JP2000314501A - 水管ボイラ - Google Patents

水管ボイラ

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JP2000314501A
JP2000314501A JP11123576A JP12357699A JP2000314501A JP 2000314501 A JP2000314501 A JP 2000314501A JP 11123576 A JP11123576 A JP 11123576A JP 12357699 A JP12357699 A JP 12357699A JP 2000314501 A JP2000314501 A JP 2000314501A
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water pipe
cooling water
combustion reaction
pipe row
opening
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Noboru Takubo
昇 田窪
Takanori Tanaka
孝典 田中
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Miura Institute of Research and Development Co Ltd
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Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H1/00Water heaters, e.g. boilers, continuous-flow heaters or water-storage heaters
    • F24H1/22Water heaters other than continuous-flow or water-storage heaters, e.g. water heaters for central heating
    • F24H1/40Water heaters other than continuous-flow or water-storage heaters, e.g. water heaters for central heating with water tube or tubes
    • F24H1/403Water heaters other than continuous-flow or water-storage heaters, e.g. water heaters for central heating with water tube or tubes the water tubes being arranged in one or more circles around the burner
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B21/00Water-tube boilers of vertical or steeply-inclined type, i.e. the water-tube sets being arranged vertically or substantially vertically
    • F22B21/02Water-tube boilers of vertical or steeply-inclined type, i.e. the water-tube sets being arranged vertically or substantially vertically built-up from substantially-straight water tubes
    • F22B21/04Water-tube boilers of vertical or steeply-inclined type, i.e. the water-tube sets being arranged vertically or substantially vertically built-up from substantially-straight water tubes involving a single upper drum and a single lower drum, e.g. the drums being arranged transversely
    • F22B21/06Water-tube boilers of vertical or steeply-inclined type, i.e. the water-tube sets being arranged vertically or substantially vertically built-up from substantially-straight water tubes involving a single upper drum and a single lower drum, e.g. the drums being arranged transversely the water tubes being arranged annularly in sets, e.g. in abutting connection with drums of annular shape
    • F22B21/065Water-tube boilers of vertical or steeply-inclined type, i.e. the water-tube sets being arranged vertically or substantially vertically built-up from substantially-straight water tubes involving a single upper drum and a single lower drum, e.g. the drums being arranged transversely the water tubes being arranged annularly in sets, e.g. in abutting connection with drums of annular shape involving an upper and lower drum of annular shape

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 缶体やバーナ自体の簡易な構成により、さら
なる低NOx化および低CO化の実現を図る。 【解決手段】 複数の第一水管5を環状に配置して第一
水管列6を形成し、この第一水管列6の内側に燃焼室9
を設け、前記第一水管列6の一部に第一開口部7を設
け、前記燃焼室9内の燃焼反応中ガスが存在する領域に
複数の冷却水管10を環状に配置して冷却水管列11を
形成し、隣り合う前記冷却水管10間に燃焼反応中ガス
の流通を許容する隙間12を設け、前記冷却水管列11
と前記第一水管列6との間に燃焼反応を継続して行う領
域13を設け、燃焼反応中ガスが前記各冷却水管10に
対してほぼ均等に接触するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貫流ボイラ,自
然循環式水管ボイラ,強制循環式水管ボイラなどの水管
ボイラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】水管ボイラは、水管によって缶体を構成
したボイラである。前記水管ボイラの缶体構造には、複
数本の水管を環状に配列したものがあり、環状の水管列
で囲まれた円柱状の空間が燃焼室になっている。この燃
焼室内では主に輻射による伝熱が行われ、前記燃焼室よ
りも下流側では主に対流によって伝熱が行われる。
【0003】近年では、このような水管ボイラについて
も一層の低NOx化および低CO化が要望されている。
現状では、低NOx化については、既存の缶体に低NO
xバーナを取り付けたり、排ガス再循環装置を取り付け
ることによって対処しており、また低CO化について
は、燃焼装置の燃焼状態を調整することによって対処し
ている。しかし、環境問題に対する認識の高まりととも
に、さらなる低NOx化および低CO化が要求されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、缶体やバーナ自体の簡易な構成により、
さらなる低NOx化および低CO化の実現を図ることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の第一水管を環状に配置して第一水管列を形成
し、この第一水管列の内側に燃焼室を設け、前記第一水
管列の一部に第一開口部を設け、前記燃焼室内の燃焼反
応中ガスが存在する領域に複数の冷却水管を環状に配置
して冷却水管列を形成し、隣り合う前記冷却水管間に燃
焼反応中ガスの流通を許容する隙間を設け、前記冷却水
管列と前記第一水管列との間に燃焼反応を継続して行う
領域を設け、燃焼反応中ガスが前記各冷却水管に対して
ほぼ均等に接触するように構成したことを特徴としてい
る。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記第一開口部
に対面する前記隙間を所定数塞いだことを特徴としてい
る。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記第一開口部
に近い方の前記隙間の幅を前記第一開口部から遠い方の
前記隙間の幅より小さくしたことを特徴としている。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記燃焼室へ向
けて配置したバーナの中心を、前記冷却水管列の中心に
対して前記第一開口部から離れる方へ偏心させたことを
特徴としている。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記燃焼室へ向
けて配置したバーナの軸線を、前記第一開口部から離れ
る方へ傾斜させたことを特徴としている。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記冷却水管列
を複数の水管列で構成したことを特徴としている。
【0011】さらに、請求項7に記載の発明は、前記第
一水管列の外側に複数の第二水管を環状に配置して第二
水管列を形成し、この第二水管列の一部に第二開口部を
設け、前記第一水管列と前記第二水管列との間にガス流
路を設けたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は、多管式の水管ボイラ
として実施され、蒸気ボイラや温水ボイラのほか、熱媒
を加熱する熱媒ボイラなどに適用される。
【0013】複数の第一水管を環状に配置することによ
り、第一水管列が構成され、この第一水管列の内側に燃
焼室が形成されている。前記第一水管列の一部に、第一
開口部が設けられている。この第一開口部は、周方向に
適宜な幅を有する単一の開口部とする他、1本または2
本の前記第一水管を間に設けて複数の開口部に分割した
構成とすることもできる。前記燃焼室内の燃焼反応中ガ
スが存在する領域に、複数の冷却水管が環状に配置さ
れ、冷却水管列が構成されている。隣り合う前記冷却水
管間に、燃焼反応中ガスの流通を許容する隙間が形成さ
れている。前記燃焼反応中ガスは、火炎を含み、燃焼反
応が生じている最中の高温のガスである。すなわち、前
記冷却水管は、火炎中に配置され、火炎に接触してい
る。前記冷却水管列と前記第一水管列との間には、燃焼
反応を継続して行う領域が設けられている。
【0014】前記燃焼室内において、燃焼反応中ガスは
前記第一開口部へ向かって流れようとするため、前記第
一開口部に近い方の前記冷却水管に接触する燃焼反応中
ガスの量が多くなり、前記第一開口部から遠い方の前記
冷却水管に接触する燃焼反応中ガスの量が少なくなる傾
向があるが、この発明の水管ボイラは、次のようにし
て、燃焼反応中ガスが前記各冷却水管に対してほぼ均等
に接触するように構成されている。
【0015】まず、前記冷却水管の配置の工夫について
説明する。前記冷却水管の前記隙間のうち、前記第一開
口部に対面する前記隙間を所定数塞いだ構成とする。ま
た、前記冷却水管の前記隙間のうち、前記第一開口部に
近い方の前記隙間の幅を、前記第一開口部から遠い方の
前記隙間の幅より小さくした構成とする。これらの構成
により、燃焼反応中ガスが前記第一開口部へ向かって短
絡的に流れるのが抑制され、燃焼反応中ガスは前記各冷
却水管に対してほぼ均等に接触する。
【0016】つぎに、前記燃焼室へ向けて設けられたバ
ーナの配置の工夫について説明する。前記バーナの中心
を、前記冷却水管列の中心に対して前記第一開口部から
離れる方へ偏心させた構成とする。また、前記バーナの
軸線を、前記第一開口部から離れる方へ傾斜させた構成
とする。これらの構成により、前記冷却水管の配置に対
する燃焼反応中ガスの広がり方の偏りが抑制され、燃焼
反応中ガスが前記各冷却水管に対してほぼ均等に接触す
る。
【0017】前記燃焼室内における燃焼反応中ガスの流
れおよび反応について、詳細に説明する。前記燃焼室内
で燃料が燃焼することによって発生した燃焼反応中ガス
は、前記冷却水管によって冷却されて、その温度が低下
し、サーマルNOxの生成が抑制される。燃焼反応中ガ
スは、前記冷却水管間の前記隙間を流れるので、前記冷
却水管の表面全体と接触して冷却される。ゼルドビッチ
(Zeldovich)機構で説明されるように、サーマルNO
xは、燃焼反応温度が高いほどその生成速度が著しく増
えて生成量も増加するが、燃焼反応温度が低いほどその
生成速度が減って生成量が減少し、特に燃焼反応温度が
1400℃以下の場合には、サーマルNOxの生成速度
は著しく遅くなる。そこで、燃焼反応温度が1400℃
以下になるように、前記冷却水管の本数や伝熱面積が設
定される。前記冷却水管列を複数の水管列で構成する
と、単位空間当たりの伝熱面積が増大し、冷却によるN
Ox低減の効果が向上する。
【0018】前記冷却水管間の前記隙間を通過した燃焼
反応中ガスは、前記冷却水管列と前記第一水管列との間
の領域で、燃焼反応が継続して行われ、CO,HCなど
の燃焼反応の中間生成物や燃料の未燃分の燃焼反応が行
われる。燃焼反応中ガスに残留するCOがCO2に酸化
されるため、ボイラからのCOの排出量が少なくなる。
【0019】上述のように、燃焼反応中ガスが前記各冷
却水管に対してほぼ均等に接触するように構成すること
により、前記各冷却水管において、冷却によるNOx低
減の効果がほぼ均等に得られる。したがって、冷却のバ
ラツキが生じた場合に発生する、冷却不足によるNOx
の増大や、過度の冷却によるCOの増大を防止すること
ができる。
【0020】前記第一水管列の外側に、複数の第二水管
を環状に配置して第二水管列を構成することは、実施に
応じて好適である。前記第一水管列と前記第二水管列と
の間にガス流路が形成され、前記第二水管列の一部に第
二開口部が設けられる。この第二開口部は、前記第一開
口部と同様、単一の開口部とする他、複数の開口部によ
り構成することもできる。前記燃焼室内では、輻射伝熱
および対流伝熱が行われる。燃焼反応がほぼ完了したガ
スは、前記第一開口部から前記ガス流路へ流入し、前記
ガス流路で主に対流伝熱が行われる。前記第二水管列を
設けることにより、伝熱量を増大させることができる。
燃焼反応完了ガスは、前記第二開口部から外部へ排出さ
れる。
【0021】
【実施例】以下、この発明を多管式の貫流ボイラに適用
した第一実施例について、図1および図2を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の第一実施例における縦
断面説明図、図2は、図1のII−II線における横断面説
明図である。
【0022】ボイラの缶体1は、所定の距離を離して配
置した上部管寄せ2および下部管寄せ3を備えている。
これらの上部管寄せ2および下部管寄せ3の外周間に
は、外壁4が配置されている。
【0023】前記上部管寄せ2と前記下部管寄せ3との
間には、複数(第一実施例では29本)の第一水管5が
環状に配置されている。これらの第一水管5は、環状の
第一水管列6を構成し、前記各第一水管5の上下端部
は、前記上部管寄せ2および前記下部管寄せ3にそれぞ
れ接続されている。この第一水管列6は、その一部に第
一開口部7を備えている。前記各第一水管5間には、前
記第一開口部7を除いて、第一縦ヒレ部材8,8,…が
設けられ、前記各第一水管5は前記各第一縦ヒレ部材8
でそれぞれ連結されている。
【0024】前記第一水管列6の内側に、燃焼室9が形
成されている。この燃焼室9内の燃焼反応中ガスが存在
する領域(以下、「燃焼反応領域」という)に、複数
(第一実施例では12本)の冷却水管10が環状に配置
されている。これらの冷却水管10は、環状の冷却水管
列11を構成し、前記各冷却水管10の上下端部は、前
記上部管寄せ2および前記下部管寄せ3にそれぞれ接続
されている。この第一実施例に示す前記冷却水管列11
は、1つの環状水管列で構成され、前記第一開口部7に
対面する前記冷却水管10が、所定本数(第一実施例で
は5本)密接して配置されている。これらの密接して配
置された冷却水管10を除いて、隣り合う前記冷却水管
10間に、燃焼反応中ガスの流通を許容する隙間12が
形成されている。
【0025】前記第一水管列6と前記冷却水管列11と
の間には、COやHCのような燃焼反応の中間生成物お
よび燃料の未燃分の燃焼反応が継続して行われる領域
(以下、「燃焼反応継続領域」という)13が設けられ
ている。この燃焼反応継続領域13内には、前記第一水
管5のような熱を吸収する部材は存在しない。
【0026】前記第一水管列6の外側に、複数(第一実
施例では28本)の第二水管14が環状に配置されてい
る。これらの第二水管14は、環状の第二水管列15を
構成し、前記各第二水管14の上下端部は、前記上部管
寄せ2および前記下部管寄せ3にそれぞれ接続されてい
る。前記第二水管列15は、その一部に第二開口部16
を備えている。この第二開口部16は、前記第一水管列
6の前記第一開口部7に対して約180度反対側に設け
られている。前記各第二水管14間には、前記第二開口
部16を除いて、第二縦ヒレ部材17,17,…が設け
られ、前記各第二水管14は前記各第二縦ヒレ部材17
でそれぞれ連結されている。前記第一水管列6と前記第
二水管列15との間には、燃焼反応が完了したガスが流
通するガス流路18が形成されている。このガス流路1
8は、前記第一開口部7を介して前記燃焼室9と連通し
ている。
【0027】前記第一水管5および前記第二水管14に
おける前記ガス流路18側の伝熱面には、複数の横ヒレ
部材19が多段状に設けられている。この横ヒレ部材1
9は、前記ガス流路18における伝熱量を増大させるた
めに設けられている。前記ガス流路18における下流側
では、ガス温度が低下してガスの体積が減少しガス流速
が低下するため、上流側と比較して伝熱量が減少する
が、前記横ヒレ部材19を設けることにより、下流側に
おける伝熱量を増大させることができる。また、前記ガ
ス流路18におけるガス温度は上流側ほど高温で、前記
第一水管5および前記第二水管14における伝熱負荷も
上流側ほど高くなる。そのため、前記横ヒレ部材19
は、前記第一開口部7から所定本数の前記第一水管5お
よび前記第二水管14には設けないで、上流側における
伝熱負荷が高くなり過ぎないようにしている。
【0028】前記燃焼室9の上方には、バーナ20が取
り付けられている。このバーナ20は、前記上部管寄せ
2の内方中央部から前記燃焼室9へ向けて挿入されてい
る。前記バーナ20の軸線21と前記第一水管5とは、
ほぼ平行になっている。前記バーナ20は、液体燃料と
気体燃料とを択一的に切り替えて使用するバーナであ
る。前記バーナ20には、液体燃料供給ライン22およ
び気体燃料供給ライン23が接続されている。燃料切替
手段として、前記液体燃料供給ライン22に液体燃料弁
24が設けられ、前記気体燃料供給ライン23に気体燃
料弁25が設けられている。また、前記バーナ20は、
ウインドボックス26および送風機27を備えている。
【0029】前記バーナ20によって、前記燃焼室9内
には燃焼反応領域が形成されるが、この燃焼反応領域の
うちの火炎が存在する領域(以下、「火炎存在領域」と
いう)に、前記各冷却水管10がそれぞれ配置されてい
る。また、前記各冷却水管10は、接触後の燃焼反応中
ガスの温度が1400℃以下となるように、その本数お
よび伝熱面積などが設定されている。
【0030】前記外壁4には、煙突28が設けられてい
る。この煙突28は、前記第二開口部16を介して前記
ガス流路18と連通している。
【0031】以上の構成の貫流ボイラにおいて、前記バ
ーナ20を作動させると、前記燃焼室9内には燃焼反応
中ガスが発生する。この燃焼反応中ガスの燃焼反応の初
期においては、燃料の分解が行われ、この後分解した燃
料と酸素が活発に反応する。そして、つぎの段階では、
この際の燃焼反応で生じたCOやHCのような中間生成
物がさらに反応し、そして燃焼反応が終った燃焼反応終
了ガスは、排ガスとして外部へ排出される。前記燃焼反
応が活発に行われている領域では、通常火炎が生じる。
【0032】燃焼反応中ガスは、前記冷却水管列11の
中心部をそのほぼ軸線方向に、前記下部管寄せ3側へ向
けて広がりながら流動し、前記隙間12から前記燃焼反
応継続領域13へ流入する。したがって、火炎は、図1
に示すように、燃焼反応中ガスの流動に伴って、前記冷
却水管列11の外側にまで形成される。そのため、前記
各冷却水管10は、前記燃焼反応領域中の前記火炎存在
領域内に位置する。そして、この火炎を生じている燃焼
反応中ガスは、前記隙間12を通過する際に前記各冷却
水管10内部の被加熱流体との間で熱交換を行う。この
熱交換により、燃焼反応中ガスは急激に冷却されて温度
が低下するため、サーマルNOxの発生が抑制される。
【0033】燃焼反応中ガスが前記冷却水管10に接触
する際、前記第一開口部7に対面する側に配置された前
記冷却水管10の密接配置により、燃焼反応中ガスが前
記第一開口部7へ向かって短絡的に流れるのが抑制され
る。すなわち、前記第一開口部7に近い側の前記冷却水
管10に接触する燃焼反応中ガスの量が多く、前記第一
開口部7から遠い側の前記冷却水管10に接触する燃焼
反応中ガスの量が少なくなることがなく、燃焼反応中ガ
スは前記各冷却水管10にほぼ均等に接触する。したが
って、燃焼反応中ガスの冷却に偏りがなくなり、冷却不
足の部分が生じることによるNOxの増大が防止される
とともに、冷却過多の部分が生じることによるCOの増
大が防止される。
【0034】前記隙間12を通過した燃焼反応中ガス
は、前記燃焼反応継続領域13内を流れるが、燃焼反応
中ガスが前記第一開口部7に到達するまでは、前記冷却
水管10のような熱交換を行う部材との接触がほとんど
なく、燃焼反応中ガスは比較的高温度を維持した状態で
流れる。そのため、燃焼反応中ガスは、燃焼反応を継続
しながら前記燃焼反応継続領域13を流れ、その間にC
OからCO2への酸化反応が促進される。前記燃焼反応
継続領域13内では、前記酸化反応のほか、前記中間生
成物や燃料の未燃分などの酸化反応も行われる。
【0035】燃焼反応中ガスが前記燃焼反応継続領域1
3内を流れる際、COからCO2への酸化反応を確実に
生じさせるためには、燃焼反応中ガスの温度を所定温度
以上に保つと同時に、所定時間以上の反応時間が必要で
ある。前記第一実施例によれば、前記第一開口部7に対
面する側に配置された前記冷却水管10の密接配置によ
り、燃焼反応中ガスが前記第一開口部7へ向かって短絡
的に流れるのが防止され、燃焼反応中ガスは前記燃焼反
応継続領域13内の比較的長い距離を流れる。したがっ
て、充分な反応時間が得られ、前記燃焼反応継続領域1
3内においてCOからCO2への酸化反応を確実に生じ
させることができる。
【0036】そして、燃焼反応中ガスは、燃焼反応をほ
ぼ終了した高温のガスとなり、前記第一開口部7を通っ
て前記ガス流路18へ流入する。この際、燃焼反応完了
ガスは二方向に分かれて前記ガス流路18へ流入する。
燃焼反応完了ガスが前記ガス流路18を通過する際、熱
が前記各第一水管5および前記各第二水管14内の被加
熱流体に伝えられる。前記第二開口部16で合流した燃
焼反応完了ガスは、前記煙突28から排ガスとして外部
へ排出される。
【0037】前記各冷却水管10,前記各第一水管5お
よび前記各第二水管14内の被加熱流体は、加熱されな
がら上昇し、前記上部管寄せ2から蒸気として取り出さ
れる。
【0038】前記第一実施例の貫流ボイラについてさら
に具体的に説明する。前記第一実施例は、蒸発量が毎時
3000kgの貫流ボイラとして実施したものである。前
記各冷却水管10,前記各第一水管5および前記各第二
水管14の外径は約60mmである。前記バーナ20から
発せられる火炎の温度は、約1800℃であり、前記各
冷却水管10による冷却によって火炎の温度は約110
0℃まで低下する。この温度は、サーマルNOxの生成
量が大幅に少なくなる温度(約1400℃)以下であ
る。そのため、NOxの排出量の少ない貫流ボイラとす
ることができる。ちなみに、前記第一実施例の貫流ボイ
ラのNOxの排出量は、O20%換算で30ppm程度であ
る。そして、前記温度は、COからCO2への酸化反応
が活発に行われる温度(約800℃)以上である。その
ため、前記燃焼反応中ガスが、前記燃焼反応継続領域1
3内を流通する際に、COからCO2への酸化反応が活
発に行われることになり、COの排出量の少ない貫流ボ
イラとすることができる。前記第一実施例の貫流ボイラ
のCOの排出量は、15ppm程度である。
【0039】以上のように、前記第一実施例の貫流ボイ
ラにおいては、前記冷却水管列11の前記隙間12から
流出した燃焼反応中ガスの温度を約1100℃に制御し
ているが、低NOx化および低CO化の要求の度合に応
じて800〜1400℃の範囲内に制御する。前記隙間
12から流出する燃焼反応中ガスの温度は、低NOx化
の観点からはなるべく低い方が好ましく、低CO化の観
点からはなるべく高い方が好ましい。この点において、
前記温度は900〜1300℃の範囲とするのがより好
ましい。
【0040】前記バーナ20は、特定の形式のものに限
らず、各種の形式のバーナを用いることができる。たと
えば、予混合式バーナや先混合式バーナ(拡散燃焼式バ
ーナともいう)のほか、気化燃焼式バーナなど、各種の
バーナを適用できる。
【0041】つぎに、前記冷却水管10の配置に関する
他の実施例について、図3〜図5を参照しながら説明す
る。図3〜図5においては、冷却水管列11および第一
水管列6だけを図示し、他の構成の図示は省略してい
る。また、以下の各実施例の説明では、前記第一実施例
と同様の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳
細説明を省略する。
【0042】図3に示す第二実施例では、冷却水管列1
1が1つの環状水管列で構成され、各冷却水管10間の
隙間12のうち、第一開口部7に対面する前記隙間12
が、所定数(第二実施例では2つ)閉塞部材29で塞が
れている。すなわち、前記各冷却水管10はほぼ真円状
にかつほぼ等間隔で配置され、前記隙間12のうち前記
第一開口部7に近い前記隙間12が、前記閉塞部材29
で塞がれている。前記閉塞部材29を設けることによ
り、燃焼反応中ガスが前記第一開口部7へ向けて短絡的
に流れるのが抑制され、燃焼反応中ガスが前記各冷却水
管10にほぼ均等に接触する。したがって、前記第一実
施例と同様の低NOx化および低CO化の効果が得られ
る。
【0043】図4に示す第三実施例では、冷却水管列1
1が1つの環状水管列で構成され、各冷却水管10間の
隙間12のうち、第一開口部7に近い方の前記隙間12
の幅が前記第一開口部7から遠い方の前記隙間12の幅
より小さくなっている。すなわち、前記第一開口部7に
近い方の前記隙間12の幅Aが、前記第一開口部7から
遠い方の前記隙間12の幅Bの約1/3になっている。
前記幅Aを前記幅Bより小さくすることにより、前記第
一開口部7へ向けて短絡的に流れる燃焼反応中ガスの量
が少なくなり、燃焼反応中ガスが前記各冷却水管10に
ほぼ均等に接触する。したがって、前記第一実施例と同
様の低NOx化および低CO化の効果が得られる。図示
した実施例では、前記隙間12の幅として、前記幅Aお
よび前記幅Bの2種類を設定しているが、3種類以上設
定してもよく、前記隙間12の幅を前記第一開口部7か
らの距離に応じて比例的に設定することもできる。
【0044】図5に示す第四実施例では、冷却水管列1
1が、内側冷却水管列30および外側冷却水管列31の
2つの環状水管列で構成されている。前記内側冷却水管
列30は、前記第一実施例と同様に、第一開口部7に対
面する側に配置された冷却水管10が所定本数密接配置
されている。前記外側冷却水管列31の前記各冷却水管
10は、前記内側冷却水管列30の各隙間12に対面し
てそれぞれ配置され、前記内側冷却水管列30の前記冷
却水管10と前記外側冷却水管列31の前記冷却水管1
0との間にも、燃焼反応中ガスの流通を許容する隙間1
2が形成されている。これらの構成により、燃焼反応中
ガスが前記第一開口部7へ向けて短絡的に流れるのが抑
制され、燃焼反応中ガスが前記各冷却水管10にほぼ均
等に接触して、前記第一実施例と同様の低NOx化およ
び低CO化の効果が得られる。また、前記冷却水管列1
1における単位空間当たりの伝熱面積が増大して、冷却
によるNOx低減の効果が向上する。実施に応じて、前
記内側冷却水管列30として前記第二実施例または前記
第三実施例の構成を適用することもできる。
【0045】さらに、前記バーナ20の配置に関する他
の実施例について、図6および図7を参照しながら説明
する。図6においては、冷却水管列11および第一水管
列6だけを図示し、他の構成の図示は省略している。図
7においては、バーナ20の詳細な構成の図示は省略し
ている。また、以下の各実施例の説明では、前記第一実
施例と同様の構成部材には同一の参照番号を付して、そ
の詳細説明を省略する。
【0046】図6に示す第五実施例では、冷却水管列1
1の中心に対して、バーナ20の中心が第一開口部7か
ら離れる方へ偏心して配置されている。燃焼反応中ガス
の広がり方には、前記第一開口部7へ向かう偏りが発生
しやすいが、前記バーナ20の中心を偏心させて配置す
ることにより、燃焼反応中ガスの各冷却水管10に対す
る接触量の偏りが抑制され、燃焼反応中ガスが前記各冷
却水管10に対してほぼ均等に接触する。したがって、
前記第一実施例と同様の低NOx化および低CO化の効
果が得られる。図示した実施例では、前記各冷却水管1
0はほぼ真円状にかつほぼ等間隔で配置されているが、
前記第一実施例,前記第二実施例,前記第三実施例また
は前記第四実施例に示す前記冷却水管10の配置も適用
することができる。
【0047】図7に示す第六実施例では、バーナ20の
軸線21が、第一開口部7から離れる方へ傾斜してい
る。傾斜角θは約5度に設定されている。燃焼反応中ガ
スの広がり方には、前記第一開口部7へ向かう偏りが発
生しやすいが、前記バーナ20の前記軸線21を傾斜さ
せることにより、燃焼反応中ガスの各冷却水管10に対
する接触量の偏りが抑制され、燃焼反応中ガスが前記各
冷却水管10に対してほぼ均等に接触する。したがっ
て、前記第一実施例と同様の低NOx化および低CO化
の効果が得られる。
【0048】さらに、前記ガス流路18の他の実施例に
ついて、図8を参照しながら説明する。前記第一実施例
と同様の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳
細説明を省略する。図8に示す第七実施例においては、
ガス流路18が第一開口部7の出口部で二方向に分岐せ
ずに、一方向のみへ流れる構成になっている。前記第一
開口部7近傍で、第一水管列6と第二水管列15とが隔
壁部材32により連結され、前記ガス流路18は、前記
隔壁部材32の一方側から始まり他方側で終わる構成に
なっており、前記第一水管列6の外側を一周している。
冷却水管列11の構成は前記第一実施例と同様で、低N
Ox化および低CO化の効果も前記第一実施例と同様で
ある。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、水管
配置およびバーナ配置の工夫による簡易な構成により、
一層の低NOx化および低CO化を達成し、環境問題に
対応したクリーンな排ガスの水管ボイラを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における第一実施例の縦断面の説明図
である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面の説明図である。
【図3】この発明における第二実施例の説明図で、冷却
水管の配置例を概略的に示す横断面の説明図である。
【図4】この発明における第三実施例の説明図で、冷却
水管の配置例を概略的に示す横断面の説明図である。
【図5】この発明における第四実施例の説明図で、冷却
水管の配置例を概略的に示す横断面の説明図である。
【図6】この発明における第五実施例の説明図で、バー
ナの配置例を概略的に示す横断面の説明図である。
【図7】この発明における第六実施例の説明図で、バー
ナの配置例を概略的に示す縦断面の説明図である。
【図8】この発明における第七実施例の説明図で、ガス
流路の構成例を示す横断面の説明図である。
【符号の説明】 5 第一水管 6 第一水管列 7 第一開口部 9 燃焼室 10 冷却水管 11 冷却水管列 12 隙間 13 燃焼反応継続領域 14 第二水管 15 第二水管列 16 第二開口部 18 ガス流路 20 バーナ 21 軸線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月20日(2000.4.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第一水管5を環状に配置して第一
    水管列6を形成し、この第一水管列6の内側に燃焼室9
    を設け、前記第一水管列6の一部に第一開口部7を設
    け、前記燃焼室9内の燃焼反応中ガスが存在する領域に
    複数の冷却水管10を環状に配置して冷却水管列11を
    形成し、隣り合う前記冷却水管10間に燃焼反応中ガス
    の流通を許容する隙間12を設け、前記冷却水管列11
    と前記第一水管列6との間に燃焼反応を継続して行う領
    域13を設け、燃焼反応中ガスが前記各冷却水管10に
    対してほぼ均等に接触するように構成したことを特徴と
    する水管ボイラ。
  2. 【請求項2】 前記第一開口部7に対面する前記隙間1
    2を所定数塞いだことを特徴とする請求項1に記載の水
    管ボイラ。
  3. 【請求項3】 前記第一開口部7に近い方の前記隙間1
    2の幅を前記第一開口部7から遠い方の前記隙間12の
    幅より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の水
    管ボイラ。
  4. 【請求項4】 前記燃焼室9へ向けて配置したバーナ2
    0の中心を、前記冷却水管列11の中心に対して前記第
    一開口部7から離れる方へ偏心させたことを特徴とする
    請求項1に記載の水管ボイラ。
  5. 【請求項5】 前記燃焼室9へ向けて配置したバーナ2
    0の軸線21を、前記第一開口部7から離れる方へ傾斜
    させたことを特徴とする請求項1に記載の水管ボイラ。
  6. 【請求項6】 前記冷却水管列11を複数の水管列で構
    成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の水管ボイラ。
  7. 【請求項7】 前記第一水管列6の外側に複数の第二水
    管14を環状に配置して第二水管列15を形成し、この
    第二水管列15の一部に第二開口部16を設け、前記第
    一水管列6と前記第二水管列15との間にガス流路18
    を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の水管ボイラ。
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