JP4158278B2 - 浄水器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浄水器の通水路中に配置され、通路中を流れる水流により回転する羽根車の回転を利用してろ過水の積算通水量を表示する浄水器において、表示状態の安定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、飲用水への関心が高まり、各家庭や職場においても水道水などをろ過する浄水器の普及が著しい。特に水質の悪化、通水管の老朽化等で濁度、残留塩素以外にもトリハロメタン等人体に有害な物質が多少なりとも含有されているのが実態である。このような状況の中、ろ材交換の判断基準としては、顧客が購入時期、使用開始時期を目安とするか、ろ材の目詰りによる浄水吐水量の減少を目安とするか、また浄水吐水量の変位による瞬時流量を表示する浄水器により瞬時流量を目安とする判断を行っているのが実状である。そこで浄水器内を通水する流量を測定、表示する方法として実開平3−26390公報に開示されており、図19は、従来の浄水器の概略図で、図19に示すように、カートリッジ型フィルタ51、外箱52、翼車作動水路53、流量計54、指針55、水吐出口56、翼車59により構成されている。この構成による動作は、原水は翼車作動水路53より導入され、水流にて翼車59を回転させた上で、カートリッジ型フィルタ51により不純物等を取り除かれることでろ過水となり、水吐出口56より吐出する。また翼車59の回転は流量計54内の複数の連続した歯車を回転させることで減速され、最終的に指針55を回転させる。指針55の回転移動量確認できるように外箱52の一部が透明板52aとなっていることによりカートリッジ型フィルタ51の寿命を判断できる構成となっている。また、カートリッジ型フィルタ51の交換において、カートリッジ型フィルタ51を外した時に、指針55を手で回動させ始動位置に合わせることによる帰零動作を行うことができ、これにより交換後のカートリッジ型フィルタ51の寿命の判断ができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の浄水器の帰零動作は使用者がろ過部の交換時に故意に動作を行うことが必要であるため、帰零動作を行わなかった場合には、ろ過部の交換時期を正しく表示できないという問題がある。
【0004】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、比較的簡単な機械的構造により積算流量計の帰零動作をろ過部の交換時に自動的に行い、さらに交換前後において積算流量計の表示状態が正確な構造とした浄水器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の浄水器においては、 供給された原水をそのまま吐水する原水流路と原水をろ過して吐水する浄水路のいずれかに接続する水スイッチと、原水の不純物等を除去するろ過部と、該ろ過部を通過する水量を測定する測定部と該測定部の測定結果を表示する表示部とを備える積算流量計と、前記水スイッチと前記積算流量計の一部または全部を収容する本体カバーとを備え、前記ろ過部は積算流量計に対して脱着自在であり、脱着を行うことで前記積算流量計の表示が帰零する帰零手段を備えた浄水器であって、
積算流量計は、ろ過部を通過する水流によって回転可能な羽根車と、羽根車の回転を減速し伝達する第1の歯車を備えた伝達部と、伝達部の第1の歯車に連結する第2の歯車を備え前記ろ過部の通水量を表示する表示部と、該表示部を回転自在に収納するスライド部と、羽根車と伝達部とを収納する内ケーシング部と、スライド部と内ケーシング部を収納し羽根車を回転させる水流の流入口と吐水口とを備えたケーシングを備え、
前記伝達部の第1の歯車と表示部の第2の歯車をろ過部の脱着方向に沿って並べて配置し、
前記帰零手段は、ろ過部の取外しに伴ってスライド部をろ過部の脱着方向に表示部と共に移動させる第1スプリングと、前記ろ過部の取外しに伴って移動するスライド部に合わせて前記内ケーシング部を移動させる第2スプリングと、表示部の表示状態を帰零させる帰零リブとを備え、前記第1スプリングは、第2スプリングによる内ケーシングの移動が終了した後にさらに前記スライド部を表示部と共に移動させて表示部の第2の歯車と伝達部の第1の歯車との連結を解除するためのものであり、前記帰零リブは、表示部と伝達部の連結解除後に回転がどこにも制限されなくなった表示部が有するカムに接触して表示部の表示状態を帰零させるためのものであり、
ろ過部の取付けに伴ってスライド部が表示部と共に前記ろ過部の取外し時とは逆方向に移動して表示部と伝達部とを連結するものであって、ろ過部を積算流量計に取り付けた状態で、表示部の第2の歯車により伝達部の第1の歯車を前記スプリングの付勢力に抗して押圧するものである。
【0006】
この発明によれば、ろ過部に伴う表示部の歯車の安定位置に対して伝達機構の歯車が適切な配置とできることで、ろ過部の取付時の誤差を吸収することができるという作用を有し、ろ過部の脱着前後において表示部と伝達機構の連結を安定させることができ、ろ過部の脱着による自動的な帰零動作と表示の正確な積算流量計を備えた浄水器が得られる。
【0007】
【発明の実施形態】
以下本発明の実施の形態及び参考例1〜4について図1〜18を用いて説明する。
【0008】
参考例1
図1は本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の概略平面断面図で、図2は本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の概略正面断面図で、図3は本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の概略平面断面図で、図4は本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の概略側面断面図で、図5は本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の概略正面断面図で、図6は本発明の参考例1、2、4における浄水器の表示部とスライド部の詳細図で、図7は本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図で、図8は本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図で、図1〜図5浄水器の概略図に関するものであり、図6〜8浄水器の帰零にかかる構成図に関するものである。
【0009】
本発明の浄水器は原水をそのまま吐水する原水流路と原水をろ過して吐水する浄水路のいずれかに選択的に接続する水スイッチ1と、原水の不純物等を除去する活性炭やセラミック等のろ材や樹脂膜等を備えた浄水カートリッジ2と、浄水カートリッジ2を通過する水量を測定、表示する積算流量計3と、原水を吐水する原水吐水口22と、浄水を吐水する浄水吐水口20とにより構成され、浄水カートリッジ2は積算流量計3と脱着可能である。
【0010】
積算流量計3は浄水カートリッジ2より吐出した水流によって回転可能な羽根車5と、羽根車5と一体であり羽根車5の回転を伝える羽根歯車5aと、羽根歯車5aより伝わった回転を減速させる伝達機構である連続した7枚の歯車6と、歯車6の最終段の歯車である最終歯車6cと、最終歯車6cにより伝えられた動力により回転する表示歯車7aを備えた表示部7と、表示部7を収容し浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aに接触しており浄水カートリッジ2の脱着時には浄水カートリッジ2と同方向に変位を行うスライド部4と、スライド部4の浄水カートリッジ2方向への変位を行わせる付勢体であるスプリング9と、羽根車5、歯車6、表示部7、スライド部4およびスプリング9を収納するケーシング8と、ケーシング8と浄水カートリッジ2の間に水通路を備え、浄水カートリッジ2が脱着可能に取付く連結管11と、水スイッチ1、ケーシング8および連結管11を収納する本体カバー10および水スイッチ1の切換えを行うレバー12により構成されている。
【0011】
また、羽根車5は羽根歯車5aを備え、6枚の羽根を持つ水車状の形状であり、7枚の歯車6は1枚に付き各々大小2個の歯車6a、6bを備え2本の軸に交互に取付くことで7枚の歯車が順次回転を伝える構成であり、7枚の歯車6の先頭には羽根車5が取付けられることで、羽根車5の回転を7枚の歯車6へ伝える構成である。さらに、羽根車5と7枚の歯車6は内ケーシング部13内に収められており、内ケーシング部13は羽根車5へ水流を導入する流入口13aと羽根車5を通過した水流を吐出する吐出口13bを備えている。
【0012】
図6は参考例1、2、4における浄水器の表示部とスライド部の詳細図であり、これを用いて表示部7とスライド部4の説明を行う。表示部7はポリプロピレン(以下「PP」という。)、ポリスチレン(以下「PS」という。)、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(以下「ABS」という。)、ポリアセタール(以下「POM」という。)等の樹脂にて形成され、表示部7の中心を中心とした表示歯車7aと、回転軸7cとを備え、また回転軸7cを中心として回転しカム動作を行うカム7bを表示部7と表示歯車7aの間に備えた構造であり、表示部7はスライド部4に収容され、回転軸7cにより回転可能状態に取付けられており、さらに表示部7の表面は文字や模様などが施されることで、その表面の文字や模様で積算流量計3の測定結果を表示する。カム7bは円形や卵型のなだらかな凹みの無い曲線形状で、回転中心から最も近い最近点と最も遠い最遠点は一ヶ所であり、最近点から最遠点までは徐々に増えていく形状である。また、表示部7はカム7bによる重心のズレを補正する円弧状の表示リブ7dを備えることで回転軸7cを中心とするバランスの取れた形状となっている。
【0013】
スライド部4は浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aと接触する円柱状部材4aと、1面の空いた箱状部材4eと、スプリング9と組合うスプリングバー4cを備えた形状であり、円柱状部材4aは浄水カートリッジ吐出口2aより吐出した浄水を通過させるスライド部通路4bを備え、箱状部材4eは表示部7を空いた面に回転軸7cだけを保持することで収納し、表示部7を収納した時に表示歯車7aと最終歯車6cが噛合うように側面を一部切欠いた切欠き部4dを備えた構造であり、切欠き部4dを通して表示歯車7aと7枚の歯車6の最終歯車6cが噛合っており、さらに切欠き部4dはスライド部4が移動しても最終歯車6cは無理なく納まっている程の大きさがある。また、回転軸7cは浄水カートリッジ吐出口2aと接する円柱状部材4aより上方で保持されている。さらにスライド部4のスプリングバー4cは浄水カートリッジ2の脱着状態に寄らず、スプリング9をケーシング8に押付け自由長より縮めている。
【0014】
図7は本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図であり、これを用いて以下帰零手段について説明する。ケーシング8は積算流量計3を通った水を吐水する浄水吐水口20(図4に示す)および一部に表示部7の状態を確認できる表示窓21を備え、表示窓21は表示部7を確認できる透明な材料で構成されており、また、スプリング9を保持するスプリング9より一回り大きいスプリング保持部24を備え、スライド部4が収納されている時はスライド部4のスプリングバー4cがスプリング保持部24にスプリング9と供に挿入されている構造であり、スライド部4の位置に寄らず一部または全部をスプリングバー4cはスプリング保持部24に挿入している。また、通常使用状態において、ケーシング8内は浄水にて満たされた状態である。
【0015】
スプリング9は最大限スライド部4が浄水カートリッジ2方向へ移動した場合でも自由長より圧縮された状態である。
【0016】
本体カバー10は表示窓21を突出させる本体切欠き部10aを備えている。
【0017】
連結管11は浄水カートリッジ2の脱着を行うネジ部を備えるとともに、水スイッチ1から流れてきた水を浄水カートリッジ2へ送る原水通路11a(図3に示す)と、浄水カートリッジ2を通った水がスライド部4のスライド通路4bを通過し積算流量計3へ流入する時に通る浄水通路11b(図3に示す)と、浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aとスライド部4の円柱状部材4aが挿入する浄水カートリッジ挿入口11cを備えている。さらにスライド部4の移動と合わせ表示部7が移動した時に表示部7のカム7bと接触する先端形状が斜めである帰零リブ23を備えている。帰零リブ23の厚みはカム7bと同等以下であり、その幅はカム7bとの接触時にカム7bの回転位置によらず接触できる幅があればよい。浄水カートリッジ挿入部11cに浄水カートリッジ吐出口2aはOリングを介して圧入されており、スライド部4の円柱状部材4aはスライド可能な所定隙間の関係にて挿入されている。
【0018】
なお、積算流量計を構成する部品は概ね樹脂を使用した構成でよく、表示部7は先に説明した通りであり、羽根車5、7枚の歯車6も同様である。スライド部4も同様であるが滑りのよいポリフェニレンサルファイド(以下「PPS」という。)も適しており、透明部材である表示窓21にはABS、メタクリル樹脂等が適している。ケーシング8はABSで良いが表示窓21と一体化にて成形する場合は透明部材となる。
【0019】
ここで、浄水カートリッジ2の交換時期を表示するに当たり、例えば浄水カートリッジ2の寿命を4000リットルとし通常毎分2リットルの浄水を使用する場合、羽根車5の回転数を毎分700回転に調整すると、羽根歯車5aと7枚の歯車6と表示歯車7aによる減速比を280万分の1と構成することで表示部7は浄水カートリッジ2の寿命時までに半周することとなる。そのため表示部7の表面には半周後には寿命表示とそれ以後には過寿命であることを表示するとよい。また浄水カートリッジ2が数種類存在する場合などは、それぞれの浄水カートリッジ2の寿命に応じた複数の表示を表示部7の表面に施すことでよい。また、表示として使用する表示部7の回転は半周に限定されないが一周を超える場合は注意が必要である。
【0020】
以上のように構成された浄水器の動作について説明する。
【0021】
水道水から給水された原水は水スイッチ1によって原水として吐出する場合と浄水カートリッジ2へ送られる場合とに分けられる。原水として吐出する場合はレバー12を原水に合わせることで、水スイッチ1より入った原水は本体を通り、原水吐水口22より吐出される。浄水カートリッジ2に送る場合は、レバー12を浄水に合わせることで、水スイッチ1を通過した原水は連結管11の原水通路11aを通って浄水カートリッジ2へ送られる。浄水カートリッジ2においては浄水カートリッジ2中の活性炭やセラミック等のろ材や樹脂膜等によって、サビや濁り、水道水中の残留塩素等を除去され、浄水カートリッジ吐出口2aより浄水として吐出される。吐出された浄水はスライド部4のスライド部通路4b、浄水通路11bを通過し積算流量計3を通って浄水吐水口20より吐水される。積算流量計3内部においては浄水通路11bを通過した水は内ケーシング部13の流入口13aより流入し、羽根車5を時計方向に回転させながら吐出口13bより吐出した後、浄水吐水口20より浄水として吐出する。
【0022】
ここで、浄水により回転させられた羽根車5は、一体となった羽根歯車5aを回転させる。その回転は伝達機構である7枚の歯車6の先頭の大歯車6aに伝えられ、一体となった小歯車6bを回転させ噛合った次の大歯車6aを回転させることを繰返して、順次残りの歯車6に減速しながら伝わっていく。そして、歯車6の最終段の最終歯車6cにより表示部7の表示歯車7aへと回転は伝えられる。表示歯車7aは表示部7と一体であるため表示部7も同様に回転を行う。本体カバー10は表示窓21を本体切欠き部10aより突出させることで、表示窓21から見える表示部7表面の文字や模様等により浄水の総通水量を表し、浄水カートリッジ2の交換時期を表示する。
【0023】
なお、羽根車5の形状は水車状の形状である必要はなく、浄水の所定流量時に所定の回転数にて回転を行う形状であればよい。伝達機構は7枚の歯車6に限らず、浄水カートリッジ2の交換時期に所定の位置まで表示部7が回転動作するものであればよい。表示部7の表示は浄水カートリッジ2の交換時期を表示する以外に、水道水中の総トリハロメタン等の化学物質除去率を指定の試験方法で確認した結果の表示や浄水カートリッジ2の交換時期までを複数の段階にて表示してもよい。
【0024】
なお、浄水カートリッジ2の交換時期を表示する方法としては、表示部7の表面に目印を設け本体カバー10の表示窓21周辺に目印に対応する表記を与えることでもよい。
【0025】
図6、図7と図8を用いて帰零時の動作について説明を行う。
【0026】
浄水カートリッジ2が取付いた状態において浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aは連結管11の浄水カートリッジ挿入口11cに圧入された状態でスライド部4の円柱状部材4aを押圧して、円柱状部材4cは浄水カートリッジ挿入口11cに一部を挿入した状態であり、浄水カートリッジ2の押圧力により箱状部材4eを通してスプリングバー4cが付勢体であるスプリング9をケーシング8のスプリング保持部24に押付け縮めており、スプリングバー4cとスプリング9は共にスプリング保持部24に挿入した状態で安定している。またこの状態において表示部7の表示歯車7aは7枚の歯車6の最終歯車6cとスライド部4の切欠き部4dを通して連結しており、羽根車5の回転は表示部7まで伝達されている。
【0027】
浄水器を使用する途中において表示部7により浄水カートリッジ2の交換時期を示された時に浄水カートリッジ2を連結管11より外す。この時、浄水カートリッジ2の変位と合わせスプリング9の復帰力に押されてスプリングバー4cを介しスライド部4の円柱状部材4aが浄水カートリッジ吐出口2aと接触したまま変位を行う。スライド部4と連動して表示部7も変位を行い、表示歯車7aと最終歯車6cの噛合い寸法よりスライド部4の移動量が増えると、表示歯車7aと最終歯車6cの噛合いは外れ、表示部7の回転はどこにも制限されないものとなる。その後変位が進むと表示部7のカム7bは帰零リブ23と接触した状態となるが、さらにスプリング9の復帰力により帰零リブ23へ押付けられる。そのためカム7bはその形状により、表示部7の回転位置がどこにあろうとも帰零リブ23に押付けられると一定の位置まで帰零リブ23の先端に接触しながら回転軸7cを中心に回転を行い、回転中心より最も距離の近い点において帰零リブ23が接触した状態で停止安定する。この状態の時が表示部7の基本の回転位置であり、この状態になった時にスライド部4も停止安定するが、まだスプリング9は自由長より縮んだ状態であり、ケーシング8のスプリング保持部24にはスプリング9とスプリングバー4cの一部が挿入された状態である。また、浄水カートリッジ2を取外すとケーシング8中の水が多少流れ出る。
【0028】
次に浄水カートリッジ2を取替え、連結管11に取付ける時はスライド部4と表示部7は浄水カートリッジ2を外す時と逆の移動を行うが、浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aはスライド部4の円柱状部材4aを押すことでスライド部4を移動させる。スライド部4はスプリングバー4cによりスプリング9をケーシング8のスプリング保持部24へ押し縮めながら移動を行う。また、スライド部4はスプリングバー4cの一部をスプリング保持部24に挿入していることと、連結管11の浄水カートリッジ挿入部11cに挿入している円柱状部材4aによる制限によりスムーズな直線移動を行う。ここで表示部7は表示リブ7dにより回転軸7cを中心としてバランスの取れた形状であるため、スライド部4の移動途中において表示部7が束縛されない状態になった時も表示部7は現状から回転することなく基本の回転位置のまま移動を行う。浄水カートリッジ2が完全に取付けられた時点ではスプリング9は最大限縮められており、スプリングバー4cと共にケーシング8のスプリング保持部24にそのほとんどを挿入した状態である。またこの時表示歯車7aは最終歯車6cと噛合い、表示部7の回転は7枚の歯車6を通じて羽根車5の回転で制御されることとなる。またこの時の表示部7は初期の位置を示す表示を行い、帰零動作が終了となる。
【0029】
なお、カム7bは最近点と最遠点が一ヶ所に限らず、表示部7の浄水カートリッジ2寿命時までの回転量が半分未満であれば2ヶ所持ってもよい。同様に複数あってもよい。また、帰零リブ23と最終的に接触する点は曲線でなく直線であってもよい。
【0030】
なお、表示部7の表示リブ7dの形状は表示部7を回転軸7cを中心としたバランスのとれた構成とする形状であればよい。なお、帰零リブ23は先端が斜めの形状であるが形状にとらわれることなくカム7bを基本の位置まで回転させる形状であればよい。
【0031】
図7は、参考例1における浄水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図で、図8は、参考例1における浄水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図であり、この図を使用して表示状態を安定させる安定手段について説明を行う。
【0032】
表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車6cは浄水カートリッジ2の移動方向に対して垂直な配置関係である。
【0033】
この構成による浄水器において、浄水カートリッジ2の取外し動作時には浄水カートリッジ2の動作に伴ってスライド部4がスプリングバー4cをスプリング9の復元力により浄水カートリッジ2方向へ移動する。スライド部4に収納された表示部7も同様に移動するが、表示歯車7aと最終歯車6cが噛合っている間は表示歯車7aは最終歯車6cに沿って回転を行い、噛合いが外れた後はそのまま帰零リブ23まで移動を行い帰零リブ23にて帰零動作を行われる。
【0034】
浄水カートリッジ2の取付時には浄水カートリッジ吐出口2aにより押圧された円柱状部材4aによりスライド部4は移動を行う。スライド部4の移動は円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリング保持部24により制限された移動を行い、浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aの挿入量に応じてスライド部4は移動することとなる。スライド部4に収納された表示部7の表示歯車7aは浄水カートリッジ2が完全に取付く前に複数の歯車6の最終歯車6cと噛合いを行う。さらに浄水カートリッジ吐出口2aが挿入されると表示歯車7aは最終歯車6cに沿って回転を行い、浄水カートリッジ2を完全に取付けた時に表示歯車7aは安定することで表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車6cとの連結を完了し、表示部7の表示状態は初期状態を表示する。表示歯車7aと最終歯車6cは移動方向に対して垂直な配置関係であるため、噛合いはゆとりを持った構成となり、浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aの寸法誤差や浄水カートリッジ2の取付部の寸法誤差、取付量不足によりスライド部4が理想とする位置よりずれた位置で停止した時でも表示歯車7aと最終歯車6cの連結は行われ表示部7の表示状態を適切なものとすることができる。
【0035】
(実施の形態
図9は本発明の実施の形態における浄水器の概略平面断面図で、図10は本発明の実施の形態における浄水器の概略側面断面図で、図11は本発明の実施の形態における浄水器の概略正面断面図で、図12は本発明の実施の形態参考例3における浄水器の表示部とスライド部の詳細図であり、この図を用いてろ過部の取付時の誤差を吸収する手段であり、表示状態を安定させる安定手段について説明を行う。
【0036】
複数の歯車6と羽根車5は2本の軸32、33を持ち、内ケーシング部13に軸32、33の両端を保持された状態で複数の歯車6と羽根車5は内ケーシング部13に収納された構成であり、表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車6cは浄水カートリッジ2の移動方向軸上に配されている。内ケーシング部13は羽根車5と複数の歯車6を収納した一個のブロックとなった上で、円すい状の第2スプリング29によりケーシング8から一部離れた状態であり、第2スプリング29の伸縮方向に移動可能状態でケーシング8に収納されている。また浄水カートリッジ2によって位置を規定されたスライド部4に収納された表示部7の表示歯車7aは最終歯車6cに対して力を加えており、最終歯車6cは加えられた力を軸32から内ケーシング部13を通して第2スプリング29へと伝え、第2スプリング29は加えられた力が蓄積させた状態で縮んだ状態であり、この状態で表示部7、羽根車5、複数の歯車6、内ケーシング部13は安定している。また、表示部7は表示歯車7aをスライド部4の箱状部材4eより突出した状態で取付いている。
【0037】
このような構成において浄水カートリッジ2の脱着時の動作を説明する。
【0038】
浄水カートリッジ2の取外し時にはスプリング9(第1スプリング)の弾性力によりスライド部4は円柱状部材4aと浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aが接触したまま同方向に移動する。スライド部4に収納された表示部7も移動を行い表示部7の一部である表示歯車7aは最終歯車6cから離れようとする。最終歯車6cは第2スプリング29により表示歯車7aを追いかける動作を行う。最終歯車6cの移動は内ケーシング部13と連結管11が接触することで終了し、それ以上表示歯車7aが移動することで表示歯車7aと最終歯車6cの連結は外れる。浄水カートリッジ2を外した状態では表示部7は帰零リブ23により一定の位置まで回転後静止状態となる。次に浄水カートリッジ2を取付ける時は浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aに円柱状部材4aが押圧されてスライド部4、表示部7が移動を行いスプリングバー4cがスプリング9をスプリング保持部24に押付けて縮め、移動が進むと表示歯車7aは最終歯車6cと噛合う。さらに移動が進むと表示歯車7aは最終歯車6cを押圧することで、最終歯車6cは軸32を通じて内ケーシング部13に接触している第2スプリング29を押し縮め、内ケーシング部13、軸32、最終歯車6cは移動を行い表示歯車7aと最終歯車6cは適度に圧のかかった噛合い状態となり、表示部7の状態は初期状態となる。また、表示歯車7aと最終歯車6cの噛合いの位置関係はゆとりを持った構成となり、浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aの寸法誤差や浄水カートリッジ2の取付部の寸法誤差、取付量不足等によりスライド部4が理想とする位置よりずれた位置で停止した時でも表示歯車7aと最終歯車6cの連結は行われ表示部7の表示状態を適切なものとすることができる。
【0039】
参考例2
図13は参考例2における浄水器の概略正面断面図で、図14は参考例2における浄水器のスライド部の詳細図であり、この図を使用してスライド部の移動状態安定手段であり、表示状態を安定させる安定手段について説明を行う。
【0040】
スライド部4は箱状部材4eの両面に浄水カートリッジ2の動作に伴って移動する方向と同方向に伸びる第1リブ4fと第2リブ4gを備え、スライド部4が接する内ケーシング部13の一面には第1リブ4fと対応する二本の第3リブ27を備え、スライド部4の接するケーシング8の一面には第2リブ4gを収納するケーシング凹部28を備えている構造であり、二本の第3リブ27の間に第1リブ4fが納まっている関係である。第3リブ27、ケーシング凹部28は第1リブ4f、第2リブ4gと同方向に伸びた形状である。第1リブ4f、第2リブ4g、第3リブ27、ケーシング凹部28はの太さ、高さ、深さはスライド部4がどのように動いても外れない関係である。
【0041】
以上の構造においてスライド部4の動作を説明すると、浄水カートリッジ2の取外し時において、スライド部4は円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリング保持部24により直線運動を行うが、同時に第1リブ4fは第3リブ27と擦れながら、第2リブ4gはケーシング凹部28と擦れながら移動を行う。
【0042】
浄水カートリッジ2の取付時には浄水カートリッジ吐出口2aにより押圧された円柱状部材4aによりスライド部4は移動を行う。スライド部4の移動は円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリング保持部24により制限された移動を行うが、円柱状部材4aは移動するにしたがって浄水カートリッジ挿入部11cとのかかりが浅くなり、スプリングバー4cとスプリング保持部28はスプリング9の伸び縮みの関係上ある程度隙間のある関係であるため、移動するに従い理想的な軌道から外れそうになるスライド部4を第1リブ4f、第2リブ4g、第3リブ27、ケーシング凹部28により安定した状態で理想的な直線軌道を移動する。浄水カートリッジ2を完全に取付けた時にはスライド部4は表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車6cとの連結を完了し、表示部7の表示状態は初期状態を表示する。
【0043】
なお、スライド部4には両側に各一本リブを備えているが、一本に限定されることはなく、また両側ではなく片側でもよい。また、第三リブ28は内ケーシング部13に備えられているが内ケーシング部13と同様の機能をケーシング8に備えることでもよい。また、各リブの形状は長い凸状であるが、短い凸状や突起を直線に複数配することでもよい。
【0044】
参考例3
図12は参考例3における浄水器の表示部とスライド部の詳細図で、図15は参考例3における浄水器の概略平面断面図で、図16は参考例3における浄水器の凹部詳細図であり、この図を用いて表示部位置規制手段であり、表示状態を安定させる安定手段について説明を行う。
【0045】
羽根車5と伝達機構である複数の歯車6を収納する内ケーシング部13を備えた浄水器において、内ケーシング部13はスライド部が接触する面に表示部7の一方の回転軸7cを受け持つ第1凹部30を備え、またケーシング8はスライド部7が接触する面に表示部7の他方の回転軸7cを受け持つ第2凹部31を備えている。第1凹部30、第2凹部31共に浄水カートリッジ2の移動方向と同方向に伸びた直線形状をしている。そのため、表示部7は第1凹部30、第2凹部31により浄水カートリッジ2の脱着時の移動方向以外の方向に関して制限された構成となっている。また、表示部7は表示歯車7aをスライド部4の箱状部材4eより突出した状態で取付いており、表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車6cとはスライド部4の移動方向に対して水平な配置関係である。
【0046】
この構成の浄水器において、浄水カートリッジ2の取外し時にはスプリング9の弾性力によりスライド部4は円柱状部材4aと浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aが接触したまま同方向に移動する。スライド部4の動作に合せ表示部7も移動を行い、表示部7は回転軸7cが取付いているスライド部7の箱状部材4eにより移動方向を与えられ、第1凹部30、第2凹部31により規定された軌道を移動することとなる。表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車6cの噛合いは表示部7の移動により外れ、さらに移動が進むことで表示部7は一体となったカム7bを帰零リブ23へ接触させることで、表示部7の帰零動作が行われる。
【0047】
浄水カートリッジ2の取付時には浄水カートリッジ吐出口2aにより押圧された円柱状部材4aによりスライド部4は移動を行う。スライド部4の移動は円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリング保持部24により制限された移動を行うが、円柱状部材4aは移動するにしたがって浄水カートリッジ挿入部11cとのかかりが浅くなり、スプリングバー4cとスプリング保持部28はスプリング9の伸び縮みの関係上ある程度隙間のある関係であるため、移動するに従い理想的な軌道から外れるとしても表示部7は回転軸7cの取付いている第1凹部30、第2凹部31に沿った動きを行う。複数の歯車6は内ケーシング部13内に収納されており、最終歯車6cと第1凹部30の位置関係は固定されているため、最終歯車6cと第1凹部30に沿って移動してくる表示部7の表示歯車7aは位置関係がずれることことなく噛合うこととなる。またケーシング8に内ケーシング部13は収納されておりケーシング8と内ケーシング部13の位置関係は取り易いため、ケーシング8の第2凹部31は第1凹部30に対して同等か少し余裕を持った構造とすることで表示部7の移動を妨げることなく、表示歯車7aと最終歯車6cは噛合いを行い表示状態を適切なものとすることができる。
【0048】
なお、表示歯車7aと最終歯車6cの位置関係は浄水カートリッジ2の移動方向と同方向に限らず、どのような配置関係でもよい。その時の表示部7とスライド部4の形状は図6記載の形状を使用してもよい。
【0049】
参考例4
図17は参考例4における浄水器の概略平面断面図で、図18は参考例4における浄水器の凹部詳細図であり、この図を使用して表示部の表示位置規定手段であり、表示状態を安定させる安定手段について説明を行う。
【0050】
羽根車5と伝達機構である複数の歯車6を収納する内ケーシング部13を備えた浄水器において、内ケーシング部13は複数の歯車6の最終歯車6cが配置された面に表示部7の一方の回転軸7cを受け持つ傾斜を持った第1凹部30を備え、またケーシング8は表示部7の他方の回転軸7cを受け持つ傾斜を持った第2凹部31を備えており、傾斜の状態は表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車6cの連結の断続を行うことのできる段差である。そのため、表示部7は第1凹部30、第2凹部31により浄水カートリッジ2の脱着時の移動方向以外の方向に関して制御された構成であり、浄水カートリッジ2の移動距離が表示歯車7aと最終歯車6cの関係に対して短くとも十分噛合いを断続できる構成である。また、表示部7の表示歯車7aと複数の歯車6の最終歯車6cの位置関係は浄水カートリッジ2の移動方向に対して垂直な関係である。
【0051】
浄水カートリッジ2の取外し時にはスプリング9の弾性力によりスライド部4は円柱状部材4aと浄水カートリッジ2の浄水カートリッジ吐出口2aが接触したまま同方向に移動する。スライド部4の動作に合せ表示部7も移動を行い、表示部7は回転軸7cが取付いているスライド部7の箱状部材4eにより移動方向を与えられ、第1凹部30、第2凹部31により規定された軌道を移動する。表示部7は第1凹部30、第2凹部31の傾斜する部分を通過することで表示歯車7aが複数の歯車6の最終歯車6cより外れる。さらに移動が進むことで表示部7は一体となったカム7bを帰零リブ23へ接触させることで、表示部7の帰零動作が行われる。
【0052】
浄水カートリッジ2の取付時には浄水カートリッジ吐出口2aにより押圧された円柱状部材4aによりスライド部4は移動を行う。スライド部4の移動は円柱状部材4aと連結管11の浄水カートリッジ挿入部11c、スプリングバー4cとケーシング8のスプリング保持部24により制限された移動を行うが、円柱状部材4aは移動するにしたがって浄水カートリッジ挿入部11cとのかかりが浅くなり、スプリングバー4cとスプリング保持部28はスプリング9の伸び縮みの関係上ある程度隙間のある関係であるため、移動するに従い理想的な軌道から外れるとしても表示部7は回転軸7cの取付いている第1凹部30、第2凹部31に沿った動きを行う。複数の歯車6は内ケーシング部13内に収納されており、最終歯車6cと第1凹部30の位置関係は固定されているため、最終歯車6cと第1凹部30に沿って移動してくる表示部7の表示歯車7aは位置関係がずれることことなく噛合うこととなる。またケーシング8に内ケーシング部13は収納されておりケーシング8と内ケーシング部13の位置関係は取り易いため、ケーシング8の第2凹部31は第1凹部30に対して同等か少し余裕を持った構造とすることで表示部7の移動を妨げることなく表示歯車7aと最終歯車6cは噛合う。また、表示部7の回転軸7cが第1凹部30、第2凹部31の傾斜部分を通過することで表示歯車7aと最終歯車6cの噛合いが起こるため、浄水カートリッジ2の取付け時のスライド部4の移動距離が短い場合でも傾斜部を通過する構成とすることで表示部7と複数の歯車6の連結を行うことができ表示状態を適切なものとすることができる。
【0053】
なお、表示歯車7aと最終歯車6cの位置関係は浄水カートリッジ2の移動方向と垂直な配置に限らず、各凹部の傾斜状態と直線関係ができる斜めの配置関係でもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明は、簡単な機械的構造により、ろ材を通過した流量を測定、表示する積算流量計を備え、ろ過部の交換時に表示状態を自動的に帰零する帰零手段を備え、帰零動作が行える構造とした浄水器であるから、ろ過部の交換を行った後でも特別な動作を必要とせず表示部が帰零できる
【0055】
また、伝達機構を収納した内ケーシング部を表示部の移動に合わせて変位する構造とした浄水器であるから、ろ過部の取付時に表示部と伝達機構の連結を柔軟なものとし、ろ過部の寸法誤差や取付誤差を吸収することで表示状態を適切なものとでき、使用者に対し的確にろ材の交換時期を知らしめることができるという効果が得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の概略平面断面図
【図2】 本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の概略正面断面図
【図3】 本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の概略平面断面図
【図4】 本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の概略側面断面図
【図5】 本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の概略正面断面図
【図6】 本発明の参考例1、2、4における浄水器の表示部とスライド部の詳細図
【図7】 本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図
【図8】 本発明の実施の形態及び参考例1〜4における浄水器の積算流量計の帰零に関する概略側面断面図
【図9】 本発明の実施の形態における浄水器の概略平面断面図
【図10】 本発明の実施の形態における浄水器の概略側面断面図
【図11】 本発明の実施の形態における浄水器の概略正面断面図
【図12】本発明の実施の形態参考例3における浄水器の表示部とスライド部の詳細図
【図13】 参考例2における浄水器の概略正面断面図
【図14】 参考例2における浄水器のスライド部の詳細図
【図15】 参考例3における浄水器の概略平面断面図
【図16】 参考例3における浄水器の凹部詳細図
【図17】 参考例4における浄水器の概略平面断面図
【図18】 参考例4における浄水器の凹部詳細図
【図19】 従来の浄水器の概略図
【符号の説明】
1 水スイッチ
2 浄水カートリッジ
2a 浄水カートリッジ吐出口
3 積算流量計
4 スライド部
4a 円柱状部材
4b スライド通路
4c スプリングバー
4d 切欠き部
4e 箱状部材
4f 第1リブ
4g 第2リブ
5 羽根車
5a 羽根歯車
6 複数の歯車
6a 大歯車
6b 小歯車
6c 最終歯車
7 表示部
7a 表示歯車
7b カム
7c 回転軸
8 ケーシング
9 スプリング
10 本体カバー
10a 本体切欠き部
11 連結管
11a 原水通路
11b 浄水通路
11c 浄水カートリッジ挿入口
12 レバー
13 内ケーシング部
13a 流入口
13b 吐出口
20 浄水吐水口
21 表示窓
22 原水吐出口
23 帰零リブ
24 スプリング保持部
27 第3リブ
28 ケーシング凹部
29 第2スプリング
30 第1凹部
31 第2凹部
32、33 軸
51 カートリッジ型フィルタ
52 外箱
52a 透明板
53 翼車作動水路
54 流量計
55 指針
56 水吐出口
59 翼車

Claims (1)

  1. 供給された原水をそのまま吐水する原水流路と原水をろ過して吐水する浄水路のいずれかに接続する水スイッチと、原水の不純物等を除去するろ過部と、該ろ過部を通過する水量を測定する測定部と該測定部の測定結果を表示する表示部とを備える積算流量計と、前記水スイッチと前記積算流量計の一部または全部を収容する本体カバーとを備え、前記ろ過部は積算流量計に対して脱着自在であり、脱着を行うことで前記積算流量計の表示が帰零する帰零手段を備えた浄水器であって、
    積算流量計は、ろ過部を通過する水流によって回転可能な羽根車と、羽根車の回転を減速し伝達する第1の歯車を備えた伝達部と、伝達部の第1の歯車に連結する第2の歯車を備え前記ろ過部の通水量を表示する表示部と、該表示部を回転自在に収納するスライド部と、羽根車と伝達部とを収納する内ケーシング部と、スライド部と内ケーシング部を収納し羽根車を回転させる水流の流入口と吐水口とを備えたケーシングを備え、
    前記伝達部の第1の歯車と表示部の第2の歯車をろ過部の脱着方向に沿って並べて配置し、
    前記帰零手段は、ろ過部の取外しに伴ってスライド部をろ過部の脱着方向に表示部と共に移動させる第1スプリングと、前記ろ過部の取外しに伴って移動するスライド部に合わせて前記内ケーシング部を移動させる第2スプリングと、表示部の表示状態を帰零させる帰零リブとを備え、前記第1スプリングは、第2スプリングによる内ケーシングの移動が終了した後にさらに前記スライド部を表示部と共に移動させて表示部の第2の歯車と伝達部の第1の歯車との連結を解除するためのものであり、前記帰零リブは、表示部と伝達部の連結解除後に回転がどこにも制限されなくなった表示部が有するカムに接触して表示部の表示状態を帰零させるためのものであり、
    ろ過部の取付けに伴ってスライド部が表示部と共に前記ろ過部の取外し時とは逆方向に移動して表示部と伝達部とを連結するものであって、ろ過部を積算流量計に取り付けた状態で、表示部の第2の歯車により伝達部の第1の歯車を前記スプリングの付勢力に抗して押圧することを特徴とする浄水器。
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