JP2000308819A - 粉粒体のブレンド装置及びブレンド方法 - Google Patents

粉粒体のブレンド装置及びブレンド方法

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JP2000308819A
JP2000308819A JP11117393A JP11739399A JP2000308819A JP 2000308819 A JP2000308819 A JP 2000308819A JP 11117393 A JP11117393 A JP 11117393A JP 11739399 A JP11739399 A JP 11739399A JP 2000308819 A JP2000308819 A JP 2000308819A
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flow rate
discharge flow
discharge
chute
adjusting means
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JP11117393A
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English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Kazuyuki Yorita
和幸 寄田
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数の異種粉粒体をブレンドする際に、常に均
一なブレンド率にする装置及びブレンド方法を提供する
こと。 【解決手段】粉粒体を貯蔵する貯蔵部と、該貯蔵部に連
結した計量器と、該計量器の排出流量を調節する排出流
量調節手段と、該排出流量調節手段の排出側に接続した
シュートパイプと、を備えた計量装置を複数配列し、前
記複数のシュートパイプの排出側を1つの収束点に収束
させて1本のシュートパイプに接続するとともに、前記
各排出流量調節手段から収束点に至る各シュートパイプ
の長さを同一とし、さらに、前記各計量器と各排出流量
調節手段とを、排出流量調節手段の排出開始タイミング
と排出時間とを制御する制御装置に接続している。複数
のシュートパイプを収束した1本のシュートパイプは、
複数の排出流量調節手段の排出合計流量に対応したパイ
プ径である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、粉粒体のブレンド
装置及びブレンド方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブレンド装置については、複数個
の穀物タンクを連立状に配設すると共に、前記各タンク
の排出口部に、変速装置のある電動機と連結した定量排
出バルブをそれぞれ軸着し、また別に、前記各タンクの
混合比率を設定する複数個の比率用設定器を設け、これ
ら各設定器の出力を演算回路に入力して前記各定量排出
バルブの回転数を演算し、その各信号を各速度調節器を
介して前記各変速装置にそれぞれ入力し、前記各定量排
出バルブの回転速度をそれぞれ調節して各タンクの米粒
をベルトコンベアに排出するものがある(特開昭59−
51754参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭59−
51754に記載のブレンド装置では、各タンクからの
排出量は定量排出バルブで制御されるが、ベルトコンベ
ア上へ重層的に排出しただけでは必ずしも均一にブレン
ドされていないことが予想される。したがって、均一な
ブレンドを求めるためにはベルトコンベアの後工程に攪
拌工程を設けるといった手段を講じていた。
【0004】ところが、特開昭59−51754に記載
のようにベルトコンベアの後工程に攪拌工程を設けると
1工程増えてコスト高となるなどの問題があり、そこ
で、工程の簡略化を行うため、各タンクからの排出開始
のタイミングを順次遅延させるものが提案されている
(特公平7−98141参照)。
【0005】しかしながら、特公平7−98141に記
載のものにおいては、各タンクから排出のタイミングを
ずらすなどの複雑な制御を行わなければならず、また、
ベルトのスリップによるベルトコンベアの速度変化など
により正確なブレンドが期待できない面もある。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みて、排出のタイ
ミングを遅延させるための難しい制御やベルトコンベア
が不要で、各タンクから排出された粉粒体を常に均一に
混合できる粉粒体のブレンド装置及びブレンド方法の提
供を技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、本願請求項1に係る発明は、粉粒体を貯蔵す
る貯蔵部と、該貯蔵部に連結した計量器と、該計量器の
排出流量を調節する排出流量調節手段と、該排出流量調
節手段の排出側に接続したシュートパイプと、を備えた
計量装置を複数配列し、前記複数のシュートパイプの排
出側を1つの収束点に収束させて1本のシュートパイプ
に接続するとともに、前記各排出流量調節手段から収束
点に至る各シュートパイプの長さを同一とし、さらに、
前記各計量器と各排出流量調節手段とを排出流量調節手
段の排出開始タイミングと排出時間とを制御する制御装
置に接続したという技術的手段を講じるものである。よ
って、該請求項1に係る発明は、以下の作用を有する。
【0008】複数の異なった種類の粉粒体を各貯蔵部よ
り排出し計量器で計量後、排出流量調節手段によって排
出流量を調節しながら一斉排出すると、粉粒体はシュー
トパイプを上部から下部へ重力により落下し、シュート
パイプを1つに収束させた収束点で衝突と混合をくり返
し、均一に混合される。
【0009】本願の請求項2に係る粉粒体のブレンド装
置は、複数のシュートパイプを収束した1本のシュート
パイプは、複数の排出流量調節手段の排出合計流量に対
応したパイプ径であるという技術的手段を講じるもので
ある。よって、該請求項2に係る粉粒体のブレンド装置
は、以下の作用を有する。
【0010】複数の排出流量調節手段から排出された粉
粒体は、それぞれのシュートパイプを流下し、収束した
1本のシュートパイプ内で混合され詰ることなく通過し
て行く。
【0011】本願の請求項3に係る粉粒体のブレンド装
置は、計量装置をラックコンテナ枠に付設するととも
に、この計量装置の貯蔵部に粉粒体を供給するコンテナ
ステーションをラックコンテナ枠の上部に配設したとい
う技術的手段を講じるものである。よって、該請求項3
に係る粉粒体のブレンド装置は、以下の作用を有する。
【0012】ラックコンテナ枠上部に設けられたコンテ
ナステーションにコンテナを搬入し、そのコンテナに張
り込まれた粉粒体は、何ら特別の搬送手段を介さず貯蔵
部に投入され計量器で計量される。また、コンテナをラ
ックコンテナとして入れ替えできるので多品種の粉粒体
のブレンドを可能にする。
【0013】本願の請求項4に係る粉粒体のブレンド装
置は、1本に収束したシュートパイプを複数に分岐し
て、分岐点に切換手段を設けたという技術的手段を講じ
るものである。よって、該請求項4に係る粉粒体のブレ
ンド装置は、以下の作用を有する。
【0014】1本に収束したシュートパイプにより混合
された粉粒体は切換手段によって複数の流路に導かれ、
次工程に複数の装置を配置できるので、処理工程を多様
化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を精米工場の
ラックコンテナシステムを例にとって図1、図2、図3
及び図4に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の好適な一実施形態を示す粉
粒体のブレンド装置であり、図2は本発明の好適な一実
施形態を示す精米工場のラックコンテナシステムの側面
図であり、図3は同正面図である。多数の収納棚2を横
方向に連設し、さらに、収納棚2を複数段積重して収納
棚群とする。そして、一対の収納棚群4a,4bを対設
するとともに、これらの間を、コンテナ1を積載したス
タッカークレーン3が、水平方向及び垂直方向に往復移
動可能となっており、目的とする収納棚2まで到達する
とコンテナ1を収納/取出することができるようになっ
ている。この設備をラックコンテナシステムAとする。
【0017】図3において、前記ラックコンテナシステ
ムAの収納棚群4aの右側方に精米精選工程5を設け、
その最下段には白米をコンテナ1に供給する供給部6を
設けてある。収納棚群4bでは最上段に、多数のコンテ
ナ1を収納するコンテナステーション8を設け、該各コ
ンテナステーション8の下方の収納棚群4b左側方にコ
ンテナステーション8と同数のシュートパイプ9を介し
て貯蔵部7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,
7hを設置し(図2参照)、各貯蔵部7a〜7hの底部
に計量器10a,10b,10c,10d,10e,1
0f,10g,10hをそれぞれ直接接続する。また、
計量器10a〜10hの各排出口には排出流量調節手段
11a,11b,11c,11d,11e,11f,1
1g,11hが各々備えられている。この排出流量調節
手段11a〜11hからは下方に向けそれぞれシュート
パイプ12bを接続する。すなわち、排出流量調節手段
11aと同11hとに一対のメインシュートパイプ12
aの各始端部を接続するとともに、これら一対のメイン
シュートパイプ12aの各始端部をV字形に収束させ
る。そして、排出流量調節手段11b〜11dに各々接
続したシュートパイプ12bは一方のメインシュートパ
イプ12aに、排出流量調節手段11eから11gに各
々接続したシュートパイプ12bは他方のメインシュー
トパイプ12aに、それぞれ連結される。その際、各排
出流量手段11a〜11hからシュートパイプ12bを
経てメインシュートパイプ12aの収束点に至る流路が
全て同一長となるよう各シュートパイプ12bがメイン
シュートパイプ12aの適宜な位置に接続される。ここ
でメインシュートパイプ12aは例えば直径8インチ、
シュートパイプ12bは例えば直径5インチのものを使
用している。1つの収束点に収束させたシュートパイプ
は分岐させて下方に設けた数個のタンク13に接続し、
各分岐箇所には切換手段14を設けている。そして、各
計量器10a〜10hから各タンク13到達までのメイ
ンシュートパイプ12a及びシュートパイプ12bの長
さは、どの経路も略同一である。さらに、タンク13の
下方には計量包装機15を直接接続している。
【0018】各排出流量手段11a〜11hからシュー
トパイプ12bを経てメインシュートパイプ12aの収
束点に至る流路を全て同一長とする配列には次のような
ものもある(図5参照)。排出流量調節手段11a〜1
1hから下方に向けそれぞれシュートパイプ12cを接
続する。そして、互いに隣合う排出流量調節手段11a
と同11b、排出流量調節手段11cと同11d、排出
流量調節手段11eと同11f、排出流量調節手段11
gと同11hとをそれぞれ一対とし、各シュートパイプ
12cの各始端部を接続するとともに各終端部を収束
し、この収束部にシュートパイプ12dを接続する。さ
らに、隣合う一対のシュートパイプ12dの終端部を収
束し、この収束部に一対のシュートパイプ12eを接続
し、このシュートパイプ12eの終端部も1つに収束す
る。その際、各排出流量調節手段11a〜11hからシ
ュートパイプ12c、シュートパイプ12dを経てシュ
ートパイプ12eの収束点に至る流路が全て同一長とな
るよう各シュートパイプをV字状に接続する。
【0019】各排出流量調節手段11a〜11hの下方
に設けた切換手段17(図3参照)と、各計量器10a
〜10hからの粉粒体の残留を集合させる適宜な位置で
収納棚2に設置した残量排出部16とをシュートパイプ
18を介して接続している。
【0020】図4に示す制御装置20は、インプット・
アウトプットポート(I/O)22と、中央処理装置
(以下、「CPU」という)24と、CPU24が実行
する各種プログラムを記憶したROM25と、逐次デー
タの読み出し及び書き換えが可能なRAM26を備え
る。なお、各計量器10a〜10hはカットゲート3
1,34と、各カットゲート31,34を開閉するシリ
ンダー32,35及びロードセル33を備え、計量制御
装置30に接続してある。そして、各計量制御装置30
は制御装置20に接続してある。また、各計量器10a
〜10hには排出流量調節手段11a〜11hが配設さ
れ、該排出流量調節手段11a〜11hの駆動部Mが制
御装置20に接続してあり、制御装置20の信号で駆動
部Mを駆動させ、駆動部のモータ(図示せず)を回転さ
せることによってボールねじ37を回動し、シャッター
36を開閉できるようになっている。また、制御装置2
0には、多品種の粉粒体の混合に必要な混合比や混合済
粉粒体の目標総重量や最大流量等を入力させるためのキ
ーボード21が接続されるほか、モニター23が接続さ
れる。制御装置20では混合比や目標総重量及び最大流
量から各計量器10a〜10hの計量値と排出流量が演
算され、その値を計量制御装置30と排出流量調節手段
11a〜11hに出力する。
【0021】次に、前記実施の形態における作動につい
て説明する。精米精選工程5で精米精選された白米は、
最下段に設けられた供給部6でコンテナ1に供給され
る。白米が充填されたコンテナ1はスタッカークレーン
3により空の収納棚2に運搬され、一時保管される。
【0022】収納棚群4a,4bに一時保管していたコ
ンテナ1の白米が出荷されるとき、まず、収納棚2に収
納していたコンテナ1を、スタッカークレーン3によっ
てコンテナステーション8に搬送する。そして、コンテ
ナ1内に充填された白米はコンテナステーション8で排
出される。排出後、白米はシュートパイプ9を通過して
貯蔵部7a〜7hに張り込まれる。白米が充填されたコ
ンテナ1を、収納棚2よりスタッカークレーン3でコン
テナステーション8に搬送し、白米を貯蔵部7a〜7h
に張り込むまでの工程は、ブレンドする品種の数だけ行
われる。このようにして、各貯蔵部7a〜7hにブレン
ドする白米が準備できると、制御装置20から信号を出
力し、各計量器10a〜10hで計量を行い、排出流量
調節手段11a〜11hを制御して各貯蔵部7a〜7h
の白米を同時排出させ、同時終了する。排出流量調節手
段11a〜11hは、シャッター38をスライドし、開
度を調節することによって排出流量を調節するスライド
式(図6参照)や、バルブ39を開閉し、開度を調節す
ることで排出流量を調節するバルブ開閉式(図7参照)
や、一対で互いに逆回転し、上から下に向かって内側方
向に回転するロール40の回転速度を調節することで排
出流量を調節するロール回転式(図8参照)等で、動力
はギヤモータ、ステッピングモータ、エアシリンダ又は
ソレノイド等で制御できるものなら何を使用してもよ
い。
【0023】各貯蔵部7a〜7hより同時排出した多品
種の白米は、一斉にメインシュートパイプ12a及びシ
ュートパイプ12bを通過し、1本に収束した箇所で合
流してブレンドされる。そして、ブレンドされた白米
は、切換手段14によって空のタンク13に案内され
る。該タンク13に投入されたブレンド白米は、即座に
計量包装機15で計量され包装して出荷される。
【0024】スタッカークレーン3は、白米のブレンド
最中に各貯蔵部7a〜7hの白米が不足しないように、
同種類の白米が入ったコンテナ1をコンテナステーショ
ン8に常に待機させるように作動する。
【0025】ブレンドの一連の作業を終了するとき、各
貯蔵部7a〜7hに残った白米は、次回使用できるよう
に各種類ごとにコンテナ1に収容する。スタッカークレ
ーン3は空のコンテナ1、又は貯蔵部7a〜7hの排出
しようとしている白米と同種類の白米が入っていて容量
に余裕のあるコンテナ1を残量排出部16まで搬送す
る。通常はシュートパイプ12b側に切り替えている切
換手段17をシュートパイプ18側に切り替えて白米の
排出を開始する。排出は各貯蔵部7a〜7hごとに行
い、白米はシュートパイプ18を流下し残量排出部16
に搬送したコンテナ1に供給する。残量白米の排出が終
了すると、空いている収納棚2にスタッカークレーン3
によりコンテナ1を収納する。
【0026】次にブレンドの設定を、貯蔵部7a,7
b,7c,7dの白米によってそれぞれ1:2:3:4
のブレンド率で目標総重量1トンのブレンド米とし、最
大流量Sを毎時15トンで設定した場合について説明す
る。まず、キーボード21でブレンド率、目標総重量及
び最大流量を入力する。入力すると、制御装置20に組
み込まれたRAM26に入力データは記憶される。記憶
された入力データを基にROM25から各演算式が呼び
出されCPUにより演算される。
【0027】各貯蔵部7a,7b,7c,7dの排出量
Hの演算は数式1によって、
【数式1】
【0028】また、排出時の排出時間Jは次の数式2に
よって、
【数式2】
【0029】また、各貯蔵部7a,7b,7c,7dの
排出流量Rの演算は次の数式3によって、
【数式3】
【0030】制御装置20の演算で出力された各計量器
の排出量と、排出流量調節手段の排出量とはモニター2
3に出力すると共に計量器10a〜10hの計量制御装
置30と排出流量調節手段11a〜11hとに送信され
る。各計量器10a〜10hの計量制御装置30は、連
絡された排出量に応じてシリンダー32,35を作動さ
せ、ロードセル33によって重量値を検出しながら、カ
ットゲート31,34を開閉することによってそれぞれ
計量を行う。また、制御装置20より出力された信号に
より各排出流量調節手段11a〜11hは、駆動部Mを
作動させる。この駆動部Mには予め排出流量に応じた作
動量が設定してあり、制御装置20の信号に応じてモー
タを駆動させてボールねじ37を回動し、シャッター3
6の開度をそれぞれの流量にあわせて調節する。そし
て、各シャッター36の開閉のタイミングは同時に開と
して排出を開始し、この例の場合4分後にほぼ同時に排
出が完了し、シャッター36を閉じて排出を終了する。
【0031】各貯蔵部から排出された複数の種類の白米
が一つになるシュートパイプを1本に収束した収束点は
流量が一番多いので最大流量はこの箇所の流量に対応す
る。ここのシュートパイプの直径は8インチを使用して
おり、最大流量毎時50トンもの白米を流すことが可能
だが、各計量器7a〜7hの最大計量能力が毎時15ト
ンであるため、最大流量は毎時15トンを超えない範囲
で使用する。また、最大計量能力が毎時20トンの計量
器を設置している場合は、最大流量を毎時20トンで設
定してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る粉粒体のブレン
ド装置は、粉粒体を貯蔵する貯蔵部と、該貯蔵部に連結
した計量器と、該計量器の排出流量を調節する排出流量
調節手段と、該排出流量調節手段の排出側に接続したシ
ュートパイプと、を備えた計量装置を複数配列し、前記
複数のシュートパイプの排出側を1つの収束点に収束さ
せて1本のシュートパイプに接続するとともに、前記各
排出流量調節手段から収束点に至る各シュートパイプの
長さを同一とし、さらに、前記各計量器と各排出流量調
節手段とを排出流量調節手段の排出開始タイミングと排
出時間とを制御する制御装置に接続したという技術的手
段を講じるものである。よって、請求項1に係る粉粒体
のブレンド装置は、以下の効果をもたらす。
【0033】従来、均一なブレンドを行う為に必要であ
った、排出後のベルトコンベアが不要となり、後工程の
攪拌工程も不要となりコストは安く済む。また、各貯蔵
部からの排出開始のタイミングをずらす複雑な制御も不
要となり、計量器と排出流量調製手段を制御する簡単な
制御で済む。さらに、その制御装置は、各貯蔵部からの
排出流量を調節することによって、粉粒体の最大流量を
調節しているので、粉粒体が一番多く流れる1本に収束
したシュートパイプでも詰ることがない。
【0034】本願の請求項2に係る粉粒体のブレンド装
置は、複数のシュートパイプを収束した1本のシュート
パイプは、複数の排出流量調節手段の排出合計流量に対
応したパイプ径であるという技術的手段を講じるもので
ある。よって、請求項2に係る発明は、以下の効果をも
たらす。
【0035】シュートパイプの径は1本に収束した箇所
以降を排出合計流量に対応したパイプ径としてあり、粉
粒体が詰るのを防止している。
【0036】本願の請求項3に係る粉粒体のブレンド装
置は、計量装置をラックコンテナ枠に付設するととも
に、この計量装置の貯蔵部に粉粒体を供給するコンテナ
ステーションをラックコンテナ枠の上部に配設したとい
う技術的手段を講じるものである。よって、請求項3に
係る発明は、以下の効果をもたらす。
【0037】コンテナステーションから計量装置へ粉粒
体を自重で供給することができ、また、コンテナステー
ションにコンテナを搬送することで複数の種類の粉粒体
を連続してブレンドすることが簡単に行える。
【0038】本願の請求項4に係る粉粒体のブレンド装
置は、1本に収束したシュートパイプを複数に分岐し、
この分岐点に切換手段を設けたという技術的手段を講じ
るものである。よって、請求項4に係る発明は、以下の
効果をもたらす。
【0039】1本に収束したシュートパイプにより混合
された粉粒体は切換手段により複数の流路に導かれ、次
工程に設けた複数の装置に搬送できるので、次工程の処
理時間の短縮が可能となる。これにより短時間でより多
くの粉粒体のブレンドを行うことができる。
【0040】本願の請求項5に係る粉粒体のブレンド方
法は、複数の計量過程によって計量された粉粒体をそれ
ぞれ自然落下させて複数の流束で排出し、次いでこの各
流束を1つに収束させてなる粉粒体のブレンド方法であ
って、前記各計量過程からの排出を同時に開始しほぼ同
時に終了させるという技術的手段を講じるものである。
よって、請求項5に係る発明は、以下の効果をもたら
す。
【0041】各タンクからの排出開始のタイミングを順
次遅延させるような複雑なことをしなくても均一なブレ
ンドを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施形態を示す粉粒体のブレ
ンド装置
【図2】本発明の好適な一実施形態を示す精米工場のラ
ックコンテナシステムの左側面図
【図3】本発明の好適な一実施形態を示す精米工場のラ
ックコンテナシステムの正面図
【図4】本発明の好適な一実施形態を示す計量器、排出
流量調節手段の制御図
【図5】本発明の好適な一実施形態を示す粉粒体のブレ
ンド装置
【図6】排出流量調節手段11……(スライド式)の参
考斜視図
【図7】排出流量調節手段11……(バルブ開閉式)の
参考斜視図
【図8】排出流量調節手段11……(ロール回転式)の
参考斜視図
【符号の説明】
A ラックコンテナシステム M 駆動部 1 コンテナ 2 収納棚 3 スタッカークレーン 4a 収納棚群 4b 収納棚群 5 精米精選工程 6 供給部 7a 貯蔵部 7b 貯蔵部 7c 貯蔵部 7d 貯蔵部 7e 貯蔵部 7f 貯蔵部 7g 貯蔵部 7h 貯蔵部 8 コンテナステーション 9 シュートパイプ 10a 計量器 10b 計量器 10c 計量器 10d 計量器 10e 計量器 10f 計量器 10g 計量器 10h 計量器 11a 排出流量調節手段 11b 排出流量調節手段 11c 排出流量調節手段 11d 排出流量調節手段 11e 排出流量調節手段 11f 排出流量調節手段 11g 排出流量調節手段 11h 排出流量調節手段 12a メインシュートパイプ 12b シュートパイプ 12c シュートパイプ 12d シュートパイプ 12e シュートパイプ 13 タンク 14 切換手段 15 計量包装機 16 残量排出部 17 切換手段 18 シュートパイプ 20 制御装置 21 キーボード 22 I/O 23 モニター 24 CPU 25 ROM 26 RAM 30 計量制御装置 31 カットゲート 32 シリンダー 33 ロードセル 34 カットゲート 35 シリンダー 36 シャッター 37 ボールねじ 38 シャッター 39 バルブ 40 ロール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を貯蔵する貯蔵部と、該貯蔵部に
    連結した計量器と、該計量器の排出流量を調節する排出
    流量調節手段と、該排出流量調節手段の排出側に接続し
    たシュートパイプと、を備えた計量装置を複数配列し、
    前記複数のシュートパイプの排出側を1つの収束点に収
    束させて1本のシュートパイプに接続するとともに、前
    記各排出流量調節手段から収束点に至る各シュートパイ
    プの長さを同一とし、さらに、前記各計量器と各排出流
    量調節手段とを、排出流量調節手段の排出開始タイミン
    グと排出時間とを制御する制御装置に接続したことを特
    徴とする粉粒体のブレンド装置。
  2. 【請求項2】 複数のシュートパイプを収束した1本の
    シュートパイプは、複数の排出流量調節手段の排出合計
    流量に対応したパイプ径であることを特徴とする請求項
    1記載の粉粒体のブレンド装置。
  3. 【請求項3】 計量装置をラックコンテナ枠に付設する
    とともに、この計量装置の貯蔵部に粉粒体を供給するコ
    ンテナステーションをラックコンテナ枠の上部に配設し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の粉粒体のブレ
    ンド装置。
  4. 【請求項4】 1本に収束したシュートパイプを複数に
    分岐し、この分岐点に切換手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の粉粒体のブレンド装置。
  5. 【請求項5】 複数の計量過程によって計量された粉粒
    体をそれぞれ自然落下させて複数の流束で排出し、次い
    でこの各流束を1つに収束させてなる粉粒体のブレンド
    方法であって、前記各計量過程からの排出を同時に開始
    しほぼ同時に終了させることを特徴とする粉粒体のブレ
    ンド方法。
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