JP5682154B2 - 調光装置およびプロジェクター - Google Patents

調光装置およびプロジェクター Download PDF

Info

Publication number
JP5682154B2
JP5682154B2 JP2010141395A JP2010141395A JP5682154B2 JP 5682154 B2 JP5682154 B2 JP 5682154B2 JP 2010141395 A JP2010141395 A JP 2010141395A JP 2010141395 A JP2010141395 A JP 2010141395A JP 5682154 B2 JP5682154 B2 JP 5682154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light shielding
control device
pair
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010141395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012008184A (ja
Inventor
慎一 若林
慎一 若林
寛治 吉田
寛治 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010141395A priority Critical patent/JP5682154B2/ja
Priority to US13/159,944 priority patent/US8545027B2/en
Priority to CN201110177439.8A priority patent/CN102298252B/zh
Publication of JP2012008184A publication Critical patent/JP2012008184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5682154B2 publication Critical patent/JP5682154B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

本発明は、調光装置およびプロジェクターに関する。
光源装置と、光源装置から射出された光束を変調する光変調装置と、光変調装置に入射する光束の光量を調整する調光装置と、光変調装置で変調された光束を拡大投写する投写光学装置とを備えたプロジェクターが知られている。プロジェクターは、様々な場所に持ち運ばれて使用されることが多く携帯性が求められるため、プロジェクターの小型化を図ることを目的とした調光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の調光装置は、光束により光変調装置の画像形成領域を均一に照明するための一対のレンズアレイ、すなわち光路上流側の第1のレンズアレイと光路下流側の第2のレンズアレイとの間に配置される。そして、一対の遮光部材は一対のギア(回動部材)の回動軸と重ならないように配置され、各回動軸は第2のレンズアレイと重なるように配置されている。このような構成により、遮光部材が回動軸と重なる場合や回動軸が第2のレンズアレイの幅方向における外側に配置されている場合に比べて、第1のレンズアレイと遮光板との距離を短くして小型化を図っている。
特開2009−216906号公報
しかしながら、特許文献1に記載の調光装置では、ギアを第1のレンズアレイに対して光路下流側に遠ざけることで第1のレンズアレイと遮光板との距離を短くしているが、ギアの半径は必ずしも小さくなるわけではない。そのため、一対のレンズアレイ間の距離は短くできても、光束の光軸と直交する方向における調光装置の幅は小さくできない可能性があり、プロジェクターを小型化する効果が不十分であるという課題がある。また、最大遮光状態(特許文献1の図9参照)において、一対の遮光部材の先端同士の間がある程度離間され配置されており、最大遮光状態における通過光量を十分少なくできない可能性や、最小遮光状態から最大遮光状態までの滑らかな調光を行い難い可能性がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る調光装置は、入射する光束の一部を遮光して通過光量を調整する調光装置であって、前記光束の中心軸に対して略直交する方向に沿った回動軸を有する一対の回動部材と、前記一対の回動部材に保持され、前記一対の回動部材の回動に伴って前記光束を遮光する遮光領域の大きさを変化させる一対の遮光部材と、を備え、前記回動軸は、前記光束が通過する領域と重なる位置に配置されており、前記一対の遮光部材は、前記回動軸と重ならない位置に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、一対の回動部材の回動軸が光束が通過する領域と重なる位置に配置されているため、回動軸が光束が通過する領域外に配置されている場合に比べて、回動軸間の距離が小さくなる。このため、回動部材の回動半径を小さくできるので、回動部材を小型化できる。ここで、一対の遮光部材が回動軸と重ならない位置に配置されるので、回動部材を小型化しても、遮光部材を最大遮光状態において通過光量を少なくできる位置に配置し易くなる。これにより、通過光量を良好に調整しつつ回動部材を小型化できるので、調光装置の小型化を図ることができる。
また、回動部材の回動半径が小さくなるので、回動軸が光束が通過する領域外に配置されている場合に比べて、回動部材が回動する角度範囲をより大きくすることができる。これにより、回動部材の回動に伴う遮光領域の大きさの変化をより緩やかにできるので、より滑らかな調光を行うことができる。
[適用例2]上記適用例に係る調光装置であって、前記一対の遮光部材は、前記遮光領域が最も大きくなる状態において前記回動軸よりも前記光束の光路上流側に配置され、前記遮光領域が小さくなるにしたがって前記光束が通過する領域の外側に向かって移動することが好ましい。
この構成によれば、最大遮光状態では、遮光部材が回動軸よりも光束の光路上流側に配置される。光束は光路下流側に向かって外側に広がるので、遮光部材を光路上流側に配置することで、最大遮光状態における通過光量が少なく抑えられる。また、最小遮光状態では、遮光部材が回動軸よりも光束が通過する領域の外側に配置されるので、通過光量を多くすることができる。
[適用例3]上記適用例に係る調光装置であって、前記一対の遮光部材は、前記回動軸の方向に沿って延在する板状の第1の部分と、前記第1の部分の延在方向と交差する方向に延出する第2の部分と、を有し、前記第2の部分は、前記遮光領域が最も大きくなる状態において前記第1の部分の前記光束の中心軸側の端部から前記光束の光路下流側に曲折するように配置されているとともに、前記光束の光路下流側の端部に切欠きを有していることが好ましい。
この構成によれば、最大遮光状態において、第2の部分が第1の部分の光束の中心軸側の端部から光路下流側に配置されており、第2の部分の光路下流側の端部には切欠きが設けられている。このため、光路下流側から光束の中心軸方向に見た第2の部分の端部の輪郭は、回動部材の回動に伴って変化する。これにより、回動部材の回動に伴い遮光領域の大きさをより一層緩やかに変化させることができる。
[適用例4]上記適用例に係る調光装置であって、前記一対の遮光部材の前記第1の部分と前記第2の部分とがなす角度は、鋭角であることが好ましい。
この構成によれば、遮光部材における第1の部分と第2の部分とがなす角度が鋭角であるので、第2の部分の端部から回動軸までの距離を、第1の部分の第2の部分側の端部から回動軸までの距離よりも短くすることができる。このため、遮光部材の移動範囲を大きくすることなく、より滑らかな調光を行うことができる。また、最大遮光状態における第2の部分の延出方向は光束の中心軸方向に沿った方向であるので、最大遮光状態における遮光領域をより大きくすることができる。
[適用例5]上記適用例に係る調光装置であって、前記一対の遮光部材は、前記第2の部分とは反対側に、前記第1の部分の延在方向と交差する方向に延出する第3の部分をさらに有し、前記第3の部分は、前記遮光領域が最も小さくなる状態において前記光束の中心軸に対して外側に曲折するように配置されていることが好ましい。
この構成によれば、最小遮光状態において、第1の部分の第2の部分とは反対側に延出する第3の部分が光束の中心軸に対して外側に曲折して設けられているので、第1の部分と第3の部分とが平行である場合に比べて、第3の部分を光束が通過する領域におけるより外側に配置して遮光領域の大きさをより小さくすることができる。また、最大遮光状態では遮光領域の大きさをより大きくすることができる。
[適用例6]本適用例に係るプロジェクターは、光束を射出する光源装置と、前記光源装置から射出された光束を変調する光変調装置と、前記光変調装置からの変調光を投写する投写光学装置と、前記光源装置と前記光変調装置との間に配置された、前記光源装置からの前記光束を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイ、および前記第1レンズアレイから射出された前記複数の部分光束の状態を調整する第2レンズアレイと、前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとの間に配置された上記のいずれかの調光装置とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、回動部材の回動半径が小さく小型化が図られ、かつ滑らかな調光を行うことが可能な調光装置を第1レンズアレイと第2レンズアレイとの間に備えているので、小型化され滑らかな調光を行うプロジェクターを提供することができる。
第1の実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す模式図。 第1の実施形態に係る調光装置の概略構成を示す図。 第1の実施形態に係る調光装置における遮光部材の動作範囲を説明する図。 第2の実施形態に係る調光装置の概略構成を示す図。 動作時の各状態における遮光部材をX方向基端側から見た図。
以下に、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお、参照する各図面において、構成をわかりやすく示すため、各構成要素の寸法の比率等は適宜異ならせてある。
(第1の実施形態)
<プロジェクター>
まず、第1の実施形態に係るプロジェクターについて、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す模式図である。本実施形態に係るプロジェクター1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等の投写面に拡大投写する電子機器である。
なお、以下の図および説明では、照明光軸OCに沿う光束の進行方向をX方向とし、X方向に直交する方向のうち水平方向に沿い、かつ、X方向先端側から見て右方向をY方向とする。さらに、X方向およびY方向に直交し、かつ、据置き姿勢での上方向をZ方向とする。すなわち、X,Y,Zで示される各方向は、それぞれ互いに直交する。また、X方向先端側が光束射出方向である。したがって、X方向基端側が光束の光路上流側であり、X方向先端側が光束の光路下流側である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装ケース2と、光学部品用筐体3と、光源装置100と、照明光学装置200と、色分離光学装置300と、リレー光学装置400と、電気光学装置500と、投写光学装置600とを備えている。照明光学装置200、色分離光学装置300、リレー光学装置400、および電気光学装置500の各装置を構成する光学部品は光学部品用筐体3に収納され、光源装置100および投写光学装置600とともに外装ケース2内に固定されている。
また、図示を省略するが、プロジェクター1は、外装ケース2内における空間に、プロジェクター1内部の各構成部材に電力を供給する電源装置と、プロジェクター1内部の各構成部材を制御する制御装置とを、さらに備えている。
光源装置100は、光束を射出する発光管110と、リフレクター120と、平行化凹レンズ140と、保持部130とを備えている。光源装置100は、発光管110から射出された光束をリフレクター120で反射させて射出方向を揃え、平行化凹レンズ140により略平行光にして照明光学装置200に向けて射出する。照明光軸OCは、光源装置100から被照明領域側に射出される光束の中心軸である。
発光管110は、発光部とその両側に延出する一対の封止部とを有している。発光管110としては、高輝度発光する種々の発光管を採用でき、例えば、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等を採用できる。リフレクター120は、発光管110に対向する内面側に反射面を有しており、発光管110から射出された光を被照明領域側に向けて反射する。
保持部130は、リフレクター120の周囲を囲むように設けられており、リフレクター120を保持している。保持部130は、例えば、耐熱性の合成樹脂材料により略筒状に形成されている。保持部130の光束射出方向前方側の端部における中央部には開口部が設けられており、この開口部内に平行化凹レンズ140が保持されている。
照明光学装置200は、第1のレンズアレイ210と、第2のレンズアレイ220と、偏光変換素子230と、重畳レンズ240とを備えている。第1のレンズアレイ210は、例えば、照明光軸OC方向から見て略矩形の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有しており、光源装置100から射出された光束を複数の部分光束に分割する。第2のレンズアレイ220は、第1のレンズアレイ210と略同様の構成を有しており、重畳レンズ240とともに、部分光束を後述する液晶装置520の表面に略重畳させる。偏光変換素子230は、第2のレンズアレイ220から射出されたランダム偏光光を液晶装置520で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
調光装置10は、回動する一対の遮光部材20a,20b(図2参照)を備えている。調光装置10は、第1のレンズアレイ210と第2のレンズアレイ220との間に遮光部材20a,20bが位置するように配置され、遮光部材20a,20bが回動することにより光源装置100から入射する光束の一部を遮光して光路下流側へ通過光量を調整する。なお、調光装置10の具体的な構成については後述する。
色分離光学装置300は、第1のダイクロイックミラー310と、第2のダイクロイックミラー320と、反射ミラー330とを備えている。色分離光学装置300は、照明光学装置200から射出された光束を、赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光の3色の色光に分離する。
リレー光学装置400は、入射側レンズ410と、リレーレンズ420と、反射ミラー430,440とを備えている。リレー光学装置400は、色分離光学装置300で分離されたB光をB光用の液晶装置520Bまで導く。なお、本実施形態では、リレー光学装置400がB光を導く構成としているが、これに限定されず、例えば、R光を導く構成としてもよい。
電気光学装置500は、フィールドレンズ510R,510G,510Bと、入射側偏光板(図示省略)と、光変調装置としての液晶装置520R,520G,520Bと、射出側偏光板(図示省略)と、クロスダイクロイックプリズム530とを備えている。入射側偏光板および射出側偏光板は、液晶装置520R,520G,520B毎に設けられている。
液晶装置520R,520G,520Bは、色分離光学装置300で分離された各色光を画像情報に応じて変調する。クロスダイクロイックプリズム530は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム530は、液晶装置520R,520G,520Bにて変調された各色光を合成し、投写光学装置600側に射出する。
投写光学装置600は、複数のレンズを組み合わせた組レンズで構成され、電気光学装置500で変調され合成された光束をスクリーン等の投写面上に拡大投写する。
プロジェクター1では、調光装置10により電気光学装置500に入射する光束の光量を調整できるので、例えば、場面に応じて光束の光量を調整することにより、投写される画像において高いダイナミックコントラストを得ることができる。
<調光装置>
次に、第1の実施形態に係る調光装置について、図2および図3を参照して説明する。なお、以下の図および説明では、一対備えられた各構成部材について、一方の部材の符号にaを付し、他方の部材の符号にbを付して識別する。
図2は、第1の実施形態に係る調光装置の概略構成を示す図である。詳しくは、図2(a)はX方向先端側から見た斜視図であり、図2(b)はZ方向先端側から見た平面図であり、図2(a)および(b)のいずれも最大遮光状態を示している。図3は、第1の実施形態に係る調光装置における遮光部材の動作範囲を説明する図である。詳しくは、図3(a)は最大遮光状態における遮光部材および回動部材の位置を示す図であり、図3(b)は最小遮光状態における遮光部材および回動部材の位置を示す図である。
図2(a)および(b)に示すように、調光装置10は、固定部材11と、駆動機構12と、一対の回動部材15a,15bと、一対の遮光部材20a,20bとを備えている。なお、調光装置10が遮光部材20a,20bにより最大限に光束を遮光している状態を最大遮光状態といい、調光装置10が遮光部材20a,20bにより最小限に光束を遮光している状態を最小遮光状態という。
固定部材11は、光学部品用筐体3(図1参照)に取り付けられ固定されている。固定部材11は、板金等で形成されており、詳細な図示を省略するが、光学部品用筐体3に取り付けるための取付部や、駆動機構12および回動部材15a,15bを支持するための開口部や軸受部等を有している。
駆動機構12は、モーター13と、モーター13の回転を回動部材15a,15bに伝達するギア14とを有している。モーター13は固定部材11のY方向先端側に固定されており、ギア14は固定部材11のY方向基端側に配置されている。モーター13は、制御部(図示省略)により制御され、ギア14を回転させる駆動力を発生する。モーター13としては、例えば、ステッピングモーターを用いることができる。なお、モーター13として、ボイスコイルモーター等の他のモーターを使用してもよく、その場合モーター13の回転を伝達する手段はギア14に限定されるものではない。
回動部材15a,15bは、回動部であるギア16a,16bと、回動支持軸17a,17bと、遮光部材20a,20bを保持する保持部18a,18bとを有している。ギア16a,16bは、遮光部材20a,20bの動作範囲に応じた寸法に設定されており、Y方向から見て略1/4円形状を有している。回動支持軸17a,17bの中心軸である回動軸17ax,17bxは、照明光軸OCに対して略直交する方向であるY方向に沿って配置されている。
ギア16a,16bは、回動支持軸17a,17bを介して固定部材11に支持されており、回動軸17ax,17bxを中心として回動可能である。ギア16a,16bは互いに噛合しており、ギア16a,16bの一方はギア14と噛合している。ギア16a,16bは、モーター13の回転がギア14を介して伝達されると、互いに同期して逆方向に回動する。保持部18a,18bは、ギア16a,16bのY方向基端側の面における回動支持軸17a,17bから外れた位置に設けられている。
遮光部材20a,20bは、照明光軸OCを間に挟んで対向配置されている。より具体的には、遮光部材20aがZ方向先端側に配置され、遮光部材20bがZ方向基端側に配置されている。また、遮光部材20a,20bは、第1のレンズアレイ210と第2のレンズアレイ220との間に、Y方向先端側から挿入されるように配置されている(図2(b)参照)。遮光部材20a,20bは、板金プレス加工等により形成され、遮光板21a,21bと支持部22a,22bとを有している。
遮光板21a,21bは、回動軸17ax,17bxの方向、すなわちY方向に沿って延在する略平板状である。支持部22a,22bは、遮光板21a,21bよりもZ方向における幅が狭い板状であり、遮光板21a,21bからY方向先端側に延出している。支持部22a,22bは、延出方向の中間部でX方向側に屈曲しており、延出方向の先端部で保持部18a,18bに固定されている。調光装置10は、遮光部材20a,20bの一端側(支持部22a,22b)が支持された所謂片持ち構造である。
続いて、図3(a)および(b)を参照して、遮光部材20a,20bによる遮光動作を説明する。なお、図3(a)および(b)では、第1のレンズアレイ210および第2のレンズアレイ220と、両者の間を光束が通過する通過領域TAとを2点鎖線で示している。第1のレンズアレイ210および第2のレンズアレイ220は、互いに略平行であり、照明光軸OCと略直交するように配置されている。一般に、光束が第1のレンズアレイ210から第2のレンズアレイ220に進むにしたがって、光束の幅は広くなる。
図3(a)および(b)に示すように、回動部材15a,15bの回動軸17ax,17bxは、Y方向から見て通過領域TAと重なる位置に配置されている。より具体的には、回動軸17ax,17bxは、X方向において第2のレンズアレイ220よりも第1のレンズアレイ210側に配置され、Z方向において通過領域TAの両外端よりも内側(照明光軸OC寄り)に配置されている。したがって、回動軸17ax,17bxが通過領域TAよりも外側に配置されている場合に比べて、回動軸17ax,17bx間の距離が小さくなる。つまり、回動部材15a,15bの回動半径が小さくなるので、回動部材15a,15bを小型化することができる。回動部材15a,15bは、モーター13(図2参照)の回転が伝達されることにより、図3(a)に示す最大遮光状態における位置と図3(b)に示す最小遮光状態における位置との間で回動する。
遮光部材20a,20bは、Y方向から見て回動軸17ax,17bxと重ならない位置に配置されている。図3(a)に示す最大遮光状態では、遮光板21a,21bは、回動軸17ax,17bxよりも光路上流側に配置されており、例えば、回動部材15a,15b(ギア16a,16b)の光路上流側の端部にほぼ重なる位置に配置されている。この状態において、遮光板21a,21bにより第2のレンズアレイ220の光束入射面がほぼ覆われて、光束の通過光量が最小となる。
ところで、仮に、図3(a)に二点鎖線で示すように、遮光板21a,21bを照明光軸OCに沿って光路下流側に回動軸17ax,17bxと重なる位置まで平行移動させたとする。そうすると、光束は第2のレンズアレイ220に近づくほど外側に広がるので、遮光板21a,21bにより遮光されない光束が増加する。そのため、最大遮光状態における光束の通過光量を本実施形態と同等とするためには、遮光板21a,21bをより大きくしなければならなくなる。したがって、本実施形態のように、遮光板21a,21bを回動軸17ax,17bxよりも光路上流側に配置することにより、遮光板が回動軸と重なる場合に比べて、遮光板21a,21bの大きさを小さくすることができる。
また、遮光板21a,21bが回動軸17ax,17bxよりも光路上流側に配置されている場合であっても、仮に、回動軸が本実施形態よりも光路下流側、例えば、特許文献1に記載のプロジェクターのように第2のレンズアレイ220と重なる位置に配置されていたとする。そうすると、上記の場合と同様に、遮光板21a,21bにより遮光されない光束が増加するため、光束の通過光量を本実施形態と同等とするためには遮光板21a,21bをより大きくしなければならなくなる。したがって、回動軸17ax,17bxが第2のレンズアレイ220よりも光路上流側に配置されることにより、遮光板21a,21bの大きさを小さくすることができる。
遮光板21a,21bは、照明光軸OC側の端部が他方の端部よりも第1のレンズアレイ210側に位置するように、第2のレンズアレイ220に対して傾斜して配置されている。遮光板21a,21bの第2のレンズアレイ220に対する傾斜角度は、例えば、5°〜10°程度である。なお、遮光板21a,21bの第2のレンズアレイ220に対する傾斜角度は、上記に限定されるものではなく、遮光板21a,21bと回動軸17ax,17bxとの位置関係や回動角度範囲等により適宜設定してもよい。
ここで、遮光板21a,21bが第2のレンズアレイ220に平行に配置されていると、第1のレンズアレイ210側から入射する光束が遮光板21a,21bで光路上流側に反射されて光源装置100に戻り、光源装置100の温度上昇を招く場合がある。これに対して、遮光板21a,21bを第2のレンズアレイ220に対して傾斜させることにより、遮光板21a,21bの反射光が光源装置100に戻らないように照明光軸OCに対して外側に向かわせることができる。
なお、遮光板21a,21bの照明光軸OC側の端部は、回動部材15a,15b(ギア16a,16b)よりも照明光軸OC側に突出していてもよい。このような構成にすれば、遮光板21a,21bが第2のレンズアレイ220に対して傾斜していても、遮光領域をより照明光軸OC側まで広げて光束の通過光量をより少なくすることができる。遮光板21a,21b同士の間の距離は、端部同士が接触しない範囲で適宜設定される。
次に、図3(b)に示す最小遮光状態では、遮光板21a,21bは、照明光軸OCに対して回動軸17ax,17bxよりも外側に配置される。遮光板21a,21bは、例えば、Y方向から見て通過領域TAの両外端に沿うように配置される。この状態において、遮光板21a,21bにより第2のレンズアレイ220の光束入射面がほぼ覆われなくなり、光束の通過光量が最大となる。
遮光板21a,21bは、回動部材15a,15bに伴って、実線で示す最小遮光状態における位置と破線で示す最大遮光状態における位置との間で回動する。これにより、遮光板21a,21bによる光束の遮光領域が変化して、通過光量が調整される。ここで、回動部材15a,15bの回動半径が小さいほど、回動部材15a,15bが通過領域TAにおいて回動する角度範囲をより大きくすることができる。これにより、回動部材15a,15bの回動に伴って遮光板21a,21bが移動することによる遮光領域の大きさの変化をより緩やかにできる。つまり、遮光板21a,21bの移動による通過光量の変化量をより小さくできるので、より滑らかな調光を行うことができる。
なお、調光装置10は、上述した構成要素の他に、遮光部材20a,20bの位置を検出してその検出信号を制御部に出力するセンサー部をさらに備えていてもよい。
以上、第1の実施形態に係る調光装置10および、調光装置10を備えたプロジェクター1の構成によれば、以下の効果が得られる。
(1)回動軸17ax,17bxが光束の通過領域TAと重なる位置に配置されているので、回動軸が通過領域TA外に配置されている場合に比べて、回動部材15a,15bの回動半径を小さくできる。これにより、回動部材15a,15bを小型化できる。
(2)遮光板21a,21bが回動軸17ax,17bxと重ならない位置に配置されているので、遮光板が回動軸と重なる位置に配置されている場合に比べて、遮光板21a,21bを小型化できる。また、遮光板21a,21bを小型化しても、最大遮光状態における通過光量を少なく抑えることができる。
(3)回動軸17ax,17bxが第2のレンズアレイ220よりも光路上流側に配置されているので、回動軸が第2のレンズアレイ220と重なる位置に配置されている場合に比べて、遮光板21a,21bを小型化できる。また、遮光板21a,21bを小型化しても、最大遮光状態における通過光量を少なく抑えることができる。
(4)回動部材15a,15bの回動半径が小さくなるので、回動部材15a,15bが通過領域TAにおいて回動する角度範囲をより大きくできる。これにより、遮光板21a,21bの移動による遮光領域の大きさがより緩やかに変化するので、より滑らかな調光を行うことができる。
(5)以上のように、回動部材15a,15bおよび遮光板21a,21bを小型化できるので、調光装置10の小型化を図ることができ、この結果プロジェクター1の小型化を図ることができる。また、小型化しても、最大遮光状態における通過光量を少なく抑え、滑らかな調光を行うことができる調光装置10およびプロジェクター1を提供できる。
(第2の実施形態)
<調光装置>
次に、第2の実施形態に係る調光装置について、図4および図5を参照して説明する。図4は、第2の実施形態に係る調光装置の概略構成を示す図である。詳しくは、図4(a)は遮光部材をX方向基端側から見た斜視図であり、図4(b)は遮光部材の動作範囲を説明する図である。また、図5は、動作時の各状態における遮光部材をX方向基端側から見た図である。詳しくは、図5(a)は最小遮光状態における遮光部材の状態を示す図であり、図5(b)は回動途中の中間状態における遮光部材の状態を示す図であり、図5(c)は最大遮光状態における遮光部材の状態を示す図である。
第2の実施形態に係る調光装置は、第1の実施形態に係る調光装置に対して、遮光部材の形状が異なっているが、その他の構成はほぼ同じである。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2の実施形態に係る調光装置10Aは、固定部材11、駆動機構12、および一対の回動部材15a,15b(以上は図2参照)と、図4(a)に示すように、一対の遮光部材30a,30bとを備えている。
遮光部材30a,30bは、板金プレス加工等により形成され、第1の部分としての遮光板本体31a,31bと、第2の部分としての先端部32a,32bと、第3の部分としての末端部34a,34bとを有している。遮光板本体31a,31bは、回動軸17ax,17bxの方向に沿って延在する平板状である。
先端部32a,32bは、遮光板本体31a,31bの延在方向と交差する方向に延出している。先端部32a,32bは、最大遮光状態において、遮光板本体31a,31bの端部36a,36bから光束の光路下流側に曲折するように配置されている。遮光板本体31a,31bと先端部32a,32bとがなす角度は鋭角である。なお、遮光板本体31a,31bと先端部32a,32bとがなす角度は、遮光板本体31a,31bと回動軸17ax,17bxとの位置関係や回動角度範囲等により適宜設定される。
先端部32a,32bにおける遮光板本体31a,31bの端部36a,36bとは反対側の端部37a,37bには、円弧状の切欠き部33a,33bが設けられている。そのため、端部37a,37bは、端部37a,37bから端部36a,36bに向かう方向、すなわち照明光軸OCから遠ざかる方向に窪んだ切欠き形状を有している。
末端部34a,34bは、遮光板本体31a,31bの先端部32a,32bとは反対側に、遮光板本体31a,31bの延在方向と交差する方向に延出している。末端部34a,34bは、遮光板本体31a,31bに対して光束の光路上流側に曲折するように配置されている。遮光部材30a,30bは、遮光板本体31a,31bの両側に曲折して接続された先端部32a,32bと末端部34a,34bとを有しているので、第1の実施形態の遮光部材20a,20bに比べて強度が高められる。
図4(b)に実線で示すように、最大遮光状態では、遮光板本体31a,31bは、Y方向から見て回動軸17ax,17bxよりも光路上流側であって、回動部材15a,15b(ギア16a,16b)の光路上流側の端部にほぼ重なる位置に配置されている。遮光板本体31a,31bの照明光軸OC側の端部36a,36bは、回動部材15a,15bよりも照明光軸OC側に突出している。
先端部32a,32bは、遮光板本体31a,31bの端部36a,36bから光束の光路下流側に曲折して、照明光軸OCに略平行に配置されている。したがって、先端部32a,32bの端部37a,37bは、端部36a,36bよりも第2のレンズアレイ220側に位置している。遮光板本体31a,31bの第2のレンズアレイ220に対する傾斜角度は、例えば5°〜10°程度である。また、端部37a,37bと回動軸17ax,17bxとを結ぶ線の第2のレンズアレイ220に対する傾斜角度は、例えば2°程度である。
上述の通り、端部37a,37bは、端部36a,36bよりも第2のレンズアレイ220側に位置している。光束は第2のレンズアレイ220に近づくほど外側に広がるので、端部37a,37b同士の間の距離と端部36a,36b同士の間の距離とが同じであっても、先端部32a,32bを設けることにより、照明光軸OCを挟んだ遮光部材30a,30b同士の間を通過する光束の通過光量をより少なくすることができる。したがって、第2の実施形態に係る遮光部材30a,30bの構成によれば、第1の実施形態に係る遮光部材20a,20bに比べて、最大遮光状態における光束の通過光量をより少なくすることが可能である。
また、最大遮光状態では、末端部34a,34bが遮光板本体31a,31bから光路上流側に曲折しているので、末端部34a,34bが遮光板本体31a,31bと平行である場合に比べて、照明光軸OCに対して遮光部材30a,30bの外側を通過する光束の通過光量をより少なくすることができる。
端部37a,37bと回動軸17ax,17bxとの距離は、端部36a,36bと回動軸17ax,17bxとの距離よりも小さい。端部37a,37bは、回動部材15a,15bにおける円弧状の外周にほぼ重なる位置に配置されている。したがって、遮光部材30a,30bが実線で示す最小遮光状態における位置と破線で示す最大遮光状態における位置との間で回動する際、端部37a,37bは端部36a,36bよりも内側(回動軸17ax,17bx寄り)を移動する。
ここで、仮に遮光板本体31a,31bと先端部32a,32bとがなす角度が鈍角であるとすると、遮光部材30a,30bが回動する際、端部37a,37bが端部36a,36bよりも外側を移動することとなる。そうすると、図4(b)の最大遮光状態の位置になる前に先端部32a,32bの端部37a,37b同士が接触してしまう。
これに対して、第2の実施形態のように、遮光板本体31a,31bと先端部32a,32bとがなす角度を鋭角とすることで、遮光部材30a,30bが遮光板本体31a,31bの端部36a,36bから延出する先端部32a,32bを有していても、第1の実施形態と同様に調光装置10Aの小型化を図ることができる。
図4(b)に破線で示すように、最小遮光状態では、第1の実施形態よりも最大遮光状態からのギア16a,16bの回動角度が大きく、遮光板本体31a,31bの端部36a,36bは通過領域TAに対して第1の実施形態の遮光板21a,21bの端部よりも外側に移動する。そして、先端部32a,32bの端部37a,37bと末端部34a,34bとが、通過領域TAの両外端に沿うように配置される。
ここで、遮光板本体31a,31bと末端部34a,34bとが平行であったとすると、遮光板本体31a,31bの端部36a,36bが通過領域TAに対して第1の実施形態の遮光板21a,21bよりも外側に移動するので、末端部34a,34bは通過領域TA内に配置されてしまう。第2の実施形態に係る遮光部材30a,30bでは、末端部34a,34bが遮光板本体31a,31bから通過領域TAに対して外側に曲折しているので、末端部34a,34bを通過領域TA外に配置することが可能となる。これにより、遮光板本体31a,31bと末端部34a,34bとが平行である場合に比べて、最小遮光状態における光束の通過光量を多くすることができる。
次に、遮光部材30a,30bの動作時の各状態におけるX方向基端側、すなわち光路上流側から見た形状の変化を説明する。なお、いうまでもないが、遮光部材30a,30bを光路下流側から見た場合も、形状の変化は同様となる。
図5(a)に示すように、最小遮光状態では、先端部32a,32bにおける円弧状の切欠き部33a,33bによる弓形状の輪郭が深い。図5(b)に示すように、中間状態では、切欠き部33a,33bによる弓形状の輪郭が最小遮光状態よりもやや浅くなっており、回動角度に応じて通過光量が徐々に変化していくので、通過光量の変化がなだらかなものとなる。また、図5(c)に示すように、最大遮光状態では、先端部32a,32bが照明光軸OCと略平行となるため、切欠き部33a,33bの形状は反映されず、遮光板本体31a,31bの輪郭に沿った一直線状の輪郭を形成する。
このように、第2の実施形態の遮光部材30a,30bでは、第1の実施形態の遮光部材20a,20bよりも、遮光量の変化を比較的なだらかなものにし、かつ、最大遮蔽状態において通過光量を十分に少なくすることができる。
以上、第2の実施形態に係る調光装置10Aの構成によれば、以下の効果が得られる。
(1)第1の実施形態と同様に、調光装置10Aの小型化を図ることができる。
(2)遮光部材30a,30bが、最大遮光状態において遮光板本体31a,31bから光路下流側に曲折し照明光軸OCと略平行に配置される先端部32a,32bを有しているので、第1の実施形態よりも最大遮光状態における光束の通過光量を少なくすることができる。
(3)先端部32a,32bの端部37a,37bに切欠き部33a,33bが設けられており、切欠き部33a,33bによる弓形状の輪郭が回動角度に応じて変化して、通過光量が徐々に変化していくので、第1の実施形態よりも通過光量の変化をなだらかにすることができる。
以上、本発明の調光装置およびプロジェクターを上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
上記実施形態におけるプロジェクター1では、調光装置10,10Aは、一対の遮光部材20a,20b,30a,30bが第1のレンズアレイ210と第2のレンズアレイ220との間にY方向先端側から挿入されるように配置されている構成を有していたが、このような形態に限定されない。調光装置10,10Aは、遮光部材20a,20b,30a,30bが他の方向、例えばZ方向先端側等から第1のレンズアレイ210と第2のレンズアレイ220との間に挿入されるように配置されていてもよい。
(変形例2)
上記実施形態における調光装置10,10Aでは、一対の遮光部材20a,20b,30a,30bが照明光軸OCを間に挟んで対称な形状を有していたが、このような形態に限定されない。遮光部材は、例えば光源装置の特性等に応じて非対称な形状であってもよい。
(変形例3)
上記実施形態におけるプロジェクター1は、光変調装置として光を透過し光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶装置520を備えた透過型のプロジェクターであるが、本発明はこれに限定されるものではない。プロジェクターは、光を反射し光束入射面と光束射出面とが同一となる反射型の液晶装置を備えた反射型のプロジェクターであってもよい。反射型のプロジェクターに本発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
(変形例4)
上記実施形態におけるプロジェクター1は光変調装置として3つの液晶装置を用いたプロジェクターであるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば、1つ、2つまたは4つ以上の液晶装置を用いたプロジェクターにも適用することができる。
(変形例5)
上記実施形態のプロジェクター1の構成では、光変調装置として液晶装置520を用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。光変調装置としては、一般に、画像情報に応じて入射光を変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置等を利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(変形例6)
本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクター、および、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクターに適用することが可能である。
1…プロジェクター、10…調光装置、15a,15b…一対の回動部材、17ax,17bx…回動軸、20a,20b,30a,30b…一対の遮光部材、31a,31b…第1の部分としての遮光板本体、32a,32b…第2の部分としての先端部、33a,33b…切欠き部、34a,34b…第3の部分としての末端部、36a,36b…端部、37a,37b…端部、100…光源装置、210…第1のレンズアレイ、220…第2のレンズアレイ、520R,520G,520B…光変調装置としての液晶装置、600…投写光学装置、OC…光束の中心軸としての照明光軸、TA…光束が通過する領域としての通過領域。

Claims (7)

  1. 入射する光束を遮光して通過光量を調整する調光装置であって、
    前記光束の中心軸に対して略直交する第1方向に沿った回動軸を有する一対の回動部材と、
    前記一対の回動部材に保持され、前記一対の回動部材の回動に伴って前記光束を遮光する光量を変化させる一対の遮光部材と、を備え、
    前記一対の遮光部材は、前記第1方向に延出する板状の第1の部分と、前記第1方向と交差する第2方向に延出する第2の部分と、を有し、
    前記第2の部分は、
    前記一対の遮光部材により遮光される光束の光量が最も大きくなる最大遮光状態における前記第1の部分の前記光束の中心側の第1端部から、前記光束の光路下流側に曲折するように配置され、
    前記第1の部分に接続する端部とは反対側の端部に切欠きを有し、
    前記第1の部分と前記第2の部分とがなす角度は、鋭角であることを特徴とする調光装置。
  2. 請求項1に記載の調光装置であって、
    前記第2の部分は、前記最大遮光状態において前記光束の前記中心軸に対して略平行となることを特徴とする調光装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の調光装置であって、
    前記第1方向において、
    前記回動軸は、前記光束が通過する領域と重なる位置に配置されており、
    前記一対の遮光部材は、前記回動軸と重ならない位置に配置されていることを特徴とする調光装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の調光装置であって、
    前記一対の遮光部材は、前記最大遮光状態において前記回動軸よりも前記光束の光路上流側に配置され、前記光束が通過する領域の外側に向かって移動することにより、前記光束を遮光する光量を小さくすることを特徴とする調光装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の調光装置であって、
    前記一対の遮光部材は、前記第1の部分の前記第1端部とは反対側の第2端部から、前記第1方向と交差する第3方向に延出する第3の部分をさらに有し、
    前記第3の部分は、前記一対の遮光部材により遮光される光束の光量が最も小さくなる最小遮光状態において、前記光束の中心軸に対して外側に曲折するように配置されていることを特徴とする調光装置。
  6. 光束を射出する光源装置と、
    前記光源装置から射出された光束を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの変調光を投写する投写光学装置と、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の調光装置と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項6に記載のプロジェクターであって、
    前記光源装置からの前記光束を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイと、
    前記第1レンズアレイから射出された前記複数の部分光束の状態を調整する第2レンズアレイと、を備え、
    前記調光装置は、前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとの間に配置されることを特徴とするプロジェクター。
JP2010141395A 2010-06-22 2010-06-22 調光装置およびプロジェクター Expired - Fee Related JP5682154B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010141395A JP5682154B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 調光装置およびプロジェクター
US13/159,944 US8545027B2 (en) 2010-06-22 2011-06-14 Light control apparatus and projector
CN201110177439.8A CN102298252B (zh) 2010-06-22 2011-06-22 调光装置及投影仪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010141395A JP5682154B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 調光装置およびプロジェクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012008184A JP2012008184A (ja) 2012-01-12
JP5682154B2 true JP5682154B2 (ja) 2015-03-11

Family

ID=45328367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010141395A Expired - Fee Related JP5682154B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 調光装置およびプロジェクター

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8545027B2 (ja)
JP (1) JP5682154B2 (ja)
CN (1) CN102298252B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10915012B2 (en) 2017-10-18 2021-02-09 Canon Kabushiki Kaisha Projection type display apparatus

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8641206B2 (en) * 2010-06-22 2014-02-04 Seiko Epson Corporation Projector having a movable tilted aperture and cut filter
JP5842651B2 (ja) * 2012-02-07 2016-01-13 セイコーエプソン株式会社 調光装置およびプロジェクター
JP5838850B2 (ja) * 2012-02-20 2016-01-06 セイコーエプソン株式会社 調光装置およびプロジェクター
JP2015114500A (ja) 2013-12-12 2015-06-22 セイコーエプソン株式会社 調光装置、プロジェクター及び調光装置の製造方法
LU92924B1 (de) * 2015-12-23 2017-08-07 Leica Microsystems Abtastvorrichtung zum Abtasten eines Objekts für den Einsatz in einem Rastermikroskop
JP6715122B2 (ja) 2016-07-29 2020-07-01 セイコーエプソン株式会社 調光装置及びプロジェクター
CN113341638B (zh) * 2020-02-18 2022-06-24 松下知识产权经营株式会社 齿轮驱动机构、调光装置以及投影仪

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6866431B2 (en) * 2002-02-19 2005-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Light amount adjustment apparatus, manufacturing method, and photographing apparatus
JP2003347193A (ja) * 2002-05-24 2003-12-05 Canon Inc 光学絞り装置、露光装置、デバイス製造方法、並びに、デバイス
JP2006078787A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Nisca Corp プロジェクタ装置
CN100587582C (zh) * 2005-07-29 2010-02-03 松下电器产业株式会社 快门装置及驱动方法
JP5002923B2 (ja) * 2005-08-09 2012-08-15 株式会社日立製作所 投射型映像表示装置
JP4980036B2 (ja) * 2006-12-13 2012-07-18 日本電産コパル株式会社 プロジェクタ用絞り装置
JP5100430B2 (ja) * 2007-06-05 2012-12-19 三菱電機株式会社 投射型表示装置
JP4076573B1 (ja) * 2007-06-08 2008-04-16 三菱電機株式会社 投射型表示装置
JP4661954B2 (ja) * 2008-03-10 2011-03-30 セイコーエプソン株式会社 調光装置、照明装置及びプロジェクタ
JP5309621B2 (ja) * 2008-03-10 2013-10-09 セイコーエプソン株式会社 調光装置及びプロジェクタ
JP2010008767A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Hitachi Ltd 光学ユニット及び投射型映像表示装置
JP5117314B2 (ja) * 2008-08-01 2013-01-16 日本電産コパル株式会社 プロジェクタ用絞り装置
JP5298698B2 (ja) * 2008-08-20 2013-09-25 パナソニック株式会社 投写型表示装置
TW201030446A (en) * 2008-09-30 2010-08-16 Nidec Copal Corp Aperture device for projector

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10915012B2 (en) 2017-10-18 2021-02-09 Canon Kabushiki Kaisha Projection type display apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US8545027B2 (en) 2013-10-01
CN102298252A (zh) 2011-12-28
JP2012008184A (ja) 2012-01-12
US20110310358A1 (en) 2011-12-22
CN102298252B (zh) 2014-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5682154B2 (ja) 調光装置およびプロジェクター
JP4661954B2 (ja) 調光装置、照明装置及びプロジェクタ
JP4479686B2 (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP4420087B2 (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP5212161B2 (ja) プロジェクター
JP4281729B2 (ja) プロジェクタ
JP5447625B2 (ja) プロジェクタ
JP2012068555A (ja) プロジェクター
JP3435352B2 (ja) 反射型画像投影装置
JP2006259504A (ja) プロジェクタ
JP2007233121A (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP2007133195A (ja) プロジェクタ及びプロジェクタの製造方法
JP2007034102A (ja) 背面投射型プロジェクタ
JP2013257374A (ja) 投写型画像表示装置
JP2006259505A (ja) プロジェクタ
JP2010243779A (ja) プロジェクター
JP5644142B2 (ja) プロジェクター
JP2009216906A (ja) 調光装置、照明装置及びプロジェクタ
JP2006259713A (ja) プロジェクタ
JP2013041017A (ja) 調光装置およびプロジェクター
JP2006267363A (ja) プロジェクタ
JP5245878B2 (ja) 照明装置及びこれを備えるプロジェクター
JP2009075216A (ja) 調光装置、およびプロジェクタ
JP2017227762A (ja) 画像投射装置
JP2006267362A (ja) プロジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5682154

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees