JP2000311018A - 自力式の差圧保持ダンパー - Google Patents

自力式の差圧保持ダンパー

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JP2000311018A JP11119487A JP11948799A JP2000311018A JP 2000311018 A JP2000311018 A JP 2000311018A JP 11119487 A JP11119487 A JP 11119487A JP 11948799 A JP11948799 A JP 11948799A JP 2000311018 A JP2000311018 A JP 2000311018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空間の有効利用が損なわれることなく、微小
な室間差圧を確実に保持することのできる、自力式の差
圧保持ダンパー。 【解決手段】 低圧側の空間(13)と高圧側の空間
(12)との間の圧力差をほぼ一定に保持するための自
力式の差圧保持ダンパー。設置状態において鉛直方向に
沿って延びる中心軸線を有する筒状部材(1)と、高圧
側の空間からの空気を筒状部材の下端部へ導くためのチ
ャンバ部(4)と、筒状部材の内部において形成される
上昇気流を受けて筒状部材の内部で鉛直方向に沿って浮
遊するフロート部材(3)とを備えている。筒状部材の
側面には低圧側の空間に面した開口部(2)が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自力式の差圧保持ダ
ンパーに関し、特に屋外や隣室との圧力差を一定に維持
することが要求されるクリーンルームなどにおいて、隣
室等との圧力差を自力式で一定に保持するための差圧保
持ダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】クリーンルームでは、周囲の粉塵などが
室内に入らないように、隣室や屋外よりも室内の圧力を
高く維持している。逆に、有害なガスや微生物などを取
り扱う部屋では、室内の有害なガスや微生物が外部へ漏
洩することのないように、隣室や屋外よりも室内の圧力
を低く維持している。たとえばクリーンルームの場合、
隣室等(以下、単に「隣室」という)との圧力差は、送
風機等による室内への給気風量総計と室内からの排気風
量総計との差である室圧保持風量を、隣室に面した開口
部(すき間等)の面積に応じた所定の風量に設定するこ
とにより生じさせている。このため、送風機の運転風量
の経時変化や室内設置機器の排気風量の変動などにより
室圧保持風量が変動した場合や、隣室に面した開口部の
面積が変化して所定差圧を保持するのに必要な室圧保持
風量が変化した場合には、室間差圧に変化が生じること
になる。
【0003】また、クリーンルームなどにおいて、隣室
との間にベルトコンベヤなどのための大きな貫通開口部
があり、設定した室間差圧が大きい場合には、大きな室
圧保持風量が必要である。このような場合、送風系への
取入れ外気量の増加に伴う空調熱処理エネルギーや送風
機動力などを多大に必要とするだけでなく、貫通開口部
を通過する空気の風速が大きくなるのでベルトコンベヤ
上の製品が倒れ易くなる。しかしながら、両室間の圧力
差をなくすると、周囲の塵埃が貫通開口部を介してクリ
ーンルームへ流入し拡散してしまう。このため、隣室と
の圧力差をなるべく小さく設定し、設定した所望の圧力
差を確実に保持することのできる技術が求められてい
る。
【0004】クリーンルームなどにおいて室間差圧を一
定に維持するための装置として、室圧保持風量(処理風
量)がある範囲内で変動しても室間差圧をほぼ一定に保
持する機能を有する自力式の差圧保持ダンパーが知られ
ている。従来の自力式の差圧保持ダンパーは、スウィン
グ式の差圧保持ダンパーとスライド式の差圧保持ダンパ
ーとに大別される。図10は、従来のスウィング式差圧
保持ダンパーの構成および作用を示す図である。また、
図11は、従来のスライド式差圧保持ダンパーの構成お
よび作用を示す図である。なお、図10(b)および図
11(b)において、縦軸は室間差圧(Pa)を、横軸
は処理風量(m3/h)を示している。
【0005】図10(a)に示すように、スウィング式
差圧保持ダンパーでは、上端部をピボットとして揺動自
在に構成された遮蔽部材100によって隣室に面した開
口部101を覆っている。一方、図11(a)に示すよ
うに、スライド式差圧保持ダンパーでは、斜設された中
心ガイドロッド110に沿って滑動自在に構成された皿
状の羽根部材111によって隣室に面した開口部112
を覆っている。これらの装置では、気流によりダンパー
を押し開く方向に働く開放力と、遮蔽部材や羽根部材の
ウェイトなどによりダンパーを元の閉止位置へ戻す方向
に働く復元力とが拮抗し、双方の力が均衡した時点でダ
ンパーの上流と下流との間に生じる圧力差が室間差圧に
なる。自力式の差圧保持ダンパーの場合、配線工事や電
力は不要であり、機器も安価であるため、低コストでの
設置が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のスウィング式差
圧保持ダンパーは、構造が単純であり、処理風量(室圧
保持風量)の大きな装置の構成も容易である。しかしな
がら、スウィング式では、図10(b)に示すように、
処理風量の増大につれてダンパー開度が増大し、ダンパ
ー開度に依存する復元力も増大するため、室間差圧も増
大してしまう。そのため、スウィング式の場合、制御範
囲内として標榜している処理風量の範囲内においても、
処理風量の増大にともなって室間差圧が上昇するので、
室間差圧を精度良く一定に保持することができないとい
う不都合があった。スウィング式以外であっても、処理
風量の増大により復元力が増大するタイプの差圧保持ダ
ンパーには同様の不都合がある。
【0007】一方、スライド式差圧保持ダンパーでは、
図11(b)に示すように、処理風量が増大しても復元
力が一定であるため、スウィング式に比べて圧力制御性
能に優れ、所定の処理風量制御範囲内であれば処理風量
が変化しても室間差圧の変化は微小である。しかしなが
ら、スライド式では、皿状の羽根部材111を中心ガイ
ドロッド110に沿って低摩擦力のもとで移動させるた
めにベアリング113を用いており、この移動部分(羽
根部材111+ベアリング113)の重量をある程度以
下に小さくすることができない。その結果、この移動部
分の重量に依存する室間差圧を、たとえば5Pa(水柱
0.5mm)程度以下の微小な室間差圧に設定すること
ができないという不都合があった。
【0008】また、1台のスライド式差圧保持ダンパー
の処理風量範囲を増大させるには、中心ガイドロッド1
10を長くするか、機器全体を大型化する必要がある。
しかしながら、中心ガイドロッド110を長くすると、
ダンパーの張り出しが大きくなる。また、羽根部材11
1の形状がたとえば円形であるため、機器全体を大型化
すると装置の寸法が縦横同寸法比率で大きくなり、設置
することのできる場所が限定されてしまう。そのため、
スライド式差圧保持ダンパーを用いて処理風量を大きく
設定するには、処理風量の小さい機器を並列的に多数配
置するほかなく、結果としてダンパーの専有スペースが
大きくなる。いずれの場合も、美観を損ない、空間の有
効利用を損なうことになる。
【0009】以上のように、従来の自力式差圧保持ダン
パーのうち、スウィング式では室間差圧の制御能力が確
実ではないという不都合があった。また、スライド式で
は、5Pa以下の微小な室間差圧を設定することができ
ないという不都合があった。さらに、スライド式では、
処理風量範囲を増大させようとすると、空間の有効利用
が損なわれるという不都合があった。
【0010】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、空間の有効利用が損なわれることなく、微小
な室間差圧を確実に保持することのできる、自力式の差
圧保持ダンパーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明では、低圧側の空間と高圧側の空間との間の
圧力差をほぼ一定に保持するための自力式の差圧保持ダ
ンパーにおいて、設置状態において鉛直方向に沿って延
びる中心軸線を有する筒状部材と、前記高圧側の空間か
らの空気を前記筒状部材の下端部へ導くためのチャンバ
部と、前記チャンバ部を介して前記筒状部材の下端部へ
導かれた前記高圧側の空間からの空気が前記筒状部材の
内部において形成する上昇気流を受けて、前記筒状部材
の内部で鉛直方向に沿って浮遊するフロート部材とを備
え、前記筒状部材の側面には、前記低圧側の空間に面し
た開口部が形成され、前記筒状部材の側面に形成された
前記開口部は、前記フロート部材よりも下方の領域にお
ける前記開口部の面積が前記フロート部材の浮遊高さ位
置に応じて変化するように形成されていることを特徴と
する差圧保持ダンパーを提供する。
【0012】本発明の好ましい態様によれば、前記筒状
部材の側面に形成された前記開口部は、鉛直方向に沿っ
て分布した多数の小開口部を有することが好ましい。あ
るいは、鉛直方向に沿って延びる1つまたは複数のスリ
ット状の開口部を有することが好ましい。また、本発明
の好ましい態様によれば、前記フロート部材は、所定の
重量を有するウェイトを着脱自在に取り付けることがで
きるように構成されていることが好ましい。さらに、前
記フロート部材が前記筒状部材の内部から前記チャンバ
部の内部へ落下するのを防止し、且つ前記フロート部材
を支持した状態において前記チャンバ部と前記筒状部材
との間における空気の流れを実質的に遮断するためのス
トッパを備えていることが好ましい。
【0013】さらに、本発明の好ましい態様によれば、
前記筒状部材の側面には、鉛直方向に沿って延びたスリ
ット状の透明な窓部が形成され、前記フロート部材の側
面において前記スリット状透明窓部に対応する位置に
は、所定のマークが形成されていることが好ましい。ま
た、前記低圧側の空間と前記高圧側の空間との間に形成
された壁部を前記チャンバ部の一部が貫通し、前記筒状
部材の全部および前記チャンバ部の残部が前記低圧側の
空間の内部に設置されていることが好ましい。あるい
は、前記筒状部材および前記チャンバ部は、前記低圧側
の空間と前記高圧側の空間との間に形成された壁部また
はドア部の内側に設置されていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では、設置状態において鉛
直方向に沿って延びる中心軸線を有する筒状部材を備
え、その内部が空気流路を構成する。この空気流路に
は、クリーンルームのような高圧側の部屋からの空気が
チャンバ部を介して導入される。一方、筒状部材の側面
には、低圧側の部屋(たとえばクリーンルームの隣室)
に面した開口部が形成されている。この開口部は、たと
えば均一に分布した多数の小開口部からなり、隣室への
空気流出部を構成する。また、筒状部材の内部には、ク
リーンルームからの空気が形成する上昇気流を受けて浮
遊するフロート部材が収容されている。
【0015】したがって、高圧側のクリーンルームから
の空気はチャンバ部を介して筒状部材の内部へ流入し、
上向きの気流となってフロート部材を所定の高さ位置ま
で押し上げる。そして、筒状部材の内部へ流入した空気
は、筒状部材の側面に形成された多数の小開口部のうち
フロート部材よりも下にある小開口部を介して、低圧側
の隣室へ流出する。この場合、フロート部材は、小開口
部から隣室へ流出する風量がクリーンルームから流入し
た風量と等しくなるまで上昇し、双方の風量がバランス
する位置で静止する。通過風量に変化がなければ、フロ
ート部材は、筒状部材の内部すなわち空気流路内で静止
した状態を保つ。
【0016】このフロート部材の静止状態におけるクリ
ーンルームと隣室との間の室間差圧は、フロート部材の
重量とフロート部材の受風面積とに基づいてほぼ規定さ
れる圧力値であり、その値はほぼ一定に保持される。そ
して、この状態から通過風量が増減しても、空気流路内
の気流の増減に応じてフロート部材が上下するだけで、
室間差圧は変化することなくほぼ一定に保持される。ま
た、フロート部材に取り付けるウェイト(錘)の重量を
増減させるだけで、室間差圧の設定値を容易に変更する
ことができる。
【0017】以上のように、本発明の差圧保持ダンパー
では、室間差圧がフロート部材の全体重量とフロート部
材の受風面積とに基づいてほぼ規定されるが、フロート
部材の上下移動に関して摩擦低減用のベアリングなどを
フロート部材に取り付ける必要がないため、フロート部
材の重さを所望の程度まで小さく抑えることが容易であ
る。したがって、本発明では、フロート部材の重量を小
さく構成することにより、従来技術において設定するこ
とのできなかった微小差圧も設定可能であり、処理風量
が変化しても設定した微小差圧を精度良くほぼ一定に保
持することができる。すなわち、本発明では、微小差圧
を含む広い差圧範囲内において室間差圧を一定に保持す
る制御性が良好である。
【0018】また、本発明では、筒状部材の断面形状に
ついて、中心軸線に沿って断面形状がほぼ一定であるこ
とを除き、断面形状自体に特に制約がない。すなわち、
筒状部材の断面形状について、形状自由度が高い。した
がって、処理風量範囲を広く設定するために、筒状部材
の内側断面積(厳密にはその内部に形成される空気流路
の断面積)を大きく設定しなければならない場合にも、
筒状部材の断面形状を必ずしも縦横同比率で大きくする
必要はない。したがって、本発明の差圧保持ダンパーで
は、装置全体を壁部やドア部の内部へ組み込むことも可
能であり、処理風量範囲を広く設定しても空間の有効利
用が損なわれることがない。
【0019】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の実施例にかかる差圧保持ダン
パーの構成を概略的に示す斜視図である。また、図2
は、本実施例の差圧保持ダンパーの設置状態における縦
断面図である。本実施例では、高圧側の部屋であるクリ
ーンルームとそれに隣接する低圧側の部屋との間で室間
差圧をほぼ一定に保持するための自力式の差圧保持ダン
パーに本発明を適用している。
【0020】本実施例の差圧保持ダンパーは、矩形状の
断面を有する筒状部材1を備えている。筒状部材1の内
部は、ダンパーの作動状態において空気流路を構成す
る。筒状部材1の4つの側面には、ほぼ均一に分布する
小さな円形開口部2が多数形成されている。これらの小
開口部2は、ダンパーの作動状態において空気流出部を
構成する。また、筒状部材1の内部には、フロート部材
3が収容されている。フロート部材3は、筒状部材1の
内側断面積(厳密には空気流路の断面積)よりもわずか
に小さい断面積(受風面積に相当する)を有し、空気流
路を構成する筒状部材1の内部において上昇する気流の
作用により鉛直方向に沿って浮遊するように構成されて
いる。また、フロート部材3は、所定の重量を有するウ
ェイト(錘)7を着脱自在に取り付けることができるよ
うに構成されている。
【0021】本実施例の差圧保持ダンパーはまた、筒状
部材1の下端部に連結されたチャンバ部4を備えてい
る。チャンバ部4は、空気の流入口を形成する開口部5
を有し、この開口部5から流入した空気が筒状部材1の
下端部へ導かれるように構成されている。さらに、本実
施例の差圧保持ダンパーには、フロート部材3が筒状部
材1の内部からチャンバ部4の内部へ落下するのを防ぐ
ためのストッパ9が設けられている。したがって、休止
状態では、フロート部材3はストッパ9上に支持され、
筒状部材1の内部において最も低い位置をとるととも
に、筒状部材1とチャンバ部4との間における空気の流
れを実質的に遮断する。
【0022】図2の設置状態を参照すると、本実施例の
差圧保持ダンパーは、高圧側の部屋であるクリーンルー
ム12と低圧側の部屋である隣室13との間の壁部11
に取り付けられ、筒状部材1の中心軸線が鉛直方向と一
致し且つチャンバ部4の開口部5がクリーンルーム12
に面するように設置されている。すなわち、チャンバ部
4は壁部11を貫通し、その開口部5に隣接する一部は
クリーンルーム12の内部に突出しているが、筒状部材
1の全体およびチャンバ部4の大部分は隣室13側に設
置されている。
【0023】以上の構成を有する本実施例の差圧保持ダ
ンパーは、以下のように動作する。高圧側のクリーンル
ーム12からの空気(気流)は、チャンバ部4の開口部
5を介してダンパーに流入する。ダンパーに流入した空
気は、チャンバー部4を介した後、上向きの気流となっ
て筒状部材1へ流入する。筒状部材1の内部に形成され
た上昇気流は、ストッパ9上に支持されていたフロート
部材3を所定の高さ位置まで押し上げる。その結果、筒
状部材1へ流入した空気は、筒状部材1の側面に形成さ
れた多数の小開口部2のうちフロート部材3よりも下方
の領域にある小開口部2aを介して、低圧側の隣室13
へ流出する。この場合、フロート部材3は、小開口部2
aの総面積が増えて所定の面積に達するまで、すなわち
小開口部2aから流出する風量が開口部5から流入した
風量と等しくなるまで上昇し、双方の風量がバランスす
る位置で静止する。
【0024】通過風量に変化がなければ、フロート部材
3は、筒状部材1の内部すなわち空気流路内で静止した
状態を保つ。このときのクリーンルーム12と隣室13
との間の室間差圧は、フロート部材3の重量とフロート
部材3の受風面積とに基づいてほぼ規定される圧力値で
あり、その値はほぼ一定に保持される。そして、この状
態から通過風量が増加しても、空気流路内の気流増加に
よりフロート部材3が上昇し、筒状部材1の小開口部2
aを介して隣室13へ流出する風量が増加するため、室
間差圧は変化することなくほぼ一定に保持される。一
方、通過風量が減少した場合にも、空気流路内の気流減
少によりフロート部材3が下降し、筒状部材1の小開口
部2aを介して隣室13へ流出する風量が減少するた
め、室間差圧は変化することなくほぼ一定に保持され
る。
【0025】室間差圧の設定値の変更は、たとえばフロ
ート部材3に取り付けるウェイト7を増減させるだけで
容易に達成可能である。フロート部材3に取り付けるウ
ェイト7の重量を増大させた場合、すなわちフロート部
材3の全体重量を増大させた場合、2室間の通過風量が
同じであればフロート部材3の浮遊高さ位置は低くな
り、フロート部材3よりも下に存在する小開口部2aの
数も減少し、結果として空気流出部の面積は減少する。
しかしながら、フロート部材3の重量が増加した分だけ
室間差圧が大きくなっているので、筒状部材1の内部と
低圧側の隣室13との間の圧力差も大きくなっており、
小開口部2aを通過する風速が増大して、小開口部1個
あたりの通過風量が増加する。
【0026】一方、フロート部材3の全体重量を減少さ
せた場合、2室間の通過風量が同じであればフロート部
材3の浮遊高さ位置は高くなり、フロート部材3よりも
下に存在する小開口部2aの数は増大し、空気流出部の
面積は増大する。しかしながら、フロート部材3の全体
重量が減少した分だけ室間差圧が小さくなっているの
で、筒状部材1の内部と低圧側の隣室13との間の圧力
差も小さくなっており、小開口部2aを通過する風速が
減少して、小開口部1個あたりの通過風量も減少する。
【0027】また、本実施例の差圧保持ダンパーは、上
述のような圧力制御機能だけでなく、逆流防止機能およ
び室圧保持風量の簡易表示機能も備えている。以下、こ
の点について説明する。清浄度の高いクリーンルーム1
2において空調機器を停止させたりドアの開閉を行う
と、両室間で圧力差がなくなったり、圧力差が逆転する
ことがある。この場合、本実施例の差圧保持ダンパーで
は、フロート部材3が自重により速やかに下降し、スト
ッパ9上に支持される状態で停止して2室間の気流を遮
断する。その結果、粉塵等の汚染物質が隣室13からク
リーンルーム12へ逆流することを防止することができ
る。
【0028】さらに、上述したように、フロート部材3
の浮遊高さ位置は、2室間を通る空気の量に依存する。
このため、フロート部材3が静止している高さ位置を読
み取ることにより、2室間を流れる風量すなわち室圧保
持風量を検出することができ、ひいては室圧保持風量が
適切な範囲内にあることを容易に把握することができ
る。なお、フロート部材3の高さ位置は、筒状部材1の
側面に形成された多数の小開口部2を介して目視により
把握することができる。あるいは、図1に示すように、
筒状部材1の側面に鉛直方向に沿って延びたスリット状
の透明な窓部8aを形成し、フロート部材3の側面にお
いてスリット状透明窓部8aに対応する位置にマーク8
を形成し、スリット状透明窓部8aを介してマーク8を
目視することによってフロート部材3の高さ位置を読み
取ることもできる。
【0029】図3は、本実施例の差圧保持ダンパーにお
ける処理風量−室間差圧特性を模式的に示す図である。
図3において、縦軸は室間差圧(Pa)を、横軸は処理
風量(m3/h)を示している。図3に示すように、本
実施例の差圧保持ダンパーでは、1Pa(水柱0.1m
m)〜50Pa程度までの広い差圧設定範囲に亘って室
間差圧を精度良くほぼ一定に保持することができる。特
に、1Paという従来技術では設定不可能であった微小
差圧も設定可能であり、処理風量が変化しても設定した
微小差圧を精度良くほぼ一定に保持することができる。
【0030】以上のように、本実施例の差圧保持ダンパ
ーでは、室間差圧がフロート部材3の全体重量とフロー
ト部材3の受風面積とに基づいてほぼ規定されるが、フ
ロート部材3の上下移動に関して摩擦低減用のベアリン
グなどをフロート部材3に取り付ける必要がないため、
フロート部材3の重さを所望の程度まで小さく抑えるこ
とが容易であり、ひいては室間差圧を小さく設定するこ
とが容易である。したがって、本実施例では、フロート
部材3の重量を小さく構成することにより、従来技術に
おいて設定することのできなかった1Pa程度の微小差
圧も設定可能であり、処理風量が変化しても設定した微
小差圧を精度良くほぼ一定に保持することができる。
【0031】なお、上述の実施例では、正方形に近い矩
形状の断面を有する筒状部材の4つの側面に小開口部を
形成しているが、筒状部材の1つの側面に小開口部を集
中させたり、筒状部材やフロート部材のアスペクト比
(縦横比)を大きくしても、フロート部材の安定性は大
きく変化しない。したがって、筒状部材のアスペクト比
(すなわちその内部に形成される空気流路断面のアスペ
クト比)を大きく設定し、且つ筒状部材の1つの側面に
小開口部を集中させることにより、壁やドア等と一体化
した構造をとることも可能である。この場合、従来のス
ウィング式やスライド式とは異なり、壁面から室内側に
突出する部分を全くなくすることもできるため、室内空
間の有効利用および美観の向上を図ることができる。こ
の構成は、処理風量が大きい場合に特に有利である。
【0032】具体的には、図4の断面図および図5の正
面図に示すように、差圧保持ダンパー全体を、すなわち
筒状部材1およびチャンバ部4をクリーンルーム12と
隣室13との間に形成された壁部11の内部に組み込む
ことができる。この場合、チャンバ部4の開口部5がク
リーンルーム12に面しており、筒状部材1の1つの側
面に形成された小開口部2が隣室13に面していること
はいうまでもない。また、図6の正面図に示すように、
差圧保持ダンパー全体をクリーンルーム12と隣室13
との間に設けられたドア部14の内部に組み込むことも
できる。
【0033】また、上述の実施例では、筒状部材の側面
においてほぼ均一な分布にしたがって小開口部を形成し
ているが、図7に示すように不均一な分布にしたがって
小開口部2を形成することもできる。この場合、筒状部
材の上部領域または下部領域に小開口部を集中的に分布
させ、ある一定の処理風量の増減に対するフロート部材
の移動量を任意に設定することができる。これは、流量
の簡易表示機能を利用する場合に、フロート部材の浮遊
高さ位置と処理風量とがほぼ比例するように調整する場
合などに有用である。また、多数の小開口部に代えて、
図8に示すように鉛直方向に沿って延びたスリット状の
開口部2bを形成することもできる。
【0034】さらに、上述の実施例では矩形断面を有す
る筒状部材を用いているが、フロート部材の上下移動に
支障がなく且つ側面に小開口部やスリット状の開口部を
形成することができる限りにおいて、円形や他の適当な
断面形状を有する中空の筒状部材を用いて本発明の効果
を得ることができる。また、空気流路を形成すべき筒状
部材として、格子状の筒状部材や、通気性を有する布
(織物や不織物)からなる筒状部材や、メッシュ金網か
らなる筒状部材など、空気流出口を有する適当な素材か
らなる筒状部材を用いることができる。
【0035】また、筒状部材の内部空間によって形成さ
れる空気流路の断面形状についても、三角形、四角形、
多角形、円形、楕円形など様々な形状を適用することが
できる。さらに、筒状部材の断面形状はその中心軸線に
沿ってほぼ一定であることが必要であるが、必要に応じ
て、上方に向かってわずかに広がるような形状に設定し
たり、上方に向かってわずかに細くなるような形状に設
定することもできる。これらの形状設定は、たとえば処
理風量と室圧制御性の要求レベルとの組み合わせなどに
基づいて適宜決定される。
【0036】また、本発明において、フロート部材の材
質について特別な制限はない。ただし、その内面(たと
えば受風面に対応する面およびその反対側の面)はある
程度変形してもよいが、その側面の外形形状が容易に変
形することがないように、ある程度硬い材質であること
が好ましい。また、微小な差圧設定を可能にするために
は、たとえば軽量プラスチックなど比重の軽い材質を用
いることが好ましい。
【0037】上述したように、フロート部材の全体重量
をフロート部材の受風面積で除した値がほぼ差圧設定値
となるが、場合によっては2つの値の間に補正係数を介
在させることになる。この場合、フロート部材の全体重
量を調節して所望の差圧設定値を実現するには、フロー
ト部材の交換によりフロート部材本体の重量を調整した
り、フロート部材本体に加える錘(ウェイト)の重量を
調節したりする必要がある。ところで、ウェイトの形状
または形態は、多層平板状であっても、ブロック状であ
ってもよい。多層平板状のウェイトの場合、たとえばフ
ロート部材に設けられた縦棒に対して穴付き平板を重ね
る取り付け形態が可能である。また、ブロック状のウェ
イトの場合には、たとえばフロート部材に形成された窪
みの中にブロック状のウェイトを入れて蓋をする形態
や、フロート部材から紐を介してブロック状のウェイト
を吊り下げる形態などが可能である。
【0038】一方、フロート部材の形状または形態は、
平板状であってもよいし、上方に向かって開口した箱型
(図9(a)参照)や下方に向かって開口した箱型、ま
たは中空の箱型(図9(b)参照)や上下二枚の平板を
距離を隔てて結合した平板結合型(図9(c)参照)で
あってもよいし、箱型フロート部材の受風面を曲面状に
形成したドーム型であってもよい。特に、平板状のフロ
ート部材や厚みの薄い箱型のフロート部材の場合、フロ
ート部材の姿勢制御のために、所定の錘を紐などにより
フロート部材から吊り下げることが好ましい。また、上
述の実施例では、クリーンルームに対して本発明を適用
しているが、有毒ガスや有毒微生物などを扱う部屋に対
して本発明を適用することもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、室間
差圧がフロート部材の全体重量とフロート部材の受風面
積とに基づいてほぼ規定されるが、フロート部材の上下
移動に関して摩擦低減用のベアリングなどをフロート部
材に取り付ける必要がないため、フロート部材の重さを
所望の程度まで小さく抑えることが容易である。したが
って、フロート部材の重量を小さく構成することによ
り、従来技術において設定することのできなかった微小
差圧も設定可能であり、処理風量が変化しても設定した
微小差圧を精度良くほぼ一定に保持することができる。
【0040】また、本発明では、筒状部材の断面形状に
ついて、中心軸線に沿って断面形状がほぼ一定であるこ
とを除き、断面形状自体に特に制約がない。すなわち、
筒状部材の断面形状について、形状自由度が高い。した
がって、処理風量範囲を広く設定するために、筒状部材
の内側断面積を大きく設定しなければならない場合に
も、筒状部材の断面形状を必ずしも縦横同比率で大きく
する必要はない。したがって、本発明の差圧保持ダンパ
ーでは、装置全体を壁部やドア部の内部へ組み込むこと
も可能であり、処理風量範囲を広く設定しても空間の有
効利用が損なわれることがない。さらに、本発明では、
上述のような圧力制御機能だけでなく、逆流防止機能お
よび室圧保持風量の簡易表示機能を備えた実施形態も可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる差圧保持ダンパーの構
成を概略的に示す斜視図である。
【図2】本実施例の差圧保持ダンパーの設置状態におけ
る縦断面図である。
【図3】本実施例の差圧保持ダンパーにおける処理風量
−室間差圧特性を模式的に示す図である。
【図4】壁部またはドア部に組み込まれた本発明の差圧
保持ダンパーを示す断面図である。
【図5】壁部に組み込まれた本発明の差圧保持ダンパー
を示す正面図である。
【図6】ドア部に組み込まれた本発明の差圧保持ダンパ
ーを示す正面図である。
【図7】筒状部材の側面に形成される空気流出口の変形
例を示す図である。
【図8】筒状部材の側面に形成される空気流出口のもう
1つの変形例を示す図である。
【図9】箱型のフロート部材の断面形状を示す図であ
る。
【図10】従来のスウィング式差圧保持ダンパーの構成
および作用を示す図である。
【図11】従来のスライド式差圧保持ダンパーの構成お
よび作用を示す図である。
【符号の説明】
1 筒状部材 2 筒状部材の空気流出用の開口部 3 フロート部材 4 チャンバ部 5 チャンバ部の空気流入用の開口部 7 ウェイト(錘) 8 マーク 8a 透明窓部 9 ストッパ 11 壁部 12 クリーンルーム 13 隣室 14 ドア部
フロントページの続き (72)発明者 中村 慎二 東京都中央区日本橋蠣殻町1丁目35番8号 三建設備工業株式会社内 Fターム(参考) 3L058 BF05 BF07 BG01 3L080 BA02 BA12 BB02 BB05 3L081 AA03 AA05 AB02 BA01 5H316 AA06 AA11 BB02 DD07 EE02 EE10 EE17 FF22 GG15 LL01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧側の空間と高圧側の空間との間の圧
    力差をほぼ一定に保持するための自力式の差圧保持ダン
    パーにおいて、 設置状態において鉛直方向に沿って延びる中心軸線を有
    する筒状部材と、 前記高圧側の空間からの空気を前記筒状部材の下端部へ
    導くためのチャンバ部と、 前記チャンバ部を介して前記筒状部材の下端部へ導かれ
    た前記高圧側の空間からの空気が前記筒状部材の内部に
    おいて形成する上昇気流を受けて、前記筒状部材の内部
    で鉛直方向に沿って浮遊するフロート部材とを備え、 前記筒状部材の側面には、前記低圧側の空間に面した開
    口部が形成され、 前記筒状部材の側面に形成された前記開口部は、前記フ
    ロート部材よりも下方の領域における前記開口部の面積
    が前記フロート部材の浮遊高さ位置に応じて変化するよ
    うに形成されていることを特徴とする差圧保持ダンパ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記フロート部材は、所定の重量を有す
    るウェイトを着脱自在に取り付けることができるように
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の差圧
    保持ダンパー。
  3. 【請求項3】 前記フロート部材が前記筒状部材の内部
    から前記チャンバ部の内部へ落下するのを防止し、且つ
    前記フロート部材を支持した状態において前記チャンバ
    部と前記筒状部材との間における空気の流れを実質的に
    遮断するためのストッパを備えていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の差圧保持ダンパー。
  4. 【請求項4】 前記筒状部材の側面には、鉛直方向に沿
    って延びたスリット状の透明な窓部が形成され、 前記フロート部材の側面において前記スリット状透明窓
    部に対応する位置には、所定のマークが形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の差圧保持ダンパー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009187439A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Shinryo Corp 差圧保持ダンパ
JP2012141200A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Ohbayashi Corp 風検知装置
JPWO2013042379A1 (ja) * 2011-09-21 2015-03-26 AvanStrate株式会社 ガラス板の製造方法及びガラス板製造装置

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