JP2000312824A - メタンと窒素の混合ガスからメタンを分離するモレキュラーシービングカーボン - Google Patents

メタンと窒素の混合ガスからメタンを分離するモレキュラーシービングカーボン

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JP2000312824A
JP2000312824A JP2000057643A JP2000057643A JP2000312824A JP 2000312824 A JP2000312824 A JP 2000312824A JP 2000057643 A JP2000057643 A JP 2000057643A JP 2000057643 A JP2000057643 A JP 2000057643A JP 2000312824 A JP2000312824 A JP 2000312824A
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methane
nitrogen
molecular sieving
carbon
sieving carbon
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JP2000057643A
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English (en)
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Yoshinori Iwashima
良憲 岩島
Masanori Tsuji
正則 辻
Yasutoku Kunimoto
泰徳 國本
Tomohiro Sakaibori
智裕 境堀
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/40Capture or disposal of greenhouse gases of CO2

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 嫌気性発酵プロセスから排出されるガスな
ど、メタンを主成分としかつ窒素や二酸化炭素を含有す
る混合ガスから窒素や二酸化炭素を選択的もしくは効率
的に吸着することにより、工業的のみならず経済的にも
有利にメタンを分離又は精製する技術の提供。 【解決手段】メタン、窒素、二酸化炭素を含有する混合
ガスをモレキュラーシービングカーボンと接触させて、
実質的にメタンをほとんど吸着することなく、窒素や二
酸化炭素を選択的に吸着させることでメタンを高純度で
分離又は回収し、次いで吸着された窒素や二酸化炭素を
脱着排気させることでメタンの分離又は回収を連続的に
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタンを主成分と
して含有する混合ガスからメタンを分離又は回収する用
途に使用されるモレキュラーシービングカーボン、当該
モレキュラーシービングカーボンを使用することを特徴
とするメタンの分離精製方法および当該モレキュラーシ
ービングカーボンを具備したメタンの分離精製装置に関
する。さらに詳しくは、メタンのほか、窒素ガス(以下
単に窒素と略称する)、そして場合によっては二酸化炭
素、エチレンなどの成分が混合しているガスよりメタン
以外のガスを吸着除去し、メタンを効率的に回収する又
はそのような混合ガス中におけるメタン成分の含有量を
増大させる技術を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】地中より産する天然ガス、産業・家庭用
廃棄物が地中埋蔵処理により発酵分解して産生するガ
ス、又は嫌気性発酵プロセスから排出されるガスなどは
熱エネルギー源となるメタン(可燃成分)を主成分とし
て構成されているものの多量の熱エネルギー源とはなら
ない窒素や二酸化炭素(非可燃成分)などを含む。これ
らを熱エネルギー源とするには混合ガス中に燃料となり
得ない窒素や二酸化炭素が含まれているためにガスの燃
焼エネルギーが低く、この燃焼エネルギーが高いガスと
するためにメタンの純度を上げてやる必要がある。この
混合ガスから特定ガス成分の純度を上げるための手法と
して、これまで混合ガスを低温条件下蒸留分離する深冷
分離法、ガス分離膜による膜分離法、モレキュラーシー
ビングカーボンを使用した圧力スイング吸着分離法など
の例が提案されている。(例えば、特開昭58−216
703号、特開昭59−39304号、特開昭58−1
59830号、特開昭61−101541号、特開平2
−284635号、特開平2−281096号、特開平
3−127605号、特開平3−131317号、特開
平3−151013号、特開平7−299356号、特
開平9−896号公報など。) しかしながらメタンを
窒素ガスから分離してメタンを工業的有利に分離精製す
る技術はない。
【0003】これらの公知方法では次のような問題があ
る。 (1)深冷分離法のような沸点差を利用して蒸留分離す
る手法では、窒素の沸点がメタンのそれより低いために
初留に窒素が、次いでメタンが得られる。この時の温度
では二酸化炭素が固化しており、プロセスの円滑な運転
を妨げるのであらかじめ二酸化炭素を除去しておかねば
ならない。このため効率的にメタンを得ようとすると装
置が複雑かつ大型化することとなり、経済的に好ましく
ない。 (2)従来の膜分離法やモレキュラーシービングカーボ
ンを使用した圧力スイング吸着分離法では、その分離プ
ロセスに熱の出入りを伴わず常温操作が可能であるほ
か、比較的構成がシンプルで装置の小型化が可能である
などの利点がある。この手法を利用して、メタンと二酸
化炭素の混合ガスからメタンのみを分離精製して回収す
る技術は既に知られている。しかしながら従来の技術で
は、メタンと窒素の分離効率が高くなく、メタンの回収
量を多くしようとするとメタン中に窒素が混入してメタ
ンの純度が上がらず、メタンの純度を上げようとすると
排気ガスとして放出する窒素中にメタンが混入して回収
量が低くなるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点を克服し、メタンを主成分とする混合ガ
スから窒素、二酸化炭素などの非燃焼性ガスを選択的に
吸着分離し、高純度メタンを効率よく回収するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題の
解決に鋭意検討を重ねた結果、メタンと窒素を高効率で
分離することができるモレキュラーシービングカーボン
を新たに発明した。これを使用することにより、メタン
と窒素や二酸化炭素などの非燃焼性気体の混合物から、
メタンの分離が効果的に行われることを見いだし、さら
に鋭意検討することによって本発明を完成するに至っ
た。すなわち本発明は、(1)メタンと窒素を含有する
混合ガス中のメタンと窒素を工業的に分離するためのモ
レキュラーシービングカーボン、(2)メタンおよび窒
素を含有する混合ガスから窒素を選択的に吸着除去し、
メタンの純度を向上させてメタンを分離精製する用途に
用いられるモレキュラーシービングカーボン、(3)混
合ガスがメタンおよび窒素以外に二酸化炭素、アルゴ
ン、エチレンおよび酸素から成る群から選ばれる1〜4
を含有する上記(2)記載のモレキュラーシービングカ
ーボン、(4)0.1MPa、25℃における窒素、メ
タン、エチレンおよび二酸化炭素の吸着時定数がそれぞ
れ0.01〜10分、1〜1000分、0.1〜100
分および0.001〜1分である上記(1)〜(3)記
載のモレキュラーシービングカーボン、(5)0.1M
Pa、25℃における窒素、メタン、エチレンおよび二
酸化炭素の吸着時定数がそれぞれ0.1〜5分、10〜
500分、1〜50分および0.01〜0.5分である
上記(1)〜(3)記載のモレキュラーシービングカー
ボン、(6)0.1MPa、25℃における窒素、メタ
ン、エチレンおよび二酸化炭素の平衡吸着量がそれぞれ
3.0〜15.0Nl/kg、10.0〜40.0Nl/kg、3
0.0〜90.0Nl/kgおよび30.0〜90.0Nl/kg
である上記(1)〜(5)記載のモレキュラーシービン
グカーボン、(7)0.1MPa、25℃における窒
素、メタン、エチレンおよび二酸化炭素の平衡吸着量が
それぞれ6.0〜11.0Nl/kg、15.0〜30.0N
l/kg、35.0〜80.0Nl/kgおよび35.0〜8
0.0Nl/kgである上記(1)〜(5)記載のモレキュ
ラーシービングカーボン、(8)形状がペレット状、破
砕状、球状、粉末状、繊維状またはハニカム成型体であ
る上記(1)〜(7)記載のモレキュラーシービングカ
ーボン、(9)モレキュラーシービングカーボンの平均
細孔径が0.01〜1.0nmであることを特徴とする
上記(1)〜(8)記載のモレキュラーシービングカー
ボン、(10)モレキュラーシービングカーボンの平均
細孔径が0.3〜0.5nmであることを特徴とする上
記(1)〜(8)記載のモレキュラーシービングカーボ
ン、(11)上記(9)記載の平均細孔径と、上記
(4)記載の吸着時定数と上記(6)記載の平衡吸着量
とを有することを特徴とするモレキュラーシービングカ
ーボン、(12)メタンと窒素を含有する混合ガスを加
圧下に上記(1)〜(11)記載のモレキュラーシービ
ングカーボンと接触させ、選択的に窒素をモレキュラー
シービングカーボンに吸着させて、混合ガス中のメタン
の純度を向上させることを特徴とするメタンの分離精製
方法、(13)上記(1)〜(11)記載のモレキュラ
ーシービングカーボンを具有することを特徴とするメタ
ンの分離精製装置、(14)下記性状を有するモレキュ
ラーシービングカーボン、 平均細孔径:0.01〜1.0nm 平衡吸着量(0.1MPa、25℃における値) 窒素 : 3.0〜15.0Nl/kg メタン :10.0〜40.0Nl/kg 二酸化炭素:30.0〜90.0Nl/kg エチレン :30.0〜90.0Nl/kg 吸着時定数(0.1MPa、25℃における値) 窒素 :0.01〜10.0分 メタン :1.0〜1000.0分 二酸化炭素:0.001〜1.0分 エチレン :0.1〜100.0分、および (15)下記性状を有するモレキュラーシービングカー
ボン、 平均細孔径:0.3〜0.5nm 平衡吸着量(0.1MPa、25℃における値) 窒素 : 3.0〜15.0Nl/kg メタン :10.0〜40.0Nl/kg 二酸化炭素:30.0〜90.0Nl/kg エチレン :30.0〜90.0Nl/kg 吸着時定数(0.1MPa、25℃における値) 窒素 :0.01〜10.0分 メタン :1.0〜1000.0分 二酸化炭素:0.001〜1.0分 エチレン :0.1〜100.0分、 に関する。(Nl:0℃、0.1MPaの体積)
【0006】本発明においては、まず地中より産する天
然ガス、又は産業もしくは家庭用廃棄物が地中埋蔵処理
により発酵分解して産するガス、嫌気性発酵プロセスか
ら排出されるガスなどのメタンを主成分とし、燃焼によ
って熱エネルギーに転化し得ない窒素や二酸化炭素など
が含まれている混合ガス(以下、原料ガスという)を加
圧下でモレキュラーシービングカーボンと接触させる
(以下、吸着工程という)。本発明における混合ガス
は、メタンと窒素を含む。当該混合ガスはさらに二酸化
炭素を含んでいてもよく、さらには、二酸化炭素、アル
ゴン、エチレンおよび酸素の1〜4を含んでいてもよ
い。また、これらに加え、エタンを含んでいてもよい。
本発明の精神を阻害しない限り、他にいかなるガス成分
を含んでいてもよい。
【0007】本発明で用いられるモレキュラーシービン
グカーボンは、他にカーボンモレキュラーシーブ、モレ
キュラーシーブカーボン、分子篩活性炭などの名称で呼
ばれるものである。モレキュラーシービングカーボン
は、活性炭と同様に微晶質炭素で構成され、その特性
(例えば、元素組成、化学的性質、極性分子に対する選
択吸着性など)は概ね活性炭のそれに類似しているが、
その細孔の平均直径が0.01〜1.0nm、好ましくは
0.05〜0.8nm、最も好ましくは0.1〜0.6nm
の均一なミクロ孔で構成されたもので分子篩作用を有す
るものである。モレキュラーシービングカーボンは、例
えば特公昭52−18675号公報に記載された方法、
すなわち5重量%までの揮発性成分含量を有するコーク
スに、熱分解によりカーボンを放出する炭化水素を添加
しつつ、600〜900℃の温度で1〜60分間処理す
ることによって、放出されたカーボンを該コークスの細
孔中に沈着させることにより製造することができる。ま
た、特公昭49−37036号公報および特開昭59−
45914号公報に記載された方法によっても製造する
ことができる。
【0008】本発明で用いられるモレキュラーシービン
グカーボンとしては、下記のような物性を有するものが
好ましい。 (1)平均細孔径:0.01〜1.0nm、好ましくは
0.05〜0.8nm、より好ましくは0.1〜0.6n
m、最も好ましくは0.3〜0.5nmである。 (2)平衡吸着量(0.1MPa、25℃における
値):窒素は3.0〜15.0Nl/kg、好ましくは5.0
〜12.0Nl/kg、特に好ましくは6.0〜11.0Nl/
kgである。メタンは10.0〜40.0Nl/kg、好まし
くは12.0〜35.0Nl/kg、特に好ましくは15.0
〜30.0Nl/kgである。二酸化炭素およびエチレンに
ついていえば、それぞれ30.0〜90.0Nl/kg、好
ましくは32.0〜85.0Nl/kg、特に好ましくは3
5.0〜80.0Nl/kgである。 (3)吸着時定数 吸着時定数とは、平衡吸着量の2分の1量を吸着するた
めに要する時間で表されるものであり、0.1MPa、
25℃における値として示せば、以下の通りである。窒
素は0.01〜10分、好ましくは0.05〜8分、特
に好ましくは0.1〜5分である。メタンは1〜100
0分、好ましくは5〜800分、特に好ましくは10〜
500分である。二酸化炭素は0.001〜1分、好ま
しくは0.005〜0.8分、特に好ましくは0.01
〜0.5分である。エチレンは0.1〜100分、好ま
しくは0.5〜80分、特に好ましくは1〜50分であ
る。
【0009】このような物性を有するモレキュラーシー
ビングカーボンは、上記の製造法における条件を適宜選
択することにより製造することができる。モレキュラー
シービングカーボンの形状としては、ペレット状、破砕
状、球状、粉末状、繊維状、ハニカム成型体など種々の
ものが適用されるが、特にペレット状や球状が好まし
い。このペレットの粒子径は0.1〜4mmφ、好ましく
は0.2〜3mmφ、特に好ましくは0.3〜2mmφの小
粒子径のものが好ましいが、あまり細かすぎると圧損失
が大きくなり、工業的には好ましくない。またこのペレ
ットの充填密度は0.500〜0.900g/ml、好ま
しくは0.600〜0.800g/mlのものがよく、さ
らに好ましくは0.650〜0.750g/mlのものが
よい。充填密度が低すぎると単位吸着塔容積当たりのガ
スの吸着量が低くなり、またペレットの強度も低くなっ
て分離性能の低下や圧力スウィング吸着装置の運転時に
吸着剤が破損したりするので好ましくない。
【0010】上記被処理ガスである混合ガスは、通常お
よそ40〜90容量%程度のメタン、1〜50容量%程
度の窒素、1〜50容量%程度の二酸化炭素の組成であ
る場合が多い。その他0.01〜数容量%程度のエタ
ン、エチレン、酸素、アルゴンなどを含有している場合
もある。本発明においては混合ガスとモレキュラーシー
ビングカーボンとの接触によって、窒素、二酸化炭素お
よび酸素は選択的にモレキュラーシービングカーボンに
吸着されるが、メタンは選択的に吸着されない。その他
の成分、例えばアルゴンおよびエチレンはモレキュラー
シービングカーボンに吸着され除去されてよいが、混合
ガス中のこれらのガスの含有量が例えば0.01〜5容
量%程度など少ない場合はメタンおよび窒素以外の成分
が吸着除去されない条件でメタン精製分離操作を行って
もよい。また上記の被処理ガスには、ごく微量の硫化水
素、硫化メチル、二硫化メチル、メルカプタン類、二酸
化硫黄などの硫黄系化合物、二酸化窒素などの窒素酸化
物類、オイルミストなどの高沸点有機化合物などが混入
している場合もある。これらの物質の濃度は一概には言
えないが、おおむね10ppm〜1容量%程度であるの
が通常である。これらの物質が混入している場合、これ
をそのまま本発明のガス分離を行おうとすると、該分離
装置中の吸着塔中に充填されているモレキュラーシービ
ングカーボンにこれらの物質が沈着、蓄積され、目的と
するガスの分離効率を低下させる原因となり得るので、
あらかじめ除去しておくことが望ましい。その理由は、
硫黄系化合物、窒素酸化物類およびオイルミストはモレ
キュラーシービングカーボンに一旦吸着されると脱離さ
せるのが困難であって、モレキュラーシービングカーボ
ンを再生するのが、困難になるからである。これらの物
質をあらかじめ除去しようとする場合、市販の脱硫剤や
吸着剤、活性炭、酸化亜鉛系・鉄系・活性炭系の触媒な
どをプレフィルターとして使用することができる。たと
えば粒状白鷺Gx,粒状白鷺GSx,粒状白鷺GS
x,粒状白鷺SRCx,粒状白鷺NCC,ニオノン2
02HR,ニオノン202SN、ニオノン202Pなど
(何れも武田薬品工業(株)製)がその一例に挙げられ
る。
【0011】吸着処理は加圧下に行われ、一般的にいっ
て0.3〜5.0MPa程度であることが好ましい。メ
タンを主成分として構成されている、地中より産する天
然ガス、又は産業・家庭用廃棄物が地中埋蔵処理により
発酵分解して産するガス、嫌気性発酵プロセスから排出
されるガスは通常0.5〜3.5MPaに圧縮され、ま
たこの圧縮工程において水分などを凝縮分離することが
望ましい。この圧力で吸着処理を行うのが経済的であ
る。吸着工程における吸着時間は、1〜10分、好まし
くは2〜5分である。その時のフィードガスの流量は、
吸着剤充填量の10〜200倍(SV=10〜200/
h)、好ましくは20〜150倍(SV=20〜150
/h)、特に好ましくは40〜120倍(SV=40〜
120/h)が適当であり、60〜100倍程度でメタ
ンの高い回収率が達成される。但し、hは時間を示す。
以下も同じ。但しSVはspace velocityすなわち空間速
度(時間当りの流量/カラム体積)を表わす。吸着時の
温度に関しては、吸着処理の当初は常温、たとえば20
〜30℃程度であり、吸着反応によって発生する熱のた
めに上昇するが、脱着時に低下するので特に温度調節を
行う必要はない。モレキュラーシービングカーボンに吸
着された上記した窒素、二酸化炭素、エチレン、酸素、
アルゴン、エタン等を、自体公知の手段に従ってモレキ
ュラーシービングカーボンから脱着して、モレキュラー
シービングカーボンを再生してよいが、下記する手段に
従って工業的有利に再生処理を行ってもよい。
【0012】
【発明実施の形態】以下、図面を参照して、本発明をよ
り詳しく説明する。図1は、本発明のプロセスフローの
一例を示すものである。図示の方法では、A、B、およ
びCの3本の吸着塔が使用されているが、必要に応じて
吸着塔の数を増加または減少することができる。これら
吸着塔にはそれぞれ吸着剤としてモレキュラーシービン
グカーボンが充填されている。被処理ガス、すなわちメ
タンと窒素と二酸化炭素とを含むことを特徴とする原料
ガスは、ガス供給ライン1から吸着塔Aにフィードさ
れ、塔内の吸着剤と接触して、主として窒素および二酸
化炭素が吸着される。この吸着工程において、被処理ガ
ス中の窒素および二酸化炭素の大部分、たとえば90容
量%以上を吸着させることができるが、メタンも一部吸
着されその量は1容量%未満とすることが可能である。
このような操作によって、吸着塔から排出されるガス中
にはメタン以外の成分が微量しか存在せず、メタンを主
成分とする製品ガスが吸着塔上部の製品回収ライン2か
ら回収される。この製品ガスは、圧力や流量などが時間
による変動を受けずに一定の条件で利用できるようにす
るため、いったん製品バッファータンク中に貯蔵された
後、取り出されるような構成であることが望ましい。
【0013】次に、吸着塔Aは脱着操作が行われる。そ
の間、吸着塔Cに被処理ガスが供給され、ここで上記と
同様の吸着操作が行われる。脱着工程においては、通常
吸着塔は加圧状態となっているので、減圧により吸着さ
れているガス成分の脱着が行われる。本発明において
は、好ましくはモレキュラーシービングカーボンを充填
した塔を複数、例えば三塔設置し、1番目の塔で吸着工
程を、2番目の塔で脱着工程を、そして3番目の塔で昇
圧工程を行わせ、操作の一定時間後各塔の役割を順次切
り換えるのがよい。吸着塔内圧が常圧になった以降は吸
引ポンプ、たとえば真空ポンプにより真空引きして0.
005〜0.07MPa程度の減圧状態にすることによ
り、吸着されている成分が充分に吸着剤から脱着され
る。脱着時の温度は、脱着速度および脱着量により異な
るが、通常−5℃から30℃までの範囲である。
【0014】また別法として、減圧による脱着の初期段
階では、吸着塔の上部から製品回収ライン2よりメタン
を主成分とする製品ガスを回収した後、のこりの窒素お
よび二酸化炭素を主成分とするガスを脱着させて吸着塔
の下部から排気ライン3より排出することができる。さ
らにこの脱着をより完全に行うために、吸着塔Aの上部
よりリンスガスを導入することができる。リンス用ガス
としては、メタンを主成分とするガス、すなわち製品ガ
スの一部を製品バッファータンクより取り出し、少量使
用することが好ましい。
【0015】このようにして得られた製品ガス中には窒
素および二酸化炭素の濃度が非常に低くさらに酸素やア
ルゴンは実質的には含有しない、メタンを主成分とする
ものである。このためこの製品ガスはその大部分が可燃
性ガス成分であり、燃料となり得ない窒素や二酸化炭素
が含まれていないかあるいは二酸化炭素含量が著しく減
少しているためにガスの燃焼エネルギーが高く、主とし
て都市ガス用途などの原料として利用することができ
る。
【0016】脱着工程が終了した吸着塔Aは、次の吸着
工程の実施のため昇圧工程に付される。ここで吸着塔の
昇圧が行われるが、その時に用いるガスは原料ガスであ
ることが望ましい。この場合、所望によって均圧工程を
行ってよい。すなわち吸着工程終了後の塔と脱着工程終
了後の塔を連結して塔内ガスを移送する均圧工程を設
け、ガスの損失をなくするようにしてもよい。この工程
は、短時間(例えば1〜10秒)でよい。
【0017】
【実施例】以下の実施例により、本発明をさらに詳細に
説明する。 実施例1 100重量%が0.05mm以下の粒度を有する石炭1
00重量部を回転床中で、250℃の温度で空気を流通
せしめ、酸素含有量10重量%まで処理し、水を添加し
つつ硬質ピッチ25重量部、コールタール15重量部と
混合練合した。この時混合機外面を、均一な練合ができ
るように80℃に加温した。この混練物を押出し成型機
に充填し、直径が2.0mmのペレット状成型物を作成
した。次いでこのペレット状成型物をロータリーキルン
中で空気を排除しつつ、最終温度が800℃になるまで
約5時間かけて昇温した。その後流通ガスに水蒸気を1
分間当り100リットルの割合で加え、30分間処理を
行った後に窒素気流と共にベンゼン/フルフリルアルコ
ール=50/50重量%の混合物100g/Nmの割
合で20分間流通せしめた。最後に純粋な窒素ガス気流
に切り替えた後室温まで冷却した。上記のごとくして得
られた物質を少量ずつ評価試験を行ない、以下の物性を
示す一群を集めてモレキュラーシービングカーボン(モ
ルシーボン3K TypeM−183)を得、実施例2
の実験に供した。このモレキュラーシービングカーボン
の物性は以下のとおりである。 平均細孔径 0.41nm 平衡吸着量:吸着温度25℃、平衡圧0.1MPaの場合 メタン 20.3Nl/kg、 窒素 8.1Nl/kg 二酸化炭素 40.1Nl/kg、 エチレン 47.5Nl/kg 吸着時定数:吸着温度25℃、0.1MPaの場合 メタン 21.19分、 窒素 0.29分 二酸化炭素 0.025分、 エチレン 2.01分 充填密度 :0.710g/ml(測定法:JIS K 1474(活性炭 試験法)に準ずる。)
【0018】実施例2 図1の装置の3本の吸着塔中に、実施例1にて得られた
モレキュラーシービングカーボン(武田薬品工業株式会
社製モルシーボン3K TypeM−183)を吸着塔
内に無駄な空間が生じないよう、一杯に充填する。この
時バイブレーターなどを用いて吸着塔に振動を与え、よ
り密に充填して装置の運転時に吸着剤粒子が振動・流動
しないようにする方がよい。原料ガスとして、嫌気性発
酵分解により発生するガスの組成を人工的に再現した模
擬ガスを使用した。表1の左欄にその組成を示してい
る。
【0019】(吸着工程)原料ガスを、流量約0.31
m3/h(SV=50/h)、圧力0.8MPa、温度25
℃の条件でガス供給ライン1から吸着塔Aの底部にフィ
ードし、吸着剤と充分に接触させた後製品回収ライン2
から塔外に取り出した(排出速度:0.16m3/h、処
理時間3分)。その結果、メタンを主成分とする回収製
品ガスが得られた。そのガス組成は表1中欄に示してい
る。
【0020】(脱着工程)被処理ガスの供給を停止した
後、吸着塔Aの圧力を開放することにより吸着されたガ
スは自圧により排出ライン3を通って流出し、さらに真
空ポンプを用いて0.013MPaにまで吸引すること
によりモレキュラーシービングカーボン中に吸着された
ガスを脱着・排出した。この時吸着塔下部は吸着剤から
被吸着質の脱着反応により温度が下がり、15℃を示し
ていた。得られた排出ガスの組成は表1右欄に示してい
る。この時のメタンの回収率は76%であった。
【0021】(昇圧工程)吸着塔Aの上部から原料ガス
の一部を供給して系内を0.8MPaまで昇圧し、次の
吸着工程に引き継いだ。
【0022】
【表1】
【0023】上記のような操作で吸着工程、脱着工程お
よび昇圧工程が3本の吸着塔について順次行われる。そ
のシーケンスを示せば以下の通りである。 吸着塔A: 吸着−脱着−昇圧 吸着塔B: 脱着−昇圧−吸着 吸着塔C: 昇圧−吸着−脱着
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の方法は、例えば地
中より産する天然ガス、又は産業・家庭用廃棄物が地中
埋蔵処理により発酵分解して産するガス、嫌気性発酵プ
ロセスから排出されるガスなどの、メタンを主成分とし
て構成されているものの多量の窒素や二酸化炭素などが
含まれているガス等から、メタンを主成分とし大部分が
可燃性ガス成分である製品ガスを分離回収することがで
きる。しかも製品ガス中の燃料となり得ない窒素や二酸
化炭素の濃度が非常に低いためにガスの燃焼エネルギー
が高く、主として都市ガス用途などの原料として利用す
ることができる。さらには本発明は、その分離プロセス
に熱の出入りを伴わず常温操作が可能であるほか、比較
的構成がシンプルで装置の小型化が可能であるなどの利
点を持つ、比較的安全でしかも工業的にも極めて優れた
技術である。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法のプロセスフローの一例を示す概
念図である。 (符号の説明) A、B、C 吸着塔 1 - - - - - ガス供給ライン 2 - - - - - 製品ガス回収ライン 3 - - - - - 排出ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C01B 37/00 C01B 37/00 C10L 3/06 C10L 3/00 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタンと窒素を含有する混合ガス中のメ
    タンと窒素を工業的に分離するためのモレキュラーシー
    ビングカーボン。
  2. 【請求項2】 メタンおよび窒素を含有する混合ガスか
    ら窒素を選択的に吸着除去し、メタンの純度を向上させ
    てメタンを分離精製する用途に用いられるモレキュラー
    シービングカーボン。
  3. 【請求項3】 混合ガスがメタンおよび窒素以外に二酸
    化炭素、アルゴン、エチレンおよび酸素から成る群から
    選ばれる1〜4を含有する請求項2記載のモレキュラー
    シービングカーボン。
  4. 【請求項4】 0.1MPa、25℃における窒素、メ
    タン、エチレンおよび二酸化炭素の吸着時定数がそれぞ
    れ0.01〜10分、1〜1000分、0.1〜100
    分および0.001〜1分である請求項1〜3記載のモ
    レキュラーシービングカーボン。
  5. 【請求項5】 形状がペレット状、破砕状、球状、粉末
    状、繊維状またはハニカム成型体である請求項1〜4記
    載のモレキュラーシービングカーボン。
  6. 【請求項6】 モレキュラーシービングカーボンの平均
    細孔径が0.01〜1.0nmであることを特徴とする
    請求項1〜5記載のモレキュラーシービングカーボン。
  7. 【請求項7】 モレキュラーシービングカーボンの平均
    細孔径が0.3〜0.5nmであることを特徴とする請
    求項1〜5記載のモレキュラーシービングカーボン。
  8. 【請求項8】 下記性状を有するモレキュラーシービン
    グカーボン、 平均細孔径:0.01〜1.0nm 平衡吸着量(0.1MPa、25℃における値) 窒素 : 3.0〜15.0Nl/kg メタン :10.0〜40.0Nl/kg 二酸化炭素:30.0〜90.0Nl/kg エチレン :30.0〜90.0Nl/kg 吸着時定数(0.1MPa、25℃における値) 窒素 :0.01〜10.0分 メタン :1.0〜1000.0分 二酸化炭素:0.001〜1.0分 エチレン :0.1〜100.0分
  9. 【請求項9】 メタンと窒素を含有する混合ガスを加圧
    下に請求項1〜8記載のモレキュラーシービングカーボ
    ンと接触させ、選択的に窒素をモレキュラーシービング
    カーボンに吸着させて、混合ガス中のメタンの純度を向
    上させることを特徴とするメタンの分離精製方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8記載のモレキュラーシー
    ビングカーボンを具有することを特徴とするメタンの分
    離精製装置。
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