JP2000311041A - データ表示装置、情報携帯端末及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ表示装置、情報携帯端末及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000311041A
JP2000311041A JP12287799A JP12287799A JP2000311041A JP 2000311041 A JP2000311041 A JP 2000311041A JP 12287799 A JP12287799 A JP 12287799A JP 12287799 A JP12287799 A JP 12287799A JP 2000311041 A JP2000311041 A JP 2000311041A
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JP12287799A
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Koji Takemura
浩司 武村
Hiromitsu Kawajiri
博光 川尻
Nagakatsu Nakazato
酉克 中里
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信した電子メールのデータを表示する場合
等に、表示デバイスの小さい機器においても、文章が読
み易く、スクロール操作も軽減することができるデータ
表示装置を提供する。 【解決手段】 省略可能なコードを予め定めておき、次
の改行コードまでを1つの段落とする段落において、文
字コード等のすべてのコードが省略可能なコードである
場合には、省略処理を行う。省略処理に当たっては、連
続部分を短くするようにする。また、改行コードについ
ても、改行コードが連続する場合には、改行コードを1
つのみとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字データを表示
する文字データ表示装置に関するものであり、特に、携
帯端末に搭載される文字データ表示装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来からワープロやテキストエディタ等
においては、ある文章データを表示する場合に、表示デ
バイスの書式に合わせてそのまま表示するのが通常であ
る。例えば、ある文章データをFD等の記録媒体から読
み出して表示する場合には、該記録媒体に記録されてい
る内容を表示デバイスの幅に合わせて単純に折り返して
表示する。
【0003】また、電子メールソフト、いわゆるメーラ
においても、ある電子メールを受信した場合には、受信
したメールにおける全文字列を表示デバイスの幅に合わ
せて単純に折り返しながら表示する。
【0004】具体的には、送信側から図10(a)に示
すようなスタイル(書式)のメールが送信された場合に
は、受信側では、送信側からの文章データをそのまま表
示するので、受信側の表示デバイスが小さく、特に、1
行の字数が少ない場合には、その分行数が多くなり、例
えば、図10(b)に示すような表示状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うに表示を行うと、データをそのまま表示するので、表
示デバイスの表示エリアが小さい携帯型の機器を使用し
た場合には、文章の内容が読みづらく、無駄なスクロー
ル操作を行わなければならない。つまり、従来の方法に
よると、文章の内容を理解する上であまり意味のないデ
ータもそのまま表示されてしまい、表示された文章が読
みづらく、また、無駄にスクロール操作をしなければな
らない。例えば、図10においては、「−−−−−−
−」のデータは文章の内容を理解するにはあまり意味の
ないデータといえる。また、改行についても送信側の原
文のまま表示すると、その分上下方向に表示範囲が広く
なってしまい、表示された文章が読みづらく、また、無
駄にスクロール操作をしなければならない。
【0006】そこで、本発明は、表示デバイスの小さい
機器においても、文章が読み易く、スクロール操作も軽
減することができるデータ表示装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、文
字、記号等のデータからなる文章データを表示するため
のデータ表示装置であって、予め定められた省略可能な
データについて、少なくとも該データの一部を省略して
表示することを特徴とする。
【0008】この第1の構成のデータ表示装置において
は、予め定められた省略可能なデータについて、少なく
とも該データの一部を省略して表示するので、該省略可
能なデータを文章データの内容を理解する上で支障のな
いものとすることにより、表示デバイスの小さい携帯機
器であっても文章を読み易く、また、無駄なスクロール
を必要としないようにすることができる。
【0009】また、第2には、文字、記号等のデータか
らなる文章データを表示するためのデータ表示装置であ
って、省略可能なデータである省略可能データについて
の情報を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された情報
に基づき、文章データの少なくとも一部を省略した省略
文章データを作成する省略データ作成部と、を有するこ
とを特徴とする。
【0010】この第2の構成のデータ表示装置において
は、記憶部に省略可能データについての情報が記憶され
ているので、省略データ作成部は、該情報に基づき、文
章データの少なくとも一部を省略した省略文章データを
作成する。よって、該省略可能データを文章データの内
容を理解する上で支障のないものとすることにより、表
示デバイスの小さい携帯機器であっても文章を読み易
く、また、無駄なスクロールを必要としないようにする
ことができる。
【0011】また、第3には、上記第2の構成におい
て、上記省略データ作成部が、上記省略可能データが所
定数以上連続する連続部分を検出する連続部分検出部
と、該連続部分の一部を抽出する抽出部と、を有するこ
とを特徴とする。この第3の構成のデータ表示装置にお
いては、連続部分検出部が、文章データにおいて、上記
省略可能データが所定数以上連続する連続部分を検出す
る。そして、該抽出部は、検出された連続部分について
その連続部分の一部を抽出する処理を行う。よって、省
略可能データにおける連続部分は、その一部のみを抽出
しても文章データの判読には支障を与えないので、判読
に支障を来すことなく文章を短くすることができる。
【0012】また、第4には、上記第2の構成におい
て、上記省略データ作成部が、文章データにおいて次の
改行コードまでの部分を1つの段落とする段落ごとに、
該段落におけるデータが全て省略可能データである段落
を省略表示可能段落として判定する省略判定部と、該省
略表示可能段落について、省略可能データが所定数以上
連続する連続部分を検出する連続部分検出部と、該連続
部分の一部を抽出する抽出部と、を有することを特徴と
する。
【0013】この第4の構成のデータ表示装置において
は、省略判定部が、文章データにおいて次の改行コード
までの部分を1つの段落とする段落ごとに、該段落にお
けるデータが全て省略可能データである段落を省略表示
可能段落として判定する。そして、連続部分検出部が、
該省略表示可能段落について、省略可能データが所定数
以上連続する連続部分を検出する。すると、抽出部が、
該連続部分の一部を抽出する処理を行う。よって、省略
表示可能段落を予め検出して、その省略表示可能段落に
ついて連続部分を検出して抽出するので、文章データの
判読に支障を来すことなく文章を短くすることができ
る。
【0014】また、第5には、上記第4の構成におい
て、処理対象となる段落が、改行コードのみの段落又は
空白文字コードと改行コードのみからなる段落である空
段落の場合には、直前の段落が空段落でない場合に限り
改行コードを表示内容に加えることを特徴とする。この
ようにして、各段落を前の段落に詰めることができると
ともに、その一方で改行マークを全く無視するわけでは
ないので、適切に文章を詰めて表示することが可能とな
る。
【0015】また、第6には、上記第3から第5までの
いずれかの構成において、上記連続部分検出部が、ある
1つの省略可能データが連続する連続部分を検出するこ
とを特徴とする。また、第7には、上記第3から第6ま
でのいずれかの構成において、上記連続部分検出部が、
隣り合う複数の省略可能データが連続する連続部分を検
出することを特徴とする。
【0016】また、第8には、上記第2から第7までの
いずれかの構成において、上記省略データ作成部が作成
する省略文章データには、改行コードは含まれないこと
を特徴とする。これにより、各段落間の改行を省略する
ことができ、文章を詰めて表示することができる。
【0017】また、第9には、上記第1から第8までの
いずれかの構成において、省略可能なデータは、少なく
とも平仮名、片仮名、漢字、英字、数字を含まないこと
を特徴とする。よって、文章データの判読に必要となる
データについては、省略しないようにすることができる
ので、文章データを読む際の支障となることがない。
【0018】また、第10には、情報携帯端末であっ
て、上記第1から第9までのいずれかの構成のデータ表
示装置を内蔵することを特徴とする。
【0019】また、第11には、所定のプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
省略可能なデータとして予め記憶された省略可能データ
に基づき、文章データにおいて次の改行コードまでの部
分を1つの段落とする段落ごとに、該段落におけるデー
タが全て省略可能データである段落を省略表示可能段落
として判定する省略判定処理と、該省略表示可能段落に
ついて、省略可能データが所定数以上連続する連続部分
を検出する連続部分検出処理と、該連続部分の一部を抽
出する抽出処理と、該抽出処理で抽出した結果を表示す
る表示処理と、をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したことを特徴とする。
【0020】よって、該省略可能データを文章データの
内容を理解する上で支障のないものとすれば、省略可能
データにおける連続部分は、その一部のみを抽出しても
文章データの判読には支障を与えないので、判読に支障
を来すことなく文章を短くすることができ、表示デバイ
スの小さい携帯機器であっても文章を読み易く、また、
無駄なスクロールを必要としないようにすることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づくデータ表
示装置としての文章表示装置A1は、図1に示されるよ
うに、入力部10と、編集処理部12と、テキスト処理
部14と、テキストバッファ16と、テキスト省略処理
部18と、省略テキストバッファ20と、表示処理部2
2と、VRAM28と、出力部30と、制御部32とを
有している。また、該表示処理部22は、フォント処理
部24と、テキスト表示制御部26とを有している。こ
の文章表示装置A1は、例えば、図3に示すような、上
記情報携帯端末としての携帯電話Kに搭載されているも
のとする。
【0022】ここで、入力部10は、文章データを入力
するためのもので、具体的には、入力キーが該当する。
また、編集処理部12は、データの各種編集処理を行う
ためのもので、改行の処理やカーソル位置の制御等の各
種処理を行う。
【0023】また、テキスト処理部14は、テキストバ
ッファ16に格納されているテキストデータを管理す
る。また、テキストバッファ16は、テキストデータを
格納するためのものである。このテキストバッファ16
には、文字コード、改行コード等のコードの状態で文章
データが格納される。
【0024】また、テキスト省略処理部18は、テキス
トデータに対して所定の省略処理を行うもので、図2に
示すように、記憶部18aと、省略データ作成部18b
とを有している。この省略データ作成部18bは、省略
判定部18cと、連続部分検出部18dと、抽出部18
eとを有している。この記憶部18aには、省略可能デ
ータとしての省略可能なコードについての情報が格納さ
れている。ここで、省略可能なコードとしては、例え
ば、「平仮名」、「片仮名」、「漢字」、「英字」、
「数字」以外のコードとする場合が考えられる。つま
り、文章を読む場合に、その意味を理解するのに支障と
はならないデータを省略可能な文字とするのである。
【0025】また、上記省略判定部18cは、各段落に
ついて省略可能か否かを判定するものである。また、連
続部分検出部18dは、同一の文字コードが連続するい
わゆる連続部分を検出する。また、抽出部18eは、検
出された連続部分の一部を抽出する。詳しい動作は後述
する。また、省略テキストバッファ20は、該テキスト
省略処理部18で省略処理が行われたテキストデータを
格納するためのものである。
【0026】また、表示処理部22は、出力部30に表
示を行うための処理を行うものであり、フォント処理部
24は、テキスト表示制御部26から指示により、文字
コードのデータをビットマップデータに変換する処理を
行う。また、テキスト表示制御部26は、テキストバッ
ファ16や省略テキストバッファ20に格納されている
データの表示を制御するものである。
【0027】また、VRAM(ビデオRAM)28は、
出力部30に表示するデータを記録するためのRAMで
ある。また、出力部30は、テキストデータ等を表示す
るための表示部であり、LCD等により構成される。ま
た、制御部32は、文章表示装置A1の各部の動作を制
御するものである。
【0028】上記構成の文章表示装置A1の動作につい
て説明する。まず、入力部10から入力操作を行って文
章を入力したとする。すると、入力された文章のデータ
は、図示しないメモリ等の記憶部に記憶されるものとす
る。例えば、図4(a)に示すデータを入力して記憶し
たものとする。この図4(a)に示す文章においては、
この図4(a)に示すように、「おはよう。」の文章と
「今日の・・・」の文章の間には、改行コード(改行文
字)がある。つまり、図4(a)の文章作成時に「おは
よう。」と入力した後に改行キーを入力しているのであ
る。また、図4(a)に示すように、「・・・下さ
い。」と「−−−・・・」の間には、改行コードが2つ
入っている。さらに、この「−−−・・・−−−」の記
号は、約2行半分入力されている。
【0029】そして、上記のように入力され、記憶され
た文章を読み出すものとする。この読出しに際しては、
当然入力された通りに表示するモードが設けられてい
る。この場合には、該文章データはコード情報の形でテ
キストバッファ16に格納され、その後、該文章データ
はフォント処理部24でビットマップデータに変換され
た後、VRAM28に書き込まれて出力部30に出力さ
れる。
【0030】また、本実施例では、上記モードの他に、
さらに、省略表示モードが設けられている。以下では、
この省略表示モードの動作について、図5等を使用しな
がら説明する。
【0031】読出し対象となる文章データは、テキスト
データ等の形で一旦テキストバッファ16に格納され、
その後、テキスト処理部14によりテキスト省略処理部
18に送られる。テキスト省略処理部18では、テキス
ト省略処理を行う。すなわち、原文から段落を抽出する
(S10)。ここでいう段落とは、改行コードの次から
次の改行コードまでのデータをいう。なお、ある文章に
おける最初のデータでは、最初のデータから次の改行コ
ードまでのデータをいう。つまり、図4(a)の例で
は、「おはよう。」の文字コードと改行コードとが1つ
の段落をなす。また、その次の段落は、「今日の・・・
下さい。」の文字コードと改行コードとで構成される。
ここで、「おはよう。」の文字コードと改行コードとか
らなる段落を第1段落、「今日の・・・下さい。」の文
字コードと改行コードとからなる段落を第2段落、次の
改行コードのみからなる段落を第3段落、次の「−−−
・・・−−−」の文字コードと改行コードとからなる段
落を第4段落とする。なお、ここで、文字コードには、
文字のみならず、記号等についてのコードも含まれるも
のとする。つまり、制御コード以外のコードを文字コー
ドとする。
【0032】そして、段落抽出が成功したか否かが判定
される(S11)。ここで、抽出が成功しない場合とし
ては、次に段落がない場合が挙げられる。次に、抽出さ
れた段落が空段落か否かが判定される(S12)。ここ
で、空段落とは、改行コードのみの段落又は空白文字
(スペース)と改行コードからなる段落をいう。例え
ば、図4(a)における第3段落は空段落となる。空段
落の場合には、ステップS13に移行し、空段落でない
場合には、ステップS15に移行する。
【0033】そして、ステップS13においては、内容
的に省略可能であるか否かが判定される(S13)。つ
まり、ある段落における全てのコードが、記憶部18a
に格納されている省略可能なコードであるか否かが判定
され、ある段落における全てのコードが該省略可能なコ
ードである場合には、省略処理可能な段落と判定する。
この判定は、上記省略判定部18cにより行われる。図
4(a)例では、第1段落、第2段落は省略処理可能な
段落ではないが、第4段落は省略処理可能な段落とな
る。このステップS13の処理が、上記省略判定処理に
当たる。このステップS13において、省略処理可能で
ある場合には、ステップS14に移行し、省略処理可能
でない場合には、ステップS17に移行する。
【0034】そして、ステップS14では、省略処理を
行ってその段落の一部のみを抽出した形として表示内容
に追加する(S14)。なお、省略処理の方法として
は、同一の文字コードが連続するいわゆる連続部分を検
出してその連続部分を省略するようにすることが考えら
れる。
【0035】まず、連続部分の検出の方法としては、例
えば、同じ文字コードが所定数連続する場合を検出す
る。つまり、図6に示すように、段落Dにおいて、最初
の文字コードと2番目以降の文字コードとを比較して、
同一の文字コードであるか否かを判定していく(図6
(a))。次に、2番目の文字コードと他の文字コード
とを比較して、同一の文字コードであるか否かを判定し
ていく(図6(b))。そのような処理を繰り返して連
続部分を検出する。この連続部分を検出する処理を、
「連続部分検出処理」とする。
【0036】そして、連続部分が検出されたら、上記抽
出部18eにより、その連続部分の一部のみを抽出す
る。例えば、その連続部分を所定ドット数にまで減少さ
せる処理を行う。この処理を「抽出処理」とする。この
連続部分検出処理及び抽出処理により作成されたデータ
が、文章データの少なくとも一部を省略した省略文章デ
ータとなる。
【0037】一方、上記ステップS12において、空段
落である場合には、直前の段落も空段落であるか否かが
判定される(S15)。そして、直前の段落が空段落で
ない場合には、その改行文字を表示内容に追加するが
(S16)、直前の段落が空段落である場合には、改行
文字を表示内容に追加することなく、ステップS10に
戻る。つまり、改行コードが3つ以上連続する場合に
は、改行コードを1つのみ入れることになる。
【0038】また、ステップS13において、内容的に
省略可能でない場合には、改行文字を除く全文字列を表
示内容に追加する(S17)。つまり、その段落におい
て、改行コード以外の全文字コードを表示内容に加え
る。なお、上記のステップS14、S16、S17にお
いて表示内容に追加される内容、すなわち、文字コード
は省略テキストバッファ20に順次格納される。上記ス
テップS14、S15、S16、S17の処理が終了し
たら、ステップS10に戻り、次の段落の抽出を行う。
【0039】上記の図5に示すフローチャートを図4
(a)の文章に当てはめると、第1段落については、空
段落ではなく、また、内容的に省略可能ではないので、
ステップS17に進み、「おはよう。」の文字コードを
表示内容に追加することになる。また、第2段落につい
ては、第1段落と同様に、ステップS17に進み、「今
日の・・・下さい。」の文字コードを表示内容に追加す
ることになる。このステップS17では、改行コードは
除かれるので、表示内容に第1段落、第2段落の改行コ
ードは含まれない。また、第3段落については、空段落
であるので、ステップS15に進み、直前は空段落では
ないので、改行コードを表示内容に追加することにな
る。また、第4段落については、ステップS13におい
て、内容的に省略可能な文字コードのみが含まれている
ので、ステップS14に移行して、省略処理を行うこと
になる。
【0040】上記のようにしてテキスト省略処理が行わ
れたら、該処理が行われた文章データは、省略テキスト
バッファ20に格納される。その後、表示処理部22に
おいては、テキスト表示制御部26による制御に基づ
き、フォント処理部24が省略テキストバッファ20に
格納されている文章データをビットマップデータに変換
する処理を行い、その後、該変換されたデータはVRA
M28に書き込まれる。VRAM28に書き込まれたデ
ータは、出力部30に出力されて表示される。この出力
部30に表示を行う処理を「表示処理」とする。
【0041】図4(a)に示す文章を省略表示モードで
表示した場合には、図4(b)に示すようになる。つま
り、各文章の後の改行文字は省略され、「−−−・・・
−−−」の記号も短く表示される。これにより、表示さ
れる行数を少なくすることができ、内容を読み易くする
とともに、無駄なスクロールを必要としない。特に、携
帯端末において文章を表示する場合には、表示デバイス
が小さい場合でも操作性を向上させることが可能とな
る。
【0042】なお、上記ステップS14における省略処
理、すなわち、抽出処理においては、種々の方法が考え
られる。例えば、図7(a)に示す場合は、段落におけ
る全ての文字コードが同じ場合であり、この場合には、
段落における最初の文字コードから最後の文字コードま
でが連続部分として検出されるので、これを所定の長さ
に抽出する。また、図7(c)は、「−−−・・・−−
−」の部分が連続部分として検出され、一方、「//」
は連続部分とはされない場合であり、この場合には、
「−−−・・・−−−」の部分を短く抽出した上で「/
/」を続けることになり、結果としては、段落末尾から
抽出することになる。また、図7(d)は、「−−−・
・・−−−」の部分が連続部分とされた場合であり、そ
の部分を短く抽出して前端と後端の「+」と組み合わせ
て表示するものであり、結果としては、段落先頭部と末
尾部とを組み合わせて抽出することになる。また、図7
(e)は、「===・・・===」の部分が連続部分と
して短く抽出されることになり、結果として、特徴的な
部分を中心に抽出することになる。また、図7(b)
は、異なる2つの文字コードが連続する場合であり、こ
の場合には、図6に示すような処理に加えて、最初と2
番目の文字コードを1つの対象文字コードととらえて、
他の隣り合う2つの文字コードと同一か否かを順次判定
して連続部分を判定することになる。
【0043】なお、上記の処理、すなわち、図5に示す
フローチャートに係る処理を実行するプログラムを保持
した記録媒体(例えば、メモリカード)等を装置本体に
装着し、該プログラムを文章表示装置A1に設けられた
RAMにインストールすることにより、当該フローチャ
ートを実行するようにしてもよい。その場合には、図5
に示すフローチャートにおいて、ステップS13は、請
求項における省略判定処理に該当し、また、ステップS
14における上記連続部分検出処理が、請求項における
連続部分検出処理に該当し、また、ステップS14にお
ける上記抽出処理が、請求項における抽出処理に該当
し、また、上記表示処理は、請求項における表示処理に
該当する。
【0044】次に、第2実施例について説明する。第2
実施例における文章表示装置A2は、上記第1実施例と
略同様の構成であるが、図8に示すように、第1実施例
の各構成にさらに、通信部11と、メールボックス制御
部34と、メールボックスデータバッファ36とを有し
ている。ここで、該通信部11は、外部との電子メール
の通信を制御するものである。また、メールボックス制
御部34は、メールボックスデータバッファ36を管理
するためのもので、また、該メールボックスデータバッ
ファ36は、受信した電子メールのデータを一時格納す
るものである。
【0045】すなわち、通信部11を介して電子メール
が受信された場合には、該電子メールのデータは、メー
ルボックスデータバッファ36に格納される。その後、
テキスト処理部14は、このメールボックスデータバッ
ファ36に格納された電子メールデータから文章デー
タ、すなわちテキスト部分を抽出して、テキストバッフ
ァ16に格納する。テキストバッファ16に格納された
文章データは、テキスト処理部14によりテキスト省略
処理部18に送られ、テキスト省略処理部18において
テキスト省略処理を行うのである。テキスト省略処理
は、上記第1実施例と同様に、図5に示すように行わ
れ、また、該テキスト省略処理以後の処理も上記第1実
施例と同様に行われる。
【0046】例えば、図9(a)に示すスタイル(書
式)で送信側から送信された電子メールのデータは、本
実施例の文章表示装置A2には図9(b)に示すように
表示されることになる。
【0047】よって、本実施例の文章表示装置A2によ
れば、電子メールを受信する場合でも、表示される行数
を少なくすることができ、内容を読み易くするととも
に、無駄なスクロールを必要とせず、操作性を向上させ
ることができる。特に、携帯端末において電子メールを
受信する場合には、表示デバイスが小さい場合でも操作
性を向上させることが可能となる。
【0048】以上、本発明に係る実施の形態について説
明したが、本発明はかかる実施の形態に制限されるもの
ではなく、他の種々の変更が可能である。例えば、上記
実施の形態では、本発明を携帯電話に適用した例を説明
したが、これに限らず他の装置に適用することも可能で
ある。
【0049】
【発明の効果】本発明に基づくデータ表示装置及びプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
によれば、表示デバイスの小さい機器においても、文章
が読み易く、スクロール操作も軽減することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく文章表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】テキスト省略処理部の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本実施例の文章表示装置が搭載される携帯端末
を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例に基づく文章表示装置の動作を
示す説明図である。
【図5】本発明の実施例に基づく文章表示装置の動作を
説明するフローチャートである。
【図6】連続部分の検出の方法を示す説明図である。
【図7】省略処理の例を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施例に基づく文章表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】本発明の他の実施例に基づく文章表示装置の動
作を示す説明図である。
【図10】従来における文章表示装置の動作を示す説明
図である。
【符号の説明】
A1、A2 文章表示装置 10 入力部 14 テキスト処理部 16 テキストバッファ 18 テキスト省略処理部 20 省略テキストバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中里 酉克 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5B069 AA20 BA04 BB16 BC02 FA01 5C082 BA02 BB12 CB01 DA87 MM09 MM10 5E501 AA04 AB16 AC19 AC34 BA03 CA04 FA13 FB23 FB32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、記号等のデータからなる文章デー
    タを表示するためのデータ表示装置であって、 予め定められた省略可能なデータについて、少なくとも
    該データの一部を省略して表示することを特徴とするデ
    ータ表示装置。
  2. 【請求項2】 文字、記号等のデータからなる文章デー
    タを表示するためのデータ表示装置であって、 省略可能なデータである省略可能データについての情報
    を記憶する記憶部と、 該記憶部に記憶された情報に基づき、文章データの少な
    くとも一部を省略した省略文章データを作成する省略デ
    ータ作成部と、を有することを特徴とするデータ表示装
    置。
  3. 【請求項3】 上記省略データ作成部が、 上記省略可能データが所定数以上連続する連続部分を検
    出する連続部分検出部と、 該連続部分の一部を抽出する抽出部と、を有することを
    特徴とする請求項2に記載のデータ表示装置。
  4. 【請求項4】 上記省略データ作成部が、 文章データにおいて次の改行コードまでの部分を1つの
    段落とする段落ごとに、該段落におけるデータが全て省
    略可能データである段落を省略表示可能段落として判定
    する省略判定部と、 該省略表示可能段落について、省略可能データが所定数
    以上連続する連続部分を検出する連続部分検出部と、 該連続部分の一部を抽出する抽出部と、を有することを
    特徴とする請求項2に記載のデータ表示装置。
  5. 【請求項5】 処理対象となる段落が、改行コードのみ
    の段落又は空白文字コードと改行コードのみからなる段
    落である空段落の場合には、直前の段落が空段落でない
    場合に限り改行コードを表示内容に加えることを特徴と
    する請求項4に記載のデータ表示装置。
  6. 【請求項6】 上記連続部分検出部が、ある1つの省略
    可能データが連続する連続部分を検出することを特徴と
    する請求項3又は4又は5に記載のデータ表示装置。
  7. 【請求項7】 上記連続部分検出部が、隣り合う複数の
    省略可能データが連続する連続部分を検出することを特
    徴とする請求項3又は4又は5又は6に記載のデータ表
    示装置。
  8. 【請求項8】 上記省略データ作成部が作成する省略文
    章データには、改行コードは含まれないことを特徴とす
    る請求項2又は3又は4又は5又は6又は7に記載のデ
    ータ表示装置。
  9. 【請求項9】 省略可能なデータは、少なくとも平仮
    名、片仮名、漢字、英字、数字を含まないことを特徴と
    する請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又
    は8に記載のデータ表示装置。
  10. 【請求項10】 情報携帯端末であって、請求項1から
    9までのいずれかに記載のデータ表示装置を内蔵するこ
    とを特徴とする情報携帯端末。
  11. 【請求項11】 省略可能なデータとして予め記憶され
    た省略可能データに基づき、文章データにおいて次の改
    行コードまでの部分を1つの段落とする段落ごとに、該
    段落におけるデータが全て省略可能データである段落を
    省略表示可能段落として判定する省略判定処理と、 該省略表示可能段落について、省略可能データが所定数
    以上連続する連続部分を検出する連続部分検出処理と、 該連続部分の一部を抽出する抽出処理と、 該抽出処理で抽出した結果を表示する表示処理と、をコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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