JP2000314709A - 結晶構造データと構成元素データを同時に計測するシステム及び方法 - Google Patents

結晶構造データと構成元素データを同時に計測するシステム及び方法

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JP2000314709A
JP2000314709A JP11125020A JP12502099A JP2000314709A JP 2000314709 A JP2000314709 A JP 2000314709A JP 11125020 A JP11125020 A JP 11125020A JP 12502099 A JP12502099 A JP 12502099A JP 2000314709 A JP2000314709 A JP 2000314709A
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Masanori Yoshida
正典 吉田
Kenichi Kondo
建一 近藤
Kazutaka Nakamura
一隆 中村
Yasushi Fujimoto
靖 藤本
Hiroshi Tsunemi
博 常深
Masayuki Otani
正之 大谷
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Japan Science and Technology Agency
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未知結晶性試料の結晶構造データ及び構成元
素データを単一の計測で簡便かつ迅速に知ることのでき
る技術を提供する。 【解決手段】 測定すべき試料3に照射するX線ビーム
を出射するX線源1と、該X線源1からのX線ビームを
成形するビーム成形手段2と、測定すべき試料3を保持
する治具と、測定すべき試料3からのX線回折像と、該
試料3に入射したX線により発生する蛍光X線を同時に
入射しうるように配置された直接撮像型X線CCDカメ
ラと、該CCDカメラ内のCCDチップ6に不要な蛍光
X線が入射することを防止する不要蛍光X線除去手段と
を具備し、測定すべき試料3の結晶構造データと構成元
素データを同時に計測することを特徴とする計測システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は未知結晶性試料の結
晶構造と構成元素の同定を簡便かつ迅速に行うシステム
及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】未知の結晶性物質の結晶構造(格子間
隔)を決定する手法には、X線のブラッグ反射を利用し
たX線回折が一般的である。従来の手法によれば、単色
でコリメートされたX線源を未知結晶粉末試料に当て、
X線の試料への入射角度と同一の出射角度の位置にブラ
ッグ反射により得られる回折X線を、エネルギー分解特
性を持たないX線の検出器を備えるとともに該検出器を
駆動させる機構を有する装置により検出し、その検出デ
ータからその未知結晶構造の格子間隔を決定する。
【0003】また、単結晶の方向性(対称性、晶系)に
ついては、背面照射もしくは透過のラウエ法を用いる。
静止する単結晶小片に連続X線の細い平行ビームを当
て、結晶の後方にビームに垂直においたフィルムに回折
像を記録する。それぞれの格子面に対してブラッグ条件
を満足する波長だけが反射されて、ラウエ斑点を与え
る。この斑点の対称性は11種(ラウエ対称)あり、こ
れから晶系(7種)が判別され、点群も4種以内に限定
できる。
【0004】上記の2種類の方法は結晶により回折を受
けたX線の空間的情報(位置情報)を記録することでそ
の計測が可能となることが解る。
【0005】一方、元素分析の手法は様々あるが、非破
壊でなおかつ定量性のある分析を行うのにもやはりX線
が用いられている。蛍光X線分析法と呼ばれる手法であ
る。蛍光X線分析法は、未知物質にX線を照射して、そ
こから発生する特性X線のスペクトルとその強度から物
質中に存在する元素の特定と比率を測定する一つの手法
である。
【0006】ところで、従来はX線回折測定とX線蛍光
測定とはそれぞれ別々に行うのが一般的で、両者を同一
のデバイスで同時に行う手法は存在しなかった。このた
め、未知結晶性物質の結晶構造データと構成元素データ
を調べるために多くの作業が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を解決し、未知結晶性試料の結晶構造
データ及び構成元素データを単一の計測で簡便かつ迅速
に知ることのできるシステム及び方法を提供することを
その課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく、直接撮像型X線CCDカメラを用い、未
知結晶性試料の結晶構造データ及び構成元素データを同
時に測定する手法を鋭意検討したところ、該CCDカメ
ラ本体の構成元素に起因する蛍光X線を除去することで
バックグラウンドノイズを効果的に除去することができ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本
発明によれば、測定すべき試料に照射するX線ビームを
出射するX線源と、該X線源からのX線ビームを成形す
るビーム成形手段と、測定すべき試料を保持する治具
と、測定すべき試料からのX線回折像と、該試料に入射
したX線により発生する蛍光X線を同時に入射しうるよ
うに配置された直接撮像型X線CCDカメラと、該CC
Dカメラ内のCCDチップに不要な蛍光X線が入射する
ことを防止する不要蛍光X線除去手段とを具備し、測定
すべき試料の結晶構造データと構成元素データを同時に
計測することを特徴とする計測システムが提供される。
また、本発明によれば、上記システムを使用し、かつ該
X線源として短パルスもしくは時間的に連続な連続X線
源を用いるとともに、該試料として単結晶試料を用い
て、測定すべき試料の結晶構造データと構成元素データ
を同時に計測することを特徴とする計測方法が提供され
る。また、本発明によれば、上記システムを使用し、か
つ該X線源として短パルスもしくは時間的に連続な連続
X線源を用いるとともに、該試料として粉末結晶試料を
用いて、測定すべき試料の結晶構造データと構成元素デ
ータを同時に計測することを特徴とする計測方法が提供
される。また、本発明によれば、上記システムを使用
し、かつ該X線源として短パルスもしくは時間的に連続
な単色X線源を用いるとともに、該試料として単結晶試
料を用いて、測定すべき試料の結晶構造データと構成元
素データを同時に計測することを特徴とする計測方法が
提供される。また、本発明によれば、上記システムを使
用し、かつ該X線源として短パルスもしくは時間的に連
続な単色X線源を用いるとともに、該試料として粉末結
晶試料を用いて、測定すべき試料の結晶構造データと構
成元素データを同時に計測することを特徴とする計測方
法が提供される。また、本発明によれば、上記システム
を使用し、かつ該X線源として短パルスもしくは時間的
に連続な多色X線源を用いるとともに、該試料として単
結晶試料を用いて、測定すべき試料の結晶構造データと
構成元素データを同時に計測することを特徴とする計測
方法が提供される。さらに、本発明によれば、上記シス
テムを使用し、かつ該X線源として短パルスもしくは時
間的に連続な多色X線源を用いるとともに、該試料とし
て粉末結晶試料を用いて、測定すべき試料の結晶構造デ
ータと構成元素データを同時に計測することを特徴とす
る計測方法が提供される。本明細書において、直接撮像
型X線CCDカメラとは、CCDカメラを冷却し測定時
間内に発生する熱雑音を無視できるレベルまで落として
入射X線のエネルギーをフォトンカウンティングモード
で測定しうるようにしたX線カメラのことをいう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の計測システムは、測定す
べき未知結晶性試料に、短パルスあるいは時間的に連続
的な連続、単色ないし多色のX線源からのビームを照射
し、直接撮像型X線CCDカメラでラウエ像あるいはデ
バイ−シェーラー像からなる通常のX線回折像と得ると
同時に、試料に入射したX線により発生する蛍光X線を
同一の直接撮像型X線CCD上で受光し、従来のように
いくつもの計測を行うことなく、単一の計測により未知
結晶性試料の結晶構造データ及び構成元素データを決定
できるようにしたものである。以下詳述する。
【0010】先ず、本発明の計測システムの原理と計測
方法を具体的に説明する。本発明において、X線による
未知結晶性物質の結晶構造データを取得する方法は従来
のラウエ法もしくはデバイ−シェーラー法からなる通常
のX線回折法による。本発明の計測システムは、少なく
とも、測定すべき試料に照射するX線ビームを出射する
X線源と、該X線源からのX線ビームを成形するビーム
成形手段と、測定すべき試料を保持する治具と、測定す
べき試料からのX線回折像と、該試料に入射したX線に
より発生する蛍光X線を同時に入射しうるように配置さ
れた直接撮像型X線CCDカメラと、該CCDカメラ内
のCCDチップに不要な蛍光X線が入射することを防止
する不要蛍光X線除去手段とを具備して構成される。こ
の計測システムにより、未知結晶性試料の結晶構造デー
タと構成元素データが単一の計測で得られるようにな
る。本発明において、上記CCDチップの単位画素のサ
イズは一辺が4〜25μm程度であり、入射X線のビー
ム径は直径が10〜50μm程度とすることが望まし
い。
【0011】本発明の計測システムの一実施形態である
構成例を図1に示す。図示の測定システムは、X線源
1、コリメータ2、測定試料3、鉛ブロック4、可視光
遮光用ベリリウム窓5、X線CCD6からなる。X線源
1としては、短パルスもしくは時間的に連続的な連続X
線源、単色X線源ないし多色エックス線源を用いること
ができる。いずれを用いるかは、測定すべき試料によ
る。コリメータ2は、X線源1からのX線ビームを所要
の形状に成形するもので、本例では、図2に示すように
鉛ブロック7とタンタルフィルム8からなり、図示のご
とき構造を持ち、1辺が数十μmの正方形のビームを作
り出すことができるようになっている。この正方形の大
きさは半円筒状の鉛ブロックの断面を研磨し、その面の
上に金属薄膜(例ではTa薄膜)を挟み込んだもの2つ
を直角に配置することで作られるので、その金属薄膜の
厚さに依存する。コリメータ2の位置は非常に重要であ
り、CCDカメラ本体に接続され、図示しないX−Yス
テージにより微調整ができる機構を伴う。なお、上記コ
リメータ2はX線ビーム成形手段の一例として説明した
もので、これに限定されるものではない。
【0012】図3にX線CCDカメラ本体の構成図を示
す。X線CCDチップ6には不要な蛍光X線(2次的な
もの)が入らないような構造が必要である。このため、
本例では、カメラ本体の内壁に2mm厚程度の鉛10が
配置され、本体もアルミニウムのような軽元素で作られ
る。CCDチップ6を透過したX線がその背面にある回
路系12の金属により発生する2次的な蛍光X線が入ら
ないようにいわば鉛板11(2mm厚程度)によりCC
Dチップ6を取り囲む様な構造を取る。CCDチップ6
と鉛10の間の接着、ソケット類は軽元素で出来たもの
を用いる。CCDチップ6は可能な限り窓5に近づけて
設置する。
【0013】結晶性の物質が単結晶である場合はラウエ
像、多結晶や結晶粉末である場合はX線CCD6上にデ
バイ−シェラー像が得られる。従って、X線CCD6上
に撮影される画像と試料3までの距離から得られるX線
回折の空間情報から未知結晶性材料の格子定数や対称性
を決定できる。
【0014】X線が入射した材料はそのX線により2次
的な蛍光X線を発生する。蛍光X線とは、材料に入射し
たX線がK殻もしくはL殻に存在する電子を叩き出し、
それに伴って発生する特性的なX線を言う。この場合、
発生する蛍光X線よりも高いエネルギーのX線の入射が
必要となる。このように入射X線を測定したい元素の特
性X線のエネルギーよりも高いエネルギーが存在するよ
うに連続、単色ないしは多色のX線光源を選んでやるこ
とで試料より発生する2次的な蛍光X線を得ることが出
来る。このX線には位置的な情報はなく、均一にCCD
チップ6上に降り注がれる。従って、全体像から入射し
たX線のスペクトルを描き出すことにより試料3より発
生した蛍光X線を特定でき、試料3内部に存在する元素
のデータを得ることが出来る。また、CCDチップ6の
空乏層の厚みを知ることが出来れば元素の含有量を定量
的に示すことも可能である。
【0015】以上のように、本発明のX線計測システム
を用いることで、結晶構造データと構成元素データの2
種類の計測が同時に行われ、簡便かつ迅速に未知結晶性
物質の結晶構造データ並びに構成元素データを得ること
が出来る。
【0016】
【実施例】以下本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。図4に実施例における計測システムの各要素の配
置を示す。本実施例では、タングステンのX線管からの
連続X線を光源として使用した。連続X線光は縦150
μm、横100μmのスリット20(縦スリット20
a、横スリット20b)により100μm×150μm
の短冊形のビームに成形した。成形されたビームは30
〜40mm程度伝播し、試料21に当てた。試料21に
は天然の雲母(KAl2(AlSi310)(OH)2;白
雲母、K(Mg,Fe)3(AlSi310)(OH)2
ソーダ、紅、黒雲母、KMg3(AlSi310)(O
H)2;金雲母をそれぞれ)を用いた。用いた天然雲母の
厚みは数十マイクロメータであった。試料21とベリリ
ウム窓22の間には鉛板23が置かれ、試料21を直進
したX線がCCDチップ24周辺に照射され不要なX線
が発生しないような構造とした。CCDチップ24は直
進光をさける位置にセットした。CCDチップ24の受
光サイズは6mm×6mmとした。
【0017】X線CCDカメラにおいてスペクトル計測
するには25万画素のCCDチップであれば入射光子の
統計的な重なりを除去するために1画面につき1000
個ほどの値に制限される。十分なスペクトルを描くため
には1画面当たり1000個程度の光子数に制限された
画像を複数枚取る必要があり、今回はそれを100枚得
た。図5に100の画像データを重ねたものを示す。1
00μm×150μmの短冊形のビームに起因したラウ
エ像がとらえられているのが解る。
【0018】図6は捕らえられたラウエ像の位置に集め
られたX線のスペクトルを示す。捕らえられた光子数1
00個程度であればその数は少なく、像の領域が小さい
のでスペクトルの形状自体はあまり良くないが、それで
も、ラウエ像位置に集められた光子は特定のエネルギー
(約9.7keV程度)にピークを持つことが解る。ま
た、その約9.7keV程度の光子が集中したことか
ら、その2倍、3倍の所にも同様にピークが現れている
のが解る。従って、結晶光学系の幾何学的配置とラウエ
像上に入射したX線のスペクトルから結晶の構造データ
を得ることが出来る。
【0019】図7は図6で得られたX線スペクトルのピ
ークを示した特定のエネルギー帯域を示すもののみを画
像として浮かび上がらせたものである。特定のエネルギ
ー帯域を選択することにより、多くのラウエパターン像
の内唯一の物が選択されていることが解る。
【0020】図8は撮像した100枚の画像をX線回折
パターンとしてではなく、X線スペクトルとして描き出
したものである。約9.7keVの所に見えるのはラウ
エパターン上のエネルギーを示し、その他にKα特性線
と見られるピークが数種確認できている。特に、カリウ
ム(K)と鉄(Fe)は今回のサンプルの構成元素と考
えられ、照射X線が2次的な蛍光X線を発生してCCD
チップを照らしていることが解る。つまり、このX線ス
ペクトルにより、構成元素の種類を知ることが可能であ
り、また、図3に示す様な不要なX線を十分に遮光する
構造にすることにより、純粋にサンプルからの2次蛍光
X線のみを受光することが可能となるので、構成元素の
定量解析も可能となる。このように、同一のCCD素子
により、結晶構造データと構成元素データが同時に得ら
れることになる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、X線回折法のように複雑で、大きなサイズのゴニ
オ系は必要とならず、非常にコンパクトなポータブル計
測システムにより、結晶構造データと構成元素データが
単一の計測で同時に得ることが可能となる。従って、本
発明の技術は、実験科学研究における測定装置のみなら
ず、鉱山の発掘のための鉱物資源の調査や、NASAの
火星探査に見られるような無人の宇宙探査機に設置し、
未知の惑星の地質分析にも応用が可能な技術である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による計測システムの構成例を示す図で
ある。
【図2】コリメータの説明図である。
【図3】X線CCDカメラ本体の構成図である。
【図4】実施例における計測システムの構成図である。
【図5】撮像した100枚の画像を重ねた図である。
【図6】捕らえられたラウエ像の位置に集められたX線
のスペクトルを示す図である。
【図7】図6で得られたX線スペクトルのピークを示し
た特定のエネルギー帯域を示すもののみを画像として浮
かび上がらせたものを示す図である。
【図8】撮像した100枚の画像をX線スペクトルとし
て描き出した図である。
【符号の説明】
1 エックス線源 2 コリメータ 3 試料 4 鉛ブロック 5 ベリリウム窓 6 X線CCDチップ 7 鉛ブロック 8 タンタルフィルム 10 鉛 11 鉛板 12 回路系 20 スリット 20a 縦スリット 20b 横スリット 21 試料 22 ベリリウム窓 23 鉛 24 CCDチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 建一 東京都目黒区青葉台4−7−19−702 (72)発明者 中村 一隆 神奈川県横浜市中区根岸旭台10−1藤和南 山手ホームズ302号 (72)発明者 藤本 靖 大阪府茨木市島2−14−39島千歳ハイツ 202号 (72)発明者 常深 博 大阪府吹田市千里山西6−26−4 (72)発明者 大谷 正之 大阪府交野市松塚36−14 Fターム(参考) 2G001 AA01 AA09 AA10 BA04 BA19 BA22 DA01 DA02 DA03 DA09 DA10 EA03 HA13 HA20 KA01 KA08 LA03 MA04 MA05 NA09 NA10 NA17 NA21 SA02 SA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定すべき試料に照射するX線ビームを
    出射するX線源と、 該X線源からのX線ビームを成形するビーム成形手段
    と、 測定すべき試料を保持する治具と、 測定すべき試料からのX線回折像と、該試料に入射した
    X線により発生する蛍光X線を同時に入射しうるように
    配置された直接撮像型X線CCDカメラと、 該CCDカメラ内のCCDチップに不要な蛍光X線が入
    射することを防止する不要蛍光X線除去手段とを具備
    し、 測定すべき試料の結晶構造データと構成元素データを同
    時に計測することを特徴とする計測システム。
  2. 【請求項2】 請求項1のシステムを使用し、かつ該X
    線源として短パルスもしくは時間的に連続な連続X線源
    を用いるとともに、該試料として単結晶試料を用いて、
    測定すべき試料の結晶構造データと構成元素データを同
    時に計測することを特徴とする計測方法。
  3. 【請求項3】 請求項1のシステムを使用し、かつ該X
    線源として短パルスもしくは時間的に連続な連続X線源
    を用いるとともに、該試料として粉末結晶試料を用い
    て、測定すべき試料の結晶構造データと構成元素データ
    を同時に計測することを特徴とする計測方法。
  4. 【請求項4】 請求項1のシステムを使用し、かつ該X
    線源として短パルスもしくは時間的に連続な単色X線源
    を用いるとともに、該試料として単結晶試料を用いて、
    測定すべき試料の結晶構造データと構成元素データを同
    時に計測することを特徴とする計測方法。
  5. 【請求項5】 請求項1のシステムを使用し、かつ該X
    線源として短パルスもしくは時間的に連続な単色X線源
    を用いるとともに、該試料として粉末結晶試料を用い
    て、測定すべき試料の結晶構造データと構成元素データ
    を同時に計測することを特徴とする計測方法。
  6. 【請求項6】 請求項1のシステムを使用し、かつ該X
    線源として短パルスもしくは時間的に連続な多色X線源
    を用いるとともに、該試料として単結晶試料を用いて、
    測定すべき試料の結晶構造データと構成元素データを同
    時に計測することを特徴とする計測方法。
  7. 【請求項7】 請求項1のシステムを使用し、かつ該X
    線源として短パルスもしくは時間的に連続な多色X線源
    を用いるとともに、該試料として粉末結晶試料を用い
    て、測定すべき試料の結晶構造データと構成元素データ
    を同時に計測することを特徴とする計測方法。
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