JP6551425B2 - 車両用情報端末 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザ等によって、工場出荷後の自動車に取り付けられる情報処理端末としての車両用情報端末に関する。
工場出荷後の自動車には、ディスプレイと入力装置を備えた情報処理端末(以降、車両用情報端末)がユーザ等によって取り付けられることがある。そのような車両用情報端末としては、例えばポータブル型のナビゲーション装置(以降、ポータブルナビ)などがある。
特許文献1には、ポータブルナビを車両のダッシュボードに取付けるための固定部と、ディスプレイや回路基板等が収容されたメインケースと、固定部と筐体を接続する支柱(以降、アーム)と、を備える構成が開示されている。
特開2008−239003号公報
車両用情報端末に新たな機能を追加する場合、回路基板に実装するべき回路が増加するため回路基板が大型化し、その結果、メインケースも大型化してしまうといった問題が生じる。そのような課題を解決するための1つの構成としては、車両用情報端末が備えるべき機能の一部を提供する回路基板を、固定部としても機能するケース(以降、ホルダケース)の中に配置し、メインケースに収容された回路基板と、ホルダケースに収容された回路基板とを通信ケーブルで接続した構成(以降、想定構成)が考えられる。
想定構成においてメインケースとホルダケースとは、ホルダケースに対するメインケースの姿勢を支持するための筒状の構成(以降、アーム)によって連結される。また、2つの回路基板を接続する通信ケーブルを筒状のアームの中に収容することによって、通信ケーブルを保護できるとともに外観をすっきりさせることができる。
しかしながら、上述したような想定構成では、車両の走行等に伴う車体振動によって、通信ケーブルがアームの内側面に接触して不快な異音(例えば打撃音など)が生じることが懸念される。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、メインケースの小型化と、車体振動に由来する異音発生の抑制を両立可能な車両用情報端末を提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、車両の運転席に着座する乗員に向けた情報を表示するためのディスプレイ(5)を備える車両用情報端末であって、所定の第1機能を提供する回路が実装された第1基板(7)及びディスプレイを収容している第1筐体(1)と、第1機能とは異なる第2機能を提供する回路が実装された第2基板(8)を収容している第2筐体(2)と、第1筐体と第2筐体とを接続し、第2筐体に対する第1筐体の姿勢を支持するアーム(3)と、第1基板と第2基板とを接続するケーブル(4)と、を備え、第1筐体は、ケーブルを通すための第1穴部(14)を備え、第2筐体は、ケーブルを通すための第2穴部(24)を備え、アームは、第1穴部と第2穴部とを連通する中空部分を備え、ケーブルは、アームの内側空間としての中空部分を通り、かつ、アームの内面部が備える所定の当接領域で当接するように配置されており、当接領域には、弾性変形する緩衝部材(9)が貼り付けられていることを特徴とする。
以上の構成においてケーブルはアームの内面部に設けられている緩衝部材と当接するように配置されている。故に、車両の走行等に伴う車体振動によって、ケーブルがアームの内側面に接触して不快な異音(例えば打撃音など)を生じさせる恐れを低減できる。
また、第1筐体に収容される第1基板だけでなく、第2筐体に収容される第2基板も用いて、車両用情報端末が備えるべき機能を実装することができる。故に、1つの基板だけを用いて車両用情報端末が備えるべき機能を実装する構成に比べて、メインケースとしての第1筐体を小型化することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ポータブルナビ100の車両への取り付け例を示した図である。 ポータブルナビ100を側方から見たときの内部構造を概念的に表した図である。 ポータブルナビ100の概略的な構成を示したブロック図である。 車両取付ブラケット300にポータブルナビ100を取り付けた状態の外観斜視図である。 フレキシブルケーブル4が波打ってしまっている状態を説明するための図である。 アーム3において緩衝部材9が設けられている部分の断面図である。 図6に示す構成を別の視点からみた時の図である。 アーム3における当接領域の決定方法の一例について説明するための図である。 変形例1におけるアーム3の構成を示した図である。 ポータブルナビ100の車両への取り付け例を示した図である。 ダッシュボード400に取り付けて使用されるポータブルナビ100の概略的な構成を示した図である。 バー型のハンドルに取り付けて使用されるポータブルナビ100の構成を示した図である。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態の一例として、本発明が適用されたポータブル型のナビゲーション装置(以降、ポータブルナビ)100について図を用いて説明する。図1は、ポータブルナビ100が車両に取り付けられた状態の一例を示す図である。ポータブルナビ100は、後述するディスプレイ5の表示面51が運転席に向くように、車両のフロントガラス200等に取り付けられて使用される。
<ポータブルナビ100の機能について>
ポータブルナビ100の構成について説明する前に、まずは、ポータブルナビ100が備える種々の機能について概略的に述べる。ポータブルナビ100は、経路案内等を行う周知のナビゲーション装置としての機能(以降、ナビ機能)を備えるデバイスである。また、ポータブルナビ100は、ナビ機能を実現するためのサブ機能として、GNSS(Global Navigation Satellite System)で用いられている測位衛星から送信される航法信号に基づいて現在位置を測位する機能(以降、GNSS機能)を備える。なお、GNSSとしては、GPS(Global Positioning System)や、Galileo、GLONASS等がある。
また、ポータブルナビ100は、ナビ機能やGNSS機能に加えて、広域通信機能や、狭域通信機能を備える。広域通信機能は、携帯電話網などの広域通信網へ無線アクセスして車両外部に存在する通信装置(例えばセンタ)と通信を実施する機能である。便宜上、広域通信網を介した通信のことを、他の方式に準拠した通信と区別するため、広域通信と称する。広域通信を実現する通信方式としては、任意の移動体通信方式を採用することができる。ここでは一例としてポータブルナビ100は、LTEの規格に準拠して広域通信を実施するものとする。
狭域通信機能は、所定の通信方式に準拠して、道路上に配置された設備(以降、路側機)等と、無線基地局などを介さずに(つまり直接的に)無線通信を実施する機能である。狭域通信機能を実現する通信方式としては、例えば、無線LAN技術に基づいたDSRC(Dedicated Short Range Communications)や、IEEE1609等にて開示されているWAVE(Wireless Access in Vehicular Environment)規格等を採用することができる。ここではポータブルナビ100は、DSRCを用いて路側機等と通信するように構成されているものとする。
なお、路側機は、道路上の限定的なエリアに向けて情報を配信するように、道路の上方(例えば路面からの高さが6mとなる位置)に設置されている。すなわち、路側機は車両の屋根部よりも高い位置に配置された通信装置である。路側機が配信する情報とは、例えば、渋滞や事故等の道路交通情報や、安全運転支援情報などである。他の態様として、路側機は、有料道路の出入り口に設けられた、有料道路の利用料金の精算処理を実施する自動料金収受システムを構成する通信設備であってもよい。また、狭域通信機能は、他の車両に搭載された狭域通信機能を提供する通信装置と通信を実施するものであってもよい。つまり、狭域通信機能は車車間通信を提供するものであってもよい。
<ポータブルナビ100の構成について>
次に、上述した種々の機能を実現するためのポータブルナビ100の構成の一例について説明する。ポータブルナビ100は、図2及び図3に示すように、メインケース1とホルダケース2の2つのケースを備えており、それらはアーム3によって接続されている。アーム3は、弓形に湾曲された筒状の部材であって、内部にフレキシブルケーブル4を通すことができるように構成されている。便宜上、メインケース1からホルダケース2に向かう方向を奥行方向と称する。図2の矢印は奥行方向を示している。メインケース1が請求項に記載の第1筐体に相当し、ホルダケース2が請求項に記載の第2筐体に相当する。
メインケース1には、ディスプレイ5と、ディスプレイ5の表示面51上に積層されたタッチパネル6と、種々の電子部品が配置されたプリント基板である第1基板7とが収容されている。また、ホルダケース2には、種々の電子部品が実装されたプリント基板である第2基板8が収容されている。第1基板7と第2基板8とは、フレキシブルケーブル4によって接続されている。
このポータブルナビ100は、冒頭で述べた通り、ディスプレイ5の表示面51が運転席に向くように配置されて使用されることを前提とした装置である。それ故、ポータブルナビ100には、ディスプレイ5の表示の向きに対応するように上下、左右が設定されている。なお、ポータブルナビ100にとっての左右方向や上下方向は、メインケース1にとっての左右方向や上下方向に相当する。
また、本実施形態のポータブルナビ100は、メインケース1の左右方向が車両にとっての水平面(以降、車両水平面)と平行となり、且つ、上下方向が車両の高さ方向と一致するように車両に取り付けられることを前提として構成されているものとする。なお、ここでの一致が指す状態は、完全な一致に限らない。運転席に着座している人物がディスプレイ5の表示内容を違和感なく認識できる程度の傾きが生じている状態も含む。車両水平面とは、車両の高さ方向に垂直な平面である。
このポータブルナビ100は、例えば、フロントガラス200に両面テープ等で貼り付けられた車両取付ブラケット300を介して車両に取り付けられればよい。車両取付ブラケット300は、ポータブルナビ100を保持する部材である。車両取付ブラケット300にホルダケース2が装着されることでポータブルナビ100は車両に係止される。図4は、ポータブルナビ100と車両取付ブラケット300とを一体化させた状態の外観斜視図である。
なお、フロントガラス200におけるポータブルナビ100の取り付け位置はユーザによって決定されればよい。ポータブルナビ100は、運転席の乗員が車両正面方向に視線を向けている状態における周辺視野内、特に有効視野内に配置されることが好ましい。本実施形態におけるポータブルナビ100は、運転席乗員の目線と同じ高さに取り付けて使用されることを前提として構成されているものとする。
メインケース1の形状は、適宜設計されれば良い。ここでは一例として、メインケース1は、第1基板7に対して垂直な方向を厚み方向とする扁平な直方体状に形成されているものとする。メインケース1の厚みは、ディスプレイ5、タッチパネル6、及び第1基板7等といった所定の収容対象物を収容するために必要十分な大きさとなっていればよい。厚み方向は前述の奥行方向に相当する。また、メインケース1において第1基板7と平行な面は、左右方向の長さが、上下方向の長さよりも長い長方形状に形成されているものとする。
ホルダケース2の形状も適宜設計されれば良い。ここでは一例として、ホルダケース2は、第2基板8に垂直な方向を厚み方向とする扁平な直方体状に形成されているものとする。ホルダケース2の厚みは、種々の電子部品が実装された第2基板8を収容するために必要十分な大きさとなっていればよい。
図2に示す符号21は、ポータブルナビ100を正しい姿勢で車両に取り付けた場合に、ホルダケース2において相対的に上側を向く面(以降、ホルダ上面部)を表している。ここでの正しい取付姿勢とは、ポータブルナビ100の設計時に想定されている取付姿勢であって、ディスプレイ5の表示の向き(つまり上下)が正しく、かつ、ディスプレイ5の表示面51が運転席に向けられた姿勢である。メインケース1やホルダケース2、アーム3の具体的な構成については別途後述する。
<メインケース1の収容物について>
ここではメインケース1に収容されている種々の構成について説明する。ディスプレイ5は、種々の情報を表示する表示面51を備える表示装置である。ディスプレイ5が備える表示面51は長方形状に形成されている。これに伴い、ディスプレイ5の外観形状も扁平な直方体形状となっている。便宜上、ディスプレイ5において、表示面51と反対側の面を背面部と称する。前述の通り、メインケース1においてディスプレイ5の表示面51が配置される部分は開口部となっており、ディスプレイ5は表示面51が外側から見えるようにメインケース1に収容される。
ディスプレイ5は、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等を用いることができる。ここでは一例としてディスプレイ5はLCD(Liquid Crystal Display)モジュールを用いて実現されているものとする。ディスプレイ5は、後述するディスプレイコントローラからの制御信号に基づいて駆動し、画像を表示する。
タッチパネル6は、例えば静電容量式のタッチパネルであって、ディスプレイ5の表示面51上に積層されている。タッチパネル6は、ユーザによってタッチパネル6がタッチされているか否か、及びタッチされている場合にはそのタッチ位置を示す信号(以降、タッチ位置信号)をタッチパネルコントローラ72に逐次出力する。
なお、タッチパネル6は、静電容量式以外の方式(例えば感圧式)によってユーザのタッチ位置を検出するタッチパネルであってもよい。また、ここではユーザが当該ポータブルナビ100に対する指示を入力するための装置(つまり、入力装置)としてタッチパネル6を採用した構成を開示しているがこれに限らない。ハードウェアスイッチや、マウス、ハプティックデバイス等といった周知のデバイスを入力装置として採用することができる。
第1基板7は、略長方形状に形成されている。第1基板7は、ディスプレイ5の背面部と対向する姿勢でメインケース1に収容される。第1基板7に実装される回路モジュールは、所望の機能を提供するように適宜設計されれば良い。ここでは一例として第1基板7には、ディスプレイコントローラ71、タッチパネルコントローラ72、主制御部73、電源回路74、及びメイン側コネクタ75が配置されているものとする。ディスプレイコントローラ71、タッチパネルコントローラ72、主制御部73、電源回路74、及びメイン側コネクタ75のそれぞれを第1基板7のどこに配置するかは適宜設計されればよい。
ディスプレイコントローラ71は、ディスプレイ5の作動を制御する構成要素である。ディスプレイコントローラ71は、図示しないケーブルによってディスプレイ5と相互通信可能に接続されている。また、ディスプレイコントローラ71は主制御部73とも相互通信可能に接続されている。ディスプレイコントローラ71は、主制御部73から入力される表示用データに基づいた制御信号を生成してディスプレイ5に出力し、表示用データに対応する画像を表示させる。
タッチパネルコントローラ72は、タッチパネル6の作動を制御する構成要素である。タッチパネルコントローラ72は、図示しないケーブルによってタッチパネル6と相互通信可能に接続されている。また、タッチパネルコントローラ72は主制御部73とも相互通信可能に接続されている。タッチパネルコントローラ72は、タッチパネル6から出力されたタッチ位置信号を主制御部73が認識可能な形式のデータに変換して主制御部73に提供する。
主制御部73は、中央演算装置としてのCPU731、揮発性メモリであるRAM732、不揮発性メモリであるROM733を備えたコンピュータとして構成されている。ROM733には、通常のコンピュータを主制御部73として機能させるための種々のプログラムが格納されている。
主制御部73は、CPU731がROM733に格納されているプログラムを実行することによって、ナビ機能を提供する。また、タッチパネルコントローラ72などから入力されるデータと、上記プログラムに基づいて、ディスプレイ5に表示させるための表示用データを作成し、その表示用データをディスプレイコントローラ71に出力する。その他、後述する電源回路74と協働して、ポータブルナビ100の電源のオン/オフを制御する。
電源回路74は、図示しない電源から供給される電源電圧を、ポータブルナビ100が備える各部の作動に適した動作電圧に変換する回路である。電源回路74が生成した作動電圧は各部に供給される。なお、電源は、ポータブルナビ100に内蔵された電池であってもよいし、車載バッテリであってもよい。車載バッテリをポータブルナビ100の電源として用いる場合には、ポータブルナビ100は、車載バッテリと図示しない電源ケーブルで接続されているものとする。
メイン側コネクタ75は、フレキシブルケーブル4と第1基板7とを電気的に接続するためのコネクタである。すなわち、第1基板7はメイン側コネクタ75を介してフレキシブルケーブル4の一端と接続されている。なお、フレキシブルケーブル4の他端はホルダ側コネクタ87を介して第2基板8と電気的に接続されている。
メイン側コネクタ75は、第1基板7において後述する引出穴14と対向する位置に配置されている。第1基板7においてメイン側コネクタ75が配置されている位置が請求項に記載の第1基板側接続点に相当する。また、メイン側コネクタ75を通ってメインケース1の左右方向に直交する平面が請求項に記載の中央平面に相当する。以降において、メイン側コネクタ75及びホルダ側コネクタ87を区別しない場合には、コネクタと記載する。
なお、第1基板7に実装される回路モジュールが提供する機能が、請求項に記載の第1機能に相当する。具体的には、タッチパネル6に対するユーザ操作に基づいてディスプレイ5の表示を制御する機能や、電源制御機能、後述する種々の通信モジュールから提供されるデータを用いた演算処理を実施する機能などが請求項に記載の第1機能に相当する。
<第2基板8の構成について>
ここではホルダケース2に収容されている第2基板8の構成について説明する。第2基板8は、略長方形状に形成されており、ホルダ上面部21と対向するようにホルダケース2に収容されている。第2基板8は、メインケース1を正しい姿勢となるように配置した場合に相対的に上側を向く上側面8Aと、相対的に下側を向く下側面8Bを備える。
第2基板8に搭載される電子部品は適宜設計されれば良い。ここでは一例として第2基板8には、GNSSアンテナ81、GNSSモジュール82、DSRCアンテナ83、DSRCモジュール84、LTEアンテナ85、LTEモジュール86、及びホルダ側コネクタ87が配置されているものとする。
GNSSアンテナ81は、GNSSが備える測位衛星(以降、GNSS衛星)が送信する航法信号を受信するためのアンテナである。例えば、GNSSアンテナ81は、1.5GHz帯の円偏波を受信するアンテナとすればよい。GNSSアンテナ81はGNSSモジュール82と電気的に接続されており、受信した電波に対応する電気信号を出力する。
GNSSアンテナ81は上側面8Aにおいて、指向性の中心が下側面8Bから上側面8Aに向かう方向(以降、第2基板直交方向)を向くように配置されている。なお、指向性の中心が第2基板直交方向に向いている状態は、指向性の中心が第2基板直交方向と完全に一致している状態に限らない。指向性の中心が第2基板直交方向から45°程度ずれていても良い。
GNSSモジュール82は、GNSSアンテナ81が受信した信号に基づいて、現在位置の測位等の演算処理を実行する。GNSSモジュール82は、ホルダ側コネクタ87と接続されている。これにより、GNSSモジュール82は、ホルダ側コネクタ87やフレキシブルケーブル4等を介して主制御部73と相互通信可能に接続されている。第2基板8においてGNSSモジュール82を設置する場所は適宜設計されれば良い。例えば下側面8BにおいてGNSSアンテナ81の裏側に相当する位置付近に配置されれば良い。GNSSアンテナ81とGNSSモジュール82が、前述のGNSS機能が実現するための構成である。
DSRCアンテナ83は、DSRCにおいて搬送波として採用されている周波数帯(例えば5.8GHz帯)の電波を送受信するためのアンテナである。DSRCアンテナ83は、上側面8Aにおいて指向性の中心が第2基板直交方向を向くように設けられている。DSRCアンテナ83は、DSRCモジュール84と電気的に接続されている。
DSRCモジュール84は、ホルダ側コネクタ87やフレキシブルケーブル4等を介して主制御部73と接続されている。DSRCモジュール84は、DSRCアンテナ83で受信した信号を復調して主制御部73に提供する。また、主制御部73から入力されたデータを変調して、DSRCアンテナ83に出力し電波として放射させる。第2基板8においてDSRCモジュール84を設置する場所は適宜設計されれば良い。例えば下側面8BにおいてDSRCアンテナ83の裏側に相当する位置付近に配置されれば良い。DSRCアンテナ83とDSRCモジュール84が、前述の狭域通信機能が実現するための構成である。
LTEアンテナ85は、LTE規格において搬送波として採用されている周波数帯の電波を送受信するためのアンテナである。LTEアンテナ85は、上側面8Aにおいて、指向性の中心が第2基板直交方向を向くように設けられている。LTEアンテナ85はLTEモジュール86と電気的に接続されている。
LTEモジュール86は、ホルダ側コネクタ87やフレキシブルケーブル4等を介して主制御部73と接続されている。LTEモジュール86は、LTEアンテナ85で受信した信号を復調して主制御部73に提供する。また、主制御部73から入力されたデータを変調してLTEアンテナ85に出力し、電波として放射させる。第2基板8においてLTEモジュール86を設置する場所は適宜設計されれば良い。例えば下側面8BにおいてLTEアンテナ85の裏側に相当する位置付近に配置されれば良い。
ホルダ側コネクタ87は、フレキシブルケーブル4と第2基板8とを電気的に接続するためのコネクタである。すなわち、第2基板8はホルダ側コネクタ87を介してフレキシブルケーブル4の一端と接続されている。これにより第2基板8と第1基板7とが電気的に接続される。ホルダ側コネクタ87は、下側面8Bにおいて、ホルダ下面部22に形成された引出穴24と対向する位置に配置される。なお、ホルダ側コネクタ87、引出穴24、引出穴14、メイン側コネクタ75はそれぞれ、メインケース1の角度調整量が0°に設定されている場合に同一平面内となる位置に設けられている。第2基板8においてホルダ側コネクタ87が配置されている位置が請求項に記載の第2基板側接続点に相当する。
上側面8Aにおける種々のアンテナの配置は、適宜設計されれば良い。各アンテナは、他のアンテナとの干渉しにくい位置に配置されることが好ましい。なお、各種アンテナは、パッチアンテナや板状逆Fアンテナなどの平面アンテナであることが好ましい。そのような構成によれば、ホルダケース2の厚みを低減することができる。
第2基板8に実装される回路モジュールが提供する機能が請求項に記載の第2機能に相当する。すなわち、本実施形態では、GNSS機能、狭域通信機能、及び広域通信機能のそれぞれが請求項に記載の第2機能に相当する。
<メインケース1、ホルダケース2、及びアーム3の構成について>
次に、メインケース1、ホルダケース2、及びアーム3の構成について述べる。メインケース1及びホルダケース2は、前述の通り、それぞれ扁平な直方体状に形成されている。なお、ここでは一例としてメインケース1は樹脂製とするが、他の態様としてメインケース1は金属製であっても良い。また、樹脂製のパーツと金属製のパーツが組み合わさって構成されていてもよい。ホルダケース2やアーム3も同様である。
メインケース1において厚み方向と直交する面のうちの一方の面(以降、メイン表面部)11には、ディスプレイ5の表示面51を露出させるための開口部が設けられている。また、メインケース1においてメイン表面部11とは反対側の面(以降、メイン背面部)12においてメイン側コネクタ75と対向する位置には、フレキシブルケーブル4を通すための穴(以降、引出穴)14が設けられている。引出穴14が請求項に記載の第1穴部に相当する。
また、メイン背面部12において引出穴14が設けられている箇所には、アーム3の一端とメインケース1とが連結した状態を維持するためのアーム保持部13が設けられている。便宜上、アーム3においてメインケースと1と接続する側の端部をメインケース側端部31と称する。
本実施形態では一例として、アーム3とメインケース1との接続部分は、メインケース1に対してアーム3が為す角度(換言すれば姿勢)が変更可能なように、周知のボールジョイント構造となっている。すなわち、メインケース側端部31は、球状(換言すればボール状)に形成されており、アーム保持部13はメインケース側端部31の大半を覆うように構成されている。
より具体的には、アーム保持部13は、ボール受け部131とキャップ部材132とが組み合わさって実現されている。ボール受け部131は、球状に形成されたメインケース側端部31の表面と当接するように、凹部状に形成された部分を備える部材である。ボール受け部131の中央部には、フレキシブルケーブル4を通すための貫通孔が設けられている。ボール受け部131は、メイン背面部12に対してネジ等で固定されている。具体的には、ボール受け部131は、貫通孔がメイン背面部12に設けられた引出穴14と連通する位置に配置されている。
キャップ部材132は、ボール受け部131に当接されたメインケース側端部31を外側から覆うことによって、ボール受け部131にメインケース側端部31が当接している状態を維持するための部材である。メインケース側端部31がキャップ部材132とボール受け部131とに挟まれることによって、メインケース1に対するアーム3の角度を調整可能に保持される。ただし、アーム保持部13とメインケース側端部31とは、重力や車体振動等によってアーム3に対するメインケース1の姿勢が変化しない程度の摩擦力を生じるように構成されている。なお、アーム保持部13とメインケース側端部31との間に生じる摩擦力は、キャップ部材132がメインケース側端部31を押さえつける力を調整することによって調整することができる。
アーム保持部13は、メインケース1に対するアーム3の可動範囲が45°程度となるように設計されていれば良い。本実施形態におけるアーム3は、アーム保持部13における角度調整量を0度とした場合、側面視におけるホルダケース2に対するメインケース1の角度(以降、ピッチ角)θが90度となり、かつ、上面視においてホルダケース2にとっての左右方向とメインケース1にとっての左右方向が為す角度(以降、ヨー角)が0度となるように構成されているものとする。なお、図2等では、ヨー角を0°に設定したまま、ピッチ角θを約120°に調整した状態を表している。
なお、本実施形態ではメインケース1とアーム3との接続部分に、ホルダケース2に対するメインケース1の角度を調整するための機構(以降、角度調整機構)を設けた構成を開示したが、これに限らない。角度調整機構はホルダケース2とアーム3との接続部に設けられていても良い。また、他の態様として、ホルダケース2に対するメインケース1の角度は調整不可能に構成されていても良い。なお、角度調整機構は、ボールジョイント構造以外の構造を用いて実現されても良い。
ホルダケース2においてホルダ上面部21とは反対側の面(以降、ホルダ下面部)22には、アーム3においてメインケース側端部31とは反対側の端部であるホルダケース側端部32と接続するための構成(以降、アーム嵌合部)23が設けられている。ホルダケース2とアーム3との接続は、例えばネジ巻き式の嵌合構造や、フックを用いた嵌合構造を採用して実現されれば良い。
ここでは一例としてホルダケース2とアーム3とはフックを用いた嵌合構造によって係止されるものとする。例えばフックはホルダケース側端部32に配置されていればよい。その場合、アーム嵌合部23には、ホルダケース側端部32に設けられているフックと係合するフック受け部が設けられている。このような構成によれば、アーム嵌合部23の開口部にアーム3のホルダケース側端部32を押し込むことによって、ホルダケース2とアーム3とを接続させることができる。ホルダ下面部22においてアーム嵌合部23が設けられている部分には、フレキシブルケーブル4を通すための引出穴24が設けられている。ホルダケース2に設けられている引出穴24が請求項に記載の第2穴部に相当する。
アーム3は、メインケース側端部31からホルダケース側端部32まで連通する中空部分を有する筒状の部材である。アーム3は、円筒形の部材を折曲げ/湾曲させることで実現されれば良い。アーム3は、メインケース1との接続部分(つまりアーム保持部13)における角度調整量を0度とした場合、ピッチ角θが90°、かつ、ヨー角が0°となるように構成されている。
なお、本実施形態では一例としてアーム3を弓形状に形成した態様を採用しているが、別途変形例として開示するように円筒を1回又は複数回折り曲げた形状であっても良い。アーム3は、アーム3の中心を通る線(以降、中心線)が中央平面内に位置するように配置されている。
フレキシブルケーブル4は、ベルト状に形成されたフレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuits)である。フレキシブルプリント配線板には、フレキシブルフラットケーブルも含まれる。
フレキシブルケーブル4は、アーム3よりも長く、かつ、アーム3の内面部の所定領域で当接するように配置されている。なお、フレキシブルケーブル4がアーム3の内面部と当接する部分の長さはホルダケース2に対するメインケース1のピッチ角θに応じて変動しうる。フレキシブルケーブル4の長さは、ピッチ角θがコネクタ同士の距離が最も離れる角度となっている場合であっても、フレキシブルケーブル4がアーム3の内面部の所定領域で当接する長さに設定されているものとする。
ただし、フレキシブルケーブル4は、ピッチ角θがコネクタ同士の距離が最も近づく角度となっている場合であっても、フレキシブルケーブル4が波打たない長さに設定されているものとする。フレキシブルケーブル4が波打った状態とは、図5に示すような、アーム3と2箇所以上で接触する状態を指す。つまり、フレキシブルケーブル4の長さは、ピッチ角θによらずにアーム3と1箇所で接触する長さに設定されている。
そして、アーム3の内面部においてフレキシブルケーブル4が当接しうる領域(以降、当接領域)には、緩衝部材9が貼り付けられている。図6は図2におけるVI−VI線での断面図を表している。また、図7は、緩衝部材9の取り付け態様を概念的に表した斜視図である。図6及び図7に示すように、緩衝部材9は、アーム3の内面において、当接領域を含むように下側半周部分に取り付けられている。
当接領域自体は、試験等によって決定されれば良い。また、当接領域は、メインケース1とアーム3との組み付け時に第1基板7からフレキシブルケーブル4に加わる力F1の作用線Ln1と、ホルダケース2とアーム3との組み付け時に第2基板8からフレキシブルケーブル4に加わる力F2の作用線Ln2とが交差する点(以降、作用線交点)Pxに基づいて決定しても良い。フレキシブルケーブル4は、メインケース1等の各部材を組み付けた状態において、作用線交点Pxを頂点とするようにたわむ傾向があるためである。
例えば当接領域は、図8に示すように、アーム3の内面部において作用線交点Pxから最も近い点(以降、交点近接点)から、アーム3の延伸方向に一定距離D1以内となる領域とすればよい。なお、第1基板7からフレキシブルケーブル4に加わる力F1は、第1基板7に直交する方向に作用し、第2基板8からフレキシブルケーブル4に加わる力F2は、第2基板8に直交する方向に作用する。
緩衝部材9は、フレキシブルケーブル4とアーム3との衝突時の衝撃を和らげる効果を奏する構成であればよい。例えば緩衝部材9は、ゴム材料や、スポンジ状に形成された樹脂材料等といった、弾性変形自在な(換言すれば柔らかい)材料を用いて実現されれば良い。緩衝部材9は、接着剤や両面テープ等でアーム3の内面に貼り付けられれば良い。
<実施形態の効果>
以上の構成においてフレキシブルケーブル4はアーム3の内面に設けられている緩衝部材9と当接するように配置されている。故に、車両の走行等に伴う車体振動によって、フレキシブルケーブル4がアーム3の内面に接触して不快な異音(例えば打撃音など)を生じさせる恐れを低減できる。
また、一般的に、1つの情報処理端末に複数種類の機能を搭載させる場合、搭載機能に応じた回路等を基板に配置する必要があるため、基板サイズを増大し、筐体が大型化してしまう傾向がある。特に、複数種類の無線通信機能を実装する場合には、アンテナ間のアイソレーションを確保するために、筐体が大型化してしまう傾向がある。
そのような課題に対して、本実施形態によれば、複数種類の機能を実現するための電子部品をメインケース1に収容された第1基板7と、ホルダケース2に収容された第2基板8のそれぞれに振り分けて配置することができる。このような構成によれば、ポータブルナビ100の小型化を図ることができる。また、複数種類の無線通信機能を実装する場合であってもアンテナ間のアイソレーションを確保しやすい。故に、上記の構成は、複数種類の無線通信機能を備えるポータブルナビ100の小型化に好適である。
すなわち、以上の構成によれば、車両用情報端末としてのポータブルナビ100の小型化と、車体振動に由来する異音発生の抑制を両立させることができる。
また、上述した実施形態によれば、アーム3の内面の全面に緩衝部材9を配置するのではなく、フレキシブルケーブル4が接触しうる領域にのみ(換言すれば限定的に)緩衝部材9を配置する。このような構成によれば緩衝部材の取り付け等に由来するコストを抑制できる。
さらに、フレキシブルケーブル4が接触しうる領域にのみ(換言すれば限定的に)緩衝部材9を設ける構成によれば、アーム3の内部空間において緩衝部材9が専有する割合に小さいため、アーム3の内径が小さくても(つまり細くても)適用しやすい。例えば、アーム3の内径が10mm〜20mm程度であっても適用可能である。また、上記の構成によれば、フレキシブルケーブル4自体が有する弾性力によってフレキシブルケーブル4が緩衝部材9に当接した状態が維持されるため、緩衝部材9とフレキシブルケーブル4とが接触した状態を維持するための部材を別途設ける必要がない。すなわち、より簡素な構成によって上記効果を奏させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、以降で述べる種々の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
なお、前述の実施形態で述べた部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、構成の一部のみに言及している場合、他の部分については先に説明した実施形態の構成を適用することができる。
[変形例1]
上述した実施形態ではアーム3を曲線状に形成した構成を採用しているが、図9に示すように、直線状の管を1回折り曲げた形状に形成されていても良い。もちろん、折り曲げ箇所は複数箇所設けられていても良い。つまり、アーム3は、折れ線状に形成されていてもよい。緩衝部材9は、アーム3の形状に応じて定まる当接領域に配置されていればよい。
[変形例2]
以上では、フロントガラス200に取り付けて使用されることを前提としたポータブルナビ100の構成について開示したが、これに限らない。ポータブルナビ100は、図10に示すように、ダッシュボード400の上面に載置されて使用されるように構成されていてもよい。
図11は、ダッシュボード400上に配置されて使用されることを前提としたポータブルナビ100の構成の一例を示した図である。ダッシュボード400上に配置されて使用されることを前提としたポータブルナビ100では、ホルダ下面部22が両面テープ等でダッシュボード400に貼り付けられて車両に固定されればよい。
[変形例3]
以上では、4輪車に取り付けるポータブルナビ100の構成について開示したが、ポータブルナビ100は2輪車に取り付けられるように構成されていても良い。2輪車用のポータブルナビ100は、例えばハンドルに取り付けられればよい。そのように2輪車のハンドル部分に取り付けられて使用されることを前提としたポータブルナビ100の構成を図12に示す。
2輪車用のポータブルナビ100は、例えば変形例2で示したポータブルナビ100が備えるホルダ下面部22にハンドル取付部500が取り付けられることによって実現されればよい。ハンドル取付部500は、例えばヒンジ構造によって実現されれば良い。すなわち、2輪車のハンドルを挟み込むための可動部510が、固定部520とヒンジ部530で連結されている。また、可動部510においてヒンジ部530と反対側の端部511は、ネジ540によって固定部520に係止される。
なお、図12に示すポータブルナビ100は、3輪車のハンドルに取り付けて使用されてもよい。ハンドル取付部500とホルダ下面部22は一体的に形成されていても良い。
[変形例4]
以上では、ポータブルナビ100に、GNSSアンテナ81とDSRCアンテナ83とLTEアンテナ85の3種類のアンテナを設けた構成を開示したが、ポータブルナビ100は、必ずしもこれら全てのアンテナを備えている必要はない。ポータブルナビ100に設けるアンテナの種類は適宜設計されれば良い。例えばポータブルナビ100が車室外用アンテナとして備えるアンテナは、GNSSアンテナ81とDSRCアンテナ83だけであってもよい。
また、ポータブルナビ100には、上述した種類以外のアンテナを備えていても良い。例えば、ポータブルナビ100は、車室外用アンテナとして、ラジオ放送波を受信するためのアンテナ(以降、ラジオ用アンテナ)を備えていてもよい。ラジオ受信アンテナにとっての通信相手はラジオ放送局である。
また、ポータブルナビ100は、近接場通信(Near Field Communication:NFC)用のアンテナを備えていても良い。ここでの近接場通信とは、近距離通信よりも通信可能な距離が十分に小さい通信方式による通信を指す。例えば、近接場通信は、通信可能な距離が数cmから数十cm程度となる通信を指す。すなわち、近接場通信は、ISO/IEC 14443やISO/IEC 18092などの規格に準拠した通信である。
近接場通信用のアンテナは、第1基板7に設けられていても良いし、第2基板8に設けられていてもよい。また、第1基板7と第2基板8のそれぞれに配置されていても良い。
[変形例5]
以上では、フレキシブルケーブル4が接触する領域にのみ(換言すれば限定的に)緩衝部材9を配置する構成を開示したが、これに限らない。アーム3の内側全面に緩衝部材9を配置してもよい。
[変形例6]
以上では、本発明に係る車両用情報端末をポータブル型のナビゲーション装置に適用した例を開示したが、これに限らない。車両用情報端末は、ナビ機能を備えていない情報処理端末に適用されても良い。車両用情報端末は、外部装置との通信機能を備えるカーオーディオやドライブレコーダー等、種々の情報処理端末に適用することができる。なお、ここでの情報処理端末は、外部から受信したデータに基づいた情報をディスプレイに表示する通信端末を指す。
100 ポータブルナビ、1 メインケース(第1筐体)、2 ホルダケース(第2筐体)、3 アーム、4 フレキシブルケーブル、5 ディスプレイ、6 タッチパネル、7 第1基板、8 第2基板、9 緩衝部材、14 引出穴(第1穴部)、24 引出穴(第2穴部)

Claims (3)

  1. 車両の運転席に着座する乗員に向けた情報を表示するためのディスプレイ(5)を備える車両用情報端末であって、
    所定の第1機能を提供する回路が実装された第1基板(7)及び前記ディスプレイを収容している第1筐体(1)と、
    前記第1機能とは異なる第2機能を提供する回路が実装された第2基板(8)を収容している第2筐体(2)と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを接続し、前記第2筐体に対する前記第1筐体の姿勢を支持するアーム(3)と、
    前記第1基板と前記第2基板とを接続するケーブル(4)と、を備え、
    前記第1筐体は、前記ケーブルを通すための第1穴部(14)を備え、
    前記第2筐体は、前記ケーブルを通すための第2穴部(24)を備え、
    前記アームは、前記第1穴部と前記第2穴部とを連通する中空部分を備え、
    前記ケーブルは、前記アームの内側空間としての前記中空部分を通り、かつ、前記アームの内面部が備える所定の当接領域で当接するように配置されており、
    前記当接領域には、弾性変形する緩衝部材(9)が貼り付けられていることを特徴とする車両用情報端末。
  2. 請求項1において、
    前記アームの内面部において前記当接領域以外の部分には前記緩衝部材は配置されていないことを特徴とする車両用情報端末。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1基板は、前記第1穴部と対向する位置に前記ケーブルが接続されている第1基板側接続点を備え、
    前記第2基板は、前記第2穴部と対向する位置に前記ケーブルが接続されている第2基板側接続点を備え、
    前記第1穴部、前記第2基板側接続点、及び前記第2穴部は何れも、前記第1基板側接続点を通って前記ディスプレイの左右方向に直交する平面である中央平面内に配置されており、
    前記アームは、前記第1穴部と前記第2穴部とを連通する弓形又は折れ線状に形成されており、
    前記当接領域は、前記アームの内面部において、前記第1基板側接続点を通って前記第1基板に垂直な直線(Ln1)と、前記第2基板側接続点を通って前記第2基板に垂直な直線(Ln2)との交点から最も近い点である交点近接点を含むように設定されていることを特徴とする車両用情報端末。
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