JP2000314749A - 電力量計の作業用カバー装置 - Google Patents

電力量計の作業用カバー装置

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JP2000314749A
JP2000314749A JP11123055A JP12305599A JP2000314749A JP 2000314749 A JP2000314749 A JP 2000314749A JP 11123055 A JP11123055 A JP 11123055A JP 12305599 A JP12305599 A JP 12305599A JP 2000314749 A JP2000314749 A JP 2000314749A
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    • G01R11/00Electromechanical arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. of consumption
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の安全を確保することができ、かつ作
業効率の低下を防止することができる電力量計の作業用
カバー装置を提供する。 【解決手段】 作業用カバー装置10の防護カバー体1
2は、各電力線25a〜25c,27a〜27cが接続
される各端子26a〜26c,28a〜28cを有する
接続部24と、各電力線を介して供給される電力を、負
荷によって生じる移動磁界に基づいて計測して積算し、
電力量を求めて表示するメータ本体23とを有する電力
量計22のメータ本体23に、各係止手段14,15を
用いて装着され、このメータ本体23を少なくとも正面
側から覆う。また接続部カバー体18は、各保持手段1
9,20を用いて装着され、各端子に個別に臨む各作業
孔16a〜16c,17a〜17cを介して工具などを
用いて作業することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力量計を交換す
るための作業時に、電力量計に装着する作業用カバー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力会社の発電機などの電力供給源から
一般家屋などの電力需要先に設置される電力消費機器に
供給される電力量は、電力会社からの電力が導かれる電
源電力線と、電力需要先の電力消費機器に電力を導くた
めの負荷電力線との間に介在される電力量計によって計
量されている。この電力量計を交換する作業は、電力消
費機器への電力の供給ができるだけ停止しないようにす
るために、電源電力線の電力量計に接続される端末が、
電力供給源に電気的に接続されたいわゆる活線状態で行
われる。
【0003】このような電力量計の交換作業をするにあ
たって、活線状態の電源電力線を取り扱うので、作業者
は、図16に示すような防災面1を着用している。この
防災面1は、透光性を有する材料から成り、略円筒面に
沿って湾曲するカバー部2と、カバー部2の上端部に固
定される略U字状のフレーム部3とを有する。この防災
面1は、図17に示すように作業者が上記の電力量計の
交換作業などの電気工事作業をするときに着用する保安
帽4に、取付用爪5を用いて取付けられ、作業時にカバ
ー部2が保安帽4の前部から下方に下がるように配置さ
れ、作業者の顔面を覆った状態で用いられる。このよう
な防災面1を着用し、透光性を有するカバー部2によっ
て顔面を覆うことによって、電源電力線の取扱い中など
に、短絡事故が生じてアークが発生しても、このアーク
から顔面を保護することができる。さらに短絡事故が生
じたとき、万一電力量計が破損することがあっても、電
力量計の破片から顔面を保護することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような防災面1
は、作業者が頭部に装着し、しかもカバー部2が湾曲し
ているので、レンズ効果、乱反射、またはカバー部2の
材質の問題によって、作業者が気分を悪くすることがあ
る。また作業者が防災面1を着用したとき、カバー部2
が顔面の近くに配置されるので、特に冬季などに、作業
者の吐息などによってカバー部2が曇ることがある。こ
のような不具合が生じると、作業者が休憩をしたり、ま
たは曇りの原因である水滴を拭取らなければならず、作
業効率が低下してしまう。
【0005】また作業者による防災面1の形状および大
きさの把握が不完全であると、狭い場所暗い場所で作業
するとき、防災面1が周囲の物品などに当たってしま
い、作業に支障を来してしまい、作業効率が低下してし
まう。このように防災面1が周囲の物品などにあたる
と、カバー部2の表面に擦傷が付いて見通しが悪くな
り、これによって作業性が悪くなるとともに、防災面1
だけでなく作業者が周囲の物品などにぶつかり易くなっ
てしまい、さらなる作業効率の低下を招いてしまう。
【0006】本発明の目的は、作業者の安全を確保する
ことができ、かつ作業効率の低下を防止することができ
る電力量計のカバー装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、各複数の電源電力線と負荷電力線とが個別に着脱可
能に接続される複数の端子を有する接続部、および負荷
によって発生する移動磁界によって回転する円板の回転
数を計測して積算し、この積算値を電力量として正面側
に向けて表示し、前記接続部が設けられるメータ本体を
備える電力量計の少なくとも前記メータ本体に、その正
面側から着脱自在に装着され、メータ本体を正面側から
覆う防護カバー体と、防護カバー体の両側部に設けら
れ、防護カバー体を、メータ本体に係止する係止手段と
を含むことを特徴とする電力量計の作業用カバー装置で
ある。
【0008】本発明に従えば、接続部の各端子に各電源
電力線および各負荷電力線をそれぞれ接続することによ
って、メータ本体によって負荷電力線に接続される電力
消費機器の稼働などに伴う負荷に基づいて消費電力量を
積算して求め、この消費電力量を表示することができる
電力量計には、防護カバー体を、その両側部に設けられ
る係止手段によってメータ本体に係止し、着脱自在に装
着してメータ本体を正面側から覆うことができる。この
ような防護カバー体を、たとえば従来技術に関連して述
べたような電力量計を交換するときに、メータ本体に装
着することによって、万一、短絡事故などに起因してメ
ータ本体が損傷しても、その破片から作業者を保護する
ことができる。また仮に、短絡事故などに起因してメー
タ本体が爆発したとしても、そのとき発生する炎および
爆風から作業者を保護することができる。
【0009】さらに作業者を保護するための防護カバー
体は、上記のようにメータ本体に装着されるので、従来
技術のように作業者の顔面が湾曲した透光性を有する部
材で覆われることがない。したがって従来の技術のよう
な防災面を用いたときに生じる視界の悪化などに起因す
る作業効率の低下が防がれるとともに、作業者が周囲の
物品などにぶつかることによる負傷なども防ぐことがで
き、安全性をさらに向上することができる。しかも防護
カバー体は、係止手段によってメータ本体に係止される
ので、作業者が防護カバー体をメータ本体から外れない
ように押さえる必要がなく、作業者は両手を他の作業に
使うことができる。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明の構成において、防護カバー体には、その正面部分
を避けて、透孔が形成されることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、上記のような電力量計の
交換作業中に万一短絡事故などに起因するメータ本体の
爆発が生じても、この爆発に伴う爆風を透孔から防護カ
バー体の外部に逃がすことができ、防護カバー体がメー
タ本体から外れてしまうことが防がれる。しかも爆風を
逃がすための透孔は、正面部分を避けて形成されるの
で、爆風が作業者に向かって吹くことはない。
【0012】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載の発明の構成において、防護カバー体の内面に
は、この防護カバー体がメータ本体に装着された状態
で、メータ本体の外表面に弾発的に当接するスペーサが
設けられることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、防護カバー体の内面にス
ペーサが設けられ、防護カバー体がメータ本体に装着さ
れたとき、このスペーサがメータ本体の外表面に弾発的
に当接するので、防護カバー体を装着したとき、防護カ
バー体がメータ本体に対してぐらついて変位することを
防ぐことができる。したがって作業中に防護カバー体が
不所望に変位し、作業に支障を来すことが防がれる。さ
らにこのようなスペーサを設けることによって、メーカ
ーおよび形式などによって形状および寸法の異なる複数
種の電力量計に、形状および寸法の違いをスペーサが変
形することによって吸収して装着することができる。
【0014】請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明の構成において、防護カバー体の
上部には、この防護カバー体がメータ本体に装着された
状態で、メータ本体の上部を上方から押圧して、防護カ
バー体をメータ本体に固定する固定手段が設けられるこ
とを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、防護カバー体の上部に固
定手段が設けられ、防護カバー体を装着した状態で、固
定手段によってメータ本体の上部を上方から押圧し、防
護カバー体のメータ本体に対する変位を防止して、しっ
かりと固定することができる。作業中に防護カバー体が
不所望に変位し、作業に支障を来すことが防がれる。さ
らにこのような固定手段を設けることによって、メーカ
ーおよび形式などによって形状および寸法の異なる複数
種の電力量計に、形状および寸法の違いを固定手段によ
って吸収して装着することができる。
【0016】請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明の構成において、防護カバー体の
正面部分には、メータ本体の電力量を確認するための透
光領域が設けられることを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、防護カバー体の正面部分
には透光領域が設けられているので、電力量計のメータ
本体の交換作業などの作業中に、メータ本体によって表
示される電力量を確認するためなどに、メータ本体を防
護カバー体を取外すことなく、確認することができ、利
便性が向上される。
【0018】請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の発明の構成において、防護カバー体
は、その一部が着脱可能に設けられることを特徴とす
る。
【0019】本発明に従えば、防護カバー体の一部が着
脱可能に設けられるので、前記一部を取外して異なる位
置に配置するなど、電力量計の構成および取付位置など
に応じて、防護カバー体の取付形態を適宜変更すること
が可能であり、利便性を向上することができる。
【0020】請求項7記載の本発明は、各複数の電源電
力線と負荷電力線とが個別に着脱可能に接続される複数
の端子を有する接続部、および負荷によって発生する移
動磁界によって回転する円板の回転数を計測して積算
し、この積算値を積算電力量計として正面側に向けて表
示し、前記接続部が設けられるメータ本体を備える電力
量計の前記接続部に、着脱自在に装着され、接続部の各
端子に個別に臨んで開口する複数の作業孔が形成される
電気絶縁性の接続部カバー体と、接続部カバー体を、接
続部に保持する保持手段とを含むことを特徴とする電力
量計の作業用カバー装置である。
【0021】本発明に従えば、接続部の各端子に各電源
電力線および各負荷電力線をそれぞれ接続することによ
って、メータ本体によって負荷電力線に接続される電力
消費機器の稼働などに伴う負荷に基づいて消費電力量を
積算して求め、この消費電力量を表示することができる
電力量計には、接続部カバー体を、保持手段によって接
続部に着脱自在に保持することができる。この接続部カ
バー体は、電気絶縁性材料から成り、接続部に保持され
た状態で、各端子に個別に臨んで開口する複数の作業孔
が形成されており、このような接続部カバー体を、たと
えば従来技術に関連して述べたような電力量計を交換す
るときに、接続部に保持することによって、各電力線の
端末が、本来接続すべき対応する端子以外の端子に、直
接または作業に用いる工具などを介して間接的に接触す
ること、および接触しないまでも近接してしまうことを
防ぐことができ、アークの発生およびメータ本体の損傷
などを防ぐことができ、従来の技術として用いられた防
災面を用いる必要がなくなる。
【0022】さらに上記の短絡事故などを防ぐための接
続部カバー体は、上記のように接続部に装着されるの
で、従来技術のように作業者の顔面が湾曲した透光性を
有する部材で覆われることがない。したがって従来の技
術のような防災面を用いたときに生じる視界の悪化など
に起因する作業効率の低下が防がれるとともに、作業者
が周囲の物品などにぶつかることによる負傷なども防ぐ
ことができ、安全性をさらに向上することができる。し
かも接続カバー体は、保持手段によって接続部に保持さ
れるので、作業者が接続部カバー体を接続部から外れな
いように押さえる必要がなく、作業者は両手を他の作業
に使うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
作業用カバー装置10,11を示す斜視図である。各作
業用カバー装置(以下単に「カバー装置」という場合が
ある)10,11は、たとえば三相3線式および単相3
線式の電力量計22に、この電力量計22の交換作業な
ど作業時に装着して用いられる。本実施の形態では、三
相3線式の電力量計を例に挙げて説明する。電力量計2
2は、たとえば普通耐候型の電力量計であり、メータ本
体23と、メータ本体23の下部に設けられる接続部2
4とを有している。
【0024】接続部24は、電気絶縁性を有する材料か
ら成る隔壁200によって相互に仕切られる空間に、複
数の端子26a〜26c,28a〜28cを、具体的に
述べると、複数、本実施の形態では3本の電源電力線2
5a,25b,25cの各端末が個別に着脱可能に電気
的に接続される電源端子26a,26b,26cと、複
数、本実施の形態では3本の負荷電力線27a,27
b,27cの各端末が個別に着脱可能に電気的に接続さ
れる負荷端子28a,28b,28cとを有する。各電
源電力線25a〜25cは、電力会社の発電機などの電
力供給源に電気的に接続されており、各負荷電力線27
a〜27cは、一般家屋などの電力需要先に設置される
電力消費機器に接続されている。以下各電源電力線25
a〜25c、各電源端子26a〜26c、各負荷電力線
27a〜27cおよび各負荷端子28a〜28cをそれ
ぞれ総称するときは、各添え字a〜cを省略して記す。
【0025】メータ本体23は、接続部24の各端子2
6,28にそれぞれ接続される各電力線25,27を介
して、電力供給源から電力消費機器に供給される電力量
を、電力を計測して積算することによって計量する。さ
らに具体的には、メータ本体23は、ハウジング本体9
8に蓋体97が着脱自在に装着されて構成される略直方
体状のハウジング40内に、電力消費機器の稼働に伴な
う電力負荷によって、すなわち電力消費機器に流れる電
流に応じて発生する移動磁界によって回転する円板の回
転数を電力として計測する手段を有し、この計測された
回転数を積算手段で積算して、この積算値を電力量とし
て求めている。計量された電力量は、たとえば数字が表
記された複数の回転ドラムを備える表示手段を用いて正
面に向けて表示される。ハウジング40の蓋体97は、
たとえば透光性を有するガラスから成り、電力量を蓋体
97を通して確認することができるように構成されてい
る。
【0026】このような電力量計22は、一定期間、具
体的には10年間使用されると、整備された、または新
たに製造された電力量計22と交換される。この電力量
計22の交換作業は、電力消費機器への電力の供給がで
きるだけ停止しないようにするために、電源電力線25
の電力量計22に接続される端末が、電力供給源に電気
的に接続されたいわゆる活線状態で行われる。このよう
な電力量計22の交換作業などの作業をするときに、本
発明の各作業用カバー装置10,11が、電力量計22
に装着される。
【0027】作業用カバー装置10は、電力量計22の
メータ本体23に、その正面側から着脱自在に装着さ
れ、メータ本体23を正面側(図1の右斜め下方側)か
ら覆う防護カバー体12と、防護カバー体12の両側部
に設けられ、防護カバー体12を、メータ本体23に係
止する係止手段14,15とを含む。作業用カバー装置
11は、電力量計22の接続部24に、着脱自在に装着
され、接続部24の各端子26,28に個別に臨んで開
口する複数の作業孔16a,16b,16c;17a,
17b,17cが形成される電気絶縁性の材料から成る
接続部カバー体18と、接続部カバー体18を、接続部
24に保持する保持手段19,20とを含む。以下各作
業孔16a〜16c;17a〜17cを総称するとき
は、各添え字a〜cを省略して記す。
【0028】図2は作業用カバー装置10を示す正面図
であり、図3は作業用カバー装置10を示す右側面図で
あり、図4は作業用カバー装置10を示す平面図であ
り、図5は作業用カバー装置10を示す底面図であり、
図6は作業用カバー装置10を示す背面図である。図1
を併せて参照して、作業用カバー装置10の防護カバー
体12は、金属から成り、正面壁30、上板31、下板
32および左右の各側面壁33,34とによって、背面
側が開放する大略的に直方体状に形成される本体35
と、透光性を有する合成樹脂から成り、本体35の正面
壁30に固定される正面板36とを有する。
【0029】本体35は、たとえば厚さ1mmの鋼板
を、切り抜き、折り曲げおよび溶接加工して形成され
る。正面側に設けられる正面壁30には、中央部に厚み
方向に挿通する矩形状の窓孔41が形成され、上側に設
けられる上板31には、厚み方向に挿通する矩形状の2
つの透孔37,38が、左右方向に間隔をあけて形成さ
れ、各側面壁33,34には、下方よりの部分に、背面
側に開放する矩形状の切欠き39,40が形成される。
窓孔41による正面壁30および窓孔41が形成される
領域を含む正面部分の開口率は、約35%であり、各透
孔37,38による上板31を含む上面全体に対する開
口率は、約18.5%である。また下側に設けられる下
板32には、下方に臨む面に全領域にわたって、ゴムま
たは合成樹脂などの電気絶縁性材料から成る防護シート
60が貼着されている。正面板36は、たとえば耐火
性、難燃性および耐衝撃性を有する厚さ5mmのポリカ
ーボネートから成る矩形状の板であって、正面壁30の
背面側に窓孔41を塞ぐように設けられ、たとえば各角
部の4箇所において、ねじ部材42およびナット部材4
3を用いて正面壁30に着脱可能に設けられ、汚れた
り、または傷が付いたりして、後述の透孔領域74によ
る確認作業が困難になったときなどに、交換することが
できる。
【0030】このような防護カバー体12の両側部に位
置する各側面壁33,34には、上下方向のほぼ中央位
置に、各係止手段14,15が設けられる。各係止手段
14,15は、相互に同様な構成を有し、防護カバー体
12に対して左右対称に設けられるので、係止手段15
についてだけ詳細に説明し、係止手段14については、
対応する部分に同一の符号を付して、説明を省略する。
【0031】係止手段15は、側面壁34に固定される
支持片45と、支持片45によって上下方向に延びる軸
線L1まわりに角変位自在に支持される係止片46とを
有する。支持片45は、たとえば鋼板を折り曲げて形成
される略C字状の部材であり、両端部分が側面壁34か
ら防護カバー体12の外方に突出するように配置された
状態で、両端部分間の中間部分において、側面壁34の
外側面にたとえば溶接によって固定される。係止片46
は、たとえば鋼板を折り曲げて形成される長手状の部材
であって、平坦な矩形状の基部48と、基部48の長手
方向一端部に連なって厚み方向一方に屈曲し、先端部分
49aが基部の長手方向他端部に向けて屈曲する鈎状部
49と、基部の一端部と垂直に配置される両側部に連な
って厚み方向一方にそれぞれ屈曲する支持部50,51
とを有する。
【0032】係止片46は、各支持部50,51に、支
持台45の両端部分とともに、支持軸52を共通に挿通
することによって支持軸52介して支持台45に支持さ
れ、支持軸52の軸線である軸線L1まわりに角変位自
在に支持される。支持軸52は、たとえばボルト部材お
よびナット部材を組合わせて実現されてもよい。
【0033】支持台45は、側面壁34の背面側の端部
に固定されており、支持台45に固定された係止片46
は、鈎状部49が側面壁34から背面側に突出し、かつ
鈎状部49はもう一方の側面壁33に向けて屈曲するよ
うに設けられる。また係止手段15は、上記支持台4
5、係止片46および支持軸52に加えて、ねじりコイ
ルばね53を有する。このねじりコイルばね53は、支
持軸52が挿通された状態で設けられ、係止片46に、
鈎状部49が側面壁33に近接するように角変位する方
向のばね力を与える。また係止片46は、たとえば指
で、基部48の長手方向他端部を側面壁34に向けて押
圧することによって、ねじりコイルばね53のばね力に
抗して、角変位させることができる。
【0034】作業用カバー装置10は、上記の防護カバ
ー体12、各係止手段14,15に加えて、スペーサ5
5,56、固定手段57および仕切り部材58を有す
る。スペーサ55,56は、たとえばスポンジなどの弾
発性を有する材料から成る長手直方体状の部材であっ
て、防護カバー体12の内側、さらに具体的には、正面
壁30と各側面壁33,34とが連なる角部の内側に、
上板31および下板32間にわたってそれぞれ設けられ
る。
【0035】固定手段57は、防護カバー体12の上板
31設けられており、図7に拡大して示すようにボルト
部材64と、このボルト部材64と螺合する2つのナッ
ト部材65,67とを有する。ボルト部材64およびナ
ット部材65は、たとえばポリテトラフルオロエチレン
(商品名:テフロン)から成り、ナット部材67は、た
とえば黄銅(真鍮)から成る。上板31には、中央部に
ボルト部材64が緩やかに挿通可能な挿通孔70が形成
されており、ナット部材67が、挿通孔70と同軸に配
置されて、たとえば溶接によって上板31の上面に固定
される。ボルト部材64は、頭部64aを有し、ナット
部材65が螺着された状態で、ナット部材67に上側か
ら螺着される。換言すれば、ボルト部材64は、頭部6
4aとナット部材67との間にナット部材65が配置さ
れる状態で、ナット部材67に螺着され、この状態で、
頭部64aと反対の先端部を挿通孔70から下方に突出
させることができる。
【0036】仕切り部材58は、たとえば鋼板を折り曲
げて形成されるL字状の部材であって、上板31の上面
に、各透孔37,38よりも正面側に、具体的には、上
板31の各透孔37,38に正面側から臨む周縁部に、
たとえばねじ部材72およびナット部材73を用いて固
定される。この仕切り部材58は、少なくとも各透孔3
7,38の正面側の領域に、本実施の形態では、各透孔
37,38の左右方向両側の領域に延びて設けられ、こ
の領域において各透孔37,38の正面側で上板31か
ら上方に立上がる仕切り壁を形成することができる。
【0037】このような作業用カバー装置10は、防護
カバー体12内に、電力量計22のメータ本体23が部
分的に嵌まり込んだ状態で、係止手段14,15によっ
てメータ本体23に係止して、電力量計22に装着され
る。メータ本体23のハウジング40は、金属製のハウ
ジング本体98が、外方に突出して周方向に延びる突条
75を有している。この突条75は、背面側に開放し、
周方向に延びる凹溝75aが形成されている。各係止手
段14,15は、鈎状部49をメータ本体23の突条7
5に引っ掛けることによって、防護カバー体12をメー
タ本体22に係止することができる。
【0038】作業用カバー装置10を電力量計22に装
着するにあたっては、たとえば指で、各係止片46の基
部48の他端部を相互に近接するように押圧して、各係
止片46の各鈎状部49が相互に離反するように、各係
止片46を角変位させ、メータ本体23を防護カバー体
12内に嵌まり込ませ、上記の各係止片46の操作を解
除してねじりコイルばね53のばね力によって各係止片
46を各鈎状部49が相互に近接するように変位させ、
各鈎状部48が突条75に引っ掛かることによって、防
護カバー体12をメータ本体23に係止し、電力量計2
2に装着することができる。
【0039】このとき各スペーサ55,56は、メータ
本体23の前面、具体的には蓋体97の前面に弾発的に
当接している。各スペーサ55,56の弾性回復力によ
って、各係止片46の各鈎状部49の先端49aは、突
条75の凹溝75aに嵌まり込んでおり、各係止手段1
4,15の係止状態が解除されることがない。またこの
ように係止された状態で、図7に示すように固定手段5
7のボルト部材64の先端部を、メータ本体23の蓋体
97上面に当接させて、この蓋体97を防護カバー体1
2の下板32と、固定手段57のボルト部材64とによ
って挟持し、防護カバー体12をしっかりと固定するこ
とができる。しかも固定手段57は、ナット部材65を
有しており、ボルト部材64によって蓋体97を挟持し
た状態で、ナット部材65をナット部材67に締め付け
ることによって、ボルト部材64の緩みを防止すること
ができる。またボルト部材64を合成樹脂製にすること
によって、蓋体97が傷つくことを防ぐことができる。
【0040】作業用カバー装置10を電力量計22に装
着した状態で、防護カバー体12は、メータ本体23を
正面側から覆うとともに、少なくともハウジング40を
構成するガラス製の蓋体97を上下方向および左右方向
から覆っている。
【0041】また作業用カバー装置10を電力量計22
から取外すにあたっては、固定手段57のボルト部材6
4を緩め、防護カバー体12を背面側にわずかに押圧す
るようにして、各係止片46の鈎状部49の先端部分4
9aを凹溝から離脱させて、各操作片46を各鈎状部4
9が相互に離反するように各変位させ、この状態で防護
カバー体12を取外すことができる。このように作業用
カバー装置10は、着脱自在であり、必要なときだけ装
着することが可能である。
【0042】このような本実施の形態の作業用カバー装
置10によれば、電力量計22を交換するときに、作業
者は、接続部24が見えるように電力量計22の正面側
に頭部を配置して作業をするが、メータ本体23に装着
することによって、万一、短絡事故などに起因してメー
タ本体23が損傷しても、メータ本体23の正面側で作
業する作業者をメータ本体23の破片から保護すること
ができる。また仮に、短絡事故などに起因してメータ本
体23が爆発したとしても、そのとき発生する炎および
爆風から作業者を保護することができる。しかも防護カ
バー体12は、正面側だけでなく、上側、下側および左
右両側からも覆って少なくともガラス製の蓋体97の全
体またはほぼ全体を覆っているので、ガラス破片の周囲
への飛散を防止することができる。
【0043】さらに防護カバー体12は、上記のように
メータ本体23に装着されるので、従来の技術の防災面
のように作業者の顔面が湾曲した透光性を有する部材で
覆われることがない。したがって従来の技術のような防
災面を用いたときに生じる視界の悪化などに起因する作
業効率の低下が防がれるとともに、作業者が周囲の物品
などにぶつかることによる負傷なども防ぐことができ、
安全性をさらに向上することができる。しかも防護カバ
ー体12は、各係止手段14,15によってメータ本体
23に係止されるので、作業者が防護カバー体をメータ
本体から外れないように押さえる必要がなく、作業者は
両手を他の作業に使うことができる。しかも各係止手段
14,15は、上記のような簡単な構成で、かつ簡単な
操作によって係止および係止解除することができ、作業
性に優れている。さらに係止手段14,15は、金属製
のハウジング本体98に防護カバー体12を係止するの
で、上記のような爆発が起こっても、防護カバー体12
が係止されている部分が破損しないので、防護カバー体
12が外れてしまうことがない。
【0044】また作業者は、防災面を着用しなくてもす
むので、防災面を着用しているときには防災面が邪魔に
なって頭部を入り込ませることができない狭い空間に、
頭部を入り込ませることが可能になり、このような狭い
空間であっても容易に電力量計22の交換作業などを行
うことができる。たとえば集合収納スペースと呼ばれる
収納ケース内にガスメータなどと一緒に収納されるよう
な場合、および扉を大きく開けられない収納ケースに収
納されている場合であっても容易に交換作業をすること
ができる。
【0045】また作業用カバー装置10によれば、電力
量計22の交換作業中に万一短絡事故などに起因するメ
ータ本体の爆発が生じても、この爆発に伴う爆風を各透
孔37,38から防護カバー体12の外部に逃がすこと
ができ、防護カバー体12がメータ本体23から外れて
しまうことが防がれる。しかも爆風を逃がすための透孔
37,38は、正面壁30を除く残余の領域に形成され
るので、爆風が作業者に向かって吹くことはない。
【0046】また作業用カバー装置10によれば、防護
カバー体12の内面にスペーサ55,56が設けられ、
防護カバー体12を装着したとき、防護カバー体12が
メータ本体23に対してぐらついて変位することを防ぐ
ことができる。したがって作業中に防護カバー体12が
不所望に変位し、作業に支障を来すことが防がれる。さ
らにこのスペーサ55,56は、弾発的に変形すること
ができ、メーカーおよび形式などによって形状および寸
法の異なる複数種の電力量計22に、形状および寸法の
違いをスペーサ55,56が変形することによって吸収
して装着することができる。
【0047】また作業用カバー装置10によれば、防護
カバー体12の上板31に固定手段57が設けられ、防
護カバー体12を装着した状態で、固定手段57によっ
てメータ本体23の上部を上方から押圧し、防護カバー
体12をメータ本体23に対する変位を防止して、しっ
かりと固定することができる。作業中に防護カバー体1
2が不所望に変位し、作業に支障を来すことが防がれ
る。さらにこのような固定手段57を設けることによっ
て、製造者および形式などによって形状および寸法の異
なる複数種の電力量計に、形状および寸法の違いを固定
手段によって吸収して装着することができる。
【0048】しかも作業用カバー装置10は、各係止手
段14,15によって、電力量計22の左右方向の寸法
の違いを吸収し、各スペーサ55,56によって前後方
向の寸法の違いを吸収し、固定手段57によって上下方
向の寸法の違いを吸収して、多数の種類の電力量計に装
着することができる。また電力量計22は、この電力量
計を単独で収納する計器用ボックスに収納されている場
合があるが、防護カバー体12がこの計器用ボックス内
に少なくとも部分的に嵌まり込ませることができる寸法
に形成されるとともに、各係止手段14,15は、各係
止片46が角変位可能な範囲内のいずの位置にあって
も、作業用カバー装置10を計器用ボックス内に嵌まり
込ませないことができるように設けられており、作業用
カバー装置10は、計器用ボックス内に設けられる電力
量計にも容易にかつ確実に装着することができる。
【0049】さらに作業用カバー装置10によれば、防
護カバー体12の正面壁30には、窓孔41による透光
領域74が設けられているので、電力量計22のメータ
本体23の交換作業などの作業中に、メータ本体23に
よって表示される電力量を確認するためなどに、メータ
本体23を防護カバー体12を取外すことなく、確認す
ることができ、利便性が向上される。
【0050】さらに作業用カバー装置10は、仕切り部
材58を有しており、透孔37,38から上方に逃がさ
れる爆風が正面側に向けて吹くことを防ぐことができ
る。しかも仕切り部材58は、上板31の各透孔37,
38に正面側から臨む周縁部から上方に立上がる仕切り
壁を形成することができるので、各透孔37,38を通
過して広い外部空間に出た直後の爆風を案内するので、
その爆風が正面側に向けて吹くことを防止する効果が高
い。また防護カバー体12の下板32には、防護シート
60が貼着されており、作業中に各電力線25,27が
防護カバー体12の下部に接触しても、短絡することを
防ぐことができる。
【0051】また切欠き39,40は、防護カバー12
の電力量計22への取付けを容易とするために形成され
る。詳しく述べると、電力量計22は、ハウジング本体
98に蓋体97をボルト部材98aによって固定するた
めの取付部がその両側面から突出して設けられ、さらに
計量法によって計量封印が設けられている。切欠き3
9,40は、防護カバー12の電力量計22への取付け
時には、このような取付部および計量封印が嵌まり込
む。したがって、防護カバー12を電力量計22に容易
に取付けることができる。
【0052】図8は作業用カバー装置11を示す正面図
であり、図9は作業用カバー装置11を示す右側面図で
あり、図10は作業用カバー装置11を示す底面図であ
る。図1を併せて参照して、作業用カバー装置11の接
続部カバー体18は、電気絶縁性を有する材料、さらに
具体的には、たとえば耐火性、難燃性および耐衝撃性を
有するポリカーボネートから成り、正面壁80、下板8
1および左右の各側面壁82,83とを有し、各部分の
厚みは、たとえば5mm程度である。正面壁80および
下壁81は、たとえば平坦な板状の部材をほぼ直角に曲
げ加工して一体に形成され、各側面壁82,83は、相
互にかつ正面壁80および下板81とは別体であり、L
字状を成す正面壁80および下板81に挟まれる空間に
嵌まり込むように配置され、たとえばねじ部材84を用
いて、正面壁80および下板81の左右方向の両端部に
それぞれ固定される。
【0053】正面壁80には、相互に独立した作業孔1
6a,16b,16c;17a,17b,17cが厚み
方向に挿通して形成され、各作業孔16a〜16c;1
7a〜17cは、周囲が全周にわたって閉じた孔であ
る。また下板には、厚み方向に挿通する複数の挿通孔9
2a,92b,92c;93a,93b,93cが形成
され、各挿通孔92c,93aは、相互に連なってお
り、残余の各挿通孔92a,92b;93b,93c
は、相互に独立している。各挿通孔92c,93aを挿
通する電力線25c,27aは、同一相であり、連なっ
ていても問題はない。また各挿通孔92a〜92c;9
3a〜93cは、背面側でそれぞれ開放している。また
下板81には、各挿通孔92a〜92c;93a〜93
cの左右両外側に、背面側に開放する切欠き95,96
が形成されている。さらに各側面壁82,83には、厚
み方向に挿通し、内周面に内ねじが刻設されるねじ孔9
7,98がそれぞれ形成される。以下各作業孔16a〜
16c;17a〜17cおよび各挿通孔92a〜92
c;93a〜93cをそれぞれ総称するときは、各添え
字a〜cを省略して記す。
【0054】このような接続部カバー体18の両側部と
なる各側面壁82,83には、そのほぼ中央位置に、各
保持手段19,20がそれぞれ設けられる。各保持手段
19,20は、相互に類似する構成を有し、接続部カバ
ー体18に対してほぼ左右対称に設けられるので、保持
手段19についてだけ詳細に説明し、保持手段20につ
いては、対応する部分に同一の符号を付して、詳細な説
明を省略する。
【0055】保持手段19は、接続部カバー体18のね
じ孔97の内ねじに螺合する外ねじが刻設されるねじ部
100と、ねじ部100の軸線方向一端部にねじ部10
0と同軸に設けられる円板状の操作部101とを有す
る。保持手段19は、ねじ部100を側面壁82のねじ
孔97に外側から挿入して螺着され、接続部カバー体1
8に設けられる。ねじ部100は、側面壁82に螺着さ
れた状態で、側面壁82から部分的に内側に突出させる
ことができる長さを有する。保持手段20は、この保持
手段20のねじ部100が保持手段19のねじ部100
よりも長い点で相違するが、残余の点においては、同様
な構成を有する。
【0056】作業用カバー装置11は、接続部カバー体
18の正面壁80、下板81および各側面壁82,83
によって囲まれる領域に、電力量計22の接続部24が
嵌まり込んだ状態で、各保持手段19,20によって左
右両側から表示し、接続部カバー体18を接続部24に
保持し、装着することができる。この作業用カバー装置
11を電力量計22に装着するにあたっては、各保持手
段19,20のねじ部100間の間隔を接続部24の幅
よりも大きくした状態で、接続部カバー体18を接続部
24の正面側から被せるようにして、接続部カバー体1
8内に接続部24を嵌まり込ませる。このとき各電力線
25,27が個別に挿通するための各挿通孔92,93
は、背面側に開放しているので、接続部24に接続部カ
バー体18を被せるにあたって、各電力線25,27が
接続部カバー体18に干渉することがない。このように
接続部カバー体18を接続部24に被せた状態で、各保
持手段19,20によって接続部24を左右両側から挟
持し、接続部カバー体18を接続部24に保持して、装
着することができる。接続部カバー体18を接続部24
に保持状態で、各作業孔16,17は、各端子26,2
8に1対1で個別に臨んで開口し、各電力線25,27
は、各挿通孔92,93に個別に挿通している。作業用
カバー装置12を取外すにあたっては、各保持手段1
9,20を緩めるだけで、電力量計22から取外すこと
ができる。
【0057】このような本実施の形態の作業用カバー装
置11によれば、接続部カバー体18を、たとえば電力
量計22を交換するときに、接続部24に保持すること
によって、各電力線25,27の端末が、たとえばわら
いなどと呼ばれるより線(素線)の乱れによって本来接
続すべき対応する端子以外の端子26,28に直接接触
し、または作業に用いる工具などを介して間接的に接触
すること、および接触しないまでも近接してしまうこと
を防ぐことができ、アークの発生およびメータ本体の損
傷などを防ぐことができ、従来の技術として用いられた
防災面を用いる必要がなくなる。また各端子26,28
を仕切る隔壁200を工具によって破損してしまうこと
を防ぐことができる。
【0058】さらに上記の短絡事故などを防ぐための接
続部カバー体18は、上記のように接続部24に装着さ
れるので、従来技術のように作業者の顔面が湾曲した透
光性を有する部材で覆われることがない。したがって従
来の技術のような防災面を用いたときに生じる視界の悪
化などに起因する作業効率の低下が防がれるとともに、
作業者が周囲の物品などにぶつかることによる負傷など
も防ぐことができ、安全性をさらに向上することができ
る。しかも接続部カバー体18は、保持手段19,20
によって接続部24に保持されるので、作業者が接続部
カバー体18を接続部24から外れないように押さえる
必要がなく、作業者は両手を他の作業に使うことができ
る。
【0059】しかも各保持手段19,20は、たとえば
操作部101を手で掴んで回転させるだけの簡単な操作
で、ねじ部100側面壁82,83の突出量を変化させ
て接続部24を挟持することでき、接続部カバー体18
の保持作業が容易である。さらに操作部101には、外
周部に滑り止めのための複数の溝が形成されており、こ
れによっても作業性が向上される。また保持手段19,
20のねじ部100の突出量をその回転によって調節で
きるので、メーカーおよび形式などによって形状および
寸法の異なる複数種の電力量計22に、形状および寸法
の違いをねじ部100の突出量を変えることによって吸
収して、各作業孔16,17と各端子26,28とのず
れを無くして、装着することができる。
【0060】このように電力量計の形式などによる形状
および寸法は異なっても、各作業孔16,17を各端子
26,28に個別に確実に臨ませることができ、さらに
各作業孔16,17に各端子26,28を仕切る隔壁2
00が臨んでしまうことを防ぎ、電動のトルクドライバ
などの工具の先端部を隔壁200に仕切られ空間内に確
実に挿入できるようにして、各電力線25,27の接続
作業などを容易にかつ確実に行うことができる。
【0061】さらにまた接続部カバー体18が透光性を
有する材料からなるので、各作業孔16,17以外の領
域においても接続部24を確認することが可能であり、
万一接続部カバー体18と接続部24の隔壁との間に隙
間が生じていても、各電力線各電力線25,27の端末
のわらいによって乱れたより線が隙間に入り込まないよ
うに確認しながら作業することができる。
【0062】また各電力線25,27は、相によって色
分け、たとえば、各電力線25a,27cが同一相であ
って赤色、各電力線25b,27bが同一相であって白
色、および各電力線25c,27aが同一相であって黒
色に、被覆層がそれぞれ着色されており、これに対応し
て、各作業孔16,17および各挿通孔92,93を識
別できるように、接続部カバー体18を少なくとも部分
的に着色して、利便性および作業性を向上するようにし
てもよい。
【0063】また各端子25,27が設けられる空間
は、各端子25a,25cが設けられる空間に電力量計
22の誤差試験のためにプレッシャーをかける金属片な
どが設けられるので、他の空間と異なる形状を有してお
り、各作業孔16,17は、このような各空間に対応し
た形状に形成される。さらに各側面壁82,83は正面
壁80よりも下方に退避して形成されており、メータ本
体23の側壁部分が図1に仮想線161で示すように下
方に膨出した形状であっても、接続部24に好適な状態
で装着することができる。
【0064】また本実施の形態のように、各作業用カバ
ー装置10,11を併用することによって、より安全性
を高くすることができる。もちろん、各作業用カバー装
置10,11のいずれか一方だけを用いるようにしても
よい。
【0065】また接続部カバー体18に形成される切欠
き95,96は、たとえば電力量計22として、図1に
仮想線で示すような突起部160を有する強化耐候型の
電力量計を用いる場合などに、突起部160を嵌まり込
ませることができる。また電力量計22の用途の相違に
よって電源端子および負荷端子が増設された場合、それ
に伴って増加する電源電力線および負荷電力線が嵌まり
込むために用いられてもよく、あるいはその他の突起物
の嵌まり込みを許容するために用いられてもよい。
【0066】図11は本発明の実施の他の形態の作業用
カバー装置10Aを示す正面図であり、図12は作業用
カバー装置10Aを示す右側面図であり、図13は作業
用カバー装置10Aを示す平面図であり、図14は作業
用カバー装置10Aを示す底面図である。作業用カバー
装置10Aは、図1〜図7を参照して説明した作業用カ
バー装置10と類似の構成を有しており、異なる部分に
ついてだけ説明し、同様の構成を有する部分は、同一の
参照符号を付して説明を省略する。作業用カバー装置1
0Aは、本体35および正面板36に加えて、可変壁体
120を有する。この可変壁体120は、壁部121と
連結部材122a,122b;123a,123bとを
有する。
【0067】壁部121は、金属製の枠125と、透光
性を有する合成樹脂製の正面板126とを有する。枠1
25は、たとえば厚さ2mmの鋼板を切り抜き、折り曲
げおよび溶接加工して形成され、正面壁127と正面壁
127の上端部、下端部および各両側部からそれぞれ背
面側に屈曲する屈曲部140,141,142,143
とを有する。正面壁127には、厚み方向に挿通する窓
孔130が形成される。正面板126は、たとえば耐火
性、難燃性および耐衝撃性を有するポリカーボネートか
ら成る厚さ5mmの板部材であって、枠125の正面壁
127の背面側に窓孔130を塞ぐように配置され、た
とえばねじ部材を用いて正面壁に着脱可能に設けられ、
汚れたりまたは傷が付いたとき上述の正面板36と同様
に交換することができる。
【0068】各連結部材122a,122bと、各連結
部材123a,123bとは同様な構成を有し、左右対
称に設けられるので、各連結部材123a,123bに
ついてだけ説明し、各連結部材122a,122bにつ
いては、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略
する。各連結部材123a,123bは、各一端部が本
体35の側面壁34の下部に、たとえばねじ部材134
に左右方向にかつ相互に平行な各軸線L2まわりに角変
位可能に連結され、各他端部が壁部121の一方の側部
の屈曲部143の上部に、たとえばねじ部材135によ
って、各軸線L2にかつ相互に平行な各軸線L3まわり
に角変位可能に連結される。
【0069】本体35と、壁部121と、各連結部材1
22a,122bとによって、平行四辺形の四節回転連
鎖リンク機構が形成されるとともに、同様に本体35
と、壁部121と、各連結部材123a,123bとに
よって、平行四辺形の四節回転連鎖リンク機構が形成さ
れる。これによって壁部121は、図11、図13およ
び図14に実線で示され、図12に仮想線で示される、
本体35の正面壁30を正面側から覆った装着位置と、
図12に実線で示す本体35から取り外した離脱位置と
にわたって角変位可能に設けられる。この壁部121
は、装着位置にあるときには、窓孔130が本体35の
窓孔41と一致するように形成されており、壁部121
を本体35に装着しても、本体の窓孔41によるメータ
本体23を確認可能とする効果を維持することができ
る。また装着位置と離脱位置との間の任意の位置に配置
することができ、作業者が壁部121を取り外して、任
意の位置に配置、たとえば顔面の直前に配置することが
できるとともに、このとき作業者は、窓孔130によっ
て形成される透光領域を介して、壁部12の後ろ側の領
域を確認することができる。
【0070】このように作業用カバー装置10Aによれ
ば、作業用カバー装置10の効果に加えて、防護カバー
体12の一部である壁部121が、その残余の部分であ
る本体35に対して着脱可能に設けられるので、壁部1
21を取外して任意の位置に配置するなど、電力量計の
構成および取付位置、作業者の好みなどに応じて、防護
カバー体12の取付形態を適宜変更することが可能であ
り、利便性を向上することができる。
【0071】図15は本発明の実施のさらに他の形態の
作業用カバー装置10Bを示す平面である。作業用カバ
ー装置10Bは、作業用カバー装置10と類似の構成を
有しており、異なる部分についてだけ説明し、同様の構
成を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。作業用カバー装置10Bは、上板31を挿通する各
透孔37B,38Bによる上面全体に対する開口率は、
約50〜70%であり、作業用カバー装置10よりも高
い開口率を有する。このように開口率を高くすることに
よって、万一メータ本体23が爆発したときの爆風を、
効率よく逃がすことができる。
【0072】本発明は、上述の各実施の形態に限定され
ることはなく、本発明の範囲内で具体的構成を変更する
ことが可能であって、たとえば形状および材質などを変
更することができる。たとえば防護カバー体12の本体
35は、鋼板に代えて、アルミニウム合金板など、他の
金属板を用いて形成してもよく、また電気絶縁性を有
し、耐火性、難燃性および耐衝撃性を有する合成樹脂、
たとえば上記のポリカーボネートを用いて形成してもよ
く、この場合、透光性を有する材料とすることによっ
て、一体成形して透孔領域を形成することができ、しか
も正面側だけでなく、上下方向および左右両側方から
も、防護カバー体を通してメータ本体23を確認するこ
とができる。また下板32に防護シート60を設けなく
ても、各電力線25,27の防護カバー体への接触によ
る短絡および地絡事故を防ぐことができる。
【0073】またスポンジなどから成る各スペーサ5
5,56に代えて、図3に仮想線示すような、一端部で
正面壁30の背面側に、ねじ部材によって固定される板
ばね130によって構成されるスペーサを用いるように
してもよく、同様の効果を達成することができる。さら
に防護カバー体12は、メータ本体22の蓋体97だけ
を覆うように構成されたけれども、本体98も併せて覆
うようにしてもよく、逆に、メータ本体22の正面側だ
けを覆うようにしてもよい。また壁部材121は、本体
35の上面、下面および左右両側面から取外すように構
成されてもよい。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、接続部
の各端子に各電源電力線および各負荷電力線をそれぞれ
接続することによって、メータ本体によって負荷電力線
に接続される電力消費機器の稼働などに伴う負荷に基づ
いて消費電力量を積算して求め、この消費電力量を表示
することができる電力量計には、防護カバー体を、その
両側部に設けられる係止手段によってメータ本体に係止
し、着脱自在に装着してメータ本体を正面側から覆うこ
とができる。このような防護カバー体を、たとえば従来
技術に関連して述べたような電力量計を交換するとき
に、メータ本体に装着することによって、万一、短絡事
故などに起因してメータ本体が損傷しても、その破片か
ら作業者を保護することができる。また仮に、短絡事故
などに起因してメータ本体が爆発したとしても、そのと
き発生する炎および爆風から作業者を保護することがで
きる。
【0075】さらに作業者を保護するための防護カバー
体は、上記のようにメータ本体に装着されるので、従来
技術のように作業者の顔面を湾曲した透光性を有する部
材で覆う必要がない。したがって従来の技術のような防
災面を用いたときに生じる視界の悪化などに起因して作
業効率が低下するという不具合が防がれるとともに、作
業者が周囲の物品などにぶつかることによる負傷なども
防ぐことができ、安全性をさらに向上することができ
る。しかも防護カバー体は、係止手段によってメータ本
体に係止されるので、作業者が防護カバー体をメータ本
体から外れないように押さえる必要がなく、作業者は両
手を他の作業に使うことができる。
【0076】請求項2記載の本発明によれば、上記のよ
うな電力量計の交換作業中に万一短絡事故などに起因す
るメータ本体の爆発が生じても、この爆発に伴う爆風を
透孔から防護カバー体の外部に逃がすことができ、防護
カバー体がメータ本体から外れてしまうことが防がれ
る。しかも爆風を逃がすための透孔は、正面壁を除く残
余の領域に形成されるので、爆風が作業者に向かって吹
くことはない。
【0077】請求項3記載の本発明によれば、防護カバ
ー体の内面にスペーサが設けられ、防護カバー体がメー
タ本体に装着されたとき、このスペーサがメータ本体の
外表面に弾発的に当接するので、防護カバー体を装着し
たとき、防護カバー体がメータ本体に対してぐらついて
変位することを防ぐことができる。したがって作業中に
防護カバー体が不所望に変位し、作業に支障を来すこと
が防がれる。さらにこのようなスペーサを設けることに
よって、メーカーおよび形式などによって形状および寸
法の異なる複数種の電力量計に、形状および寸法の違い
をスペーサが変形することによって吸収して装着するこ
とができる。
【0078】請求項4記載の本発明によれば、防護カバ
ー体の上部に固定手段が設けられ、防護カバー体を装着
した状態で、固定手段によってメータ本体の上部を上方
から押圧し、防護カバー体をメータ本体に対する変位を
防止して、しっかりと固定することができる。作業中に
防護カバー体が不所望に変位し、作業に支障を来すこと
が防がれる。さらにこのような固定手段を設けることに
よって、メーカーおよび形式などによって形状および寸
法の異なる複数種の電力量計に、形状および寸法の違い
を固定手段によって吸収して装着することができる。
【0079】請求項5記載の本発明によれば、防護カバ
ー体の正面壁には透光領域が設けられているので、電力
量計のメータ本体の交換作業などの作業中に、メータ本
体によって表示される電力量を確認するためなどに、メ
ータ本体を防護カバー体を取外すことなく、確認するこ
とができ、利便性が向上される。
【0080】請求項6記載の本発明によれば、防護カバ
ー体の一部が、その残余の部分に対して着脱可能に設け
られるので、前記一部を取外して異なる位置に配置する
など、電力量計の構成および取付位置などに応じて、防
護カバー体の取付形態を適宜変更することが可能であ
り、利便性を向上することができる。
【0081】請求項7記載の本発明によれば、接続部の
各端子に各電源電力線および各負荷電力線をそれぞれ接
続することによって、メータ本体によって負荷電力線に
接続される電力消費機器の稼働などに伴う負荷に基づい
て消費電力量を積算して求め、この消費電力量を表示す
ることができる電力量計には、接続部カバー体を、保持
手段によって接続部に着脱自在に保持することができ
る。この接続部カバー体は、電気絶縁性材料から成り、
接続部に保持された状態で、各端子に個別に臨んで開口
する複数の作業孔が形成されており、このような接続部
カバー体を、たとえば従来技術に関連して述べたような
電力量計を交換するときに、接続部に保持することによ
って、各電力線の端末が、本来接続すべき対応する端子
以外の端子に、直接または作業に用いる工具などを介し
て関節的に接触すること、および接触しないまでも近接
してしまうことを防ぐことができ、アークの発生および
メータ本体の損傷などを防ぐことができ、従来の技術と
して用いられた防災面を用いる必要がなくなる。
【0082】さらに上記の短絡事故などを防ぐための接
続部カバー体は、上記のように接続部に装着されるの
で、従来技術のように作業者の顔面が湾曲した透光性を
有する部材で覆われることがない。したがって従来の技
術のような防災面を用いたときに生じる視界の悪化など
に起因する作業効率の低下が防がれるとともに、作業者
が周囲の物品などにぶつかることによる負傷なども防ぐ
ことができ、安全性をさらに向上することができる。し
かも接続カバー体は、保持手段によって接続部に保持さ
れるので、作業者が接続部カバー体を接続部から外れな
いように押さえる必要がなく、作業者は両手を他の作業
に使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業用カバー装置10,11の構成を示す斜視
図である。
【図2】作業用カバー装置10の正面図である。
【図3】作業用カバー装置10の右側面図である。
【図4】作業用カバー装置10の平面図である。
【図5】作業用カバー装置10の底面図である。
【図6】作業用カバー装置10の背面図である。
【図7】固定手段57の拡大図である。
【図8】作業用カバー装置11の正面図である。
【図9】作業用カバー装置11の右側面図である。
【図10】作業用カバー装置11の底面図である。
【図11】作業用カバー装置10Aの正面図である。
【図12】作業用カバー装置10Aの右側面図である。
【図13】作業用カバー装置10Aの平面図である。
【図14】作業用カバー装置10Aの底面図である。
【図15】作業用カバー装置10Bの平面図である。
【図16】従来技術の防災面1の平面図である。
【図17】従来技術の防災面の側面図である。
【符号の説明】
10,11 作業用カバー装置 12 防護カバー体 14 係止手段 16a〜16c,17a〜17c 作業孔 18 接続部カバー体 19,20 保持手段 22 電力量計 23 メータ本体 24 接続部 25a〜25c 電源電力線 26a〜26c 電源側端子 27a〜27c 負荷電力線 28a〜28c 負荷側端子 36 正面板 37,38 透孔 41 窓孔 55,56 スペーサ 57 固定手段 58 仕切り部材 60 防護シート 74 透光領域 92a〜92c,93a〜93c 挿通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各複数の電源電力線と負荷電力線とが個
    別に着脱可能に接続される複数の端子を有する接続部、
    および負荷によって発生する移動磁界によって回転する
    円板の回転数を計測して積算し、この積算値を電力量と
    して正面側に向けて表示し、前記接続部が設けられるメ
    ータ本体を備える電力量計の少なくとも前記メータ本体
    に、その正面側から着脱自在に装着され、メータ本体を
    正面側から覆う防護カバー体と、 防護カバー体の両側部に設けられ、防護カバー体を、メ
    ータ本体に係止する係止手段とを含むことを特徴とする
    電力量計の作業用カバー装置。
  2. 【請求項2】 防護カバー体には、その正面部分を避け
    て、透孔が形成されることを特徴とする請求項1記載の
    電力量計の作業用カバー装置。
  3. 【請求項3】 防護カバー体の内面には、この防護カバ
    ー体がメータ本体に装着された状態で、メータ本体の外
    表面に弾発的に当接するスペーサが設けられることを特
    徴とする請求項1または2記載の電力量計の作業用カバ
    ー装置。
  4. 【請求項4】 防護カバー体の上部には、この防護カバ
    ー体がメータ本体に装着された状態で、メータ本体の上
    部を上方から押圧して、防護カバー体をメータ本体に固
    定する固定手段が設けられることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の電力量計の作業用カバー装置。
  5. 【請求項5】 防護カバー体の正面部分には、メータ本
    体の電力量を確認するための透光領域が設けられること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電力量計
    の作業用カバー装置。
  6. 【請求項6】 防護カバー体は、その一部が着脱可能に
    設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の電力量計の作業用カバー装置。
  7. 【請求項7】 各複数の電源電力線と負荷電力線とが個
    別に着脱可能に接続される複数の端子を有する接続部、
    および負荷によって発生する移動磁界によって回転する
    円板の回転数を計測して積算し、この積算値を電力量と
    して正面側に向けて表示し、前記接続部が設けられるメ
    ータ本体を備える電力量計の前記接続部に、着脱自在に
    装着され、接続部の各端子に個別に臨んで開口する複数
    の作業孔が形成される電気絶縁性の接続部カバー体と、 接続部カバー体を、接続部に保持する保持手段とを含む
    ことを特徴とする電力量計の作業用カバー装置。
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