JP2000313211A - タイヤ、タイヤビード用の金属製ビードコア及びタイヤを車輪リムに取り付ける方法 - Google Patents

タイヤ、タイヤビード用の金属製ビードコア及びタイヤを車輪リムに取り付ける方法

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JP2000313211A
JP2000313211A JP11307225A JP30722599A JP2000313211A JP 2000313211 A JP2000313211 A JP 2000313211A JP 11307225 A JP11307225 A JP 11307225A JP 30722599 A JP30722599 A JP 30722599A JP 2000313211 A JP2000313211 A JP 2000313211A
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bead core
tire
bead
shape memory
rim
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Guido Riva
グイド・リヴァ
Gurdev Orjela
ガーデヴ・オージェラ
Syed Khawja Mowdood
サイド・カウジャ・モードッド
Alessandro Volpi
アレッサンドロ・ヴォルピ
Claudio Villani
クラウディオ・ヴィラーニ
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Pirelli Pneumatici SpA
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/48Bead-rings or bead-cores; Treatment thereof prior to building the tyre

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンクした場合でも、約80km/hrの速
度にて、少なくとも50乃至100kmの距離を走行し
た後、タイヤを交換することのできるガレージに車の運
転者及び乗客が達するための安全な運転を可能にするタ
イヤを提供すること。 【解決手段】 超弾性の特性を有する材料で形成された
その環状の伸長部分の少なくとも一部分を有し、その結
果、一定の温度にて一定の引伸し荷重が加えられたと
き、ビードコア6の変形が増大する、タイヤ1のビード
コア6用のビードワイヤーである。荷重が除去される
と、ビードコア6は変形から回復する。ビードコア6の
特性は、ビードコア6を内蔵するタイヤ1を大気温度に
てリムに取り付けることを許容し且つビードコア6をリ
ムのシートの寸法に対し適正に調節することを可能にす
る。ビードコア6は、その温度の上昇に伴って、内方へ
の収縮応力の大きさを増し、このため、ビードコア6
は、タイヤ1が萎んだ状態にて走行するとき、タイヤ1
のビード5によってリムに加えられるグリップ圧力を増
大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤのビードコ
ア用のビードワイヤー及び該ビードワイヤーを内蔵する
タイヤ、より具体的には、タイヤを車輪リムに容易に取
り付けることを許容し得る設計とされ且つ色々な運転状
態下にてタイヤがリムから分離するのに抵抗し得る設計
ともされたタイヤのビードコア用のビードワイヤーに関
する。
【0002】
【従来の技術】当該技術分野にて公知であるように、タ
イヤは、全体として、ビードコアの周りにて上方に折り
返した縁部を有する少なくとも1つのカーカス補強プラ
イと、トレッドと、カーカス及びトレッドの間に配置さ
れたベルトとを備えている。カーカス補強プライの側部
と同一のカーカスプライの上方に折り返した縁部との間
にゴム充填材ストリップが配置されている。ビートコア
及びゴム充填材を備えるタイヤの部分は、タイヤを対応
する取り付けリムの外側に固着する働きをするタイヤビ
ードを形成する。
【0003】車輪リムは、中央の円筒状通路を形成し、
この通路から、拡がり面が軸方向に且つ外方に両側部か
ら分岐し、その拡がり面の各々は、「リムバルコニー
(rim balcony)」と称される垂直な周縁フ
ランジにて終わっている。これらの拡がり面は、タイヤ
のビードに対するビードシートを形成する。
【0004】ビードコアは、周方向に実質的に引き伸ば
し不能であり、環状の位置に配置された鋼ワイヤー、鋼
コード及びその他の同様の構成要素のような単一の要素
又は幾つかの要素にて形成することができる。個々の要
素は、ビードワイヤーと称され、共に組み立てられたと
き、ビードコアを形成する。
【0005】タイヤビードの内径は、ゴムライニングの
厚さが薄くなることに起因する2つの直径の間の差を除
いて、ビードコアの最内側面の直径と実質的に一致す
る。ビードコア及びタイヤビードの環状の内面の直径
は、リムバルコニーの直径よりも小さく、次のように選
択される、すなわち、ビードがリム上のそのそれぞれの
ビードシートの上方に付勢されたとき、これらのビード
は、タイヤの内部の空気の圧力によってフランジの内面
に対してビードの拡がり面に沿って押されるように選択
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】タイヤをリム上に取り
付ける作業は、当該技術分野の当業者に周知の方法に従
って行われる。この作業は、タイヤの第一のビードを楕
円形の形態に変形させることにより開始し、このため、
楕円形の孔が適正に方向決めされた状態にてリムの前側
に配置されたとき、ビードの一部分は、リムのバルコニ
ーの上方にて摺動する。次に、ビードの他の部分は、リ
ムバルコニーの上にて完全に摺動し、このため、ビード
をビードシートに向けて押すことができる。次に、第二
のビードに対して上記のステップを繰り返す。最後に、
タイヤを膨張させて、ビードをビードシートのリムバル
コニーの内面に対して押し付ける。
【0007】ビードコアの剛性のため、タイヤをリムに
取り付けるためには、ビードコアをその円形の形態から
楕円形の形態に変形させるべく大きい力を付与すること
を必要とし、特定のビードコア構造に取り付けることを
明らかに困難にし、また、ビードワイヤーの弾性変形の
限界値を上廻ったならば、ある状況にて破断する虞れが
ある。
【0008】タイヤビードがリムフランジの内面に対し
て押し付けられた状態に保つためタイヤ内の加圧した空
気を使用するから、タイヤが収縮するとき、この力は、
最早、付与されず、タイヤビードは、そのビードシート
がリムの中央通路内に落ち込んだ状態のままにする可能
性がある。このシートからの分離の結果、リムバルコニ
ーが、舗装面と迅速に接触する状態となり、車の牽引及
びコントロールを不可能にするから、通常、車が動かな
くなる。例えば、従来のタイヤは、1.8乃至2.0バ
ールの運転圧力にて膨張させる。膨張圧力が約0.8バ
ール以下に降下するとき、タイヤビードは、ビードシー
トから非着座状態となる可能性がある。その結果、近代
のタイヤに対する第二の必要条件は、パンクし且つその
結果、タイヤの内部の空気が失われる場合でさえ、リム
上の所定の位置に止まることができることである。この
必要条件は、ビードコアがリムに対して十分な力を加え
て、タイヤビードを所定の位置に押す空気圧力が存在し
ない場合でさえ、タイヤビードをリム上に着座した状態
を保つことを必要とする。ビードがリムの中央通路部分
内にて摺動するのを防止するバリアとして機能するよう
に、リム上に突出部が形成されない限り、この結果は、
従来のビードコアを使用して実現することはできない。
現在の技術によれば、タイヤが萎むとき、タイヤビード
をリムの上に保つためリムに十分な力を付与すると同時
に、従来の工具にて各タイヤをリムの上に取り付けるの
を許容するのに十分に引き伸ばすことのできるビードコ
アを提供することはできなかった。
【0009】タイヤビード内にて使用される幾つかの従
来型式のビードコアは公知である。例えば、第一の設計
のものは、並んだコイルの第一の層を形成し得るように
ら旋状に巻いたゴム被覆鋼ワイヤーで形成されたビード
コアを提供する。その後の層は、第一の層の上に重ね合
され、また、同一ワイヤーのら旋状の巻線から成ってい
る。この型式のビードコアの1つの公知の構造は、各々
4本のワイヤーから成る4つの層を備えている。追加的
な型式のビードコアは、幾つかの個々のワイヤーの使
用、より正確には、垂直面内にて半径方向に配置された
幾つかのコイルを形成し得るようにら旋状に巻いた第一
のワイヤーの使用を必要とする。後続のワイヤーは、同
様に、垂直面内にて巻かれ、第一の面に対して並べて配
置される。4×4として公知のかかる1つの構造は、4
つの層内に配置された4本のワイヤーを備えている。
【0010】可撓性の特性が改善され、従って、破断の
虞れの無いより大きい変形可能性を有するビードコアも
また公知である。これらの公知の構造の1つは、ら旋状
のビードコアである。このビードコアは、中心ケーブル
にて形成され、数本のワイヤーがこの中心ケーブルの周
りにてら旋状に巻かれている。この設計において、ら旋
状のパターンにて形成された鋼ワイヤー群の4又は5つ
の層を有する構造内に4又は5つの群の鋼ワイヤーを配
置することができる。しかしながら、このら旋状のビー
ドコアの構造は、ケーブル及び色々なワイヤーに対して
多数の別個のリールを必要とする。その結果、例えば、
単一型式のワイヤーを含むビードコアの構造における場
合よりも製造コストが増すことになる。
【0011】タイヤを取り付けるときに生ずる別の問題
点は、全体として、ビードコアの構造、及び車輪リムの
構造において、得られる実際の寸法は、その選択した許
容公差から相違することがしばしばである。こうした場
合、タイヤビードが関係するビードシートの上でハト形
の形状となる可能性がある。その結果、タイヤビードの
実際の寸法が所定の寸法よりも実質的に小さいとき、ビ
ードコアが破断し、又は、ビードコアが所定の寸法より
も大きいとき、回転する間に、タイヤビードがビードシ
ートの上にて滑る可能性がある。
【0012】ドイツ国特許出願第3829460号に
は、形状記憶材料、好ましくは、Ni−Ti合金で出来
たビードコアが記載されている。この出願に記載された
取り付け方法は、ビードコアを楕円形の形態に一時的に
変形させることを要求し、タイヤをリムに取り付けた
後、ビードコアに対し合金の結晶化温度(65℃乃至9
0℃の範囲)にて熱処理を行い、ビードコアがその環状
の形状を回復するようにする。このように、この方法
は、タイヤを取り付けるのに十分弾性的である一方に
て、十分な力にてタイヤビードをリムに対して保持す
る、ビードコアを提供する。しかしながら、この方法に
従って、タイヤを取り付けるためには、特殊な工具及び
加熱装置が必要となる。
【0013】タイヤがシートから非着座状態となるのに
抵抗する公知の方法は、全体として、タイヤビード及び
ビードシートの双方に接触する面を改変することに基づ
くものである。これらの方法の1つは、タイヤビードの
基部における突出部、及び該突出部を受け入れる設計と
された、リムにおける孔を使用することを伴なう。タイ
ヤビードの突出部は、リムの孔内に挿入されたとき、タ
イヤビードがリムから分離するのを防止する。
【0014】ビードコアに適した設計を探求する場合、
タイヤを取り付けた後、タイヤのビードをリムの上に弾
性的にクランプ止めされた状態に保ちつつ、タイヤを車
輪リムに取り付けたときのビードの変形可能性を考慮し
なければならない。このことは、ビードコアを形成する
ときに、使用される材料が満足しなければならない第一
の必要条件、すなわち、材料は、破断せずに、大きい程
度まで引き伸ばし得る能力を有しなければならないとい
う条件を生じさせる。更に、この材料は、周囲温度にて
且つそれ以前の引き伸ばしの効果を保つことなく、荷重
が除去されたとき、その当初の形状を回復し得なければ
ならない。
【0015】これらの必要条件は、パンクした後、タイ
ヤがリムから分離することなく、数十キロメートル走行
し得るタイヤを形成する追加的な必要性により、より複
雑となり且つ緊急的なものとなる。理想的には、パンク
したタイヤは、約80km/hrの速度にて、少なくと
も50乃至100kmの距離を走行した後、タイヤを交
換することのできるガレージに車の運転者及び乗客が達
するための安全な運転を提供し得るようにする。
【0016】所望の安全上の特徴は、タイヤビードの内
面に加わる空気圧力が存在しないときでさえ、パンクし
たタイヤのビードがそれぞれのビードシート内に止まる
ことを必要とする。これらのタイヤビードは、中央の円
筒状通路のより小さいリム直径に向けて内方に滑り、タ
ーンによって生じた横断方向への力が存在するとき、タ
イヤビードがシートから非着座状態となるのを防止しな
ければならない。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した技術の現状に鑑
みて、当該出願人は、技術的及び/又は経済的欠点を伴
なうことなく、許容可能な方策を得るためには、取り付
け段階に関係するタイヤ及びリムの部分を周囲温度に保
つことが必要であることを認識した。また、萎んだタイ
ヤをリムに取り付けた状態に保つ働きをする部品を含ん
で、標準的な部品をリムとタイヤとの間の境界面に使用
することも必要であった。このことは、タイヤがシート
から非着座状態となるのを防止するために機械的カップ
リングを使用する妨げとなっていた。
【0018】また、当該出願人は、シートから非着座状
態となる危険性を防止するために、可能であれば、生じ
る現象を使用しようとして、特に、萎んだタイヤにて生
じる状態を活用することにより、最適な解決策が得られ
ることも分かった。萎んだ状態のとき、タイヤのサイド
が折り重なって、その折り重なったサイドウォールの形
成される2つの部分が互いに対して接触して擦り合い、
このことは、折り重なった領域の全体をビードコアまで
加熱することになることも分かった。
【0019】1つの好適な解決策を決定するとき、当該
出願人は、ビードコアに伝達される温度上昇の効果は、
ビードコアがその温度上昇に対応し得るように選択され
た材料で出来ているならば、ビードコア内にて反作用を
生じさせる可能性があることが分かった。また、この問
題点に対する1つの好適な解決策は、萎んだ状態に起因
する温度が存在するとき、益々、収縮し得るビードコア
を使用することを含むことも分かった。かかる解決策を
使用することは、タイヤ内に空気圧力が存在しないとき
でさえ、ビードコアをビードシート内に保つことを可能
にする。しかしながら、この解決策は、タイヤビードコ
アがリムに取り付けるため容易に変形可能であり、ま
た、萎んだ状態のとき漸進的に収縮可能であることも必
要とする。正確には、異なる温度状態のとき、ビードコ
アが逆に変形可能であることの矛盾する要件のため、超
弾性及び/又は形状記憶、好ましくは、その双方の特性
を有する材料から成るビードコアを形成することによ
り、この問題点を解決することが可能であることが分か
った。ビードコアの全体又はその円形部分のみをその材
料で形成してもよい。
【0020】公知であり且つ本明細書にて使用するよう
に、「超弾性」の特性を有する材料は、一定の荷重を加
え且つ一定の温度を保つことにより、より高度に漸進的
に変形させることのできる材料である。次に、この材料
は、荷重を除去し且つ温度を一定に保ったとき、付与さ
れた変形から回復する。更に、また、使用される材料
は、機械的な拘束状態で2つの所定の温度の間にて材料
を加熱したとき、第一の構造から第二の構造に変態し、
拘束状態によって逆方向の応力を生じさせる点にて「形
状記憶」の特性も有している。実際的な結果は、温度が
予め選択された値以上に上昇したとき、拘束状態の材料
によって収縮力が加えられることである。
【0021】このように、本発明は、リムの寸法を受け
入れ得るように大きく弾性的に引き伸ばすことによりタ
イヤを車輪リムに容易に取り付けることを許容すると同
時に、タイヤがパンクした後、運転する間にタイヤビー
ドがリムから分離するのに抵抗することのできる設計と
されたタイヤ用のビードコアである。このことは、超弾
性及び形状記憶の双方の特性を有し、タイヤの運転状態
の間の変化に反応し、タイヤを取り付ける特殊な工具が
不要である、ビードコアの少なくとも1つの環状部分を
提供することにより実現される。
【0022】このように、本発明の第一の形態は、車輪
のリムに取り付け得る設計とされたタイヤビード用の金
属製ビードコアであって、超弾性及び/又は形状記憶の
特性を有する材料で形成された金属製ビードコアであ
る。
【0023】超弾性の特性は、ビードコアが周囲温度に
て変形し、一定の荷重に対して大きく引き伸ばすことを
可能にする。その理由は、荷重の付与に起因して超弾性
材料の構造が変化するためである。この荷重は、臨界的
な変態荷重として規定される。このように、ビードは、
材料に対し大きい荷重応力を加えることなく、車輪リム
のバルコニーの上を滑ることができる。その後、周囲温
度にて荷重を除去すると、タイヤビードによりビードシ
ートに加わるグリップ圧力を保ちつつ、変形状態から回
復することが可能となる。
【0024】更に、ビードコアの形状記憶の特性は、タ
イヤの作動中、ビードをビードシート内に保つ収縮力を
発生させるようなものである。形状記憶材料の構造は温
度変化の結果として変化するため、こうした収縮力は、
ビードコアに対する加熱の関数として増大する。上述し
た収縮力は、特に、リムにおけるビードのグリップ力を
増し、萎んだ状態にてタイヤがシートから非着座状態と
なるのを防止するのに特に有効である。
【0025】ビードコアは、次の特性を有する材料にて
形成されることが好ましい。 a)温度As<Ta b)温度Af<Tmax ここで、Asは、マルテンサイト構造がオーステナイト
構造の形成の開始時まで変態することに対応する材料の
変態温度;Afは、材料構造がオーステナイトに完全に
変態することに対応する温度;Taは、周囲温度(am
bient temperature);Tmaxは、萎
んだ状態にて運転する間、本発明のビードコアを使用す
るタイヤが達する最高温度に対応する所定の温度。
【0026】本発明の第二の形態は、少なくとも1つの
円環状カーカスと、1つのトレッドとを備え、該カーカ
スが、中央クラウンと、一対の環状ビードにて終わる2
つのサイドウォールとを提供し、該一対の環状ビードの
各々が、該ビードを対応する取り付けリムに固着する金
属製ビードコアを内蔵する、タイヤから成っている。該
タイヤは、超弾性で且つ形状記憶材料から出来たビード
コアを備える少なくとも1つのビードを有することを特
徴とし、このビードコアは、周囲温度にて一定の大きさ
の取り付け荷重が加わったとき、ビードコアの変形が増
すことを可能にし、また、荷重がなくなったとき、ビー
ドコアの当初の円形の寸法を回復する。
【0027】該タイヤは、超弾性及び形状記憶特性を有
すると共に、所定の温度に達したとき、ビードコアの内
方への収縮力を増す、ビードコア材料の少なくとも一部
分を含むことが好ましい。この収縮力は、タイヤが萎ん
だままで走行するときに発生し、また、リムにおけるビ
ードのグリップ力を増加させる。
【0028】本発明の別の形態は、バルコニー部分を有
するリムにタイヤを取り付ける方法であって、超弾性で
且つ形状記憶合金で出来た少なくとも一部分を備えるビ
ードコアを有するタイヤを形成するステップと、リムの
バルコニー部分の上で摺動するように一定の荷重を付与
することにより各ビードコアを連続的に引き伸ばすステ
ップとを備える方法である。次に、この一定の荷重を解
放し、ビードワイヤーがリムの直径に対応するある長さ
に復帰することを許容し、タイヤを膨張させる。
【0029】上記の全体的な説明及び以下の詳細な説明
の双方は、単に一例にしか過ぎず、特許請求の範囲に記
載された本発明を更に説明することを目的とするもので
あることを理解すべきである。
【0030】
【発明の実施の形態】添付図面は、本発明を更に理解す
るため含めてあり且つ本明細書の一部に含まれ且つ本明
細書の一部を構成し、本発明の幾つかの実施の形態を示
し、本明細書と共に、本発明の原理を説明する働きをす
るものである。
【0031】次に、一例として本明細書に記載し且つ添
付図面に図示した、本発明の現在の好適な実施の形態に
関して詳細に説明する。
【0032】本発明は、タイヤの分野にて広く適用可能
であるが、本発明は、ラジアル型タイヤにて使用するの
に特に十分に適している。ラジアル型タイヤ1は、図1
に関して説明するが、これは、バイアスベルトカーカス
プライタイヤのような一般に公知のタイヤの如き他の型
式のタイヤへの本発明の適用を排除するものではない。
【0033】タイヤ1は、トレッドバンド2と、ショル
ダ3と、サイドウォール4とを備えている。タイヤ1の
端部は、一対のビード5と、ビードコア6と、ビードフ
ィラー7と、オプション的に補強ボーダ8とを含んでい
る。該タイヤ1は、中間面内に配置された補強要素を有
するラジアルカーカス9を更に備えている。また、該タ
イヤ1は、カーカス9とトレッドバンド2との間に配置
されたベルト構造体10も備えている。
【0034】カーカス9は、縁部9´がビードコア6の
周りで外方に折り返された1つ以上のカーカスプライに
て形成される。ベルト10の構造は、補強要素を内蔵す
る3つのゴム被覆織地11、12、13にて形成された
一群のベルトを備えている。第一の2つの半径方向最内
側織地11、12は、タイヤ1の赤道面に対しある角度
にて傾斜させた鋼補強コード14を備え、それぞれのコ
ード14が互いに交差するようにすることが好ましい。
半径方向最外側のゴム被覆織地13は、ナイロンコード
15を備えることが好ましい。ナイロンコード15は、
タイヤ1の赤道面に対し0°の角度に方向決めされてい
る。タイヤビード5は、車輪リム(図示せず)に取り付
け得るような設計とされている。
【0035】図2には、本発明の1つの実施の形態が図
示されている。タイヤビード5は、その上縁部のみを図
示した車輪リムに取り付けられる。該リムは、円筒状の
中央通路10と、その一方のみを図面に参照番号11に
て図示した外方に拡がる2つの側方ビードシートとを備
えている。他方のシート及びタイヤビードの組合せ体
は、図面の縦軸線の周りにて図示した組合せ体と対称的
である。
【0036】側方ビードシート11は、リムの軸線に対
し平行な線13に対し角度αにて傾斜した面12により
形成される。角度αは、タイヤの型式に従って変更可能
であり、例えば、自動車用タイヤの5°からトラック用
タイヤの15°まで変更可能である。側方ビードシート
11は、その面が図2に図示するようにビード5の外側
面の下方部分を支持するフランジ14を備えている。フ
ランジ14は、リムバルコニーとしても公知である。
【0037】1つの好適な実施の形態において、ビード
コアは、ビードコアを周囲温度にてタイヤの車輪リムに
取り付ける一方にて、大きいビードコアの変形可能性を
得るのに有効な特徴を有する、超弾性記憶形状材料の金
属合金で全体的に出来ている。
【0038】超弾性の特性を有する材料は、形状記憶合
金の技術的局面(Engineering Aspec
ts of Shape Memory Alloy
)(1990年、ロンドン、バタワース・ハイネマン
編集(Butterworth−Heineman
n))の出版物に一般的な語にて記載されている。ビー
ドコアを形成する材料は、多数の金属、特に、Ni−T
i、NiTiX(X=Fe、Cu、Nb)、CuZnA
l、CuAlNi、CuAlBe、FeMnSi系合
金、FeNiCo系合金から成るものとすることができ
る。
【0039】ビードコア6は、単一の水平面の上で並べ
て配置された複数のコイルの第一の層を形成し得るよう
にら旋状に巻かれた単一のゴム被覆ワイヤー18にて形
成されている。次に、該ワイヤーは、上述したように巻
かれて、第一の層に連続する層の上に追加的なコイルを
形成する。図2の自動車用タイヤに使用するのに適した
ビードコアは、各々が4つのコイルを有する4つの層に
より形成される。ワイヤーは、0.8乃至2.0mmの
直径であることが好ましい。より好ましくは、ワイヤー
は0.96mmの直径であるようにする。
【0040】本発明を一層良く理解するため、図3に
は、リムバルコニー又はフランジの上で伸長するように
引き伸ばされると共に、リムのシートをグリップする間
の、ビードコアの挙動の性質の例が示してある。図3
は、応力歪み曲線を示すデカルト座標図である。縦座標
には、ビードコアを変形させるためビードコアに加えら
れた応力が示してあり、横座標には、ビードコアの伸び
変形がその当初の寸法のパーセントとして示してある。
【0041】この座標図の原点にて、ビードコアは、オ
ーステナイト構造を有する超弾性形状記憶材料の状態に
ある。点0と点1との間の曲線部分は、ビードコアに付
与された変形応力を表わす。点1から開始して、材料は
オーステナイト構造から伸び変形率ε2に対応する、点
2に完全に達したマルテンサイト構造に変化する。ε1
に対応する値σ1は、ビードコアがオーステナイトから
マルテンサイトに構造を変化させ始めるようにする臨界
的な変態荷重を表わす。図3に図示するように、ビード
コア構造がオーステナイトからマルテンサイトに変態す
ることは、ビードコアに付与される荷重が一定のままで
ある間に、ビードコアは大きい伸び率にて変形すること
を可能にする。
【0042】点1と点2との間の横座標軸に対し平行な
部分は、ビードコア内の応力によりマルテンサイト構造
が発生される状態に対応する。この変態は、完全に機械
的なものであり、一定の温度にて生ずる。
【0043】点2に対応する伸び率ε2の値は、ビード
コアを内蔵するビードがリムのバルコニーを超えること
を可能にする所望の変形率を表わす。取り付けた後、ビ
ードコアに付与された荷重を除去する。ビードコアが収
縮自在であるならば、ビードコアは図3の曲線の最初の
部分にて点2から点Kまで進む。実際には、除去された
ビードコアは、その超弾性の特性のためそれ以前の急激
な変形から回復し、タイヤのビードコアが着座するビー
ドシートの寸法に対応する伸び状態εoに達する。
【0044】伸び率εoのとき、材料は、一部マルテン
サイト及び一部オーステナイトから成る構造を有し、マ
ルテンサイト成分は、図3の線図にてεoが線0−1に
接近するに伴ない減少する。ビードシートにてビードコ
アにより付与された応力の値は、臨界的な荷重の値に対
して減少し、σkの値となる。応力σ1に対する収縮応
力σkの減少は、ビードコアを形成する前に材料に施し
た熱処理、特に、材料がオーステナイト構造からマルテ
ンサイト構造に変態し又はその逆に変態するときの温度
に依存する。
【0045】超弾性形状記憶材料で出来たビードコアに
おいて、σ1乃至σkの範囲の値の差は、50Mpa乃
至300Mpaの範囲にあることが好ましい。
【0046】第二のビードコアがリムに取り付けられる
ときにも同一の方法、条件が適用される。双方のビード
が車輪リムに取り付けられたならば、図2に図示するよ
うに、リムに設けられたバルコニー14の面に対して、
2つのタイヤビードを軸方向外方に打ち付けるべく、タ
イヤ内に加圧した空気を導入する。
【0047】更に、超弾性形状記憶材料で出来たビード
コアは、タイヤが萎んだとき、ビードをビードシート内
に保つのに有用な特徴を有している。これらの特徴を一
層良く理解するため、図4は、通常の運転中及び萎んだ
状態にて、タイヤビード及び該タイヤビードと共に、ビ
ードコアに加わる加熱温度を横座標に示すデカルト座標
図である。縦座標は、加熱中にその構造を変態させる、
ビードコアに加えられた応力を示す。
【0048】図4の点3は、マルテンサイト状態の終了
及びオーステナイト構造の変態の開始に対応する、温度
Asにおけるビードコアの応力の開始点を示す。点4
は、オーステナイト構造が完全に形成される温度におけ
るビードコアにて開始する応力を表わす。点3と4との
間の線部分は、変態中に、ビードコア内にて生じる漸進
的な応力の増分を表わす。
【0049】記号Δσは、ビードコア及び該ビードコア
と共にビードがリムの支持シートに対して収縮する状態
の増に対応する、マルテンサイトからオーステナイト構
造への再変換の応力を表わす。値Δσは、ビードをそれ
ぞれのビードシート内に係止する強力な力を発生させる
と共に、車輪がパンクしたタイヤにて走行する間に少し
の非着座状態にも抵抗するように選択される。
【0050】超弾性形状記憶材料で出来た本発明のビー
ドコアは、周囲温度にてタイヤをリムに取り付けるのを
容易にすると共に、タイヤがパンクしたとき、非着座状
態となるのに抵抗するのに共に有効な特性を保持してい
る。周囲温度における特性のこの説明は、一年の任意の
季節にてタイヤをリムに取り付けるときに存在する可能
性のある広範囲の周囲温度をカバーすることを目的とす
るものである。言及した周囲温度は、例えば、−20℃
乃至+35℃の範囲とすることができる。
【0051】本発明を一層良く理解可能とするため、図
5には、萎んだタイヤのビードを取り囲む領域に対する
加熱曲線の漸進的変化を示すデカルト座標図である。時
間を横座標に示し、温度を縦座標に示してある。この座
標図から理解し得るように、正常な走行状態を表わす一
定の部分の後に、萎み、その後、温度が最初に直線状に
上昇する。これには、更に、温度Tmaxに対応する別の
一定の温度部分が続く。この点を超えると、温度は、実
質的に安定し、最早、時間と共に上昇することはない。
【0052】萎む場合、20秒乃至2分の範囲の時間の
後、温度Tmaxに達し、この温度は、1つの指針とし
て、60℃乃至120℃の範囲とすることができる。
【0053】自動車用タイヤに適用可能な1つの実施の
形態において、超弾性形状記憶材料で出来たビードコア
は、周囲温度にて取り付け且つパンクした後、非着座状
態となるのに抵抗するため、良好な特性を有するように
以下の好適な特徴を備えることができる;合金NiTi
は、原子のパーセントとして測定したとき、Ni50.
6%、Ti49.4%であること;オーステナイト形成
位相の開始時の温度Asが15℃乃至60℃の範囲にあ
ること;オーステナイト形成の終了時の温度Afが60
℃乃至80℃の範囲にあること;オーステナイトから応
力に起因するマルテンサイト形成までの臨界的な変態応
力σ1が0.2乃至0.7GPaであること;σ1に対
応する伸び率ε1が0.2%に等しいこと;σ1に対応
する伸び率ε2が6%に等しいこと;荷重を解放したと
きの変形回復に対応する応力σkが0.2GPaに等し
いこと;σkに対応する伸び率εoが4%に等しいこ
と;マルテンサイトからオーステナイトへの再変換応力
の値Δσが0.21乃至0.6GPaの範囲にあるこ
と。
【0054】更に、ビードコア材料の特徴は次式に適合
しなければならない; 温度As<Ta; 温度Af<Tmax; ここで、Taは、周囲温度を示し、Tmaxは、萎み状態
にて到達する最高温度を示す。
【0055】第一の臨界的な状態に関して、相変化の開
始時の温度Asが周囲温度以上である材料の場合、図3
のグラフに示した変態は適用できない。実際上、マルテ
ンサイト構造と、温度Ta<Asとを有するビードコア
を形成する材料は、荷重を除去しても依然として材料が
マルテンサイト状態に留まる、点2の状態となる。この
状況において、荷重の除去は、材料がそれ以前の変形か
ら回復せずに、横座標すなわち図3のグラフのX軸の点
2からある点まで移動することで示してある。
【0056】第二の臨界的な関係に関して、ビードコア
の最大収縮が、萎んでいる間に到達する最高温度値T
maxの以下の温度にて生じることが分かったことは有意
義なことであり、それは、より高温度での最高収縮は、
何ら積極的な効果を有さず、最高温度に達するまでの時
間が一定であることを考慮すると、問題点を生じる可能
性があるからである。
【0057】1つの実施の形態の1つの特に好適な実施
の形態において、ビードコアの超弾性形状記憶材料の特
性は、以下に示してあり、この場合、タイヤを取り付け
るための周囲温度は25℃、萎んだ後に達する最高温度
maxは100℃である;オーステナイト構造の開始時
の温度Asが20℃であること;オーステナイト構造の
終了時の温度Afが80℃であること;オーステナイト
から発生させたマルテンサイトまでの臨界的な変態応力
σ1が0.25GPaに等しいこと;σ1に対応する伸
び率ε1が0.2%に等しいこと;σ1に対応する伸び
率ε2が6%に等しいこと;変形の回復に対応する応力
σkが0.2GPaに等しいこと;σkに対応する伸び
率εoが4%に等しいこと;マルテンサイトからオース
テナイトへの再変換応力の値Δσが0.2乃至0.6G
Paの範囲にあること。
【0058】更なる1つの実施の形態において、ビード
コアは、ワイヤーではなくて、連続的にそれ自体の上に
巻いた合金NiTiの金属ストリップにて形成すること
ができる。この実施の形態において、金属ストリップの
厚さは、0.3乃至0.9mmの範囲とし、その幅は、
4乃至8mmの範囲とすることができる。
【0059】理解し得るように、上述したタイヤは、そ
の断面の全体及びその環状伸長部の全体に亙って超弾性
形状記憶の特性を有する材料で出来たビードコアを利用
することができる。本発明による幾つかの他の実施の形
態において、タイヤは、超弾性形状記憶材料で出来た環
状伸長部の全体の少なくとも一部分を有するビードコア
を備えることができる一方、他の部分は従来の鋼ワイヤ
ーで出来ている。
【0060】このタイヤは、例えば、各々のワイヤーが
垂直面に沿って半径方向に重ね合わせた一連のコイルを
形成し、垂直面がそれらコイルを仕切る、幾つかの異な
るワイヤーで出来たビードコアを備えることができる。
例えば、4本のワイヤー及び4つの層で出来た幾つかの
異なるワイヤーを備えるビードコアの構造は、4×4と
いう略語で特定されている。ビードコアは、本発明の特
性を有する材料にて幾つかの垂直面に沿って、及び従来
の鋼ワイヤーを有する残りの面の垂直面に沿ってコイル
を形成し、又は、超弾性の特性を有するワイヤーと従来
の鋼ワイヤーとを交互に使用することにより形成するこ
とができる。
【0061】個々のワイヤーに代えて、ビードコアは、
金属ストリップ、コード等のような他の補強要素を備え
ることができ、これら補強要素の形態は、別の要素の半
径方向コイルに隣接して配置された、1つの要素のコイ
ルを半径方向に重ね合わせることにより決定される。
【0062】更に別の実施の形態において、タイヤは、
ら旋状に巻いた数本の鋼ワイヤーで取り囲まれた中心ケ
ーブルにより形成されたら旋型式のビードコアを備える
ことができる。該ら旋状ビードコアは、本発明による特
性を有する材料で完全に形成された一部分を備えること
ができ、又は、別の実施の形態において、ケーブルは超
弾性形状記憶材料にて形成し、ワイヤーは鋼とすること
ができる。これと代替的に、ケーブル及びワイヤーの幾
つかは超弾性形状記憶材料とし、他のワイヤーを鋼とし
てもよい。
【0063】全ての場合、上述したものを含む、数本の
ワイヤーを有し、ワイヤー以外の幾つかの補強要素を有
するビードコアの幾つかの実施の形態は、存在するワイ
ヤー及び補強要素の数に関係なく、依然として、周囲温
度にて所望の取り付け特性を有し、運転中、特に萎んだ
状態にて温度上昇に応答しビードシートに対する収縮荷
重を増大させる機能を有するような構造とされている。
このように、ビードコアは、周囲温度にて取り付けるの
を容易にすると共に、萎んだ場合、ビードシートに対し
て一層良くグリップし得るように適宜に選択されたワイ
ヤー又は補強要素の寸法、数量及び物理的性質を備える
構造とされている。
【0064】別の好適な実施の形態において、ビードコ
アは、幾つかの異なるワイヤーで出来ており、次の構造
を有する超弾性形状記憶材料で出来た一部分を備えてい
る;超弾性形状記憶材料で出来たワイヤーの数3;従来
の鋼ワイヤーの数2;半径方向コイルの数5;超弾性形
状記憶材料のワイヤーの直径0.96mm;鋼ワイヤー
の直径0.96mm;ゴム被覆の厚さ0.12mm、硬
さ80IRDH;超弾性形状記憶材料のワイヤーの引張
り破断荷重1GPa;超弾性形状記憶材料のワイヤーの
破断伸び率16%;鋼ワイヤーの引張り破断荷重2乃至
3GPa;破断荷重時の鋼の伸び率6%。
【0065】端部にて拘束された超弾性形状記憶特性を
有するワイヤーの物理的性質は次の通りである;オース
テナイト構造開始時の温度Asが20℃であること;オ
ーステナイト構造終了時の温度Afが70℃であるこ
と;オーステナイトから発生したマルテンサイト開始時
までの臨界的な変態応力σ1が0.3GPaに等しいこ
と;σ1に対応する伸び率ε1が0.2%に等しいこ
と;σ1に対応する伸び率ε2が6%に等しいこと;変
形の回復に対応する応力σkが0.15GPaに等しい
こと;σkに対応する伸び率εoが4%に等しいこと;
マルテンサイトからオーステナイトへの再変換応力の値
Δσが0.2乃至0.8GPaの範囲内にあること。
【0066】これらの好適なパラメータを使用して、本
発明は、全ての予想される目標に適合する。タイヤは、
ビードコアに対し一定の力を付与することにより周囲温
度にて車輪リム上に組み立てられる。このため、該タイ
ヤは、材料にて大きい応力を発生させることなく、タイ
ヤのビードがリムのバルコニーの上で容易に摺動するの
を許容するのに適した寸法まで引き伸ばすことができ
る。
【0067】図3に関して上述したように、臨界的な変
形荷重σ1に対応する応力値に達したならば、一定の荷
重下の変形率は著しく増加する。
【0068】本発明により得られる有利な点を一層良く
理解し得るようにするため、図6には、従来の金属製ビ
ードコアにて使用される直径0.96mmの鋼ワイヤー
に対する荷重−変形曲線が示してある。kNの単位で表
わした荷重値を縦座標に示し、休止状態からの伸び率の
値を横座標に示してある。図6には、材料の降伏状態が
超える曲線部分が続く第一の直線状のグラフ部分が示し
てある。このグラフの直線状部分の終端にて、図6に図
示した従来のビードコアにて使用されるワイヤーは、
1.3kNの荷重時、1.0%以下の変形率であること
を示す。
【0069】例えば、上述した従来のビードコアと同様
のワイヤービードを製造するために使用される直径0.
96mmの超弾性NiTi合金材料で全体が製造させた
ワイヤーは、25℃の周囲温度及び0.3kNに相当す
る400MPaの臨界的な変態応力σ1にて最大伸び率
ε2が6%となるであろう。この変形は、その変形の原
因となる荷重を除去することにより、周囲温度にて回復
することができる。
【0070】従来のビードコアと本発明によるビードコ
アとを比較すると、前者は後者の伸び率に達することが
できないことが分かる。本発明によるビードコアは、1
乃至6%の範囲の伸び率値まで変形させることができる
一方、従来のビードコアの弾性的な伸び率値は約1%乃
至1.5%であり、この値を超えると、その構造は損な
われ従って、用途が限定される。
【0071】更に、本発明によるビードコアは、任意の
通常のタイヤのメンテナンス及び取り付け店にて見られ
る装置を使用して周囲温度にてリムに取り付けることを
許容する。このため、タイヤをリムに取り付けるために
は、周囲温度にて作業を行うことを必要とし、その他の
方法により必要とされるような取り付け温度を実現する
ための特殊な加熱装置が不要であるから、本発明は、そ
の他の提案された解決策に優る利点を有する。
【0072】本発明は、リムのビードシートが予想され
る許容範囲外の寸法を有し、従ってビードコア及び相対
的なビードの公称寸法に適合しないときでさえも、ビー
ドコアを取り付けることを更に許容する。このことは、
周囲温度にて、一定の荷重下、ビードコアに対して所望
の伸び変形を付与することのできる、応力に起因するマ
ルテンサイト構造を有する超弾性形状記憶材料にてビー
ドコアを形成することにより可能となる。この結果は、
図3を参照することにより理解することができる。ビー
ドシート及びバルコニーの高さが公称値以下であると
き、ビードコアの伸び変形は、点2に達する前に拘束す
ることができる。次に、荷重を除去すると、ビードシー
トの実際の寸法に対応する、εoの左側の新たな値εま
で変形が回復することを許容する。
【0073】ビードシートの寸法及びバルコニーの高さ
が公称値以上であるとき、ビードコアの伸び率は、周囲
温度且つ一定の荷重下にて更に増大させることができ
る。この荷重は、その後、解放して、ビードシートの実
際の寸法により付与された値まで変形が回復するように
することができる。
【0074】実際には、該ビードコアは、該ビードコア
を取り付けなければならない対称物の寸法に自動的に調
節することにより、取り付け中の性能を向上させる。ま
た、本発明の特徴は、時間に亙って、ビードシートにお
けるタイヤビードの正確なグリップ圧力を安全に保つこ
とも可能にする。
【0075】実際上、運転中、タイヤビードのグリップ
圧力は図4を参照することにより理解し得るように増大
し勝ちとなる。図4において、σkは、取り付け温度T
aにて収縮するビードコアがリムに付与する応力の値を
表わす。
【0076】運転中、タイヤは、限定されてはいるが漸
進的に上昇する温度まで加熱される。タイヤが加熱する
と、熱はビードコアに伝達され、その結果、ビードシー
トに付与される応力Fがこれに対応して漸進的に増加す
る。運転中の応力の性質が、図4の縦座標に、温度T
a、T1、T2、T3の関数として示してある。このた
め、本発明によるビードコアは、ビードがビードシート
に付与すべき正確な圧力を決定するのみならず、その値
を増す傾向となり、このことは、タイヤが安全に走行す
る上で明らかに有利な点である。
【0077】また、本発明の特徴は、特に、3バールの
空気圧力にて膨張された型式の高性能タイヤが出会うよ
うな苛酷な使用状態に応答して、ビードコアによりビー
ドシートに付与されたグリップ力を自動的に調節するこ
とも可能にする。実際に、高性能タイヤが急激なブレー
キを掛けられ、ビードが車輪のリムのそのシートから滑
り出し、ブレーキ効果を低下させることも一般的なこと
である。ブレーキ中、金属製リムには高温の熱が生じ、
この熱は、超弾性形状記憶金属合金で出来たビードコア
に直ちに伝達されるから、この危険性は、本発明により
回避される。このことは、ビードコアの収縮により車輪
リムに付与された応力Fを増加させることになる。
【0078】図4において、上述した状態における最大
応力の性質の一例が、温度T3にて示してある。実際
上、ブレーキを掛ける間に生ずる可能性のある極端な状
態の間、ビードコアはビードシートに加わる圧力を自動
的に増加させ、タイヤビードがリムの上にて滑るのを防
止する。
【0079】また、本発明は、パンクし且つ空気圧力が
タイヤから完全に失われるときでさえ、タイヤがリムか
ら外れ又はリムから非着座状態となる虞れをも解消す
る。この結果は、ビードコアの材料は温度Afが、低
く、好ましくは、タイヤが萎んだ状態で走行する間に生
ずる最高温度Tmaxと極めて近いような設計とされてい
るために実現される。
【0080】ビードコアの収縮応力σの値は、周囲温度
Taよりも低い温度Asにて増加し、多くの場合、12
0℃に近い温度Afに達するとき、最高温度まで漸進的
に上昇する。温度Afに対応するビードコアの収縮値
は、周囲温度Taにて得られる値よりも顕著に大きく、
その結果、パンクしたタイヤにて走行する間にタイヤビ
ードをリムの上にロックする応力が増加する。このよう
に、本発明により形成されたタイヤを使用する車は、パ
ンクしたタイヤにて数十キロメートル安全に走行し、パ
ンクしたタイヤを交換することのできるガレージに到達
することが可能である。
【0081】本発明による1つの好適な実施の形態にお
いて、ビードコアの収縮応力Fは、95℃乃至120℃
の範囲の温度Afに対応し、また、0.8GPaに等し
く、この値は、ビードコアの幾何学的形態及びビードワ
イヤーの応力の関数として計算することができる。
【0082】このように、本発明は、上述した内容に厳
格に制限されるものでないことが明らかである。当業者
には、本発明の精神又は範囲から逸脱せずに、本発明の
構造に色々な改変及び変更を為すことが可能であること
が明らかであろう。このように、本発明は、特許請求の
範囲及びその均等例の範囲内に属する限り、本発明の改
変例及び変更例を包含することを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビードコアを有するタイヤを示
す、幾つかの部品を除去した部分的な斜視図である。
【図2】タイヤが取り付けられる車輪リムの相対的なビ
ードシートに接続されたタイヤビードの詳細を示す断面
図である。
【図3】ビードが図2のシートに取り付けられている間
に、ビードコアの挙動の定性的な応力−歪みグラフであ
る。
【図4】萎む間に、非着座状態となるのに抵抗するのに
必要な最大値まで温度が上昇するとき、ビードコアの収
縮応力の増分程度を示す定性的なグラフである。
【図5】萎む間に加熱されるタイヤにおける時間に伴な
う温度変化の定性的なグラフである。
【図6】従来の技術による形成されたビードコアのワイ
ヤーの挙動を示す応力/歪みグラフである。
【符号の説明】
1 ラジアル型タイヤ 2 トレッドバンド 3 ショルダ 4 サイドウォール 5 ビード 6 ビードコア 7 ビードフィラー 8 補強ボーダ 9 ラジアルカーカス 9´ ラジアルカー
カスの縁部 10 ベルト構造体 11、12、13
ゴム被覆織地 14 鋼補強コード/フランジ/リムバルコニー 15 ナイロンコード 18 ゴム被覆ワイ
ヤー
フロントページの続き (72)発明者 サイド・カウジャ・モードッド アメリカ合衆国オハイオ州44236,ハドソ ン,エセックス・サークル 16 (72)発明者 アレッサンドロ・ヴォルピ イタリア共和国 20144 ミラノ,ピアッ ツァ・ポ 14 (72)発明者 クラウディオ・ヴィラーニ イタリア共和国 20155 ミラノ,ヴィ ア・マック・マホン 9

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの円環状カーカスと、1
    つのトレッドバンドとを備えるタイヤであって、 該カーカスが、中央クラウンと、一対の環状ビードにて
    終わる2つのサイドウォールとを有し、該一対の環状ビ
    ードの各々が、対応する車輪リムのビードシートに固着
    する金属製ビードコアを備える、タイヤにおいて、 前記ビードコアが、超弾性及び形状記憶の特性を有する
    材料で出来た少なくとも1つの環状部分を備える、タイ
    ヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタイヤにおいて、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料が、一定の力に
    応答して周囲温度にて変形可能であり、該一定の力を除
    去したとき、当初の形状を回復し、タイヤのリム上への
    組み立てを容易にする、タイヤ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のタイヤにおいて、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料で形成された前
    記少なくとも一部分が、タイヤが作動する間、所定の温
    度に達したとき、ビードコアに対し長さ方向への収縮応
    力を付与し、 該収縮応力が、材料のオーステナイト構造の形成が完成
    するときの温度Afに対応する最大値まで漸進的に増大
    する、タイヤ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のタイヤにおいて、 タイヤが萎んだ状態にて作動するとき、ビードコアが漸
    進的に加熱されて、オーステナイト構造が完全に形成さ
    れるときの温度に対応する最大値まで増大する収縮力を
    発生させ、 前記収縮力の結果、ビードコアをビードシートに対して
    より緊密にグリップして、タイヤが車輪リムから分離す
    るのを防止する、タイヤ。
  5. 【請求項5】 車の車輪リムに付与されるタイヤのビー
    ド用の金属製ビードコアにおいて、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料で形成されたビ
    ードワイヤーを備える、金属製ビードコア。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のビードコアにおいて、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料が一定の力によ
    り周囲温度にて弾性的に変形可能であり、該一定の力を
    除去したとき、当初の形状に回復する、ビードコア。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のビードコアにおいて、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料が、車輪リムに
    対し増大する応力を付与して、上昇する温度に応答して
    ビードワイヤーの形状が変化するのを防止する、ビード
    コア。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のビードコアにおいて、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料が、 As<Ta Af<Tmaxの性質を有し、 ここで、Asは、超弾性及び形状記憶の特性を有する材
    料のマルテンサイト構造がオーステナイト構造に変態し
    始めるときの温度;Afは、オーステナイト構造への完
    全な変態に対応する温度;Taは、周囲温度;T
    maxは、タイヤが萎んだ状態にて作動する間に達する最
    高温度である、ビードコア。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載のビードコアにおいて、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料の少なくとも一
    部分が、材料内にて2つの所定の温度に達したとき、マ
    ルテンサイトから実質的に完全なオーステナイトに変化
    する構造を有し、0.2GPa乃至0.8GPaの範囲
    の応力を該部分内に発生させ、ビードワイヤーを収縮さ
    せ、このため、ビードワイヤーが車輪リムをより確実に
    グリップするようにした、ビードコア。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載のビードコアにおい
    て、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料の少なくとも一
    部分が、オーステナイト構造から応力を誘起されたマル
    テンサイト構造への変態に対応する、0.2GPa乃至
    0.7GPaの範囲の臨界的な変態荷重を周囲温度にて
    有し、 該臨界的な荷重に対応する一定の応力がビードワイヤー
    に付与される間に、ビードワイヤーの伸び変形が増大す
    る、ビードコア。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のビードコアにおい
    て、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料の少なくとも一
    部分が、周囲温度にて且つ臨界的な変態荷重下にて、
    0.2%乃至6%の範囲の伸び変形率を有する、ビード
    コア。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のビードコアにおい
    て、 ビードワイヤーが、前記臨界的な荷重が除去されたと
    き、変形から回復する、ビードコア。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載のビードコアにおい
    て、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料の少なくとも一
    部分が、オーステナイト構造からマルテンサイト構造へ
    の変態開始温度Asが15℃乃至60℃の範囲である、
    ビードコア。
  14. 【請求項14】 請求項8に記載のビードコアにおい
    て、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料の少なくとも一
    部分が、オーステナイト構造を完全に形成するときの温
    度Afが60℃乃至80℃の範囲である、ビードコア。
  15. 【請求項15】 請求項5に記載のビードコアにおい
    て、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料の少なくとも一
    部分が、Ni−Ti合金から成る材料にて形成される、
    ビードコア。
  16. 【請求項16】 請求項5に記載のビービコアにおい
    て、 ビードワイヤーの全体的な環状の伸長部分が、超弾性及
    び形状記憶の特性を有する材料にて形成される、ビード
    コア。
  17. 【請求項17】 バルコニー部分を有する車輪リムに対
    しタイヤを取り付ける方法において、 超弾性及び形状記憶の特性を有する材料の少なくとも一
    部分を備える、ビードコアを有するタイヤを選択するス
    テップと、 周囲温度にてビードコアに対し一定の荷重を付与するこ
    とにより、バルコニー部分の直径よりも大きい楕円形の
    伸び部分となるように、ビードコアの各々を連続的に引
    き伸ばすステップと、 ビードコアの各々をバルコニー部分の上にて摺動させる
    ステップと、 ビードコアがリムの直径及びリム上のシートに対応する
    長さまで弾性的に復帰するのを許容し得るように一定の
    荷重を解放するステップと、 タイヤを膨張させるステップとを備える、方法。
  18. 【請求項18】 車の車輪リムに取り付けられるタイヤ
    のビード用の金属製ビードコアにおいて、 超弾性の特性を有する材料にて形成されたビードワイヤ
    ーを備える、金属製ビードコア。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の金属製ビードコア
    において、 超弾性の特性を有する材料が形状記憶材料である、金属
    製ビードコア。
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