JP2000308881A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JP2000308881A
JP2000308881A JP11946199A JP11946199A JP2000308881A JP 2000308881 A JP2000308881 A JP 2000308881A JP 11946199 A JP11946199 A JP 11946199A JP 11946199 A JP11946199 A JP 11946199A JP 2000308881 A JP2000308881 A JP 2000308881A
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賢二 谷口
Makoto Kodama
誠 小玉
Takuya Akiyoshi
卓也 秋吉
Masataka Koshirae
正高 栫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄水器のろ材交換の目安を表示する機能にお
いて簡単な機械的構造により、ろ材交換時に表示部の帰
零動作を確実にする浄水器を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ろ過部通水路中に水流によって回転可能
な羽根車5を配し、羽根車5の回転を減速し伝達する伝
達機構である複数の歯車6、歯車6の最終段に浄水カー
トリッジ2を表示する表示部7を浄水カートリッジ2の
脱着に合わせ移動するスライド部4に収納した構成をケ
ーシング8に収容し、浄水カートリッジ2の交換によっ
て表示部7が歯車6より外れることで帰零動作が行われ
る構成であり、各歯車を浄水カートリッジ2の移動方向
に対して垂直に配置することにより浄水カートリッジ2
の取り付け上の誤差等を吸収することで表示部7と歯車
6の連結を確かなものとする浄水器が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浄水器の通水路中に
配置され、通路中を流れる水流により回転する羽根車の
回転を利用してろ過水の積算通水量を表示する浄水器に
おいて、表示状態の安定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、飲用水への関心が高まり、各家庭
や職場においても水道水などをろ過する浄水器の普及が
著しい。特に水質の悪化、通水管の老朽化等で濁度、残
留塩素以外にもトリハロメタン等人体に有害な物質が多
少なりとも含有されているのが実態である。このような
状況の中、ろ材交換の判断基準としては、顧客が購入時
期、使用開始時期を目安とするか、ろ材の目詰りによる
浄水吐水量の減少を目安とするか、またはの浄水吐水量
の変位による瞬時流量を表示する浄水器により瞬時流量
を目安とする判断を行っているのが実状である。そこで
浄水器内を通水する流量を測定、表示する方法として実
開平3−26390公報に開示されており、図19は、
従来の浄水器の概略図で、図19に示すように、カート
リッジ型フィルタ51、外箱52、翼車作動水路53、
流量計54、指針55、水吐出口56、翼車59により
構成されている。この構成による動作は、原水は翼車作
動水路53より導入され、水流にて翼車59を回転させ
た上で、カートリッジ型フィルタ51により不純物等を
取り除かれることでろ過水となり、水吐出口56より吐
出する。また翼車59の回転は流量計54内の複数の連
続した歯車を回転させることで減速され、最終的に指針
55を回転させる。指針55の回転移動量をを確認でき
るように外箱52の一部が透明板52aとなっているこ
とによりカートリッジ型フィルタ51の寿命を判断でき
る構成となっている。また、カートリッジ型フィルタ5
1の交換において、カートリッジ型フィルタ51を外し
た時に、指針55を手で回動させ始動位置に合わせるこ
とによる帰零動作を行うことができ、これにより交換後
のカートリッジ型フィルタ51の寿命の判断ができるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
浄水器の帰零動作は使用者がろ過部の交換時に故意に動
作を行うことが必要であるため、帰零動作を行わなかっ
た場合には、ろ過部の交換時期を正しく表示できないと
いう問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、比較的簡単な機械的構造により積算流量計の帰零動
作をろ過部の交換時に自動的に行い、さらに交換前後に
おいて積算流量計の表示状態が正確な構造とした浄水器
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の浄水器において
は、供給された原水をそのまま吐水する原水流路とろ過
水を吐水する浄水路のいずれかに選択的に接続する水ス
イッチと、原水の不純物等を除去するろ過部と、ろ過部
を通過する水量を測定する羽根車と伝達機構とによる積
算流量計と、伝達機構の最終段にろ過部の脱着に合わせ
て移動を行うスライド部に収容された表示部とを備え、
積算流量計と表示部とを収容するケーシングと、水スイ
ッチとケーシングの一部または全部を収容する本体カバ
ーを備え、表示部はスライド部の移動によって伝達機構
との連動、解除が可能で、同時に表示部が帰零する帰零
手段を備え、また表示部を安定させる安定手段を備えた
ものである。
【0006】この発明によれば、ろ過部の脱着前後にお
いて表示部と伝達機構の連結を安定させることができ、
ろ過部の脱着による自動的な帰零動作と表示の正確な積
算流量計を備えた浄水器が得られる。
【0007】
【発明の実施形態】本発明の請求項1記載の発明は、供
給された原水をそのまま吐水する原水流路と原水をろ過
して吐水する浄水路のいずれかに接続する水スイッチ
と、原水の不純物等を除去する脱着可能なろ過部と、前
記ろ過部を通過する水量を測定する測定部と前記測定部
の測定結果を表示する表示部とを備える積算流量計と、
前記水スイッチと前記積算流量計の一部または全部を収
容する本体カバーとを備え、前記ろ過部は前記積算流量
計に対して脱着自在であり、脱着を行うことで前記積算
流量計の表示が帰零する帰零手段を備えた浄水器であっ
て、前記積算流量計の表示部の表示状態を安定させる安
定手段を備えた浄水器で、帰零動作の後においても積算
流量計は安定して正確な表示を行うという作用を有す
る。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、前記積算
流量計は前記ろ過部を通過する水流によって回転可能な
羽根車と、前記羽根車の回転を減速し伝達する第1の歯
車を備えた伝達部と、前記伝達部の第1の歯車に連結す
る第2の歯車を備え前記ろ過部の通水量を表示する表示
部と、前記羽根車と前記伝達部と前記表示部とを収納し
前記羽根車を回転させる水流の流入口と吐水口とを備え
たケーシングとにより構成され、前記表示部は前記ろ過
部の脱着方向に移動可能な構造とすることで、前記ろ過
部の取外しに伴って前記表示部は前記伝達部との連動解
除と、連動解除後に前記表示部の表示状態を帰零させる
帰零手段を備え、前記第1の歯車と前記第2の歯車が前
記ろ過部の脱着方向に対して垂直に配置され浄水器で、
伝達機構と表示部を連結する歯車を垂直に配するだけで
ろ過部の取付時の誤差を吸収することができるという作
用を有する。
【0009】本発明の請求項3記載の発明は、前記積算
流量計は前記ろ過部を通過する水流によって回転可能な
羽根車と、前記羽根車の回転を減速し伝達する第1の歯
車を備えた伝達部と、前記伝達部の第1の歯車に連結す
る第2の歯車を備え前記ろ過部の通水量を表示する表示
部と、前記表示部を回転自在に収納するスライド部と、
前記羽根車と前記伝達部とを収納する内ケーシング部
と、前記スライド部と前記内ケーシング部とを収納し前
記羽根車を回転させる水流の流入口と吐水口とを備えた
ケーシングとを備え、前記スライド部は前記ろ過部の脱
着方向に移動可能な構造とすることで、前記ろ過部の取
外しに伴って前記表示部は前記伝達部との連動解除と、
連動解除後に前記表示部の表示状態を帰零させる帰零手
段を備え、前記内ケーシング部が前記スライド部に合わ
せて移動可能な構成である請求項1記載の浄水器で、内
ケーシング部と一緒に伝達機構の歯車を移動可能とする
ことにより、ろ過部に伴う表示部の歯車の安定位置に対
して伝達機構の歯車が適切な配置とできることで、ろ過
部の取付時の誤差を吸収することができるという作用を
有する。
【0010】本発明の請求項4記載の発明は、前記積算
流量計は前記ろ過部を通過する水流によって回転可能な
羽根車と、前記羽根車の回転を減速し伝達する第1の歯
車を備えた伝達部と、前記伝達部の第1の歯車に連結す
る第2の歯車を備え前記ろ過部の通水量を表示する表示
部と、前記表示部を回転自在に収納するスライド部と、
前記羽根車と前記伝達部とを収納する内ケーシング部
と、前記スライド部と前記内ケーシング部とを収納し前
記羽根車を回転させる水流の流入口と吐水口とを備えた
ケーシングとを備え、前記スライド部は前記ろ過部の脱
着方向に移動可能な構造とすることで、前記ろ過部の取
外しに伴って前記表示部は前記伝達部との連動解除と、
連動解除後に前記表示部の表示状態を帰零させる帰零手
段を備え、前記内ケーシングと前記ケーシングとの間に
スプリングを配設し、前記内ケーシング部が前記スライ
ド部に合わせて移動可能な構成である請求項1記載の浄
水器で、スプリングにより内ケーシング部と一緒に伝達
機構の歯車を移動可能とすることにより、ろ過部に伴う
表示部の歯車の安定位置に対して伝達機構の歯車が適切
な配置とできることで、ろ過部の取付時の誤差を吸収す
ることができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5記載の発明は、前記積算
流量計はろ過部を通過する水流によって回転可能な羽根
車と、前記羽根車の回転を減速し伝達する伝達部と、前
記伝達部に連結しろ過部の通水量を表示する表示部と、
前記表示部を回転自在に収納するスライド部と、前記羽
根車と前記伝達部とを収納する内ケーシング部と、前記
スライド部と前記内ケーシング部とを収納し前記羽根車
を回転させる水流の流入口と吐水口とを備えたケーシン
グとを備え、前記スライド部は前記ろ過部の脱着方向に
沿う方向に凸部または凹部を備え、前記ケーシング部は
前記スライド部の凸部または凹部に嵌め合う凹部または
凸部を備え、前記ろ過部の取外しに伴って前記スライド
部は凸部または凹部に沿って移動し、前記表示部は前記
伝達部との連動解除と、連動解除後に前記表示部の表示
状態を帰零させる帰零手段を備えた請求項1記載の浄水
器で、スライド部およびスライド部と擦れるケーシング
に凸部や凹部を形成するという簡単な構造でスライド部
を安定させることができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項6記載の発明は、前記スラ
イド部は前記ろ過部の脱着方向に沿う方向に凸部または
凹部を備え、前記ケーシング部と前記内ケーシング部と
は前記スライド部の凸部または凹部に嵌め合う凹部また
は凸部を備えた請求項5記載の浄水器で、スライド部を
安定させる手段をケーシング部と内ケーシング部にも備
えることで伝達機構とスライド部に収納された表示部の
連結が容易にできるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項7記載の発明は、前記積算
流量計は前記ろ過部を通過する水流によって回転可能な
羽根車と、前記羽根車の回転を減速し伝達する伝達部
と、前記伝達部に連結し前記ろ過部の通水量を表示する
とともに回転軸を有する表示部と、前記表示部を回転自
在に収納するスライド部と、前記羽根車と前記伝達部と
を収納する内ケーシング部と、前記スライド部と前記内
ケーシング部とを収納し前記羽根車を回転させる水流の
流入口と吐水口とを備えたケーシングとを備え、前記ケ
ーシングは前記表示部の前記回転軸の位置を規制する凹
部を少なくとも一ヶ所有し、前記ろ過部の取外しに伴っ
て前記スライド部は前記回転軸の位置を規制する凹部に
沿って移動し、前記表示部は前記伝達部との連動解除
と、連動解除後に前記表示部の表示状態を帰零させる帰
零手段を備えた請求項1記載の浄水器で、表示部の回転
軸の位置を規制する凹部をケーシングに設けるという簡
単な構造で表示部の位置を規制することができるという
作用を有する。
【0014】本発明の請求項8記載の発明は、前記表示
部の前記回転軸の位置を規制する凹部を前記ケーシング
と前記内ケーシング部とに備えた請求項7記載の浄水器
で、表示部を規定する手段を内ケーシング部に備えるこ
とで伝達機構と表示部の連結が容易にできるという作用
を有する。
【0015】本発明の請求項9記載の発明は、前記積算
流量計は前記ろ過部を通過する水流によって回転可能な
羽根車と、前記羽根車の回転を減速し伝達する第1の歯
車を備えた伝達部と、前記伝達部の第1の歯車に連結す
る第2の歯車を備え前記ろ過部の通水量を表示する表示
部と、前記表示部の回転軸を回転自在に収納するスライ
ド部と、前記羽根車と前記伝達部とを収納する内ケーシ
ング部と、前記スライド部と前記内ケーシング部とを収
納し前記羽根車を回転させる水流の流入口と吐水口とを
備えたケーシングとを備え、前記表示部は前記ろ過部の
脱着方向に移動可能な構造とすることで、前記ろ過部の
取外しに伴って前記表示部は前記伝達部との連動解除
と、連動解除後に前記表示部の表示状態を帰零させる帰
零手段を備え、前記第1の歯車の回転軸と前記第2の歯
車の回転軸が前記ろ過部の脱着方向に対して上下関係に
配置され、前記ケーシングに設けられた前記表示部の前
記回転軸の位置を規制する凹部は前記ろ過部の脱着時の
移動方向に沿って延在するとともに一部傾斜している請
求項1記載の浄水器で、表示部と伝達機構の歯車の配置
関係が水平以外の場合は短いろ過部の脱着距離で表示部
を正確に安定させることができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項9記載の発明は、前記表示
部の前記回転軸の位置を規制する凹部を前記ケーシング
と前記内ケーシング部とに備えた請求項10記載の浄水
器で、表示部を規制する手段を内ケーシング部に備える
ことで伝達機構と表示部の連結が容易にでき、ろ過部の
脱着距離が短い距離で表示部を正確に安定させることが
できるという作用を有する。
【0017】以下本発明の実施の形態について図1〜1
8を用いて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1〜5における浄水器の概略平面断面図で、図2は本
発明の実施の形態1〜5における浄水器の概略正面断面
図で、図3は本発明の実施の形態1〜5における浄水器
の積算流量計の概略平面断面図で、図4は本発明の実施
の形態1〜5における浄水器の積算流量計の概略側面断
面図で、図5は本発明の実施の形態1〜5における浄水
器の積算流量計の概略正面断面図で、図6は本発明の実
施の形態1、3、5における浄水器の表示部とスライド
部の詳細図で、図7は本発明の実施の形態1〜5におけ
る浄水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図
で、図8は本発明の実施の形態1〜5における浄水器の
積算流量計の帰零に関する概略側面断面図で、図1〜図
5は本発明の浄水器の概略図に関するものであり、図6
〜8は本発明の浄水器の帰零にかかる構成図に関するも
のである。
【0019】本発明の浄水器は原水をそのまま吐水する
原水流路と原水をろ過して吐水する浄水路のいずれかに
選択的に接続する水スイッチ1と、原水の不純物等を除
去する活性炭やセラミック等のろ材や樹脂膜等を備えた
浄水カートリッジ2と、浄水カートリッジ2を通過する
水量を測定、表示する積算流量計3と、原水を吐水する
原水吐水口22と、浄水を吐水する浄水吐水口20とに
より構成され、浄水カートリッジ2は積算流量計3と脱
着可能である。
【0020】積算流量計3は浄水カートリッジ2より吐
出した水流によって回転可能な羽根車5と、羽根車5と
一体であり羽根車5の回転を伝える羽根歯車5aと、羽
根歯車5aより伝わった回転を減速させる伝達機構であ
る連続した7枚の歯車6と、歯車6の最終段の歯車であ
る最終歯車6cと、最終歯車6cにより伝えられた動力
により回転する表示歯車7aを備えた表示部7と、表示
部7を収容し浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐
出口2aに接触しており浄水カートリッジ2の脱着時に
は浄水カートリッジ2と同方向に変位を行うスライド部
4と、スライド部4の浄水カートリッジ2方向への変位
を行わせる付勢体であるスプリング9と、羽根車5、歯
車6、表示部7、スライド部4およびスプリング9を収
納するケーシング8と、ケーシング8と浄水カートリッ
ジ2の間に水通路を備え、浄水カートリッジ2が脱着可
能に取付く連結管11と、水スイッチ1、ケーシング8
および連結管11を収納する本体カバー10および水ス
イッチ1の切換えを行うレバー12により構成されてい
る。
【0021】また、羽根車5は羽根歯車5aを備え、6
枚の羽根を持つ水車状の形状であり、7枚の歯車6は1
枚に付き各々大小2個の歯車6a、6bを備え2本の軸
に交互に取付くことで7枚の歯車が順次回転を伝える構
成であり、7枚の歯車6の先頭には羽根車5が取付けら
れることで、羽根車5の回転を7枚の歯車6へ伝える構
成である。さらに、羽根車5と7枚の歯車6は内ケーシ
ング部13内に収められており、内ケーシング部13は
羽根車5へ水流を導入する流入口13aと羽根車5を通
過した水流を吐出する吐出口13bを備えている。
【0022】図6は本発明の実施の形態における浄水器
の表示部とスライド部の詳細図であり、これを用いて表
示部7とスライド部4の説明を行う。表示部7はポリプ
ロピレン(以下「PP」という。)、ポリスチレン(以
下「PS」という。)、アクリロニトリルブタジエンス
チレン樹脂(以下「ABS」という。)、ポリアセター
ル(以下「POM」という。)等の樹脂にて形成され、
表示部7の中心を中心とした表示歯車7aと、回転軸7
cとを備え、また回転軸7cを中心として回転しカム動
作を行うカム7bを表示部7と表示歯車7aの間に備え
た構造であり、表示部7はスライド部4に収容され、回
転軸7cにより回転可能状態に取付けられており、さら
に表示部7の表面は文字や模様などが施されることで、
その表面の文字や模様で積算流量計3の測定結果を表示
する。カム7bは円形や卵型のなだらかな凹みの無い曲
線形状で、回転中心から最も近い最近点と最も遠い最遠
点は一ヶ所であり、最近点から最遠点までは徐々に増え
ていく形状である。また、表示部7はカム7bによる重
心のズレを補正する円弧状の表示リブ7dを備えること
で回転軸7cを中心とするバランスの取れた形状となっ
ている。
【0023】スライド部4は浄水カートリッジ2の浄水
カートリッジ吐出口2aと接触する円柱状部材4aと、
1面の空いた箱状部材4eと、スプリング9と組合うス
プリングバー4cを備えた形状であり、円柱状部材4a
は浄水カートリッジ吐出口2aより吐出した浄水を通過
させるスライド部通路4bを備え、箱状部材4eは表示
部7を空いた面に回転軸7cだけを保持することで収納
し、表示部7を収納した時に表示歯車7aと最終歯車6
cが噛合うように側面を一部切欠いた切欠き部4dを備
えた構造であり、切欠き部4dを通して表示歯車7aと
7枚の歯車6の最終歯車6cが噛合っており、さらに切
欠き部4dはスライド部4が移動しても最終歯車6cは
無理なく納まっている程の大きさがある。また、回転軸
7cは浄水カートリッジ吐出口2aと接する円柱状部材
4aより上方で保持されている。さらにスライド部4の
スプリングバー4cは浄水カートリッジ2の脱着状態に
寄らず、スプリング9をケーシング8に押付け自由長よ
り縮めている。
【0024】図7は本発明の実施の形態における浄水器
の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図であり、こ
れを用いて以下帰零手段について説明する。ケーシング
8は積算流量計3を通った水を吐水する浄水吐水口20
(図4に示す)および一部に表示部7の状態を確認でき
る表示窓21を備え、表示窓21は表示部7を確認でき
る透明な材料で構成されており、また、スプリング9を
保持するスプリング9より一回り大きいスプリング保持
部24を備え、スライド部4が収納されている時はスラ
イド部4のスプリングバー4cがスプリング保持部24
にスプリング9と供に挿入されている構造であり、スラ
イド部4の位置に寄らず一部または全部をスプリングバ
ー4cはスプリング保持部24に挿入している。また、
通常使用状態において、ケーシング8内は浄水にて満た
された状態である。
【0025】スプリング9は最大限スライド部4が浄水
カートリッジ2方向へ移動した場合でも自由長より圧縮
された状態である。
【0026】本体カバー10は表示窓21を突出させる
本体切欠き部10aを備えている。
【0027】連結管11は浄水カートリッジ2の脱着を
行うネジ部を備えるとともに、水スイッチ1から流れて
きた水を浄水カートリッジ2へ送る原水通路11a(図
3に示す)と、浄水カートリッジ2を通った水がスライ
ド部4のスライド通路4bを通過し積算流量計3へ流入
する時に通る浄水通路11b(図3に示す)と、浄水カ
ートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aとスライド
部4の円柱状部材4aが挿入する浄水カートリッジ挿入
口11cを備えている。さらにスライド部4の移動と合
わせ表示部7が移動した時に表示部7のカム7bと接触
する先端形状が斜めである帰零リブ23を備えている。
帰零リブ23の厚みはカム7bと同等以下であり、その
幅はカム7bとの接触時にカム7bの回転位置によらず接
触できる幅があればよい。浄水カートリッジ挿入部11
cに浄水カートリッジ吐出口2aはOリングを介して圧
入されており、スライド部4の円柱状部材4aはスライ
ド可能な所定隙間の関係にて挿入されている。
【0028】なお、積算流量計を構成する部品は概ね樹
脂を使用した構成でよく、表示部7は先に説明した通り
であり、羽根車5、7枚の歯車6も同様である。スライ
ド部4も同様であるが滑りのよいポリフェニレンサルフ
ァイド(以下「PPS」という。)も適しており、透明
部材である表示窓21にはABS、メタクリル樹脂等が
適している。ケーシング8はABSで良いが表示窓21
と一体化にて成形する場合は透明部材となる。
【0029】ここで、浄水カートリッジ2の交換時期を
表示するに当たり、例えば浄水カートリッジ2の寿命を
4000リットルとし通常毎分2リットルの浄水を使用
する場合、羽根車5の回転数を毎分700回転に調整す
ると、羽根歯車5aと7枚の歯車6と表示歯車7aによ
る減速比を280万分の1と構成することで表示部7は
浄水カートリッジ2の寿命時までに半周することとな
る。そのため表示部7の表面には半周後には寿命表示と
それ以後には過寿命であることを表示するとよい。また
浄水カートリッジ2が数種類存在する場合などは、それ
ぞれの浄水カートリッジ2の寿命に応じた複数の表示を
表示部7の表面に施すことでよい。また、表示として使
用する表示部7の回転は半周に限定されないが一周を超
える場合は注意が必要である。
【0030】以上のように構成された浄水器の動作につ
いて説明する。
【0031】水道水から給水された原水は水スイッチ1
によって原水として吐出する場合と浄水カートリッジ2
へ送られる場合とに分けられる。原水として吐出する場
合はレバー12を原水に合わせることで、水スイッチ1
より入った原水は本体を通り、原水吐水口22より吐出
される。浄水カートリッジ2に送る場合は、レバー12
を浄水に合わせることで、水スイッチ1を通過した原水
は連結管11の原水通路11aを通って浄水カートリッ
ジ2へ送られる。浄水カートリッジ2においては浄水カ
ートリッジ2中の活性炭やセラミック等のろ材や樹脂膜
等によって、サビや濁り、水道水中の残留塩素等を除去
され、浄水カートリッジ吐出口2aより浄水として吐出
される。吐出された浄水はスライド部4のスライド部通
路4b、浄水通路11bを通過し積算流量計3を通って
浄水吐水口20より吐水される。積算流量計3内部にお
いては浄水通路11bを通過した水は内ケーシング部1
3の流入口13aより流入し、羽根車5を時計方向に回
転させながら吐出口13bより吐出した後、浄水吐水口
20より浄水として吐出する。
【0032】ここで、浄水により回転させられた羽根車
5は、一体となった羽根歯車5aを回転させる。その回
転は伝達機構である7枚の歯車6の先頭の大歯車6aに
伝えられ、一体となった小歯車6bを回転させ噛合った
次の大歯車6aを回転させることを繰返して、順次残り
の歯車6に減速しながら伝わっていく。そして、歯車6
の最終段の最終歯車6cにより表示部7の表示歯車7a
へと回転は伝えられる。表示歯車7aは表示部7と一体
であるため表示部7も同様に回転を行う。本体カバー1
0は表示窓21を本体切欠き部10aより突出させるこ
とで、表示窓21から見える表示部7表面の文字や模様
等により浄水の総通水量を表し、浄水カートリッジ2の
交換時期を表示する。
【0033】なお、羽根車5の形状は水車状の形状であ
る必要はなく、浄水の所定流量時に所定の回転数にて回
転を行う形状であればよい。伝達機構は7枚の歯車6に
限らず、浄水カートリッジ2の交換時期に所定の位置ま
で表示部7が回転動作するものであればよい。表示部7
の表示は浄水カートリッジ2の交換時期を表示する以外
に、水道水中の総トリハロメタン等の化学物質除去率を
指定の試験方法で確認した結果の表示や浄水カートリッ
ジ2の交換時期までを複数の段階にて表示してもよい。
【0034】なお、浄水カートリッジ2の交換時期を表
示する方法としては、表示部7の表面に目印を設け本体
カバー10の表示窓21周辺に目印に対応する表記を与
えることでもよい。
【0035】図6、図7と図8を用いて帰零時の動作に
ついて説明を行う。
【0036】浄水カートリッジ2が取付いた状態におい
て浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aは
連結管11の浄水カートリッジ挿入口11cに圧入され
た状態でスライド部4の円柱状部材4aを押圧して、円
柱状部材4cは浄水カートリッジ挿入口11cに一部を
挿入した状態であり、浄水カートリッジ2の押圧力によ
り箱状部材4eを通してスプリングバー4cが付勢体で
あるスプリング9をケーシング8のスプリング保持部2
4に押付け縮めており、スプリングバー4cとスプリン
グ9は共にスプリング保持部24に挿入した状態で安定
している。またこの状態において表示部7の表示歯車7
aは7枚の歯車6の最終歯車6cとスライド部4の切欠
き部4dを通して連結しており、羽根車5の回転は表示
部7まで伝達されている。
【0037】浄水器を使用する途中において表示部7に
より浄水カートリッジ2の交換時期を示された時に浄水
カートリッジ2を連結管11より外す。この時、浄水カ
ートリッジ2の変位と合わせスプリング9の復帰力に押
されてスプリングバー4cを介しスライド部4の円柱状
部材4aが浄水カートリッジ吐出口2aと接触したまま
変位を行う。スライド部4と連動して表示部7も変位を
行い、表示歯車7aと最終歯車6cの噛合い寸法よりス
ライド部4の移動量が増えると、表示歯車7aと最終歯
車6cの噛合いは外れ、表示部7の回転はどこにも制限
されないものとなる。その後変位が進むと表示部7のカ
ム7bは帰零リブ23と接触した状態となるが、さらに
スプリング9の復帰力により帰零リブ23へ押付けられ
る。そのためカム7bはその形状により、表示部7の回
転位置がどこにあろうとも帰零リブ23に押付けられる
と一定の位置まで帰零リブ23の先端に接触しながら回
転軸7cを中心に回転を行い、回転中心より最も距離の
近い点において帰零リブ23が接触した状態で停止安定
する。この状態の時が表示部7の基本の回転位置であ
り、この状態になった時にスライド部4も停止安定する
が、まだスプリング9は自由長より縮んだ状態であり、
ケーシング8のスプリング保持部24にはスプリング9
とスプリングバー4cの一部が挿入された状態である。
また、浄水カートリッジ2を取外すとケーシング8中の
水が多少流れ出る。
【0038】次に浄水カートリッジ2を取替え、連結管
11に取付ける時はスライド部4と表示部7は浄水カー
トリッジ2を外す時と逆の移動を行うが、浄水カートリ
ッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aはスライド部4の
円柱状部材4aを押すことでスライド部4を移動させ
る。スライド部4はスプリングバー4cによりスプリン
グ9をケーシング8のスプリング保持部24へ押し縮め
ながら移動を行う。また、スライド部4はスプリングバ
ー4cの一部をスプリング保持部24に挿入しているこ
とと、連結管11の浄水カートリッジ挿入部11cに挿
入している円柱状部材4aによる制限によりスムーズな
直線移動を行う。ここで表示部7は表示リブ7dにより
回転軸7cを中心としてバランスの取れた形状であるた
め、スライド部4の移動途中において表示部7が束縛さ
れない状態になった時も表示部7は現状から回転するこ
となく基本の回転位置のまま移動を行う。浄水カートリ
ッジ2が完全に取付けられた時点ではスプリング9は最
大限縮められており、スプリングバー4cと共にケーシ
ング8のスプリング保持部24にそのほとんどを挿入し
た状態である。またこの時表示歯車7aは最終歯車6c
と噛合い、表示部7の回転は7枚の歯車6を通じて羽根
車5の回転で制御されることとなる。またこの時の表示
部7は初期の位置を示す表示を行い、帰零動作が終了と
なる。
【0039】なお、カム7bは最近点と最遠点が一ヶ所
に限らず、表示部7の浄水カートリッジ2寿命時までの
回転量が半分未満であれば2ヶ所持ってもよい。同様に
複数あってもよい。また、帰零リブ23と最終的に接触
する点は曲線でなく直線であってもよい。
【0040】なお、表示部7の表示リブ7dの形状は表
示部7を回転軸7cを中心としたバランスのとれた構成
とする形状であればよい。なお、帰零リブ23は先端が
斜めの形状であるが形状にとらわれることなくカム7b
を基本の位置まで回転させる形状であればよい。
【0041】図7は、本発明の実施の形態1における浄
水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図で、図
8は、本発明の実施の形態1における浄水器の積算流量
計の帰零に関する概略側面断面図であり、この図を使用
して表示状態を安定させる安定手段について説明を行
う。
【0042】表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の
最終歯車6cは浄水カートリッジ2の移動方向に対して
垂直な配置関係である。
【0043】この構成による浄水器において、浄水カー
トリッジ2の取外し動作時には浄水カートリッジ2の動
作に伴ってスライド部4がスプリングバー4cをスプリ
ング9の復元力により浄水カートリッジ2方向へ移動す
る。スライド部4に収納された表示部7も同様に移動す
るが、表示歯車7aと最終歯車6cが噛合っている間は
表示歯車7aは最終歯車6cに沿って回転を行い、噛合
いが外れた後はそのまま帰零リブ23まで移動を行い帰
零リブ23にて帰零動作を行われる。
【0044】浄水カートリッジ2の取付時には浄水カー
トリッジ吐出口2aにより押圧された円柱状部材4aに
よりスライド部4は移動を行う。スライド部4の移動は
円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部
11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリン
グ保持部24により制限された移動を行い、浄水カート
リッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aの挿入量に応じ
てスライド部4は移動することとなる。スライド部4に
収納された表示部7の表示歯車7aは浄水カートリッジ
2が完全に取付く前に複数の歯車6の最終歯車6cと噛
合いを行う。さらに浄水カートリッジ吐出口2aが挿入
されると表示歯車7aは最終歯車6cに沿って回転を行
い、浄水カートリッジ2を完全に取付けた時に表示歯車
7aは安定することで表示部7の表示歯車7aと複数の
歯車6の最終歯車6cとの連結を完了し、表示部7の表
示状態は初期状態を表示する。表示歯車7aと最終歯車
6cは移動方向に対して垂直な配置関係であるため、噛
合いはゆとりを持った構成となり、浄水カートリッジ2
の浄水カートリッジ吐出口2aの寸法誤差や浄水カート
リッジ2の取付部の寸法誤差、取付量不足によりスライ
ド部4が理想とする位置よりずれた位置で停止した時で
も表示歯車7aと最終歯車6cの連結は行われ表示部7
の表示状態を適切なものとすることができる。
【0045】(実施の形態2)図9は本発明の実施の形
態2における浄水器の概略平面断面図で、図10は本発
明の実施の形態2における浄水器の概略側面断面図で、
図11は本発明の実施の形態2における浄水器の概略正
面断面図で、図12は本発明の実施の形2、4における
浄水器の表示部とスライド部の詳細図であり、この図を
用いてろ過部の取付時の誤差を吸収する手段であり、表
示状態を安定させる安定手段について説明を行う。
【0046】複数の歯車6と羽根車5は2本の軸32、
33を持ち、内ケーシング部13に軸32、33の両端
を保持された状態で複数の歯車6と羽根車5は内ケーシ
ング部13に収納された構成であり、表示部7の表示歯
車7aと複数の歯車6の最終歯車6cは浄水カートリッ
ジ2の移動方向軸上に配されている。内ケーシング部1
3は羽根車5と複数の歯車6を収納した一個のブロック
となった上で、円すい状の第2スプリング29によりケ
ーシング8から一部離れた状態であり、第2スプリング
29の伸縮方向に移動可能状態でケーシング8に収納さ
れている。また浄水カートリッジ2によって位置を規定
されたスライド部4に収納された表示部7の表示歯車7
aは最終歯車6cに対して力を加えており、最終歯車6
cは加えられた力を軸32から内ケーシング部13を通
して第2スプリング29へと伝え、第2スプリング29
は加えられた力が蓄積させた状態で縮んだ状態であり、
この状態で表示部7、羽根車5、複数の歯車6、内ケー
シング部13は安定している。また、表示部7は表示歯
車7aをスライド部4の箱状部材4eより突出した状態
で取付いている。
【0047】このような構成において浄水カートリッジ
2の脱着時の動作を説明する。
【0048】浄水カートリッジ2の取外し時にはスプリ
ング9の弾性力によりスライド部4は円柱状部材4aと
浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aが接
触したまま同方向に移動する。スライド部4に収納され
た表示部7も移動を行い表示部7の一部である表示歯車
7aは最終歯車6cから離れようとする。最終歯車6c
は第2スプリング29により表示歯車7aを追いかける
動作を行う。最終歯車6cの移動は内ケーシング部13
と連結管11が接触することで終了し、それ以上表示歯
車7aが移動することで表示歯車7aと最終歯車6cの
連結は外れる。浄水カートリッジ2を外した状態では表
示部7は帰零リブ23により一定の位置まで回転後静止
状態となる。次に浄水カートリッジ2を取付ける時は浄
水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aに円柱
状部材4aが押圧されてスライド部4、表示部7が移動
を行いスプリングバー4cがスプリング9をスプリング
保持部24に押付けて縮め、移動が進むと表示歯車7a
は最終歯車6cと噛合う。さらに移動が進むと表示歯車
7aは最終歯車6cを押圧することで、最終歯車6cは
軸32を通じて内ケーシング部13に接触している第2
スプリング29を押し縮め、内ケーシング部13、軸3
2、最終歯車6cは移動を行い表示歯車7aと最終歯車
6cは適度に圧のかかった噛合い状態となり、表示部7
の状態は初期状態となる。また、表示歯車7aと最終歯
車6cの噛合いの位置関係はゆとりを持った構成とな
り、浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2a
の寸法誤差や浄水カートリッジ2の取付部の寸法誤差、
取付量不足等によりスライド部4が理想とする位置より
ずれた位置で停止した時でも表示歯車7aと最終歯車6
cの連結は行われ表示部7の表示状態を適切なものとす
ることができる。
【0049】(実施の形態3)図13は本発明の実施の
形態3における浄水器の概略正面断面図で、図14は本
発明の実施の形態3における浄水器のスライド部の詳細
図であり、この図を使用してスライド部の移動状態安定
手段であり、表示状態を安定させる案手手段について説
明を行う。
【0050】スライド部4は箱状部材4eの両面に浄水
カートリッジ2の動作に伴って移動する方向と同方向に
伸びる第1リブ4fと第2リブ4gを備え、スライド部
4が接する内ケーシング部13の一面には第1リブ4f
と対応する二本の第3リブ27を備え、スライド部4の
接するケーシング8の一面には第2リブ4gを収納する
ケーシング凹部28を備えている構造であり、二本の第
3リブ27の間に第1リブ4fが納まっている関係であ
る。第3リブ27、ケーシング凹部28は第1リブ4
f、第2リブ4gと同方向に伸びた形状である。第1リ
ブ4f、第2リブ4g、第3リブ27、ケーシング凹部
28はの太さ、高さ、深さはスライド部4がどのように
動いても外れない関係である。
【0051】以上の構造においてスライド部4の動作を
説明すると、浄水カートリッジ2の取外し時において、
スライド部4は円柱状部材4aと連結管11の浄水カー
トリッジ挿入部11c、スプリングバー4cとケーシン
グ8のスプリング保持部24により直線運動を行うが、
同時に第1リブ4fは第3リブ27と擦れながら、第2
リブ4gはケーシング凹部28と擦れながら移動を行
う。
【0052】浄水カートリッジ2の取付時には浄水カー
トリッジ吐出口2aにより押圧された円柱状部材4aに
よりスライド部4は移動を行う。スライド部4の移動は
円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部
11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリン
グ保持部24により制限された移動を行うが、円柱状部
材4aは移動するにしたがって浄水カートリッジ挿入部
11cとのかかりが浅くなり、スプリングバー4cとス
プリング保持部28はスプリング9の伸び縮みの関係上
ある程度隙間のある関係であるため、移動するに従い理
想的な軌道から外れそうになるスライド部4を第1リブ
4f、第2リブ4g、第3リブ27、ケーシング凹部2
8により安定した状態で理想的な直線軌道を移動する。
浄水カートリッジ2を完全に取付けた時にはスライド部
4は表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車
6cとの連結を完了し、表示部7の表示状態は初期状態
を表示する。
【0053】なお、スライド部4には両側に各一本リブ
を備えているが、一本に限定されることはなく、また両
側ではなく片側でもよい。また、第三リブ28は内ケー
シング部13に備えられているが内ケーシング部13と
同様の機能をケーシング8に備えることでもよい。ま
た、各リブの形状は長い凸状であるが、短い凸状や突起
を直線に複数配することでもよい。
【0054】(実施の形態4)図12は本発明の実施の
形4における浄水器の表示部とスライド部の詳細図で、
図15は本発明の実施の形態4における浄水器の概略平
面断面図で、図16は本発明の実施の形態4における浄
水器の凹部詳細図であり、この図を用いて表示部位置規
制手段であり、表示状態を安定させる安定手段について
説明を行う。
【0055】羽根車5と伝達機構である複数の歯車6を
収納する内ケーシング部13を備えた浄水器において、
内ケーシング部13はスライド部7が接触する面に表示
部7の一方の回転軸7cを受け持つ第1凹部30を備
え、またケーシング8はスライド部7が接触する面に表
示部7の他方の回転軸7cを受け持つ第2凹部31を備
えている。第1凹部30、第2凹部31共に浄水カート
リッジ2の移動方向と同方向に伸びた直線形状をしてい
る。そのため、表示部7は第1凹部30、第2凹部31
により浄水カートリッジ2の脱着時の移動方向以外の方
向に関して制限された構成となっている。また、表示部
7は表示歯車7aをスライド部4の箱状部材4eより突
出した状態で取付いており、表示歯車7aと複数の歯車
6の最終歯車6cとはスライド部4の移動方向に対して
水平な配置関係である。
【0056】この構成の浄水器において、浄水カートリ
ッジ2の取外し時にはスプリング9の弾性力によりスラ
イド部4は円柱状部材4aと浄水カートリッジ2の浄水
カートリッジ吐出口2aが接触したまま同方向に移動す
る。スライド部4の動作に合せ表示部7も移動を行い、
表示部7は回転軸7cが取付いているスライド部7の箱
状部材4eにより移動方向を与えられ、第1凹部30、
第2凹部31により規定された軌道を移動することとな
る。表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車
6cの噛合いは表示部7の移動により外れ、さらに移動
が進むことで表示部7は一体となったカム7bを帰零リ
ブ23へ接触させることで、表示部7の帰零動作が行わ
れる。
【0057】浄水カートリッジ2の取付時には浄水カー
トリッジ吐出口2aにより押圧された円柱状部材4aに
よりスライド部4は移動を行う。スライド部4の移動は
円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部
11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリン
グ保持部24により制限された移動を行うが、円柱状部
材4aは移動するにしたがって浄水カートリッジ挿入部
11cとのかかりが浅くなり、スプリングバー4cとス
プリング保持部28はスプリング9の伸び縮みの関係上
ある程度隙間のある関係であるため、移動するに従い理
想的な軌道から外れるとしても表示部7は回転軸7cの
取付いている第1凹部30、第2凹部31に沿った動き
を行う。複数の歯車6は内ケーシング部13内に収納さ
れており、最終歯車6cと第1凹部30の位置関係は固
定されているため、最終歯車6cと第1凹部30に沿っ
て移動してくる表示部7の表示歯車7aは位置関係がず
れることことなく噛合うこととなる。またケーシング8
に内ケーシング部13は収納されておりケーシング8と
内ケーシング部13の位置関係は取り易いため、ケーシ
ング8の第2凹部31は第1凹部30に対して同等か少
し余裕を持った構造とすることで表示部7の移動を妨げ
ることなく、表示歯車7aと最終歯車6cは噛合いを行
い表示状態を適切なものとすることができる。
【0058】なお、表示歯車7aと最終歯車6cの位置
関係は浄水カートリッジ2の移動方向と同方向に限ら
ず、どのような配置関係でもよい。その時の表示部7と
スライド部4の形状は図6記載の形状を使用してもよ
い。
【0059】(実施の形態5)図17は本発明の実施の
形態5における浄水器の概略平面断面図で、図18は本
発明の実施の形態5における浄水器の凹部詳細図であ
り、この図を使用して表示部の表示位置規定手段であ
り、表示状態を安定させる安定手段について説明を行
う。
【0060】羽根車5と伝達機構である複数の歯車6を
収納する内ケーシング部13を備えた浄水器において、
内ケーシング部13は複数の歯車6の最終歯車6cが配
置された面に表示部7の一方の回転軸7cを受け持つ傾
斜を持った第1凹部30を備え、またケーシング8は表
示部7の他方の回転軸7cを受け持つ傾斜を持った第2
凹部31を備えており、傾斜の状態は表示歯車7aと複
数の歯車6の最終歯車6cの連結の断続を行うことので
きる段差である。そのため、表示部7は第1凹部30、
第2凹部31により浄水カートリッジ2の脱着時の移動
方向以外の方向に関して制御された構成であり、浄水カ
ートリッジ2の移動距離が表示歯車7aと最終歯車6c
の関係に対して短くとも十分噛合いを断続できる構成で
ある。また、表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の
最終歯車6cの位置関係は浄水カートリッジ2の移動方
向に対して垂直な関係である。
【0061】浄水カートリッジ2の取外し時にはスプリ
ング9の弾性力によりスライド部4は円柱状部材4aと
浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aが接
触したまま同方向に移動する。スライド部4の動作に合
せ表示部7も移動を行い、表示部7は回転軸7cが取付
いているスライド部7の箱状部材4eにより移動方向を
与えられ、第1凹部30、第2凹部31により規定され
た軌道を移動する。表示部7は第1凹部30、第2凹部
31の傾斜する部分を通過することで表示歯車7aが複
数の歯車6の最終歯車6cより外れる。さらに移動が進
むことで表示部7は一体となったカム7bを帰零リブ2
3へ接触させることで、表示部7の帰零動作が行われ
る。
【0062】浄水カートリッジ2の取付時には浄水カー
トリッジ吐出口2aにより押圧された円柱状部材4aに
よりスライド部4は移動を行う。スライド部4の移動は
円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部
11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリン
グ保持部24により制限された移動を行うが、円柱状部
材4aは移動するにしたがって浄水カートリッジ挿入部
11cとのかかりが浅くなり、スプリングバー4cとス
プリング保持部28はスプリング9の伸び縮みの関係上
ある程度隙間のある関係であるため、移動するに従い理
想的な軌道から外れるとしても表示部7は回転軸7cの
取付いている第1凹部30、第2凹部31に沿った動き
を行う。複数の歯車6は内ケーシング部13内に収納さ
れており、最終歯車6cと第1凹部30の位置関係は固
定されているため、最終歯車6cと第1凹部30に沿っ
て移動してくる表示部7の表示歯車7aは位置関係がず
れることことなく噛合うこととなる。またケーシング8
に内ケーシング部13は収納されておりケーシング8と
内ケーシング部13の位置関係は取り易いため、ケーシ
ング8の第2凹部31は第1凹部30に対して同等か少
し余裕を持った構造とすることで表示部7の移動を妨げ
ることなく表示歯車7aと最終歯車6cは噛合う。ま
た、表示部7の回転軸7cが第1凹部30、第2凹部3
1の傾斜部分を通過することで表示歯車7aと最終歯車
6cの噛合いが起こるため、浄水カートリッジ2の取付
け時のスライド部4の移動距離が短い場合でも傾斜部を
通過する構成とすることで表示部7と複数の歯車6の連
結を行うことができ表示状態を適切なものとすることが
できる。
【0063】なお、表示歯車7aと最終歯車6cの位置
関係は浄水カートリッジ2の移動方向と垂直な配置に限
らず、各凹部の傾斜状態と直線関係ができる斜めの配置
関係でもよい。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明は、簡単な機械的構
造により、ろ材を通過した流量を測定、表示する積算流
量計を備え、ろ過部の交換時に表示状態を自動的に帰零
する帰零手段を備え、帰零動作が行える構造とした浄水
器であるから、ろ過部の交換を行った後でも特別な動作
を必要とせず表示部が帰零できる上に、表示部と伝達機
構の連結を行う歯車の配置をろ過部の脱着時の移動方向
と垂直な配置とすることで、ろ過部の寸法誤差や取付誤
差を吸収することで表示状態を適切なものとでき、使用
者に対し的確にろ材の交換時期を知らしめることができ
るという効果が得られる。
【0065】また、伝達機構を収納した内ケーシング部
を表示部の移動に合わせて変位する構造とした浄水器で
あるから、ろ過部の取付時に表示部と伝達機構の連結を
柔軟なものとし、ろ過部の寸法誤差や取付誤差を吸収す
ることで表示状態を適切なものとでき、使用者に対し的
確にろ材の交換時期を知らしめることができるという効
果が得られる。
【0066】また、帰零動作時に移動するスライド部の
動作を制限した構成であるから、確実に表示部と羽根車
の回転を伝達する伝達機構との連結を行うことができる
ため、使用者に対し的確にろ材の交換時期を知らしめる
ことができるという効果が得られる。
【0067】また、表示部と連結する伝達機構を収納し
た内ケーシング部を備え、表示部の移動を制限する凹部
を内ケーシング部、ケーシングに備えることで、表示部
と伝達機構の連結を確かなものとでき、表示状態を適切
なものとすることで使用者に対し的確にろ材の交換時期
を知らしめることができるという効果が得られる。
【0068】また、表示部と連結する伝達機構を収納し
た内ケーシング部を備え、表示部の移動を制限する傾斜
する凹部を内ケーシング部、ケーシングに備えること
で、表示部と伝達機構の連結を確かなものとでき、表示
状態を適切なものとすることで使用者に対し的確にろ材
の交換時期を知らしめることができるという効果が得ら
れる。さらにろ過部脱着時の移動距離が短くとも表示部
と伝達機構の断続が可能であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1〜5における浄水器の概
略平面断面図
【図2】本発明の実施の形態1〜5における浄水器の概
略正面断面図
【図3】本発明の実施の形態1〜5における浄水器の積
算流量計の概略平面断面図
【図4】本発明の実施の形態1〜5における浄水器の積
算流量計の概略側面断面図
【図5】本発明の実施の形態1〜5における浄水器の積
算流量計の概略正面断面図
【図6】本発明の実施の形態1、3、5における浄水器
の表示部とスライド部の詳細図
【図7】本発明の実施の形態1〜5における浄水器の積
算流量計の帰零に関する概略側面断面図
【図8】本発明の実施の形態1〜5における浄水器の積
算流量計の帰零に関する概略側面断面図
【図9】本発明の実施の形態2における浄水器の概略平
面断面図
【図10】本発明の実施の形態2における浄水器の概略
側面断面図
【図11】本発明の実施の形態2における浄水器の概略
正面断面図
【図12】本発明の実施の形2、4における浄水器の表
示部とスライド部の詳細図
【図13】本発明の実施の形態3における浄水器の概略
正面断面図
【図14】本発明の実施の形態3における浄水器のスラ
イド部の詳細図
【図15】本発明の実施の形態4における浄水器の概略
平面断面図
【図16】本発明の実施の形態4における浄水器の凹部
詳細図
【図17】本発明の実施の形態5における浄水器の概略
平面断面図
【図18】本発明の実施の形態5における浄水器の凹部
詳細図
【図19】従来の浄水器の概略図
【符号の説明】
1 水スイッチ 2 浄水カートリッジ 2a 浄水カートリッジ吐出口 3 積算流量計 4 スライド部 4a 円柱状部材 4b スライド通路 4c スプリングバー 4d 切欠き部 4e 箱状部材 4f 第1リブ 4g 第2リブ 5 羽根車 5a 羽根歯車 6 複数の歯車 6a 大歯車 6b 小歯車 6c 最終歯車 7 表示部 7a 表示歯車 7b カム 7c 回転軸 8 ケーシング 9 スプリング 10 本体カバー 10a 本体切欠き部 11 連結管 11a 原水通路 11b 浄水通路 11c 浄水カートリッジ挿入口 12 レバー 13 内ケーシング部 13a 流入口 13b 吐出口 20 浄水吐水口 21 表示窓 22 原水吐出口 23 帰零リブ 24 スプリング保持部 27 第3リブ 28 ケーシング凹部 29 第2スプリング 30 第1凹部 31 第2凹部 32、33 軸 51 カートリッジ型フィルタ 52 外箱 52a 透明板 53 翼車作動水路 54 流量計 55 指針 56 水吐出口 59 翼車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋吉 卓也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 栫 正高 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CB10 CC02 CE13 CE14 CE23 CE25 CF02 CG01 CH05 4D024 AA02 CA04 DA04 DA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された原水をそのまま吐水する原水流
    路と原水をろ過して吐水する浄水路のいずれかに接続す
    る水スイッチと、原水の不純物等を除去する脱着可能な
    ろ過部と、前記ろ過部を通過する水量を測定する測定部
    と前記測定部の測定結果を表示する表示部とを備える積
    算流量計と、前記水スイッチと前記積算流量計の一部ま
    たは全部を収容する本体カバーとを備え、前記ろ過部は
    前記積算流量計に対して脱着自在であり、脱着を行うこ
    とで前記積算流量計の表示が帰零する帰零手段を備えた
    浄水器であって、前記積算流量計の表示部の表示状態を
    安定させる安定手段を備えたことを特徴とする浄水器。
  2. 【請求項2】前記積算流量計は前記ろ過部を通過する水
    流によって回転可能な羽根車と、前記羽根車の回転を減
    速し伝達1する第の歯車を備えた伝達部と、前記伝達部
    の第1の歯車に連結する第2の歯車を備え前記ろ過部の
    通水量を表示する表示部と、前記羽根車と前記伝達部と
    前記表示部とを収納し前記羽根車を回転させる水流の流
    入口と吐水口とを備えたケーシングとにより構成され、
    前記表示部は前記ろ過部の脱着方向に移動可能な構造と
    することで、前記ろ過部の取外しに伴って前記表示部は
    前記伝達部との連動解除と、連動解除後に前記表示部の
    表示状態を帰零させる帰零手段を備え、前記第1の歯車
    と前記第2の歯車が前記ろ過部の脱着方向に対して垂直
    に配置されたことを特徴とする請求項1記載の浄水器。
  3. 【請求項3】前記積算流量計は前記ろ過部を通過する水
    流によって回転可能な羽根車と、前記羽根車の回転を減
    速し伝達する第1の歯車を備えた伝達部と、前記伝達部
    の第1の歯車に連結する第2の歯車を備え前記ろ過部の
    通水量を表示する表示部と、前記表示部を回転自在に収
    納するスライド部と、前記羽根車と前記伝達部とを収納
    する内ケーシング部と、前記スライド部と前記内ケーシ
    ング部とを収納し前記羽根車を回転させる水流の流入口
    と吐水口とを備えたケーシングとを備え、前記スライド
    部は前記ろ過部の脱着方向に移動可能な構造とすること
    で、前記ろ過部の取外しに伴って前記表示部は前記伝達
    部との連動解除と、連動解除後に前記表示部の表示状態
    を帰零させる帰零手段を備え、前記内ケーシング部が前
    記スライド部に合わせて移動可能な構成であることを特
    徴とする請求項1記載の浄水器。
  4. 【請求項4】前記積算流量計は前記ろ過部を通過する水
    流によって回転可能な羽根車と、前記羽根車の回転を減
    速し伝達する第1の歯車を備えた伝達部と、前記伝達部
    の第1の歯車に連結する第2の歯車を備え前記ろ過部の
    通水量を表示する表示部と、前記表示部を回転自在に収
    納するスライド部と、前記羽根車と前記伝達部とを収納
    する内ケーシング部と、前記スライド部と前記内ケーシ
    ング部とを収納し前記羽根車を回転させる水流の流入口
    と吐水口とを備えたケーシングとを備え、前記スライド
    部は前記ろ過部の脱着方向に移動可能な構造とすること
    で、前記ろ過部の取外しに伴って前記表示部は前記伝達
    部との連動解除と、連動解除後に前記表示部の表示状態
    を帰零させる帰零手段を備え、前記内ケーシングと前記
    ケーシングとの間にスプリングを配設し、前記内ケーシ
    ング部が前記スライド部に合わせて移動可能な構成であ
    ることを特徴とする請求項1記載の浄水器。
  5. 【請求項5】前記積算流量計はろ過部を通過する水流に
    よって回転可能な羽根車と、前記羽根車の回転を減速し
    伝達する伝達部と、前記伝達部に連結しろ過部の通水量
    を表示する表示部と、前記表示部を回転自在に収納する
    スライド部と、前記羽根車と前記伝達部とを収納する内
    ケーシング部と、前記スライド部と前記内ケーシング部
    とを収納し前記羽根車を回転させる水流の流入口と吐水
    口とを備えたケーシングとを備え、前記スライド部は前
    記ろ過部の脱着方向に沿う方向に凸部または凹部を備
    え、前記ケーシング部は前記スライド部の凸部または凹
    部に嵌め合う凹部または凸部を備え、前記ろ過部の取外
    しに伴って前記スライド部は凸部または凹部に沿って移
    動し、前記表示部は前記伝達部との連動解除と、連動解
    除後に前記表示部の表示状態を帰零させる帰零手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の浄水器。
  6. 【請求項6】前記スライド部は前記ろ過部の脱着方向に
    沿う方向に凸部または凹部を備え、前記ケーシング部と
    前記内ケーシング部とは前記スライド部の凸部または凹
    部に嵌め合う凹部または凸部を備えたことを特徴とする
    請求項5記載の浄水器。
  7. 【請求項7】前記積算流量計は前記ろ過部を通過する水
    流によって回転可能な羽根車と、前記羽根車の回転を減
    速し伝達する伝達部と、前記伝達部に連結し前記ろ過部
    の通水量を表示するとともに回転軸を有する表示部と、
    前記表示部を回転自在に収納するスライド部と、前記羽
    根車と前記伝達部とを収納する内ケーシング部と、前記
    スライド部と前記内ケーシング部とを収納し前記羽根車
    を回転させる水流の流入口と吐水口とを備えたケーシン
    グとを備え、前記ケーシングは前記表示部の前記回転軸
    の位置を規制する凹部を少なくとも一ヶ所有し、前記ろ
    過部の取外しに伴って前記スライド部は前記回転軸の位
    置を規制する凹部に沿って移動し、前記表示部は前記伝
    達部との連動解除と、連動解除後に前記表示部の表示状
    態を帰零させる帰零手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の浄水器。
  8. 【請求項8】前記表示部の前記回転軸の位置を規制する
    凹部を前記ケーシングと前記内ケーシング部とに備えた
    ことを特徴とする請求項7記載の浄水器。
  9. 【請求項9】前記積算流量計は前記ろ過部を通過する水
    流によって回転可能な羽根車と、前記羽根車の回転を減
    速し伝達する第1の歯車を備えた伝達部と、前記伝達部
    の第1の歯車に連結する第2の歯車を備え前記ろ過部の
    通水量を表示する表示部と、前記表示部の回転軸を回転
    自在に収納するスライド部と、前記羽根車と前記伝達部
    とを収納する内ケーシング部と、前記スライド部と前記
    内ケーシング部とを収納し前記羽根車を回転させる水流
    の流入口と吐水口とを備えたケーシングとを備え、前記
    表示部は前記ろ過部の脱着方向に移動可能な構造とする
    ことで、前記ろ過部の取外しに伴って前記表示部は前記
    伝達部との連動解除と、連動解除後に前記表示部の表示
    状態を帰零させる帰零手段を備え、前記第1の歯車の回
    転軸と前記第2の歯車の回転軸が前記ろ過部の脱着方向
    に対して上下関係に配置され、前記ケーシングに設けら
    れた前記表示部の前記回転軸の位置を規制する凹部は前
    記ろ過部の脱着時の移動方向に沿って延在するとともに
    一部傾斜していることを特徴とする請求項1記載の浄水
    器。
  10. 【請求項10】前記表示部の前記回転軸の位置を規制す
    る凹部を前記ケーシングと前記内ケーシング部とに備え
    たことを特徴とする請求項9記載の浄水器。
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