JP2000305437A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000305437A
JP2000305437A JP11117242A JP11724299A JP2000305437A JP 2000305437 A JP2000305437 A JP 2000305437A JP 11117242 A JP11117242 A JP 11117242A JP 11724299 A JP11724299 A JP 11724299A JP 2000305437 A JP2000305437 A JP 2000305437A
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JP11117242A
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English (en)
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Kenji Karashima
賢司 辛島
Hideyuki Yano
秀幸 矢野
Akihiko Uchiyama
明彦 内山
Kazuhiro Funatani
和弘 船谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体から中間転写体への1次転写効率
と、中間転写体から像担持体への2次転写残トナーの逆
転写効率とを高いレベルで両立させるようにする。 【解決手段】 トナー像の中間転写体5への1次転写
と、残留トナーの感光体ドラム31への逆転写とを同時
に行う際に、トナー像を担持している感光体ドラム31
の非画像部電位と画像部電位との電位差を小さくするた
めに露光部材38によって非画像部電位をあらかじめ変
化させるようにした。これにより1次転写部T1 での中
間転写体側の1次転写ローラ36のバイアス電圧と感光
体ドラム31上の非画像部電位との電位差を小さくして
リークの発生による残留トナーの逆帯電を防止し、クリ
ーニング不良をなくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写体上の転
写残トナーを像担持体に逆転写させる画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、例えば図6に示
すように構成されている。すなわち、同図において、3
1は像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以
下、単に「感光体ドラム」という)で、この感光体ドラ
ム31の周囲に図示矢印R31方向への回転方向に沿っ
て帯電部材30、現像装置35、中間転写体5およびク
リーナ37が順次配設されている。そして、帯電部材3
0によって一様に帯電された感光体ドラム31は、レー
ザスキャナ32から出力されるレーザ光33によって画
像情報の走査露光処理を受けて静電潜像が形成される。
現像装置35はイエロー現像器35Y、マゼンタ現像器
35M、シアン現像器35Cおよびブラック現像器35
Bkを有する。また、感光体ドラム31と中間転写体5
とが接触する1次転写部T1 の中間転写体5を挟んだ対
向位置に1次転写用のローラ部材36が中間転写体5と
同じ周速度で回転するように配設されている。さらに、
中間転写体5の2次転写部T2 に2次転写ローラ39が
設けられている。なお、図において、8は2次転写部T
2 を通過した転写材P上に転写されている未定着トナー
像を加熱定着処理する定着器である。
【0003】そして、このように構成された画像形成装
置は、感光体ドラム31に形成される複数色のトナー像
を中間転写体5に順次1次転写して重ね、この中間転写
体5に形成された複数色のトナー像よりなるカラー画像
を転写材Pに一括2次転写することによりカラー画像を
形成するようにしている。
【0004】また、2次転写後の中間転写体5上の2次
転写残トナーを帯電部材11において正規の帯電極性と
逆の極性に再帯電させて感光体ドラム31との1次転写
部T1 で感光体ドラム31側に逆転写して感光体ドラム
31のクリーナ37に回収させる構成が特開平9−44
007号や特開平9−359023号などによって提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような中間転写体5のクリーニング方法を用いた場合
には、以下のような問題が発生する。
【0006】すなわち、中間転写体5上の2次転写残ト
ナーを帯電部材11によって所定の極性に帯電させた後
に、次のトナー像を1次転写部T1 で感光体ドラム31
から中間転写体5へ転写しながら上述の2次転写残トナ
ーを感光体ドラム31に逆転写しようとした場合に、次
のトナー像の正規の転写においては、1次転写部材であ
る感光体ドラム31にかける電圧がある程度高い方が転
写率が高くなる。しかし、逆に転写電圧が高くなると、
感光体ドラム31の非画像部電位と中間転写体5の表面
の電位差が大きくなり、感光体ドラム31の非画像部と
中間転写体5との間で放電が起きて所定の極性に帯電さ
せた2次転写残トナーの一部が逆の極性(トナーの正規
帯電極性)に再帯電してしまい、感光体ドラム31側へ
逆転写しなくなるために、クリーニング不良が発生す
る。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みなされたもの
で、像担持体から中間転写体への1次転写効率と、中間
転写体から像担持体への2次転写残トナーの逆転写効率
とを高いレベルで両立させるようにした画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明に係る画像形成装置は、現像
手段によって顕像化されたトナー像を担持する像担持体
と、該像担持体上のトナー像が1次転写部を介して1次
転写される中間転写体とを備え、該中間転写体から転写
材にトナー像を2次転写させた後の中間転写体に残留し
ている残留トナーを前記1次転写部において前記像担持
体に逆転写させるようにしたものであって、前記トナー
像の前記中間転写体への1次転写と、前記残留トナーの
前記像担持体への逆転写とを同時に行う際に、前記トナ
ー像を担持している像担持体の非画像部電位と画像部電
位との電位差を小さくするために該非画像部電位をあら
かじめ変化させる電位変化手段を設けたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2記載の発明によれば、前記電位変
化手段は、前記像担持体の回転方向についての前記1次
転写部の上流側で、かつ前記現像手段より下流側に設け
られている。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記電位変
化手段は、前記トナー像が担持されている像担持体を全
面露光する露光部材である。
【0011】請求項4記載の発明に係る画像形成装置
は、現像手段によって顕像化されたトナー像を担持する
像担持体と、該像担持体上のトナー像が1次転写部を介
して1次転写される中間転写体とを備え、該中間転写体
から転写材にトナー像を2次転写させた後の中間転写体
に残留している残留トナーを前記1次転写部において前
記像担持体に逆転写させるようにしたものであって、前
記像担持体上のトナー像を前記中間転写体に転写させる
ために前記1次転写部の中間転写体側に設けられた1次
転写部材と、前記像担持体から中間転写体にトナー像を
1次転写させずに、該中間転写体から該像担持体に残留
トナーを逆転写させるときには、前記1次転写部材に印
加されているバイアス電位と該像担持体の非画像部電位
との電位差を小さくするように前記1次転写部材のバイ
アス電位を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】請求項5記載の発明によれば、前記1次転
写部材は、転写ローラである。
【0013】[作用]以上の構成に基づいて、トナー像
の中間転写体への1次転写と、残留トナーの像担持体へ
の逆転写とを同時に行う際に、電位変化手段によって前
記トナー像を担持している像担持体の非画像部電位と画
像部電位との電位差を小さくするために該非画像部電位
をあらかじめ変化させるようにした。これにより1次転
写部での前記中間転写体側の1次転写部材のバイアス電
圧と前記像担持体上の非画像部電位との電位差が小さく
なり、リークの発生による残留トナーの逆帯電を防止し
てクリーニング不良をなくした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】〈第1の実施の形態〉図1は本発明に係る
画像形成装置の第1の実施の形態を示す概略構成図、図
2は同上の中間転写体の構成を示す断面図、図3は同上
の1次転写ローラの印加電圧と転写率との関係を示す特
性図である。なお、図1において図6と同一または均等
の構成部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0016】図1において、感光体ドラム31は有機感
光体やアモルファスシリコン感光体により形成され、図
示矢印R31方向(反時計回り方向)に所定のプロセス
スピード(周速度)によって回転されるものである。ま
た、感光体ドラム31はその回転過程で帯電ローラなど
の帯電部材30によって所定の極性・電位に一様に帯電
処理される。
【0017】また、感光体ドラム31はその帯電処理面
にレーザ光学箱(レーザスキャナ)32から出力される
レーザ光33によって目的の画像情報が走査露光され
る。レーザスキャナ32は図示を省略した画像読取装置
などの画像信号発生装置からの画像情報の時系列電気デ
ジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ)したレー
ザ光33を出力して感光体ドラム31の表面に静電潜像
を形成する。なお、34はレーザスキャナ32からのレ
ーザ光33を感光体ドラム31の露光位置に変更させる
ミラーである。
【0018】したがって、フルカラーの画像形成をする
場合は、フルカラー画像の第1の色分解成分画像、例え
ばイエロー成分画像が走査露光されて感光体ドラム31
に潜像が形成される。そして、この潜像が4色カラー現
像装置35のうちのイエロー現像器35Yの作動でイエ
ロートナー像として現像される。そして、感光体ドラム
31の全面を、感光体ドラム31と中間転写体5との接
触部(あるいは近接部)である1次転写ニップ部T1
手前に設けられた帯電電位変化手段としての露光部材3
8により一様に露光して非画像部の電位をイエロートナ
ー像の画像部の電位に近付ける。その後、イエロートナ
ー像は1次転写ニップ部T1 において中間転写体5の表
面側に転写される。また、感光体ドラム31に残留した
転写残トナーなどの付着残留物はクリーナ37によって
除去される。
【0019】上述したような感光体ドラム31に対する
帯電・露光・現像・1次転写および清掃のプロセスサイ
クルが目的のフルカラー画像の第2の色分解成分画像
(例えばマゼンタ成分画像、マゼンタ現像器35Mが作
動)、第3の色分解成分画像(例えばシアン成分画像、
シアン現像器35Cが作動)、第4の色分解成分画像
(例えばブラック成分画像、ブラック現像器35Bkが
作動)の各色分解成分画像について順次実行され、中間
転写体5にマゼンタトナー像、シアントナー像およびブ
ラックトナー像が順次重ねて転写されて目的のフルカラ
ー画像に対応したカラートナー像が合成される。
【0020】ところで、中間転写体5は図2に示すよう
に105 Ω・cm程度の中抵抗の弾性層41と1013〜1
14Ω・cm程度の高抵抗の表層42を有するベルトで、
感光体ドラム31に接触してほぼ同じ周速度で図示矢印
R5(時計回り方向)に回転される。そして、中間転写
体5の背面より感光体ドラム31を押圧する1次転写部
材としての1次転写ローラ36が中間転写体5と同じ周
速度で回転され、かつトナーの正規帯電極性と逆極性の
バイアスが1次転写ローラ36の芯金に印加されること
により感光体ドラム31のトナー像が1次転写ニップ部
1 において中間転写体5の表面側に転写される。
【0021】このようにして中間転写体5に合成された
カラートナー像は、中間転写体5と2次転写部材である
2次転写ローラ39との接触部である2次転写ニップ部
2において、図示を省略した給紙部から所定のタイミ
ングで搬送されてくる転写材Pに転写される。つまり、
2次転写ローラ39は転写材Pの背面からトナーと逆極
性の電荷を供給することで中間転写体5の表面側から転
写材P側へ合成カラートナー像を一括転写する。
【0022】カラートナー像が転写された転写材Pは、
2次転写ニップ部T2 の通過に伴って中間転写体5から
分離されて定着装置8に導かれ、次いで定着装置8にお
いて未定着トナー像を加熱定着処理してカラー画像形成
物として図示を省略した排紙トレイ上に排出される。
【0023】カラートナー像転写後の中間転写体5上に
残留する2次転写残トナーはDCにACを重畳させたバ
イアスが印加される帯電部材11により、正規の帯電極
性と逆極性に帯電させられる。1次転写ニップ部T1
正規の転写バイアスにより感光体ドラム31側に転写さ
れる。
【0024】ここで、中間転写体5上の2次転写残トナ
ーの逆帯電および感光体ドラム31側への転写について
詳細に説明する。
【0025】2次転写残トナーはトナーが中間転写体5
から転写材Pに転写される際に、トナーの正規帯電極性
に対して逆極性の強い電界を受けて中間転写体5上に残
留している場合が多い。しかし、すべてのトナーが逆極
性に帯電しているわけではなく、部分的には中和され、
電荷を持たないトナーや正規の極性を維持しているトナ
ーも存在している。そこで、直流成分にピーク間電圧V
ppの交流成分を重畳したバイアスを帯電部材11に印加
する。具体的にはピーク間電圧Vpp=2.5kV、周波
数2000Hz、デューティ比がトナー逆極性側80%、
トナー正規極性側20%の交流成分に平均がほぼ0Vに
なるように直流成分を印加している。逆極性に帯電され
た2次転写残トナーは1次転写ニップ部T1 にまで搬送
されて1次転写バイアスにより感光体ドラム31側に逆
転写された後に、クリーナ37により回収される。
【0026】連続プリント時において、中間転写体5上
の逆極性に帯電された2次転写残トナーと感光体ドラム
31上の1次転写される正規帯電トナーとは、短時間の
接触では電荷が中和されず、逆極性に帯電された2次転
写残トナーは1次転写ニップ部T1 で感光体ドラム31
へ、感光体ドラム31上の正規帯電トナーは1次転写ニ
ップ部T1 で中間転写体5へそれぞれ転写される。この
ため、2次転写残トナーが次のプリント工程時に中間転
写体5に残留することがなく、クリーニングのために中
間転写体5をさらに回転させる必要がないため、画像品
質を維持しながら、最速のプリントスピードが得られ
る。
【0027】しかしながら、画像部と非画像部とで大き
な電位差がある場合に、感光体ドラム31上に形成され
た1色目のトナー像を中間転写体5上に高効率で転写さ
せるには、1次転写ローラ36に印加する1次転写バイ
アスの絶対値をある程度上げなければならない。1次転
写バイアスに対する1次転写率は、図3に示すように転
写バイアスが低い状態からある程度までは上昇し、その
後の変化はほとんどなくなり、ある値以上の1次転写バ
イアスでは低下し始める関係にある。
【0028】したがって、1次転写バイアスをVT1にし
た場合に、高い1次転写率を実現することができるが、
1次転写バイアスと非画像部電位との電位差が大きくな
り、中間転写体5の表面と感光体ドラム31の表面の非
画像部との間で放電が起こって、帯電部材11で逆極性
に帯電させた2次転写残トナーが再度正規極性に再帯電
してしまう。このため、2次転写残トナーが感光体ドラ
ム31側へ逆転写できなくなり、中間転写体5上に残っ
て混色や画像汚れなどを引起こすことになる。このた
め、1次転写率をある程度犠牲にし、1次転写バイアス
を低め(VT2)にして感光体ドラム31の非画像部と中
間転写体5との間での放電を抑えるようにした。
【0029】つまり、2次転写残トナーの感光体ドラム
31への逆転写と感光体ドラム31上に形成されたトナ
ー像の中間転写体5への1次転写とを同時に行う場合
に、露光部材38により1次転写前の感光体ドラム31
の表面の画像形成領域を全面露光して非画像部の帯電電
位と1次転写バイアスとの電位差を小さくすることによ
り、非画像部と中間転写体5との間での放電の発生を抑
え、同時に高い1次転写率を実現する。
【0030】具体的には、帯電部材30による感光体ド
ラム31に対する帯電電位(非画像部電位)をVD =−
550Vとし、レーザ光33による感光体ドラム31の
潜像電位(画像部電位)をVL =−180Vとした場合
に、1色目の1次転写率を上げるために1次転写バイア
スをVT1=340Vにしてフルカラー画像を連続形成す
ると、2枚目以降の画像において中間転写体5上の2次
転写残トナーの感光体ドラム31へのクリーニングが十
分に行われないために、混色を引起こすことになる。
【0031】そのため、中間転写体5の2次転写残トナ
ーを転写する感光体ドラム31の1次転写ニップ部T1
の上流側に露光部材38を設けて、少なくとも1色目の
画像形成領域全域を露光して非画像部電位をVD1=−3
50Vとし、1次転写バイアスをVT1=340Vとする
と、非画像部電位VD1と中間転写体5の表面電位との電
位差が露光部材38による画像形成領域全域を露光しな
い非露光時の電位差よりも小さくなる。このため、両者
間での放電の発生によって2次転写残トナーの逆帯電が
抑えられて感光体ドラム31への逆転写が確実に行われ
るようになり、混色などの発生が防止される。
【0032】なお、帯電部材11は常時は中間転写体5
に非接触状態に保持されており、中間転写体5から転写
材Pに対するカラートナー像の2次転写実行過程におい
て、中間転写体5に接触状態に保持されるように構成さ
れている。また、2次転写ローラ39も常時は中間転写
体5に非接触状態に保持されており、中間転写体5から
転写材Pに対するカラートナー像の2次転写実行過程に
おいて、中間転写体5に転写材Pを介して接触状態に保
持されるように構成されている。
【0033】〈第2の実施の形態〉次に、第2の実施の
形態を図4に基づいて詳細に説明する。
【0034】図4は本発明に係る第2の実施の形態を示
す概略構成図である。なお、図4において、図1と同一
構成部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0035】同図において、1〜4はブラック、マゼン
タ、シアンおよびイエローの4色のプロセスカートリッ
ジで、このプロセスカートリッジ1,2,3,4は感光
体ドラム31Bk,31M,31C,31Yの周囲に帯
電装置30Bk,30M,30C,30Y、現像器35
Bk,35M,35C,35Yおよびクリーナ37B
k,37M,37C,37Yを備えている。なお、現像
剤としては1成分現像剤でも2成分系現像剤でもよい。
【0036】各感光体ドラム31Bk,31M,31
C,31Yは色成分に対応する画像情報が光情報として
書き込まれ、静電潜像が形成される。各色成分の静電潜
像は現像器35Bk,35M,35C,35Yで各色の
現像剤により顕像化される。顕像化されたトナー像はそ
れぞれの中間転写体5と感光体ドラム31Bk,31
M,31C,31Yとの間の1次転写ニップ部T1Bk
1M,T1C,T1Yにまで搬送される。そして、各感光体
ドラム31Bk,31M,31C,31Y上の各色のト
ナー像は、対応する各色の1次転写ローラ36Bk,3
6M,36C,36Yにより中間転写体5の背面より与
えられる現像剤の帯電極性と逆極性の電荷に基づいて中
間転写体5上に順次転写され、カラー画像が形成され
る。このようにして中間転写体5上に形成されたカラー
画像は、2次転写ニップ部T2 においてタイミングを合
わせてレジストローラ対7から搬送されてくる転写材P
に転写される。その後、転写材Pは中間転写体5および
2次転写ローラ39の曲率により分離されて定着装置8
に搬送され、定着装置8においてトナーを加熱定着処理
する。
【0037】しかるのち、2次転写後に中間転写体5上
に残った転写残トナーはDCにACを重畳したバイアス
を印加する帯電部材11に搬送され、この帯電部材11
により正規の帯電極性と逆極性に帯電させられてプロセ
スカートリッジ1の1次転写ニップ部T1Bk において1
次転写ローラ36Bkの正規転写バイアスにより感光体
ドラム31Bk側に転写させた後、クリーナ37Bkに
より残トナーを除去する。プロセスカートリッジ1には
現像器35Bkと1次転写ニップ部T1Bk との間に露光
部材38が設けられているため、現像後の感光体ドラム
31Bkの画像形成領域全面を露光して非画像部の表面
電位を下げている。すなわち、画像部と非画像部との表
面電位差をなくすようにしている。
【0038】なお、本実施の形態の中間転写体5は10
9 Ω・cmの体積固有抵抗値と100μmの厚みとを有す
る単層のポリイミドで形成されている。
【0039】上述したような中間転写体5が樹脂製のベ
ルトによって形成されている場合には、ベルトが架設さ
れている複数のローラ部材の湾曲部におけるベルトの表
面の伸縮がゴム製の場合に比べてはるかに小さいため、
中間転写体5に転写されたトナー像が表面の伸縮によっ
て乱されることが少ない。このため、感光体ドラム31
Bk上の画像部と非画像部との電位差を大きくとって1
次転写時に電位ポテンシャルを形成してトナーを電気的
に強く拘束する必要がない。
【0040】〈第3の実施の形態〉次に、第3の実施の
形態を図5に基づいて詳細に説明する。
【0041】図5は本発明に係る第3の実施の形態を示
す概略構成図である。なお、図5において、図4と同一
構成部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0042】本実施の形態の画像形成装置においては、
転写材Pの通紙可能サイズのうち、紙搬送方向の最大長
さよりも中間転写体5の周長が長いため、プリント枚数
が1枚のとき、あるいは最後の枚数をプリントするとき
には、2次転写残トナーの先頭がプロセスカートリッジ
1の1次転写ニップ部T1Bk に到達するときには画像形
成は終了している。
【0043】そのため、2次転写残トナーを感光体ドラ
ム31Bk上に逆転写するときに、感光体ドラム31B
k上に形成されたトナー像の中間転写体5への転写を考
慮する必要がない。よって、2次転写残トナーの感光体
ドラム31Bkへの逆転写では、感光体ドラム31Bk
の非画像部電位を最初の状態に保持したまま1次転写ロ
ーラ36Bkに印加するバイアスを、中間転写体5の表
面電位と非画像部電位との電位差を小さくして放電が発
生することのない値に変化させるようにすればよく、そ
のために1次転写ローラ36Bkの印加電圧を制御する
制御手段としてのCPU40を設ける。
【0044】以上のように構成することにより、2次転
写残トナーの1部が放電によって逆帯電されることがな
く、露光部材38による感光体ドラム31Bk表面の露
光時間を極力減らすことが可能となり、感光体ドラム3
1Bkの光疲労による画像変動を減少させるとともに、
感光体ドラム31Bkの寿命を延ばすことが可能とな
る。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、トナー像の中間転写体への1次転写と、残留ト
ナーの像担持体への逆転写とを同時に行う際に、電位変
化手段によって前記トナー像を担持している像担持体の
非画像部電位と画像部電位との電位差を小さくするため
に該非画像部電位をあらかじめ変化させるようにしたの
で、リークの発生による残留トナーの逆帯電を防止で
き、1次転写部での前記中間転写体側の1次転写部材の
バイアス電圧と前記像担持体上の非画像部電位との電位
差が小さくなり、高い1次転写率と2次転写残トナーの
像担持体への確実な転写とを同時に実現でき、クリーニ
ング不良をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図2】同上の中間転写体の構成を示す断面図である。
【図3】同上の1次転写ローラの印加電圧と転写率との
関係を示す特性図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の第3の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図6】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
5 中間転写体 31 像担持体(感光体ドラム) 35 現像手段 36 1次転写部材(1次転写ローラ) 38 電位変化手段(露光部材) 40 制御手段(CPU) P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 船谷 和弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA02 EA03 EA07 EA08 EA09 ED03 ED07 ED15 ED27 EF01 2H032 AA05 AA15 BA02 BA05 BA09 BA23 CA02 CA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像手段によって顕像化されたトナー像
    を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー像が1次
    転写部を介して1次転写される中間転写体とを備え、該
    中間転写体から転写材にトナー像を2次転写させた後の
    中間転写体に残留している残留トナーを前記1次転写部
    において前記像担持体に逆転写させるようにした画像形
    成装置において、 前記トナー像の前記中間転写体への1次転写と、前記残
    留トナーの前記像担持体への逆転写とを同時に行う際
    に、前記トナー像を担持している像担持体の非画像部電
    位と画像部電位との電位差を小さくするために該非画像
    部電位をあらかじめ変化させる電位変化手段を設けた、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記電位変化手段は、前記像担持体の回
    転方向についての前記1次転写部の上流側で、かつ前記
    現像手段より下流側に設けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電位変化手段は、前記トナー像が担
    持されている像担持体を全面露光する露光部材である、 ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像手段によって顕像化されたトナー像
    を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー像が1次
    転写部を介して1次転写される中間転写体とを備え、該
    中間転写体から転写材にトナー像を2次転写させた後の
    中間転写体に残留している残留トナーを前記1次転写部
    において前記像担持体に逆転写させるようにした画像形
    成装置において、 前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体に転写させ
    るために前記1次転写部の中間転写体側に設けられた1
    次転写部材と、 前記像担持体から中間転写体にトナー像を1次転写させ
    ずに、該中間転写体から該像担持体に残留トナーを逆転
    写させるときには、前記1次転写部材に印加されている
    バイアス電位と該像担持体の非画像部電位との電位差を
    小さくするように前記1次転写部材のバイアス電位を制
    御する制御手段とを備えた、 ことを特徴とする記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記1次転写部材は、転写ローラであ
    る、 ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6792222B2 (en) * 2001-05-08 2004-09-14 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus for amplifying differences in potential for image and non-image sections of photo sensor

Cited By (2)

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US6934482B2 (en) 2001-05-08 2005-08-23 Ricoh Company, Ltd. Image formation method for amplifying differences in potential for image and non-image sections of photo sensor

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