JP2000314832A - 光学装置、画像表示装置および光や流体を伝搬させる装置 - Google Patents

光学装置、画像表示装置および光や流体を伝搬させる装置

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JP2000314832A
JP2000314832A JP11122512A JP12251299A JP2000314832A JP 2000314832 A JP2000314832 A JP 2000314832A JP 11122512 A JP11122512 A JP 11122512A JP 12251299 A JP12251299 A JP 12251299A JP 2000314832 A JP2000314832 A JP 2000314832A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学装置内のスペースが狭い場合に、光路に
対して挿入退避する可動光学部材を配置することができ
ない。 【解決手段】 光路内の光軸1上に位置する挿入位置と
光路外に退避する退避位置との間で回動可能な可動光学
部材90,100を有する光学装置において、可動光学
部材の挿入位置と退避位置との間での少なくとも一部の
回動範囲で、可動光学部材の回動中心を、この可動光学
部材の厚さ方向外方で、かつ上記光路内における光軸上
以外の部分を通る光軸直交方向に平行な軸上に位置する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像入出力に用い
られる光学装置であって、特に屈折、回折、反射、偏
光、波長、強度、色分散、拡散、収束などに関わる光学
部材を光路内外に移動させることができるようにした光
学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような光学装置は、光学系を構成
する光学部材の光路内への挿入退避により光学系の通過
光束に対し光線状態を選択的に切り替えられるものであ
る。
【0003】図10には、第1の従来の光学装置の構成
を概念的に示している。この図において、1は本装置の
光軸、10は筐体、40は回転鏡筒、20,30は筐体
10および回転鏡筒40により保持されたレンズ、41
は回転鏡筒40に形成された開口部、50は回転鏡筒4
0の回転軸である。
【0004】回転鏡筒40は筐体10に保持されたレン
ズ20,30間にて、光軸1上に位置し、光軸1と直交
するように配置された回転軸50を中心として回動自在
に保持されている。(A)に示す状態では、回転鏡筒4
0のレンズと筐体10のレンズとは光軸1を共有して配
置されて光路を形成している。そして、回転鏡筒40は
不図示の外部操作手段によって90°ステップで駆動さ
れ、(B)や(C)の状態になる。
【0005】(B)では、回転鏡筒40が(A)の状態
から90°回転し、この回転鏡筒40に保持されたレン
ズは光路から退避している。筐体10に保持されたレン
ズ間の光束は、回転鏡筒40の開口部41を通過する。
【0006】(C)では、回転鏡筒40がさらに90°
回転し、回転鏡筒40に保持された2つのレンズが
(A)とは逆の挿入状態となる。
【0007】以上の3つの形態により、合成レンズ焦点
距離を3種類選択設定することができる。なお、本従来
例は、交換レンズ式レンジファインダーカメラ等に用い
られる。
【0008】図11には、第2の従来の光学装置の構成
を概念的に示している。この装置構成は、挿脱式フィル
タや倍率変更に用いられる単純差込機構を用いている。
【0009】この図において、1は光軸、11は筐体1
0に形成された開口部、60は挿脱光学素子ユニット、
70は素子ホルダである。この素子ホルダ70は、筐体
10に保持されたレンズ20,30間の空間に対して、
(A)に示すように、筐体10の開口部11から挿脱素
子ユニット60を素子ホルダ70に取り付けた状態で、
光軸に対して直交する方向から挿入固定することで、
(B)に示すように光学素子を加算使用するものであ
る。
【0010】なお、本従来例の構成のうち、挿脱される
光学素子自体はレンズであってもフィルターであっても
よい。この装置構成は、一眼レフカメラ用超望遠レンズ
の差込フィルタや、内臓エクステンダー等に採用されて
いる。また、光軸直交方向移動式の構成としては、回転
軸を光軸に平行な軸上のオフセット位置に有するタイプ
があり、回転ターレット式固定絞り選択機構、ステージ
投光ライトの回転カラーフィルター、単板式DLPの回
転ダイクロイックミラー(特開平10−48542号公
報参照)などに採用されている。
【0011】図12には、第3の従来の光学装置の構成
を概念的に示している。この光学装置では、筐体10の
内部にて光学素子90を光路に対して挿脱するものであ
る。
【0012】この図において、80は光学素子ホルダで
あり、光学素子90は凸レンズである。この装置構成で
は、光学素子90はホルダ80に保持され、ホルダ90
に設けられた回転軸51を介して、筐体10に保持され
たレンズ20,30間の空間内に回動可能に支持されて
いる。不図示の外部操作手段によりホルダ80を略90
°駆動することで、選択的に2つの焦点距離が得られる
光学ユニットが構成される。
【0013】この従来例では、回転軸51が光軸から外
れた位置で、かつ挿入状態での有効光路径外にあり(光
軸直交のねじれ位置にあり)、回転軸を含む光軸直交面
は素子90を保持するホルダ80もしくは素子90自体
の厚さ方向内方に存在する。なお、この構成では、ホル
ダ80の回動範囲として、筐体10の内部の既存空間を
支障なく使用している。
【0014】また、同様の回転軸空間配置により光学素
子を3つ順次挿脱する構成が、特開平7−16818号
公報にて提案されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1および第3の従来の構成は、筐体内空間が、光学素子
を挿脱又は回動させるのに十分広い場合、つまり空間的
に余裕がある場合に適用することができるが、空間的に
余裕がない場合には適用できないという問題がある。
【0016】また、第2の従来の構成のように、光学素
子を筐体外部に退避させるものでは、光学素子の種類の
制約がないので、多種のフィルタを交換使用する場合な
どに適するが、筐体の外部に光学素子の退避スペースが
必要である。しかも、光学素子を退避させた状態では、
筐体開口部になんらかの防塵処置をするか、開口部を露
出させないために筐体に取り付けるハウジング部材(例
えば、ENGカメラ用のエクステンダー内蔵交換ズーム
レンズのエクステンダー部ハウジング)を設ける必要が
ある。
【0017】そこで、本発明は、装置内の内部空間が狭
い場合でも、装置外部に光学部材の退避スペースを設け
たり装置に開口部を設けたりする必要なく、光学部材の
光路に対する挿入退避が可能な光学装置を提供すること
を目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願第1の発明では、光路内の光軸上に位置する
挿入位置と光路外に退避する退避位置との間で回動可能
な可動光学部材(光学素子単体でもよいし、光学素子と
これを保持する保持部材とから構成されるものであって
もよい)を有する光学装置において、可動光学部材の挿
入位置と退避位置との間での少なくとも一部の回動範囲
で、可動光学部材の回動中心を、この可動光学部材の厚
さ方向外方で、かつ上記光路内における光軸上以外の部
分を通る光軸直交方向に平行な軸上に位置するようにし
ている。
【0019】具体的には、可動光学部材の瞬間回転中心
の絶対座標上での位置を、可動光学部材が挿入位置と退
避位置との間で回動する間に上記光路の光軸方向および
光軸直交方向の少なくとも一方に変位させるようにした
り、上記光軸上以外の部分を通る光軸直交方向に平行な
軸上に固定したりする。
【0020】これにより、可動光学部材の移動軌跡の自
由度を増し、装置筐体や内壁、他の光学素子等の構造物
に囲まれた狭い空間内でも、それらに干渉することな
く、可動光学部材を光路に対して挿入退避させることが
できるようになる。
【0021】例えば、可動光学部材が挿入位置から退避
位置に回動する際にこの可動光学部材の瞬間回転中心の
絶対座標上での位置が、光軸直交方向における退避位置
とは反対側に向かって変位するようにすれば、可動光学
部材における退避位置に近い側の端部を光路に対して平
行又はほぼ平行に移動させることが可能となり、さらに
退避位置を光路に近づけて設定することが可能となる。
また、可動光学部材が挿入位置から退避位置に回動する
際にこの可動光学部材の瞬間回転中心の絶対座標上での
位置が、可動光学部材に対して回動中心側とは反対側に
配置された他の光学素子から離れる方向に変位させるよ
うにすれば、回動中における可動光学部材の他の光学素
子側への突出量を少なくすることが可能となり、挿入位
置に位置する可動光学部材と他の光学素子とが近接する
ような場合でも、回動する可動光学部材と他の光学素子
との干渉を防止することが可能となる。
【0022】しかも、可動光学部材の回動をカムを含む
リンク機構により行うこととすれば、スペースの余裕状
況に応じた軌跡形状の設計や、駆動負荷と駆動スペース
の優先度に応じた最適設計が可能となる。また、構成部
品の増加も回転移動機構を用いる場合に準じて少なくす
ることができ、装置の信頼性を維持し易くすることがで
きる。
【0023】また、本願第2の発明では、光軸に対して
傾斜配置されたミラー部材と、光路内に光軸に直交する
ように位置する挿入位置と光路外に退避する退避位置と
の間で移動可能な可動光学部材と有する光学装置におい
て、可動光学部材の挿入位置をミラー部材の隣接空間と
し、挿入位置と退避位置との間で移動する可動光学部材
の移動軌跡が、ミラー部材と挿入位置および退避位置に
位置する可動光学部材とにより形成される略三角柱状の
空間と重なりを持つ構成としている。
【0024】これにより、上記略三角形状の空間を有効
利用し、可動光学部材の必要な移動量を得た上で、装置
構成を可動光学部材が設けられていない従来の装置と同
等の寸法に収めることが可能となる。
【0025】そして、これらの発明によれば、可動光学
部材を装置に容易に内蔵させることができるため、従来
のような装置外部への取り外し式にした際に生じる、可
動光学部材の紛失や、傷、汚れが付くことによる性能劣
化を防止できるようになる。
【0026】なお、ダイクロイックミラーのようにスペ
クトル特性が入射角度依存性を持つ(入射角度特性が不
均一な)光学部材を光路に対して挿入/退避させる場
合、挿入位置での光束の平行度に制約があることが多
く、必然的に挿入/退避位置の機械的条件が厳しくなる
が、本願各発明によれば、このような場合でも容易に上
記機械的条件をクリアできる可動光学部材の挿入/退避
構造を実現することが可能になる。
【0027】そして、これら光学装置を画像投影装置に
用いれば、光学エンジン部の容積増加を最小とした上
で、画像投影に関る光束の変調状態の切換を機械的に行
うことが可能となる。このため、画像投影装置に多用さ
れるダイクロイックミラー式色分離/合成構造部分への
光学素子の挿入退避構成の追加が容易となる。
【0028】さらに、上記第1の発明と同様の構成は、
光路や流路に対して所定の部材(フィルタ等)を挿入・
退避させる装置にも応用することが可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図3に
は、本発明の第1実施形態である光学装置を示してい
る。なお、図1は、光学装置におけるホルダ回動機構の
斜視図、図2は光学装置の側面断面図、図3は図2にお
けるA−A断面図である。 これらの図において、10
は装置筐体、20,30は装置筐体10に保持されたレ
ンズ、1は装置内に形成される光路の光軸、90は光学
素子、100はこの光学素子90を保持する光学素子ホ
ルダ(保持部材)である。なお、図2および図3には、
光学素子90および光学素子ホルダ100(これらによ
り、可動光学部材が構成される)が光路内の光軸上の挿
入位置にセットされた状態を実線で、光路外への退避位
置にセットされた状態を鎖線101により示している。
【0030】110,110′は図2における光学素子
ホルダー100の一端に一体的に形成されたカムフォロ
ア、111,111′は図2における光学素子ホルダー
100の他端に一体的に形成されたカムフォロアであ
る。
【0031】120,120′はカム板であり、13
0,130′はこのカム板120,120′に形成さ
れ、カムフォロア110,110′を主として光軸直交
方向に係合ガイドするカムAである。また、131,1
31′は、カムフォロア111,111′を主として光
軸方向に係合ガイドするカムBである。
【0032】本実施形態では、カム板120,120′
に相当する部分を装置筐体10に一体形成し、筐体10
の内面にカム130,130′,131,131′を形
成している。これにより、部品点数の増加を防止するこ
とができる。なお、筐体10を2分割構成とするととも
に、これらの両側にカム板120,120′を光学素子
ホルダ100の回動に適した嵌合寸法となる板間隔と平
行度とを保って固定してもよい。
【0033】光学素子ホルダ100はその中央部に不図
示の光路穴を有し、ここに光学素子90(ここでは、正
のフレネルレンズ)を保持している。光学素子ホルダ1
00は、図2の状態にて、光学素子90が光軸上に位置
し、光軸に対して直交するように配置される。
【0034】なお、カムフォロア111′は他のカムフ
ォロアよりも長く形成されており、カム板120′のカ
ムB131′を貫通して駆動ピンを兼用する。
【0035】光学素子ホルダ100が挿入位置に位置す
る状態からカムフォロア111′を図1中の矢印200
方向にカムB131′に沿って駆動すると、同一形状の
カムB131とカムA130,130′により光学素子
ホルダ100は、その回動中心、すなわち各回動角度に
おける瞬間回転中心の絶対座標上での位置を、図2にお
ける光軸方向前方(レンズ30から離れる方向)および
光軸直交方向に変位させながら回動し、退避位置に至
る。なお、図中にKで示す曲線は、光学素子ホルダ10
0の瞬間回転中心の移動軌跡である。
【0036】これにより、光学素子ホルダ100がその
光軸方向後方に近接配置されたレンズ30と干渉するこ
となく、かつ筐体10に干渉することなく、光路外周に
近接した状態にて光路外に退避することができる。
【0037】なお、図2中の点線102は、図12に示
したものと同様に、挿入位置に位置する光学素子ホルダ
100のカムフォロア110の位置に相当する部分のみ
を中心として回動した場合の光学素子ホルダ100が、
レンズ20と干渉している状態を示している。
【0038】このように、本実施形態によれば、光学素
子ホルダ100の単純回動による挿入位置と退避位置と
の間での移動が不能な狭い空間でも、この空間に合わせ
たカム軌跡を有するカムリンク機構を用いて、光学素子
ホルダ100の瞬間回転中心の絶対座標上での位置を光
軸方向や光軸直交方向に変位させるようにすることで、
レンズ20,30や筐体10に干渉することなく光学素
子ホルダ100を挿入位置と退避位置との間で移動させ
ることができる。さらに言えば、光学素子ホルダ100
における退避位置に近い側の端部を光路と平行又はほぼ
平行に移動させ、退避位置における光学素子ホルダ10
0を光路に近い位置にて光路と平行又はほぼ平行とする
ことが可能となり、筐体10の光軸直交方向寸法を小さ
くすることができる。
【0039】(第2実施形態)図4には、本発明の第2
実施形態である光学装置における光学素子ホルダ140
の回動機構を示している。この回動機構の基本構成は第
1実施形態と同じであり、共通する構成要素には第1実
施形態と同符号を付している。
【0040】本実施形態では、第1実施形態のものに対
して、光学素子ホルダ100における光学素子90の保
持部分よりも前方にカムフォロア110(110′),
111(111′)を形成し、これに伴ってカムA13
0(130′)およびカムB131(131′)の形状
を変更している。なお、カムA,Bについては中心線の
みを示している。本実施形態では、上下カム面と隣接す
る光路外部にて嵌合摺動面を広げている。該嵌合摺動面
の拡大によりカムフォロア110,111の位置を光学
素子ホルダ140の厚さ範囲外部に設けている。
【0041】本実施形態では、光学素子ホルダ100
は、その回動中心(瞬間回転中心)が図中Kで示す軌跡
を描くように移動する。より具体的には、挿入位置から
退避位置への回動前期では退避位置側に近づくように光
軸方向前方および光軸直交方向に移動し、回動後期では
退避位置側から離れる方向に移動する。
【0042】これにより、光学素子ホルダ140の挿入
位置から退避位置までの間の存在範囲が略二等辺三角形
の空間内に収まり、退避位置に位置する光学素子ホルダ
140は、光路に隣接して光軸に平行になる。このた
め、空間厚さとしては、光学素子ホルダ140の厚さと
同等の寸法より若干大きな寸法があれば、光学素子ホル
ダ140の光路外への完全退避が可能である。
【0043】つまり、光学ホルダ140が薄板状の場
合、非常に小さい光路外空間があれば挿入位置と退避位
置との間での移動が可能であり、通常の光学装置のよう
に光路と筐体内面との間にはわずかな隙間を設けて設計
されるものにおいて、その隙間を利用して光学ホルダ1
40を退避させることができる。
【0044】なお、図中、2点鎖線で示した回動途中の
状態から明らかなように、回動中の光学素子ホルダ14
0は常に退避位置側から見て光路側にあり、光路から大
きくはみ出すことがないようにカム設計されている。こ
れにより、光学素子ホルダ140と筐体内面との干渉を
防止して、挿入位置と退避位置との間で回動可能な光学
素子ホルダ140を設けたことによる装置寸法の増加や
筐体内面における逃げ形状の追加を不要としている。
【0045】(第3実施形態)図5には、本発明の第3
実施形態である光学装置を示している。なお、本実施形
態においても、第1実施形態と共通する構成要素には第
1実施形態と同符号を付している。
【0046】本実施形態では、光学素子ホルダ100の
回動軸52を、光軸1上から光学素子ホルダ100の退
避位置側に寄せて固定している。回転軸52は、筐体1
0に形成された軸受け穴(図示せず)を貫通して外部に
突出し、不図示の駆動手段によって回転駆動される。ま
た、本実施形態では、筐体10に、回動する光学素子ホ
ルダ100との干渉を防止するための最小限の逃げ(切
り欠き)11を形成している。
【0047】また、筐体10における光学素子ホルダ1
00の回動端に対応する位置には、不図示の機械的なス
トッパ手段を設けて、光学素子ホルダ100を挿入位置
と退避位置とで安定的に位置決めできるようにしてい
る。
【0048】本実施形態における回動軸52の位置は、
光学素子ホルダ100の退避位置を所望の配置に設定
し、回動前後での対応部位を結ぶ直線の垂直2等分線を
複数引けばその交点として求められる。こうして求めた
軸位置での回動軌跡を作図し、機械的干渉をチェックし
て問題あれば同作業をループすることで最適配置が求め
られる。
【0049】ここで、図6には、回動軸50が光軸1上
にある単純回動機構を有する光学装置(第1の従来の光
学装置と同様のもの)を示している。図中Rは、光軸1
上の回転軸50と光学素子ホルダ100もしくは光学素
子自体の厚さ方向端面からの距離(回動半径)を示して
いる。このRは、光路2の外面から光軸1上の回転軸5
0までの最小必要逃げ量と同等+アルファの距離にて設
定されるもので、図はアルファ=0の場合を示してい
る。
【0050】図6に示すものでは、光学素子ホルダ10
0が回動する際に、筐体10およびこれに保持されたレ
ンズ20に対してこれらの肉厚を貫通するほど大きな機
械的干渉が生じ、ザグリ処理程度の小変更では内部空間
内で回動させることができない。
【0051】これに対し、本実施形態では、レンズ30
が凹面形状であることをも生かし、光学素子ホルダ10
0もしくはこれに保持された光学素子自体の厚さ範囲内
でも光軸1上でもない位置ら回転軸52を設け、回動軌
跡をコントロールすることで、筐体10の外周に開口穴
を形成することなく、かつ筐体寸方も拡大することなく
光学素子ホルダ100の内部回動を可能としている。
【0052】(第4実施形態)図7および図8には、本
発明の第4実施形態である透過液晶三板式投射型表示装
置の構成を示している。まず、図7を用いて、上記表示
装置の基本構成について説明する。
【0053】図7において、光源部1から射出された白
色光は、フライアイレンズ303,304、全反射ミラ
ーM0、コンデンサーレンズ306等を通過した後、赤
透過ダイクロイックミラーDM1に入射する。ダイクロ
イックミラーDM1では、赤色帯域の光は透過し、緑か
ら青色帯域光は反射する。なお、光源としては、ハロゲ
ンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプ等
を使用してよく、ダイクロイックミラーに代わる色分離
・合成光学素子としてダイクロイックプリズム等を使用
してもよい。
【0054】ダイクロイックミラーDM1を透過した赤
色帯域光は、全反射ミラーM1によって光路を90度変
えられ、フィールドレンズ7R、トリミングフィルター
TRを介して液晶表示素子8Rに入射し、ここで入力信
号に応じて光変調される。光変調された光は、ダイクロ
イックプリズム309に入射し、ダイクロイックプリズ
ム309で光路を90度変えられて投射レンズ310に
入射し、拡大投影され、スクリーン305上に結像され
る。
【0055】一方、ダイクロイックミラーDM1によっ
て反射され、光路を90度変えられた緑〜青色帯域光
は、青透過ダイクロイックミラーDM2に入射する。ダ
イクロイックミラーDM2は緑色帯域光を反射する特性
を有しているため、ここで緑色帯域光は反射され、その
光路を90度変えられ、フィールドレンズ7Gおよびト
リミングフィルターTGを介して液晶表示素子8Gに入
射し、ここで入力信号に応じて光変調される。光変調さ
れた緑色帯域光はダイクロイックプリズム309、投射
レンズ310の順に入射し、拡大投影されスクリーン3
05上に結像される。
【0056】さらに、ダイクロイックミラーDM2を透
過した青色帯域光は、フィールドレンズ7Bや全反射ミ
ラーM2,M3を介して液晶表示素子8Bに入射し、こ
こで入力信号に応じて光変調される。光変調された青色
帯域光は、ダイクロイックプリズム309に入射し、ダ
イクロプリズム309で光路を90度変えられて投射レ
ンズ310に入射し、拡大投影されスクリーン305上
に結像される。以上3色の投影像をスクリーン305上
で重ね合せることでカラー画像が表示される。
【0057】以上のように構成される表示装置に、第2
実施形態にて説明した光学素子ホルダ100の回動機構
を設けたものを図8に示す。光学素子ホルダ100は、
赤透過ダイクロイックミラーDM1の背面と全反射ミラ
ーM1との間に配置され、光学素子140を光路2内の
光軸1上に位置させる挿入位置102と光路2外に退避
する退避位置103との間で回動する。ホルダ100の
嵌合摺動面には、カムフォロア110,111が光学素
子140の厚さ範囲の外方(ダイクロイックミラーDM
1側)に設けられている。カムA130およびカムB1
31は中心線のみを示している。
【0058】この装置では、挿入位置102に位置する
光学素子ホルダ100と退避位置103に位置する光学
素子ホルダ100とが略直角を形成し、これらと赤透過
ダイクロイックミラーDM1とで略二等辺三角形の空間
が形成される。なお、退避位置103に位置する光学素
子ホルダ100は、光路2に隣接して光軸1に平行であ
り、光路2外に形成される光学素子ホルダ100の厚さ
と同等の寸法に若干の寸法を加えた厚さの空間にて完全
退避している。この実施形態では、光学素子ホルダ10
0(および光学素子140)が薄板状であるため、わず
かな光路外空間で挿入/退避動作が可能となっている。
通常、投射型表示装置では、光路2の外周と筐体内面と
の間にわずかな隙間が設けられるため、この隙間を利用
すれば光学素子ホルダ100を光路2外に退避させるこ
とができる。
【0059】また、図に示した光学素子ホルダ100の
回動途中状態から明らかなように、カムA,B130,
131は、回動中の光学素子ホルダ100が常に退避位
置103側から見て光路2側に位置し、外側にはみ出す
ことがないように設計されている。これにより、光学素
子ホルダ100の筐体内面への干渉を生ずることなく挿
入/退避回動可能な光学素子140を内蔵することがで
き、投射型表示装置の機能増加を図ることができる一
方、装置寸法の増加や光学素子ホルダ100の回動に対
する逃げ形状の追加等を不要としている。
【0060】(第5実施形態)図9には、本発明の第5
実施形態である透過液晶三板式投射型表示装置の構成を
示している。本実施形態では、光学素子ホルダ100の
挿入位置を第4実施形態のものよりも光路下流寄り、全
反射ミラーM1の近傍に配置し、退避位置103を赤透
過ダイクロイックミラーDM1に寄せて設定したもので
ある。また、本実施形態では、カムB131を直線形状
に形成している。
【0061】本実施形態によれば、カムB131の直線
化により光学素子ホルダ100の図中上下方向(光軸方
向)での移動量を増やすことで、カム接線とカムフォロ
アとの駆動時の作用角を減ずることができる。これよ
り、光学素子ホルダ100のより円滑な駆動が可能とな
る。また、不図示のカムフォロア駆動手段の作動も直線
運動で済むようになるので、例えば、駆動手段によって
光学素子ホルダ100を挿入位置102から退避位置1
03に駆動する一方、復帰用引張りコイルバネをカムフ
ォロア110側にかけて光学素子ホルダ100を挿入位
置側に常時付勢し、カムフォロア111をワイヤーで引
張り作動させるというような構成も採用できる。
【0062】また、装置外部への駆動リンクとして、上
記ワイヤーやプレス板材を駆動伝達手段に用いれば、従
来の装置の内部余裕空間を利用するだけで容易に設計で
きる。
【0063】なお、上記第4および第5実施形態では、
赤領域光路内に回動可能な光学素子ホルダ100を配置
した場合について説明したが、他の色領域光路内に同様
の光学素子ホルダを配置してもよい。
【0064】また、上記各実施形態では、光学素子ホル
ダ100の回動中心が、この光学素子ホルダ100が回
動する間、連続的に光軸方向又は光軸直交方向に変位す
る場合および光軸に直交する軸から外れた位置に固定さ
れている場合について説明したが、例えば、回動範囲の
一部における回動中心が固定され、他の回動範囲では変
位するように構成してもよい。また、この場合、固定さ
れた回動中心が光軸に直交する軸上に位置していてもよ
い。
【0065】また、上記各実施形態では、光学素子をホ
ルダにより保持して回動可能とした場合について説明し
たが、光学素子にカムフォロアや回動軸を一体成形して
回動可能としてもよい。
【0066】さらに、上記各実施形態では、光学素子を
光路内に挿入退避させる光学装置について説明したが、
同様の構成を、光学素子以外の所定の部材(光学的フィ
ルターや流体フィルター)を光路や流路に対して挿入退
避させる光や流体を伝搬する装置にも採用することがで
き、同様の効果を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明に
よれば、可動光学部材の挿入位置と退避位置との間での
少なくとも一部の回動範囲で、可動光学部材の回動中心
を、この可動光学部材の厚さ方向外方で、かつ上記光路
内における光軸上以外の部分を通る光軸直交方向に平行
な軸上に位置するようにしているので、可動光学部材の
移動軌跡の自由度を増し、装置筐体や内壁、他の光学素
子等の構造物に囲まれた狭い空間内でも、それらに干渉
することなく、可動光学部材を光路に対して挿入退避さ
せることができる。
【0068】また、可動光学部材の回動をカムを含むリ
ンク機構により行うこととすれば、スペースの余裕状況
に応じた軌跡形状の設計や、駆動負荷と駆動スペースの
優先度に応じた最適設計を行うことができる。さらに、
構成部品の増加も回転移動機構を用いる場合に準じて少
なくすることができ、装置の信頼性を維持し易くするこ
とができる。
【0069】また、本願第2の発明によれば、可動光学
部材の挿入位置をミラー部材の隣接空間とし、挿入位置
と退避位置との間で移動する可動光学部材の移動軌跡
が、光軸に対して斜設されたミラー部材と挿入位置およ
び退避位置に位置する可動光学部材とにより形成される
略三角柱状の空間と重なりを持つ構成としているので、
上記略三角形状の空間を有効利用し、可動光学部材の必
要な移動量を得た上で、装置構成を可動光学部材が設け
られていない従来の装置と同等の寸法に収めることがで
きる。
【0070】そして、これらの発明によれば、可動光学
部材を装置に容易に内蔵させることができるため、従来
のような装置外部への取り外し式にした際に生じる、可
動光学部材の紛失や、傷、汚れが付くことによる性能劣
化を防止できる。
【0071】さらに、ダイクロイックミラーのようにス
ペクトル特性が入射角度依存性を持つ(入射角度特性が
不均一な)光学部材を光路に対して挿入/退避させる場
合のように挿入/退避位置の機械的条件が厳しい場合で
も、本願各発明によれば、容易に上記機械的条件をクリ
アできる可動光学部材の挿入/退避構造を実現すること
が可能できる。
【0072】そして、これら光学装置を画像投影装置に
用いれば、光学エンジン部の容積増加を最小とした上
で、画像投影に関る光束の変調状態の切換を機械的に行
うことが可能となる。このため、画像表示装置に用いら
れるダイクロイックミラー式色分離/合成構造部分への
可動光学部材の追加(つまりは、装置機能の追加)を容
易に行うことができる。
【0073】しかも、可動光学部材の挿入退避による光
の変調状態切換を機械的に行えるので、電気的に困難も
しくはコスト高な光学的効果を安価に達成することがで
き、装置構成自体も従来の装置に比べて複雑化を回避で
きる。
【0074】さらに、上記第1の発明と同様の構成を、
光路や流路に対して所定の部材(フィルタ等)を挿入・
退避させる装置に応用しても、同様の効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光学装置における
光学素子ホルダの回動機構を示す斜視図。
【図2】上記光学装置の断面図。
【図3】図2におけるA−A断面図。
【図4】本発明の第2実施形態である光学装置における
光学素子ホルダの回動機構を示す図。
【図5】本発明の第3実施形態である光学装置にを示す
断面図。
【図6】上記第3実施形態の効果を説明するための図。
【図7】本発明の第4実施形態である透過液晶三板式投
射型表示装置の基本構成図。
【図8】上記表示装置に光学素子ホルダの回動機構を用
いたときの構成図。
【図9】本発明の第5実施形態である透過液晶三板式投
射型表示装置の基本構成図。
【図10】従来の光学装置の作動説明図。
【図11】従来の光学装置の作動説明図。
【図12】従来の光学装置の作動説明図。
【符号の説明】
1 光軸 10 筐体 20,30 レンズ 52 回動軸 90,140 光学素子 100 光学素子ホルダ 110,111 カムフォロア 130,131 カム

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路内の光軸上に位置する挿入位置と前
    記光路外に退避する退避位置との間で回動可能な可動光
    学部材を有する光学装置において、 前記可動光学部材の前記挿入位置と前記退避位置との間
    での少なくとも一部の回動範囲で、前記可動光学部材の
    回動中心が、この可動光学部材の厚さ方向外方で、かつ
    前記光路内における光軸上以外の部分を通る光軸直交方
    向に平行な軸上に位置することを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記可動光学部材の瞬間回転中心の絶対
    座標上での位置が、前記可動光学部材が前記挿入位置と
    前記退避位置との間で回動する間に前記光路の光軸方向
    および光軸直交方向のうち少なくとも一方に変位するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記可動光学部材の瞬間回転中心の絶対
    座標上での位置が、前記可動光学部材における前記退避
    位置に近い側の端部が前記光路に平行又はほぼ平行に移
    動するように変位することを特徴とする請求項2に記載
    の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記可動光学部材が前記挿入位置から前
    記退避位置に回動する際に、この可動光学部材の瞬間回
    転中心の絶対座標上での位置が前記光軸直交方向におけ
    る前記退避位置の側とは反対側に変位することを特徴と
    する請求項2又は3に記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 前記挿入位置に位置する可動光学部材の
    光軸方向両側に他の光学素子がそれぞれ配置され、これ
    ら他の光学素子のうち一方の光学素子が他方の光学素子
    よりも前記可動光学部材の近くに配置されており、 前記可動光学部材が前記挿入位置から前記退避位置に回
    動する際に、この可動光学部材の瞬間回転中心の絶対座
    標上での位置が前記光路の光軸方向のうち前記一方の光
    学素子から離れる方向に変位することを特徴とする請求
    項2から4のいずれかに記載の光学装置。
  6. 【請求項6】 前記挿入位置に位置する可動光学部材の
    光軸方向における回動中心側に、他の光学素子が光軸に
    対して傾斜配置されており、 前記可動光学部材が前記挿入位置から前記退避位置に回
    動する際に、この可動光学部材の瞬間回転中心の絶対座
    標上での位置が、前記他の光学素子に近付く側に変位す
    ることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の
    光学装置。
  7. 【請求項7】 前記挿入位置に位置する可動光学部材の
    光軸方向における回動中心とは反対側に、他の光学素子
    が傾斜配置されており、 前記可動光学部材が前記挿入位置から前記退避位置に回
    動する際に、この可動光学部材の瞬間回転中心の絶対座
    標上での位置が、前記他の光学素子から離れる側に変位
    することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載
    の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記可動光学部材が、カムを含むリンク
    機構により回動することを特徴とする請求項2から7の
    いずれかに記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 前記可動光学部材の回動中心が、この可
    動光学部材の厚さ方向外方で、かつ前記光路内における
    光軸上以外の部分を通る光軸直交方向に平行な軸上に固
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装
    置。
  10. 【請求項10】 前記可動光学部材の回動中心が、前記
    光路内における光軸より前記退避位置の側の部分を通る
    光軸直交方向に平行な軸上に固定されていることを特徴
    とする請求項9に記載の光学装置。
  11. 【請求項11】 前記光路の光軸方向における前記可動
    光学部材の両側に他の光学素子がそれぞれ配置され、こ
    れら他の光学素子のうち一方の光学素子が他方の光学素
    子よりも前記挿入位置に位置する前記可動光学部材の近
    くに位置するように配置されており、 前記可動光学部材の回動中心が、前記光路の光軸方向の
    うち前記他方の光学素子の側に位置することを特徴とす
    る請求項9又は10に記載の光学装置。
  12. 【請求項12】 前記可動光学部材を収容する装置本体
    の内面に、回動する前記可動光学部材との干渉を防止す
    るための切り欠きを形成したことを特徴とする請求項1
    1に記載の光学装置。
  13. 【請求項13】 前記可動光学部材が、光学素子と、こ
    の光学素子を保持する保持部材とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の光
    学装置。
  14. 【請求項14】 光軸に対して傾斜配置されたミラー部
    材と、光路内に光軸に直交するように位置する挿入位置
    と前記光路外に退避する退避位置との間で移動可能な可
    動光学部材と有する光学装置において、 前記可動光学部材の挿入位置を前記ミラー部材の隣接空
    間とし、 前記挿入位置と前記退避位置との間で移動する前記可動
    光学部材の移動軌跡が、前記ミラー部材と前記挿入位置
    および前記退避位置に位置する可動光学部材とにより形
    成される略三角柱状の空間と重なりを持つ構成としたこ
    とを特徴とする光学装置。
  15. 【請求項15】 前記可動光学部材は、入射角特性が不
    均一であることを特徴とする請求項1から14に記載の
    光学装置。
  16. 【請求項16】 前記可動光学部材の移動軌跡が略円弧
    形状であることを特徴とする請求項1から14に記載の
    光学装置。
  17. 【請求項17】 請求項1から16のいずれかに記載の
    光学装置を含むことを特徴とする画像表示装置。
  18. 【請求項18】 光路や流路に対して所定の部材を挿入
    ・退避させるために前記所定の部材を回転させる回転機
    構を有する光や流体を伝搬させる装置において、 前記回転機構は、回転時に前記所定の部材における退避
    位置に近い側の端部が前記光路や流路に平行又はほぼ平
    行に変位するようにその瞬間回転中心を変位させる機構
    であることを特徴とする光や流体を伝搬させる装置。
  19. 【請求項19】 前記所定の部材の瞬間回転中心の絶対
    座標上での位置が、この所定の部材が挿入位置と退避位
    置との間で回動する間に前記光路や流路の軸方向および
    軸直交方向のうち少なくとも一方に変位することを特徴
    とする請求項18に記載の光や流体を伝搬させる装置。
  20. 【請求項20】 前記所定の部材が挿入位置から退避位
    置に回動する際に、この所定の部材の瞬間回転中心の絶
    対座標上での位置が前記軸直交方向における前記退避位
    置の側とは反対側に変位することを特徴とする請求項1
    8又は19に記載の光や流体を伝搬させる装置。
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