JP2006280103A - 分岐線支持構体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高圧架空送配電線の風圧振動に対する分岐線の耐電線振動性能の良い分岐線支持構体、同構体を装備した限流素子内蔵型電線支持碍子を提供する。
【解決手段】 電柱1の腕金2に設置され、高圧の送配電線10からの分岐線11を支持する接続金具23を有する限流素子内蔵型の電線支持碍子20における接続金具23に、分岐線11をU字状に曲成させた状態で電気的、機械的に支持する電線把持部30を一体的に設ける。電線把持部30は、分岐線11をU字状に曲げた曲成部11aを保形して仮保持する固定部材31と、これに曲成部11aを押圧して固定する可動部材32をボルト連結して構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧架空送配電線からの分岐線を電柱の腕金などに保持する分岐線支持構体に関する。
公称電圧6600V以下の高圧架空送配電線から柱上変圧器の1次側に至る引下線などの分岐線は、架橋ポリエチレンで絶縁された単心の絶縁電線(PDC)またはエチレンプロピレンゴムで絶縁された単心の絶縁電線(PDP)が使用される。高圧架空送配電線の電柱に設けた腕金には、分岐線に電気的かつ機械的に接続されて、雷サージなどによる異常電圧から送配電線等の設備を保護する限流素子内蔵型の電線支持碍子が装備される(例えば、特許文献1参照)。
上記電線支持碍子は、中空の絶縁性碍子に限流素子を内蔵させたピン碍子構造の電線支持碍子として製造される。このような電線支持碍子を装備した高圧架空送配電線系の一般的な配線形態を図9に示す。電柱1の上部に設置された腕金2にピン碍子4と限流素子内蔵型の電線支持碍子5とヒューズ内蔵の柱上変圧器保護用カットアウト6が固定される。電柱1の最上部に在る三相3線の高圧架空送配電線10から引き下ろされた分岐線(引下線)11の下端部がピン碍子4で機械的に支持される。ピン碍子4から水平方向に引き出した分岐線11をカットアウト6と電線支持碍子5に電気的かつ機械的に接続して、電柱1に設置された柱上変圧器3に配線する。柱上変圧器3は、電柱1に架設された100V〜200Vの三相3線の低圧送配電線12に配線される。
電線支持碍子5の一例を図10に示す。電線支持碍子5は、絶縁性を有する磁器製の中空碍子5aと、碍子5aの上下両端部に固定した接続金具5b、5cを有する。以下、必要に応じて下部の接続金具5bを下部金具5b、上部の接続金具5cを上部金具5cと称する。下部金具5bを腕金2に固定して、腕金2に電線支持碍子5が上向きに設置される。上部金具5cは、その頂面に水平な分岐線11を電気的かつ機械的に支持する電線把持部5dを備える。中空の碍子5aにZnO等の限流素子5eが内蔵され、碍子5aの側面に沿って放電ギャップ(図示せず)が配設される。限流素子5eは、サージ電圧に対しては低抵抗、高圧の送配電線10の通常の対地電圧に対しては高抵抗を示す非直線性の電圧電流特性を有する固体で、電極板(図示せず)などと共に碍子5aに内蔵され、下部金具5bを介して腕金2にアースされる。なお、図10の鎖線で示すカットアウト6は、内部にヒューズを装着した小型単極の開閉器で、柱上変圧器3を保護する。
送配電線10またはその近傍への落雷などによって、雷サージによる異常電圧が送配電線10に生じると、分岐線11を介して電線支持碍子5の上部金具5cに異常電圧が印加され、放電ギャップが放電し、限流素子5eが続流を遮断して柱上変圧器3への雷サージの侵入を防止する。
図11は、上記電線支持碍子5を使用した異なる高圧架空送配電線系の配線形態を示す。図11の高圧の送配電線10は三相3線の各々を示し、この3線それぞれの分岐線11を直接に電線支持碍子5に電気的かつ機械的に接続する。図11の場合、電柱1の1本の腕金2に三相の送配電線10に対応する3個の電線支持碍子5とカットアウト6を固定する。送配電線10から垂下させた分岐線11の下端部を略直角に横曲げて水平にし、この水平な下端部を電線支持碍子5の電線把持部5dに電気的かつ機械的に接続する。
特開平11−251032号公報
高圧の送配電線10に風圧振動が発生すると、分岐線11に振動が伝播し、分岐線11に応力が発生する。この応力は主に引張力として分岐線11に作用し、分岐線11の同一箇所に長期に亘り風圧振動による引張力が繰り返し作用すると、素線が金属疲労して断線し易くなる。
図9の配線形態の場合、送配電線10から引き下げられた分岐線11の下端部がピン碍子4に支持され、ピン碍子4から短い距離を経て電線支持碍子5に接続される。そのため、分岐線11を支持するための電線把持能力に優れ、送配電線10の風圧振動による耐電線振動性能が良く、送配電線10に風圧振動が発生しても分岐線11の素線が疲労し難く、断線し難い。ところが、図9の配線形態は、1本の分岐線11をより高い電線把持能力で支持するために分岐線支持専用のピン碍子を使用する必要があり、全体の配線形態が複雑でコスト高となる不具合がある。また、高所作業車を使用して間接活線工法で分岐線11をピン碍子4や電線支持碍子5に接続する作業は、接続する箇所が多くて作業性が悪い。
図11の配線形態の場合、送配電線10からの分岐線11が直接に電線支持碍子5に支持されるため、分岐線支持専用のピン碍子が省略でき、配線形態が簡略化されてコスト安にできる。しかし、送配電線10から分岐線11を電線支持碍子5まで直接に引き下ろすため、分岐線11の全体に送配電線10の風圧振動が直接的に影響して、電線支持碍子5との接続部分に大きな引張力が作用する。分岐線11は、間接活線工具で曲げやすい絶縁電線(PDCまたはPDP)が使用されるが、電線支持碍子5の近くの略直角に屈曲された部分に送配電線10の風圧振動による引張力が繰り返し作用すると、この屈曲部分で素線が疲労して断線し易くなる。
本発明は、図11の分岐線が断線し易いという問題点に鑑みてなされたもので、目的とするところは、図9の配線形態以上に分岐線が断線し難い配線形態を実現するに有効な分岐線支持構体を提供することにある。
本発明の上記目的を達成する技術的手段は、電柱に固定配備され、送配電線からの分岐線を保持する分岐線支持構体であって、分岐線をU字状に曲成させた状態で把持する電線把持部を有する構造を特徴とする。
また、本発明においては、上記電線把持部は、分岐線のU字状曲成部の左右一対の直線部分がそれぞれの外側にて当接する電線係止面と、分岐線のU字状曲成部の左右一対の直線部分間の半円弧部分を、その形状をほぼ保つようガイドするガイド面を有する構造とすることができる。
ここで、分岐線支持構体は、電柱の腕金や、この腕金に設置した碍子や電気機器などの固定物体に設置されるもので、高圧送配電線からの分岐線を部分的に保持する。この分岐線支持構体の電線把持部は、分岐線を鉛直方向や水平方向、斜め方向にU字状に曲成させた状態で把持する部所である。
この電線把持部の電線係止面は、分岐線のU字状曲成部の左右一対の直線部分を外側から把持して仮固定する二面で、左右一対の直線部分が共に嵌入される左右一対の溝の内壁面や、一定間隔で離隔して対向する左右一対の突起の段面などが適用できる。また、電線把持部のガイド面は分岐線のU字状曲成部を半円弧状の形状が保たれた状態にガイドする曲面で、この曲面部分に沿ったU字状曲成部の弾性復元力によって分岐線の直線部分が電線係止面に圧接し係止される。ガイド面は一面または左右一対の二面で形成することができる。
また、本発明においては、上記電線把持部は、その電線係止面とガイド面に沿って分岐線のU字状曲成部が嵌入されたときにこの曲成部を保形して仮保持する固定部材と、この固定部材の電線係止面とガイド面において仮保持されたU字状曲成部を、固定部材とで把持して固定する可動部材とを具備する構造とすることができる。
さらに、本発明においては、上記可動部材は、中央部が固定部材に連結ボルトで回転可能に連結されるI字状金具で、その長手方向が把持すべき電線とほぼ直交する方向の姿勢のときに両端部が固定部材の電線係止面まで延在し、長手方向が把持すべき電線とほぼ平行な方向の姿勢のときに片端部が固定部材のガイド面から張り出す構造とすることができる。
ここでの固定部材は、上部金具上に一体に突設された前面側から見てT字状の金具が適用できる。固定部材の電線係止面とガイド面で分岐線のU字状曲成部を位置決めして仮保持することで、分岐線を間接活線工法で分岐線支持構体に取付ける作業が容易になる。また、可動部材は、T字状金具である固定部材の前面側に取り付けたI字状金具が適用できる。この可動部材の中央部に連結ボルトを挿通し、連結ボルトをT字状金具である固定部材の中央部に螺合させて、固定部材の前面で可動部材を連結ボルトを中心に回転可能に取り付ける。連結ボルトは間接活線工具で作業し易い六角頭部を有するものが、間接活線作業を容易にする上で望ましい。また、I字状可動部材が把持すべき電線(分岐線)を把持しない場合に、その片端部が固定部材のガイド面から張り出すように可動部材を回転させておく。このようにすることで、ガイド面に嵌入させた分岐線が不本意にガイド面から抜け出そうとするときに、ガイド面から張り出した可動部材の片端部に当接して抜け出しが防止される。このように可動部材に分岐線の抜け出しを防止するストッパーの機能を持たせることで、固定部材での分岐線曲成部の仮保持が安定し、間接活線工法による電線取付作業がより容易になる。
さらに本発明においては、電線把持部の可動部材と連結ボルトの頭部の間に、連結ボルトを軸方向に附勢する弾性部材を介挿することができる。この弾性部材はコイルばね、皿ばねなどで、連結ボルトを間接活線工具で緩めたとき、可動部材が固定部材に対して自由に動くのを阻止して、間接活線工具を使用した作業をやり易くする。
また、本発明においては、分岐線支持構体における電線把持部を、電柱の腕金に設置される電線支持碍子に設けることができる。さらには、分岐線支持構体における電線把持部を、電柱の腕金に設置される限流素子内蔵型電線支持碍子の分岐線に電気的かつ機械的に接続される接続金具に設けることができる。
ここで、電線支持碍子は、中実の絶縁性碍子を備えたピン碍子や、中空の絶縁性碍子に限流素子などを内蔵させた碍子が適用できる。限流素子を内蔵させる中空の碍子は、セラミック碍子や樹脂碍子、ガラス繊維やセラミック繊維を分散させた繊維強化樹脂碍子が適用できる。さらに、樹脂碍子としては、EVA樹脂(好ましくは繊維強化EVA樹脂)碍子、シリコーン樹脂(好ましくは繊維強化シリコーン樹脂)碍子、エポキシ樹脂(好ましくは繊維強化エポキシ樹脂)碍子が適用できる。
分岐線支持構体を装備した限流素子内蔵型電線支持碍子においては、碍子の片端部に固定した接続金具が電柱の腕金に固定されてアースされる。碍子の他端部に固定した接続金具に電線把持部が一体的に設置され、この電線把持部に高圧の送配電線からの分岐線の略U字状に曲げられた曲成部が電気的かつ機械的に支持される。分岐線のU字状曲成部は、分岐線を電線支持碍子に接続する際に間接活線工具で曲げられて、そのまま電線把持部に嵌入され、ボルト締めなどの適宜な手段で固定される。電線把持部で支持された分岐線のU字状曲成部は、対向する左右一対の直線部分とその間の半円弧部分で形成され、左右一対の直線部分の一方が高圧の送配電線側に接続され、他方の直線部分が柱上変圧器保護用カットアウトなどに接続される。高圧の送配電線の風圧振動で分岐線のU字状曲成部の高圧送配電線側直線部分に引張力が作用するが、この引張力は直線部分の軸方向に作用するため、引張力で分岐線が受けるダメージが小さい。そのため、分岐線のU字状曲成部は、送配電線の風圧振動に対する耐電線振動性能に優れたものとなる。この耐電線振動性能は、図9の配線形態における分岐線の場合と同程度か、それ以上となる。
また、本発明においては、電線把持部の可動部材の片端部に、分岐線にその絶縁被覆のみを貫通して電気的接続が可能な刃先ボルトを螺合させると共に、電線支持碍子の電線把持部に支持されたU字状分岐線曲成部の左右一対の直線部分の内の送配電線からの直線部分でない反対側の直線部分に刃先ボルトを電気的接続することができる。
ここでの刃先ボルトは市販品が適用できる。この刃先ボルトは、電線支持碍子の電線把持部に支持されたU字状分岐線曲成部の左右一対の直線部分で、送配電線からの直線部分に電気的接続することもできるが、送配電線からの直線部分と反対側に在る一方の直線部分にのみ電気的接続するほうが、送配電線からの振動により分岐線が受ける機械的ダメージなどの影響をより軽微にする上で有効である。
さらに、本発明においては、限流素子内蔵型電線支持碍子の接続金具と電線把持部およびこの電線把持部で支持されたU字状分岐線曲成部に絶縁カバーを着脱可能に被着し、この絶縁カバーでU字状分岐線曲成部の直線部分から延在する直線状延長部分を保持することができる。
ここでの絶縁カバーは、二枚貝構造の樹脂成形品が適用できる。絶縁カバーは、従来同様に電線支持碍子の充電部を絶縁保護すると共に、電線把持部に支持されたU字状分岐線曲成部の電線把持部から延びる直線部分延長部分を把持して支持する。そのため、高圧の送配電線からの分岐線の電線把持能力が増し、送配電線の風圧振動による耐電線振動性能が一段と良好となる。
また、本発明の場合、複数の電線支持碍子を電柱の同一の腕金に設置し、この複数全ての電線支持碍子のそれぞれの連結ボルト、刃先ボルトの頭部を同一方向に向けて配置すると共に、複数全ての電線支持碍子から送配電線側と反対方向に延びるそれぞれの分岐線を上述の電柱に設置した柱上変圧器に配線することができる。
1本の電柱の1本の腕金に複数の電線支持碍子を設置し、複数全ての電線支持碍子の電線把持部に設けた連結ボルト、刃先ボルトの頭部を同一方向に向けておくことで、電線支持碍子の配線形態がコンパクトなものとなり、高所作業車を使用した電線取付の間接活線作業が容易になり、より安全に行うことができるようになる。
本発明によれば、送配電線からの分岐線を電柱の腕金に設置した分岐線支持構体まで直接的に取回して、U字状に曲成した状態で分岐線支持構体の電線把持部に接続したので、送配電線の風圧振動が分岐線から電線把持部へと伝播して分岐線に引張力が作用しても、この引張力が分岐線のU字状曲成部の一方の直線部に軸方向に作用して、送配電線の風圧振動に対する耐電線振動性能が増すという優れた効果を奏し得る。また、電柱の電線支持碍子に分岐線支持構体を設けることで、高圧の送配電線から分岐線を電線支持碍子に直接的に接続することができ、送配電線と電線支持碍子間の配線形態が簡略化され、高所での間接活線作業を工数少なく高能率で行うことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図8を参照して説明する。
図1〜図7に分岐線支持構体を装備した電線支持碍子20の実施の形態を示し、図8に電線支持碍子20を使用した高圧架空送配電線系の配線形態を示す。図8は図11と同様な配線形態に適用したもので、図11と同一または相当部分には同一符号を付している。
図1に示される電線支持碍子20は腕金2に立設される限流素子内蔵型で、絶縁性の中空碍子21の下部に下部金具22が、上部に接続金具の上部金具23が固定される。碍子21の中に限流素子24が電極と共に密封され、碍子21の側方に放電ギャップ25が形成される。下部金具22が腕金2に固定される。上部金具23は、その頂面に分岐線11を着脱可能にして電気的かつ機械的に支持する分岐線支持構体としての電線把持部30を一体的に備える。電線支持碍子20の電線把持部30を除く部分は、図10の従来品と同様な構造でよい。図1の鎖線で示すように、電線支持碍子20の上部に樹脂製の絶縁カバー50が着脱可能に取り付けられる。
分岐線支持構体を構成する電線把持部30は、高圧の送配電線10から垂下する分岐線11の下端部をU字状に曲げた状態で着脱可能に支持する。電線把持部30は、上部金具23に固定されたT字状金具の固定部材31と、固定部材31に対して上下方向に回転可能に連接されたI字状金具の可動部材32と、可動部材32を固定部材31に可動に連結する連結ボルト33を備える。固定部材31は、送配電線10から垂下する分岐線11の下端部をU字状に曲げた状態で仮保持し、可動部材32は固定部材31に仮保持された分岐線11のU字状曲成部11aを固定部材31に押圧して固定する。可動部材32の片端部に、絶縁電線の分岐線11の絶縁被覆のみを貫通して素線と電気的接触する刃先ボルト34が螺合される。
電線把持部30で支持される分岐線11のU字状曲成部11aは、所定間隔で対向する左右一対の直線部分11bと、左右一対の直線部分11bの間の下向き円弧の半円弧部分11cで形成される。分岐線11は、図示しない間接活線工具で曲げやすい絶縁電線(PDCまたはPDP)が使用され、曲成部11aは間接活線工具を使って曲げられた状態で電線把持部30の固定部材31の前面側に嵌入されて、位置決め仮保持された後で可動部材32にて本固定される。
固定部材31と可動部材32の具体例を図4〜図7に示す。
T字状金具の固定部材31は、上端の水平部分の両端部前面に一対のガイド溝41a、41bを有する。各ガイド溝41a、41bは、分岐線11のU字状曲成部11aの左右一対の直線部分11b、11bがそれぞれ嵌入すると、これを仮保持する部所で、各ガイド溝41a、41bは分岐線11の直径と同程度の幅を有し、分岐線11の直径より少し大きな深さを有する。図7(A)に示すように、ガイド溝41a、41bのそれぞれのエッジは面取り加工で曲面をなすよう仕上げされている。このようなエッジ部分を曲面とすることによって、ガイド溝41a、41bに嵌入した状態で分岐線11が揺れたときの溝エッジ部分近傍での屈曲の度合が、面取り加工されていない場合に比べていちじるしく緩和され、素線の断線のおそれが大幅に軽減される。また、ガイド溝41a、41bのそれぞれの外側内壁面は、分岐線11の左右一対の直線部分11b、11bがその外側にて弾性的に当接する電線係止面42、42として形成される。
また、T字状金具の固定部材31は、そのI字状中央部前面に段差状のガイド面43を有する。ガイド面43は、それに沿って分岐線曲成部11の半円弧部分11cが配置されたとき、この半円弧部分11cをガイドし、半円弧状の形状で保持する部所である。例えば、固定部材31のI字状中央部前面の左右両側に一対の突起部44を突設して、各突起部44の外側面と下面で曲面のガイド面43を形成する。各突起部44は、固定部材31のI字状中央部前面から分岐線11の直径より少し大きめの長さで突出する。
I字状金具の可動部材32は、T字状金具の固定部材31の上部水平部分の前面に取り付けられる横長平板状の止め金具である。可動部材32の中央部に連結ボルト33がコイルばねなどの弾性部材35を介して挿通され、連結ボルト33がT字状金具の固定部材31の中央部に螺合される。この可動部材32の片端部に刃先ボルト34が螺合される。固定部材31の前面で可動部材32は、連結ボルト33を中心に上下に回転可能である。可動部材32の両端部は、固定部材31の左右一対のガイド溝41a、41bと対向可能な間隔に設定される。可動部材32の刃先ボルト34が取り付けられる片端部と反対の端部には、この端部がガイド溝41a、41bのいずれかと対向したときにガイド溝の開口に少し入る電線押え突起36が突設される。連結ボルト33と刃先ボルト34のそれぞれは、間接活線工具でボルト締め作業とボルト緩め作業のし易い六角頭部を有する。図5の分解図に示すように、連結ボルト33は弾性部材35、例えば皿ばね35aとコイルばね35bを介して可動部材32に取り付けられる。弾性部材35は連結ボルト33に軸方向に常時附勢して、ボルト緩め作業時に可動部材32が不本意に回転するのを防止して、間接活線作業を容易にする。刃先ボルト34は、ばね座金37aと平座金37bを介して可動部材32に螺合され、刃先が可動部材32から突出する。
また、図7(A)(B)に示すように、固定部材31の前面で可動部材32を縦長になるよう回転させたとき、その下端部が固定部材31の中央部前面のガイド面43の前方近くに張り出すように、可動部材32の全長が決められる。この可動部材32の下端部は、ガイド面43との間に分岐線11が嵌入できる隙間を形成する。また、可動部材32の下端部は、ガイド面43に嵌入された分岐線11がガイド面43から前方へと抜け出ようとすると係止して、分岐線11の前方への不本意な抜けを阻止するストッパーとして機能する。
電線支持碍子20の電線把持部30に分岐線11は、間接活線工法で次のように取り付けられる。電柱1の腕金2に電線支持碍子20が図6に示す状態にある場合、作業員は高所作業車のバケットに乗って電線支持碍子20に近づき、図示しない長い絶縁棒の先端に装着したボルト専用の間接活線工具で連結ボルト33を緩め、水平な可動部材32を図7に示すように90°回転させる。水平姿勢から90°回転して縦長の鉛直姿勢になった可動部材32の下端部は、固定部材31のガイド面43に張り出す。次に、作業者は高圧の送配電線10から垂下する分岐線11の下端部の離隔した2箇所を間接活線工具で把持し、工具間の分岐線11をU字状にまげて曲成部11aの状態とし、この曲成部11aを固定部材31のガイド溝41a,41bに嵌入させて仮保持させる。具体的には、曲成部11aの半円弧部分11cをガイド面43に沿わせた状態で曲成部11aの左右一対の直線部分11bを対応する左右一対のガイド溝41a、41bに嵌入させる。この間接活線工具を使った電線嵌入操作は、鉛直姿勢の可動部材32の下端部がガイド面43からの曲成部11aの抜けを防止するので、正確にして容易にできる。曲成部11aから間接活線工具を外すと、曲成部11aの弾性復元力で左右一対の直線部分11bが互いに離反する変形をして、各々が対応するガイド溝41a、41bの外側内壁面である電線係止面42、42に圧接し、その押圧力で曲成部11aがガイド面43に沿ってU字状に保形されたままの安定した姿勢で仮保持される。
次に、作業員は鉛直姿勢にある可動部材32を間接活線工具を使って水平姿勢に90°回転させる。可動部材32が水平姿勢に戻ると、両端部が左右一対のガイド溝41a、41bの開口に位置し、片端部の電線押え突起36が一方のガイド溝41aに嵌入した絶縁電線の分岐線11に接近対向し、他端部の刃先ボルト34の刃先が他方のガイド溝41bに嵌入した引出線11に接近対向する。この状態で連結ボルト33を間接活線工具で締め付け、可動部材32を固定部材31に向けて締め付けると、図4に示すように、可動部材32の片端部の電線押さ突起36がガイド溝41aの分岐線11の一方の直線部分11bを押圧してガイド溝41aに固定し、他端部の刃先ボルト34がガイド溝41bの分岐線11の他方の直線部分11bの絶縁被覆に突き刺さる。この刃先ボルト34を間接活線工具で締め付けると、その刃先が直線部分11bの絶縁被覆のみを貫通して素線に電気的接触する。刃先ボルト34と連結ボルト33の頭部を同じサイズの六角頭部に統一すれば、作業員は1種のボルト専用の間接活線工具を使って順番にボルト締めとボルト緩めの間接活線作業が行えて便利である。
また、図8に示すように、電柱1の1本の腕金2に三相3線の高圧送配電線10に対応した3個の電線支持碍子20を設置し、それぞれの連結ボルト33と刃先ボルト34を図8で手前側の同一方向に向けておくと、作業員は図8で手前側の同一方向から各ボルトの高所間接活線作業ができる。つまり、高所作業車を移動させることなく高所間接活線作業が迅速かつ安全にできる。
図1に示すように、電線支持碍子20の電線把持部30に支持された分岐線11のU字状曲成部11aは、送配電線10の風圧振動に対して高い耐電線振動性能を有する。送配電線10の風圧振動で作用する分岐線11への引張力は、U字状分岐線曲成部11aの一方の直線部分11bに軸方向に作用し、この引張力で一方の直線部分11bが上方に引っ張られようとすると、半円弧部分11cが固定部材31のガイド面43に係止する。また、曲成部11aの送配電線側と反対側にあるカットアウト側の直線部分11bからカットアウト6までの分岐線11は短くて、元々に送配電線10の風圧振動による影響を受け難い。従って、送配電線10の風圧振動に対する電線把持部30の電線把持能力が高く、送配電線10の風圧振動に対する分岐線11の耐電線振動性能が高くなる。この耐電線振動性能は、図9の配線形態における耐電線振動性能と同程度かそれ以上であり、以下にはならないことが検証されている。例えば、分岐線11にPDCを使用した断線までの振動試験において、図9と図8の配線形態における断線までの振動回数はほぼ同一であり、分岐線11にPDPを使用した場合の断線までの振動回数は図9の配線形態より図8の配線形態が3〜4%優れる。
送配電線10の風圧振動に対する分岐線11の耐振動性能は、電線支持碍子20の上部に絶縁カバー50を装着すると、なお一層に良好となり、安定したものとなる。この絶縁カバー50は、難燃性ポリエチレンから成る二枚貝構造の樹脂成型品である。図3の鎖線で示すように、絶縁カバー50は、2つの半体51、52を1箇所のヒンジ部55で開閉可能に連結して構成される。2つの半体51、52にそれぞれ把手53,54が突設され、この把手53、54を間接活線工具で把持して半体51、52を開き、電線支持碍子20の上部に移動させて閉じることで、絶縁カバー50が実装される。絶縁カバー50は、電線支持碍子20の電線把持部30から上方に延びるU字状の分岐線曲成部11aの左右一対の直線部分11bと、この直線部分11bから上方に延在する延長部分を各半体51、52の上部で把持して保持する。そのため、高圧の送配電線10の風圧振動に対する耐電線振動性能が絶縁カバー50の補強効果で増大し、分岐線11がなお一層に断線し難くなる。
高圧の送配電線10の風圧振動に対する分岐線11の耐電線振動性能を引張圧縮振動と回転振動で検証した。その結果、分岐線11にPDPを使用したときの分岐線断線までの振動回数は、絶縁カバー50を取り付けることで回転振動は7倍、引張圧縮振動は1.5倍の耐振動性能の向上が検証された。また、分岐線11にPDCを使用したときの分岐線断線までの振動回数は、絶縁カバー50を取り付けることで回転振動は約4倍、引張圧縮振動は約1.2倍の耐振動性能の向上が検証された。
なお、電柱1の腕金2に設置される電線支持碍子20は、その施設場所によっては高圧送配電線側と高圧カットアウト側の電線取回しを変更しなければ施工上または電気絶縁上(線間および対地間の離隔)不具合が発生する場合がある。このような場合は、例えば図7の電線把持部30の鉛直姿勢にある可動部材32を図7で反時計方向に90°回転させて、刃先ボルト34の位置を変更すればよい。また、このように刃先ボルト34の位置が180°変更できるように、固定部材31に対して可動部材32が180°以上の角度で回転できるようにしてある。
以上の実施の形態は、高圧送配電線から引き下げた分岐線(引下線)と電柱の腕金に垂設された電線支持碍子の配線形態に適用したものである。本発明は、このような配線形態に限らず適用できる。例えば、電柱の腕金に横置仕様または斜め置仕様で設置した電線支持碍子に、高圧送配電線からの分岐線を水平方向や斜め方向から引き込んで、U字状に曲成した状態で上記実施の形態と同様な要領で電気的機械的に接続することが可能である。
本発明の実施の形態を示す電線支持碍子の部分断面を含む正面図である。 図1の電線支持碍子の絶縁カバーを装着した部分の正面図である。 図2の部分の平面図である。 図1の電線支持碍子の電線把持部の部分断面を含む拡大平面図である。 図4の電線把持部の分解図である。 (A)と(B)は図4の電線把持部の正面図と側面図である。 (A)と(B)は図4の電線把持部の動作時の正面図と側面図である。 図1の電線支持碍子を電柱に取り付けた高圧架空送配電線系の配線形態を説明するための配置図である。 従来の電線支持碍子を装備した高圧架空送配電系の一般的な配線形態を説明するための配置図である。 従来の電線支持碍子の概要を示す正面図である。 図10の電線支持碍子を電柱に取り付けた高圧架空送配電線系の配線形態の一例を説明するための配置図である。
符号の説明
1 電柱
2 腕金
3 柱上変圧器
6 カットアウト
10 送配電線
11 分岐線
11a U字状曲成部
11b 直線部分
11c 半円弧部分
20 電線支持碍子
21 碍子
22 接続金具、下部金具
23 接続金具、上部金具
24 限流素子
25 放電ギャップ
30 電線把持部
31 固定部材
32 可動部材
33 連結ボルト
34 刃先ボルト
35 弾性部材
42 電線係止面
43 ガイド面
44 突起部
50 絶縁カバー

Claims (9)

  1. 電柱に固定配備され、送配電線からの分岐線を保持する分岐線支持構体であって、
    前記分岐線をU字状に曲成させた状態で把持する電線把持部を有することを特徴とする分岐線支持構体。
  2. 前記電線把持部は、前記分岐線のU字状曲成部の左右一対の直線部分がそれぞれの外側にて当接する電線係止面と、前記U字状曲成部の前記左右一対の直線部分間の半円弧部分をその形状をほぼ保った状態でガイドするガイド面と、を有することを特徴とする請求項1に記載の分岐線支持構体。
  3. 前記電線把持部が、前記電線係止面とガイド面とによって前記分岐線のU字状曲成部を保形して前記分岐線を仮保持する固定部材と、この固定部材で仮保持された前記U字状曲成部を前記固定部材とで把持して固定する可動部材と、を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の分岐線支持構体。
  4. 前記可動部材が、中央部が前記固定部材に連結ボルトで回転可能に連結されるI字状金具で、その長手方向が把持すべき電線とほぼ直交する方向の姿勢のときに両端部が前記電線係止面まで延在し、前記長手方向が把持すべき電線とほぼ平行な方向の姿勢のときに片端部が前記ガイド面から張り出すことを特徴とする請求項3に記載の分岐線支持構体。
  5. 前記連結ボルトの頭部と前記可動部材の間に、連結ボルトを軸方向に附勢する弾性部材を介挿したことを特徴とする請求項4に記載の分岐線支持構体。
  6. 前記電線把持部を、前記電柱に設置される電線支持碍子に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の分岐線支持構体。
  7. 前記電線把持部を、前記電柱に設置される限流素子内蔵型電線支持碍子の前記分岐線に電気的かつ機械的に接続される接続金具に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の分岐線支持構体。
  8. 前記電線把持部における可動部材の片端部に、前記分岐線にその絶縁被覆のみを貫通して電気的接続が可能な刃先ボルトを螺合させると共に、この刃先ボルトを、前記電線把持部に支持されたU字状分岐線曲成部の左右一対の直線部分で、前記送配電線からの直線部分と反対側の直線部分に電気的接続させることを特徴とする請求項7に記載の分岐線支持構体。
  9. 前記接続金具と電線把持部およびこの電線把持部で支持された前記U字状分岐線曲成部に絶縁カバーを着脱可能に被着し、この絶縁カバーで前記U字状分岐線曲成部の直線部分の直線状延長部分を保持することを特徴とする請求項7または8に記載の分岐線支持構体。
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