JP2000310508A - 測距センサ - Google Patents

測距センサ

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JP2000310508A
JP2000310508A JP11122321A JP12232199A JP2000310508A JP 2000310508 A JP2000310508 A JP 2000310508A JP 11122321 A JP11122321 A JP 11122321A JP 12232199 A JP12232199 A JP 12232199A JP 2000310508 A JP2000310508 A JP 2000310508A
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light
distance measuring
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measuring sensor
emitting
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JP11122321A
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Atsuo Fujikawa
淳雄 藤川
Shinya Kawanishi
信也 川西
Takashi Takaoka
隆志 高岡
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非検出物の誤検出を防止できる測距センサを
提供する。 【解決手段】 放射光を発生する発光素子1aとこの放
射光を所定の方向に向けて投光する発光側レンズ1bと
を備えた発光部1、および反射光を集光する受光側レン
ズ2aとこの受光側レンズ2aにて集光された反射光を
受光する受光素子2bとを備えた受光部2から構成さ
れ、三角測距原理に従って測距対象物が所定の位置に配
置されたことを検出する測距センサであって、前記発光
側レンズ1bの周辺部に、放射光の指向角を狭めること
によって発光部1と測距対象物との間に存在している非
検出物に放射光が照射されることを防止する遮光板4
a,4bが配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレに取り付け
られ便座に人が座ったことを検出する場合等に使用され
る測距センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光を用いて対象物を検出するセン
サの一例として、特開平9−318315号公報に開示
されている光学式変位測定装置(従来例(1))、特開
平6−331347号公報に開示されている反射型光電
センサ(従来例(2))、特開平10−132559号
公報に開示されている測距センサ(従来例(3))があ
る。
【0003】この従来例(1)の光学式変位測定装置
は、光ビームを発生する投光源と、光ビームを対象物に
照射する発光側レンズと、対象物からの反射光を集光す
る受光側レンズと、受光側レンズの結像面側に配置さ
れ、反射光を受光する受光センサとを備えている。この
受光センサは、その受光面のどの位置に反射光のスポッ
トがあるのかを検知できる位置検出センサである。この
光学式変位測定装置では、発光側レンズから対象物まで
の距離によって、位置検出センサの受光面上での反射光
のスポットの位置が変化することを利用した三角測距原
理を採用して対象物の位置を検出している。
【0004】また、従来例(2)の反射型光電センサで
は、受光素子を収納した保持部材の長方形状の受光面に
その中央部を避けて受光側レンズを配置し、さらに、こ
の中央部に遮光板を配置して形成された受光部を用いて
いる。一般に、近距離の対象物からの反射光は受光面の
ほぼ全体に広がって観測されるが、遠距離の対象物から
の反射光は受光面の一端部に片寄って観測される。従っ
て、近距離の対象物からの反射光に関しては、遮光板に
よって一部分が遮られ、受光素子での最終的な受光量が
抑えられ、近距離の対象物は検出されにくくなる。一
方、遠距離の対象物からの反射光に関しては、遮光板で
遮られないので、受光素子での最終的な受光量は変化せ
ず、遠距離の対象物は確実に検出される。
【0005】また、従来例(3)の測距センサは、発光
素子および発光側レンズからなる発光部と受光側レンズ
および受光素子からなる受光部とを同一面に具備したセ
ンサ本体上に、発光部と受光部との間に配置され、セン
サ本体からこのセンサ本体の前方に配置されたフィルタ
までの間を遮断する遮光板を備えている。従って、フィ
ルタで反射した反射光は遮光板で遮られて受光部まで届
かない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例(1)〜から(3)のセンサにおける発光部から
の光ビームは、遮光板等によってコリメイトされている
が充分ではなく、指向角が広く、例えばセンサ付近に非
検出物(障害物)がある場合にはこの非検出物を誤検出
する場合があるといった問題があった。
【0007】さらに、指向特性(図14参照)のすそ
(矢印Eで示す部分)の微少光量が非検出物に照射され
て非検出物を誤検出してしまうといった問題があった。
【0008】また、従来の反射型光電センサや測距セン
サにおける受光部の視野角は指向角が広く、例えばセン
サ付近に非検出物(障害物)がある場合にはこの非検出
物を誤検出する場合があるといった問題があった。
【0009】本発明はこのような問題を解決すべく創案
されたもので、非検出物の誤検出を防止できる測距セン
サを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
測距センサは、放射光を発生する発光素子とこの放射光
を所定の方向に向けて投光する発光側レンズとを備えた
発光部、および反射光を集光する受光側レンズとこの受
光側レンズにて集光された反射光を受光する受光素子と
を備えた受光部から構成され、三角測距原理に従って測
距対象物が所定の位置に配置されたことを検出する測距
センサであって、前記発光側レンズの周辺部に、放射光
の指向角を狭めることによって発光部と測距対象物との
間に存在している非検出物に放射光が照射されることを
防止する遮光部材が配置されているものである。
【0011】本発明の請求項2記載の測距センサは、放
射光を発生する発光素子とこの放射光を所定の方向に向
けて投光する発光側レンズとを備えた発光部、および反
射光を集光する受光側レンズとこの受光側レンズにて集
光された反射光を受光する受光素子とを備えた受光部か
ら構成され、三角測距原理に従って測距対象物が所定の
位置に配置されたことを検出する測距センサであって、
前記受光側レンズの周辺部に、受光素子の視野角を狭め
ることによって発光部と測距対象物との間に存在してい
る非検出物からの反射光が受光部で受光されることを防
止する遮光部材が配置されているものである。
【0012】本発明の請求項3記載の測距センサは、放
射光を発生する発光素子とこの放射光を所定の方向に向
けて投光する発光側レンズとを備えた発光部、および反
射光を集光する受光側レンズとこの受光側レンズにて集
光された反射光を受光する受光素子とを備えた受光部か
ら構成され、三角測距原理に従って測距対象物が所定の
位置に配置されたことを検出する測距センサであって、
前記発光側レンズの周辺部に、放射光の指向角を狭める
ことによって発光部と測距対象物との間に存在している
非検出物に放射光が照射されることを防止する第1遮光
部材が配置されており、さらに、受光側レンズの周辺部
に、受光素子の視野角を狭めることによって発光部と測
距対象物との間に存在している非検出物からの反射光が
受光部で受光されることを防止する第2遮光部材が配置
されているものである。
【0013】また、前記遮光部材として板形状または円
筒形状の部材を用いてもよい。さらに、前記発光側レン
ズの周辺部に遮光部材が設けられることによって発光光
量が減少し、反射率の低い検出物(以下、単に「低反射
率検出物」という)を検出することが困難になることを
防止するために、発光素子の光出力をあげることによっ
て放射光の光出力を増加させてもよい。
【0014】本発明の請求項4記載の測距センサは、放
射光を発生する発光素子とこの放射光を所定の方向に向
けて投光する発光側レンズとを備えた発光部、および反
射光を集光する受光側レンズとこの受光側レンズにて集
光された反射光を受光する受光素子とを備えた受光部か
ら構成され、三角測距原理に従って測距対象物が所定の
位置に配置されたことを検出する測距センサであって、
発光側レンズを絞ることにより、発光部と測距対象物と
の間に存在している非検出物に放射光が照射されない程
度まで、発光部の指向角を狭くするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の測距センサの実施
の形態について説明する。 [実施の形態1]本発明の測距センサの実施の形態1に
ついて、図1〜図3を参照しつつ説明する。
【0016】図1は本発明の測距センサの一実施の形態
を示す説明図であり、同図(a)は測距センサの平面図
であり、同図(b)は測距センサの正面図である。
【0017】本実施の形態において、測距センサは、前
述の三角測距原理に従って測距対象物が所定の位置に配
置されたことを検出するセンサであり、放射光を発生す
る発光素子1aとこの放射光を所定の方向に向けて投光
する発光側レンズ1bとを備えた発光部1、および反射
光を集光する受光側レンズ2aとこの受光側レンズ2a
にて集光された反射光を受光する受光素子2bとを備え
た受光部2から構成されており、この発光部1および受
光部2は、立方体形状の筐体3の内部の左右両端部に、
発光面および受光面を同一方向に向けて配置されてい
る。
【0018】さらに、発光側レンズ1bの周辺部には、
放射光の指向角を狭めることによって発光部1とこの発
光部1の前方にある測距対象物(図示せず)との間に存
在している非検出物に放射光が照射されることを防止す
る遮光部材が配置されている。本実施の形態において
は、この遮光部材として2枚の遮光板4a,4bが用い
られている。この2枚の遮光板4a,4bは、発光部1
を前後両側から挟み込むように、筐体3の発光部1を設
けた面上に配置されている。
【0019】このような構成の測距センサの検出エリア
について、図2および図3を参照しつつ説明する。図2
は、図1に示す測距センサにおける発光部の指向角に基
づく検出エリアの一例を示す側面図であり、図3は、図
1に示す測距センサにおける発光部の指向特性を示すグ
ラフである。なお、矢印Aは光ビームの光軸を示し、図
3において、縦軸は光出力を示し、横軸は光ビームの光
軸からの距離を示す。
【0020】この測距センサは、遮光板4a,4bを有
しており、放射光の一部の照射を遮ることができるの
で、例えば、従来の測距センサの発光部の指向角に基づ
く検出エリアB3のうち斜線部B2をカットすることが
できる。また、指向特性についても、そのすその部分C
2をカットすることができる。従って、本実施の形態の
測距センサによれば、発光部1の指向角を狭め、検出エ
リアB3から斜線部B2をカットして得られた検出エリ
アB1にあるもののみを検出することができ、斜線部B
2にある非検出物5a,5bの誤検出を防止できる。 [実施の形態2]本発明の測距センサの実施の形態2に
ついて、図4および図5を参照しつつ説明する。
【0021】図4は本発明の測距センサの他の実施の形
態を示す説明図であり、同図(a)は測距センサの平面
図であり、同図(b)は測距センサの正面図である。
【0022】本実施の形態の測距センサは、前述の測距
センサと比較すると、遮光部材の形状や配置が異なって
いる点以外は同様のものであるので、ここでは遮光部材
以外の構成部材に関する詳細な説明を省略する。
【0023】この測距センサでは、遮光部材として円筒
形状のピンホール14が用いられている。このピンホー
ル14の一方の端部には発光部1(正確には、発光側レ
ンズ1b)が当接されており、発光部1から放射された
光ビームはピンホール14内の空洞部を通過した後、こ
のピンホール14の他方の端部から放射される。
【0024】このような構成の測距センサの検出エリア
について、図5を参照しつつ説明する。図5は、図4に
示す測距センサにおける発光部の指向角に基づく検出エ
リアの一例を示す側面図である。
【0025】この測距センサは、ピンホール14を有し
ており、放射光の一部の照射を遮ることができるので、
例えば、従来の測距センサの発光部の指向角に基づく検
出エリアB3のうち斜線部B2をカットすることができ
る。また、指向特性についても、前述の実施の形態1の
測距センサの場合と同様になる。従って、本実施の形態
の測距センサによれば、発光部1の指向角を狭め、検出
エリアB3から斜線部B2をカットして得られた検出エ
リアB1にあるもののみを検出することができ、斜線部
B2にある非検出物5a,5bの誤検出を防止できる。 [実施の形態3]本発明の測距センサの実施の形態3に
ついて、図6および図7を参照しつつ説明する。
【0026】図6は本発明の測距センサのさらに他の実
施の形態を示す説明図であり、同図(a)は測距センサ
の平面図であり、同図(b)は測距センサの正面図であ
る。
【0027】本実施の形態の測距センサは、前述の実施
の形態1の測距センサと比較すると、遮光部材の配置が
異なっている点以外は同様のものであるので、ここでは
遮光部材以外の構成部材に関する詳細な説明を省略す
る。
【0028】この測距センサでは、受光側レンズ2aの
周辺部に、受光素子の視野角を狭めることによって発光
部と測距対象物との間に存在している非検出物からの反
射光が受光部で受光されることを防止する遮光部材が配
置されており、この遮光部材として、2枚の遮光板24
a,24bが用いられている。この2枚の遮光板24
a,24bは、受光部2を前後両側から挟み込むよう
に、筐体3の受光部2を設けた面上に配置されている。
【0029】このような構成の測距センサの検出エリア
について、図7を参照しつつ説明する。図7は、図6に
示す測距センサにおける受光部の視野角に基づく検出エ
リアの一例を示す側面図である。
【0030】この測距センサは、2枚の遮光板24a,
24bを有しており、受光部2に入ってくる反射光の一
部を遮ることができるので、例えば、従来の測距センサ
の受光部の視野角に基づく検出エリアB3のうち斜線部
B2をカットすることができる。また、視野角特性につ
いても、前述の実施の形態1の測距センサの場合と同様
に、すその部分をカットすることができる。従って、本
実施の形態の測距センサによれば、受光部2の視野角を
狭め、検出エリアB3から斜線部B2をカットして得ら
れた検出エリアB1にあるもののみを検出することがで
き、斜線部B2にある非検出物5a,5bの誤検出を防
止できる。 [実施の形態4]本発明の測距センサの実施の形態4に
ついて、図8および図9を参照しつつ説明する。
【0031】図8は本発明の測距センサのさらに他の実
施の形態を示す説明図であり、同図(a)は測距センサ
の平面図であり、同図(b)は測距センサの正面図であ
る。
【0032】本実施の形態の測距センサは、前述の実施
の形態1の測距センサと比較すると、遮光部材の配置が
異なっている点以外は同様のものであるので、ここでは
遮光部材以外の構成部材に関する詳細な説明を省略す
る。
【0033】この測距センサでは、発光側レンズ1bの
周辺部に、放射光の指向角を狭めることによって発光部
1とこの発光部1の前方にある測距対象物(図示せず)
との間に存在している非検出物に放射光が照射されるこ
とを防止する第1遮光部材が配置されているとともに、
受光側レンズ2aの周辺部にも、受光素子の視野角を狭
めることによって発光部と測距対象物との間に存在して
いる非検出物からの反射光が受光部で受光されることを
防止する第2遮光部材が配置されている。この第1遮光
部材としては、2枚の遮光板34a,34bが用いられ
ており、この2枚の遮光板34a,34bは、発光部1
を前後両側から挟み込むように、筐体3の発光部1を設
けた面上に配置されている。一方、第2遮光部材として
は、2枚の遮光板34c,34dが用いられており、こ
の2枚の遮光板34c,34dも、受光部2を前後両側
から挟み込むように、筐体3の受光部2を設けた面上に
配置されている。
【0034】このような構成の測距センサの検出エリア
について、図9を参照しつつ説明する。図9は、図8に
示す測距センサにおける発光部の指向角および受光部の
視野角に基づく検出エリアの一例を示す側面図である。
【0035】この測距センサは、4枚の遮光板34a,
34b,34c,34dを有しており、放射光の一部の
照射を遮るとともに、受光部2に入ってくる反射光の一
部を遮ることができるので、例えば、従来の測距センサ
の発光部1の指向角や受光部2の視野角に基づく検出エ
リアB3のうち斜線部B2をカットすることができる。
また、指向特性や視野角特性についても、前述の実施の
形態1や実施の形態3の場合と同様に、すその部分をカ
ットすることができる。従って、本実施の形態の測距セ
ンサによれば、発光部1の指向角や受光部2の視野角を
狭め、検出エリアB3から斜線部B2をカットして得ら
れた検出エリアB1にあるもののみを検出することがで
き、斜線部B2にある非検出物5a,5bの誤検出を防
止できる。
【0036】なお、本実施の形態においては、第1遮光
部材および第2遮光部材として、2枚一組の遮光板をそ
れぞれ用いたが、実施の形態2中の図4に示すような、
円筒形状のピンホールをそれぞれ用いてもよい。
【0037】また、前述の実施の形態1〜3の測距セン
サは、発光部や受光部の周辺部に遮光部材を設けた構成
となっているので、放射光量や受光光量が落ちる。つま
り、図3に示す指向特性のように、遮光部材を設ける前
の光量(実線で示した領域C3)が、遮光部材を設ける
ことによって斜線で示す領域C2分カットされるので、
最終的な光量は、領域C3から斜線で示す領域C2を除
いた領域C1部分のみとなる。なお、視野角特性につい
ても同様である。その結果、測距対象物が低反射率検出
物であった場合には、測距対象物が検出できなくなる。
【0038】従って、本発明の測距センサにおいては、
測距対象物が低反射率検出物である等、確実に測距対象
物を検出するには光量が足りない場合には、発光素子の
光出力を増加させ、図10に示す指向特性のように、最
終的な光量を増加させる(即ち、指向特性を破線で示し
た状態から実線で示した状態に変化させて、領域C1を
広くする)。なお、視野角特性についても同様である。
その結果、測距対象物が低反射率検出物であった場合に
も、測距対象物を確実に検出できる。 [実施の形態5]本発明の測距センサの実施の形態5に
ついて、図11および図12を参照しつつ説明する。
【0039】図11は本発明の測距センサのさらに他の
実施の形態を示す説明図である。本実施の形態の測距セ
ンサは、前述の三角測距原理に従って測距対象物が所定
の位置に配置されたことを検出するセンサであり、放射
光を発生する発光素子11aとこの放射光を所定の方向
に向けて投光する発光側レンズ11bとを備えた発光部
11、および反射光を集光する受光側レンズ2aとこの
受光側レンズ2aにて集光された反射光を受光する受光
素子2bとを備えた受光部2から構成されており、この
発光部11および受光部2は、立方体形状の筐体3の内
部の左右両端部にそれぞれ配置されている。
【0040】この測距センサでは、発光側レンズ11a
を絞ることによって、発光部と測距対象物との間に存在
している非検出物に放射光が照射されない程度まで、発
光部の指向角を狭くしてある。
【0041】この測距センサは、発光部11の指向角
を、発光部と測距対象物との間に存在している非検出物
に放射光が照射されない程度まで狭くしてあるので、放
射光の一部が遮られることがなく、光量が減少しない。
【0042】このような構成の測距センサの指向特性に
ついて、図12を参照しつつ説明する。図12は、図1
1に示す測距センサの指向特性の一例を示すグラフであ
る。
【0043】例えば、図1に示す測距センサは遮光板に
よって放射光の一部を遮断するので、図12中に破線で
示した指向特性のように斜線で示すすその部分C2がカ
ットされ、発光部の光量が落ちてしまう。しかしなが
ら、本実施の形態の測距センサによれば、遮光部材を用
いることなく、発光側レンズ11aを絞ることによって
指向角を狭くしているので、図12中に実線で示した指
向特性のように光量が落ちない。
【0044】従って、本実施の形態の測距センサによれ
ば、光量を落とすことなく発光部1の指向角を狭めて、
斜線部B2にある非検出物5a,5bの誤検出を防止で
きる。 [実施例]次に、前述の実施の形態1〜5に示す測距セ
ンサを、トイレに取付け、便座に人が座ったことを検出
するために使用した場合の実施例について、図13を参
照しつつする。
【0045】図13は、本発明の測距センサを洋式トイ
レに取り付けた状態を示す説明図である。
【0046】この測距センサ10は、例えばトイレ本体
100の、蓋101と便座102とを開閉可能に固定し
ている部分付近に取り付けられており、蓋101を開け
たときに便座102上方を向くように配置されている。
この測距センサ10は蓋101が開いているときに受光
部と発光部とが動作するようになっている。
【0047】この蓋101が開いているとき、蓋101
と便座102との隙間は狭く、従来の測距センサを用い
た場合、検知エリアB3が蓋101や便座102の端部
を含むので、蓋101が開くと同時に、この蓋101や
便座102を誤検出してしまう。しかしながら、本発明
の測距センサを用いれば、蓋101が開いているときの
蓋101や便座102の位置(即ち、蓋101と便座1
02との隙間)に合わせて、検知エリアB1を任意に調
節できるので、蓋101や便座102の誤検出を防止で
き、測距対象物である人が便座に座ったときのみを検出
できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遮光部材を用いたり、また、発光側レンズを絞る等し
て、検知エリアを任意に調節できるので、非検出物の誤
検出を防止できる。また、測距対象物が低反射率検出物
であった場合でも、発光素子の光出力を増加させるのみ
で、測距対象物を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測距センサの一実施の形態を示す説明
図である。
【図2】図1に示す測距センサにおける発光部の指向角
に基づく検出エリアの一例を示す側面図である。
【図3】図1に示す測距センサにおける発光部の指向特
性を示すグラフである。
【図4】本発明の測距センサの他の実施の形態を示す説
明図である。
【図5】図4に示す測距センサにおける発光部の指向角
に基づく検出エリアの一例を示す側面図である。
【図6】本発明の測距センサのさらに他の実施の形態を
示す説明図である。
【図7】図6に示す測距センサにおける受光部の視野角
に基づく検出エリアの一例を示す側面図である。
【図8】本発明の測距センサのさらに他の実施の形態を
示す説明図である。
【図9】図8に示す測距センサにおける発光部の指向角
および受光部の視野角に基づく検出エリアの一例を示す
側面図である。
【図10】本発明の測距センサにおいて、発光素子の光
出力を増加させ場合の指向特性視野特性を示すグラフで
ある。
【図11】本発明の測距センサのさらに他の実施の形態
を示す説明図である。
【図12】図11に示す測距センサの指向特性の一例を
示すグラフである。
【図13】本発明の測距センサを洋式トイレに取り付け
た状態を示す説明図である。
【図14】従来の測距センサの指向特性の一例を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1,11 発光部 1a,11a 発光素子 1b,1b 発光側レンズ 2 受光部 2a 受光側レンズ 2b 受光素子 3 筐体 4a,4b,24a,24b,34a,34b,34
c,34d 遮光板 14 ピンホール 5a,5b 非検出物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高岡 隆志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2D037 AD00 2F065 AA06 CC16 DD00 FF09 NN02 PP22 2F112 AA05 BA20 CA12 DA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射光を発生する発光素子とこの放射光
    を所定の方向に向けて投光する発光側レンズとを備えた
    発光部、および反射光を集光する受光側レンズとこの受
    光側レンズにて集光された反射光を受光する受光素子と
    を備えた受光部から構成され、三角測距原理に従って測
    距対象物が所定の位置に配置されたことを検出する測距
    センサであって、 前記発光側レンズの周辺部に、放射光の指向角を狭める
    ことによって発光部と測距対象物との間に存在している
    非検出物に放射光が照射されることを防止する遮光部材
    が配置されていることを特徴とする測距センサ。
  2. 【請求項2】 放射光を発生する発光素子とこの放射光
    を所定の方向に向けて投光する発光側レンズとを備えた
    発光部、および反射光を集光する受光側レンズとこの受
    光側レンズにて集光された反射光を受光する受光素子と
    を備えた受光部から構成され、三角測距原理に従って測
    距対象物が所定の位置に配置されたことを検出する測距
    センサであって、 前記受光側レンズの周辺部に、受光素子の視野角を狭め
    ることによって発光部と測距対象物との間に存在してい
    る非検出物からの反射光が受光部で受光されることを防
    止する遮光部材が配置されていることを特徴とする測距
    センサ。
  3. 【請求項3】 放射光を発生する発光素子とこの放射光
    を所定の方向に向けて投光する発光側レンズとを備えた
    発光部、および反射光を集光する受光側レンズとこの受
    光側レンズにて集光された反射光を受光する受光素子と
    を備えた受光部から構成され、三角測距原理に従って測
    距対象物が所定の位置に配置されたことを検出する測距
    センサであって、 前記発光側レンズの周辺部に、放射光の指向角を狭める
    ことによって発光部と測距対象物との間に存在している
    非検出物に放射光が照射されることを防止する第1遮光
    部材が配置されており、さらに、受光側レンズの周辺部
    に、受光素子の視野角を狭めることによって発光部と測
    距対象物との間に存在している非検出物からの反射光が
    受光部で受光されることを防止する第2遮光部材が配置
    されていることを特徴とする測距センサ。
  4. 【請求項4】 放射光を発生する発光素子とこの放射光
    を所定の方向に向けて投光する発光側レンズとを備えた
    発光部、および反射光を集光する受光側レンズとこの受
    光側レンズにて集光された反射光を受光する受光素子と
    を備えた受光部から構成され、三角測距原理に従って測
    距対象物が所定の位置に配置されたことを検出する測距
    センサであって、 発光側レンズを絞ることにより、発光部と測距対象物と
    の間に存在している非検出物に放射光が照射されない程
    度まで、発光部の指向角を狭くすることを特徴とする測
    距センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036976A (ja) * 2011-07-12 2013-02-21 Denso Corp 車載レーザレーダ装置

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JP2013036976A (ja) * 2011-07-12 2013-02-21 Denso Corp 車載レーザレーダ装置

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