JP2000308837A - プラスチック選別装置 - Google Patents

プラスチック選別装置

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JP2000308837A
JP2000308837A JP29752699A JP29752699A JP2000308837A JP 2000308837 A JP2000308837 A JP 2000308837A JP 29752699 A JP29752699 A JP 29752699A JP 29752699 A JP29752699 A JP 29752699A JP 2000308837 A JP2000308837 A JP 2000308837A
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rotating electrode
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 選別用静電場の電荷が弱いと、プラスチック
の分離回収が確実に行われないため、プラスチック片を
確実に分離回収しようとすると、強い選別用静電場が必
要となる。このため、高電圧電極に非常に高い電圧を印
加しなければならず、印加する電圧に応じた高電圧電極
が必要になっていた。 【解決手段】 プラスチック片1a,1bを攪拌する摩
擦帯電装置2の下方に上方の第一静電分離部10と、下
方の第二静電分離部12とを備え、第一静電分離部10
は、第一ドラム電極13と、第一ドラム電極13に対向
して配される第一対向電極15とを備え、第二静電分離
部12は、第二ドラム電極17と、第二ドラム電極17
に対向して配置され第二対向電極18とを備え、プラス
チック片1a,1bを複数回に亘って分離させること
で、その極性・帯電量に応じて確実に分離して回収する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック片か
らなる被選別粉砕ごみを種類ごとに選別するためのプラ
スチック選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ごみのリサイクル化が急速に推進
されつつあるなかで、粉砕されたプラスチック片を選別
する技術として、図5に示すようなプラスチック選別装
置がある。このプラスチック選別装置は、複数種のプラ
スチック片1を投入するホッパ2と、このホッパ2の下
方に配置されてプラスチック片1同士を攪拌することに
よりプラスチック片1毎の極性・帯電量に帯電させるた
めの摩擦帯電装置3と、この摩擦帯電装置3の下方に配
置されて、帯電したプラスチック片1を極性・帯電量に
応じて分離するための静電分離部Zとから構成されてい
る。
【0003】このプラスチック選別装置において、プラ
スチック片1をホッパ2へ投入すると、これがホッパ2
から摩擦帯電装置3へ投入され、攪拌されてプラスチッ
ク片1毎の極性・帯電量に摩擦帯電され、その後、静電
分離部Zに落下して高電圧電極6と金属ドラム電極5と
の間に形成される選別用静電場を通り、極性・帯電量毎
に別々の容器8,9に回収される。
【0004】ところで、プラスチック製品原料として消
費されるプラスチック類は、メタクリル樹脂[アクリル
樹脂](以下「PMMA」と称する)、ポリエチレン系
樹脂(以下「PE」と称する)、ポリプロピレン系樹脂
(以下「PP」と称する)、塩化ビニル系樹脂(以下
「PVC」と称する)が全体の約80%を占めている。
なお、所謂ペットボトルとして使用されるポリエチレン
テレフタラート樹脂(以下「PET」と称する)も独自
に収拾されつつある。
【0005】そして、これらの樹脂をリサイクルする場
合には、樹脂の種類ごとに分別することが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記プラス
チック選別装置では、摩擦帯電装置3においてプラスチ
ック1を攪拌することで所定の極性・帯電量に摩擦帯電
されてプラスチック1に応じた帯電列となり、容器8,
9に種類別に回収されるものである。そして、上記従来
の静電分離装置Zにおいて、必要とする純度・回収率に
応じて高電圧電極6の角度を変更することが考えられる
が、図6のグラフ図に示すように、純度を高めようとす
ると回収率は減少し、回収率を高めようとすると純度は
低下する傾向があることが分かっている。従って、プラ
スチック片1を材質別に回収しようとする場合、回収し
ようとするプラスチック片1において純度は99%以上
を達成できる場合であっても、プラスチック片1の回収
率が不十分であることがあった。
【0007】また、上記のように高電圧電極6が一個
で、これに印加する電圧が低すぎると、選別用静電場の
電荷が弱くなるため、ここを通過するプラスチック1の
分離回収が確実に行われないことがあった。このため、
プラスチック片1a,1bを第一分離容器8および第二
分離容器9に確実に分離回収しようとすると、高電圧電
極6によって強い選別用静電場が必要となる。そのため
には、高電圧電極6に非常に高い電圧を印加しなければ
ならず、従って、印加する電圧に応じた高電圧電極6が
必要になっていた。
【0008】ところで、PMMA,PE,PP,PVC
を摩擦帯電装置3によって摩擦帯電させると、(+)P
MMA−PE−PP−PVC(−)の帯電序列に沿った
電荷が付加される。そして、プラスチック片1の静電分
離は、上記のようにプラスチック片1の極性・帯電量と
選別用静電場を利用して分離されるものであり、プラス
チック片1の極性・帯電量によって選別用静電場中で発
生する軌跡の違いを生じさせて分離が行われるものであ
る。
【0009】ここで、例えば、帯電序列が近いPEとP
Pとを摩擦帯電させた場合、PEは(+)、PPは
(−)に帯電するものの、帯電量の差は小さい。従っ
て、プラスチック片1に帯電序列が近いものが混在して
いる場合は、上記従来のプラスチック選別装置で帯電量
ごとに静電分離を行っても高純度の選別は行えなかっ
た。そこで、本発明は上記課題を解決し得るプラスチッ
ク選別装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
手段は、粉砕された複数種のプラスチック片を攪拌して
摩擦帯電させるための摩擦帯電装置と、この摩擦帯電装
置の下方に配置されて帯電したプラスチック片をその極
性・帯電量に応じて静電分離して選別するための複数の
静電分離部が設けられ、各静電分離部が上方の静電分離
部と、この上方の静電分離部の下方にプラスチック片用
の案内路を介して配置された下方の静電分離部と、前記
各分離用空間の下方に、分離用空間を通過して分離され
たプラスチック片をその極性・帯電量に応じて別々に回
収するための回収部とを備え、上方の静電分離部および
下方の静電分離部は、それぞれ金属製の回転電極とこの
回転電極のプラスチック片の吸着面に所定距離を置いて
対向して配置される対向電極とを有し、これら各静電分
離部の回転電極に印加される極性と対向電極に印加され
る極性とが反対の極性とされている。
【0011】上記構成において、プラスチック片を摩擦
帯電装置に投入して摩擦帯電させ、プラスチック片の種
類に応じた極性・帯電量を付加させ、プラスチック片を
上方の静電分離部の回転電極に落下供給する。そうする
と、対向電極との間をプラスチック片が通過する際に、
摩擦帯電装置により所定の極性・帯電量に帯電したプラ
スチック片は、上方の回転電極に近い軌跡で落下し、帯
電量の多いプラスチック片は回転電極の吸着面に吸着さ
れ、回収される。また、上方の静電分離部で回収されな
かったプラスチック片はさらに下方に案内されて、下方
の回転電極に落下し、下方の回転電極の回転によって対
向電極の間を通過して下方の回転電極に近い軌跡で落下
し、帯電量の多いプラスチック片は下方の回転電極の吸
着面に吸着されて回収され、プラスチック片を極性・帯
電量ごとに正確に分離し回収する。
【0012】また、案内路に、プラスチック片を上方の
回収部と下方の回転電極とに分離するためのセパレータ
が配置された構成によれば、プラスチック片を摩擦帯電
装置に投入して摩擦帯電させ、プラスチック片の種類に
応じた極性・帯電量を付加させ、プラスチック片を上方
の静電分離部の回転電極に落下供給する。そうすると、
対向電極との間をプラスチック片が通過する際に、摩擦
帯電装置により所定の極性・帯電量に帯電したプラスチ
ック片は、上方の回転電極に近い軌跡で落下し、セパレ
ータで複数のプラスチック片が分離され、帯電量の多い
プラスチック片は回転電極の吸着面に吸着され、回収さ
れる。上方の静電分離部で回収されなかったプラスチッ
ク片は、さらに案内路を落下して下方に案内され、下方
の回転電極に落下し、下方の回転電極の回転によって対
向電極の間を通過して下方の回転電極に近い軌跡で落下
し、帯電量の多いプラスチック片は下方の回転電極の吸
着面に吸着されて回収され、プラスチック片を極性・帯
電量ごとに正確に分離し回収する。
【0013】また、上方に位置する静電分離部の回転電
極に印加される極性と、下方に位置する位置する静電分
離部の回転電極に印加される極性とが反対の極性とさ
れ、方に位置する静電分離部の回転電極に印加される極
性と、下方に位置する位置する静電分離部の回転電極に
印加される極性とが同じ極性とされた構成においても、
プラスチック片を極性・帯電量ごとに正確に分離し回収
する。
【0014】そして、回転電極がドラム状、あるいはエ
ンドレス式のベルト状に形成されることで、異なった種
類のプラスチック片を分離する。さらに、下方に位置す
る静電分離部における回転電極の単位時間当たりに相当
する吸着面積が、上方に位置する静電分離部における回
転電極の単位時間当たりに相当する吸着面積よりも小さ
く設定された構成によって、下方に到るほど減少するプ
ラスチック片にも十分対応して、プラスチック片を極性
・帯電量ごとに正確に分離し回収する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明の実施の第一形態に
係るプラスチック選別装置Yを、図1に基づいて説明す
る。本発明の実施の第一形態に係るプラスチック選別装
置Yは、異なる樹脂系のプラスチック片(被選別粉砕ご
み)1a,1bを複数種混在させた状態で攪拌するため
の摩擦帯電装置2と、この摩擦帯電装置2の出口2aの
下方に供給トレイ2Aを介して配置されて、摩擦帯電装
置2で摩擦帯電された複数種のプラスチック片1a,1
bを静電分離するための静電分離部Zとを備えている。
【0016】この静電分離部Zは、上方の第一静電分離
部10と、この第一静電分離部10にプラスチック片1
a,1b用の案内路11を介して配置された下方の第二
静電分離部12とから構成されている。そして、前記第
一静電分離部10は、摩擦帯電装置2で摩擦帯電された
プラスチック片1a,1bを摩擦帯電装置2の下方の金
属製の第一ドラム電極13(回転電極の一例)に案内す
るための前記供給トレイ2Aと、その下方に配置され
て、陰極が印加される前記金属製の第一ドラム電極13
と、この第一ドラム電極13の回転方向上方に配置され
て第一ドラム電極13の吸着面に対向して配置されると
ともに陽極が印加される第一対向電極15と、第一ドラ
ム電極13の下方に配置されて分離されたプラスチック
片1bを回収するための前記第一トレイ14と、第一ド
ラム電極13の回転方向(時計方向)側に接触する第一
スクレーパ16とを備えている。
【0017】また、前記第一静電分離部10と第二静電
分離部12との間に、プラスチック片1a,1bを第二
静電分離部12に案内する前記案内路11が配置され、
この案内路11に、プラスチック片1a,1bを下方の
第二静電分離部12に案内するための案内トレイ23が
配置されている。ところで、前記第二静電分離部12
は、案内トレイ23の下方に配置されて陽極が印加され
た金属製の第二ドラム電極17と、この第二ドラム電極
17の回転方向上方に配置されて第二ドラム電極17の
吸着面に対向して配置されるとともに陰極が印加される
第二対向電極18と、第二ドラム電極17の下方に配置
されて分離されたプラスチック片1a,1bを回収する
ための第二トレイ19と、第二ドラム電極17の回転方
向(反時計方向)側に接触する第二スクレーパ20とか
ら構成されている。なお、第二トレイ19は隔壁19a
を介して一方の回収部21と他方の回収部22に二分割
されている。
【0018】さらに、前記第一対向電極15および第二
ドラム電極17にこれらを陽極に印加するための高圧電
源装置25が、導線26を介して接続され、第二ドラム
電極17は、給電ブラシ27を介して高圧電源装置25
に接続され、高圧電源装置25の負極は接地されてい
る。また、第一ドラム電極13および第二対向電極18
は導線28を介して接地され(陰極に印加され)、第一
ドラム電極13には給電ブラシ29が接続され、この導
線28は接地されている。なお、第一ドラム電極13と
第二ドラム電極17とは平面視して同じ長さでかつ同じ
径、同じ回転速度(周速度)とされ、これにより、第一
静電分離部10と第二静電分離部12での処理能力を等
しくなるよう設定している。
【0019】すなわち、静電分離部Zにおける第一ドラ
ム電極13および第二ドラム電極17の単位時間当たり
に相当する吸着面積が、等しく設定されている。上記構
成において、プラスチック片1a,1b(例えばそれぞ
れPVCとPE)を摩擦帯電装置2に投入して摩擦帯電
させ、プラスチック片1a,1bの種類に応じた極性・
帯電量を付加させる。その後、プラスチック片1a,1
bを供給トレイ2Aから第一静電分離部10の第一ドラ
ム電極13に落下供給する。そして回転する第一ドラム
電極13と第一対向電極15との間をプラスチック片1
a,1bが通過する際に、摩擦帯電装置2により(+)
に帯電したプラスチック片1b(PE)は、第一ドラム
電極13に近い軌跡で第一トレイ14に落下する。ま
た、帯電量の多いプラスチック片1bは、第一ドラム電
極13の吸着面(表面)に吸着され、第一ドラム電極1
3の回転により第一スクレーパ16によって剥離され、
第一トレイ14に落下することで回収される。
【0020】ところで、第一トレイ14に回収されなか
った帯電量の小さいプラスチック片1b(PE)は、案
内路11を通過(落下)して案内トレイ23に案内さ
れ、続いて第二ドラム電極17に落下し、第二ドラム電
極17の回転によって第二対向電極18の間を通過す
る。ところで、(−)に帯電したプラスチック片1a
(PVC)は、第一対向電極15に近い軌跡で落下して
案内トレイ23で案内され、続いて第二ドラム電極17
に近い軌跡で落下することになる。このとき、帯電量の
多いプラスチック片1aは第二ドラム電極17の吸着面
に吸着され、第二ドラム電極17の回転により第二スク
レーパ20によって剥離され、第二トレイ19の回収部
22に回収される。ところで、第二ドラム電極17の吸
着面に吸着しなかったプラスチック片1aは、そのまま
落下し、第二トレイ19の回収部21に回収される。
【0021】従って、静電分離部Zを、上方の第一静電
分離部10と、この第一静電分離部10にプラスチック
片1a,1b用の案内路11を介して配置した下方の第
二静電分離部12とから構成し、異なった種類の混合さ
れたプラスチック片1a,1bを複数回分離することに
より、第一トレイ14および第二トレイ19の回収部2
2には高純度のプラスチック片1a,1bが回収される
ことになる。
【0022】ところで、第二トレイ19の回収部21に
は、帯電量の少ない複数種のプラスチック片1a,1b
が回収されることが考えられるので、第二トレイ19の
回収部21に回収されたプラスチック片1a,1bに関
しては、再度摩擦帯電装置2に投入して摩擦帯電させ、
上記動作を繰り返す。これにより、プラスチック片1
a,1bを極性・帯電量ごとに確実に分離し回収するこ
とができる。
【0023】具体的には、PVCとPEの混合プラスチ
ック片1a,1bを上記装置を用いて上記方法で分離し
た実験を行った結果、PVC、PEともに99%以上の
純度で別々に回収することができた。このように、本発
明の実施の第一形態によれば、異なるプラスチック片1
a,1bを複数種混在させた状態で攪拌する摩擦帯電装
置2の下方に配置されて、摩擦帯電された複数種のプラ
スチック片1a,1bを静電分離するために静電分離部
Zが、上方の第一静電分離部10と、この第一静電分離
部10にプラスチック片1a,1b用の案内路11を介
して配置された下方の第二静電分離部12とから構成さ
れ、第一静電分離部10は、陰極が印加された金属製の
第一ドラム電極13と、この第一ドラム電極13の吸着
面に対向して配置されるとともに陽極が印加された第一
対向電極15とを備え、第二静電分離部12は、陽極が
印加された金属製の第二ドラム電極17と、この第二ド
ラム電極17の吸着面に対向して配置されるとともに陰
極が印加される第二対向電極18とから構成されている
ので、複数種のプラスチック片1a,1bを複数回に亘
って分離させることで、その極性・帯電量に応じて確実
に分離して回収することができる。
【0024】次に、本発明の実施の第二形態に係るプラ
スチック選別装置Yを、図2に基づいて説明する。本発
明の実施の第二形態に係るプラスチック選別装置Yは、
静電分離部Zが、上方に位置する第一静電分離部10と
下方に位置する第二静電分離部12とを備えている。そ
して、前記第一静電分離部10は、摩擦帯電装置2の下
方に配置された金属製の第一ドラム電極13(回転電極
の一例)と、前記摩擦帯電装置2の出口2aの下方に配
置されてプラスチック片1a,1bを第一ドラム電極1
3に案内するための供給トレイ2Aと、前記第一ドラム
電極13の回転方向上方に配置されて第一ドラム電極1
3の吸着面に対向して配置されるとともに陽極が印加さ
れる第一対向電極15と、第一ドラム電極13の回転方
向側に接触する第一スクレーパ16と、この第一対向電
極15を陽極に印加するための高圧電源装置25と、第
一静電分離部10とその下方の第二静電分離部12との
間の案内路11に配置されて分離されたプラスチック片
1a,1bを回収する第一回収部(例えばベルトコンベ
ヤが用いられる)30と、プラスチック片1a,1bを
第一回収部30とその下方に位置する第二ドラム電極
(回転電極)17側とに分離するための板状の第一セパ
レータ31と、第一セパレータ31で分離されるととも
に案内路11に配置されて分離されたプラスチック片1
a,1bを第二ドラム電極17側に案内するための案内
トレイ23とを備え、前記第一セパレータ31は案内ト
レイ23にヒンジ部材35を介して取付けられている。
【0025】また、高圧電源装置25によって第一対向
電極15を陽極に印加され、負極は接地されていること
により、第一ドラム電極13は負極となっている。前記
第二静電分離部12は、前記第二ドラム電極17と、こ
の第二ドラム電極17の回転方向上方に配置されて第二
ドラム電極17の吸着面に対向して配置されるとともに
陽極が印加された第二対向電極18と、第二ドラム電極
17の回転方向(時計方向)側に接触する第二スクレー
パ20と、第二対向電極18を陽極に印加するための高
圧電源装置38と、案内路11に配置されて第二ドラム
電極17と第二対向電極18との間を通過したプラスチ
ック片1a,1bを分離するための第二セパレータ34
と、第二ドラム電極17の下方に配置された一方の第二
回収部32と、第二ドラム電極17の下方に配置された
他方の第二回収部33と、プラスチック片1a,1bを
他方の第二回収部33側に案内するための案内トレイ3
6とを備え、前記第二セパレータ34はヒンジ部材37
を介して案内トレイ36に取付けられている。なお、第
二回収部32,33はともにベルトコンベヤが用いられ
る。
【0026】また、高圧電源装置38によって第二対向
電極18が陽極に印加され、負極は接地されていること
により、第二ドラム電極17は負極となっている。な
お、第一ドラム電極13と第二ドラム電極17とは平面
視して同じ長さに形成されている。このように、本発明
の実施の第二形態では、第一ドラム電極13と第一対向
電極15を通過したプラスチック片1a,1bを、第一
回収部30とその下方に位置する第二ドラム電極17側
とに分離するための第一セパレータ31と、第二ドラム
電極17と第二対向電極18との間を通過したプラスチ
ック片1a,1bを第二回収部32,33に分離するた
めの第二セパレータ34とが設けられているので、上記
実施の第一形態と同様に、プラスチック片1a,1b
が、例えばそれぞれPVCとPEである場合、プラスチ
ック片1a,1bを摩擦帯電装置2に投入して摩擦帯電
させ、プラスチック片1a,1bの種類に応じた極性・
帯電量を付加させる。すなわち、プラスチック片1aは
(−)に帯電し、プラスチック片1bは(+)に帯電す
る。
【0027】その後、プラスチック片1a,1bを供給
トレイ2Aから第一静電分離部10の第一ドラム電極1
3に落下供給する。そうすると、回転する第一ドラム電
極13と第一対向電極15との間をプラスチック片1
a,1bが通過する際に、第一セパレータ31によって
摩擦帯電装置2により(+)に帯電したプラスチック片
1b(PE)は、第一ドラム電極13に近い軌跡で案内
トレイ23に落下する。また、帯電量の多いプラスチッ
ク片1bは、第一ドラム電極13の吸着面に吸着され、
第一ドラム電極13の回転により第一スクレーパ16に
よって剥離され、第一回収部30に回収され、所定の場
所に搬送される。また、(−)に帯電したプラスチック
片1aは、第一セパレータ31で案内されて案内トレイ
23に至る。このとき、案内トレイ23に回収されなか
った帯電量の小さいプラスチック片1bは、案内路11
を通過する際、プラスチック片1aとともに案内トレイ
23に案内されて第二ドラム電極17に向けて落下す
る。
【0028】そして、両者は第二ドラム電極17の回転
によって第二対向電極18の間を通過する。ここで、
(−)に帯電したプラスチック片1aは、第二対向電極
18に近い軌跡で落下し、(+)に帯電したプラスチッ
ク片1bは、第二ドラム電極17に近い軌跡で落下し、
プラスチック片1a,1bは、それぞれ第二セパレータ
34で分離され、プラスチック片1aは第二回収部33
で所定の場所に搬送され、プラスチック片1bは回収部
32で所定の場所に搬送されることで分離回収される。
【0029】このように、本発明の実施の第二形態によ
れば、このプラスチック選別装置Yは、静電分離部Z
が、上方に位置する第一静電分離部10と下方に位置す
る第二静電分離部12とを備え、第一静電分離部10と
第二静電分離部12のそれぞれに、プラスチック片1
a,1bを分離するための第二セパレータ34を設けた
ので、プラスチック片1a,1bを極性・帯電量ごとに
高純度で回収することができる。
【0030】なお、図2中の矢印で示すように、第一セ
パレータ31、第二セパレータ34の角度を、ヒンジ部
材35,37回りに回動させることで、プラスチック片
1a,1bの純度・回収率をできるだけ効率よいように
角度調節しておくことは勿論である。次に、図3に基づ
いて本発明の実施の第三形態を説明する。本発明の実施
の第三形態に係るプラスチック選別装置Yは、静電分離
部Zが、上方に位置する第一静電分離部10と下方に位
置する第二静電分離部12とを備えている。第一静電分
離部10の構成は上記実施の第二形態とほぼ同様である
が、本発明の実施の第三形態に係る第一静電分離部10
は、案内トレイ23に加え、この案内トレイ23と反対
方向に下傾斜する別の案内トレイ23aが案内トレイ2
3と共通のヒンジ部材35を介して取付けられている点
で異なる。第一静電分離部10の他の構成は実施の第二
形態と同様である。
【0031】また、第二静電分離部12は、案内トレイ
23,23aのそれぞれの下方に配置される一方の第二
ドラム電極17Aとこの一方の第二ドラム電極17Aと
同高さに配置された他方の第二ドラム電極17Bと、各
第二ドラム電極17A,17Bの回転方向側に接触する
一方の第二スクレーパ20Aと、他方の第二スクレーパ
20Bとを有し、それぞれの第二ドラム電極17A,1
7Bの下方には、一方の回収部40と他方の回収部41
がそれぞれ配置されている。
【0032】一方の回収部40は水平方向にずれた上下
二段の回収部40A,40Bから構成され、他方の回収
部41は、水平方向にずれた上下二段の回収部41A,
41Bとから構成されている。また、それぞれの第二ド
ラム電極17A,17Bには、一方の第二対向電極42
Aおよび他方の第二対向電極42Bが、それぞれ第二ド
ラム電極17A,17Bに所定距離を置いて対向して配
置され、一方の第二対向電極42Aには一方の高圧電源
装置43Aによって陽極が印加され、他方の第二対向電
極42Bには他方の高圧電源装置43Bによって負極が
印加され、従って、一方の第二ドラム電極17Aは陰極
とされ、他方の第二ドラム電極17Bは陽極とされてい
る。
【0033】さらに、一方の第二ドラム電極17Aの下
方と一方の回収部40の間、他方の第二ドラム電極17
Bの下方と他方の回収部41の間には、それぞれプラス
チック片1a,1bを回収部40A,40Bあるいは回
収部41A,41Bに案内するための一方の第二セパレ
ータ44A、他方の第二セパレータ44Bが配置され、
これら一方の第二セパレータ44A、他方の第二セパレ
ータ44Bは、それぞれプラスチック片1a,1bを回
収部40B,41Bに案内するための一方の第二案内ト
レイ34A、他方の第二案内トレイ34Bにヒンジ部材
37a,37bを介して取付けられている。なお、第一
ドラム電極13と第二ドラム電極17A,17Bとは平
面視して同じ長さに形成されている。
【0034】上記構成において、上記実施の第一形態と
同様に、プラスチック片1a,1bが、例えばそれぞれ
PVCとPEである場合、プラスチック片1a,1bを
摩擦帯電装置2に投入して摩擦帯電させ、プラスチック
片1a,1bの種類に応じた極性・帯電量を付加させ
る。すなわち、プラスチック片1aは(−)に帯電し、
プラスチック片1bは(+)に帯電する。
【0035】その後、プラスチック片1a,1bを供給
トレイ2Aから第一静電分離部10の第一ドラム電極1
3に落下供給する。そうすると、回転する第一ドラム電
極13と第一対向電極15との間をプラスチック片1
a,1bが通過する際に、摩擦帯電装置2により(+)
に帯電したプラスチック片1b(PE)は、第一ドラム
電極13に近い軌跡で案内され、また、帯電量の多いプ
ラスチック片1bは、第一ドラム電極13の吸着面に吸
着され、第一ドラム電極13の回転により第一スクレー
パ16によって剥離され、案内トレイ23aに第一セパ
レータ31によって供給される。また、(−)に帯電し
たプラスチック片1aは、第一対向電極15に近い軌跡
で案内路11を移動し、第一セパレータ31で案内され
て案内トレイ23に至る。このようにして、プラスチッ
ク片1a,1bは第二静電分離部12に到る。
【0036】ここで、一方の案内トレイ23に案内され
た(−)に帯電したプラスチック片1aは、一方の第二
対向電極42Aに近い軌跡で落下し、一方の回収部40
Aに至って所定の場所に回収される。ところで、一方の
案内トレイ23にプラスチック片1bが混入していた場
合、これは一方の第二ドラム電極17Aに吸着され、一
方の第二スクレーパ20Aで剥離されて一方の回収部4
0Bに落下し、所定の場所に搬送されて回収される。
【0037】ところで、第一セパレータ31でプラスチ
ック片1a,1bが分離される際、他方の案内トレイ2
3aに供給されたプラスチック片1bは、他方の第二対
向電極42Bに吸引され、回収部41Aに落下して所定
の場所に搬送され、回収される。そして、第一セパレー
タ31で分離される際に他方の案内トレイ23aにプラ
スチック片1aが供給された場合、これは他方の第二セ
パレータ44Bで分離されて他方の第二ドラム電極17
Bに吸着され、他方の第二案内トレイ34Bに案内され
るか、他方の第二スクレーパ20Bによって剥離されて
回収部41Bに落下し、所定の場所に搬送され回収され
る。
【0038】このように、本発明の実施の第三形態によ
れば、静電分離部Zが、上方の第一静電分離部10と下
方の第二静電分離部12とを備え、第一静電分離部10
は、案内トレイ23と反対方向に下傾斜する別の案内ト
レイ23aが設けられ、第二静電分離部12は、案内ト
レイ23,23aのそれぞれの下方の一方の第二ドラム
電極17Aとこの一方の第二ドラム電極17Aと同高さ
に配置された他方の第二ドラム電極17Bとを有し、第
二ドラム電極17A,17Bの下方に一方の回収部40
と他方の回収部41が配置され、回収部40,41は水
平方向にずれた上下二段の回収部40A,40Bから構
成されているので、複数種のプラスチック片1a,1b
が複数回に亘って分離され、従って、その極性・帯電量
に応じて確実に分離して回収することができる。なお、
図3中の矢印で示すように、この実施の第三形態におい
ても第一セパレータ31、第二セパレータ44A,44
Bの角度をヒンジ部材35,37a,37b回りに回動
させて、プラスチック片1a,1bの純度・回収率をで
きるだけ効率よいように角度調節しておくことは勿論で
ある。
【0039】なお、上記実施の第二形態では、第一ドラ
ム電極13および第二ドラム電極17にはともに陰極と
なるよう構成したがこれに限定されるものでなく、例え
ばともに陽極となるよう高圧電源装置25,38によっ
て第一ドラム電極13および第二ドラム電極17がとも
に陽極になるよう構成することもできる。この場合、プ
ラスチック片1a,1bの動きは上記と逆になることは
勿論であるが、複数の静電分離部10,12を設けるこ
とにより、異なった種類のプラスチック片1a,1bを
高い純度で分離回収することができる。
【0040】なお、上記実施の各形態では、第一ドラム
電極13と第二ドラム電極17(17A,17B)とは
平面視して同じ長さに形成したがこれに限定されるもの
ではなく、第二ドラム電極17を第一ドラム電極13に
比べて短く形成し、単位時間当たりに相当するドラム電
極の表面積(ドラム電極の長さ×ドラムの周速)を小さ
くしてもよい。これは、第一ドラム電極13よりも第二
ドラム電極17の方が処理するプラスチック片1a,1
bの量が減るからであり、上記各実施の形態では、第一
ドラム電極13、第二ドラム電極17の二段を設けるよ
うにしたが、場合に応じて三段、それ以上のドラム電極
を配置するようにしてもよく、この場合、ドラム電極の
表面積は処理するプラスチック片1a,1bの量に応じ
て低下させることにより、経済的になる。
【0041】また、上記各実施の形態では、回転電極の
一例としてドラム電極を用いたが、これに限定されるも
のでなく、図4に示すように、各回転電極にエンドレス
式の回転電極を用いることもでき、この場合も上記各実
施の形態と同様の作用効果を奏し得る。なお、上記各実
施の形態では、静電分離部Zは二段としたがこれに限定
されるものではなく、場合に応じて上記各実施の形態と
同様の構成の静電分離部Zを三段あるいはそれ以上設け
る構成とすることもできる。
【0042】そして、上記各実施の形態では、第一ドラ
ム電極13と第二ドラム電極17(17A,17B)と
は平面視して同じ長さ(幅)に形成することでドラム電
極の単位時間当たりに相当する吸着面積を等しくしたが
これに限定されるものではなく、下方に位置する静電分
離部Zにおけるドラム電極の単位時間当たりに相当する
吸着面積を、上方に位置するドラム電極における回転電
極の単位時間当たりに相当する吸着面積よりも小さく設
定してもよい。このようにしても、プラスチック片1
a,1bの量は、下方に落下するに従って量は減少する
ので、プラスチック片1a,1bの選別に対応できる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、プラスチック片を攪拌して摩擦帯電させるための摩
擦帯電装置の下方に、帯電したプラスチック片をその極
性・帯電量に応じて静電分離して選別するための複数の
静電分離部が設けられ、静電分離部が上方の静電分離部
と、この上方の静電分離部の下方にプラスチック片用の
案内路を介して配置された下方の静電分離部と、各分離
用空間の下方に、分離用空間を通過して分離されたプラ
スチック片をその極性・帯電量に応じて別々に回収する
ための回収部とを備えているので、上方の静電分離部で
分離しきれなかったプラスチック片は下方の静電分離部
で分離され、従って、プラスチック片を高純度で分離・
回収をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態を示すプラスチック選
別装置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施の第二形態を示すプラスチック選
別装置の全体構成図である。
【図3】本発明の実施の第三形態を示すプラスチック選
別装置の全体構成図である。
【図4】他の実施の形態を示す回転電極と対向電極の構
成を示す側面図である。
【図5】従来のプラスチック選別装置の全体構成図であ
る。
【図6】セパレータの角度とプラスチック片の純度・回
収率の関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1a プラスチック片 1b プラスチック片 2 摩擦帯電装置 10 第一静電分離部 11 案内路 12 第二静電分離部 13 第一ドラム電極 14 第一供給トレイ 15 第一対向電極 17 第二ドラム電極 18 第二対向電極 19 第二トレイ 23 案内トレイ 25 高圧電源装置 Z 静電分離部 Y プラスチック選別装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 鉄也 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 前畑 英彦 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 4D054 GA01 GA09 GB01 GB03 4F301 AB03 BA12 BA17 BA21 BF03 BF08 BF25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕された複数種のプラスチック片を攪
    拌して摩擦帯電させるための摩擦帯電装置と、この摩擦
    帯電装置の下方に配置されて帯電したプラスチック片を
    その極性・帯電量に応じて静電分離して選別するための
    複数の静電分離部が設けられ、各静電分離部が上方の静
    電分離部と、この上方の静電分離部の下方にプラスチッ
    ク片用の案内路を介して配置された下方の静電分離部
    と、前記各分離用空間の下方に、分離用空間を通過して
    分離されたプラスチック片をその極性・帯電量に応じて
    別々に回収するための回収部とを備え、上方の静電分離
    部および下方の静電分離部は、それぞれ金属製の回転電
    極とこの回転電極のプラスチック片の吸着面に所定距離
    を置いて対向して配置される対向電極とを有し、これら
    各静電分離部の回転電極に印加される極性と対向電極に
    印加される極性とが反対の極性とされたことを特徴とす
    るプラスチック選別装置。
  2. 【請求項2】 案内路に、プラスチック片を上方の回収
    部と下方の回転電極とに分離するためのセパレータが配
    置されたことを特徴とする請求項1記載のプラスチック
    選別装置。
  3. 【請求項3】 上方に位置する静電分離部の回転電極に
    印加される極性と、下方に位置する位置する静電分離部
    の回転電極に印加される極性とが反対の極性とされたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラスチ
    ック選別装置。
  4. 【請求項4】 上方に位置する静電分離部の回転電極に
    印加される極性と、下方に位置する位置する静電分離部
    の回転電極に印加される極性とが同じ極性とされたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のプラスチッ
    ク選別装置。
  5. 【請求項5】 回転電極がドラム状に形成されたことを
    特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のプラス
    チック選別装置。
  6. 【請求項6】 回転電極がエンドレス式のベルト状に形
    成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか
    に記載のプラスチック選別装置。
  7. 【請求項7】 下方に位置する静電分離部における回転
    電極の単位時間当たりに相当する吸着面積が、上方に位
    置する静電分離部における回転電極の単位時間当たりに
    相当する吸着面積よりも小さく設定されたことを特徴と
    する請求項5または請求項6記載のプラスチック選別装
    置。
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