JP2000308229A - 熱線検知式負荷制御装置用の操作スイッチ - Google Patents

熱線検知式負荷制御装置用の操作スイッチ

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JP2000308229A
JP2000308229A JP11115701A JP11570199A JP2000308229A JP 2000308229 A JP2000308229 A JP 2000308229A JP 11115701 A JP11115701 A JP 11115701A JP 11570199 A JP11570199 A JP 11570199A JP 2000308229 A JP2000308229 A JP 2000308229A
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heat ray
control device
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JP11115701A
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Hirotaka Hamaguchi
博隆 濱口
Taizo Kawajiri
泰三 川尻
Masuo Kitamura
満寿雄 北村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】丸形の取付孔に取り付けることができるように
し、無機質材料の板材であっても容易に取り付けること
ができるようにする。 【解決手段】スイッチ本体Sは、操作ハンドル31が突
出する器体1の前面を開口部41から露出させる形でプ
レート枠2に取り付けられる。プレート枠2の後面には
ガイドリブ44が突設され、プレート枠2の前面側から
挿入された固定ねじ36に螺合する取付金具43がガイ
ドリブ44により回転止めされながら前後に移動する。
壁パネルに丸形の取付孔を形成しておけば、プレート枠
2と取付金具43との間で取付孔の周部を挟持してプレ
ート枠2を壁パネルに固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体から放射され
る熱線を検知し検知エリア内における人の存否に応じて
電源から負荷への給電を制御する熱線検知式負荷制御装
置に接続され、熱線検知式負荷制御装置による負荷の制
御状態を切り換える操作スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、焦電型赤外線センサのような
熱線センサを用いて人体からの熱線(遠赤外線)を検出
し、熱線量に基づいて人の存在が検出されると、電源か
ら負荷への給電を制御して、例えば照明負荷を点灯させ
るようにした熱線検知式負荷制御装置が提供されてい
る。
【0003】図8は熱線検知式負荷制御装置Xの一例を
示すブロック図であり、人体からの熱線を検出する熱線
センサとして焦電型赤外線センサ(以下、焦電センサと
いう)60を用い、焦電センサ60の出力を増幅部62
で増幅した後にマイクロコンピュータ61に入力してい
る。マイクロコンピュータ61は増幅部62の出力をA
/D変換し、さらに焦電センサ60の出力値に基づいて
あらかじめ設定された検知エリア内における人の存否を
判断する。ここに、検知エリアは焦電センサ60への熱
線の入射経路に配置したレンズ、ミラー、遮光板のよう
な光学素子により設定される。マイクロコンピュータ6
1の内部では焦電センサ60の出力に基づいて検知エリ
アに人が存在すると判断したときには検出信号を発生す
る。
【0004】マイクロコンピュータ61は駆動部63を
介して双方向3端子サイリスタ(トライアック)64を
オンオフさせる機能を有する。このトライアック64
は、商用電源ACを接続する電源端子F11,F12と照明
負荷70を接続する負荷端子F 13,F14との間(電源端
子F11と負荷端子F14との間)に挿入され、マイクロコ
ンピュータ61により導通角が制御されて照明負荷70
の供給電力を調節し光出力を変化させる。
【0005】ところで、マイクロコンピュータ61のも
っとも基本的な動作は、焦電センサ60に入射した熱線
量の変化に基づいて人が検知されると(すなわち、検出
信号が発生すると)、照明負荷70を点灯させる動作で
あって、照明負荷70が点灯する時間はマイクロコンピ
ュータ61により構成されたタイマ手段により時限され
る。
【0006】タイマ手段は、検出信号の発生毎に所定の
保持時間を時限するものであってリトリガラブルに構成
されている。すなわち、保持時間が満了するまでに検出
信号が発生すると保持時間の時限をやり直すのであっ
て、もっとも遅く発生した検出信号から保持時間の満了
前に検出信号が発生しなければ保持時間の経過後に保持
時間が満了するのである。なお、保持時間は動作保持時
間設定部65により調節可能である。
【0007】さらに、内部回路の電源は電源端子F11
12に接続された商用電源ACを受けて直流定電圧を出
力する直流安定化電源66により得られる。また、マイ
クロコンピュータ61には電源投入時にリセットを行な
うための集積回路よりなるリセット回路67も接続され
る。
【0008】上記熱線検知式負荷制御装置Xは、天井に
取り付けるように構成され、例えば制御対象の負荷が照
明負荷70である場合には照明負荷70に並設される。
これは、照明負荷70による光の照射範囲に検知エリア
をほぼ一致させるためである。
【0009】ところで、焦電センサ60の出力とは無関
係に照明負荷70を点灯ないし消灯させたいという要望
があり、そのために、照明負荷70を熱線検知式負荷制
御装置Xによって制御させるか制御させずに点灯あるい
は消灯させるかを選択するための操作スイッチS’が設
けられる。
【0010】図9は熱線検知式負荷制御装置Xに操作ス
イッチS’を接続した状態を示している。この操作スイ
ッチS’は、熱線検知式負荷制御装置Xの一方の負荷端
子F 13に照明負荷70を介して接続される共通端子部C
OMと、熱線検知式負荷制御装置Xの他方の負荷端子F
14に接続される第1の端子部Lと、商用電源ACの一端
に接続される第2の端子部Mと、共通端子部COMを第
1の端子部Lに接続する状態、第2の端子部Mに接続す
る状態並びに第1及び第2の端子部L,Mの何れとも接
続しない状態に択一的に切り換えるスイッチ部72とが
器体71に納装されて成るものである。すなわち、共通
端子部COMを第1の端子部Lに接続する状態では、図
8と同様に熱線検知式負荷制御装置Xの負荷端子F13
14間に照明負荷70が接続されることとなり、熱線検
知式負荷制御装置Xによって商用電源ACから照明負荷
70への給電が制御される。また、共通端子部COMを
第2の端子部Mに接続する状態では、照明負荷70が熱
線検知式負荷制御装置X並びに操作スイッチS’を介し
て商用電源ACの両極に接続されることとなり、熱線検
知式負荷制御装置Xの制御動作に関係なく照明負荷70
を点灯させることができる。さらに、共通端子部COM
を第1及び第2の端子部L,Mの何れとも接続しない状
態では、照明負荷70の一端が商用電源ACから完全に
切り離されることとなり、熱線検知式負荷制御装置Xの
制御動作に関係なく照明負荷70を消灯させることがで
きる。
【0011】上記従来の操作スイッチS’は、図10及
び図11に示すように合成樹脂により略箱形に形成され
たボディ71aの略中央部にスイッチ部72が収納され
るとともに、ボディ71aの上部に共通端子部COM並
びに第1及び第2の端子部L,Mが収納され、スイッチ
部72と共通端子部COM並びに第1及び第2の端子部
L,Mとがリード線73によって接続されている。スイ
ッチ部72は、それ単独で機能する市販のロータリスイ
ッチから成り、操作つまみ74を所定位置に回動するこ
とで内部接点が切り換えられるように構成されている。
【0012】また、ボディ71aの開口側には操作つま
み74を露出する孔を有したカバー71bが被着され
る。ボディ71aとカバー71bは金属製の組立枠75
により結合されて器体71が構成されている。組立枠7
5は主片の略中央及び両側から各々脚片75bが垂下さ
れて全体が略E字形に形成されるとともに、各脚片75
bの先端部が二股になっている。そして、図10(b)
(c)に示すようにボディ71aをカバー71bにつき
合わせた状態でカバー71bを跨ぐように組立枠75を
取着し、二股の先端部を拡開して組立枠75によって結
合されている。組立枠75の主片には一対の係止爪(図
示せず)と、略ロ字形の立ち上げ片(図示せず)とが設
けてある。また、ボディ71aの側面にはねじ式の各端
子部COM,M,Lが露出する切欠76が設けてあり、
カバー71bの側面に回動自在に取り付けられた扉77
によって開閉自在に閉塞されるようになっており、電源
線や負荷線等を接続する場合には、扉77を開けて端子
ねじ78で締め付けて接続する。
【0013】ここで、器体71は大角形連用配線器具
(JIS C8304参照)の3個モジュール寸法に形
成されており、図10に示すように上記大角形連用配線
器具の金属製の取付枠79(JIS C8375参照)
を用いて壁面等に埋込配設される。なお、取付枠79へ
の器体71の取り付けは、カバー71bの前面側に突出
するボス部71cを取付枠79の器具取付用開口79a
から露出させるようにして取付枠79に設けられた固着
用爪部79bを組立枠75の立ち上げ片の開口部に係止
することで行われる。
【0014】また、上記取付枠79は、壁パネルのよう
な建築用板に角形の取付孔を形成して取り付けるものが
多く採用されている。この取付枠79は、木質壁に直付
けする取付方法、コンクリート壁に埋設されたスイッチ
ボックスに取着する取付方法、ベニア板等の木質の建築
用板に角形の取付孔を形成し挟み金具との間で建築用板
を挟持する取付方法に対応するように構成されているの
が現状である(特開平2−136012号公報、特開昭
61−77301号公報等参照)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
住宅の内壁を形成する建築用板として石膏ボードなどの
無機質材料の板材の採用が増加してきている。このよう
な無機質材料の板材は脆いものであるから、角形の取付
孔を形成するのは非常に手間のかかる作業であって、上
記従来例のように角形の取付孔用の取付枠79に対応し
た操作スイッチS’では、取付作業が面倒になるという
問題がある(第1の問題)。一方、無機質材料の板材で
あっても、丸形の取付孔はホールソウ(丸形穴加工機)
を用いて簡単に形成できるものである。
【0016】また、上記従来例ではボディ71aとカバ
ー71bを組み立てるのに組立枠75を用いているた
め、器体71の組立作業に非常に手間がかかるという問
題がある(第2の問題)。
【0017】さらに、スイッチ部72として市販のロー
タリスイッチを使用するため、スイッチ部72と各端子
部COM,M,Lとをリード線73によって接続しなけ
ればならず、部品点数の増加や作業工程の増加により製
造コストが高くつくという問題、並びに接点の切換機構
を合成樹脂製のケース内に収納して成るスイッチ部72
を更に合成樹脂製の器体71に収納するというように、
同機能の部品が重複して用いられるための材料ロスが生
じるという問題もある(第3の問題)。
【0018】請求項1の発明は上記第1の問題に鑑みて
為されたものであり、その目的とするところは、丸形の
取付孔に取り付けることができるようにし、無機質材料
の板材であっても容易に取り付けることができるように
した熱線検知式負荷制御装置用の操作スイッチを提供す
ることにある。
【0019】また、請求項2の発明は上記第2の問題に
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
組立が容易な熱線検知式負荷制御装置用の操作スイッチ
を提供することにある。
【0020】さらに、請求項3の発明は上記第3の問題
に鑑みて為されたものであり、その目的とするところ
は、製造コストの削減が図れる熱線検知式負荷制御装置
用の操作スイッチを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、人体から放射される熱線を検知
し検知エリア内における人の存否に応じて電源から負荷
への給電を制御する熱線検知式負荷制御装置に接続され
て熱線検知式負荷制御装置によって電源から負荷への給
電を制御する状態、電源から負荷に強制的に給電する状
態並びに電源から負荷への給電を停止する状態に切り換
えるスイッチ本体と、スイッチ本体が一部を開口窓から
露出させる形で取り付けられ建築用板に穿孔された丸形
の取付孔の周部に後面周部が当接するプレート枠と、プ
レート枠との間で取付孔の周部を挟持してプレート枠を
建築用板に固定する固定手段とを備えたことを特徴と
し、建築用板に形成した丸形の取付孔に取り付けること
ができ、無機質材料の板材であってもホールソウなどの
工具を用いることによって、容易に施工することができ
る。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、合成樹脂により略箱形に形成されるボディとカバー
とでスイッチ本体の器体が構成され、ボディ又はカバー
の一方の外面に1乃至複数の係止突部が設けられるとと
もにボディ又はカバーの他方に各係止突部を乗り越えて
弾性復元変位し且つ係止突部に係止される1乃至複数の
被係止部が設けられたことを特徴とし、各被係止部がそ
れぞれ係止突部を乗り越えて係止突部に係止されること
でボディとカバーが結合されるため、器体をワンタッチ
で容易に組み立てることができて組立作業が簡素化され
る。
【0023】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、スイッチ本体が、熱線検知式負荷制御装置の
一方の出力端に負荷を介して接続される共通端子部と、
熱線検知式負荷制御装置の他方の出力端に接続される第
1の端子部と、電源の一端に接続される第2の端子部
と、共通端子部を第1の端子部に接続する状態、第2の
端子部に接続する状態並びに第1及び第2の端子部の何
れとも接続しない状態に択一的に切り換える切換機構部
とが器体に納装されて成ることを特徴とし、切換機構部
によって各端子部の接続状態の切り換えを行うため、従
来例のように市販のスイッチ部を使用する場合に比較し
て部品点数が削減でき且つ材料のロスもなくなる。その
結果、組立が容易となるとともに製造コストの削減が図
れる。
【0024】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、固定手段が、プレート枠に穿孔された
固定孔を通して挿入される固定ねじと、固定ねじに螺合
し固定ねじの回転に伴って前後に移動する取付金具と、
取付金具の移動を案内するガイド部を有してプレート枠
の後面に一体に突設される脚部とから成り、取付金具を
ガイド部で案内する間に取付金具の一端部を脚部に対し
てプレート枠の外周側に突出させた形で取付金具の回転
を取付金具またはガイド部により禁止し、取付金具をプ
レート枠との間に取付孔の周部を挟持する位置と、この
位置から後退して脚部とともに取付孔に挿入可能となる
位置との間で移動自在として成ることを特徴とし、取付
金具を後退させた状態で丸形の取付孔に脚部とともに取
付金具を挿入した後に、取付金具を前進させてプレート
枠と取付金具との間で取付孔の周部を挟持すればプレー
ト枠を建築用板に固定することができ、取付金具がプレ
ート枠に一体に設けた脚部に案内されることにより取付
金具のプレート枠に対するがたつきが規制されプレート
枠の固定強度が高くなる。また、プレート枠の前面側か
らドライバのような工具によって固定ねじを回転させる
ことにより取付金具をガイド部に沿って進退させること
ができるから、建築用板に対するプレート枠の着脱作業
が容易となる。
【0025】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、切換機構部が、器体の底部に一端が回転自在に支持
され他端が器体表面に突出し、軸周り周面にカム面を形
成したカム部を軸方向に複数有する回転軸と、回転軸の
周囲に各カム部に対応して配置され、回転軸の回転角度
に応じて対応するカム部のカム面により押圧駆動と押圧
駆動の解除とが為される複数の可動接点ばねとを具備
し、各可動接点ばねの押圧駆動時に可動接点ばねの可動
接点と接触し、押圧駆動の解除時に可動接点との接触が
解除される固定接点が第1及び第2の端子部にそれぞれ
設けられ、共通端子部に各可動接点ばねの一端部が固定
されて成ることを特徴とし、歯車を用いた駆動機構無し
に複数段の切り換えが行え、部品点数も少なく、また材
料コスト、加工コストも従来のものに比べて安く、その
上歯車を用いた場合に比べて構造が簡単で、器体に組み
込む場合にも容易であり、結果安価に製作できる。
【0026】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、回転軸の一端を支持する器体底部には回転軸の周面
に弾接して回転軸の回動を節動させることでクリック感
触を与えるクリック感触用ばね部が設けられたことを特
徴とし、回転軸の回転操作にクリック感触が得られ、操
作感が良い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して本発
明の一実施形態を詳細に説明する。
【0028】本実施形態の熱線検知式負荷制御装置用の
操作スイッチ(以下、「操作スイッチ」と略す)は、ス
イッチ本体Sと、プレート枠2と、固定手段を構成する
固定ねじ36並びに取付金具43とを備える。
【0029】スイッチ本体Sの器体1は、絶縁性を有す
る合成樹脂(熱硬化性樹脂)の成型品から成るボディ1
A及びボディ1Aに被着される絶縁性を有する合成樹脂
(ABS樹脂のような熱可塑性樹脂)の成型品から成る
カバー1Bを組み立てて構成される。
【0030】ボディ1Aは、底部中央に回転軸3の一端
を回転自在に支持する軸受け用凹部(図示せず)を形成
し、また一端側の片側には固定接点5,5をそれぞれ設
けた1組の端子板6a,6bを収納する収納部7を設
け、他端側の収納部7と反対側には2つの可動接点ばね
1,82を支持固定する共通端子板9を収納する収納部
10が設けてある。
【0031】カバー1Bは、ボディ1Aに被着する際に
ボディ1Aの両端面に突設してある係止突部11,11
を係入する係止孔12,12を設けた係止片13,13
を両端面より図1において下方に向けて一体突設し、中
央部にはボディ1Aに被着した状態で回転軸3の先端部
3cを外部に貫挿させる軸挿通孔14を穿孔するととも
に、この軸挿通孔14のボディ1Aの内側部には回転軸
3の先端よりやや下方の軸部3aを回動自在に軸支する
軸受部(図示せず)が設けてある。この軸受部の内周部
には、該軸受部に収納される軸部3aの外周部に設けた
段部16に当たり、回転軸3の回転を一定範囲に規制す
るストッパ部(図示せず)が形成してある。ここで、係
止突部11,11のボディ1A開口側の端面は、ボディ
1Aの開口側に向かって傾斜する傾斜面11aとしてあ
る。またカバー1Bの一端側の両側面には各一対の係止
爪28,28が突設してある。但し、片側の側面の係止
爪28,28は、カバー1Bの側面に垂設された舌片4
の表面に突設してある。さらに、舌片4の背部には空所
(図示せず)が形成され、係止爪28,28が突設され
た舌片4が背方へ弾性的に撓むようにしてある。
【0032】回転軸3の軸部3aより下方には軸方向に
2層のカム部17A,l7Bが形成してある。上側のカ
ム部17Aは水平断面形状が回転軸3の中心と同心の円
の円柱部位とこの円柱部位の中心に対して135度だけ
ずれた方向に突出する一対の尖塔部位とで構成され、カ
ム面は上記円柱部位の円周面と、上記尖塔部位の側面と
で構成され、片方の尖塔部位の先端角部が可動接点ばね
の押圧駆動部170を構成する。また、下側のカム部1
7Bは水平断面形状が回転軸3の中心と同心の半円の半
円柱部位とこの半円柱体の弦辺に連設される水平断面形
状が長方形の角柱部位とで構成され、カム面は上記半円
部位の半円周面と、上記角柱部位の3辺の面とで構成さ
れ、角柱部位の可動接点ばね側の角部が可動接点ばねの
押圧駆動部171を構成する。
【0033】そして両カム部17A,17Bの収納部7
側には共通端子板9に一端が固定された可動接点ばね8
1,82をそれらの側面がカム面に弾接するように並行配
置している。
【0034】ここで互いに上、下位置に配置される可動
接点ばね81,82はそれぞれ一枚のばね板材を打ち抜い
て形成されるもので、基端部は互いに連結片80により
連結されており、連結片80は共通端子板9よりボディ
1Aの中心線上へ延設した固定片90に鋲18でかしめ
固定される。
【0035】共通端子板9はコ字状に折り曲げられるも
ので両側側片を下向けとなるように収納部10に収納さ
れ、一方の側片に一体連設してある上記固定片90を収
納部10の隔壁に形成した隙間10aより収納部10か
ら導出してある。また他方の側片は二股に分かれ、一方
の片の内側に該片とともに速結端子を構成する鎖錠ばね
19を収納するともに、鎖錠ばね19と側片とで鎖錠さ
れて接続された電線の芯線を引き外す際に、両側の鎖錠
ばね19を押して鎖錠状態を解除するための解除釦20
を収納してある。
【0036】ここで収納部10に収納される速結端子に
対応するように収納部10に対応するボディ1Aの底部
には電線挿入孔21及び解除釦20を操作するための治
具挿入孔22を穿設してある。そして収納部10に収納
される速結端子は共通端子部COMを構成する。
【0037】可動接点ばね81,82は、上記カム面に弾
接する側面より先部を、並行する自由端が収納部7から
遠ざかるように略Z状に折り曲げてあり、自由端の外側
面に設けた可動接点23,23を収納部7に配設してあ
る端子板6a,6bの固定接点5,5に対向させてい
る。
【0038】端子板6a,6bは金属板をコ字状に折り
曲げて形成された同一形状のもので、収納部7に収納さ
れる際には互いの両側片が対向するように上下逆さまに
収納され、ボディ1Aの中央側に位置する側片の先端縁
からはL状片60を延設し、収納部7の隔壁に設けた溝
を介して収納部7より出して、溝を設けてある収納部7
の壁面に沿うようにL状片60の先部を配置してある。
ここで端子板6aのL状片60は側片の上部側より延設
し、端子板6bのL状片60は側片の下部側より延設し
てあって、それぞれの先部は上、下に配置されることに
なる。それぞれの先部には固定接点5を設けており、
上、下に配置される固定接点5が上、下に配置される可
動接点ばね81,82の可動接点23,23に対向するこ
とになる。
【0039】端子板6a,6bの内側には端子板6a,
6bと速結端子を構成する鎖錠ばね19’,19’をそ
れぞれ収納し、また速結端子に接続された電線の芯線を
引き外す際に、両側の端子板6a,6bの内側に収納し
てある鎖錠ばね19’,19’を押して鎖錠状態を解除
するための解除釦20’を収納部7に収納してある。ま
た各収納部7に収納される2組の速結端子に対応するよ
うに収納部7に対応するボディ1Aの底部には電線挿入
孔21’及び解除釦20’を操作するための治具挿入孔
22’を穿設してある。
【0040】而して、収納部7には速結端子が2組収納
されることになり、これら速結端子が第1の端子部L及
び第2の端子部Mを構成する。
【0041】ボディ1Aの底部中央に設けた上記軸受け
用凹部に嵌まっている回転軸3の下端部よりやや上部の
軸部3bの水平断面形状を正八角形に形成し、中心を介
して平行する軸部3bの対の周面が、ボディ1Aの長手
方向に対して直交する位置に回転軸3が回転した時にそ
れぞれの周面に面接するように配置された平行な板ばね
24,24とで回転軸3の回転が節動となるようにし、
回転操作にクリック感触を与えるようになっている。
【0042】つまり回転軸3が回転する際、平行する板
ばね24,24の回転軸3の周面が回転するに伴って板
ばね24,24を押し拡げ、この板バネ24,24の開
き角度が、中心を介して対向する一つの角部を結ぶ線が
平行する板ばね24,24に対して直交する位置で最大
となった後、回転軸3の押し拡げる力が急速に小さくな
って再び元の状態に戻るため、押し拡げ力の有る時と無
い時の操作力の落差からクリック感触が得られることに
なる。
【0043】ここで板ばね24,24は板ばね材を断面
コ字状に折り曲げたコ字状ばね体25の両側片により構
成されており、ばね体25は中央片に開口した角孔25
aを軸受け用凹部の両側のボディ1Aの底部に一体突設
してあるリブ(図示せず)に被挿してボディ1A上に載
置されるようになっており、上記リブにより左右方向の
ずれが防止され、また板ばね24,24が回転軸3の軸
部3bの周面に面接することにより上下方向のずれが防
止されている。なお、上記リブの内側面は軸部3bより
上側の回転軸3の周面に摺接する凹曲面となっている。
【0044】而して、ボディ1A内に各部材を組み込
み、回転軸3の先端部3cを軸挿通孔14より外へ突出
させるようにしてカバー1Bをボディ1Aに被着する。
この時、係止片13の下端が係止突部11の上端に形成
した傾斜面11aに案内されながら、係止突部11上に
乗り上げ、更にカバー1Bがボディ1A側に押されるこ
とにより係止片13の係止孔12に係止突部11が係入
しボディ1Aにカバー1Bが結合固定されることにな
る。つまり、ボディ1Aとカバー1Bをワンタッチで組
み立てることができ、組立枠75を用いる従来例に比較
して組立が非常に容易になるものである。
【0045】このようにしてカバー1Bをボディ1Aに
被着した後、カバー1Bから前方に突出した回転軸3の
先端部3cを操作ハンドル31の後面に形成した差し込
み孔(図示せず)に挿入して操作ハンドル31を回転軸
3の先端部3cに被挿する。ここで先端部3cの断面形
状が半円形状であり、この半円形状に対応するように差
し込み孔の断面形状を形成し、操作ハンドル31の回転
操作により回転軸3を回転させることができるようにな
っている。そして、回転軸3に操作ハンドル31を被挿
した状態でカバー1Bの上に上カバー29を被着する。
【0046】上カバー29は合成樹脂により矩形板状に
形成され、中央には操作ハンドル31を挿通する露出孔
38が穿孔されるとともに、長手方向に対向する両短辺
近傍の略中央にはタッピングねじ等の取付ねじ30が挿
通されるねじ挿通孔29a,29aが設けてある。
【0047】一方、カバー1Bの長手方向に対向する両
短辺近傍の略中央には、取付ねじ30が螺合する孔32
aを有したボス部32が突設されている。而して、露出
孔38に操作ハンドル31を挿通してカバー1Bの前面
に上カバー29を被着し、ねじ挿通孔29a,29aに
挿通した取付ねじ30,30をカバー1Bの孔32a,
32aに螺合することで上カバー29がカバー1Bに取
り付けられてスイッチ本体Sが組み立てられる。なお、
上カバー29の長手方向に対向する両側面には、化粧カ
バー55の係止部55aが係止される係止凹部29bが
設けてある。
【0048】プレート枠2は合成樹脂により丸形に形成
されており、プレート枠2の中央部にはスイッチ本体S
を装着する矩形状の開口窓41が穿孔されている。ま
た、プレート枠2の周部には一対の固定孔42が、ほぼ
直径方向に離間する形で穿孔され、各固定孔42を通し
てそれぞれ挿入される固定ねじ36の先端部に平板状の
取付金具43が螺合するようになっている。プレート枠
2の裏面には固定孔42に対応する部位で脚部としての
断面略コ形のガイドリブ44が突設され、固定ねじ36
を締めつける際に取付金具43の一部がガイドリブ44
に挿入されることにより、回転止めがなされるようにし
ている。また、この状態では取付金具43の先端部はプ
レート枠2の周縁から突出する。したがって、建築用板
である壁パネルにプレート枠2よりも径の小さい丸形の
取付孔を穿設しておき、取付孔を覆う形でプレート枠2
を壁パネルの表面に当接させ、その後、固定ねじ36を
締めつけて取付金具43をプレート枠2に近付けるよう
にすれば、プレート枠2の周部と取付金具43とによっ
て取付孔の周部で壁パネルを挟持することになり、プレ
ート枠2が壁パネルに固定されるのである。ここにおい
て、取付孔にプレート枠2を取り付けるときにガイドリ
ブ44を取付孔に挿入するのはもちろん、その際に、取
付孔の投影面内に取付金具43を位置させておくのは言
うまでもない。固定ねじ36を締め付ければ、後述のよ
うに取付金具43が回転し、取付孔の投影面から取付金
具43の一部が突出し、プレート枠2と取付金具43と
によって壁パネルを挟持することができる。なお、固定
ねじ36は合成樹脂により円筒状に形成されたねじ止め
39に挿通してある。
【0049】ここにおいて、ガイドリブ44の両脚片4
4a,44bのうち固定ねじ36を締めつける向きにお
ける右側の脚片44aには突部44cが突設してある。
また、取付金具43においてガイドリブ44の中に挿入
された状態で突部44cに当接する部位に凹溝43aが
形成されている。したがって、プレート枠2を取付孔に
装着するときには、取付金具43の凹溝43aを脚片4
4aの突部44cに当接させた形でプレート枠2の周縁
から突出しないような位置に配置しておき、ガイドリブ
44を取付孔に挿入した後に、固定ねじ36を締めつけ
るようにすれば、取付金具43が固定ねじ36とともに
回転してプレート枠2から突出するのである。その後、
取付金具43の側縁がガイドリブ44の他方の脚片44
bに当接することによって回り止めがなされ、固定ねじ
36を締め付けるに従ってガイドリブ44に沿ってプレ
ート枠2に近付くようになるのである。つまり、脚片4
4bが取付金具43を案内するガイド部として機能す
る。
【0050】図3及び図4に示すように、プレート枠2
の中央に形成された開口窓41の周縁には背方に突出す
る周壁45が設けられている。この周壁45の対向する
両側面には、スイッチ本体Sの器体1に設けた係止爪2
8が挿入係止される係止孔46が4つずつ並設されてい
る。
【0051】而して、プレート枠2の背面側から、舌片
4と反対側の係止爪28を片側の係止孔46に挿入した
後に舌片4側の器体1の端部をプレート枠2に押し付け
るようにすれば、周壁45の端縁で係止爪28が押され
て舌片4が空所の方へ撓み、やがて係止爪28がプレー
ト枠2の係止孔46に挿入係止される。その結果、図3
に示すようにスイッチ本体Sがプレート枠2に取り付け
られる。また、指先あるいはドライバのような工具で舌
片4の先端に突出する突片4aを空所側へ押して舌片4
を撓ませれば、係止爪28を係止孔46から外して、ス
イッチ本体Sをプレート枠2から取り外すことができ
る。なお、プレート枠2の開口窓41を挟んで対向する
両端部には、プレート枠2を建築用板に直付けするため
に木ねじ等の取付ねじが挿通されるねじ挿通孔15が設
けてある。
【0052】ところで、プレート枠2の前面には耐火パ
ネル47が装着される。耐火パネル47は金属製の板材
により略円形に形成され、中央部には開口窓41に連通
してスイッチ本体Sの前面を露出する矩形の開口部48
が設けられるとともに、開口部48の両側には固定孔4
2に連通する孔47bが設けてある。また、耐火パネル
47の周縁の4カ所にはプレート枠2の前面に設けられ
た孔49に挿入係止される爪50が形成されている。
【0053】さらに、耐火パネル47が取り付けられた
プレート枠2の前面が化粧プレート51によって覆われ
る。この化粧プレート51は合成樹脂により略環形に形
成され、中央には丸形の開口部52が設けてある。ま
た、化粧プレート51の裏面には合計4つの係止突起5
3が突設されており、これらの係止突起53がプレート
枠2に穿孔された係止凹所54に挿入係止されることで
化粧プレート51がプレート枠2の前面を覆うように着
脱自在に装着される。なお、耐火パネル47の外周部分
には、化粧プレート51の係止突起53を挿通させる逃
がし用として矩形の切り欠き47aが形成されている。
従って、耐火パネル47が邪魔することなく化粧プレー
ト51をプレート枠2に装着することができる。
【0054】また、スイッチ本体Sの操作ハンドル31
を挿通する挿通孔56を有して化粧プレート51の開口
部52を塞ぐ化粧カバー55がスイッチ本体Sの前面に
取り付けられる。この化粧カバー55は、合成樹脂によ
り化粧プレート51の開口部52と略等しい直径を有す
る円形に形成され、中央に丸形の挿通孔56が設けられ
ている。また、化粧カバー55の背面には4つの係止部
55aが突設されており、図4に示すようにスイッチ本
体Sの上カバー29の側面に設けられている係止凹部2
9bに係止部55aが係合されることで化粧カバー55
がスイッチ本体Sの前面に取着されるようになってい
る。なお、化粧カバー55の挿通孔56の表面側周縁に
は、図2に示すように操作ハンドル31の回転位置に対
応して共通端子部COMと第1及び第2の端子部L,M
との接続状態を示す文字(「切」、「自動」及び「連続
入」)を記している。
【0055】次に本実施形態の動作について図7に基づ
いて説明する。
【0056】図7(a)は(イ)に示すように上側のカ
ム部17Aの尖塔部位の側面に可動接点ばね81が弾接
している状態にあり、この状態では、可動接点ばね81
の可動接点23は固定接点5に接触していない。また、
同図(ロ)に示すように下側のカム部17Bの半円柱部
位の周面に可動接点ばね82が弾接している状態にあ
り、この状態では、可動接点ばね82の可動接点23は
固定接点5に接触していない。つまり共通端子板9が第
1及び第2の端子板6a,6bの何れの間とも通電され
ない状態にあり、従来例で説明したように照明負荷70
の一端が商用電源ACから完全に切り離されることとな
って熱線検知式負荷制御装置Xの制御動作に関係なく照
明負荷70を消灯させることができる。この回転軸3の
回転位置を例えば熱線検知式負荷制御装置Xの「切」状
態とする。
【0057】次に操作ハンドル31を時計回りに回して
回転軸3を時計回りに45度回転させると各カム部17
A,17Bも回転して同図(b)に示す状態となる。こ
の場合、上側のカム部17Aの片方の尖塔部位の押圧駆
動部170により第1の可動接点ばね81が押圧駆動さ
れるとともに下側のカム部17Bの角柱部位の側面に第
2の可動接点ばね82が弾触した状態にあり、この状態
では、可動接点ばね81の可動接点23のみが固定接点
5に接触している。つまり共通端子板9と、上側の固定
接点5に対応する端子板6bとの間が通電される状態に
あり、従来例で説明したように熱線検知式負荷制御装置
Xの負荷端子F13,F14間に照明負荷70が接続される
こととなって熱線検知式負荷制御装置Xによって商用電
源ACから照明負荷70への給電を制御させることがで
きる。この回転軸3の回転位置を例えば熱線検知式負荷
制御装置Xの「自動」状態とする。
【0058】更に操作ハンドル31を時計回りに回して
回転軸3を時計回りに45度回転させると各カム部17
A,17Bが回転して図7(c)に示す状態となる。こ
の場合、上側のカム部17Aの尖塔部位の側面に可動接
点ばね81が弾接するとともに下側のカム部17Bの角
柱部位の押圧駆動部171により第2の可動接点ばね8
2が押圧駆動される状態にあり、この状態では、第2の
可動接点ばね82の可動接点23のみが固定接点5に接
触している。つまり共通端子板9と、下側の固定接点5
に対応する端子板6aとの間が通電される状態にあり、
従来例で説明したように照明負荷70が熱線検知式負荷
制御装置X並びに操作スイッチSを介して商用電源AC
の両極に接続されることとなって熱線検知式負荷制御装
置Xの制御動作に関係なく照明負荷70を点灯させるこ
とができる。この回転軸3の回転位置を例えば熱線検知
式負荷制御装置Xの「連続入」状態とする。
【0059】このようにして「切」の状態から操作ハン
ドル31を時計回りに45度ずつ回動操作することによ
り、共通端子部COMが第1及び第2の端子部L,Mの
何れとも接続されない状態(「切」の状態)、共通端子
部COMが第1の端子部Lと接続される状態(「自動」
の状態)、並びに共通端子部COMが第2の端子部Mに
接続される状態(「連続入」の状態)に順次切り換えら
れることになる。
【0060】ここで「連続入」の回転位置から更に操作
ハンドル31を時計回りに回転させようとした場合、回
転軸3の段部16が軸受部15内のストッッパに当た
り、それ以上の回転を規制する。
【0061】そして操作ハンドル31を反時計回りに回
して回転軸3を反時計回りに回転させると、45度ずつ
回転する度に熱線検知式負荷制御装置Xの動作状態が切
り換わり、「連続入」の回転位置から90度回転させる
と元の「切」の位置に戻ることになる。この時上記段部
16とは回転方向において反対側にある段部16が対応
するストッパに当たり、それ以上の回転を規制する。
【0062】なお、本実施形態ではプレート枠2を略円
形としたが、これに限定する趣旨ではなく、丸形の取付
孔を覆う形状並びに寸法であれば多角形等の任意の形状
を採用することが可能である。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明は、人体から放射される
熱線を検知し検知エリア内における人の存否に応じて電
源から負荷への給電を制御する熱線検知式負荷制御装置
に接続されて熱線検知式負荷制御装置によって電源から
負荷への給電を制御する状態、電源から負荷に強制的に
給電する状態並びに電源から負荷への給電を停止する状
態に切り換えるスイッチ本体と、スイッチ本体が一部を
開口窓から露出させる形で取り付けられ建築用板に穿孔
された丸形の取付孔の周部に後面周部が当接するプレー
ト枠と、プレート枠との間で取付孔の周部を挟持してプ
レート枠を建築用板に固定する固定手段とを備えたの
で、建築用板に形成した丸形の取付孔に取り付けること
ができ、無機質材料の板材であってもホールソウなどの
工具を用いることによって、容易に施工することができ
るという効果がある。
【0064】請求項2の発明は、合成樹脂により略箱形
に形成されるボディとカバーとでスイッチ本体の器体が
構成され、ボディ又はカバーの一方の外面に1乃至複数
の係止突部が設けられるとともにボディ又はカバーの他
方に各係止突部を乗り越えて弾性復元変位し且つ係止突
部に係止される1乃至複数の被係止部が設けられたの
で、各被係止部がそれぞれ係止突部を乗り越えて係止突
部に係止されることでボディとカバーが結合されるた
め、器体をワンタッチで容易に組み立てることができて
組立作業が簡素化されるという効果がある。
【0065】請求項3の発明は、スイッチ本体が、熱線
検知式負荷制御装置の一方の出力端に負荷を介して接続
される共通端子部と、熱線検知式負荷制御装置の他方の
出力端に接続される第1の端子部と、電源の一端に接続
される第2の端子部と、共通端子部を第1の端子部に接
続する状態、第2の端子部に接続する状態並びに第1及
び第2の端子部の何れとも接続しない状態に択一的に切
り換える切換機構部とが器体に納装されて成るので、切
換機構部によって各端子部の接続状態の切り換えを行う
ため、従来例のように市販のスイッチ部を使用する場合
に比較して部品点数が削減でき且つ材料のロスもなくな
り、その結果、組立が容易となるとともに製造コストの
削減が図れるという効果がある。
【0066】請求項4の発明は、固定手段が、プレート
枠に穿孔された固定孔を通して挿入される固定ねじと、
固定ねじに螺合し固定ねじの回転に伴って前後に移動す
る取付金具と、取付金具の移動を案内するガイド部を有
してプレート枠の後面に一体に突設される脚部とから成
り、取付金具をガイド部で案内する間に取付金具の一端
部を脚部に対してプレート枠の外周側に突出させた形で
取付金具の回転を取付金具またはガイド部により禁止
し、取付金具をプレート枠との間に取付孔の周部を挟持
する位置と、この位置から後退して脚部とともに取付孔
に挿入可能となる位置との間で移動自在として成るの
で、取付金具を後退させた状態で丸形の取付孔に脚部と
ともに取付金具を挿入した後に、取付金具を前進させて
プレート枠と取付金具との間で取付孔の周部を挟持すれ
ばプレート枠を建築用板に固定することができ、取付金
具がプレート枠に一体に設けた脚部に案内されることに
より取付金具のプレート枠に対するがたつきが規制され
プレート枠の固定強度が高くなるという効果がある。ま
た、プレート枠の前面側からドライバのような工具によ
って固定ねじを回転させることにより取付金具をガイド
部に沿って進退させることができるから、建築用板に対
するプレート枠の着脱作業が容易となるという効果があ
る。。
【0067】請求項5の発明は、切換機構部が、器体の
底部に一端が回転自在に支持され他端が器体表面に突出
し、軸周り周面にカム面を形成したカム部を軸方向に複
数有する回転軸と、回転軸の周囲に各カム部に対応して
配置され、回転軸の回転角度に応じて対応するカム部の
カム面により押圧駆動と押圧駆動の解除とが為される複
数の可動接点ばねとを具備し、各可動接点ばねの押圧駆
動時に可動接点ばねの可動接点と接触し、押圧駆動の解
除時に可動接点との接触が解除される固定接点が第1及
び第2の端子部にそれぞれ設けられ、共通端子部に各可
動接点ばねの一端部が固定されて成るので、歯車を用い
た駆動機構無しに複数段の切り換えが行え、部品点数も
少なく、また材料コスト、加工コストも従来のものに比
べて安く、その上歯車を用いた場合に比べて構造が簡単
で、器体に組み込む場合にも容易であり、結果安価に製
作できるという効果がある。。
【0068】請求項6の発明は、回転軸の一端を支持す
る器体底部には回転軸の周面に弾接して回転軸の回動を
節動させることでクリック感触を与えるクリック感触用
ばね部が設けられたので、回転軸の回転操作にクリック
感触が得られ、操作感が良いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の側断面図である。
【図5】同上におけるスイッチ本体のカバー及び上カバ
ーを外した状態の正面図である。
【図6】同上の裏面図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】熱線検知式負荷制御装置を示すブロック図であ
る。
【図9】操作スイッチと熱線検知式負荷制御装置との配
線図である。
【図10】従来例の金属製取付枠に取り付けた状態を示
し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図
である。
【図11】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【符号の説明】
S スイッチ本体 1 器体 2 プレート枠 36 固定ねじ 43 取付金具 44 ガイドリブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 満寿雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5G019 AA01 AF70 AM14 AN06 CY05 CY23 JJ03 JJ14 KK10 KL02 LL02 LL14 LL20 SK02 SY04 5G052 AA11 AA12 BB02 HA18 HA21 HB05 HC08 HD10 5G357 CA06 CB05 CC03 CD06 CE01 CF05 5G361 AA02 AC13 AD01 AE02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体から放射される熱線を検知し検知エ
    リア内における人の存否に応じて電源から負荷への給電
    を制御する熱線検知式負荷制御装置に接続されて熱線検
    知式負荷制御装置によって電源から負荷への給電を制御
    する状態、電源から負荷に強制的に給電する状態並びに
    電源から負荷への給電を停止する状態に切り換えるスイ
    ッチ本体と、スイッチ本体が一部を開口窓から露出させ
    る形で取り付けられ建築用板に穿孔された丸形の取付孔
    の周部に後面周部が当接するプレート枠と、プレート枠
    との間で取付孔の周部を挟持してプレート枠を建築用板
    に固定する固定手段とを備えたことを特徴とする熱線検
    知式負荷制御装置用の操作スイッチ。
  2. 【請求項2】 合成樹脂により略箱形に形成されるボデ
    ィとカバーとでスイッチ本体の器体が構成され、ボディ
    又はカバーの一方の外面に1乃至複数の係止突部が設け
    られるとともにボディ又はカバーの他方に各係止突部を
    乗り越えて弾性復元変位し且つ係止突部に係止される1
    乃至複数の被係止部が設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の熱線検知式負荷制御装置用の操作スイッチ。
  3. 【請求項3】 スイッチ本体は、熱線検知式負荷制御装
    置の一方の出力端に負荷を介して接続される共通端子部
    と、熱線検知式負荷制御装置の他方の出力端に接続され
    る第1の端子部と、電源の一端に接続される第2の端子
    部と、共通端子部を第1の端子部に接続する状態、第2
    の端子部に接続する状態並びに第1及び第2の端子部の
    何れとも接続しない状態に択一的に切り換える切換機構
    部とが器体に納装されて成ることを特徴とする請求項1
    又は2記載の熱線検知式負荷制御装置用の操作スイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 固定手段は、プレート枠に穿孔された固
    定孔を通して挿入される固定ねじと、固定ねじに螺合し
    固定ねじの回転に伴って前後に移動する取付金具と、取
    付金具の移動を案内するガイド部を有してプレート枠の
    後面に一体に突設される脚部とから成り、取付金具をガ
    イド部で案内する間に取付金具の一端部を脚部に対して
    プレート枠の外周側に突出させた形で取付金具の回転を
    取付金具またはガイド部により禁止し、取付金具をプレ
    ート枠との間に取付孔の周部を挟持する位置と、この位
    置から後退して脚部とともに取付孔に挿入可能となる位
    置との間で移動自在として成ることを特徴とする請求項
    1又は2又は3記載の熱線検知式負荷制御装置用の操作
    スイッチ。
  5. 【請求項5】 切換機構部は、器体の底部に一端が回転
    自在に支持され他端が器体表面に突出し、軸周り周面に
    カム面を形成したカム部を軸方向に複数有する回転軸
    と、回転軸の周囲に各カム部に対応して配置され、回転
    軸の回転角度に応じて対応するカム部のカム面により押
    圧駆動と押圧駆動の解除とが為される複数の可動接点ば
    ねとを具備し、各可動接点ばねの押圧駆動時に可動接点
    ばねの可動接点と接触し、押圧駆動の解除時に可動接点
    との接触が解除される固定接点が第1及び第2の端子部
    にそれぞれ設けられ、共通端子部に各可動接点ばねの一
    端部が固定されて成ることを特徴とする請求項3記載の
    熱線検知式負荷制御装置用の操作スイッチ。
  6. 【請求項6】 回転軸の一端を支持する器体底部には回
    転軸の周面に弾接して回転軸の回動を節動させることで
    クリック感触を与えるクリック感触用ばね部が設けられ
    たことを特徴とする請求項5記載の熱線検知式負荷制御
    装置用の操作スイッチ。
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