JP2000311678A - 鉛蓄電池用極板の製造方法 - Google Patents

鉛蓄電池用極板の製造方法

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JP2000311678A
JP2000311678A JP11121052A JP12105299A JP2000311678A JP 2000311678 A JP2000311678 A JP 2000311678A JP 11121052 A JP11121052 A JP 11121052A JP 12105299 A JP12105299 A JP 12105299A JP 2000311678 A JP2000311678 A JP 2000311678A
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electrode plate
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JP11121052A
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English (en)
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Takao Omae
孝夫 大前
Akira Kamata
彰 鎌田
Hitoshi Watanabe
仁 渡辺
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型のエキスパンド格子を、格子側部に非展
開部を残し、格子の幅方向に展開する方法で作成する
と、極板耳が格子の進行方向に位置しているため、非展
開部に設けた開口部に活物質を充填しようとすると極板
耳にまで活物質が付着してしまう問題があった。 【解決手段】 連続した格子に活物質を充填した後、極
板耳部に付着した活物質のみを除去し、格子の表面を露
出させることにより、大型のエキスパンド極板を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として大型の鉛
蓄電池に用いられるエキスパンド極板などの連続極板製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鉛蓄電池用極板としては、鉛
合金のシートを網目状に展開加工し、非展開部に集電用
の耳と呼ばれる部分を形成したエキスパンド格子に活物
質ペーストを充填して作製されている。活物質ペースト
充填の際には,集電用の耳部に活物質が付着しないよう
な方法がとられる。これは、電池を組み立てる際に同極
性の極板耳を溶接する時に、極板耳に活物質が付着して
いると溶接が著しく困難になるからである。この為、格
子は充填機に連続的に送られるが,従来は図2のよう
に、この時の極板耳は格子の進行方向に対して常に垂直
な方向に位置している。これはペースト充填機から送り
出されるペーストの幅を一定に定めて、極板耳をこの幅
からはずれる位置に置くことで極板耳にペーストを付着
しないようにするためである。充填の模式図を図1に示
す。活物質充填口からペーストが押し出され、連続的に
格子に活物質が充填される。極板耳の位置には遮へい板
が置かれているので、極板耳に活物質が付着する事はな
い。こうしてできあがった極板は図3に示すように極板
耳には活物質はほとんど付着せず、わずかに付着したと
しても溶接前に簡単なブラッシングで除去できるため、
溶接時の問題は発生しない。
【0003】しかし、大型のエキスパンド格子を上述の
方法で(格子上部に非展開部を残し、格子の高さ方向に
展開していく)作成すると、格子の高さが高くなる為、
展開する幅が大きくなってしまい、次のような問題を有
している。展開する幅が大きくなるので展開に時間がか
かる。展開部の寸法が安定しなくなる。展開部での電圧
降下が大きくなってしまい電池性能が劣る。
【0004】この為、従来から,格子となったとき格子
展開部が格子の幅方向となり、格子側部に非展開部を残
す格子が考えられている。図4(a)は格子切断前のエ
キスパンド格子の状態、図4(b)は1枚単位に切断し
た格子の状態を示す。なお、この格子には、非展開部に
開口部を設けているが、これは、格子重量を軽くし、さ
らに開口部にも活物質を充填するためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の格
子に活物質を充填する際には、極板耳が格子の進行方向
に位置しているために、開口部に活物質を充填しようと
すると極板耳にまで活物質が付着してしまうという問題
があった。
【0006】そこで、本発明は、鉛蓄電池用大型極板の
連続製造工程において、開口部に活物質を充填し、かつ
耳部に活物質の付着していない極板を作製する方法を提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、請求項1に記載の発明の鉛蓄電池用極板の製造方法
では、鉛合金からなる連続した格子に活物質を充填した
後,充填された活物質を部分的に除去して,格子表面を
部分的に露出させる工程を有することを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明において、活物質の除去される部分は,
極板集電耳部であることを特徴とするものである。
【0009】つぎに、請求項3に記載の発明では、請求
項1又は2記載の発明において、格子は,非展開部に開
口部を有するエキスパンド格子であることを特徴とする
ものである。
【0010】さらに、請求項4に記載の発明では、請求
項1又は2又は3記載の発明において、塗布された活物
質を部分的に除去し,部分的に格子表面を露出させる工
程は,極板乾燥後であって熟成工程の前に行われること
を特徴とするものである。
【0011】これにより、鉛蓄電池用極板、特に大型極
板の連続製造工程において、開口部に活物質を充填し、
かつ耳部に活物質の付着していない極板を作製する方法
を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施例
の形態を説明するが、本発明は以下の説明に限定される
ものではない。
【0013】本発明の製造方法は、鉛合金シートを用い
た連続極板の活物質ペースト充填工程において、図5に
示すように、活物質の充填口に遮へい部分がなく、鉛合
金シートの全面に活物質が充填された後、図6の(a)
の様に決断され、その後(b)のように極板耳部を回転
ブラシ等の物理的な方法で除去するものである。
【0014】
【実施例】[実施例1]次に実施例に基づき説明する。
図6(b)に示すエキスパンド極板を作製する為に、ま
ず、厚さ2mm、幅120mmの鉛−カルシウム−すず
合金からなる圧延シートを作製した。この圧延シートの
両端をレシプロ式エキスパンド機で展開し、開口部を打
ち抜いて図4(a)に示す形状とした。この格子の全面
に活物質ペーストを充填した(図5)。充填の際、極板
の表面、裏面にぺースティングペーパーをあて、ロール
プレスを行って、ペースティングペーパーを極板に密着
させた。
【0015】充填後の極板を所定寸法で切断した。この
時の状態を図6(a)に示す。極板寸法は、幅150m
m、高さ400mm、極板耳幅15mm、極板耳高さ3
0mmとした。切断された極板を、乾燥炉に通した。乾
燥条件は200℃で1分間とした。
【0016】これらの極板は、極板耳にも活物質が付着
された状態になっているため、極板耳部の活物質を回転
ブラシで除去した。極板耳表面の活物質が完全に除去さ
れ、金属光沢がみられるようになった。この時の状態を
図6(b)に示す。
【0017】その後極板の熟成を行った。熟成条件は5
0℃で2日間とした。
【0018】熟成の終わった極板とセパレータを組み合
わせ、通常の方法で2V、1000Ahの電池を組み立
てた。溶接状態に影響はみられず、従来品と全く同様の
状態であった。
【0019】[実施例2]さらに極板耳部の活物質を除
去する時期について検討した。活物質除去の時期につい
ては以下に示す場合が考えられたため、それぞれの場合
で実験を行った。1)充填直後、2)乾燥炉通過後、
3)熟成終了後、4)組立直前この結果は次の通りであ
った。
【0020】1)充填直後は、活物質が柔らかく、回転
ブラシに活物質が食い込みうまく除去できなかった。
【0021】2)乾燥炉通過後は、活物質充填直後に比
べると活物質はかたくなり、回転ブラシに食い込むこと
はなかった。活物質は格子と密着しておらす、容易に除
去することができた。
【0022】3)熟成終了後は、活物質は固くなった。
活物質と格子とは強固に密着しており、ブラシでの除去
に非常に時間がかかった。
【0023】4)組立直前は、熟成終了後と同様の結果
であった。この為、時間をロスして組立作業が遅れ、電
池の生産性が大きく低下することがわかった。
【0024】以上の結果から、極板耳の活物質を除去す
るのは乾燥炉通過後の熟成を行う前が適していることが
分かった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、極板耳が
格子の進行方向に位置している格子であっても、効率よ
く極板を作製する方法を提供するものであり、その工業
的価値は、きわめて大きい。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の格子への活物質充填方法を示した模式
図。
【図2】従来の製造工程におけるエキスパンド格子の形
状を示した平面図
【図3】従来のエキスパンド極板を示した平面図
【図4】(a)本発明に使用する製造工程における切断
前のエキスパンド格子の一例を示した平面図。 (b)本発明の製造方法による1枚単位に切断した格子
の一例を示した平面図。
【図5】本発明に使用するエキスパンド格子への活物質
充填の一例を示した模式図。
【図6】(a)本発明のエキスパンド極板の極板切断後
の一例を示した平面図。 (b)本発明のエキスパンド極板の極板耳部の活物質を
除去した平面図。
【符号の説明】
1 格子展開部 2 格子非展開部 3 活物質ペースト充填機 4 活物質充填口 5 活物質遮蔽板 6 活物質充填部分 7 活物質未充填部分 8 極板切断位置 9 極板耳となる部分 10 極板耳 11 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月19日(1999.5.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H016 AA05 BB02 BB03 BB07 BB09 CC09 EE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛合金からなる連続した格子に活物質を充
    填した後,充填された活物質を部分的に除去して,格子
    表面を部分的に露出させる工程を有することを特徴とす
    る鉛蓄電池用極板の製造方法。
  2. 【請求項2】活物質の除去される部分は,極板集電耳部
    であることを特徴とする請求項1記載の鉛蓄電池用極板
    の製造方法。
  3. 【請求項3】格子は,非展開部に開口部を有するエキス
    パンド格子であることを特徴とする請求項1又は2記載
    の鉛蓄電池用極板の製造方法。
  4. 【請求項4】塗布された活物質を部分的に除去し,部分
    的に格子表面を露出させる工程は,極板乾燥後であって
    熟成工程の前に行われることを特徴とする請求項1又は
    2又は3記載の鉛蓄電池用極板の製造方法。
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US09/488,639 US6338919B1 (en) 1999-01-21 2000-01-21 Electrode plate for lead-acid battery
US09/878,973 US6385829B2 (en) 1999-01-21 2001-06-13 Manufacturing method for a lead-acid battery electrode plate

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