JP2000313024A - 熱可塑性エラストマー発泡体の製造方法 - Google Patents

熱可塑性エラストマー発泡体の製造方法

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JP2000313024A
JP2000313024A JP11123452A JP12345299A JP2000313024A JP 2000313024 A JP2000313024 A JP 2000313024A JP 11123452 A JP11123452 A JP 11123452A JP 12345299 A JP12345299 A JP 12345299A JP 2000313024 A JP2000313024 A JP 2000313024A
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foam
elastomer foam
rubber
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健一 山野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続生産を行った場合に発生するプロファイル
変形、エッジカット現象、発泡倍率不足等の不良の起こ
らない、熱可塑性エラストマー発泡体の製造方法を提供
すること。 【解決手段】熱可塑性エラストマーを加熱して溶融材料
する加熱工程、前記溶融材料に加圧下において発泡剤、
好ましくは水を添加、混合して発泡組成物とする混合工
程、及び前記発泡組成物を大気圧に解放して連続発泡体
状の熱可塑性エラストマー発泡体とする発泡工程を備え
た熱可塑性エラストマー発泡体の製造方法であって、前
記熱可塑性エラストマーが結晶性ポリオレフィンとゴム
材料が、結晶性ポリオレフィン/ゴム材料の重量比が1
0/90〜90/10の範囲にて混合されたものであ
り、かつ溶融張力が13〜23g/mm2 である製造方
法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車用ウェ
ザーストリップ等のシール部材、クッション材等として
好適な熱可塑性エラストマー発泡体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】架橋反応型の従来のウェザーストリップ
等の加硫ゴム発泡体における廃棄物問題を解消すること
等を目的として、リサイクル可能な熱可塑性エラストマ
ー(TPE)を使用した熱可塑性エラストマー発泡体
は、特開平6−73222号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報には、押出
機を使用した熱可塑性エラストマー発泡体の製造方法が
開示されており、この技術によれば、連続ストリップ状
のTPE発泡体については特に問題なく製造することは
可能である。
【0004】一方、ウェザーストリップ等の自動車部品
は外観がよいことが極めて重要な要求特性であり、しか
も低コストであることも要求される。
【0005】上記特開平6−73222号公報に記載の
技術によって押出成形により熱可塑性エラストマー発泡
体製のウェザーストリップを、実際の生産に適合した状
況にて、連続的に製造すると、エッジカット現象(図4
(a))、プロファイル変形(図4(b))、発泡倍率
不足等の不具合が発生して不良率が高くなると共に、場
合によってはウェザーストリップが製造ラインにおいて
切断するという問題が発生し、結果的にコスト高とな
る。特に自由端を有するリップ等の凸条を備えた熱可塑
性エラストマー発泡体の製造に際しては、とりわけその
自由端において先端部がささくれ立つエッジカット現象
が起こり、不良率が高くなる。
【0006】本発明の目的は、連続生産を行った場合に
発生する上記のプロファイル変形、エッジカット現象、
発泡倍率不足等の不良の起こらない、熱可塑性エラスト
マー発泡体の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性エラ
ストマーを加熱して溶融材料する加熱工程、前記溶融材
料に加圧下において発泡剤を添加、混合して発泡組成物
とする混合工程、及び前記発泡組成物を大気圧に解放し
て連続発泡体状の熱可塑性エラストマー発泡体とする発
泡工程を備えた熱可塑性エラストマー発泡体の製造方法
であって、前記熱可塑性エラストマーが結晶性ポリオレ
フィンとゴム材料が、結晶性ポリオレフィン/ゴム材料
の重量比とが10/90〜90/10の範囲にて混合さ
れたものであり、かつ溶融張力が13〜23g/mm2
であることを特徴とするものである。
【0008】本発明者らは熱可塑性エラストマーを使用
して水を発泡体として使用して、例えばウェザーストリ
ップを生産するにあたり、上記のプロファイル変形、エ
ッジカット現象、発泡倍率不足等の問題を解決すべく種
々の要因について検討を行った。その結果、原料の熱可
塑性エラストマーの溶融張力を13〜23g/mm2
調整することにより、上記課題が解決できることを見い
だし、本発明を完成した。
【0009】ここにいう溶融張力は、押し出しノズル形
状が直径D=1.0mm、長さL=10mm(L/D=
10)、樹脂温度175℃、バレル径=9.55mm、
このバレルに装着されたピストンの移動速度=20mm
/minにて熱可塑性エラストマーをフィラメント状に
押し出し、これを20m/minの増速勾配にてフィラ
メントを引取ロールにて引き取って測定した破断時の張
力である。具体的には、図1に例示した測定装置を使用
して測定を行う。
【0010】溶融張力が13g/mm2 未満の場合には
気泡の膜強度が低下して発泡倍率を高くすることができ
ず、所定の発泡体を得ることができなくなる。また溶融
張力が23g/mm2 を超える場合は、熱可塑性エラス
トマー発泡体成形品表面にエッジカットやプロファイル
変形が生じる。
【0011】溶融張力は、14〜22g/mm2 である
ことが、外観不良の発生がより小さくかつ発泡倍率の調
整可能な範囲が広い材料となり、より好ましい。
【0012】低気圧条件とは、発泡剤を混合する圧力よ
り低い圧力であることを意味し、発泡剤が気化し、かつ
軟化した熱可塑性エラストマーを発泡状態とすることが
可能な外気圧条件であり、大気圧であることが製造設備
的にも簡便であり、最も好ましい。
【0013】上記の熱可塑性エラストマー発泡体の製造
は、通常は熱可塑性樹脂に適した押出機を使用して行う
ことが可能であり、シリンダーの中央付近において水の
加圧下の混合を行うことができる。
【0014】前記熱可塑性エラストマーは結晶性ポリオ
レフィンとゴム材料が、結晶性ポリオレフィン/ゴム材
料の重量比が10/90〜90/10の範囲にて混合さ
れたものであることが好適である。
【0015】結晶性ポリオレフィンは本発明の熱可塑性
エラストマー発泡体に高い引張り強さ等の物理特性を与
え、ゴム材料は柔軟性を与えるものである。結晶性ポリ
オレフィン/ゴム材料の重量比が10/90未満、即ち
結晶性ポリオレフィンの比率が少なくなりすぎると物理
的強度が十分でなくなり、90/10を越えると、即ち
ゴム材料が少なくなりすぎるとウェザーストリップ等の
具体的用途において熱可塑性エラストマー発泡体として
要求される柔軟性が十分発揮されなくなる。
【0016】上記の重量比は15/85〜35/65の
範囲、即ち、ゴム材料成分が多い範囲が柔軟性、可撓性
の点でより好ましい。
【0017】前記ゴム材料は少なくとも部分的に架橋し
たものであることが、シール部材のクリープ特性が改善
されるため好ましい。
【0018】熱可塑性エラストマーの溶融張力を上記範
囲に調整する方法としては、結晶性ポリオレフィンの分
子量や分岐度を調整する方法、ゴム材料の種類、架橋の
程度、分子量を調整する方法等が例示される。また市販
の熱可塑性エラストマー材料を使用する場合には、溶融
張力が高いものと低いものを混合する方法によることも
可能である。
【0019】本発明の熱可塑性エラストマー発泡体の製
造方法における前記熱可塑性エラストマー発泡体は、凸
条を有するものであることが好ましい。
【0020】熱可塑性エラストマーを水等の気化性発泡
剤を使用して発泡体とする場合、加圧下に発泡剤を混合
した発泡組成物をダイスより低気圧条件、好ましくは大
気圧下に押し出すと、急激な発泡が起こってダイスのサ
イズより大きな発泡体を形成する。そのために凸条先端
部には大きな変形が生じ、特に上記のプロファイル変
形、エッジカット現象、発泡倍率不足等の問題を起こし
やすく、従って外観不良が発生しやすい。本発明の製造
方法によれば、かかる問題が解決される。
【0021】凸条は、熱可塑性エラストマー発泡体から
押出方向に連続して立設され、自由端を有する部分であ
り、先端部分の厚さは2mm以下、長さは20mm以下
である。特に先端部の曲率半径が小さく、尖った形状の
凸条において上記の不良が発生しやすい。
【0022】本発明において使用する発泡剤は、環境に
対する影響がないこと、低価格であることを考慮する
と、水の使用が最も好ましい。
【0023】本発明の熱可塑性エラストマー発泡体の製
造方法においては、原料の熱可塑性エラストマーをホッ
パーに投入して使用する前段階に、溶融張力を測定する
検査工程を設けることにより、工程不良を低減すること
ができ、好適である。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明における熱可塑性エラスト
マーの溶融張力の測定装置を図1に基づいて説明する。
測定装置は溶融押出装置A、テンション測定装置B、引
取装置Cを備えている。溶融押出装置Aは、熱可塑性エ
ラストマー(TPE)を収容するチャンバー20を備え
たバレル21、バレルを加熱するヒーター22、溶融T
PEを押し出すピストン17とピストン17を移動させ
るためのネジ18、溶融TPEを押し出すノズル24、
並びに保温チャンバー25が設けられている。
【0025】ノズル24から押し出されたTPEはフィ
ラメントとなり、このフィラメントはテンション測定装
置Bのテンションセル26に接続されたテンションプー
リー27を介して引取装置Cを構成する引取ロールによ
り引き取られる。
【0026】引取ロールの引取速度を高くすると引き取
り時の張力が高くなり、遂にはTPEフィラメントがノ
ズル直後において175℃という所定温度環境にて切断
する。この切断が起こる時の張力が溶融張力である。本
発明の溶融張力は、引取ロールの増速勾配=20m/m
inにて引き取り測定したものである。
【0027】本発明の熱可塑性エラストマー発泡体の製
造方法の例を図面に基づいて説明する。図2は本発明の
熱可塑性エラストマー発泡体の具体例としてのウェザー
ストリップの製造方法に使用する押出機の例である。こ
の押出機1は一般的な熱可塑性樹脂の押出機とほぼ同じ
構成を有するものであり、ホッパー3、シリンダー5、
ダイス7を備えており、最も好ましい発泡剤である水を
供給する水貯留層10及びポンプ12を備えている。
【0028】熱可塑性エラストマーと必要な添加剤はホ
ッパー3から供給される。熱可塑性エラストマー、及び
発泡材としての水を除く添加剤は予め混練し、マスター
バッチとして供給することも好ましい態様である。
【0029】ホッパー3から供給された熱可塑性エラス
トマーはシリンダーの前半部、即ちホッパー側にて加
熱、溶融され、溶融材料となる。この溶融材料に、水が
水貯留槽10からポンプ12により供給され、加圧下に
均一に混練され発泡組成物となる。
【0030】発泡組成物はダイス7より大気中に押し出
され、加圧状態から大気圧に開放される結果、水が気化
し、熱可塑性エラストマー発泡体たるウェザーストリッ
プが形成される。ダイス7の形状を調整することによ
り、所望の断面形状を有する熱可塑性エラストマー発泡
体が得られる。発泡体の発泡倍率は水の添加量等により
調整される。
【0031】上記の例において、水はシリンダー5内の
溶融された熱可塑性エラストマーに供給する必要が有
り、ポンプ12の接続位置は、これを考慮して決定され
る。
【0032】ダイス7より押し出されたウェザーストリ
ップは、冷却され、所定長さに切断して使用に供され
る。
【0033】本発明の熱可塑性エラストマーを構成する
素材としては以下のものが使用される。
【0034】(1)結晶性ポリオレフィン 本発明において使用する結晶性ポリオレフィンは炭素数
が1〜4のα−オレフィンの単独重合体もしくは2種以
上の単量体の共重合体である。炭素数が1〜4のα−オ
レフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブテンである。
【0035】(2)ゴム材料 本発明において使用するゴム材料としては下記のものが
例示でき、特に限定されることなく使用できる。
【0036】・ジエン系ゴム:ニトリルゴム(NB
R)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソプレン
ゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプ
ロピレンジエンゴム(EPDM)、天然ゴム(NR)等 ・オレフィン系ゴム:エチレンプロピレンゴム(EP
R)、ブチルゴム(IIR)等 ・臭素化ブチルゴム(Br−IIR)等のハロゲン化ブ
チルゴム ・その他ポリウレタンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴ
ム、シリコンゴム、クロルスルホン化ポリエチレン等 上記に例示のゴム材料は単独でもしくは2種以上が混合
されて使用される。
【0037】特にIIR、EPDM、EPR、NBR、
Br−IIR、NRから選択される1種以上の使用が好
適である。
【0038】上記の結晶性ポリオレフィンとゴム材料は
均一に相溶していても良いが、一方が微粒子状にて分散
した、いわゆる「海・島」構造となっていることも好ま
しい態様である。特にゴム材料が島となった熱可塑性エ
ラストマーを使用することが好ましい。このような熱可
塑性エラストマーは、例えばサントプレーン(エーイー
エス ジャパン(株)製)という商品名で一連の商品が
市販されており、使用可能である。
【0039】本発明のゴム材料には、必要に応じて各種
の添加剤を添加、混合することも好ましい態様である。
かかる添加剤としては、酸化防止剤、ワックス、着色
剤、充填剤、可塑剤やプロセスオイル等の軟化剤、粘着
付与剤等が例示される。
【0040】上記の充填剤としては以下のものが例示さ
れる。
【0041】・粉体:アルミニウム粉末等の金属粉、ケ
イ砂、ハードクレー、タルク、炭酸カルシウム、酸化チ
タン、シリカ、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム等の無機粉末、デンプンやポリスチレン
粉末等の有機粉末 ・短繊維:ガラス繊維(ミルドファイバー)、炭素繊
維、アラミド繊維、チタン酸カリウムウィスカー等のウ
ィスカー ・その他:カーボンブラック、マイカ等 上述の充填剤は単独で、もしくは2種以上が混合して使
用される。またこれらの充填剤は必要に応じてプライマ
ー処理、各種のカップリング剤処理等の表面処理を行っ
て添加することも好ましい態様である。
【0042】軟化剤としてはフタル酸ジオクチル(DO
P)、セバシン酸ジオクチル(DOS)等のジカルボン
酸エステル類、リン酸エステル類等が例示される可塑
剤、並びにアロマティック系オイル、ナフテン系オイ
ル、パラフィン系オイルに分類されるプロセスオイルが
例示される。これらの軟化剤のうち可塑剤は主としてN
BRやポリウレタンゴム等の極性の高いゴム材料の軟化
剤として使用され、プロセスオイルは主として天然ゴム
やEPDM等に使用されるが、特に限定されるものでは
なく、また2種以上を併用してもかまわない。
【0043】上述の充填材、軟化剤等は製品である熱可
塑性エラストマー発泡体に要求される特性に応じて選択
され、かつその添加量も調整される。
【0044】本発明のゴム組成物において、ゴム材料を
微架橋するために使用される架橋剤は一般的にゴムの架
橋に使用される架橋剤は特に限定無く使用可能である。
【0045】イオウ架橋においてはイオウ、加硫促進剤
が使用され、過酸化物架橋においてはジクミルパーオキ
サイド、MEKパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド等の有機過酸化物が使用される。またIIRについ
てはフェノール樹脂やベンゾキノンオキシム等のオキシ
ム化合物が、CRなどについては酸化亜鉛や酸化マグネ
シウム等の金属酸化物、チオ尿素等が使用される。
【0046】上記の架橋方法以外に電子線等の放射線を
使用して架橋することも可能である。
【0047】なお発泡剤としては水が好適であるが、他
の発泡剤を併用することも可能である。このような発泡
剤としては、液状炭化水素、液状ケトン化合物、水素化
クロロフルオロカーボン等の有機化合物であって、気化
により発泡体を形成するもの、炭酸水素ナトリウムのよ
うに分解してガスを発生して発泡体を形成する化合物等
が例示される。
【0048】
〔テストピースの作成〕
(実施例、比較例)熱可塑性エラストマーとしてサント
プレーン(エーイーエス ジャパン(株)製)を使用
し、溶融張力の高いものと溶融張力の低いものの混合比
を変えることにより溶融張力を調整し、熱可塑性エラス
トマー発泡体の押出成形品の例として図3に示した断面
形状を有するウェザーストリップの製造を以下の条件に
て行い、目視にて外観の評価を行った。評価の結果は表
1に示した。図3に示したウェザーストリップにおいて
は、Pが凸条である。
【0049】押出機 スクリュー直径:50mm L/D :30 スクリューの先端(ダイ装着側)より1/3の位置に水
注入口を設置した。
【0050】押し出し条件 シリンダー温度:180℃ ダイス温度 :170℃ スクリュー回転数:50rpm 〔溶融張力の測定〕図1に示した装置として、キャピロ
グラフ1C(東洋精機社製)を使用し、メルトテンショ
ン(溶融張力)測定装置(東洋精機社製)を併せて使用
して測定した。測定条件は以下の通りである。 測定室の環境:温度23℃、湿度65%RH ノズル形状:キャピラリー内径1.0mm、長さ10m
m バレル内径:9.55mm ピストン移動速度:20mm/min 熱可塑性エラストマー温度:175℃ 保温チャンバー温度:175℃ 測定方法:175℃に調節されたチャンバー20内に熱
可塑性エラストマーペレットを所定量投入し、直ちにピ
ストン17を、ノズル24の先端からTPEが2〜3c
m押し出されるまで下降させる。その状態で5分間静置
した後、上記の条件にて押出を行い、引き取りロールの
引き取り速度を速度勾配20m/minにて増速し、フ
ィラメントが保温チャンバー内で切断する時の張力を溶
融張力とした。
【0051】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】溶融張力測定装置の例を示した図
【図2】本発明の熱可塑性エラストマー発泡体の製造方
法に使用する製造装置の例を示した図
【図3】凸条を有するウェザーストリップの例の断面図
【図4】エッジカット、プロファイル変形を起こしたウ
ェザーストリップの例を示した図
【符号の説明】
1 押出機 5 シリンダー 7 ダイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:04 Fターム(参考) 4F074 AA06 AA08 AA12 AA13 AA14 AA17 AA24 AA25 AA26 AA29 AA30 AA38 AA48 AA78 AA90 AA98 BA03 BA34 BA35 BA53 BA74 CA22 CC04X CC22X CC34X DA33 DA39 4F207 AA03 AA45 AA50 AB02 AF01 AG05 AG20 AH23 KA01 KA12 KF01 KJ05 KW45 4F212 AA03 AA45 AA50 AB02 AF01 AG05 AG20 AH23 UA10 UB02 UF01 UF21 UN11 UW45 4J002 AC01X AC06X AC07X AC08X AC09X BB03W BB05W BB12W BB14W BB15X BB17W BB18X BB24X BB27X BD12X BG04X CK02X CP03X DE026 FD010 FD020 FD070 FD090 FD140 FD150 FD170 FD326 FD340

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマーを加熱して溶融材
    料する加熱工程、前記溶融材料に加圧下において発泡剤
    を添加、混合して発泡組成物とする混合工程、及び前記
    発泡組成物を低気圧条件に解放して連続ストリップ状の
    熱可塑性エラストマー発泡体とする発泡工程を備えた熱
    可塑性エラストマー発泡体の製造方法であって、 前記熱可塑性エラストマーが、結晶性ポリオレフィンと
    ゴム材料とが結晶性ポリオレフィン/ゴム材料の重量比
    が10/90〜90/10の範囲にて混合されており、
    かつ溶融張力が13〜23g/mm2 である熱可塑性エ
    ラストマー発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性エラストマー発泡体が凸条
    を有するものである請求項1に記載の熱可塑性エラスト
    マー発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記発泡剤が水である請求項1又は2に
    記載の熱可塑性エラストマー発泡体の製造方法。
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