JP2000305325A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000305325A
JP2000305325A JP11111643A JP11164399A JP2000305325A JP 2000305325 A JP2000305325 A JP 2000305325A JP 11111643 A JP11111643 A JP 11111643A JP 11164399 A JP11164399 A JP 11164399A JP 2000305325 A JP2000305325 A JP 2000305325A
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JP11111643A
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Makoto Yoshioka
真 吉岡
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の原稿の同時読み取りが可能な画像形
成装置において、原稿が載置されるコンタクトガラスの
温度上昇による原稿の原稿台上への貼り付きを発生させ
ず、効率の良い画像形成を可能とする。 【解決手段】 センサ250の検知温度が設定基準温度
T1未満の時、並置モードで読取を行いT1以上になる
と単一モードで一枚ずつ読取る。更に高温T2以上にな
ると読取位置を第一読取位置210aから第二読取位置
210bへと変更し単一モードの読取を行う。この位置
のセンサ251の検知温度が設定基準温度T3以上にな
った時点でセンサ250の検知温度がT2未満の場合、
第一読取位置の単一モードの動作に戻し、T2以上の場
合、全動作を一時中断し、各読取位置の温度状態に応じ
ファン260、261により原稿台210を強制冷却さ
せ原稿の貼り付きを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像読取部に
おいて自動原稿搬送装置を用いる画像形成装置に係り、
特にコンタクトガラスの温度上昇による原稿(フルカラ
ー原稿)の原稿台上への貼り付き及びそれに起因して起
きる原稿ジャムを発生させず、且つ効率の良い画像形成
が可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、複写機等の画像形成装置におい
て、複数枚の原稿を処理する場合に処理速度を上げると
いう点からも原稿の読み取りを迅速に行うことが求めら
れ、そのために自動原稿搬送装置が採用されている。一
方、読み取り処理の効率化を図るために、原稿台に複数
枚の原稿を並置し同時に読み取り処理を行うようにする
という方向の提案もなされている。こうした従来技術の
一例として、特開平2−210471号公報の開示を示
すことができる。この従来例は、原稿台の一端側に手動
操作により第一の原稿を載置した状態で原稿台の他端側
に第二の原稿を送り込み送り出す自動原稿送り装置を備
えることにより、多数枚の原稿の画像形成に伴う画像編
集が効率良く行えるようにするものである。また、他の
例として、特開平5−006052号公報の開示を示す
ことができる。ここには透明板上に複数枚原稿が重なら
ないように自動原稿給送装置により連続給送され、複数
枚原稿を原稿台に並置した状態で露光を行うことによ
り、複写処理に費やす時間の短縮化を図るようにしたも
のが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の例のように自動原稿搬送に加え複数枚の原稿を同時に
露光走査するという方法により画像形成処理の効率化や
処理の迅速化が図られる反面、原稿台が露光ランプの放
射にさらされる時間が長くなり、蓄積される熱により原
稿台の温度が上昇することになる。原稿台の温度上昇
は、当然そこに載置される原稿を加熱し、原稿としてプ
リンタや複写機によって作成された原稿である場合に、
原稿面に画像を形成するために用いられているトナーや
色材を変質させる。フルカラー原稿についてみると、こ
れを原稿台上に載置した状態でいるとフルカラー原稿用
トナー、熱転写プリンタ用の色材は、白黒原稿用トナー
よりも融点(カラー:68℃、白黒:76℃)が低く、
転写面積も広いことにも起因して原稿台の温度上昇によ
りフルカラー原稿用トナー、色材が融解し、原稿紙が原
稿台上に貼り付き、ジャムの発生を誘発し易くなる。
【0004】本発明は、原稿画像読取部において自動原
稿搬送装置を用い複数枚の原稿の同時読み取りが可能な
従来の画像形成装置における上記した問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は原稿が載置されるコンタクト
ガラスの温度上昇によるフルカラー原稿の原稿台上への
貼り付き及びそれに起因して起きる原稿ジャムを発生さ
せず、且つ効率の良い画像形成を可能とする前記画像形
成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原稿
台上に複数原稿を並置可能に設けた原稿載置位置の一部
又は全部に原稿を搬送し載置する原稿搬送装置と、原稿
台上に載置された原稿の読み取り装置と、原稿台のコン
タクト面の温度を検知するセンサと、該センサの検知温
度に基づき前記原稿搬送装置及び前記読み取り装置の動
作モードを変更する制御部を有する画像形成装置におい
て、前記センサが複数の原稿載置位置の各々に設けら
れ、前記制御部は原稿読み取り動作を停止させる第1の
温度及び前記第1の温度より高い第2の温度を設定基準
温度として有し、並置状態の読み取り動作中において特
定の原稿載置位置におけるセンサ検知温度が第1の設定
基準温度を越える場合に他の原稿載置位置における読み
取り動作を停止させ、読み取り動作を続けている前記特
定の原稿載置位置におけるセンサ検知温度が第2の設定
基準温度を越える場合に前記特定の原稿載置位置におけ
る読み取り動作を停止させると同時に、前記他の原稿載
置位置における読み取り動作を再起動させるように動作
モードを変更することを特徴とする画像形成装置を構成
する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記制御部は原稿読み取り動作を停止
させる第3の設定基準温度を有し、前記読み取り動作を
再起動させた他の原稿載置位置におけるセンサ検知温度
が第3の設定基準温度を越え、且つ前記特定の原稿載置
位置におけるセンサ検知温度が第2の設定基準温度未満
である場合に前記他の原稿載置位置における読み取り動
作を停止させると同時に前記特定の原稿載置位置におけ
る読み取り動作を再起動させるように動作モードを変更
することを特徴とするものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
画像形成装置において、前記原稿台が2箇所の並置可能
な原稿載置位置を有し、前記制御部は前記特定の原稿載
置位置を原稿台の上流側の位置としてこの位置における
設定基準温度を前記第1及び第2の基準温度に設定する
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の画像形成装置において、前記画像形成装置
がさらに前記原稿台のコンタクト面を冷却させる冷却装
置を備え、前記制御部は全てのセンサの検知温度がその
原稿載置位置における原稿読み取り動作を停止させる第
2及び第3の設定基準温度を越える場合に全ての読み取
り動作を一時中断させ、前記冷却装置を稼動させる制御
を行うことを特徴とするものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載の画像形成装置において、前記設定基準温度
を操作により変更可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかに記載の画像形成装置において、前記冷却装置が複
数の原稿載置位置の各々に設けられ、前記制御部は冷却
装置毎にその稼動の制御を行うようにしたことを特徴と
するものである。
【0011】請求項7の発明は、請求項6記載の画像形
成装置において、前記制御部は、各原稿載置位置に設け
た前記センサの検出温度が原稿読み取り動作を停止させ
る前記第2及び第3の設定基準温度に対して設けた許容
範囲を外れた場合に、許容範囲を外れた原稿載置位置に
対応して設けた前記冷却装置を稼動させるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項8の発明は、請求項7記載の画像形
成装置において、前記許容値を操作により任意の値を設
定可能としたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面とともに示
す以下の実施例に基づき説明する。図1は本発明の実施
例に係わるフルカラー複写機の構成の概略を示す図であ
る。先ず、図1に基づいて本複写機の全体の構成と複写
画像の作成動作の概略を説明する。図1において、本機
の上部に設けられた複写すべきカラー原稿を読み取るカ
ラー画像読取装置(以下「カラースキャナ」と称す)10
1はステツピングモータ(図示せず)により駆動され、
原稿の画像を照明ランプ102、ミラー群103及びレンズ10
4を介してカラーセンサ105に結像して、原稿のカラー情
報を、例えばBlue、Green、Redの色分解光毎に読み取
り、電気的な信号に変換する.
【0014】このカラースキャナ101で得た、B、G、Rの
色分解画像信号強度レベルをもとにして画像処理部(図
示せず)で色変換処理を行い、Black(以下「Bk」と記
す)、Cyan (以下「C」と記す)、Magenta(以下
「M」と記す)、Yellow(以下「Y」と記す)のカラー画
像データを得る。この画像データに基づきレーザを駆動
することにより光信号に変換し、原稿画像を担ったレー
ザ光による光書き込みをポリゴンミラー106、f/θレ
ンズ107、反射ミラー108を介して行い、ドラムユニット
の感光体ドラム109に静電潜像を形成する。
【0015】この潜像は現像器110において現像され、
中間転写ベルト111に転写される.この動作をBk、C、
M、Yの4回行うことにより、中間転写ベルト111上に4
色重ねトナー像を形成し、これを搬送ローラ112によっ
て送られてきた転写紙に紙転写ローラ113により転写す
る。この転写紙は、紙搬送ユニット114で定着器115に搬
送され、トナー像を溶融定着される。
【0016】次に、図1により概略が示されたフルカラ
ー複写機のカラースキャナ関連部分の詳細を説明する。
図2はカラースキャナに原稿を給送する自動原稿搬送装
置及び原稿台の構成の概略を示す図である。図2におい
て、自動原稿搬送装置は原稿テーブル201、自動原稿判
別装置202、呼び込みローラ203、分離ベルト204、分離
コロ205、プルアウトローラ206、搬送ベルト207、反転
コロ208を備えている。複数枚の原稿209は前記原稿テー
ブル201上にセットされている。また、原稿台はコンタ
クトガラス210よりなり、2枚の原稿を並置する大きさ
を有し、各原稿に対応する位置に温度検知センサ250、2
51及び空冷用ファン260、261を備えている。ここでは、
空冷ファン260、261がそれぞれ温度検知センサ250、251
と同様の位置(DLTサイズ副走査方向中央部)に搭載さ
れている。なお、以下の記載において、温度検知センサ
250、251は搬送方向の入り口に近い側の温度検知センサ
250をセンサ1と記し、出口に近い側の温度検知センサ2
51をセンサ2と記す。
【0017】自動原稿搬送装置及びカラースキャナの動
作は、基本的には次の一連の動作を行うことにより原稿
の読み取りを実行する。先ず呼び込みローラ203を駆動
し、原稿テーブル201上にセットされた原稿209を一枚ず
つ搬送する。搬送された原稿209はプルアウトローラ206
によって複写機の上面に設けられているコンタクトガラ
ス210上へ運ばれる。さらに原稿209はコンタクトガラス
210上の画像読取開始位置(詳細は後述)まで搬送ベル
ト207により搬送され定置される。定置された状態で原
稿面がカラースキャナ101により読取走査され、読取走
査終了後、搬送ベルト207を再び駆動し反転コロ208によ
り原稿209は自動原稿搬送装置上面に排紙される。ま
た、次の原稿209が呼び込みローラ203より給紙され、コ
ンタクトガラス210上に搬送される。コピーモードが選
択されコピースイッチ(図示せず)が押下されると、コ
ンタクトガラス210上の温度を温度検知センサ250、251
により検知し、その検知結果により上記した自動原稿搬
送装置及びカラースキャナによる原稿の搬送及び読み取
り動作を異なるモードで行うが、その詳細を次に明らか
にする。
【0018】上記図1及び図2に基づき装置構成の概略
が示されたフルカラー複写機の動作を、図3に示す制御
動作のフローチャートに従って以下に詳細に説明する。
なお、以下の説明文中に図3に記載したステップ記号を
参照のために付加する。コピースタートボタン(図示せ
ず)が押下されるとこの動作フローが開始され、先ず、
センサ1,2によりコンタクトガラス面上の温度が検知
される。センサ1により検知された温度は、設定基準温
度と比較される(S1)。なお、この実施例では、設定
基準温度として、設定基準温度T1<設定基準温度T2
の2つの基準温度T1,T2が用意されている。ここ
で、比較結果が設定基準温度T1以下の場合には、従来
通りコンタクトガラス210上に原稿を並置する(S
2)。この場合、各原稿は第一原稿読取位置210a、第二
原稿読取位置210bに位置決めされるように搬送を制御す
ることにより並置される。その後、各原稿は同時にカラ
ースキャナ101により読み取られ、読み取り画像データ
による画像形成へと複写処理が実行される(S6)。
【0019】こうした処理が継続されている間もセンサ
1による検知温度と設定基準温度との比較が行われ(S
1)、検知された温度が設定基準温度T1を越えた場合
に、動作モードを変え原稿を一枚ずつ第一原稿読取位置
210aにおいて給紙・排紙を行ない(S3)、その間に原
稿を読み取り複写処理を実行する(S6)。つまり、並
置処理から第二原稿読取位置210bの読み取りを休止さ
せ、第一原稿読取位置210aでの単一処理へと動作モード
を変更する。
【0020】その後もセンサ1による検知温度と設定基
準温度との比較が行われ(S1)、検知温度が設定基準
温度T2を越えた場合には、給紙・排紙の動作モードを
変え、原稿を一枚ずつ搬送するが、原稿読取位置を第一
原稿読取位置210aから第二原稿読取位置210bへと変更
し、第二原稿読取位置210bへの給紙・排紙を行なう(S
4)。この位置で原稿読取を行うことになるが、原稿読
取時にセンサ2により検知された温度が設定基準温度と
比較される(S5)。なお、この実施例では、ステップ
S5で比較する設定基準温度として、設定基準温度T3
<設定基準温度T2を満たす基準温度T3が用意されて
いる。ここで、比較の結果としてセンサ2の検知温度が
設定基準温度T3未満の場合には、カラースキャナ101
で読み取りを行い、その画像データにより複写処理が実
行される(S6)。従って、この動作では、第一原稿読
取位置210aの読み取りを休止させ、第二原稿読取位置21
0bでの単一処理へと動作モードが変更されたことにな
る。
【0021】こうした処理が継続されている間に、セン
サ2の検知温度が設定基準温度T3以上になった場合
に、その時点でセンサ1により検知されている温度が調
べられる。即ち、センサ1の温度が設定基準温度と比較
され(S7)、センサ1により検知される第一原稿読取
位置210aの温度が設定基準温度T2以上かT2未満かが
判断される。センサ1の温度がT2未満の場合には、自
動原稿搬送装置による給排紙の動作モードを変える。そ
の動作モードは、原稿読取位置を第二原稿読取位置210b
から第一原稿読取位置210aへと変更して、原稿を第一原
稿読取位置210aへ一枚ずつ給紙・排紙するという動作に
よるものである(S8)。その給・排紙の動作の間に原
稿を読み取り複写処理が実行されることになる(S
9)。
【0022】一方、ステップS7でセンサ1により検知
される温度が設定基準温度T2以上である場合、コピー
動作を一時中断する。これは、読み取り動作の際に照明
光にさらされてコンタクトガラス210の温度が上昇し、
フルカラー原稿のコンタクトガラス210への貼り付きが
第一原稿読取位置210a及び第二原稿読取位置210bのいず
れにおいても生じる危険性がある温度状態となったこと
が検知されており、この危険を回避するために一時的に
動作を中止したものである。こうした状況でコピー動作
を中断した後、原稿台の冷却を行う(S10)、空冷装
置等により冷却を行うことが適当であり、本例では、冷
却用ファン260、261によりコンタクトガラス210を強制
冷却する。こうした動作を行いながら、中断したコピー
作成動作を行うために動作フローを初期状態に戻し、上
記したステップS1からの動作を再び開始する。
【0023】ここで、ステップS10でフルカラー原稿
のコンタクトガラス210への貼り付きを回避するために
コピー動作が一時中断され原稿台の冷却を行う場合に、
コンタクトガラス210上の温度状態によって異なる冷却
動作を行うようにした本発明における実施例の動作モー
ドについて以下に説明する。図4は、コンタクトガラス
210上の温度状態によって選択動作される冷却用ファン2
60、261の制御動作フローの実施例を示すチャートであ
る。フローは、上記したようにセンサ2の検知温度が設
定基準温度T3以上になり、かつセンサ1により検知さ
れる温度が設定基準温度T2以上となった場合に(図3
のステップS7の比較結果により判断される)、開始さ
れ、その時のコンタクトガラス210上の温度状態、つま
り第一原稿読取位置210aのセンサ1及び第二原稿読取位
置210bのセンサ2がどの様な温度状態にあるかが判断さ
れ、判断結果に従って冷却方法の選択を行う(S10−
1)。
【0024】ここでは、各センサ1、2の設置位置に対
応して設けられたファン260およびファン261のON/O
FFを各センサ1、2の温度状態の違いに応じて制御す
る。温度状態の違いは、コピー動作の可/不可の境界値
として各センサ1、2に各々設けた前記設定基準温度T
2、T3に対し現在のセンサ検出温度が予め定めた許容
値:X1の範囲内か又は範囲外にあるかにより判断する
(下記の例では、センサと基準の温度差の絶対値と許容
値X1との大小関係を判断する)。各センサ1、2の検
出温度が許容値外となった場合に、対応する冷却用ファ
ンを稼働状態におくようにし、以下に示す(1)〜
(4)の4つの冷却モードの1つを選択する。 (1) 冷却用ファン260、261をともに稼動させる。 |センサ1検知温度一設定基準温度T2|≧X1 |センサ2検知温度一設定基準温度T3|≧X1 である場合。 (2) 冷却用ファン260を稼働させ、冷却用ファン261
を不稼動とする。 |センサ1検知温度一設定基準温度T2|≧X1 X1>|センサ2検知温度一設定基準温度T3|>0 である場合。 (3) 冷却用ファン260を不稼働とし、冷却用ファン2
61を稼動させる。 X1>|センサ1検知温度一設定基準温度T2|>0 |センサ2検知温度一設定基準温度T3|≧X1 である場合。 (4) 冷却用ファン260、261をともに不稼動とし、自
然冷却する。 X1>|センサ1検知温度一設定基準温度T2|>0 X1>|センサ2検知温度一設定基準温度T3|>0 である場合。なお、許容値X1は各センサに対して任意
に定めることができる。
【0025】
【発明の効果】(1)本発明によると、原稿台上の原稿
載置位置に複数の原稿を並置して同時読み取りを行うこ
とが可能な画像形成装置において、各原稿載置位置に対
応させて原稿コンタクト面の温度を検知するセンサを設
けて各原稿コンタクト面の温度状態を監視し、監視結果
により原稿載置位置の温度が基準温度T1を越えて上昇
する場合、一部の原稿載置位置の動作を停止させ、さら
に動作中の原稿載置位置の温度が基準温度T2を越えて
上昇する場合、停止中の位置に動作を変更するというよ
うな読み取り処理動作を行うことにより、原稿ジャムの
原因となる原稿のコンタクト面への貼り付きを起こさず
に、複数枚原稿の読み取り処理の効率化を図ることがで
きる。
【0026】(2)また、原稿台を2枚分の原稿が並置
可能な原稿載置位置を設けたものとし、原稿台の上流側
の原稿載置位置に対し基準温度T1、T2を2段階で又
下流側の原稿載置位置に対し基準温度T3設定し、上記
(1)の動作モード、即ち並置処理モード或いは原稿載
置位置を変更しながら単一処理モードの読み取りを行わ
せることにより原稿ジャムの原因となる原稿のコンタク
ト面への貼り付きを起こさずに、複数枚原稿の読み取り
処理の効率化を図ることができる。
【0027】(3)設定基準温度を操作により変更可能
としたことにより、装置の設置環境、使用カラートナー
特性に応じた温度が設定可能となる。
【0028】(4)上記画像形成装置がさらに前記原稿
台のコンタクト面を冷却させる冷却装置を備え、各原稿
載置位置に設けた全てのセンサの検知温度がその位置に
おける原稿読み取り動作を不可とする設定基準温度を越
える場合に全ての読み取り動作を一時中断させ、前記冷
却装置を稼動させる制御を行うことにより原稿ジャムの
原因となる原稿のコンタクト面への貼り付きを起こさず
に、安定した状態で動作を継続させることが出来、読み
取り処理の効率化を図ることができる。 (5)また、冷却装置が複数の原稿載置位置の各々に設
けられ、温度センサにより検知された各原稿載置位置の
温度状態に応じて冷却装置毎に稼動を制御することによ
り、無駄なく効率の良い冷却が可能となる。さらに、冷
却装置の稼動の制御にあたり設定する許容値を利用者が
任意に設定できる機能を有することにより、強制冷却お
よび自然冷却の動作点の選択ができ、使用状態に適した
無駄の少ない動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるフルカラー複写機の構
成の概略を示す図である。
【図2】カラースキャナに原稿を給送する自動原稿搬送
装置及び原稿台の構成の概略を示す図である。
【図3】図1及び図2に示されるフルカラー複写機の制
御動作のフローチャートを示す。
【図4】コンタクトガラスの温度状態によって選択動作
される冷却用ファンの制御動作のフローチャートを示
す。
【符号の説明】
101…カラー画像読取装置、 102…照明ラ
ンプ、103…ミラー群、 104…
レンズ、105…カラーセンサ、 106
…ポリゴンミラー、107…f/θレンズ、
108…反射ミラー、109…感光体ドラム、
110…現像器、111…中間転写ベルト、
112…搬送ローラ、113…紙転写ロー
ラ、 114…紙搬送ユニット、115…
定着器、 201…原稿テーブル、
202…自動原稿判別装置、 203…呼び込
みローラ、204…分離ベルト、 20
5…分離コロ、206…プルアウトローラ、
207…搬送ベルト、208…反転コロ、
209…原稿、210…コンタクトガラス、
250…温度検知センサ(センサ1)、251…
温度検知センサ(センサ2)、 260…空冷用ファ
ン、261…空冷用ファン。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA23 ED11 EE05 FA22 JA11 JB23 JC04 2H076 AA06 AA58 AA69 AB84 BA67 BA98 5C062 AA05 AB02 AB17 AB30 AB32 AB53 AC02 AC58 AE03 BA00 9A001 HH34 JJ35 KK42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上に複数原稿を並置可能に設けた
    原稿載置位置の一部又は全部に原稿を搬送し載置する原
    稿搬送装置と、原稿台上に載置された原稿の読み取り装
    置と、原稿台のコンタクト面の温度を検知するセンサ
    と、該センサの検知温度に基づき前記原稿搬送装置及び
    前記読み取り装置の動作モードを変更する制御部を有す
    る画像形成装置において、前記センサが複数の原稿載置
    位置の各々に設けられ、前記制御部は原稿読み取り動作
    を停止させる第1の温度及び前記第1の温度より高い第
    2の温度を設定基準温度として有し、並置状態の読み取
    り動作中において特定の原稿載置位置におけるセンサ検
    知温度が第1の設定基準温度を越える場合に他の原稿載
    置位置における読み取り動作を停止させ、読み取り動作
    を続けている前記特定の原稿載置位置におけるセンサ検
    知温度が第2の設定基準温度を越える場合に前記特定の
    原稿載置位置における読み取り動作を停止させると同時
    に、前記他の原稿載置位置における読み取り動作を再起
    動させるように動作モードを変更することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は原稿読み取り動作を停止さ
    せる第3の設定基準温度を有し、前記読み取り動作を再
    起動させた他の原稿載置位置におけるセンサ検知温度が
    第3の設定基準温度を越え、且つ前記特定の原稿載置位
    置におけるセンサ検知温度が第2の設定基準温度未満で
    ある場合に前記他の原稿載置位置における読み取り動作
    を停止させると同時に前記特定の原稿載置位置における
    読み取り動作を再起動させるように動作モードを変更す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿台が2箇所の並置可能な原稿載
    置位置を有し、前記制御部は前記特定の原稿載置位置を
    原稿台の上流側の位置としてこの位置における設定基準
    温度を前記第1及び第2の基準温度に設定することを特
    徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置がさらに前記原稿台の
    コンタクト面を冷却させる冷却装置を備え、前記制御部
    は全てのセンサの検知温度がその原稿載置位置における
    原稿読み取り動作を停止させる第2及び第3の設定基準
    温度を越える場合に全ての読み取り動作を一時中断さ
    せ、前記冷却装置を稼動させる制御を行うことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記設定基準温度を操作により変更可能
    としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却装置が複数の原稿載置位置の各
    々に設けられ、前記制御部は冷却装置毎にその稼動の制
    御を行うようにしたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、各原稿載置位置に設けた
    前記センサの検出温度が原稿読み取り動作を停止させる
    前記第2及び第3の設定基準温度に対して設けた許容範
    囲を外れた場合に、許容範囲を外れた原稿載置位置に対
    応して設けた前記冷却装置を稼動させるようにしたこと
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記許容値を操作により任意の値を設定
    可能としたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装
    置。
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