JP2000313334A - 鉄道車両の連結装置 - Google Patents

鉄道車両の連結装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結器又は緩衝装置の使用限度を超えるよう
な衝突衝撃力を適切にリリースすることにより、車体の
損傷を低く抑えるようにした鉄道車両の連結装置を提供
する。 【解決手段】 連結器10は車体1の前端部に設けら
れ、緩衝装置23は連結器10と枕はり3間に設けられ
ている。連結器10と緩衝装置23間には、上下・左右
に首振り可能な回動連結機構18が設けられている。回
動連結機構18は、スロープ部材21とクラッシャ13
を備えている。スロープ部材21の後端は緩衝装置23
に連結され、スロープ部材21の前端はクラッシャ13
を介して連結器10に取り付けられている。スロープ部
材21及び緩衝装置23の外側には、衝撃吸収部材20
が設けられている。この衝撃吸収部材20は、緩衝装置
23と平行に設置された箱状部材である。同衝撃吸収部
材20は、圧縮されて塑性変形する部材からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2台の鉄道車両を
相互に連結する鉄道車両の連結装置に関する。特には、
連結器又は緩衝装置の使用限度を超えるような衝突衝撃
力を適切にリリースすることにより、車体の損傷を低く
抑えるようにした鉄道車両の連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鉄道車
両を連結する際は、車両連結器に連結器作用力(以下、
自連力という)が掛かる。この自連力のピーク値を低減
するため、車両連結器には車両連結器用緩衝器が備えら
れている。
【0003】図13及び図14は、従来の車両連結器及
び緩衝器の一例を示す一部断面下面図及び一部断面側面
図である。この連結器105は、主として在来線の電車
に広く用いられている密着式連結器である。同連結器1
05は、突起状の頭部106と角形中空の胴部107を
備えている。胴部107の内部には回転錠(図示され
ず)が設けられている。この回転錠は、ばね等により軸
心に対して約45°の角度でセットされている。このよ
うな連結器105は、相手方の連結器の頭部が接近し、
さらに進んで連結面108同士が密着すると同時に、回
転錠同士が相手方の頭部内側に噛み合って連結される。
連結の解除は、解放ハンドル(手動式)や空圧シリンダ
(自動式)により行われる。
【0004】一方、ゴム緩衝器110は、電車(フレー
ム)101の端部下方に固定されている。このゴム緩衝
器110の端部には、直交配置されたピン102、10
3及びピン継手104を介して車両連結器105が連結
されている。ゴム緩衝器110は、両面に長方形のゴム
製突起を接着した鋼板(パッド)111を積層して枠1
12に納めたもので、ゴムの圧縮変形により車両連結器
105に掛かる衝撃を吸収する。このような構成のゴム
緩衝器110は、構造が簡単で安価なことから広く用い
られている。ゴム緩衝器110は、一般に、変位の増加
とともに剛性が高くなる緩衝器変位−緩衝器力(δ−
F)特性を示す。
【0005】ところで、車両が他の車両に誤って衝突し
た際には、一般に車両最前方の車体が後方の車体よりも
破損規模が大きい。一方、衝突した車両の速度が大きい
場合の方が低い場合よりも破損規模が大きい。このた
め、衝突に関する対策は、詳細には車体部位や衝突時の
状況により、幾つかの異なった手段がある。しかしなが
ら、比較的小規模の衝突であっても、車体の破損を完全
に回避するのはほとんど不可能である。したがって、車
両衝突時においては、車体の破損箇所を限定して衝撃を
吸収し、いかにして乗客、乗務員に与える衝撃を緩和す
るかが重要な問題となる。
【0006】上記した車両衝突の状態を図9〜図12を
参照して説明する。図9の(A)に示すように、右側の
止まっている車両に対して、左側の車両が近づいてい
る。この状態から、図9の(B)に示すように、衝突が
生じたとする。すると、図9の(C)に示すように、走
行していた左側の車両においては、連結されている後側
の各車体の例えば前側が浮き上がる方向の力を受けた状
態となる。このとき、図9の(D)に示すように、隣り
合う車体同士を連結する連結器は突っ張った状態にな
る。このような連結器の突っ張りにより問題となるの
は、連結器周辺の車体構造部材が局部的に大きく変形し
て、客室の空間がつぶされてしまうような事態である。
【0007】連結器の突っ張りが生じると、車両には次
のような変形が起こる。すなわち、図11の(A)に示
すように、走行側の車両において、後方の車体(左側の
車体)が前方の車体(右側の車体)に乗り上げて、前方
の車体の客室が潰れてしまう場合がある。このような事
態は、先頭の車体より中間の車体において起こりやす
い。一方、図11の(B)に示すように、車体の床面が
下方に引っ張られた状態となって、隣り合う車体同士の
端面が平行四辺形状に潰れてしまう場合がある。このよ
うな事態は、車両端部の連結器周辺台枠の強度が局所的
に強いため、連結器荷重が一定以上になると、連結器周
辺台枠が座屈することによって車体の床面が変形し、こ
れが車両端部の局所的な車体変形をもたらす。
【0008】さらに、図12の(A)に示すように、連
結器が車体の幅方向(左右方向)に座屈変形したとする
と、脱線・転覆を引き起こすことがある。この左右方向
の座屈変形が生じなければ、図12の(B)に示すよう
に、隣り合う車体の端面同士が突き合い、脱線・転覆の
可能性は低くなる。
【0009】なお、諸外国の鉄道車両においては、図1
0に示すように、車両の台枠の左右端にバッファ125
を設け、台枠の中央にターンバックル105を設けてい
るものもある。バッファ125は、前端部125aが車
体前面から突出し、後端部125bが車体に形成された
凹部101a内に摺動可能に配置されている。後端部1
25bはばね127により付勢されている。この装置に
おいては、ターンバックル105の中央部105aを回
転させることにより、相互の車両101A、101Bが
引き寄せられると同時に、両バッファ125同士が突き
合う。このとき、バッファ125は、ばね127の付勢
力により圧縮しており、これが車両の連結状態となる。
バッファ125は、車両走行時も常に突き合っており、
車両衝突時にばね127が緩衝器として左右安定した状
態で作用するため、車体間に座屈を生じさせにくい。
【0010】上述のような事態を引き起こす原因として
は、連結器周辺の構造が座屈時に不安定であることが挙
げられる。しかし、これらの部材は、車体全体のうちの
一部分として綿密に強度計算されて設計されているた
め、簡単に設計変更を行うことができない。
【0011】そこで、本発明は、上記の課題を解決する
ためになされたものであって、連結器又は緩衝装置の使
用限度を超えるような衝突衝撃力を拘束状態からリリー
スすることにより、車体の損傷を低く抑えるようにした
鉄道車両の連結装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の第1態様の鉄道車両の連結装置は、前後の
車両を連結する連結器と、 連結時の衝撃力を吸収・緩
和する緩衝装置と、上記連結器又は緩衝装置の使用限度
を超える衝突衝撃力が発生した場合において、該緩衝装
置にかかる荷重をリリースするリリース機構と、 上記
衝突衝撃を吸収する吸収機構と、 を具備することを特
徴とする。リリース機構により連結器の突っ張りがなく
なる。これによって、車体の乗り上げ、脱線、車体の大
変形等が防止される。また、吸収機構が衝突衝撃を吸収
することにより、車体の損傷予防が図れる。損傷の程度
が低い場合は、吸収機構部の取り替えのみで済む。
【0013】本発明の第1態様の鉄道車両の連結装置に
おいては、上記吸収機構が、上記連結器と車体の枕はり
との間に設けられた衝撃吸収部材を含むことができる。
車体構造部材中で、枕はりは強度が大きい部材である。
この枕はりに設けた衝撃吸収部材に衝撃力を受け持たせ
ることで、車体端部(特に客室)の局所的変形が小さく
て済む。
【0014】また、本発明の第1態様の鉄道車両の連結
装置においては、上記衝撃吸収部材が圧縮されて塑性変
形する部材であることとすることができる。この部材と
しては、例えばハニカム等を用いることができる。この
ような部材を用いることで、安価に且つ適切に衝突エネ
ルギーを吸収させることができる。
【0015】さらに、本発明の第1態様の鉄道車両の連
結装置においては、上記連結器と緩衝装置間に、上下・
左右に首振り可能な回動連結機構が設けられており、
上記リリース機構が、該回動連結機構の拘束を解除する
ことができる。例えば、回動連結機構中のピンをシアピ
ンとしておけば、簡単に回動連結機構の連結の解除を実
現することができる。このような構造は、特に、現状の
車体に対する適用・改造が容易である。
【0016】本発明のより具体的な態様の鉄道車両の連
結装置は、前後の車両を連結する連結器と、 連結時の
衝撃力を吸収・緩和する緩衝装置と、 上記連結器と緩
衝装置間に設けられた、上下・左右に首振り可能な回動
連結機構と、 上記緩衝装置に対して上記回動連結機構
を係脱可能に支持する支持部材と、 上記連結器と車体
の枕はりとの間に設けられた、圧縮されて塑性変形する
部材からなる衝撃吸収部材と、 この衝撃吸収部材に当
接可能に設けられた当接部材と、 を具備し、上記連結
器又は緩衝装置の使用限度を超える衝突衝撃力が発生し
た場合において、上記支持部材が上記緩衝装置と回動連
結機構の連結を解除するとともに、上記当接部材が上記
衝撃吸収部材に当接して圧縮させることにより、緩衝装
置にかかる荷重をリリースするとともに衝撃を吸収する
ようにしたことを特徴とする。
【0017】また、本発明の第1態様の鉄道車両の連結
装置においては、上記リリース機構が、 連結器と緩衝
装置の間の間隔を可変とするリンク機構と、 使用限度
以下の衝撃力が該リンク機構に作用する際には該機構の
動作を拘束し、使用限度を超える衝撃力が作用した場合
には該動作の拘束を解除する拘束部材と、 を含むこと
ができる。リンク機構の作動により、連結器と緩衝装置
の間が縮んで衝撃力をリリースする。このリンク機構を
用いる場合は、連結器と緩衝装置間を完全に切り離さな
いので、事故後の牽引が可能である。
【0018】本発明の第2態様の鉄道車両の連結装置
は、前後の車両を連結する連結器と、連結時の衝撃力を
吸収・緩和する緩衝装置と、 上記連結器と緩衝装置の
間を可変とするリンク機構と、 このリンク機構の外側
に設けられた、圧縮されて塑性変形する部材からなる第
1の衝撃吸収部材と、 上記連結器又は緩衝装置の使用
限度を超える衝突衝撃力が上記リンク機構に作用する際
には該機構の動作を拘束し、使用限度を超える衝撃力が
作用した場合には該動作の拘束を解除する拘束部材と、
上記連結器と車体の枕はりとの間に設けられた、圧縮
されて塑性変形する部材からなる第2の衝撃吸収部材
と、 上記リンク機構の動作に連動して上記第2の衝撃
吸収部材に当接する当接部材と、 を具備し、 上記拘
束部材が上記リンク機構の動作を解除した場合におい
て、該リンク機構が上記第1の衝撃吸収部材に当接して
圧縮させ、さらに上記当接部材が上記第2の衝撃吸収部
材に当接して圧縮されることにより、上記緩衝装置にか
かる荷重をリリースするとともに衝撃を吸収するように
したことを特徴とする。
【0019】2つの衝撃吸収部材により、吸収可能なエ
ネルギーが増大する。さらに、小衝突時は、第1の衝撃
吸収部材のみで衝突エネルギーが吸収できる。この場合
は、復旧のために第1の衝撃吸収部材のみを取り替えれ
ばよく、メンテナンスが容易である。
【0020】さらに、本発明の第3態様の鉄道車両の連
結装置は、前後の車両を連結する連結器と、 連結時の
衝撃力を吸収・緩和する緩衝装置と、 上記連結器と緩
衝装置の間を可変とするリンク機構と、 を具備し、
上記連結器又は緩衝装置の使用限度を超える衝突衝撃力
が発生した場合において、上記リンク機構が作動して上
記衝撃吸収部材を圧縮させることにより、上記緩衝装置
にかかる荷重をリリースするようにしたことを特徴とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。なお、以下の説明では、通常の鉄道車両の技術にお
けるのと同様に、レールの長手方向(車両の進行方向)
を前後方向、軌道面におけるレール長手方向と直角の方
向を左右方向、軌道面に垂直な方向を上下方向と呼ぶ。
【0022】{第1の実施の形態}図1は本発明の第1
実施例に係る鉄道車両の連結装置を示す図であり、
(A)は側面断面図、(B)は一部断面下面図である。
図2は回動連結機構の連結解除状態を示す一部断面側面
図である。図3は衝撃吸収部材の衝撃吸収状態を示す一
部断面下面図である。図1〜3に示すように、鉄道車両
の連結装置は、連結器10と緩衝装置23を備えてい
る。同連結装置は、鉄道車両の車体1の下面(台枠)に
取り付けられている。車体1は枕はり3を備えている。
枕はり3の下面には、図示されていない枕ばねを介して
台車が位置する。
【0023】車体1の前端部には、連結器10が設けら
れている。連結器10は、前後の鉄道車両を連結するも
のである。同連結器10の本体11は、胴受9により車
体1の下面側に支持固定されている。この連結器10と
しては、自動連結器、密着連結器、中間連結器等の種類
があり、それぞれの特性に応じて用いられる。連結器1
0自体の構造は、従来提供されているものを使用でき
る。
【0024】一方、連結器10と枕はり3間には、緩衝
装置23が設けられている。緩衝装置23は、前後の車
両の連結の際に生じる衝撃力を吸収・緩和するものであ
る。同緩衝装置23の後端は、枕はり3に固定されてい
る。緩衝装置23の前端には、接続部27が設けられて
いる。この接続部27は、二股状の一対の平行突片より
なる。この接続部27には、左右方向に開口した孔(ピ
ン29の入る3つの孔)が形成されている。緩衝装置2
3自体の構造も、従来提供されているものを使用でき
る。
【0025】連結器10と緩衝装置23間には、回動連
結機構18が設けられている。この回動連結機構18
は、スロープ部材21とクラッシャ13を備えている。
スロープ部材21の後端(図1〜3における右端)に
は、後接続部28が形成されている。同後接続部28
は、緩衝装置23の接続部27をなす平行突片間に介入
可能な板状をしており、左右方向に開口した孔を有す
る。スロープ部材21と緩衝装置23は、双方の接続部
27、28に形成された孔にシアピン29(図1では3
本)が挿入されることにより連結されている。
【0026】スロープ部材21の前端(図1〜3におけ
る左端)は、クラッシャ13を介して連結器10に取り
付けられている。スロープ部材21の前端には、前接続
部25が設けられている。この前接続部25は、二股状
の一対の平行突片よりなる。一方、クラッシャ13の後
端には、接続部17が形成されている。この接続部17
は、スロープ部材21の前接続部25をなす平行突片間
に介入可能であり、上下方向に開口した孔を有する。ス
ロープ部材21とクラッシャ13は、接続部17の孔に
ピン26が挿入された状態で、同ピン26が接続部25
をなす両突片間に架設固定されることにより連結されて
いる。
【0027】クラッシャ13は、左右方向両側に張り出
している。クラッシャ13の前端には、鉛直面状に広が
る突片13aを備えている。同突片13aは、連結器1
0の後端にピン15により接続されている。同ピン15
の結合により、連結器10とクラッシャ13間は揺動可
能になっている。
【0028】スロープ部材21及び緩衝装置23の左右
外側には、衝撃吸収部材20が設けられている。この衝
撃吸収部材20は、緩衝装置23と平行に設置された箱
状部材である。同衝撃吸収部材20は、圧縮されて塑性
変形する部材(例えばアルミハニカム等)からなる。こ
の衝撃吸収部材20の後端は枕はり3の側部に固定され
ており、前端側は開放されている。この前端開口部近く
には、上記クラッシャ13が位置している。
【0029】次に、上記の構成からなる鉄道車両連結装
置の作用について説明する。通常状態では、鉄道車両連
結装置は図1に示す状態を保っている。この場合、連結
器10の連結時の衝撃力は、回動連結機構18を介して
緩衝装置23に伝わり、同装置23により吸収・緩和さ
れる。
【0030】ここで、車両の衝突時等のように、連結器
10又は緩衝装置23の使用限度を超える衝突衝撃力が
発生した場合、この衝撃力によりクラッシャ13とスロ
ープ部材21の左端を繋ぐピン26が破断するととも
に、緩衝装置23とスロープ部材21の右端を繋ぐシア
ピン29も破断する。これら両ピン26、29が破断す
ると、図2に示すように、スロープ部材21が左端側を
支点として右端側が下方に向けて回動する。これによ
り、スロープ部材21の右端と緩衝装置23との連結が
解除される。これで、連結器10及び緩衝装置23間の
突っ張りは回避される。
【0031】スロープ部材21と緩衝装置23との連結
が解除されると、衝突衝撃力により、連結器10及びク
ラッシャ13が緩衝装置23側に押される。これに伴
い、図3に示すようにクラッシャ13が衝撃吸収部材2
0の左端側に当接し、これにより衝撃吸収部材20が圧
縮して塑性変形する。衝撃吸収部材20は枕はり3に固
定されているので、最終的には枕はり3によっても衝撃
力が受け持たれる。このようにして、緩衝装置23にか
かる荷重がリリースされるとともに、衝突衝撃力が吸収
される。
【0032】本事例の装置においては、回動連結機構1
8におけるピン26、29の破断により連結器10及び
緩衝装置23間の突っ張りがなくなるので、車体相互の
乗り上げ、脱線、車体の大変形等が回避される。また、
衝撃吸収部材20が衝突衝撃力を吸収するので、車体へ
の衝撃緩和が図れる。特に、損傷が車体周辺に及ばない
程度に小さい場合は、回動連結機構18及び衝撃吸収部
材20のみを取り替えればよいので、衝突後の修理も容
易である。さらに、衝撃吸収部材20は、車体構造部材
中で強度の大きい枕はり3に固定されているので、枕は
り3が衝撃力を受け持つことにより、車体端部(特に客
室)の変形は軽減される。
【0033】{第2の実施の形態}以下、図4〜7を参
照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図4は本発明の第2の実施例に係る鉄道車両の連結装置
を示す一部断面下面図である。図5は図4の鉄道車両の
連結装置の第1段階の衝撃吸収状態を示す一部断面下面
図である。図6は図4の鉄道車両の連結装置の第2段階
の衝撃吸収状態を示す一部断面下面図である。図7は図
4の鉄道車両の連結装置の作動後の状態を示す一部断面
下面図である。
【0034】第2実施例の第1実施例との相違点は以下
である。まず、緩衝装置23とクラッシャ13との間
で、スロープ部材や連結ピンに代えてリンク機構35が
設けられている。このリンク機構35は、2本のリンク
36、37を備えている。リンク36、37は、緩衝装
置23側では一纏めに取り付けられ、クラッシャ13側
では離れて取り付けられている。両リンク36、37
は、それぞれ節36a、37aを有しており、この節3
6a、37aにおいて屈曲する。両リンク36、37の
節36a、37aは、拘束板39により繋がれている。
この拘束板39により、リンク機構35は通常状態では
動作が拘束されている。同拘束板39は、リンク機構3
5に使用限度以上の衝撃力が作用した場合に破断する。
【0035】次に、衝撃吸収部材(第2の衝撃吸収部
材)20の内側に、さらに小型衝撃吸収部材(第1の衝
撃吸収部材)31が設けられている。この小型衝撃吸収
部材31は、衝撃吸収部材20と同様に、緩衝装置23
と平行に設置された箱状部材であり、圧縮されて塑性変
形する部材からなる。小型衝撃吸収部材31は、緩衝装
置23とリンク機構35の接続部側方に並設されてい
る。
【0036】両リンク36、37が最も伸びたとき(図
4及び図7参照)、クラッシャ13と衝撃吸収部材20
は互いに離れている。また、小型衝撃吸収部材31とリ
ンク機構35も離れている。そして、拘束板39が破断
して、両リンク36、37が節36a、37aにおいて
屈曲することにより、まず小型衝撃吸収部材31が圧縮
変形される。衝突衝撃力が強い場合には、その後さらに
クラッシャ13が衝撃吸収部材20に当接する。さら
に、クラッシャ13の左右外側に、サポート33が設け
られている。このサポート33は、クラッシャ13のぶ
れを防止するためのものである。なお、クラッシャ13
と連結器本体11とは、十字継手により連結してもよ
い。
【0037】次に第2実施例の鉄道車両の連結装置の作
用について纏めて説明する。通常状態では、鉄道車両連
結装置は図4に示す状態を保っている。この場合、連結
器10の連結時の衝撃力は、リンク機構35を介して緩
衝装置23により吸収・緩和される。
【0038】ここで、連結器10又は緩衝装置23の使
用限度を超える衝突衝撃力が発生した場合、この衝撃力
によりリンク機構35の拘束板39が破断する。拘束板
39が破断すると、リンク36、37が節36a、37
aにおいて屈曲する。そして、図5に示すように、屈曲
したリンク36、37に押されて、小型衝撃吸収部材3
1が圧縮されて塑性変形される。衝突の程度が軽い場合
には、小型衝撃吸収部材31の塑性変形に伴うエネルギ
ー吸収で充分である。
【0039】次いで、衝突の程度が激しい場合には、リ
ンク機構35にさらに大きな衝突衝撃力が作用し、リン
ク機構35がさらに屈曲して、連結器10及びクラッシ
ャ13を緩衝装置23側に引き寄せる。これに伴い、図
6に示すようにクラッシャ13が衝撃吸収部材20の左
端側に当接し、これにより衝撃吸収部材20が圧縮され
て塑性変形する。このようにして、衝撃吸収部材20が
変形する際に衝突衝撃力が吸収され、緩衝装置23にか
かる大きな荷重も吸収される。
【0040】この間、リンク機構35自身は屈曲動作す
るが、連結器10と緩衝装置23との連結状態は確保し
続けている。したがって、連結器10と車体との接続は
解除されておらず、連結器10を使用して衝突して破損
した車両の牽引が可能である。牽引時は、図7に示すよ
うに、リンク機構35のリンク36、37が伸びた状態
になる。
【0041】{第3の実施の形態}次に、図8を参照し
て、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8
は本発明の第3実施例に係る鉄道車両の連結装置を示す
図である。(A)は鉄道車両の連結装置の一部断面側面
図である。(B)は衝撃吸収部材の例を示す斜視図であ
る。(C)は鉄道車両の連結装置の作動後の状態を示す
一部断面側面図である。
【0042】第3実施例の特徴は以下である。 (1)緩衝装置23とクラッシャ13との間で、スロー
プ部材やリンク機構に代えて単リンク41が設けられて
いる。この単リンク41は、前端(図8の左端)が連結
器10に取り付けられ、後端(図8の右端)が緩衝装置
23に取り付けられている。単リンク41は節41aを
有し、この節41aにおいて屈曲する。単リンク41が
最も伸びたとき(図8(A)参照)、連結器10は車両
端面から突出している。そして、単リンク41が節41
aにおいて屈曲すると(図8(C)参照)、連結器10
が緩衝装置23側に引き寄せられる。
【0043】(2)衝撃吸収部材20が、単リンク41
の外周に設けられている。この衝撃吸収部材20は、図
8(B)に示すように、断面溝型の上側部材20Aと、
この上側部材20Aの内側に組み合わされた断面溝型の
下側部材20Bからなる。両部材20A、20Bは、リ
ベット20Cにより接合されている。各リベット20C
は、連結器10又は緩衝装置23の使用限度を超える衝
突衝撃力が発生した場合に破断する。同衝撃吸収部材2
0は、中空部20a内に単リンク41を収容している。
単リンク41は、衝撃吸収部材20により、通常状態で
は動作が阻止されている。
【0044】次に第3実施例の鉄道車両の連結装置の作
用について説明する。通常状態では、鉄道車両連結装置
は図8(A)に示す状態を保っている。この場合、連結
器10の連結時の衝撃力は、単リンク41を介して緩衝
装置23により吸収・緩和される。
【0045】ここで、連結器10又は緩衝装置23の使
用限度を超える衝突衝撃力が発生した場合、この衝撃力
が単リンク41に作用して、単リンク41は節41aに
おいて屈曲する。そして、図8(C)に示すように、単
リンク41の屈曲により、衝撃吸収部材20においてリ
ベット20Cが破断する。リベット20Cが破断する
と、下側部材20Bは落下し、上側部材20Aが破壊さ
れる。この上側部材20Aの破壊時に衝突衝撃力が吸収
され、緩衝装置23にかかる大きな荷重も吸収される。
【0046】なお、上述した第1〜第3の実施の形態に
おける各構造は、連結器10及び緩衝装置23を備えた
既存の鉄道車両に対して、簡単な改造で適用することが
できる。したがって、車両の大幅な設計変更や、コスト
高を引き起こすことがない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下の効果がある。 (1)リリース機構により連結器の突っ張りがなくなる
ので、車体相互の乗り上げ、脱線、車体の大変形等を防
止することができる。また、吸収機構が衝突衝撃を吸収
することにより、車体の損傷予防を図ることができる。 (2)損傷の程度が低い場合は、吸収機構部のみを取り
替えればよいので、簡単でコストがかからない。 (3)枕はりに衝撃吸収部材を取り付けた場合は、枕は
りにも衝撃力を受け持たせることができるので、車体
(特に客室)の変形が小さくて済む。
【0048】(4)現状の車体に対して簡単な改造で適
用することができる。 (5)連結器と緩衝装置間にリンク機構を設けた場合に
は、事故後の車体の牽引を行うことができる。 (6)第1及び第2の2つの衝撃吸収部材を設けた場合
には、吸収エネルギーをアップさせることができる。ま
た、小衝突時は、第1の衝撃吸収部材のみで十分なエネ
ルギー吸収を実現することができる。この場合は、第1
の衝撃吸収部材のみを取り替えればよいので、メンテナ
ンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る鉄道車両の連結装
置を示す図である。(A)は側面断面図であり、(B)
は一部断面下面図である。
【図2】同回動連結機構の連結解除状態を示す一部断面
側面図である。
【図3】同衝撃吸収部材の衝撃吸収状態を示す一部断面
下面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る鉄道車両の連結装
置を示す一部断面下面図である。
【図5】図4の鉄道車両の連結装置の第1段階の衝撃吸
収状態を示す一部断面下面図である。
【図6】図4の鉄道車両の連結装置の第2段階の衝撃吸
収状態を示す一部断面下面図である。
【図7】図4の鉄道車両の連結装置の作動後の状態を示
す一部断面下面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る鉄道車両の連結装置
を示す図である。(A)は鉄道車両の連結装置の一部断
面側面図であり、(B)は衝撃吸収部材の例を示す斜視
図であり、(C)は鉄道車両の連結装置の作動後の状態
を示す一部断面側面図である。
【図9】鉄道車両の衝突過程を説明する模式図である。
【図10】従来の鉄道車両におけるバッファの例を示す
模式図である。
【図11】鉄道車両の衝突後の車体破損状態を説明する
模式図である。
【図12】鉄道車両の衝突時の脱線状態を説明する模式
図である。
【図13】従来の鉄道車両の連結装置の一例を示す一部
断面下面図である。
【図14】同一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 車体 3 枕はり 10 連結器 13 クラッシ
ャ 17 (クラッシャの)接続部 18 回動連結
機構 20 衝撃吸収部材 21 スロープ
部材 23 緩衝装置 26 ピン 27 (緩衝装置の)接続部 29 シアピン 31 小型衝撃吸収部材 35 リンク機
構 39 拘束板 41 単リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇治田 寧 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人 鉄道総合技術研究所内 Fターム(参考) 3J066 AA13 AA23 BA03 BB01 BC10 BD07 BF03 BF12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後の車両を連結する連結器と、 連結時の衝撃力を吸収・緩和する緩衝装置と、 上記連結器又は緩衝装置の使用限度を超える衝突衝撃力
    が発生した場合において、該緩衝装置にかかる荷重をリ
    リースするリリース機構と、 上記衝突衝撃を吸収する吸収機構と、 を具備することを特徴とする鉄道車両の連結装置。
  2. 【請求項2】 上記吸収機構が、上記連結器と車体の枕
    はりとの間に設けられた衝撃吸収部材を含むことを特徴
    とする請求項1記載の鉄道車両の連結装置。
  3. 【請求項3】 上記衝撃吸収部材が圧縮されて塑性変形
    する部材であることを特徴とする請求項2記載の鉄道車
    両の連結装置。
  4. 【請求項4】 上記連結器と緩衝装置間に、上下・左右
    に首振り可能な回動連結機構が設けられており、 上記リリース機構が、該回動連結機構の拘束を解除する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の
    連結装置。
  5. 【請求項5】 前後の車両を連結する連結器と、 連結時の衝撃力を吸収・緩和する緩衝装置と、 上記連結器と緩衝装置間に設けられた、上下・左右に首
    振り可能な回動連結機構と、 上記緩衝装置に対して上記回動連結機構を係脱可能に支
    持する支持部材と、 上記連結器と車体の枕はりとの間に設けられた、圧縮さ
    れて塑性変形する部材からなる衝撃吸収部材と、 この衝撃吸収部材に当接可能に設けられた当接部材と、 を具備し、 上記連結器又は緩衝装置の使用限度を超える衝突衝撃力
    が発生した場合において、上記支持部材が上記緩衝装置
    と回動連結機構の連結を解除するとともに、上記当接部
    材が上記衝撃吸収部材に当接して圧縮させることによ
    り、緩衝装置にかかる荷重をリリースするとともに衝撃
    を吸収するようにしたことを特徴とする鉄道車両の連結
    装置。
  6. 【請求項6】 上記リリース機構が、 連結器と緩衝装置の間の間隔を可変とするリンク機構
    と、 使用限度以下の衝撃力が該リンク機構に作用する際には
    該機構の動作を拘束し、使用限度を超える衝撃力が作用
    した場合には該動作の拘束を解除する拘束部材と、 を含むことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載
    の鉄道車両の連結装置。
  7. 【請求項7】 前後の車両を連結する連結器と、 連結時の衝撃力を吸収・緩和する緩衝装置と、 上記連結器と緩衝装置の間を可変とするリンク機構と、 このリンク機構の外側に設けられた、圧縮されて塑性変
    形する部材からなる第1の衝撃吸収部材と、 上記連結器又は緩衝装置の使用限度を超える衝突衝撃力
    が上記リンク機構に作用する際には該機構の動作を拘束
    し、使用限度を超える衝撃力が作用した場合には該動作
    の拘束を解除する拘束部材と、 上記連結器と車体の枕はりとの間に設けられた、圧縮さ
    れて塑性変形する部材からなる第2の衝撃吸収部材と、 上記リンク機構の動作に連動して上記第2の衝撃吸収部
    材に当接する当接部材と、 を具備し、 上記拘束部材が上記リンク機構の動作を解除した場合に
    おいて、該リンク機構が上記第1の衝撃吸収部材に当接
    して圧縮させ、さらに上記当接部材が上記第2の衝撃吸
    収部材に当接して圧縮されることにより、上記緩衝装置
    にかかる荷重をリリースするとともに衝撃を吸収するよ
    うにしたことを特徴とする鉄道車両の連結装置。
  8. 【請求項8】 前後の車両を連結する連結器と、 連結時の衝撃力を吸収・緩和する緩衝装置と、 上記連結器と緩衝装置の間を可変とするリンク機構と、 を具備し、 上記連結器又は緩衝装置の使用限度を超える衝突衝撃力
    が発生した場合において、上記リンク機構が作動して上
    記緩衝装置にかかる荷重をリリースするようにしたこと
    を特徴とする鉄道車両の連結装置。
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