JP2000313250A - 自動車の制御装置 - Google Patents

自動車の制御装置

Info

Publication number
JP2000313250A
JP2000313250A JP11122629A JP12262999A JP2000313250A JP 2000313250 A JP2000313250 A JP 2000313250A JP 11122629 A JP11122629 A JP 11122629A JP 12262999 A JP12262999 A JP 12262999A JP 2000313250 A JP2000313250 A JP 2000313250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
output shaft
torque
shift
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11122629A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3780117B2 (ja
Inventor
Mitsuo Kayano
光男 萱野
Toshimichi Minowa
利通 箕輪
Hiroshi Onishi
浩史 大西
Hiroshi Sakamoto
博史 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP12262999A priority Critical patent/JP3780117B2/ja
Publication of JP2000313250A publication Critical patent/JP2000313250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3780117B2 publication Critical patent/JP3780117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】動力特性に経時変化が生じた場合でも、変速シ
ョックを低減し得る自動車の制御装置を提供することに
ある。 【解決手段】動力発生手段100から発生した動力は、
動力伝達手段200により、駆動輪に伝達される。出力
軸回転数検出手段300は、動力伝達手段200の出力
軸回転数を検出し、動力特性学習手段400Aは、出力
軸回転数検出手段300によって検出された出力軸回転
数に基づいて動力発生手段100若しくは動力伝達手段
200の動力特性を補正する。制御手段400Bは、動
力特性学習手段400Aによって補正された動力発生手
段100若しくは動力伝達手段200の動力特性を用い
て、動力発生手段100若しくは動力伝達手段200上
記を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の制御装置
に係り、特に、自動車の動力発生装置や動力伝達装置の
動力特性を補正するのに好適な自動車の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機を備えた自動車の制御
装置においては、変速ショックを低減するために、例え
ば、特開平8−282338号公報に記載されているよ
うに、出力軸回転数の変化率及び動力特性等の情報から
クラッチの切り換わり時期を正確に検出することによ
り、出力軸トルクの抑制制御を的確なタイミングで実行
するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−282338号公報記載されているように、出力軸
トルクの抑制制御を出力軸回転数の変化率及び動力特性
等の情報に基づいて行なう場合、動力発生装置や動力伝
達装置の動力特性が経時変化すると、出力軸トルクの抑
制制御が対応しきれず、変速ショックを十分に低減でき
ないという問題があった。
【0004】本発明の目的は、動力特性に経時変化が生
じた場合でも、変速ショックを低減し得る自動車の制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、自動車を走行させる動力を発生す
る動力発生手段とこの動力発生手段から発生した動力を
出力軸を介して駆動輪に伝える動力伝達手段とを制御す
る自動車の制御装置において、上記動力伝達手段の出力
軸回転数を検出する出力軸回転数検出手段と、この出力
軸回転数検出手段によって検出された出力軸回転数に基
づいて上記動力発生手段若しくは上記動力伝達手段の動
力特性を補正する動力特性学習手段を備え、この動力特
性学習手段によって補正された上記動力発生手段若しく
は上記動力伝達手段の動力特性を用いて、上記動力発生
手段若しくは上記動力伝達手段を制御するようにしたも
のである。かかる構成により、動力発生手段若しくは動
力伝達手段の動力特性に経時変化が生じた場合でも、変
速ショックを低減し得るものとなる。
【0006】(2)上記(1)において、好ましくは、
請求項1記載の自動車の制御装置において、上記動力発
生手段がエンジン若しくはモータであり、上記動力特性
学習手段は、上記出力軸回転数検出手段によって検出さ
れた出力軸回転数に基づいて、上記エンジンのエンジン
トルク特性若しくは上記モータのモータトルク特性を補
正するようにしたものである。
【0007】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記動力伝達手段は、歯車式変速機であり、この歯車式
変速機は、入力軸と出力軸の間にトルク伝達手段を有
し、さらに、少なくとも一つの変速段の上記トルク伝達
手段が多板クラッチであり、その他の変速段の上記トル
ク伝達手段が噛み合い式クラッチであり、一方の変速段
から他方の変速段へ変速する際に上記多板クラッチを制
御することにより加速度変動の少ない変速を行う変速機
であるとともに、上記動力特性学習手段は、上記出力軸
回転数検出手段によって検出された出力軸回転数に基づ
いて上記多板クラッチのクラッチモデルを補正するよう
にしたものである。
【0008】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記動力伝達手段は、歯車式変速機であり、この歯車式
変速機は、入力軸と出力軸の間にトルク伝達手段を有
し、さらに、少なくとも一つの変速段の上記トルク伝達
手段がアシストモータであり、その他の変速段の上記ト
ルク伝達手段が噛み合い式クラッチであり、一方の変速
段から他方の変速段へ変速する際に上記アシストモータ
を制御することにより加速度変動の少ない変速を行う変
速機であるとともに、上記動力特性学習手段は、上記出
力軸回転数検出手段によって検出された出力軸回転数に
基づいて上記アシストモータのモータトルク特性を補正
するようにしたものである。
【0009】(5)上記目的を達成するために、本発明
は、自動車を走行させる動力を発生する動力発生手段と
この動力発生手段から発生した動力を出力軸を介して駆
動輪に伝える動力伝達手段とを制御する自動車の制御装
置において、少なくともアクセルペダル開度が一定で変
速を行う第1走行と、この第1走行と同条件で第1走行
後に行なう第2走行と、上記第1走行と同条件で上記第
2走行後に行なう第3走行を行い、上記第1走行の変速
終了後のエンジントルク操作信号が、上記第2走行の変
速終了後のエンジントルク操作信号と異なる場合、上記
第2走行時のエンジントルク特性を学習し、上記第3走
行の変速終了後のエンジントルク操作信号が、上記第1
走行の変速終了後のエンジントルク操作信号に等しいか
又は上記第2走行の変速終了後のエンジントルク操作信
号より上記第1走行の変速終了後のエンジントルク操作
信号に近く、かつ上記第3走行の出力軸トルク相当信号
の変動が上記第2走行の変速終了後の出力軸トルク相当
信号の変動よりも抑制されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて、本発
明の一実施形態による自動車の制御装置の構成について
説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態による自
動車の制御装置を用いる自動車の全体構成について説明
する。
【0011】エンジンやモータ等の動力発生手段100
により発生した動力は、変速機等の動力伝達手段200
により動力を適正なトルク比、速度比にして出力軸トル
クとして出力軸に伝える。動力発生手段100及び動力
伝達手段200は、制御手段400Bによって、動力発
生手段100のエンジントルク特性,モータトルク特性
や動力伝達手段200の変速機クラッチ特性等の動力特
性に基づいて、制御される。動力特性学習手段400A
は、出力軸回転数検出手段300によって検出された出
力軸回転数に基づいて、これらの動力特性を学習し、こ
の学習した動力特性に基づいて、制御手段400Bで動
力発生手段100と動力伝達手段200を制御する。
【0012】出力軸回転数検出手段300は、出力軸の
回転数を出力軸回転数センサによって検出し、この信号
を動力特性学習手段400Aに取り込み、出力軸回転数
に換算する。出力軸回転数センサは、出力軸に付けられ
た歯車の動きを電気的にピックアップし、パルスに変換
するセンサでもよく、また、自動車の加速度を検出する
加速度センサでもよいものである。
【0013】即ち、本実施形態においては、動力特性学
習手段400Aを用いて、動力特性の経時変化を検出
し、エンジントルク特性,モータトルク特性等の動力特
性を補正するようにしているので、動力の制御が正確に
行なえ、出力軸トルクも適正に出力され、変速ショック
を低減できるものである。
【0014】また、本実施形態においては、動力特性学
習手段400Aを用いて、出力軸回転数に基づいて変速
機のクラッチのクラッチモデルを学習することにより、
変速機の経時変化を検出し、変速機クラッチの特性の動
力特性を補正するようにしているので、変速ショックを
低減ができる。
【0015】次に、図2を用いて、本実施形態による自
動車の制御装置を用いる自動車の詳細な全体構成につい
て説明する。なお、図2に示す例においては、動力発生
装置として、エンジンを用いており、動力伝達装置とし
て、歯車式変速機を用いている。
【0016】コントロールユニット(C/U)400
は、電子制御スロットル103を制御する電子制御スロ
ットルコントロールユニット(ETC/U)410と、
エンジン101を制御するエンジンコントロールユニッ
ト(ENGC/U)420と、変速機を制御する変速機
コントロールユニット(ATC/U)430とを備えて
いる。ここで、図1に示した動力特性学習手段400A
は、ATC/U430の中に備えられており、制御手段
400Bは、ETC/U410とENGC/U420と
ATC/U430の中に備えられている。
【0017】エンジン101は、エンジントルクを調整
する電子制御スロットル103と、エンジン回転数を検
出するエンジン回転数センサ102とを備えている。エ
ンジン101は、エンジンコントロールユニット(EN
GC/U)420によって制御される。電子制御スロッ
トル103は、電子制御スロットルコントロールユニッ
ト(ETC/U)410によって制御される。
【0018】歯車式変速機は、フライホイール201
と、発進クラッチ202と、アクチュエータ203と、
歯車206,207,208,209,210,21
1,212,213,214,215と、低速側ドッグ
クラッチ220Aと、高速側ドッグクラッチ220B
と、アクチュエータ221,222と、シフトフォーク
223,224と、変速クラッチ225と、アクチュエ
ータ226とから構成されている。ここで、低速側ドッ
グクラッチ220Aは、クラッチハブ216Aと、スリ
ーブ217Aと、シンクロナイザリング218Aと、ギ
ヤスプライン219Aとから構成されている。また、高
速側ドッグクラッチ220Bは、クラッチハブ216B
と、スリーブ217Bと、シンクロナイザリング218
Bと、ギヤスプライン219Bとから構成されている。
【0019】歯車式変速機を構成するアクチュエータ2
03,221,222,226は、油圧またはモータに
より、変速機コントロールユニット(ATC/U)43
0によって制御される。
【0020】エンジン101から出力するエンジントル
クは、フライホイール201及び発進クラッチ202を
介して歯車変速機の入力軸205に伝達され、歯車20
6,207,208,209,210,211,21
2,213,214,215のいずれかの歯車を介して
出力軸301へ伝達され、最終的にタイヤに伝達され自
動車を走行させる。エンジントルクを歯車変速機の入力
軸205へ伝える発進クラッチ202は、アクチュエー
タ203によって締結/開放され、エンジントルクの伝
達率を制御する。
【0021】1速から4速までの走行は、入力軸205
に対して回転可能な歯車210,212または出力軸3
01に対し回転可能な歯車207,209のいずれかを
噛み合い式クラッチ(例えば、ドッグクラッチ)220
のスリーブ217A,217Bをシフトフォーク22
3,224によって動かし、クラッチハブ216とギヤ
スプライン219を締結させ決定する。シフトフォーク
223,224は、アクチュエータ221,222によ
って駆動される。この時クラッチハブ216とギヤスプ
ライン219との同期を取るために、シンクロナイザリ
ング218A,218Bが設けられている。
【0022】1速のとき、入力軸205の駆動トルク
は、歯車206−歯車207−クラッチハブ216Bを
介して、出力軸301に伝達される。歯車207とクラ
ッチハブ216Bとは、スリーブ217Bによって連結
される。2速のとき、入力軸205の駆動トルクは、歯
車208−歯車209−クラッチハブ219Bを介し
て、出力軸301に伝達される。歯車209とクラッチ
ハブ219Bとは、スリーブ217Bによって連結され
る。3速のとき、入力軸205の駆動トルクは、クラッ
チハブ216A−歯車210−歯車211を介して、出
力軸301に伝達される。クラッチハブ216Aと歯車
210とは、スリーブ217Aによって連結される。4
速のとき、入力軸205の駆動トルクは、クラッチハブ
216A−歯車212−歯車213を介して、出力軸3
01に伝達される。クラッチハブ216Aと歯車212
とは、スリーブ217Aによって連結される。このよう
に、ドッグクラッチ220は、1速から4速までの各ギ
ヤに設けられている。ドッグクラッチ220で締結する
歯車は必ず1つでそれ以外の歯車は開放する。
【0023】また、5速にする場合は、歯車225,2
26を変速クラッチ225のアクチュエータ226によ
って締結する。また、変速中は変速クラッチ225を制
御し、伝達トルクを制御することにより変速中の脱力感
や吹け上がりを防止する。
【0024】ATC/U430には、アクセルペダル位
置を検出するアクセルペダルセンサ401、シフトレバ
ー位置を検出するインヒビタースイッチ402、出力軸
の回転数を検出する出力軸回転数センサ300A等の自
動車センサの信号が入力される。また、ATC/U43
0は、ENGC/U420とETC/U410にCAN
(Contorol Area Network)等の通信線CLを介し接続
されている。
【0025】エンジン回転数センサ102によって検出
され、ENGC/U420に取りまれたエンジン回転数
の情報は、通信線CLを介してATC/U430に取り
込まれる。また、電子制御スロットル103によって検
出され、ETC/U410に取り込まれたスロットル開
度の情報は、通信線CLを介してATC/U430に取
り込まれる。一方、アクセルペダルセンサ401によっ
て検出され、ATC/U430に取り込まれたアクセル
ペダル位置の情報は、ETC/U410に送られる。ま
た、インヒビタースイッチ402によって検出され、A
TC/U430に取り込まれたシフトレバー位置の情報
は、ENGC/U420に送られる。
【0026】ATC/U430は、取り込まれた各信号
から運転状態を把握し、発進クラッチ状態、ギヤ位置を
適切な状態に制御する。また、ATC/U430は、変
速中はエンジンが吹き上がらないように、ETC/U4
10を介して電子制御スロットル103を制御する。ま
た、ATC/U430は、変速直前の伝達トルクと変速
直後の伝達トルクの偏差が無くなるように、電子制御ス
ロットル103と変速クラッチ225を制御する。更
に、点火時期の補正値をATC/U430からENGC
/U420に送り、点火時期を御する。
【0027】次に、図3〜図5を用いて、本実施形態に
よる動力特性学習手段400Aの構成及びエンジントル
ク特性の学習動作について説明する。最初に、図3を用
いて、本実施形態による動力特性学習手段400Aの構
成について説明する。
【0028】動力特性学習手段400Aは、微分手段4
31と、乗算手段432,433,436,440と、
ギヤ比算出手段434と、エンジントルク算出手段43
5と、減算手段437と、補正点火時期算出手段438
と、積分手段439と、加算手段441とから構成され
ている。なお、以上の構成の中で、微分手段431と、
乗算手段432,433,436と、ギヤ比算出手段4
34と、エンジントルク算出手段435と、引算手段4
37と、補正点火時期算出手段438と、加算手段44
1は、点火時期の補正のために用いられるものであり、
本実施形態においては、さらに、積分手段439と乗算
手段440を備えることにより、学習エンジントルクT
elを求め、この求められた学習エンジントルクTel
を用いて、エンジントルク算出手段435におけるエン
ジントルクTeを書き換えるようにしている。
【0029】微分手段431は、出力軸回転数センサ3
00Aによって検出された出力軸回転数Noを微分し
て、微分値aを求める。乗算手段432は、微分値aに
乗数k1を掛け、イナーシャトルクToeを求める。
【0030】一方、乗算手段433は、出力軸回転数セ
ンサ300Aによって検出された出力軸回転数Noに、
乗数k2を掛け、車速VSPを求める。ギヤ比算出手段
434は、乗算手段433によって求められた車速VS
Pと、アクセルペダルセンサ401によって検出された
アクセルペダル位置(アクセルペダル開度)APSから
目標ギヤ位置のギヤ比rtgpを算出する。ギヤ比算出
手段434は、車速VSPとアクセルペダル開度APS
とから目標ギヤ位置のギヤ比rtgpを算出可能なマッ
プである。
【0031】エンジントルク算出手段435は、エンジ
ン回転数センサ102によって検出されたエンジン回転
数Neと、電子制御スロットル103によって検出され
たスロットル開度TVOからエンジントルクTeを算出
する。エンジントルク算出手段435は、エンジン回転
数Neとスロットル開度TVOからエンジントルクTe
を算出可能なマップである。また、エンジントルク算出
手段435のマップ中で、エンジントルクTeの値は、
書き換え可能である。
【0032】乗算手段436は、エンジントルクTeと
目標ギヤ位置のギヤ比rtgpを掛け、目標出力軸トル
クTotを求める。減算手段437は、目標出力軸トル
クTotからイナーシャトルクToeを引き、変動トル
クTrを求める。
【0033】補正点火時期算出手段438は、変動トル
クTrとエンジン回転数Neから補正点火時期αを算出
する。補正点火時期算出手段438は、変動トルクTr
とエンジン回転数Neから補正点火時期αを算出可能な
マップである。
【0034】積分手段439は、補正点火時期αを積分
して、学習偏差トルクTrlを求める。乗算手段440
は、学習偏差トルクTrlに乗数k3を掛け、学習エン
ジントルクTelを求める。そして、エンジントルク算
出手段435の中のエンジントルクTeを補正すること
により、エンジントルクマップを書き換える。
【0035】以上の説明したエンジントルク特性の学習
制御は、変速機による変速動作の終了直後に行われる。
【0036】また、加算手段441は、ベース点火時期
ADVnに補正点火時期αを加算して、最終点火時期A
DVfと求める。ENGC/U420は、求められた最
終点火時期ADVfに基づいて、点火時期を制御する。
【0037】ここで、図4を用いて、本実施形態による
制御手段400Bによる変速制御時の各部の動作につい
て説明する。図4は、本発明の一実施形態による制御手
段による変速制御時の各部の動作を示すタイムチャート
である。
【0038】図4は、例えば、1速から2速へのアップ
シフト時のタイムチャートを示しており、図中実線は、
エンジントルク特性が正常な場合の各部の動作を示して
おり、破線は、エンジントルク特性が経時変化した場合
の各部の動作を示している。また、横軸は時間を示して
おり、時刻t1は、変速開始時を示しており、時刻t2
は、エンジントルク特性が正常な場合の変速終了時を示
しており、時刻t3は、エンジントルク特性が経時変化
した場合の変速終了時を示している。
【0039】時刻t0〜時刻t1において、図4(A)
に示すように、スロットル開度TVOが一定とすると、
図4(B)及び図4(C)に示すように、エンジン回転
数Ne及び車速VSPが増加する。そして、車速VSP
が、所定速度v1となって、変速条件を満たすと、時刻
t1において、図4(E)に示すように、目標ギヤ位置
が1速から2速に変わり、変速を開始する。
【0040】変速を開始すると、図4(A)に示すよう
に、まずスロットル開度TVOを一瞬閉じ、図4(F)
に示すように、低速側ドッグクラッチ220Aを開放す
る。この時、変速クラッチ225への押付け荷重を上昇
させる。この押付け荷重は、エンジントルク特性から求
められ、変速開始前の出力軸トルクから変速終了後の出
力軸トルクが滑らかになるように制御する。次に、時刻
t2において、図4(H)に示すように、変速クラッチ
伝達トルクTcが目標トルクTc1になり、かつ、図4
(B)に示すように、エンジン回転数Neが目標回転数
Ne2に同期すると、図4(G)に示すように、高速側
のドッグクラッチ220Bを締結し、図4(H)に示す
ように、変速クラッチ225を解放する。以上のように
制御をすると、変速が、脱力感,変速ショック無く行な
える。
【0041】しかしながら、エンジントルク特性が経時
変化すると、図4(I)に示すように、変速開始前の出
力軸トルクTe1と変速中の出力軸トルクTe2に偏差
ΔTeが生じる。その結果、図4(B),(C),
(D),(G)に破線のように、エンジン回転数の同期
が遅れ、変速時間が時刻t3まで伸びることになる。ま
た、逆に、縮まる場合もある。
【0042】また、変速終了直前の伝達トルクと変速終
了直後の伝達トルクにも偏差ができ、変速後に変速ショ
ックが起こる。このショックは点火時期制御によりある
程度は抑えられるが、エンジントルクの経時変化が大き
いと対応できなくなる。そこで、本実施形態において
は、変速終了直後に、図3に示した動力特性学習手段4
00Aを用いて、エンジントルクの経時変化の学習を行
なうようにしている。
【0043】ここで、図5を用いて、本実施形態による
動力特性学習手段400Aのエンジントルク学習動作に
ついて説明する。図5は、本発明の一実施形態による動
力特性学習手段のエンジントルク学習動作を示すフロー
チャートである。
【0044】ステップ1000において、動力特性学習
手段400Aは、出力軸回転数No,アクセルペダル開
度APS,エンジン回転数Ne,スロットル開度TVO
を検出する。次に、ステップ1001において、動力特
性学習手段400Aは、出力軸回転数Noを微分し、そ
の微分値aに乗数k1を掛け、イナーシャトルクToe
を求める。
【0045】また、ステップ1002において、動力特
性学習手段400Aは、出力軸回転数Noに乗数k2を
掛け、車速VSPを求める。次に、ステップ1003に
おいて、動力特性学習手段400Aは、車速VSPとア
クセルペダル開度APSから目標ギヤ位置のギヤ比rt
gpを検索する。
【0046】さらに、ステップ1004において、動力
特性学習手段400Aは、エンジン回転数Neとスロッ
トル開度TVOからエンジントルクTeを求める。次
に、ステップ1005において、動力特性学習手段40
0Aは、エンジントルクTeと目標ギヤ位置のギヤ比r
tgpを掛け、目標出力軸トルクTotと求める。
【0047】次に、ステップ1006において、動力特
性学習手段400Aは、目標出力軸トルクTotからイ
ナーシャトルクToeを引き、変動トルクTrを求め
る。次に、ステップ1007において、動力特性学習手
段400Aは、変動トルクTrとエンジン回転数Neか
ら、補正点火時期αを求める。
【0048】そして、ステップ1008において、動力
特性学習手段400Aは、ベース点火時期ADVnに補
正点火時期αを加算して、最終点火時期ADVfとす
る。次に、ステップ1009において、動力特性学習手
段400Aは、最終点火時期ADVfを出力する。
【0049】また、ステップ1010において、動力特
性学習手段400Aは、補正点火時期αを積分して、学
習偏差トルクTrlを求める。次に、ステップ1011
において、動力特性学習手段400Aは、学習偏差トル
クTrlに乗数k3を掛け、学習エンジントルクTel
を求める。
【0050】最後に、ステップ1012において、動力
特性学習手段400Aは、エンジントルクマップを書き
換える。エンジントルクマップは、図5に示すように、
エンジントルクTeと、エンジン回転数Neと、スロッ
トル開度TVOとからなる3次元マップである。変速終
了直後におけるエンジントルクの経時変化の学習の際、
エンジン回転数Neとスロットル開度TVOとは既知で
あるため、このときのエンジントルクTeの値を、学習
によって求められた学習エンジントルクTelに書き換
えることにより、エンジントルクマップの書き換えを行
うことができる。
【0051】以上説明したように、エンジントルク特性
が経時変化しても、エンジントルク特性は正確に把握で
き、動力の制御が正確に行なえるので、出力軸トルクも
適正に出力され、変速ショックを低減できる。
【0052】次に、図6を用いて、本実施形態による動
力特性学習手段400Aの変速クラッチのクラッチモデ
ルの学習動作について説明する。図6は、本発明の一実
施形態による動力特性学習手段の変速クラッチのクラッ
チモデルの学習動作を示すフローチャートである。本実
施形態においても、クラッチモデルの学習は、図3に示
した動力特性学習手段400Aによって行われる。図4
(H)に波線で示すように、変速クラッチの伝達トルク
Tcが経時変化すると、図4(B),(C),(D),
(G)に破線のように、エンジン回転数の同期が遅れ、
変速時間が時刻t3まで伸びることになる。また、逆
に、縮まる場合もある。そこで、クラッチモデルの学習
により、同期遅れを解消する。
【0053】ステップ1000において、動力特性学習
手段400Aは、出力軸回転数No,アクセルペダル開
度APS,エンジン回転数Ne,スロットル開度TVO
を検出する。次に、ステップ1001において、動力特
性学習手段400Aは、出力軸回転数Noを微分し、そ
の微分値aに乗数k1を掛け、イナーシャトルクToe
を求める。
【0054】また、ステップ1002において、動力特
性学習手段400Aは、出力軸回転数Noに乗数k2を
掛け、車速VSPを求める。次に、ステップ1003に
おいて、動力特性学習手段400Aは、車速VSPとア
クセルペダル開度APSから目標ギヤ位置のギヤ比rt
gpを検索する。
【0055】さらに、ステップ1004において、動力
特性学習手段400Aは、エンジン回転数Neとスロッ
トル開度TVOからエンジントルクTeを求める。次
に、ステップ1005において、動力特性学習手段40
0Aは、エンジントルクTeと目標ギヤ位置のギヤ比r
tgpを掛け、目標出力軸トルクTotと求める。
【0056】次に、ステップ1006において、動力特
性学習手段400Aは、目標出力軸トルクTotからイ
ナーシャトルクToeを引き、変動トルクTrを求め
る。次に、ステップ1007において、動力特性学習手
段400Aは、変動トルクTrとエンジン回転数Neか
ら、補正点火時期αを求める。
【0057】そして、ステップ1008において、動力
特性学習手段400Aは、ベース点火時期ADVnに補
正点火時期αを加算して、最終点火時期ADVfとす
る。次に、ステップ1009において、動力特性学習手
段400Aは、最終点火時期ADVfを出力する。
【0058】また、ステップ1010において、動力特
性学習手段400Aは、補正点火時期αを積分して、学
習偏差トルクTrlを求める。次に、ステップ1011
において、動力特性学習手段400Aは、学習偏差トル
クTrlに乗数k3を掛け、学習エンジントルクTel
を求める。
【0059】最後に、ステップ1013において、動力
特性学習手段400Aは、クラッチモデルにおける変速
クラッチの摩擦係数μを書き換える。即ち、変速クラッ
チのトルクTcと摩擦係数μは、次式(1)の関係があ
る。
【0060】Tc=μ・k・(Pc−F) …(1) ここで、kは定数であり、Pcはクラッチ油圧,即ち、
アクチュエータ226の作用圧であり、Fは反力であ
る。定数k及び反力Fは既知であり、作用圧PcはAT
C/U430からの指示値であるため、既知である。従
って、式(1)において、変速クラッチトルクTcが求
まれば、摩擦係数μを求めることができる。変速クラッ
チトルクTcは、学習エンジントルクTelによって求
められるため、摩擦係数μを求めて、学習することがで
きる。
【0061】また、クラッチモデルとして、油粘度また
は油圧とクラッチトルク容量のマップ等のクラッチモデ
ルを用いることもでき、学習エンジントルクTelに基
づいて、このクラッチモデルを書き換えることもでき
る。
【0062】なお、以上説明した本実施形態による自動
車の制御装置は、次のようにとらえることもできるもの
である。即ち、アクセルペダル開度が一定で変速を行う
第1走行とする。これは、図4に実線で示した動力特性
の経時変化が生じる前の走行のことである。また、第1
走行と同条件で第1走行後に行なう第2走行とする。こ
れは、図4に波線で示した動力特性に経時変化が生じた
後の走行のことである。そして、第1走行と同条件で第
2走行後に第3走行を実行する。この第3走行は、動力
特性の経時変化を学習して補正した後の走行のことであ
る。
【0063】ここで、第1走行と第3走行の変速終了後
のエンジントルク操作信号が略同一であり、かつ、第1
走行の変速終了後のエンジントルク操作信号が第2走行
の変速終了後のエンジントルク操作信号と異なる場合、
第3走行の変速終了後の出力軸トルク相当信号の変動が
第2走行の変速終了後の出力軸トルク相当信号の変動よ
りも抑制されるのが、本実施形態による自動車の制御装
置である。ここで、エンジントルクの操作信号は、例え
ば、点火時期,燃料噴射量,スロットル開度等であり、
また、出力軸トルク相当信号とは、出力軸トルク,出力
軸回転数の変化率、加速度等である。
【0064】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、出力軸回転数に基づいて変速機のクラッチのクラッ
チモデルを学習することにより、変速機の経時変化にも
対応した変速ショックの低減ができる。
【0065】次に、図7〜図9を用いて、本発明の他の
実施形態による自動車の制御装置の構成について説明す
る。本実施形態による自動車の制御装置を用いる自動車
の全体構成は、図1に示したものと同様である。
【0066】最初に、図7を用いて、本実施形態による
自動車の制御装置を用いる自動車の詳細な全体構成につ
いて説明する。なお、図7に示す例においては、動力発
生装置として、エンジン及びアシストモータを用いたハ
イブリッド自動車であり、動力伝達装置として、歯車式
変速機を用いている。また、図2と同一符号は、同一部
分を示している。
【0067】本実施形態においては、図2において説明
した構成に加えて、歯車230,231と、アシストモ
ータ232を備えている。また、図2に示した構成の中
で、歯車214,215と、変速クラッチ225と、ア
クチュエータ226は除かれている。アシストモータ2
32によって発生する駆動トルクは、歯車230,23
1を介して、出力軸301に伝達される。
【0068】発進時や低速時は、アシストモータ232
のみで走行する。急加速や高トルクでの走行時には、エ
ンジン101とアシストモータ232の両方を駆動し、
走行する。また、変速中は、アシストモータ232でア
シストモータトルクを発生させ、変速中の脱力感や吹け
上がりを防止する。ATC/U430は、変速直前の伝
達トルクと変速直後の伝達トルクの偏差が無くなるよう
に、電子制御スロットル103とアシストモータ232
を制御する。更に、点火時期の補正値をATC/U43
0からENGC/U420に送り、点火時期を制御す
る。
【0069】次に、図8及び図9を用いて、本実施形態
による動力特性学習手段400Aのモータトルク特性の
学習動作について説明する。なお、本実施形態による動
力特性学習手段400Aの構成は、図3に示したものと
同様である。従って、図4及び図5に示した学習によっ
て、エンジントルクの経時変化の学習を行うことができ
る。
【0070】ここで、図8を用いて、本実施形態による
制御手段400Bによる変速制御時の各部の動作につい
て説明する。図8は、本発明の他の実施形態による制御
手段による変速制御時の各部の動作を示すタイムチャー
トである。
【0071】図8は、ハイブリット車における、例え
ば、1速から2速へのアップシフト時のタイムチャート
を示しており、図中実線は、エンジントルク特性が正常
な場合の各部の動作を示しており、破線は、モータトル
ク特性が経時変化した場合の各部の動作を示している。
また、横軸は時間を示しており、時刻t1は、変速開始
時を示しており、時刻t2は、モータトルク特性が正常
な場合の変速終了時を示しており、時刻t3は、モータ
トルク特性が経時変化した場合の変速終了時を示してい
る。
【0072】時刻t0〜時刻t1において、図4(A)
に示すように、スロットル開度TVOが一定とすると、
図4(B)及び図4(C)に示すように、エンジン回転
数Ne及び車速VSPが増加する。そして、車速VSP
が、所定速度v1となって、変速条件を満たすと、時刻
t1において、図4(E)に示すように、目標ギヤ位置
が1速から2速に変わり、変速を開始する。
【0073】変速を開始すると、図8(A)に示すよう
に、まずスロットル開度TVOを一瞬閉じ、図8(F)
に示すように、低速側ドッグクラッチ220Aを開放す
る。この時、図8(J)に示すように、アシストモータ
232の伝達トルクを上昇させる。この伝達トルクは、
エンジントルク特性から求められ、変速開始前の出力軸
トルクから変速終了後の出力軸トルクが滑らかになるよ
うに制御する。次に、時刻t2において、図8(J)に
示すように、アシストモータの伝達トルクTMが目標ト
ルクTM1になり、かつ、図8(B)に示すように、エ
ンジン回転数Neが目標回転数Ne2に同期すると、図
8(G)に示すように、高速側のドッグクラッチ220
Bを締結し、図8(H)に示すように、アシストモータ
232を停止する。以上のように制御をすると、変速
が、脱力感,変速ショック無く行なえる。
【0074】しかしながら、アシストモータのトルク特
性が経時変化すると、図8(I)に示すように、変速開
始前の出力軸トルクTe1と変速中の出力軸トルクTe
2に偏差ΔTeが生じる。その結果、図4(B),
(C),(D),(G)に破線のように、エンジン回転
数の同期が遅れ、変速時間が時刻t3まで伸びることに
なる。また、逆に、縮まる場合もある。
【0075】また、変速終了直前の伝達トルクと変速終
了直後の伝達トルクにも偏差ができ、変速後に変速ショ
ックが起こる。このショックは点火時期制御によりある
程度は抑えられるが、エンジントルクの経時変化が大き
いと対応できなくなる。そこで、本実施形態において
は、変速終了直後に、図3に示した動力特性学習手段4
00Aを用いて、アシストモータトルクの経時変化の学
習を行なうようにしている。
【0076】ここで、図9を用いて、本実施形態による
動力特性学習手段400Aのモータトルク学習動作につ
いて説明する。図9は、本発明の一実施形態による動力
特性学習手段のモータトルク学習動作を示すフローチャ
ートである。
【0077】ステップ1000〜ステップ1011にお
ける処理は、図5における処理と同様であり、動力特性
学習手段400Aは、出力軸回転数No,アクセルペダ
ル開度APS,エンジン回転数Ne,スロットル開度T
VOを検出して、学習エンジントルクTelを求める。
【0078】最後に、ステップ1014において、動力
特性学習手段400Aは、モータの係数jを書き換え
る。即ち、モータのトルクTMと係数jは、次式(2)
の関係がある。
【0079】TM=j・I …(2) ここで、Iはモータに供給する電流である。モータ電流
Iは、ATC/U430からの指示値であるため、既知
であるので、式(2)において、モータトルクTMが求
まれば、係数jを求めることができる。モータトルクT
Mは、学習エンジントルクTelによって求められるた
め、係数jを求めて、モータの経時変化を学習すること
ができる。
【0080】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ハイブリッド自動車や電気自動車のモータトルク特
性が経時変化してもモータトルク特性は正確に把握で
き、動力の制御が正確に行なえるので、出力軸トルクも
適正に出力され、変速ショックを低減できる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、動力特性に経時変化が
生じた場合でも、変速ショックを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車の制御装置を
用いる自動車の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による自動車の制御装置を
用いる自動車の詳細な全体構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態による動力特性学習手段の
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による制御手段による変速
制御時の各部の動作を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の一実施形態による動力特性学習手段の
エンジントルク学習動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態による動力特性学習手段の
変速クラッチのクラッチモデルの学習動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の他の実施形態による自動車の制御装置
を用いる自動車の詳細な全体構成を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の他の実施形態による制御手段による変
速制御時の各部の動作を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の一実施形態による動力特性学習手段の
モータトルク学習動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…動力発生手段 101…エンジン 200…動力伝達手段 300…出力軸回転数検出手段 400…コントロールユニット 400A…動力特性学習手段 400B…制御手段 410…電子制御スロットルコントロールユニット 420…エンジンコントロールユニット 430…変速機コントロールユニット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 61/02 // F16H 59:42 (72)発明者 大西 浩史 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 坂本 博史 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3D041 AA53 AB00 AC01 AC15 AC18 AD04 AD10 AD31 AD32 AD35 AD50 AD51 AE02 AE04 AE07 AE09 AE30 AE32 AE45 AF01 AF07 AF09 3G093 AA05 AA07 BA03 CB08 DA06 DB00 DB05 DB11 DB12 EA02 EA05 EA09 EA13 EB00 EB03 FA04 FA09 FA11 FA12 3J052 AA01 AA11 EA04 FA03 FB33 GC13 GC23 GC43 HA03 KA01 KA09 KA15 LA01 5H115 PG04 PG10 PU01 PU25 QN06 QN23 QN24 RB08 RE03 RE05 SE05 SE08 SJ12 TB01 TE02 TO21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車を走行させる動力を発生する動力発
    生手段とこの動力発生手段から発生した動力を出力軸を
    介して駆動輪に伝える動力伝達手段とを制御する自動車
    の制御装置において、 上記動力伝達手段の出力軸回転数を検出する出力軸回転
    数検出手段と、 この出力軸回転数検出手段によって検出された出力軸回
    転数に基づいて上記動力発生手段若しくは上記動力伝達
    手段の動力特性を補正する動力特性学習手段を備え、 この動力特性学習手段によって補正された上記動力発生
    手段若しくは上記動力伝達手段の動力特性を用いて、上
    記動力発生手段若しくは上記動力伝達手段を制御するこ
    とを特徴とする自動車の制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動車の制御装置におい
    て、 上記動力発生手段がエンジン若しくはモータであり、 上記動力特性学習手段は、上記出力軸回転数検出手段に
    よって検出された出力軸回転数に基づいて、上記エンジ
    ンのエンジントルク特性若しくは上記モータのモータト
    ルク特性を補正することを特徴とする自動車の制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動車の制御装置におい
    て、 上記動力伝達手段は、歯車式変速機であり、 この歯車式変速機は、入力軸と出力軸の間にトルク伝達
    手段を有し、さらに、少なくとも一つの変速段の上記ト
    ルク伝達手段が多板クラッチであり、その他の変速段の
    上記トルク伝達手段が噛み合い式クラッチであり、一方
    の変速段から他方の変速段へ変速する際に上記多板クラ
    ッチを制御することにより加速度変動の少ない変速を行
    う変速機であるとともに、 上記動力特性学習手段は、上記出力軸回転数検出手段に
    よって検出された出力軸回転数に基づいて上記多板クラ
    ッチのクラッチモデルを補正することを特徴とする自動
    車の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の自動車の制御装置におい
    て、 上記動力伝達手段は、歯車式変速機であり、 この歯車式変速機は、入力軸と出力軸の間にトルク伝達
    手段を有し、さらに、少なくとも一つの変速段の上記ト
    ルク伝達手段がアシストモータであり、その他の変速段
    の上記トルク伝達手段が噛み合い式クラッチであり、一
    方の変速段から他方の変速段へ変速する際に上記アシス
    トモータを制御することにより加速度変動の少ない変速
    を行う変速機であるとともに、 上記動力特性学習手段は、上記出力軸回転数検出手段に
    よって検出された出力軸回転数に基づいて上記アシスト
    モータのモータトルク特性を補正することを特徴とする
    自動車の制御装置。
  5. 【請求項5】自動車を走行させる動力を発生する動力発
    生手段とこの動力発生手段から発生した動力を出力軸を
    介して駆動輪に伝える動力伝達手段とを制御する自動車
    の制御装置において、 少なくともアクセルペダル開度が一定で変速を行う第1
    走行と、 この第1走行と同条件で第1走行後に行なう第2走行
    と、 上記第1走行と同条件で上記第2走行後に行なう第3走
    行を行い、 上記第1走行の変速終了後のエンジントルク操作信号
    が、上記第2走行の変速終了後のエンジントルク操作信
    号と異なる場合、 上記第2走行時のエンジントルク特性を学習し、 上記第3走行の変速終了後のエンジントルク操作信号
    が、上記第1走行の変速終了後のエンジントルク操作信
    号に等しいか又は上記第2走行の変速終了後のエンジン
    トルク操作信号より上記第1走行の変速終了後のエンジ
    ントルク操作信号に近く、かつ上記第3走行の出力軸ト
    ルク相当信号の変動が上記第2走行の変速終了後の出力
    軸トルク相当信号の変動よりも抑制されていることを特
    徴とする自動車の制御装置。
JP12262999A 1999-04-28 1999-04-28 自動車の制御装置 Expired - Fee Related JP3780117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12262999A JP3780117B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 自動車の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12262999A JP3780117B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 自動車の制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002128140A Division JP3571706B2 (ja) 2002-04-30 2002-04-30 自動車の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000313250A true JP2000313250A (ja) 2000-11-14
JP3780117B2 JP3780117B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=14840711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12262999A Expired - Fee Related JP3780117B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 自動車の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3780117B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089575A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Toyota Motor Corp 車両の駆動制御装置
JP2011247380A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Toyota Motor Corp 車両用油圧制御装置
US8108108B2 (en) 2003-03-27 2012-01-31 Torotrak (Development) Limited Method of controlling a continuously variable transmission
WO2012077382A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 アイシン・エーアイ株式会社 車両の動力伝達制御装置
JP2013056618A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2014087246A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Toshiba Corp 電気自動車及び車両制御装置
DE112017003361T5 (de) 2016-08-24 2019-03-21 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Fahrzeugsteuervorrichtung
JP2020085072A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 いすゞ自動車株式会社 制御装置及び、制御方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8108108B2 (en) 2003-03-27 2012-01-31 Torotrak (Development) Limited Method of controlling a continuously variable transmission
US8892315B2 (en) 2003-03-27 2014-11-18 Torotrak (Development) Limited Method of controlling a continuously variable transmission
JP2010089575A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Toyota Motor Corp 車両の駆動制御装置
JP2011247380A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Toyota Motor Corp 車両用油圧制御装置
WO2012077382A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 アイシン・エーアイ株式会社 車両の動力伝達制御装置
JP2015037891A (ja) * 2010-12-08 2015-02-26 アイシン・エーアイ株式会社 車両の動力伝達制御装置
JP2013056618A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2014087246A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Toshiba Corp 電気自動車及び車両制御装置
DE112017003361T5 (de) 2016-08-24 2019-03-21 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Fahrzeugsteuervorrichtung
US11505174B2 (en) 2016-08-24 2022-11-22 Hitachi Astemo, Ltd. Vehicle control device
JP2020085072A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 いすゞ自動車株式会社 制御装置及び、制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3780117B2 (ja) 2006-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7469758B2 (en) Electric vehicle drive control device and control method therefor
JP3541831B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
EP1686292B1 (en) Automatic transmission system of automobile with shift-change control system
JP5062494B2 (ja) 車両用制御装置
JP5223603B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US7967721B2 (en) Control apparatus for an automatic transmission
CN100432501C (zh) 变速装置及其变速控制方法
EP1344965A2 (en) Method of controlling automobile, automobile control apparatus, transmission, method of controlling transmission and vehicle system
US20060154786A1 (en) Method for determining a transmittable torque of a clutch in an automatic transmission of a motor vehicle
CN103339400A (zh) 用于标定估计的离合器特征曲线的方法和系统
US7373233B2 (en) System and method for controlling the coupling between the driveshaft and the primary gear shaft in a motor vehicle with a servo-controlled gearbox
KR100503591B1 (ko) 자동변속기의제어장치및제어방법
US5951436A (en) Transmission control system for an electric vehicle
JP2021055842A (ja) スタンディングスタートの実行のために路上走行車両を制御する方法
JP2000313250A (ja) 自動車の制御装置
JP3524161B2 (ja) 自動変速機の制御方法および制御装置、並びに自動車
JP6024526B2 (ja) 電動車両の制御装置
JP6187220B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3571706B2 (ja) 自動車の制御方法
US6317670B1 (en) Control apparatus and method of automatic transmission
JPH06276611A (ja) 電気自動車の駆動力制御装置
KR20060010974A (ko) 4륜 구동 하이브리드 전기 차량의 변속 제어방법
JP2022050794A (ja) クラッチの学習制御装置
JP2022052383A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2000120853A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090310

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees