JP2000312170A - 信号送信装置 - Google Patents

信号送信装置

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JP2000312170A
JP2000312170A JP11119300A JP11930099A JP2000312170A JP 2000312170 A JP2000312170 A JP 2000312170A JP 11119300 A JP11119300 A JP 11119300A JP 11930099 A JP11930099 A JP 11930099A JP 2000312170 A JP2000312170 A JP 2000312170A
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JP11119300A
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Masatoshi Ikeda
昌俊 池田
Hideki Arai
英樹 新井
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Railway Technical Research Institute
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Railway Technical Research Institute
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリットコード式信号伝送システムに用いら
れる信号送信装置であって、フェールセイフを確保する
と共に低コストの信号送信装置を提供すること。 【解決手段】 信号送信装置は、スイッチング素子11
と、スイッチング素子11の開閉を制御するOR回路1
2と、信号情報コードを表す出力パルスを生成してOR
回路12に出力する直列入力並列出力の48段シフトレ
ジスタ131、132、133と、入力された信号情報
に対応するシフトレジスタを選択する選択リレー回路
(中継リレーYR、GR)14とから構成されている。
各シフトレジスタは、それぞれが特定の信号情報コード
に対応してその48個のパラレル出力端子がOR回路1
2の入力端子に配線されている。基準パルス生成部16
で得られた立ち上がりパルスはシフトレジスタの第1段
目に入力され、シフトパルス発生回路15からのシフト
パルスによって第48段目まで順次シフトされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号保安設備に用
いられる信号送信装置であって、信号情報を表すコード
である信号情報コードを軌道回路電流を特定の位相点で
瞬断することにより生成し、軌道回路電流に重畳して軌
道回路に送出して信号情報を伝送する信号伝送システム
に用いられる信号送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】信号情報の伝送方式には、電源の周波数
の整数倍に同期したAF帯の周波数を16〜36Hzの
変調波でシフトさせる電源同期SSB(Single Side B
and)と呼ばれるもの、直接AFを変調したもの、変調波
を2周波としたものなどがあるが、これらはいずれも信
号情報を周波数情報として車上に伝える方式である。最
近ではFSK(Frequency Shift Keying)によるデジタ
ル情報を軌道回路に送信する方式も提案されている。
【0003】これに対して本出願人が開発し、先に特許
出願(特開平7−186600)したスリットコード式
信号伝送システムは、信号情報を表すコードである信号
情報コードを軌道回路電流を特定の位相点で瞬断するこ
とにより生成し、軌道回路電流に重畳して軌道回路に送
出し、一つの地上装置から他の地上装置へ又は地上装置
から車上装置へ信号情報を伝送する信号伝送システムで
ある。このスリットコード式信号伝送システムは、極め
て短い時間だけ交流の軌道回路電流を瞬断するものであ
るから、送信用のパワー系が不要であり、また瞬断回数
を増やしたり瞬断パターンを1周期毎に反転させること
等により情報数を増やせ、又ノイズに強い等の特長を有
するものである。
【0004】即ちスリットコード式信号伝送システム
は、図2に概念図で示す如く、スイッチング素子11を
軌道回路電流源6と軌道回路のインピーダンスポンド7
との間に介挿し、このスイッチング素子11を送信処理
部10の制御出力で瞬間的に開閉して交流の軌道回路電
流Iを瞬断し、スリットが含まれた軌道回路電流を軌道
回路に送出し、受信側、例えば車上の受信装置2ではこ
のスリットが含まれた軌道回路電流を軌道回路からピッ
クアップし復号して信号情報を得るものである。
【0005】スリットコード式信号伝送システムにおい
ては、例えば図3に示す如く、交流正弦波の軌道回路電
流Iの1周期に10個の情報点Pを設け、その中から任
意の5個を選択して瞬断し、スリットコードを発生させ
る。即ち交流正弦波の軌道回路電流Iの1周期に30度
ごとに12等分し、2個のゼロクロス部分Xを除く10
個の情報点Pを設ける。情報点Pは図3において正弦波
形上の正方形印で示され、且つ1番から10番まで番号
が付してある。瞬断は、奇数周期では情報点Pの1番
目、3番目、5番目、6番目及び8番目の5ケ所で、偶
数周期ではこれを反転し情報点Pの2番目、4番目、7
番目、9番目及び10番目の5ケ所で発生している。こ
のように1から10迄の番号で示される10個の情報点
Pを、スリット形成可能な情報点Pとして使用している
のである。スリットSは縦線で挟まれた部分として示さ
れている。
【0006】上述の通り偶数周期のスリットSには奇数
周期の10個のスリット内容を反転したものがセットさ
れる。即ち1個の情報コードは奇隅2周期一組、奇隅各
10スリットのパターンは正逆で構成される。なお、1
0個から5個取る組み合わせは252組であるが、偶数
奇数周期の判定が困難であるため、それらを取り替えて
も情報の意味が同じになるように、半分の126個の情
報が有効情報とし用いられる。
【0007】スリットコード式信号伝送システムにおい
ては、このようにして得られた情報コードに信号現示そ
の他の情報を定義し、信号情報として使用する。即ち、
図2において送信処理部10は信号制御回路4から信号
機5の現示条件、例えばR、Y、G等の現示条件信号を
入力し、予め定められた信号情報コードに符号化する。
送信処理部10は,この符号化された信号情報コードに
従いスイッチング素子11を前記信号情報コードに対応
した所定の情報点で軌道回路電流Iを瞬断する。
【0008】ところで、特開平7−186600号公報
に開示のスリットコード式信号伝送システムに用いられ
ている信号送信装置の主要部である送信処理部10は、
図4に示す如くCPU81、2値化部82、タイマ8
3、ROM84及びRAM85から構成されたものであ
る。
【0009】信号情報を送信する送信装置は保安設備を
構成するものであるから、あらゆる故障モードに対して
危険側の情報を出さないこと、即ちフェールセイフでな
ければならない。そこで前記図4のCPUを備えた従来
の信号送信装置でフェールセイフを確保するには、例え
ばバス同期二重系を採用することになる。しかしなが
ら、これはコストが高いという問題がある。信号送信装
置は閉塞区間毎に備えられるものであるから、機器のコ
スト高は設備投資額の増加につながり、実用的でない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、信号情報を表すコードである信号情報コー
ドを軌道回路電流を特定の位相点で瞬断することにより
生成し、軌道回路電流に重畳して軌道回路に送出する信
号送信装置であって、フェールセイフを確保すると共に
低コストの信号送信装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る信号送信装置を、軌道回路に接続され
て軌道回路電流を信号情報コードに対応した特定の位相
点で瞬断するスイッチング素子と、前記信号情報コード
を表す出力パルスに基づいて前記スイッチング素子の開
閉を制御する開閉制御回路と、前記信号情報コードを表
す出力パルスを生成して前記開閉制御回路に出力するN
個の直列入力並列出力のM段シフトレジスタと、入力さ
れた信号情報に対応するシフトレジスタを選択する選択
リレー回路とで構成した。
【0012】そして、前記N個のシフトレジスタは、そ
れぞれのパラレル出力端子が特定の信号情報コードに対
応して前記開閉制御回路の入力端子に配線されており、
配線の有無で前記信号情報コードを表すように設定され
ている。これによって軌道回路電流の所定の位相点に基
づいて生成されたパルスを前記シフトレジスタの第1段
目に入力し第M段目まで順次シフトすることによって前
記信号情報コードを表す出力パルスを生成するようにし
た。
【0013】また、前期選択リレー回路は複数の中継リ
レーで構成し、入力された信号情報に対応したシフトレ
ジスタのみにシフトパルスを入力させ、且つ他のシフト
レジスタにはシフトパルスを入力させないように機能さ
せることによって、N個のシフトレジスタの中から特定
の1個のシフトレジスタを確実に選択するようにした。
更に、前記軌道回路電流の所定の位相点に基づいて生成
された基準パルスは、軌道回路電流を波形整形して得た
方形波の立ち上がり又は立ち下がりを検出して生成し
た。更にまた、前記開閉制御回路はOR回路またはAN
D回路で構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の信号送信装置の一
実施例を示すものである。なお、ここでは説明を複雑に
しないために、信号条件は信号の現示条件(R,Y,
G)の3つを対象としている。信号送信装置1は、軌道
回路電流Iを信号情報コードに対応した特定の位相点
(情報点P)で瞬断するスイッチング素子11と、前記
信号情報コードを表す出力パルスに基づいて前記スイッ
チング素子11の開閉を制御する開閉制御回路であるO
R回路12と、前記信号情報コードを表す出力パルスを
生成してOR回路12に出力するシフトレジスタ13
と、入力された信号情報に対応するシフトレジスタを選
択する選択リレー回路14と、シフトレジスタ13にシ
フトパルスを与えるシフトパルス発生器15と、シフト
レジスタ13に情報コードのタイミングを図る立ち上が
りパルスを与える基準パルス生成部16とから構成され
ている。
【0015】シフトレジスタ13は3個の直列入力並列
出力の48段シフトレジスタ131、132、133と
で構成されている。そして、各シフトレジスタのそれぞ
れのシフトパルス入力端子は選択リレー回路14を介し
てシフトパルス発生回路15に接続され、且つそれぞれ
の基準パルス入力端子は基準パルス生成部16に接続さ
れている。更に、各シフトレジスタのそれぞれのパラレ
ル出力端子が特定の信号情報コードに対応して前記開閉
制御回路であるOR回路12の入力端子に配線されてい
る。
【0016】選択リレー回路14は、ここでは現示条件
(R,Y,G)の3つから1つのみを選択するものであ
るから、2個の中継リレー、即ち第1接点YR1と第2
接点YR2を有するYリレーYRと、第1接点GR1と
第2接点GR2を有するGリレーGRとから構成されて
いる。第1シフトレジスタ131のシフトパルス入力端
子は、Gリレーの第1接点GR1とYリレーの第1接点
YR1とを介してシフトパルス発生回路15に接続され
ている。第2シフトレジスタ132のシフトパルス入力
端子は、Gリレーの第2接点GR2とYリレーの第1接
点YR1とを介してシフトパルス発生回路15に接続さ
れている。更に、第3シフトレジスタ133のシフトパ
ルス入力端子は、Yリレーの第2接点YR2を介してシ
フトパルス発生回路15に接続されている。
【0017】基準パルス生成部16は、波形整形回路1
61、分周回路162及び立ち上がりパルス発生回路1
63とで構成されている。基準パルス生成部16は、軌
道回路に接続された軌道抵抗子73の電流を電流クラン
プ72によってピックアップした交流正弦波を波形ひず
みを除去し、正弦波を方形波に変換し、分周し、更に前
記方形波の立ち上がりを検出して、情報コードのタイミ
ングを図る立ち上がりパルス、即ち基準パルスを発生す
るものである。分周回路162は、2周期分まとめて
正、反転コードを送出する実施例において、周波数を1
/2にするためのものである。
【0018】開閉制御回路にはOR回路12が用いられ
ている。しかし、開閉制御回路はAND回路でも構成で
きる。
【0019】次に、本発明に係る信号送信装置1の動作
を説明する。3個のシフトレジスタ131、132、1
33はそれぞれ各ビット毎にパラレル出力端子を持ち、
そのうちの任意の出力端子に配線を施し、ビット内のデ
ータの有無により情報コードを生成するものである。本
実施例においては、交流正弦波の軌道回路電流の1周期
を12等分し、12個の情報点を設定したので、2周期
分で24個の情報点を持つことになる。この場合、情報
点と情報点との間に同数のスペース点が設けられている
ので、これも回路上ひとつの情報点として取り扱うこと
にし、2周期分で48個の仮の情報点を設けた。従っ
て、シフトレジスタ131、132及び133はいずれ
も48ビットの長さを持つ直列入力並列出力の48段シ
フトレジスタである。
【0020】今、G信号に相当する5個の情報コード
が、図3に示すように、例えば奇数周期では1−3−5
−6−8のスリット位置で、隅数周期では2−4−7−
9−10のスリット位置で瞬断が発生するものとする。
ここで奇数周期分について説明すると、情報点の5と6
の間には必ずゼロクロス点が1個あるのでこれを0と
し、図示されていないスペース点を同じく0とし、更に
瞬断点を論理数1で表すと情報コードの時間的配列は0
01000100010001000100000とな
る。
【0021】つまり前記配列において第1番目と第13
番目の位置はゼロクロスとなるためまず0が入り、これ
を含めた12個の情報点を挟む間にスペースとして0が
入る。残りの10ポイントが真の瞬断設定可能な情報点
であって奇数周期では頭から1−3−5−6−8番目に
瞬断点として1が入る。偶数周期は奇数周期の情報点の
内容が反転したもの、即ち2−4−7−9−10番目に
瞬断点として1が入ったものとなる。このような時間的
配列に1の立ったビットのシフトレジスタのパラレル出
力に、OR回路12の入力へ接続する配線を行い、シフ
トレジスタ内部の値(論理値)を読み出す。
【0022】図1において、基準パルス生成部16から
の立ち上がりパルスにより3個のシフトレジスタ13
1、132及び133の全ての第1ビット目に1がセッ
トされる。選択リレー回路14は、信号制御回路4の信
号現示条件により動作し、中継リレーの接点回路網によ
り選択されたシフトレジスタのみにシフトパルス発生回
路15からシフトパルスを入力する。
【0023】選択リレー回路14は信号条件に従って、
対応するシフトレジスタ13を選択する。G信号の場
合、信号制御回路4の出力信号によって中継リレーYR
と中継リレーGRが共に励磁され、リレー接点YR1と
GR1はオンとなり同時にリレー接点YR2とGR2は
オフとなるから、Gシフトレジスタ131が選択され
る。するとシフトパルス発生器15からのシフトパルス
がGシフトレジスタ132のシフトパルス入力端子に供
給される。
【0024】また、Y信号の場合、信号制御回路4の出
力信号によって中継リレーYRが励磁され且つ中継リレ
ーGRが無励磁とされ、リレー接点YR1とGR2はオ
ンとなり同時にリレー接点YR2とGR1はオフとなる
から、Yシフトレジスタ132が選択される。すると、
シフトパルス発生器15からのシフトパルスがYシフト
レジスタ132のシフトパルス入力端子に供給される。
【0025】更に、R信号の場合、即ち中継リレーYR
と中継リレーGRが共に無励磁とされ、リレー接点YR
1とGR1はオフとなり同時にリレー接点YR2とGR
2はオンとなるから、Rシフトレジスタ133が選択さ
れる。すると、シフトパルス発生器15からのシフトパ
ルスがRシフトレジスタ133のシフトパルス入力端子
に供給される
【0026】基準パルス生成部16で波形の立ち上がり
に同期して生成された基準パルスによりシフトレジスタ
13の第1ビット目に論理値1がセットされる。続いて
シフトパルスが供給されたシフトレジスタ13内では、
第1ビット目にセットされた論理値1がただ1個だけシ
フトパルスによって順次シフトしていく。従って、1本
の配線の出力には、1ビットを論理値1が移動する時
間、即ちシフトパルスの周期だけ論理値1が現れる。
【0027】OR回路12は、それぞれのシフトレジス
タのパラレル出力に配線されたその出力をすべて集約
し、いずれかに論理値1を含むとき、論理値1を出力す
る。シフトパルスは、選択リレー回路14によって選択
されたそのとき有効なただ1個のシフトレジスタ13に
しか供給されず、またシフトレジスタ13のパラレル出
力端子からの配線の出力には情報コードの時間的配列に
従い論理値1または0が現れるので、これを集約したO
R回路の出力には時間的に瞬断タイミングに合わせて論
理値1が現れる。なお、当然のことながらシフトパルス
の周期は、軌道回路電流の1周期を24分割した周期と
する。
【0028】スイッチング素子11はOR回路12の出
力により制御され、これが論理値1であるとき軌道回路
を開放し、交流正弦波の軌道回路電流Iを瞬断する。従
って、瞬断によって軌道回路電流Iに現れるスリットの
時間的配列のパターンは信号情報コードを表すものとな
る。
【0029】本発明の信号送信装置によれば、回路を構
成するどの部分が故障しても情報コードが他の危険側の
コードに化けることはなく、フェールセイフ構成にでき
る。選択リレー回路を構成しているリレー回路は故障し
たときには落下接点(無励磁接点)が構成され下位の情
報、すなわちG信号はY信号又はR信号に、Y信号はR
信号に変化するので危険はない。故障により立ち上がり
パルスが発生しなければシフトレジスタ13の第1ビッ
ト目に論理値1がセットされないので情報コードは発生
しない。
【0030】シフトレジスタ13の故障は、1部のビッ
ト故障の場合それ以降0または1が続くので、出力は1
が連続するか又は何も出力されないかの状態になり、コ
ードにならない。配線が断となった場合は瞬断信号が抜
けるが、これは受信側で復号することができない。OR
回路12以降の回路又は素子等の故障は1または0の状
態に固定してしまうので、スイッチングはオン状態また
はオフ状態が連続し、危険は発生しない。なお、受信側
では、情報コードの1(瞬断あり)と0(瞬断なし)の
数が等しく5であることと、0点(ゼロクロス点)位相
が許容範囲内にあること(軌道回路は誘導性負荷である
ため瞬断点の位相がずれる)をチェックしており、安全
性をさらに高めている。
【0031】本発明において、シフトレジスタの数Nは
信号の現示数に応じて設ければよい。 また、1周期あ
たりの情報点Pの数も任意でよく、これに応じてシフト
レジスタ13の段数Mを決める。配線は実配線でも、ま
た情報の再設定が容易となるようにディップスイッチや
ジャンパー線でも実施可能である。実施例ではディップ
スイッチを用いた。
【0032】実施例では立ち上がりパルスにより、第1
ビット目に論理値1をセットしたが、第1ビット目に限
ることはない。キャリービットにセットしてもよい。ま
た、シフトパルスの同期点を調整することやシフトレジ
スタ13の段数に冗長を持たせることでほぼ任意の場所
に初期値をセットすることも可能である。
【0033】立ち上がりパルスによりセットした論理値
は、論理値0とすることもかまわない。この場合0が順
次シフトレジスタ内をシフトし、配線の出力には0が現
れるので、OR回路はAND回路とする。スイッチング
素子11は軌道回路電流を完全にゼロにする必要はな
く、並列に適宜なインピーダンスを挿入し、電流値又は
電圧値を定状値より充分小さくすることで足りる。ま
た、基準パルスは立ち上がりパルスでなく、立ち下がり
パルスであってもよい。更に、本発明のシフトレジスタ
はこれと同等な機能を有するものを含む。例えばフリッ
プフロップを縦列に複数接続してもシフトレジスタの機
能を果たし、本発明は実施できる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る信号送信装置は、鉄道保安
設備において実績のある中継リレーと、汎用の直列入力
並列出力のM段シフトレジスタを主要構成要素として構
成したことを特徴とするスリットコード式の信号送信装
置である。従って、マイクロプロセッサシステムやマイ
クロエレクトロニクス素子回路で構成された従来の信号
送信装置に比較して、低コストのフェールセイフの信号
送信装置が提供された。これをカスタム化することで小
型化も可能である。それ故、本発明の信号送信装置を用
いれば、軌道回路により連続的に制御できる高機能AT
S(自動列車停止装置)等を低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号送信装置の一実施例の回路図
である。
【図2】スリットコード式信号伝送システムの基本構成
回路を示す図である。
【図3】スリットコード式信号伝送システムの原理を説
明するための波形図である。
【図4】スリットコード式信号伝送システムに用いられ
ている従来の送信処理部のブロック回路図である。
【符号の説明】
1 信号送信装置 2 受信装置 4 信号制御回路 5 信号機 6 軌道回路電流源 7 インピ−ダンスボンド 10 送信処理部 11 スイッチング素子 12 OR回路 13 シフトレジスタ 131 Gシフトレジスタ 132 Yシフトレジスタ 133 Rシフトレジスタ 14 選択リレー回路 YR Yリレー GR Gリレー 15 シフトパルス発生回路 16 基準パルス生成部 161 波形整形回路 162 分周回路 163 立ち上がりパルス発生回路 71 軌道トランス 72 電流クランプ 73 軌道抵抗子 81 CPU 82 2値化部 83 タイマ 84 ROM 85 RAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号情報を表すコードである信号情報コ
    ードを軌道回路電流を特定の位相点で瞬断することによ
    り生成し、軌道回路電流に重畳して軌道回路に送出する
    信号送信装置において、軌道回路電流を信号情報コード
    に対応した特定の位相点で瞬断するスイッチング素子
    と、前記信号情報コードを表す出力パルスに基づいて前
    記スイッチング素子の開閉を制御する開閉制御回路と、
    前記信号情報コードを表す出力パルスを生成して前記開
    閉制御回路に出力するN個の直列入力並列出力のM段シ
    フトレジスタと、入力された信号情報に対応するシフト
    レジスタを選択する選択リレー回路とから構成され、且
    つ前記N個のシフトレジスタはそれぞれのパラレル出力
    端子が特定の信号情報コードに対応して前記開閉制御回
    路の入力端子に配線されたものであって、軌道回路電流
    の所定の位相点に基づいて生成された基準パルスをその
    第1段目に入力し第M段目まで順次シフトすることによ
    って前記信号情報コードを表す出力パルスを生成するも
    のであることを特徴とする信号送信装置。
  2. 【請求項2】 前記選択リレー回路は、複数の中継リレ
    ーから構成され、入力された信号情報に対応したシフト
    レジスタのみにシフトパルスを入力させるものであるこ
    とを特徴とする請求項1の信号送信装置。
  3. 【請求項3】 軌道回路電流の所定の位相点に基づいて
    生成された基準パルスは、軌道回路電流を波形整形して
    得た方形波の立ち上がり又は立ち下がりを検出して生成
    されたパルスであることを特徴とする請求項1の信号送
    信装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉制御回路は、OR回路またはA
    ND回路で構成されたものであることを特徴とする請求
    項1の信号送信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018051761A1 (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 株式会社ダイヘン 通信システム、および、通信機能を備えた溶接システム
CN112217495A (zh) * 2020-10-13 2021-01-12 合肥泽延微电子有限公司 一种集成电路驱动控制系统

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