JP2597483Y2 - ワイヤ保持装置 - Google Patents

ワイヤ保持装置

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JP2597483Y2
JP2597483Y2 JP1993059130U JP5913093U JP2597483Y2 JP 2597483 Y2 JP2597483 Y2 JP 2597483Y2 JP 1993059130 U JP1993059130 U JP 1993059130U JP 5913093 U JP5913093 U JP 5913093U JP 2597483 Y2 JP2597483 Y2 JP 2597483Y2
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JP
Japan
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wire
groove
base member
control
wire harness
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JP1993059130U
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English (en)
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JPH0722120U (ja
Inventor
正佳 松原
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U-SHINLTD.
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U-SHINLTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車用のヒータコントロ
ール装置等で使用され、ワイヤを保持するためのワイヤ
保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車用のヒータコントロール装
置等において、可動部材を機械的に遠隔操作するための
コントロールワイヤ及びバルブ等に給電するためのワイ
ヤハーネスが使用されている。図4は、従来の車用ヒー
タコントロール装置の平面図である。図4において、コ
ントロールレバー401はベース部材101に支軸40
2を中心に回動自在に取り付けられており、その一端は
パネル403に設けたスリットを突出して操作ノブ40
4が取り付けられ、他端にはコントロールワイヤ107
が接続されている。コントロールワイヤ107は、菅状
のアウタワイヤ108とアウタワイヤ108に摺動自在
に挿通したインナワイヤ109とから構成され、被操作
部材(図示せず)に接続されるものである。
【0003】コントロールワイヤ107の一端は、イン
ナワイヤ109の端部がコントロールレバー401に接
続されると共に、アウタワイヤ108の端部がビス40
5を締め付けることによりクランプ部材406とベース
部材101の間に挟圧して保持される一方、他端は被操
作部材にて同様に保持されるようになっている。また、
パネル403を照明するためのバルブ410が取り付け
部材411によりベース部材101に保持されている。
バルブ410への給電用ワイヤハーネス110は、コン
トロールレバー401の回動の妨げにならないように配
線され、クランプ部材412及びビス413によってベ
ース部材101に保持されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述の如く、コントロ
ールワイヤ及びワイヤハーネスは別個の部材によりベー
ス部材に保持されているので、複数のワイヤ保持装置が
必要になるため構造が複雑となり又取り付け作業が繁雑
となるという問題があった。本考案は前記問題点に鑑み
成されたもので、構造が簡単で、コントロールワイヤ及
びワイヤハーネスを所定位置に保持する作業が容易なワ
イヤ保持装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のワイヤ保持装置
は、ベース部材に形成されワイヤハーネスを収納する溝
と、前記ベース部材に固定され、コントロールワイヤを
保持すると共に少なくとも前記溝の一部を覆うクランプ
部材とを備えて成ることを特徴としている。
【0006】
【作用】ワイヤハーネスが収納された溝の少なくとも一
部はクランプ部材により覆われるため前記ワイヤハーネ
スは前記溝内に保持されると共に、前記クランプ部材に
よりコントロールワイヤがベース部材に保持される。
【0007】
【実施例】図1は、本考案の一実施例を示す分解斜視図
であり、車用ヒータコントロール装置の例を示してい
る。また、図2、図3は、図1の実施例の正面図、右側
面図である。尚、図1乃至図3において、同一部分には
同一符号を付している。図1乃至図3において、ベース
部材101に設けられたビス穴103の近傍には、略U
字形の溝102が形成されている。溝102内には、バ
ルブ等に給電等するための複数のワイヤハーネス110
が収納されている。ベース部材101の上面には、アウ
タワイヤ108及びインナワイヤ109から成り、一端
がコントロールレバーに接続され他端が被操作部材に接
続されたコントロールワイヤ104を載置保持するため
の複数の波形状突起104が形成されている。クランプ
部材105が、ビス穴103と螺合するビス106によ
ってベース部材101に固定され、コントロールワイヤ
107は波形状突起104とクランプ部材105とによ
って挟持され、これによりベース部材101に保持され
ている。
【0008】以上の如く構成されたワイヤ保持装置にお
いて、コントロールワイヤ107及びワイヤハーネス1
10をベース部材に保持する場合は、先ず、ワイヤハー
ネス110を溝102内に収納する。次に、コントロー
ルワイヤ107を波形状突起104上に載置し、クラン
プ部材105をビス106によりベース部材に固定す
る。クランプ部材105は溝102の一部を覆うためワ
イヤハーネス110が溝102内に保持されると共に、
コントロールワイヤ107がクランプ部材105により
ベース部材101に保持される。
【0009】以上述べたように本実施例によれば、ベー
ス部材101に形成されワイヤハーネス110を収納す
る溝102と、ベース部材101に固定され、コントロ
ールワイヤ107を保持すると共に少なくとも溝102
の一部を覆うクランプ部材105とを備えているので、
一個のワイヤ保持装置を用いてコントロールワイヤ及び
ワイヤハーネスを保持する事が可能となる。従って、簡
単な構造で取り付け作業が容易なワイヤ保持装置を提供
することが可能となる。
【0010】尚、本実施例では溝102を略U字形に形
成したため、ワイヤハーネス110の溝102の長さ方
向への動きを規制することが可能になり、ワイヤハーネ
ス110を溝110内により強固に保持することが可能
であるが、単に、ワイヤハーネス110を溝102内に
収納すれば足りる場合には、溝102を直線状に形成す
ることも可能である。また、波形状突起104を形成し
てあるためコントロールワイヤ107を確実に保持する
ことが可能である。さらに、本実施例では、溝102の
深さを、ワイヤハーネス110の径よりも大きく形成し
たが、溝102の深さをワイヤハーネス110の径より
も小さく形成することにより、ワイヤハーネス110を
溝102とコントロールワイヤ107とで挟持し、ある
いは、溝102とクランプ部材105とで挟持するよう
に構成すれば、ワイヤハーネスの保持をより確実に行な
うことが可能である。また、本実施例では、クランプ部
材をビス106により固定するように構成したが、接着
剤等による固定も可能である。
【0011】
【考案の効果】本考案のワイヤ保持装置は、ベース部材
に形成されワイヤハーネスを収納する溝と、前記ベース
部材に固定され、コントロールワイヤを保持すると共に
少なくとも前記溝の一部を覆うクランプ部材とを備えて
いるので、構造が簡単で組立作業が極めて容易となり
又、低コスト化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図
【図2】図1に示す実施例の正面図
【図3】図1に示す実施例の右側面図
【図4】従来の車用ヒータコントロール装置の平面図
【符号の説明】
101・・・ベース部材 102・・・溝 105・・・クランプ部材 107・・・コントロールワイヤ 110・・・ワイヤハーネス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部材に形成されワイヤハーネスを収
    納する溝と、前記ベース部材に固定され、コントロール
    ワイヤを保持すると共に少なくとも前記溝の一部を覆う
    クランプ部材とを備えて成るワイヤ保持装置。
JP1993059130U 1993-09-29 1993-09-29 ワイヤ保持装置 Expired - Lifetime JP2597483Y2 (ja)

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JPH0722120U JPH0722120U (ja) 1995-04-21
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