、ハンデ
ィターミナルを所有しない不正規ユーザはコンパイル処
理を続行できない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示実施例に基づいて
説明する。図1は本発明のハンディターミナル用開発シ
ステムの不正利用防止方式を適用するハンディタ−ミナ
ル1の外観斜視図である。参照符号2はLCD表示部で
あり、例えば倉庫や店頭で収集したデ−タやハンディタ
−ミナル1本体から図示しない操作者へのメッセ−ジを
表示する部分である。参照符号3はテンキーやファンク
ションキーからなるキー入力部である。参照符号4は通
信ポートであり、ホストコンピュ−タ(図示せず)と通
信を行う為にシリアル通信ケ−ブル(図示せず)等を接
続する。
【0013】図2は、ハンディターミナル1の電気的ブ
ロック図を示したものである。参照符号5は、ハンディ
タ−ミナル1の制御手段である中央演算処理装置(以
下、CPUという)であり、書き換え可能なフラッシュRO
M6に格納されたプログラムに従って本発明に係わる処
理を実行する。上記したキ−入力部3を操作することに
より、電源回路7を介してLCD表示部2に入力したデ
−タを表示する。収集したデ−タを外部に設けられてい
る図示しないホストコンピュ−タに送信する場合には、
通信ポート4に上記したシリアル通信ケ−ブル(図示せ
ず)を接続し、CPU5の指令によりデ−タの送信を行
う。参照符号8はカレンダ回路であり、年月日時分秒情
報を発生させる為に設けられており、年月日時分秒情報
は図示しないバックアップ用のリチウム電池により保護
される。ブザ−駆動回路9とLED駆動回路10もそれ
ぞれCPU5の指令により、所定の動作を行う。参照符
号11はプリンタでありCPU5の指令により、収集し
たデータや演算結果、操作者へのメッセージをプリント
する。
【0014】図3はハンディターミナル1の本体に設け
られているフラッシュROM6、RAM12に格納されてい
るデ−タ並びを示したものである。参照符号13はホス
トコンピュ−タ(図示せず)とハンディタ−ミナル1を
接続しデータ転送を行うデータ伝送プログラムである。
参照符号14は、当該ハンディターミナルに様々な動作
を行わせる為の基本プログラムである。日常業務プログ
ラム15は通常のハンディターミナルの応用プログラム
である。当該プログラムは開発システムで書き換えられ
るプログラムでもある。
【0015】本実施例の利用者認定を行う伝送プログラ
ムを起動する場合は、ハンディターミナル1のキー入力
部3のキーを押しながら電源を投入する。ハンディタ
ーミナル1の基本プログラム14は電源投入時のキー
が押されていた場合、通常の日常業務プログラム15で
なく、データ伝送プログラム13を起動する。
【0016】次に、図4に示したハンディターミナル側
データ伝送処理フローを基に実際の動作について説明す
る。データ伝送プログラムはホストコンピュータ(図示
せず)よりのコマンド(1バイト長の伝送文字)を待ち
受ける。
【0017】ホストコンピュータ(図示せず)より1文
字受信する(S1)。上記データ伝送プログラムは、受
信文字が”A”か検査する(S2)。 当該文字が”
A”の時、フラッシュROM6に格納されたハンディターミ
ナルID16(例:”HT16−0000001”この
値は当該ハンディターミナルが工場で組み立てられたと
きに書き込まれている)を上記ホストコンピュータに送
信する(S3)。
【0018】次にホストコンピュータよりの最初の文字
が”A”でなかった場合、受信文字が”D”かを検査す
る(S4)。 ”D”の時、日常業務プログラムをシリ
アル回線を介して受信し、フラッシュROM5の日常業務プ
ログラム18と差し替える(S5)。尚、この図4に示
したフローの処理は、開発システムのダウンロードが起
動された時のみ行われる。
【0019】次にホストコンピュータ(図示せず)の処
理を図5に示し実際の動作について説明する。まずホス
トコンピュータ(図示せず)はハンディターミナルに”
A”を送信する(S6)。次に上記ハンディターミナル
1よりの応答を待ち受ける(S7)。一定期間(例えば
10秒)内に12文字のデータが到着したか調べる(S
8)。一定時間内に12文字のデータを受信した場合、
上記したハンディターミナルID16の型名部(4桁)
を調べる(S9)。型名が一致した(”HT16”であ
った)場合、コンパイラを起動する(S10)。コンパ
イルが終了し実行形式プログラムが生成されたら、次
に”D”を送信(S11)した後、実行用プログラムを
ハンディターミナル1に送信する(S12)。ハンディ
ターミナル1より応答がない場合(応答タイムアウト)
や型名が不一致の場合は利用者認定エラーを表示し、コ
ンパイラは起動させない(S13)。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではホスト
コンピュータ(図示せず)に搭載されたハンディターミ
ナル開発システムの利用者が正規のユーザであるかの確
認をハンディターミナルを用いて行う。これにより正規
ユーザか否かの確認を、パスワードの個別管理や特別な
アダプタ装置等を用いずに実現でき、開発システムの不
正利用を防止できる。上記したように、ハンディターミ
ナルを有する正規ユーザのみが開発システムを稼働させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するハンディターミナルの外
観斜視図
【図2】 ハンディターミナルの電気的ブロック図
【図3】 記憶装置内のデータの並び
【図4】 ハンディターミナル側データ伝送処理フロ
【図5】 ホストコンピュータ側の動作
【符号の説明】
1 ハンディターミナル 2 LCD表示部 3 キー入力部 4 通信ポート 5 CPU 6 フラッシュROM 7 電源回路 8 カレンダ回路 9 ブザー駆動回路 10 LED駆動回路 11 プリンタ 12 RAM 13 データ伝送プログラム 14 基本プログラム 15 日常業務プログラム 16 ハンディターミナルID

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアル回路で接続されたホストコンピ
    ュータとハンディターミナルと、該ハンディターミナル
    の起動時に所定のキーが押圧された場合、前記ホストコ
    ンピュータに内蔵されたプログラム開発システムが起動
    することを特徴とするハンディターミナル用開発システ
    ムの起動方法。
  2. 【請求項2】 前記ハンディターミナルの起動時の所定
    のキーが押圧された場合、前記ホストコンピュータは利
    用者認定コマンドを前記ハンディターミナルに送信する
    ことを特徴とする請求項1記載のハンディターミナル用
    開発システムの起動方法。
  3. 【請求項3】 前記ホストコンピュータの利用者認定コ
    マンドに対応して、前記ハンディターミナルの製造番号
    をホストコンピュータに送信することを特徴とする請求
    項2記載のハンディターミナル用開発システムの起動方
    法。
JP11123379A 1999-04-30 1999-04-30 ハンディターミナル用開発システムの不正利用防止方法 Pending JP2000315154A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192158A (ja) * 2001-07-26 2008-08-21 Kyocera Wireless Corp ハンドセットの再プロビジョニングおよび再プログラミングにおけるセキュリティを改善するシステムおよび方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192158A (ja) * 2001-07-26 2008-08-21 Kyocera Wireless Corp ハンドセットの再プロビジョニングおよび再プログラミングにおけるセキュリティを改善するシステムおよび方法
JP4728359B2 (ja) * 2001-07-26 2011-07-20 キョウセラ ワイヤレス コープ. ハンドセットの再プロビジョニングおよび再プログラミングにおけるセキュリティを改善するシステムおよび方法

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