JP2000309280A - 舵角比可変操舵装置 - Google Patents

舵角比可変操舵装置

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JP2000309280A
JP2000309280A JP11786699A JP11786699A JP2000309280A JP 2000309280 A JP2000309280 A JP 2000309280A JP 11786699 A JP11786699 A JP 11786699A JP 11786699 A JP11786699 A JP 11786699A JP 2000309280 A JP2000309280 A JP 2000309280A
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shaft
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input shaft
steering
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Yoshihiro Kawabe
喜裕 川辺
Tamiyoshi Kasahara
民良 笠原
Yoshiteru Minagawa
芳輝 皆川
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成で舵角比を変更可能な舵角比可変操
舵装置を提供する。 【解決手段】操舵入力によって回転する入力軸2と、操
舵輪に回転を伝える出力軸6とを互いに非同軸に配置す
る。上記入力軸2に進退軸3を介して所定回転軸回りに
のみ回転自在に連結した第1リンク部材4と、上記出力
軸6に所定回転軸回りにのみ回転自在に連結した第2リ
ンク部材5とをボールジョイント22で揺動可能に連結
する。上記進退軸3は、モータ11を駆動することで入
力軸2の軸線方向に進退可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装備される
装置であって、舵角比を変更することができる舵角比可
変操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の舵角比可変操舵装置としては、例
えば、特開平7−257406号公報に記載されている
ものがある。この装置では、ステアリングホイールに連
結する入力軸に対して、第2の軸が、上記入力軸の軸心
を通る平面上を当該入力軸と略平行な状態で相対移動可
能に連結されると共に、当該入力軸と第2の軸とを上記
平面上で相対移動させる駆動手段を備える。また、車輪
に回転を伝達する出力軸を、上記第2の軸に対し偏心さ
せて連結する。上記駆動手段は、ケーシングに回動可能
に支持された支持部材で、当該支持部材の回動中心から
偏心した位置で上記入力軸又は第2の軸を回動自在支持
させると共に、上記支持部材を回動させる駆動源を備え
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では、構造が複雑で、且つベアリングやスライド部等
の数が多いために、フリクションやガタが大きくなり、
操舵感に悪影響を及ぼすおそれがあるという問題があ
る。また、舵角比を変化させる時に、ステアリング軸が
軸直方向に変位することから、他の部品との干渉等のレ
イアウト上の問題があったり、中間シャフト部のジョイ
ント角が変化することにより操舵力が変動するという問
題がある。
【0004】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、簡易な構成で舵角比を変更可能な舵角
比可変操舵装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載した発明は、操舵入力
によって回転する入力軸と、操舵輪に回転を伝える出力
軸とを互いに非同軸に配置し、上記入力軸に所定回転軸
回りにのみ回転自在に連結した第1リンク部材と、上記
出力軸に所定回転軸回りにのみ回転自在に連結した第2
リンク部材とを揺動可能に連結すると共に、上記入力軸
への第1リンク部材の連結点及び上記出力軸への第2リ
ンク部材の連結点の両連結点間の相対距離を変更する調
整手段を備えることを特徴とする舵角比可変操舵装置を
提供するものである。
【0006】次に、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載した構成に対して、上記調整手段は、上記入力
軸の軸線方向にのみ移動可能に当該入力軸に連結すると
共に上記第1リンク部材を所定回転軸回りにのみ回転可
能に連結する進退軸と、その進退軸の入力軸の軸線方向
の位置を規制する位置規制手段とから構成されることを
特徴とするものである。
【0007】次に、請求項3に記載した発明は、請求項
1に記載した構成に対して、上記調整手段は、上記出力
軸の軸線方向にのみ移動可能に当該出力軸に連結すると
共に上記第2リンク部材を所定回転軸回りにのみ回転可
能に連結する進退軸と、その進退軸の出力軸の軸線方向
の位置を規制する位置規制手段とから構成されることを
特徴とするものである。
【0008】次に、請求項4に記載した発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載した構成に対し、車両直
進状態の操舵位置で、上記入力軸、出力軸、第1リンク
部材の軸、及び第2リンク部材の軸が、ともに同一平面
に位置することを特徴とするものである。次に、請求項
5に記載した発明は、請求項1から請求項4のいずれか
に記載した構成に対し、上記入力軸と第1リンク部材と
の連結部及び上記出力軸と第2リンク部材との連結部の
少なくとも一方の連結部に対し、弾性体を介装したこと
を特徴とするものである。
【0009】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、入力軸、
2つのリンク部材、及び出力軸という簡単な構造で操舵
力伝達機構が構成されると共に、2つのリンク部材間の
相対距離を変更するという簡単な制御で、両リンク部材
同士の連結点における、入力軸及び出力軸からのそれぞ
れのオフセット量が変更されて、舵角比が変更されると
いう効果がある。
【0010】このとき、請求項2に係る発明を採用する
と、進退軸を入力軸の軸線方向に進退させて当該進退軸
の位置を変更するだけで、2つのリンク部材間の相対距
離が変更されて舵角比が変更されるという効果がある。
しかも、舵角比を変更しても、入力軸及び出力軸とも
に、軸直方向への揺動がないばかりか軸方向への揺動も
生じないという効果がある。
【0011】同様に、請求項3に係る発明を採用する
と、進退軸を出力軸の軸線方向に進退させて当該進退軸
の位置を変更するだけで、2つのリンク部材間の相対距
離が変更されて舵角比が変更されるという効果がある。
しかも、舵角比を変更しても、入力軸及び出力軸とも
に、軸直方向への揺動がないばかりか軸方向への揺動も
生じないという効果がある。
【0012】また、請求項4に係る発明を採用すると、
舵角比を変更しても、常に入力軸が直進状態のときは出
力軸も直進状態となると共に、常に右切りと左切りとで
操舵時の入力軸に対する出力軸の角度の比を同じ状態と
することができるという効果がある。また、請求項5に
係る発明を採用すると、車輪やパワーアシストなどによ
る振動や音が弾性体に吸収されて車室内に伝達されるこ
とが有効に防止されるという効果がある。なお、このよ
うな防止効果の観点からは、2つのリンク部材間の距離
を変更する調整機構は、請求項3のように、出力軸側に
あることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態を図
面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る舵
角比可変操舵装置を示す図である。まず構成を説明する
と、図1及び図2に示すように、ステアリングホイール
1に連動する入力軸2に対し、セレーション20を介し
て進退軸3が連結し、該進退軸3は、入力軸2の軸線S
1方向にのみ移動可能となっている。その進退軸3に対
し、軸受21を介して第1リンク部材4の一端部4aが
連結し、該第1リンク部材4は、入力軸2と直交する回
転軸S2回りにのみ回転自在に上記進退軸3に支持され
ている。
【0014】また、車輪に回転を伝えるステアリングラ
ック8にピニオン7が噛合し、そのピニオン7が出力軸
6に一体的に連結することで、出力軸6の回転が車輪に
伝達可能となっている。その出力軸6の端部6aに対
し、不図示の軸受を介して第2リンク部材5の一端部が
連結し、該第2リンク部材5は、出力軸6と直交する回
転軸回りにのみ回転自在に上記出力軸6に支持されてい
る。
【0015】また、上記第1リンク部材4の他端部と第
2リンク部材5の他端部とがボールジョイント22を介
して連結し、これによって、両リンク部材4,5は、揺
動可能に、つまり連結点P3回りの角度変位自在な状態
で連結している。また、上記進退軸3の外周側には、当
該進退軸3と同軸に軸受9が配置されている。その軸受
9は、内輪9aが進退軸3に固定されていると共に、そ
の軸受の外輪9bから入力軸2の軸直方向に張り出す張
出部10が設けられている。この張出部10と進退軸3
とは、上記軸受9が介装されることで、入力軸2の軸線
S1回りの相対回転を互いに許容すると共に、入力軸2
の軸線S1方向へは一体的に移動するようになってい
る。
【0016】上記張出部10はナット部材であって、ね
じ穴の軸が、入力軸2の軸線S1方向と平行となってい
る。その張出部10のねじ穴にねじ棒23が螺合してい
る。そのねじ棒23は、モータ11の駆動軸と一体とな
っていてモータ11が駆動されることで正逆回転するよ
うになっている。なお、モータ11は、ステアリングメ
ンバなどの操舵操作時に揺動しない部材に固定されてい
る。
【0017】これによって、モータ11を駆動してねじ
棒23を回転させると、その回転量に応じて張出部10
つまり進退軸3が入力軸2の軸線S1方向に進退して両
リンク部材4,5間の距離が変更される。また、モータ
11を停止すると、ねじ棒23と張出部10との螺合位
置が規制されて、入力軸2の軸線S1方向に沿った進退
軸3の位置が規制され、両リンク部材4,5間の距離が
規制される。
【0018】なお、上記入力軸2及び出力軸6は、ステ
アリングメンバなどに軸線回りの回転のみ許容された状
態で支持されている。また、軸受9、張出部10及びモ
ータ11で位置規制手段が構成され、その位置規制手段
と進退軸3で調整手段が構成される。ここで、模式図で
ある図3に示すように、入力軸2と出力軸6とは、非同
軸の状態で配置されている。
【0019】また、車両が直進状態の操舵位置では、上
記上記入力軸2、出力軸6、及び両リンク部材4,5の
軸が同一平面となるように配置している。次に、上記構
成の装置における動作などについて図3や図4などを参
照しつつ説明する。上記構成の装置では、ステアリング
ホイール1の回転に伴い入力軸2が回転すると、セレー
ション20を介して進退軸3も一体的に回転し、第1リ
ンク部材4が入力軸2の軸線S1回りに回転する。この
とき、第2リンク部材5の他端部は、上記第1リンクの
他端部にボールジョイント22で連結されているため、
第1リンク部材4が回転することで、第2リンク部材5
は出力軸6の軸線S3回り回転し、それに伴い出力軸6
が回転する。
【0020】ここで、入力軸2に対する第1リンク部材
4の連結点P1及び出力軸6に対する第2リンク部材5
の連結点P2の各位置は規制されているため、上記入力
軸2の回転に伴い両リンク部材4,5同士の連結点P3
は、上記2つの連結点P1、P2を結ぶ直線S4回りに
回転し、その回転に伴い、各リンク部材4,5は、それ
ぞれの回動可能な方向に揺動することで上記回転を可能
としている。例えば、図4の状態(直進状態)から回転
変位した場合には、回転に伴い、第1リンク部材4は、
入力軸2との間の角度が小さくなる方向に揺動すると共
に、第2リンク部材5は、入力軸2との間の角度が大き
くなる方向に揺動して、両リンク部材4,5の回転を許
容する。
【0021】以上のように、第1リンク部材4が、入力
軸2の軸線S1回りに入力軸2と同じ回転角度θiだけ
回転すると、それに伴い、第2リンク部材5つまり出力
軸6が、両リンク部材4,5同士の連結点P3における
出力軸6の軸線S3からのオフセット量に応じた回転角
θoだけ回動変位し、その出力軸6の回転が車輪に伝達
されて転舵する。
【0022】次に、舵角比を変更する場合について説明
すると、モータ11を駆動することでモータ11の回転
量だけ進退軸3が入力軸2の軸線S1方向に移動し、そ
の移動量に応じた分だけ両リンク部材4,5間の距離が
変更される。両リンク部材4,5間の距離が変更される
と、両リンク部材4,5間の角度が変更されて、両リン
ク部材4,5同士の連結点P3における入力軸2及び出
力軸6の軸線S1、S3からの各オフセット量が変更さ
れて入力軸2の回転角θiに対する出力軸6の回転角θ
oが変更、つまり舵角比が変更される。なお、図4の一
点鎖線の円は楕円である。
【0023】例えば、図3に示すような両リンク部材
4,5のリンク構成では、進退軸3の進退によって生じ
る、両リンク部材4,5同士の連結点における出力軸6
の軸線S3からのオフセット量の変化よりも入力軸2の
軸線S1からのオフセット量の変化の方が大きいため、
図4の状態から図6のように両リンク部材4,5間の距
離が大きくなるように進退軸3を後退させると、図6に
示すように、両リンク部材4,5同士の連結点P3にお
ける入力軸2の軸線S1からのオフセット量が小さくな
って、入力軸2の回転に対する出力軸6の回転の比、つ
まり舵角比が小さくなる。
【0024】このように、進退軸3を進退させるという
簡単な手段で、舵角比を変化させることが可能となるの
で、より簡単な構成で、例えば操舵角、車速等の信号を
もとにモータ11を駆動し入力軸2に対するリンク部材
4,5間の相対距離を制御することで、高速走行時の車
両挙動と低速走行時のハンドル操作の煩雑さ等の課題を
両立できる。
【0025】また、上記両リンク部材4,5間の相対距
離を変化させて舵角比を変更しても、入力軸2及び出力
軸6がともに、軸直方向への揺動は勿論、軸方向への揺
動の発生も防止される。この結果、舵角比を変更する操
作によって、例えばピニオン7とラック6の噛合関係が
変更することが回避される。また、車両直進状態で、入
力軸2、出力軸6、両リンク部材4,5が同一平面に配
置しているので、舵角比を変更しても、常に入力軸2が
直進状態の場合には出力軸6も直進状態が保持され、ま
た、操舵操作の右切り時と左切り時とを同じ状態とする
ことができる。これにより、舵角比の制御に対する自由
度の増加、精度の低いことによるドライバーへの違和感
を小さくすることに繋がる。
【0026】ここで、上記実施形態では、進退軸3等を
入力軸2側に配した場合を例に説明しているが、出力軸
6側に進退軸3等を配して、第2リンク部材5の出力軸
6との連結点P2を変位させて舵角比を変更するように
構成してもよい。また、上記実施形態では、入力軸2に
対する第1リンク部材4の回転軸を入力軸2に直交する
場合で説明しているが、入力軸2に対して第1リンク部
材4の回転軸S2が直交していなくても良い。出力軸6
に対する第2リンク部材5の回転軸も同様に直交してい
る必要はない。すなわち、平面視で、入力軸2と出力軸
6とが同軸に配置される必要はない。
【0027】また、入力軸2と進退軸3との連結はセレ
ーション20に限定されず、入力軸2に対して進退軸3
が軸方向にのみスライド可能に連結していれば、他の公
知の機構を採用しても良い。また、図では入力軸2と出
力軸6とが平行に配置された状態を図示しているが、平
行である必要はない。
【0028】次に、第2の実施形態を図面を参照しつつ
説明する。なお、上記実施形態と同様な部材については
同じ符号を付してその詳細は省略する。本実施形態の基
本構成は、上記第1の実施形態と同様であるが、入力軸
2と第1リンク部材4との連結構造、及び進退軸3の進
退機構が異なる。すなわち、図7に示すように、第1リ
ンク部材4は、入力軸2と直交する方向に軸を持つ弾性
体ブッシュ24を介して入力軸2に連結されている。図
中、符号24aが内筒を、符号24bが弾性体(ゴム)
を、符号24cが外筒を示し、外筒24cの外周に第1
リンク部材4の端部4aが固定されていると共に、内筒
24aに挿入されるボルト部材25を介して入力軸2が
内筒24aに回転自在に連結している。
【0029】また、進退軸3の軸方向途中位置外周にね
じ部26aが形成され、そのねじ部26aに循環するボ
ール26bを介してナット部材26cが連結してボール
ねじ26が構成されている。ナット部材26cの外周面
には同軸にギア27が形成され、そのギア27に対し、
モータ11の駆動軸に固定されたギア28が噛合して構
成され、モータ11が駆動されて両ギア27,28が回
転することで、進退軸3が入力軸2の軸線S1方向に進
退可能となっている。ここで、ボールねじ26及びモー
タ11によって位置規制手段が構成される。
【0030】その他の構成は、上記第1実施形態と同様
である。本実施形態の装置では、モータ11を駆動し
て、進退軸3を進退させることで、上記第1の実施形態
と同様な作用・効果を発揮する。また 上記弾性体ブッ
シュ24を設けることで、車輪の振動、パワーアシスト
の音等が弾性体ブッシュ24で吸収されステアリング軸
を通じてステアリングホイール1に伝達する音や振動を
遮断できるという効果もある。なお、上記弾性体ブッシ
ュ24は、第2リンク部材5と出力軸6との連結部に介
挿しても良い。また、進退軸3を出力軸6側に設けた場
合には、舵角比変更に伴う振動も上記弾性体ブッシュ2
4で吸収可能となる。
【0031】次に、第3実施形態を説明する。なお、な
お、上記実施形態と同様な部材については同じ符号を付
してその詳細は省略する。本実施形態の基本構成は、上
記各実施形態と同様であるが、模式図である図8に示す
ように、、進退軸3を設ける代わりに、第1リンク部材
4と入力軸2との間に第3リンク部材30を介挿したも
のである。
【0032】すなわち、入力軸2に対して、入力軸2に
直交する回転軸回りに回転可能な状態で第3リンクの一
端部を連結し、該第3リンク部材30の他端部に対し
て、第3リンク部材30の軸に直交する軸回りに回転自
在に第1リンク部材4の一端部4aを連結したものであ
る。ただし、第3リンク部材30における入力軸2との
連結部部分には、図9及び図10に示すように、回転軸
S5と同軸の軸部材31を有し、その軸部材31に同軸
にウォームホイール32が固定されている。そのウォー
ムホイール32にウォーム33が噛合し、そのウォーム
がモータ34によって駆動されるように構成されてい
る。これによって、モータ34を停止することで、入力
軸2に対する第3リンク部材30の傾斜角度が一定に規
制されると共に、モータ34を駆動することで当該入力
軸2に対する第3リンク部材30の傾斜角度が変更され
て、図11に示すように、第1リンク部材4と第2リン
ク部材5との距離が変更して舵角比が変更される。
【0033】なお、上記モータ134は、入力軸2に不
図示のブラケットを介して一体的に固定されて、入力軸
2と一体的に回転する。他の構成や作用・効果を上記各
実施形態と同様である。なお、上記第3リンク部材30
などは、第2リンク部材5と出力軸6との間に介挿して
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1実施形態に係る舵角比可変
操舵装置を示す図である。
【図2】本発明に基づく第1実施形態に係る進退軸のス
ライド機構及び第1リンク部材の連結構造などを示す図
である。
【図3】本発明に基づく舵角比の変更などを説明するた
めの図である。
【図4】本発明に基づく舵角比の変更などを説明するた
めの図である。
【図5】本発明に基づく舵角比の変更などを説明するた
めの図である。
【図6】本発明に基づく舵角比の変更などを説明するた
めの図である。
【図7】本発明に基づく第2実施形態に係る位置規制手
段などを示す図である。
【図8】本発明に基づく第3実施形態に係る舵角比可変
操舵装置を説明する図である。
【図9】本発明に基づく第3実施形態に係る位置規制手
段を説明する図である。
【図10】本発明に基づく第3実施形態に係る位置規制
手段を説明する図である。
【図11】本発明に基づく第3実施形態に係る舵角比可
変操舵装置を説明する図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 入力軸 3 進退軸 4 第1リンク部材 5 第2リンク部材 6 出力軸 7 ピニオン 8 ラック 9 軸受 10 張出部 11 モータ 20 セレーション 22 ボールジョイント 23 ねじ棒(モータの駆動軸) 24 弾性体ブッシュ 25 ボルト部材 26 ボールねじ 27 ギア 28 ギア 30 第3リンク部材 31 軸部材 32 ウォームホイール 33 ウォーム 34 モータ P1 第1リンク部材の連結点 P2 第2リンク部材の連結点 P3 両リンク部材同士の連結点 S1 入力軸の軸線 S2 回転軸 S3 出力軸の軸線 S4 P3の回転軸 S5 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆川 芳輝 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC08 CC48 DA03 DA23 DB02 DB03 EA01 EB05 EC31 GG01 3D033 JB19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵入力によって回転する入力軸と、操
    舵輪に回転を伝える出力軸とを互いに非同軸に配置し、 上記入力軸に所定回転軸回りにのみ回転自在に連結した
    第1リンク部材と、上記出力軸に所定回転軸回りにのみ
    回転自在に連結した第2リンク部材とを揺動可能に連結
    すると共に、上記入力軸への第1リンク部材の連結点及
    び上記出力軸への第2リンク部材の連結点の両連結点間
    の相対距離を変更する調整手段を備えることを特徴とす
    る舵角比可変操舵装置。
  2. 【請求項2】 上記調整手段は、上記入力軸の軸線方向
    にのみ移動可能に当該入力軸に連結すると共に上記第1
    リンク部材を所定回転軸回りにのみ回転可能に連結する
    進退軸と、その進退軸の入力軸の軸線方向の位置を規制
    する位置規制手段とから構成されることを特徴とする請
    求項1に記載した舵角比可変操舵装置。
  3. 【請求項3】 上記調整手段は、上記出力軸の軸線方向
    にのみ移動可能に当該出力軸に連結すると共に上記第2
    リンク部材を所定回転軸回りにのみ回転可能に連結する
    進退軸と、その進退軸の出力軸の軸線方向の位置を規制
    する位置規制手段とから構成されることを特徴とする請
    求項1に記載した舵角比可変操舵装置。と共に進退軸の
    位置を入力軸の軸線方向
  4. 【請求項4】 車両直進状態の操舵位置で、上記入力
    軸、出力軸、第1リンク部材の軸、及び第2リンク部材
    の軸が、ともに同一平面に位置することを特徴とする請
    求項1〜請求項3のいずれかに記載した舵角比可変操舵
    装置。
  5. 【請求項5】 上記入力軸と第1リンク部材との連結部
    及び上記出力軸と第2リンク部材との連結部の少なくと
    も一方の連結部に対し、弾性体を介装したことを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれかに記載した舵角比
    可変操舵装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1199244A1 (en) * 2000-10-20 2002-04-24 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Front wheel steering system for automotive three- and four-wheeled vehicles
KR100774721B1 (ko) 2006-07-27 2007-11-08 현대자동차주식회사 자동차용 토우특성 가변장치
WO2008035933A1 (en) * 2006-09-22 2008-03-27 Yoon Gu Kwon Wide angle joint and steering device using the same
JP2009208611A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Mazda Motor Corp 車両用舵角比可変操舵装置

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