JP2000307320A - 路車間通信用車載アンテナ装置 - Google Patents
路車間通信用車載アンテナ装置Info
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Abstract
を使用せずに、容易に設置することができると共に、装
置全体の構成を小形化する。 【解決手段】 本発明の路車間通信用車載アンテナ装置
11は、路車間通信で使用するアンテナ17、18が取
り付けられたアンテナ基板13をケース12の内部に回
動可能に設けると共に、上記アンテナ基板13の回動角
度を調節する角度調節機構23を設けたものである。そ
して、ケース12の内部に、アンテナ17を介して受信
または送信する受信信号または送信信号を処理する信号
処理基板14を設けたものである。
Description
搭載するためのものであって、VICS等の路車間通信
で使用するアンテナを内蔵して成る路車間通信用車載ア
ンテナ装置に関する。
滞や通行止め等の交通情報を提供するために、道路に沿
って所定の間隔で設けられた路上局(いわゆるビーコ
ン)と車両との間で通信を行う路車間通信システムが作
られている。この路車間通信システムの一例として、V
ICS(Vehicle Information and Communication Syst
em)が提供されている。このVICSには、ビーコンか
ら電波を出力する方式の電波ビーコンと、ビーコンから
光(例えば赤外線)を出力する方式の光ビーコンと、F
M放送の電波を使用する方式のFM多重とがある。
従来より、VICSアンテナ装置と、このVICSアン
テナ装置にケーブルを介して接続された別体の信号処理
装置とから構成されている。上記信号処理装置は、高周
波からベースバンドまでの信号のデータを処理する装置
である。また、VICSアンテナ装置には、電波ビーコ
ン用の受信アンテナと、光ビーコン用のアンテナとして
受光部及び発光部とが設けられている。
車両のインパネの上面、或いは、フロントウインドウ、
バックミラー等に設置されている。尚、FM多重用のア
ンテナとしては、車両に既に配設されているカーラジオ
用アンテナを用いることが普通である。
路料金を自動的に収受するETC(Electronic Toll Co
llection)サービスや、AHS(Advanced Cruise-Assi
st Highway System )と呼ばれる走行支援道路システム
が考えられている。ETCサービスは、まもなく運用さ
れるサービスであり、料金所の近辺に設置した路上局ア
ンテナと、車両に搭載したETC車載機との間で通信を
行うように構成されている。
置位置は、車両の前方の方が好ましく、且つ、配線の容
易性や車両デザインの美観性から、車室内が好ましく、
更に、運転者の視野の妨げにならない位置が好ましい。
このため、ETC用アンテナ装置は、車両のインパネの
上面やフロントウインドウ、バックミラーの背面等に設
置しなければならない。同様にして、AHS車載機のア
ンテナ装置も、車両のインパネの上面やフロントウイン
ドウ、バックミラーの背面等に設置しなければならな
い。尚、ETC車載機の場合、運転者によるカードの出
し入れ操作が必要となるので、その設置位置は運転者が
容易に操作できる位置が望ましい。
バックの作動の邪魔にならないことや、運転者の視野の
妨げにならないことや、衝突時に搭乗員に加わる危害を
最小限にすることなどの設置時の制約条件が多い。この
ため、インパネの上面に設置する装置は、できるだけ小
さく且つ少ないことが望ましい。
のVICSアンテナ装置を、車両のインパネの上面、或
いは、フロントウインドウ、バックミラー等に設置する
場合、インパネの上面の傾き、フロントウインドウの傾
き、バックミラー等の傾きが車種毎に異なっているた
め、VICSアンテナ装置をインパネの上面、或いは、
フロントウインドウ、バックミラー等に直接設置する
と、VICSアンテナ装置の内部のアンテナの設置角度
が車種毎に異なる可能性があった。ここで、電波ビーコ
ン用のアンテナについては、アンテナの指向角が比較的
広いため、上記した直接設置で支障がなかった。
電波ビーコン用信号に比べて非常に小さいという特性が
あり、特に、発光時のビーム角は±5°程度となるの
で、光ビーコン用信号のアンテナの設置角度、即ち、V
ICSアンテナ装置の設置角度を車種毎に調整する必要
があった。これに対して、従来においては、VICSア
ンテナ装置と車両のインパネとの間に設置角度調整用の
ブラケットを介在させると共に、このブラケットを複数
種類用意しておくことにより、VICSアンテナ装置の
設置角度を調整し、該VICSアンテナ装置がほぼ水平
になるように設置していた。
造の一例を図10ないし図12に示す。この場合、ま
ず、図10及び図11に示すように、VICSアンテナ
装置1を車両のインパネ2の上面に直接載置した状態
で、角度調整治具3をVICSアンテナ装置1に当て
る。このとき、角度調整治具3のクリップ4が、図11
に示す5個の領域A〜Eのうちのどの領域に位置するか
を確認する。続いて、クリップ4の位置が例えば領域A
内であれば、図12に示すように、クリップ位置Aに対
応するブラケット5を使用して、VICSアンテナ装置
1をインパネ2の上面に設置する。以下、同様にして、
クリップ4の位置が領域B内であれば、クリップ位置B
に対応するブラケット5を使用し、クリップ4の位置が
領域C内であれば、ブラケット5を使用せずに、クリッ
プ5の位置が領域D内であれば、クリップ位置Dに対応
するブラケット5を使用し、クリップ5の位置が領域E
内であれば、クリップ位置Eに対応するブラケット5を
使用して、VICSアンテナ装置1をインパネ2の上面
に設置する。
ット5の使用の有無に関係なく、4種類のブラケット5
をVICS車載機の付属品としてセットして販売しなけ
ればならず、無駄が多いという問題点があった。
として、特開平10−229305号公報に記載された
装置がある。このアンテナ装置では、アンテナを収納し
たケースを据え付け台の上部に回動可能に支持すると共
に、固定ねじを締め付けることにより所望の回動角度で
ケースを固定できるように構成されている。しかし、上
記公報の構成の場合、ケースを回動可能に支持するため
の据え付け台があるため、アンテナ装置の上下方向の寸
法が大きくなり、構成が大きくなるという欠点がある。
このため、アンテナ装置が運転者の視野を妨げる可能性
があると共に、アンテナ装置の外観のデザインが悪いと
いう問題点が生ずる。
能のうちのFM多重用の信号処理機能を内蔵したナビゲ
ーション装置が製品化されている。そして今後、ナビゲ
ーション装置に、VICS車載機の信号処理装置の他の
機能、即ち、電波ビーコン用の信号処理機能及び光ビー
コン用の信号処理機能を内蔵させる構成が考えられてい
る。しかし、このような構成のナビゲーション装置は、
VICS機能を使用するユーザーにとっては有益になる
が、VICS機能を使用しないユーザーにとっては全く
無駄になるという問題点がある。尚、ナビゲーション装
置に、VICS車載機の信号処理装置の各機能を内蔵さ
せても、ナビゲーション装置とは別体のVICSアンテ
ナ装置が必要となる。従って、VICSアンテナ装置に
信号処理機能を内蔵するように構成すれば、上記問題点
を解消することができる。
設置する場合に、ブラケットを使用せずに、容易に設置
することができると共に、構成を小形化することがで
き、また、信号処理機能を内蔵した路車間通信用車載ア
ンテナ装置を提供することにある。
ば、ケースの内部にアンテナを取り付けたアンテナ基板
を回動可能に設けると共に、このアンテナ基板の回動角
度を調節する角度調節機構を設けるように構成したの
で、車両のインパネ上、或いは、フロントウインドウ、
バックミラー等にケースを設置した後、アンテナの回動
角度を容易に調節することができる。この構成の場合、
ブラケットを使用せずに容易に設置することや、設置位
置の変更を行うことができ、また、据え付け台が存在し
ないため、構成を小形化することができる。
に、アンテナを介して受信または送信する受信信号また
は送信信号を処理する信号処理部を設けたので、信号処
理機能を内蔵したアンテナ装置を実現することができ
る。これにより、上記信号処理部を他の機器である例え
ばナビゲーション装置に内蔵させる必要がなくなる。
回動角度が所定角度となるようにアンテナ基板がその自
重により回動するように構成すると共に、アンテナ基板
に対して回動方向に急激な力が作用したときにアンテナ
基板が回動しないようにするダンパを設けたので、アン
テナ基板の回動角度を調節する作業を不要にでき、設置
作業性を向上させることができる。
いて、図1ないし図4を参照しながら説明する。本実施
例のアンテナ装置は、VICS用の信号処理部を内蔵し
たアンテナ装置である。まず、図1及び図2は本実施例
のアンテナ装置11の全体の概略構成を示す図である。
これら図1及び図2に示すように、アンテナ装置11
は、全体として丸みを帯びた矩形箱状のケース12と、
このケース12の内部に回動可能に設けられたアンテナ
基板13と、ケース12の内部に収容された信号処理部
である例えば信号処理基板14とから構成されている。
する材料である例えばポリカーボネイトから形成されて
いる。上記アンテナ基板13は例えばプリント配線基板
により構成されており、その上面の図1中左端部に赤外
線を受光する受光部15が設けられていると共に、上面
の図1中中央部に赤外線を発光する発光部16が設けら
れている。受光部15は、例えばフォトダイオード(P
D)により構成されている。発光部16は、例えば複数
の発光ダイオード(LED)をアレイ形に配列して構成
されている。
線通信用のアンテナ17が構成されている。このアンテ
ナ17が、光ビーコン用の送受信アンテナであり、路車
間通信(例えばVICS)で使用するアンテナを構成し
ている。また、アンテナ基板13の上面の図1中右端部
には、例えばマイクロ波を受信または送信するマイクロ
波アンテナ18が設けられている。このマイクロ波アン
テナ18が電波ビーコン用の受信アンテナであり、路車
間通信(例えばVICS)で使用するアンテナを構成し
ている。
回動可能に支持する構成について、具体的に説明する。
アンテナ基板13の図1中左端部には、円板状の端板1
9が設けられている。この端板19は、ケース12の側
壁部に設けられた例えば貫通孔等からなる軸受部(図示
しない)に回動可能に支持されている。
には、ほぼ円板状の端板20が設けられている。この端
板20の右面には、円板状の段部20aが突設されてお
り、この段部20aはケース12の側壁部に設けられた
例えば貫通孔からなる軸受部21に回動可能に支持され
ている。これにより、アンテナ基板13がケース12に
回動可能に支持されている。
分には、端板20の回動位置を位置決めするための例え
ば波形の凹凸部20bが形成されている。この場合、端
板20は弾性変形可能な部材により形成されており、上
記凹凸部20bは弾性変形可能な構成となっている。そ
して、ケース12側の固定部位には、上記凹凸部20b
と嵌合する例えば軸状の凸部22が設けられている。こ
の凸部22が凹凸部20bのうちのいずれかの凹部と嵌
合することにより、端板20ひいてはアンテナ基板13
の回動位置が位置決めされるように構成されている。
20cが右方へ向けて突設されている。この摘み部20
cを操作することにより、端板20及びアンテナ基板1
3を回動させることが可能になっている。ここで、上記
端板20が回動する場合、端板20の凹凸部20bの凸
部が弾性変形して凸部22を乗り越えるように構成され
ている。
受部21の開口縁部には、角度調整目盛「A」、
「B」、「C」、「D」、「E」が印刷等により設けら
れている。そして、端板20の段部20aの右面には、
角度照準マーク20dが印刷等により設けられている。
この場合、端板20を回動させると、角度照準マーク2
0dが角度調整目盛「A」〜「E」のうちのいずれか1
つに一致した回動位置(回動角度)で位置決めされて停
止するように構成されている。換言すると、このような
回動位置決め関係が得られるように、端板20の凹凸部
20bの形状及びケース12の凸部22の形状が設計さ
れている。尚、上記角度調整目盛「A」〜「E」の意味
については、後述する。上記構成の場合、端板20の凹
凸部20b、摘み部20c、ケース12の軸受部21、
凸部22、角度調整目盛「A」〜「E」等から角度調節
機構23が構成されている。
ケース12の左側(即ち、車両の前側)の壁部24は、
断面形状がほぼ半円状をなす曲面形状となるように形成
されている。この場合、上記壁部24の曲面形状は、ア
ンテナ基板13の回動中心と同心の円のほぼ半円部分
(円弧部分)を構成するように形成されている。このよ
うな形状としている理由は、アンテナ基板13の回動角
度を変化させたときにおいても、ケース12の壁部24
を透過する赤外線の量が変化したり、ケース12の壁部
24で反射する赤外線の量が変化したりすることを防止
して、アンテナ基板13の回動角度にかかわらず透過ま
たは反射する赤外線の量をほぼ均一にするためである。
尚、上記壁部24の曲面形状は、半円形状に限られるも
のではなく、円弧状或いは楕円の一部分の形状であって
も良く、要は、壁部24で透過または反射する赤外線の
量をほぼ均一にできる曲面形状であれば良い。
1の電気的構成を示すブロック図である。この図3に示
すように、アンテナ装置11は、電波ビーコン用のマイ
クロ波アンテナ18(RFアンテナ18と呼んでも良
い)と、高周波部25と、データ再生/生成部26と、
光ビーコン用のアンテナ17(送受光部17と呼んでも
良い)と、振幅検出部27と、RAM28と、CPU2
9と、通信コントローラ30と、電源部31とを備えて
構成されている。
ビーコンからの電波信号を受信する処理について説明す
る。電波ビーコンから送信された電波ビーコン信号は、
マイクロ波アンテナ18により受信された後、高周波部
25において、中間周波に変換され、更に、この中間周
波信号を増幅し、データを復調すると同時に電波ビーコ
ン信号の受信レベルを測定し、データ再生/生成部26
へ送るように構成されている。データ再生/生成部26
は、CPU29からの指示に基づき、高周波部25から
供給された電波ビーコン信号の復調データから電波ビー
コン信号の位相変化の直下・方向を検出し、電波ビーコ
ンデータを復号再生し、RAM28へ送るように構成さ
れている。
コンからの光信号(赤外線信号)を受信(受光)する処
理について説明する。光ビーコンから送信された光ビー
コン信号は、アンテナ17の受光部15のフォトダイオ
ードにより電気信号に変換された後、振幅検出部27へ
送られ、ここで受信レベルが測定される。そして、振幅
検出部27は、上記測定した受信レベルをデータ再生/
生成部26へ送るように構成されている。また同時に、
電気信号に変換された光ビーコン信号はデータ再生/生
成部26へ送られるように構成されている。
ーコン信号のデータ再生を行い、再生したデータをRA
M28へ送るように構成されている。また、データ再生
/生成部26は、CPU29からの指示に基づき、光ビ
ーコンデータを生成する。この生成された光ビーコンデ
ータは、アンテナ17の発光部16へ送られ、発光部1
6の発光ダイオードにより光信号に変換され、路上の光
ビーコンへ向けて発振されるように構成されている。
を行う制御部である。また、通信コントローラ30は、
カーナビゲーション装置等の外部装置との間でデータを
送受信(通信)するためのコントローラである。更に、
電源部31へ供給する電源は、外部装置や車載バッテリ
等から得るように構成することが好ましい。
のうちのアンテナ17とマイクロ波アンテナ18は前記
アンテナ基板13に実装され、アンテナ17とマイクロ
波アンテナ18以外の構成は前記信号処理基板14に実
装されている。
テナ装置11の内部に、FM多重放送を受信するための
FMチューナ、FM検波部及びFM多重データ再生部等
を設けるように構成しても良い。この構成の場合、車載
アンテナ(カーラジオ用アンテナ)や、カーナビゲーシ
ョン装置等の外部装置からFMのRF信号やIF信号を
入力するように構成しても良いし、また、上記アンテナ
装置11とカーナビゲーション装置等の外部装置との間
を接続する通信ケーブルをFMアンテナとして使用する
ように構成しても良い。
車両のインパネの上面に設置すると共に、アンテナ17
(即ち、アンテナ基板13)の設置角度を調節する作業
について説明する。まず、アンテナ装置11を車両のイ
ンパネの上面に設置するに当たっては、例えば両面粘着
テープを用いてアンテナ装置11のケース12の底壁部
を車両のインパネの上面に貼り付ける。
板13の設置角度を調節する。この場合、従来構成(図
10ないし図12)で使用した角度調整治具3とほぼ同
じ構成の角度調整治具を使用する。具体的には、車両を
水平な場所に止めた状態で、上記角度調整治具をアンテ
ナ装置11のケース12に当てる(図10及び図11参
照)。すると、角度調整治具のクリップが5個の領域A
〜Eのうちのいずれかの領域に位置するから、その位置
した領域を視認する。
であれば、摘み部20cを回動操作することにより、端
板20の角度照準マーク20dをケース12の側壁部の
角度調整目盛「A」に合わせる。これにより、アンテナ
基板13の設置角度調整作業が完了する。即ち、角度調
整治具のクリップが位置する領域A〜Eに対応する角度
調整目盛「A」〜「E」に端板20の角度照準マーク2
0dを合わせると、アンテナ基板13の設置角度(回動
角度)が正しい角度(例えば水平方向に対して45度程
度傾斜した角度)にほぼ設定されるように構成されてい
る。
ス12の内部に、アンテナ17、18を取り付けたアン
テナ基板13を回動可能に設けると共に、このアンテナ
基板13の回動角度を調節する角度調節機構23を設け
る構成としたので、アンテナ装置11を車両のインパネ
上に設置する場合に、ブラケットを使用せずに、容易に
設置することができる。しかも、この構成の場合、据え
付け台がないので、全体の構成(特には上下方向の寸
法)を小形化することができる。
に、アンテナ17、18を介して受信または送信する受
信信号または送信信号を処理する信号処理基板14を設
けた。これにより、ナビゲーション装置等の外部装置に
VICS車載機の信号処理機能を内蔵させなくても済
み、従って、上記外部装置をシンプルな構成とすること
ができ、その製造コストを安くし得る。
信号処理基板14を設けたが、これに限られるものでは
なく、信号処理基板14を設けることを止めても良い。
この構成の場合、アンテナ装置11の構成を小形化する
ことができる。尚、VICS機能の信号処理部は、アン
テナ装置とは別体の1個の装置として構成しても良い
し、ナビゲーション装置等の外部装置に組み込むように
構成しても良い。
の回動角度を例えば5段階に調節できるように構成した
が、4段階以下または6段階以上または無段階に調節で
きるように構成しても良い。尚、6段階以上または無段
階に調節する場合には、アンテナ基板13の回動を停止
させるための停止手段(例えば回り止め用のねじ等)を
設けることが好ましい。また、5段階以下の場合につい
ても、上記停止手段を設けても良い。
示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付し
ている。第2の実施例では、アンテナ基板13の回動角
度が所定角度となるようにアンテナ基板13を自動的に
回動させるように構成し、角度調整作業を不要にしてい
る。
基板13の右端部に、ほぼ半円形の端板32を設け、こ
の端板32の上端部位に軸部33を突設している、そし
て、図6に示すように、上記軸部33をケース12の側
壁部に形成した例えば凹部からなる軸受部12aに嵌合
している。また、図示はしないが、アンテナ基板13の
左端部にも、ほぼ同じ形状の端板と軸部を設け、この軸
部をケース12の側壁部に形成した例えば凹部からなる
軸受部に嵌合している。これにより、アンテナ基板13
は、軸部13を回動支点としてその回りに回動可能に支
持される構成となっている。
は、図示しない重りが取り付けられており、この重りに
より、アンテナ基板13はその回動角度θ(図8参照)
が所定角度となるように自動的に回動するように構成さ
れている。具体的には、図8に示すように、アンテナ基
板13及び端板32の重心Gが鉛直線A上に位置するよ
うに、アンテナ基板13及び端板32が自然に回動し、
アンテナ基板13の設置角度が例えば水平方向に対して
ほぼ45度(即ち、鉛直方向に対してもほぼ45度)と
なるように構成されている。
面)の中央部分には、ほぼ扇形のラック34が設けられ
ている。このラック34の歯部は、図6に示すように、
ケース12の側壁部の内面に取り付けられたオイルダン
パ35のギヤ36に噛合している。オイルダンパ35
は、図7に示すように、ダンパボディ37と、このダン
パボディ37に回動可能に設けられたギヤ36とから構
成されており、この歯車36に対してその回動方向に急
激な力(瞬間的な力)が作用したときには該歯車36は
ほとんど回動しないように構成されている。そして、歯
車36に対してその回動方向に力が作用し続けたときに
は、該歯車36はその回動方向にゆっくりと回動するよ
うに構成されている。尚、上記オイルダンパ35として
は、周知構成のオイルダンパを使用すれば良い。
ス12を車両のインパネの上面に取り付けると、端板3
2の重りに作用する重力により、アンテナ基板13及び
端板32の重心Gが鉛直線A上に位置するように、アン
テナ基板13及び端板32がゆっくりと回動する。これ
により、アンテナ基板13の設置角度が例えば水平方向
に対してほぼ45度となり、適切な角度となる。
ける必要はない。要は、アンテナ基板13及び端板32
の重心Gの位置と、アンテナ基板13及び端板32の回
動支点(軸部33)の位置とが上述したようにずれるよ
うに適宜構成すれば良い。これにより、アンテナ基板1
3の回動角度が所定角度となるようにアンテナ基板13
がその自重により回動する構成となる。
運転振動や車両の加減速時の加速度等の外力がアンテナ
装置11に加わるが、このような外力は急激な力(即
ち、瞬間的な力)であるため、オイルダンパ35の歯車
36がほとんど回動しない。これにより、ラック34ひ
いてはアンテナ基板13がほとんど回動しないため、車
両の走行時にアンテナ基板13の設置角度がほとんど変
化することがなくなり、アンテナ基板13の設置角度を
適切な角度に保持することができる。また、外力等によ
りアンテナ基板13が回動することがあったとしても、
前述したようにしてアンテナ基板13はその自重により
回動して回動角度が所定角度となるから、支障はない。
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第2の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。特に、第2の実施例によ
れば、アンテナ基板13の回動角度を調整するための手
作業がなくなるので、設置作業性をより一層向上させる
ことができる。
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。第
3の実施例では、ETC或いはAHS用のアンテナ38
をアンテナ基板13に設けると共に、ETC或いはAH
S機能の信号処理部を信号処理基板14に設けるように
構成した。
は、例えば5.8GHzのアンテナから構成されてい
る。尚、前記電波ビーコン用のマイクロ波アンテナ18
は、例えば2.5GHzのアンテナから構成されてい
る。上記アンテナ38により受信された信号は、高周波
部39を介してデータ再生/生成部26へ送られるよう
に構成されている。また、データ再生/生成部26に
は、ICカードリードライタ40が接続されている。こ
のICカードリードライタ40は、運転者のICカード
を挿入して、そのICカードの内部のデータを読み込ん
だり、ICカードにデータを書き込んだりするための装
置である。
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第3の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。特に、第3の実施例によ
れば、アンテナ装置11に、ETC或いはAHS用のア
ンテナ38とETC或いはAHS機能の信号処理部を内
蔵する構成としたので、ETC或いはAHS機能にも対
応することができ、しかも、全体の構成を小形化するこ
とができる。
視図
ンテナ装置の部分側面図
テナ基板及びケースの部分斜視図
び角度設定治具を示す斜視図
ラケットとの関係を示す図
板、14は信号処理基板(信号処理部)、15は受光
部、16は発光部、17はアンテナ、18はマイクロ波
アンテナ、20は端板、20cは摘み部、21は軸受
部、22は凸部、23は角度調節機構、24は壁部、3
2は端板、33は軸部、34はラック、35はオイルダ
ンパ、36はギヤ、37はダンパボディ、38はアンテ
ナ、39は高周波部、40はICカードリードライタを
示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケースと、 このケースの内部に回動可能に設けられ、路車間通信で
使用するアンテナが取り付けられたアンテナ基板と、 このアンテナ基板の回動角度を調節する角度調節機構と
を備えて成る路車間通信用車載アンテナ装置。 - 【請求項2】 前記ケースの内部には、前記アンテナを
介して受信または送信する受信信号または送信信号を処
理する信号処理部が設けられていることを特徴とする請
求項1記載の路車間通信用車載アンテナ装置。 - 【請求項3】 前記アンテナ基板の回動角度が所定角度
となるように前記アンテナ基板がその自重により回動す
るように構成すると共に、 前記アンテナ基板に対して回動方向に急激な力が作用し
たときに前記アンテナ基板が回動しないようにするダン
パを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の路
車間通信用車載アンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112286A JP2000307320A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 路車間通信用車載アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112286A JP2000307320A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 路車間通信用車載アンテナ装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005050779A1 (de) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | Klaus-Dieter Knapp | Gehäuseeinrichtung für eine antenne, insbesondere für eine antenne zum empfang von satellitensignalen |
JP2008118546A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Kojima Press Co Ltd | 車両アンテナ送受信構造 |
US10193212B2 (en) | 2016-05-18 | 2019-01-29 | Hyundai Motor Company | Digital tacho graph apparatus having embedded radio frequency antenna |
CN117335150A (zh) * | 2023-11-24 | 2024-01-02 | 广东中昱通信有限公司 | 5g天线 |
-
1999
- 1999-04-20 JP JP11112286A patent/JP2000307320A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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