JP2000304859A - アクティブソーナー及びその目標検出方法 - Google Patents

アクティブソーナー及びその目標検出方法

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JP2000304859A
JP2000304859A JP11112885A JP11288599A JP2000304859A JP 2000304859 A JP2000304859 A JP 2000304859A JP 11112885 A JP11112885 A JP 11112885A JP 11288599 A JP11288599 A JP 11288599A JP 2000304859 A JP2000304859 A JP 2000304859A
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、雑音・残響環境下において低ドッ
プラー目標を高分解能で検出できるアクティブソーナー
に関する技術を提供する点にある。 【解決手段】 図1に示すように、本実施の形態1に係
るアクティブソーナーは、送受波部10と第1送信部
(第1送信手段)20と第1受信部(第1受信手段)3
0と第1信号処理部(第1信号処理手段)40と制御表
示部50とで概略構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブソーナ
ーに関し、特に残響環境下におけるアクティブ送受信方
式を利用したアクティブソーナーの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアクティブソーナーシステムの一
例が、特開平9−281234号公報に掲載されたアク
ティブソーナー装置と題して記載されている。図12に
示すように、従来のアクティブソーナー装置は目標物の
ドップラー成分を検出するためのPCW(Pulse
Continuous Wave)信号を発生するPC
Wパルス発生部2004と、高分解能と信号処理利得を
得るためのLFM(Linear Frequency
Modulation)信号を発生するLFMパルス
発生部2003とを有する。このLFM信号によって信
号処理利得を得る手法は、例えば「近藤倫正、大橋由
昌、実森彰郎、計測・センサにおけるディジタル信号処
理44ページ〜50ページ、’93.5.30(株)昭
晃堂」に示されるように、ソーナー分野においてのみで
はなく、レーダー分野においても用いられている。
【0003】また、W.C.Knight,R.G.P
ridham and S.M.Kay,“Digit
al Signal Processing for
Sonar,”Proc.of IEEE,vol.6
9,NO.11,pp.1461,Nov.,1981
(ナイト、プリダーム、ケイ共著、「デジタルシグナル
プロセッシングフォーソーナー」,プロシーディングオ
ブアイトリプルイー、69巻、第11号,ページ146
1、1981年11月)には、目標が高ドップラー周波
数を有している場合は長パルス幅のPCW信号が、低ド
ップラー周波数を有する目標に対してはLFM信号が適
していることが示されており、実用に供せられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。第1の問題点は、
従来のPCW及びLFM信号を用いたアクティブソーナ
ーは、伝搬路中において支配的な残響や雑音にマスクさ
れ、検出能力が低下するということである。その理由
は、送信信号や受信信号処理が、現在おかれている残響
及び雑音環境に対して最適化出来ないためである。第2
の問題点は、PCW信号では低ドップラー目標の検出が
困難であるということである。その理由は、低ドップラ
ー目標による反射エコーは送信したPCW信号の周波数
に近いため、海底や海面において発生する残響と近接し
た周波数成分を有し、分離が困難になるためである。ま
た、PCW信号のパルス幅を長くした場合は、ドップラ
ー周波数検出における周波数帯域幅が狭くなり、ドップ
ラー検出感度が向上するが、低ドップラー目標に対して
は残響周波数領域内に埋もれるために検出が困難とな
る。
【0005】第3の問題点は、ドップラー検出感度向上
の為にPCW信号パルス幅を伸長すると、距離分解能が
悪化するということである。その理由は、距離分解能は
パルス幅の長さに比例して劣化するためである。
【0006】第4の問題点は、LFM信号ではドップラ
ー成分の検出が困難であるということである。その理由
は、時間とともに周波数が直線的に変化するLFM信号
とマッチドフィルタを用いることにより、距離分解能を
向上させることが可能であるが、ドップラー周波数はL
FM信号帯域内に分布するため、マッチドフィルタ出力
においてドップラー成分が位置方向の成分に変換される
ため、ドップラー情報を抽出することが出来ないためで
ある。
【0007】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、雑音・残響環境下
において低ドップラー目標を高分解能で検出できるアク
ティブソーナーに関する技術を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、捜索領域に音響信号を送出し、前記捜索領域か
らの反射信号のドップラー周波数を検出することによ
り、移動目標を捜索、探知するアクティブソーナーであ
って、前記音響信号に変換される送信信号を発生する第
1送信手段と、前記反射信号から変換された受信信号を
入力し、該受信信号の周波数帯域を分割して、帯域分割
信号を出力する第1受信手段と、前記第1送信手段から
入力され、比較基準の信号となる送信レプリカ信号と、
前記帯域分割信号とを各々の分割帯域毎に相関処理と二
乗検波とドップラー周波数検出とを行う第1信号処理手
段とを備え、前記第1送信手段は、前記二乗検波と前記
ドップラー周波数検出とから得られる出力信号に基づ
き、前記移動目標までの伝搬路における雑音及び残響レ
ベルの周波数特性を解析し、雑音及び残響のエネルギー
が最小となるように前記送信信号を適応制御することを
特徴とするアクティブソーナーに存する。請求項2記載
の本発明の要旨は、前記第1信号処理手段は、複数のマ
ッチドフィルタ処理部と、複数の二乗検波部と、加算部
とを備え、前記マッチドフィルタ処理部は、前記帯域分
割信号と、前記送信レプリカ信号とを各々の前記分割帯
域毎に相関処理を行い、各々前記二乗検波部に信号を出
力し、前記二乗検波部は、相関処理された前記信号を、
各々前記分割帯域毎に前記二乗検波を行い、各々二乗検
波出力を出力し、前記加算部は、各々の前記二乗検波出
力を、送信信号特性による時間遅延を補正してインコヒ
ーレント加算することを特徴とする請求項1記載のアク
ティブソーナーに存する。請求項3記載の本発明の要旨
は、前記第1信号処理手段は、目標検出部と、ドップラ
ー検出処理部とを備え、前記目標検出部は、前記加算部
からのインコヒーレント加算された信号を所定の閾値処
理により信号検出を行い、前記ドップラー検出処理部
は、前記分割帯域毎の前記帯域分割信号から、前記ドッ
プラー周波数検出を行い、前記目標検出部で信号検出さ
れた信号と照会して、ドップラー検出精度情報を作成
し、前記第1送信手段へ出力することを特徴とする請求
項1又は2記載のアクティブソーナーに存する。請求項
4記載の本発明の要旨は、前記第1送信手段は、第1信
号特性計算部と、コード化信号発生部とを備え、前記第
1信号特性計算部は、前記二乗検波部から入力された信
号に基づいて各々の前記分割帯域毎の残響エネルギーを
計算し、各々の前記残響エネルギーを比較し、前記分割
帯域毎の相対残響エネルギーを算出し、該相対残響エネ
ルギーに基づき、全体の前記残響エネルギーが最小とな
るように各々の前記分割帯域に対する重み係数を制定
し、また、前記ドップラー検出精度情報を用いて、送信
信号全体の時間−帯域幅積が一定で、且つ、全体の前記
残響エネルギーが最小となるように、各々の前記分割帯
域の帯域幅と信号長とを算出し、信号種及び信号の諸元
を設定し、前記コード化信号発生部は、前記伝搬路上の
残響及び雑音特性を調査するための調査信号である送信
信号と、信号種及び信号の前記諸元に基づいた送信信号
とを発信し、また、前記レプリカ信号を作成することを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアクティ
ブソーナーに存する。請求項5記載の本発明の要旨は、
前記コード化信号発生部は、前記分割帯域においてPC
W信号が周波数ホッピングする信号を作成することを特
徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のアクティブ
ソーナーに存する。請求項6記載の本発明の要旨は、捜
索領域に音響信号を送出し、前記捜索領域からの反射信
号のドップラー周波数を検出することにより、移動目標
を捜索、探知するアクティブソーナーであって、前記音
響信号に変換される送信信号を発生する第2送信手段
と、該第2送信手段から入力され、比較基準の信号とな
る送信レプリカ信号と、前記反射信号から変換された受
信信号とを入力して、作成されたドップラー検出精度情
報と、加算処理された信号とに基づき前記送信信号の諸
元を計算して前記第2送信手段へ出力する第2信号処理
手段とを備えたことを特徴とするアクティブソーナーに
存する。請求項7記載の本発明の要旨は、前記第2信号
処理手段は、前記送信レプリカ信号と前記受信信号とを
各々周波数領域データに変換する少なくとも2つのFF
Tと、各々の前記周波数領域データを同一の帯域幅で分
割し、分割された同一の分割帯域のデータどうしを乗算
して出力する帯域分割乗算部と、該帯域分割乗算部の出
力を、一つにまとめ、逆FFTを実施して時間軸データ
又は周波数軸データに変換するIFFTと、該IFFT
の出力を二乗検波する二乗検波部と、前記IFFTから
の出力が時間軸データの場合、出現時間が異なる各々分
割された前記分割帯域の前記二乗検波部の出力信号を、
同一時間に現れるように遅延させ、加算し、一方、前記
IFFTからの出力が周波数軸データの場合、各々分割
された前記分割帯域の前記二乗検波部の出力信号を加算
のみ行う遅延加算部と、該遅延加算部からの出力信号を
所定の閾値処理により信号検出を行う目標検出部と、該
目標検出部から出力された信号に基づき前記ドップラー
検出精度情報を作成するドップラー検出処理部と、前記
ドップラー検出精度情報と前記遅延加算部からの前記出
力信号とに基づき前記送信信号の前記諸元を計算して前
記第2送信手段に出力する第2信号特性計算部とを備え
たことを特徴とする請求項6記載のアクティブソーナー
に存する。請求項8記載の本発明の要旨は、前記第2送
信手段は、移動目標までの伝搬路上の残響及び雑音特性
を調査するための調査信号である送信信号と、信号種及
び信号の前記諸元で設定された送信信号とを発信し、ま
た、前記レプリカ信号を作成するコード化信号発生部を
備えることを特徴とする請求項6又は7記載のアクティ
ブソーナーに存する。請求項9記載の本発明の要旨は、
前記コード化信号発生部は、前記分割帯域においてPC
W信号が周波数ホッピングする信号を作成することを特
徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のアクティブ
ソーナーに存する。請求項10記載の本発明の要旨は、
捜索領域に音響信号を送出し、前記捜索領域からの反射
信号のドップラー周波数を検出することにより、移動目
標を捜索、探知するアクティブソーナーの目標検出方法
であって、第1送信手段は、第1受信手段が受信する受
信信号の周波数帯域の帯域分割を設定し、前記第1受信
手段は、前記受信信号を前記第1送信手段により設定さ
れた複数の周波数帯域に分割し、第1信号処理手段は、
帯域分割された前記受信信号をマッチドフィルタ処理と
インコヒーレント加算とを行い、前記第1送信手段は、
前記第1信号処理手段で信号処理された結果を用いて、
前記移動目標までの伝搬路上の雑音及び残響に対して、
音響信号に変換される送信信号の諸元を適応的に計算
し、該諸元に基づき前記送信信号を発生することを特徴
とするアクティブソーナーの目標検出方法に存する。請
求項11記載の本発明の要旨は、前記第1信号処理手段
は、帯域分割された前記受信信号の周波数解析を行い、
各々の分割帯域からの出力信号を相互比較することによ
り前記ドップラー周波数を算出することを特徴とする請
求項10記載のアクティブソーナーの目標検出方法に存
する。請求項12記載の本発明の要旨は、前記第1送信
手段は、前記マッチドフィルタ処理された二乗検波出力
と、前記ドップラー周波数に基づくドップラー検出情報
とを用いて、前記送信信号の前記諸元を適応制御するこ
とを特徴とする請求項10又は11記載のアクティブソ
ーナーの目標検出方法に存する。請求項13記載の本発
明の要旨は、前記第1送信手段は、帯域分割された分割
帯域の前記送信信号においてPCW信号を周波数ホッピ
ングすることを特徴とする請求項10乃至12のいずれ
かに記載のアクティブソーナーの目標検出方法に存す
る。請求項14記載の本発明の要旨は、制御表示部に備
えられた制御指示器から、捜索レンジ、捜索モード及び
送信間隔等の送信信号初期値を前記第1送信手段に与え
(基本パルスパラメータ設定;ステップF1)、前記第
1送信手段は、前記伝搬路上の残響及び雑音特性を調査
するためのLFM信号とPCW信号とを用いた前記調査
信号を発信し(環境調査パルス発信;ステップF2)、
前記第1受信手段は、発信した前記調査信号の帰還信号
を受信し(環境調査受信処理;ステップF3)、前記第
1送信手段は、前記帰還信号から得られた結果、又は、
第1信号処理手段で行われる前記マッチドフィルタ処理
と前記インコヒーレント加算と前記ドップラー周波数の
算出と前記移動目標の検出との結果に基づき、雑音及び
残響の影響が最小となる次の発信信号のパラメータを決
定し(雑音・残響特性解析;ステップF4)、決定され
た前記パラメータに基づき前記送信信号を作成して、発
信し(コード化パルス発生;ステップF5)、第1受信
手段は、送信後のエコーを受信し(受信処理;ステップ
F6)、前記第1信号処理手段は、前記マッチドフィル
タ処理と前記インコヒーレント加算と前記ドップラー周
波数の算出と前記移動目標の検出とを行い(信号処理;
ステップF7)、ステップF4〜F7を繰り返すことに
より常に送信パルスを適応制御し、表示処理部は、ステ
ップF7の結果に基づき、情報及び表示画像を制御指示
器に表示する(表示処理;ステップF8)ことを特徴と
する請求項10乃至13記載のアクティブソーナーの目
標検出方法に存する。請求項15記載の本発明の要旨
は、捜索領域に音響信号を送出し、前記捜索領域からの
反射信号のドップラー周波数を検出することにより、移
動目標を捜索、探知するアクティブソーナーの目標検出
方法であって、少なくとも2つのFFTは、前記反射信
号から変換されて、入力された受信信号と、第2送信手
段によって作成された送信信号の送信レプリカ信号とを
各々周波数領域データに変換し、帯域分割乗算部は、各
々の前記周波数領域データを同一の帯域幅で分割し、分
割された同一の分割帯域のデータどうしを乗算して出力
し、IFFTは、帯域分割された前記帯域分割乗算部の
出力を、一つにまとめ、逆FFTを実施して時間軸デー
タ又は周波数軸データに変換し、二乗検波部は、前記I
FFTの出力を二乗検波し、遅延加算部は、前記IFF
Tにより変換されたデータが時間軸データの場合、出現
時間が異なる各々の分割された帯域幅の前記二乗検波部
の出力信号を同一時間に現れるように遅延させ、加算
し、目標検出部は、前記遅延加算部からの出力信号を所
定の閾値処理により信号検出を行い、ドップラー検出処
理部は、前記目標検出部より出力された信号からドップ
ラー検出精度情報を作成し、第2信号特性計算部は、前
記ドップラー検出精度情報と前記遅延加算部からの出力
とに基づき前記送信信号の諸元を計算して前記第2送信
手段に出力することを特徴とするアクティブソーナーの
目標検出方法に存する。請求項16記載の本発明の要旨
は、前記遅延加算部は、前記IFFTにより変換された
データが周波数データの場合、各々の分割された帯域幅
の前記二乗検波部の出力信号を加算することを特徴とす
る請求項15記載のアクティブソーナーの目標検出方法
に存する。請求項17記載の本発明の要旨は、請求項1
0乃至16のいずれかに記載のアクティブソーナーの目
標検出方法を実行可能なプログラムが記憶された記憶媒
体に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 (実施の形態1)図1に示すように、本実施の形態1に
係るアクティブソーナーは、送受波部10と第1送信部
(第1送信手段)20と第1受信部(第1受信手段)3
0と第1信号処理部(第1信号処理手段)40と制御表
示部50とで概略構成される。
【0010】送受波部10は、送受波器11と接続箱1
2とを備え、第1送信部20から入力された電気信号を
音響信号に変換して送信すると共に、受信した音響信号
を電気信号に変換して第1受信部30へ出力する。
【0011】第1送信部20は、増幅部21と送信整相
部22とコード化信号発生部23と第1信号特性計算部
24とを備え、第1受信部30、第1信号処理部40及
び制御表示部50のそれぞれの情報を用いて、伝搬路に
おける雑音及び残響レベルの周波数特性を解析し、信号
処理利得を一定に保ったまま、雑音対受信信号比又は残
響対受信信号比が最大となるようにパルス幅、帯域幅及
び振幅を適応制御して送信信号を発生し、ビームフォー
ミング及び増幅した後、送受波部10へ出力する。
【0012】第1受信部30は、増幅部31と受信処理
部32と受信整相部33及び帯域分割部34とを備え、
送受波部10から入力された受信信号を増幅し、ベース
バンド変換やAD変換等を行った後、受信用ビームフォ
ーミングを行い、フィルターバンク等により周波数帯域
を分割して第1信号処理部40に出力する。
【0013】第1信号処理部40は、複数のマッチドフ
ィルタ処理部41と複数の二乗検波部42及び加算部4
3と目標検出部44及びドップラー検出処理部45とを
備える。マッチドフィルタ処理部41では、受信部30
から入力された帯域分割信号と、第1送信部20から得
られる送信レプリカ信号とをそれぞれの分割帯域毎に相
関処理を行う。二乗検波部42では、各分割帯域毎に二
乗検波を行い、加算部43へ出力すると共に、第1信号
特性計算部24へも同時に出力する。加算部43では各
分割帯域の二乗検波出力を、送信信号特性による時間遅
延を補正した後にインコヒーレント加算する。目標検出
部44は閾値処理などにより信号検出を行い、ドップラ
ー検出処理部45と制御表示部50へ出力する。ドップ
ラー検出処理部45は各分割帯域毎にドップラー周波数
検出を行い、目標検出部44の出力と照会した後に、第
1信号特性計算部24へ出力する。
【0014】制御表示部50は、表示処理部51と制御
指示器52及び送信制御部53とを備え、第1信号処理
部40から入力されたデータに基づき、目標類別、画像
変換等を行い、制御指示器52に表示出力すると共に、
基本設定パラメータを入力し、それに基づいて第1送信
部20を制御する。
【0015】図2を参照すると、図1に示す第1信号特
性計算部24の詳細が示されている。図1の第1信号処
理部40の二乗検波部42から入力された信号は、各分
割帯域毎にレンジゲート処理241により目的とするレ
ンジが切り出される。ゲート内積分242では、切り出
されたレンジゲート内の信号を積分することにより、分
割帯域内の残響エネルギーを計算する。残響エネルギー
比較処理243においては、各分割帯域毎の残響エネル
ギーを比較し、正規化することにより各分割帯域毎の相
対残響エネルギーを算出する。サブバンド送信信号諸元
計算244においては、相対残響エネルギーをもとに、
全体の残響エネルギーが最小値となるように各分割帯域
に対する重み係数を制定する。サブバンド送信信号諸元
計算244では、同時にドップラー検出処理部45から
入力されたドップラー検出精度情報も用いて、送信信号
全体の時間−帯域幅積(以下、BT積と称す)が一定且
つ全体の残響エネルギーが最小となるように、各分割帯
域の帯域幅と信号長とを算出する。信号パラメータ設定
245では、サブバンド送信信号諸元計算244の出力
をもとに、信号種及びその信号の諸元を設定し、第1送
信部20のコード化信号発生部23に出力する。尚、上
記説明では伝搬路中において残響が雑音より支配的な場
合を示しているが、雑音が支配的なる場合もある。その
場合においても上記構成には変更が無く、残響を雑音と
読み替えることが出来る。
【0016】また、図3を参照すると、図1に示す第1
信号処理部40のドップラー検出処理部45の詳細が示
されている。図3において、図1に示す受信部30の帯
域分割部34から入力された帯域分割信号はFFT45
1によって、各分割帯域毎に時間領域データから周波数
領域データに変換される。周波数選択452は分割帯域
内の信号を送信信号諸元に基づき、更に複数の周波数グ
ループに帯域分割して出力する。閾値処理453では、
帯域全体の雑音・残響レベルを周波数平均によって求め
ることにより閾値を定め、各周波数グループの信号レベ
ルと比較することにより、信号検出を行う。ドップラー
周波数検出454においては、検出された各周波数グル
ープの周波数と、対応する分割帯域の周波数成分とを比
較し、ドップラー量を計算する。ドップラー平均処理4
55では、各分割帯域で得られた同一目標からのドップ
ラー周波数を加重平均する事により、ドップラー周波数
の平均量を算出する。
【0017】以上詳細に実施の形態1の構成を述べた
が、図1の他の部分については、当業者にとってよく知
られており、また本発明とは直接関係しないので、その
詳細な構成は省略する。
【0018】次に実施の形態1に係るアクティブソーナ
ーの動作を図4のフローチャートに示す。図4におい
て、基本パルスパラメータ設定F1によって、捜索レン
ジ、捜索モード及び送信間隔等の送信信号初期値が図1
の制御指示器52より与えられると、環境調査パルス発
信F2によって、伝搬路上の残響及び雑音特性を調査す
るための調査信号がコード化信号発生部23より発信さ
れる。環境調査受信処理F3によって、発信した調査信
号の帰還信号を受信する。このときの調査信号はLFM
信号及びPCW信号の両者を用いる。図5にLFM信号
の特徴を示す。図5は時間変化と周波数変化の関係を示
す、LFM信号に対するスペクトログラムである。図5
において、LFM信号は時間変化に対して周波数が直線
的に変化する信号であることが確認できる。このLFM
信号を送信帯域全体にわたって送信し、任意に分割した
帯域においてマッチドフィルタ処理を行い、図2に示し
たレンジゲート処理241〜残響エネルギー比較処理2
43の処理を行うことにより、各分割帯域毎の残響・雑
音エネルギー特性を得ることが出来る。もう一つの調査
信号として、PCW信号の特徴図を図6に示す。図6に
おいて、PCW信号は単一周波数の有限持続時間を有す
る信号である。このPCW信号を帯域内の適切な周波数
において発信し、図3におけるFFT451〜閾値処理
453の処理を行うことにより各周波数における残響・
雑音エネルギー及び周波数変動特性を得ることが出来
る。
【0019】図4に戻り、雑音・残響特性解析F4は、
図2の第1信号特性計算部24において説明したよう
に、雑音及び残響の影響が最小となるような次回発信信
号のパラメータを決定する。コード化パルス発生F5で
は、決定されたパラメータにより送信信号を作成し、発
信する。受信処理F6では、送信後のエコーを受信し、
信号処理F7では、マッチドフィルタ処理、インコヒー
レント加算、ドップラー検出、目標検出を行う。この信
号処理F7の結果を基に、雑音・残響特性解析F4を行
い、次のパルス特性を設定する。従って、F4からF7
の手順を繰り返すことにより、常に伝搬路の変化に適応
した信号を次回に送信することができる。表示処理F8
は信号処理F7の結果を受けて、情報及び表示画像を制
御指示器52に表示する。
【0020】雑音・残響特性解析F4およびコード化パ
ルス発生F5によって使用される信号は、ドップラー検
出及び伝搬路の雑音・残響特性に適応させるため、図7
に示すフォーマットを有する。図7においてBは送信信
号全体の帯域幅を示し、Tは送信信号全体の持続時間を
示す。本実施の形態1に係るアクティブソーナーは、高
い信号処理利得が得られる様にBT積を一定にしたま
ま、各分割帯域における帯域幅B及び各分割帯域にお
ける信号持続時間T(k:1,2,・・・・n)を制
御して、ドップラー検出精度の向上と、雑音・残響エネ
ルギーの最小化が可能な送信信号を作成する。高信号処
理利得を得るためには、BT積を大きくする必要があ
る。又、Bを大きくすることにより、時間分解能を向上
させることが出来る。時間分解能は距離分解能と同義と
考えられる。更に、Tを大きくすることにより、周波数
分解能が向上し、ドップラー周波数検出能力を向上する
ことが出来る。しかし、一般に雑音のエネルギーはBの
大きさに比例して大きくなり、又、残響のエネルギーは
Tの大きさに比例して大きくなる。従って、B及びTの
増長には限界があり、その場の伝搬路の状態に合わせた
適切な送信信号調整が必要である。
【0021】図8(a)に、PCW信号の曖昧度関数を、
図8(b)にLFM信号の曖昧度関数を示す。曖昧度関数
は、ドップラー周波数分解能と時間分解能との関係を示
す関数である。図8(a)において、横軸に沿って網掛
けされている部分は残響によって信号がマスクされる領
域である。図8(a)はパルス幅が長い場合におけるPC
W信号の曖昧度関数を模式的に示している。PCW信号
の場合、パルス幅と帯域幅が互いに従属関係にあるた
め、パルス幅を伸ばすとドップラー分解能が向上する。
図8(a)において、横方向に長く、縦方向に短い楕円
はこのことを示している。楕円が原点ではなく、縦軸上
にシフトして存在しているのは、ある程度の大きさのド
ップラー周波数が存在していることを示している。も
し、ドップラー周波数が小さければ、楕円は残響領域に
入ってしまいマスクされてしまう。残響領域の影響を低
減するために、パルス幅を短くすると、横に短く縦に長
い楕円になり、その結果ドップラー分解能が低下する。
一方図8(b)のLFM信号では特殊な場合をのぞいて、
曖昧度関数が斜めの楕円を有し、ドップラ分解能は悪い
が、帯域幅を広げるに従って時間分解能を向上すること
が可能である。この様に、PCW信号またはLFM信号
単体では時間及びドップラーの両分解能を併せて良くす
ることは難しい。本実施の形態1で用いる送信波形は、
精細なドップラー分解能と時間分解能を同時に得るため
に、周波数分割したPCW信号をサブバンド内で周波数
ホッピングさせ、そのサブバンドを複数持つことを特徴
としている。
【0022】図9に本送信信号のスペクトログラムを示
し、図10にその曖昧度関数を示す。図9では、複数の
PCW信号が分割帯域内で周波数ホッピングしているの
が確認できる。又、図10の曖昧度特性は円形を示し、
ドップラーと時間の両者に対して高分解能を有すること
が出来有る。図4の信号処理F7で行われるサブバンド
毎のマッチドフィルタ出力を検波後に加算しているの
は、検波前加算を行うとレベル変動が大きくなるため、
検波後に加算することによりそれを防止するためであ
る。この信号に対して、更に雑音・残響特性解析F4に
よって雑音・残響エネルギーを計算し、それらが最小と
なるように帯域幅、信号長及び重み係数を適応制御する
ことにより、最適送信信号を発生させる。
【0023】実施の形態1に係るアクティブソーナーは
上記の如く構成されているので、以下に掲げる効果を奏
する。第1信号特性計算部24により伝搬路上の雑音・
残響の影響が最小となるように送信信号のパラメータを
自動調整しているので、雑音や残響にマスクされにく
く、運用環境に適応したアクティブソーナーを構築する
ことできる。
【0024】また、ドップラー検出処理部45によるド
ップラー情報を第1信号特性計算部24に還元している
ので、ドップラー検出精度の高い送信信号を作ることが
可能である。
【0025】更に、送信に用いる信号は、ドップラー分
解能と時間分解能の両者に対して高分解能を有する構造
となっているので、雑音及び残響環境下における検出に
対してロバストであるという効果もある。
【0026】なお、実施の形態1では、使用する送信信
号として、福島正忠、蜂屋弘之編著、「バイオソーナ
ー」、海洋音響学会168ページから170ページに示
されている特殊な場合のLFM信号やLPM信号を用い
てもよい。
【0027】(実施の形態2)図11に示すように、実
施の形態2に係るアクティブソーナーの基本的構成は実
施の形態1と同様であるが、システム構成を変更するこ
とにより、よりソフトウェアに比重を置いた処理で実施
することが可能となる。実施の形態2に係るアクティブ
ソーナーは、送受波部100と、第2送信部200と、
第2受信部300と、第2信号処理部400と、制御表
示部500とから概略構成される。
【0028】送受波部100は、実施の形態1における
送受波部10と同等である。第2送信部200は、増幅
部201、送信整相部202及びコード化信号発生部2
03とから概略構成され、それぞれの動作は、実施の形
態1における増幅部21、送信整相部22及びコード化
信号発生部23と同様であるが、第1信号特性計算部2
4が省略されている。第2受信部300は、増幅部30
1、受信処理部302及び受信整相部303とから概略
構成され、それぞれの動作は、実施の形態1における増
幅部31、受信処理部32及び受信整相部33と同等で
あるが、帯域分割部34が省略されている。
【0029】第2信号処理部400は、FFT401、
FFT402、帯域分割乗算部403,IFFT40
4,二乗検波部405,遅延加算部406、第2信号特
性計算部407、目標検出部408及びドップラー検出
処理部409から概略構成されている。FFT401は
コード化信号発生部203によって作成された送信信号
の送信レプリカ信号を周波数領域データに変換する。F
FT402は受信整相部303から入力された受信信号
を周波数領域データに変換する。帯域分割乗算部403
は、FFT401及びFFT402から出力された周波
数領域データを同一の帯域幅で帯域分割し、帯域分割さ
れた同一帯域のデータどうしを乗算して出力する。IF
FT404は、帯域分割された帯域分割乗算部403出
力を、再び一つにまとめ、逆FFTを実施して時間軸デ
ータに変換する。二乗検波部405においてはIFFT
404の出力を二乗検波する。遅延加算部406では、
出現時間が異なる各分割帯域信号を同一時間に現れるよ
うに遅延させ、加算する。IFFT404、二乗検波部
405及び遅延加算部406は、IFFT404におい
て処理を行う際に、遅延加算部406における遅延処理
を周波数軸上で行う事もできる。その際には、遅延加算
部406は二乗検波出力を加算するのみとなる。第2信
号特性計算部407は、遅延加算部406及びドップラ
ー検出処理部409の出力を元に、送信する信号の諸元
を計算する。第2信号特性計算部407は図2における
第1信号特性計算部24と同等である。目標検出部40
8及びドップラー検出処理部409はそれぞれ図1にお
ける目標検出部44及びドップラー検出処理部45と同
等である。制御表示部500は表示処理部501、制御
指示器502及び送信制御部503から、概略構成さ
れ、図1における制御表示部50と同等である。
【0030】実施の形態2に係るアクティブソーナーは
上記の如く構成されているので、実施の形態1の奏する
効果の他に以下に掲げる効果を奏する。第2信号処理部
400において、信号特性計算を実施しているので、装
置構成が複雑にならないのと同時に、ソフトウェアに比
重をおいた装置の構成が可能であるという効果が得られ
る。
【0031】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な探索シ
ステムに適用することができる。
【0032】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0033】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。第1の効果は、周囲の
運用環境に応じて常に最適な目標検出能力を維持するこ
とが可能になることにある。その理由は、送信信号を適
応制御し、伝搬路における残響及び雑音の影響が常に最
小となるように送信信号の帯域幅、帯域分割数、パルス
幅及び重み係数を維持するためである。
【0035】第2の効果は、ドップラー分解能と距離分
解能の両者を向上できることにある。その理由は、周波
数帯域分割を施したPCW信号と周波数ホッピングの組
み合わせ信号を送信し、マッチドフィルタ処理をした後
に検波し、インコヒーレント加算するためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るアクティブソーナ
ーの構成を示す説明図である。
【図2】図1の第1信号特性計算部の詳細構成を示す説
明図である。
【図3】図1のドップラー検出部の詳細構成を示す説明
図である。
【図4】図1の動作を説明するフローチャートである。
【図5】図1のLFM信号の時間−周波数特性を示す、
スペクトログラム特性図である。
【図6】図1のPCW信号の時間−周波数特性を示す、
スペクトログラム特性図である。
【図7】図1の送信信号の時間−周波数特性を説明する
模式図である。
【図8】図1におけるPCW信号の曖昧度関数の模式図
とLFM信号の曖昧度関数の模式図である。
【図9】図1の送信信号の時間−周波数特性を示す、ス
ペクトログラム特性図である。
【図10】図1における送信信号のドップラー対時間分
解能の関係を示す曖昧度関数の模式図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係るアクティブソー
ナーの構成を示す説明図である。
【図12】従来のアクティブソーナーの構成の一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
F1 基本パルスパラメータ設定 F2 環境調査パルス発信 F3 環境調査受信処理 F4 雑音・残響特性解析 F5 コード化パルス発生 F6 受信処理 F7 信号処理 F8 表示処理 T 送信信号全体の持続時間 T 分割帯域における信号持続時間 B 送信信号全体の帯域幅 B 分割帯域における帯域幅 10 送受波部 11 送受波器 12 接続箱 20 第1送信部(第1送信手段) 21 増幅部 22 送信整相部 23 コード化信号発生部 24 第1信号特性計算部 30 第1受信部(第1受信手段) 31 増幅部 32 受信処理部 33 受信整相部 34 帯域分割部 40 第1信号処理部(第1信号処理手段) 41 マッチドフィルタ処理部 42 二乗検波部 43 加算部 44 目標検出部 45 ドップラー検出処理部 50 制御表示部 51 表示処理部 52 制御指示器 53 送信制御部 100 送受波部 101 送受波器 102 接続箱 200 第2送信部(第2送信手段) 201 増幅部 202 送信整相部 203 コード化信号発生部 241 レンジゲート処理 242 ゲート内積分 243 残響エネルギー比較処理 244 サブバンド送信信号諸元計算 245 信号パラメータ設定 300 第2受信部 301 増幅部 302 受信処理部 303 受信整相部 400 第2信号処理部(第2信号処理手段) 401 FFT 402 FFT 403 帯域分割乗算部 404 IFFT 405 二乗検波部 406 遅延加算部 407 第2信号特性計算部 408 目標検出部 409 ドップラー検出処理部 451 FFT 452 周波数選択 453 閾値処理 454 ドップラー周波数検出 455 ドップラー平均処理 500 制御表示部 501 表示処理部 502 制御指示器 503 送信制御部 2003 LFMパルス発生部 2004 PCWパルス発生部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捜索領域に音響信号を送出し、前記捜索
    領域からの反射信号のドップラー周波数を検出すること
    により、移動目標を捜索、探知するアクティブソーナー
    であって、 前記音響信号に変換される送信信号を発生する第1送信
    手段と、 前記反射信号から変換された受信信号を入力し、該受信
    信号の周波数帯域を分割して、帯域分割信号を出力する
    第1受信手段と、 前記第1送信手段から入力され、比較基準の信号となる
    送信レプリカ信号と、前記帯域分割信号とを各々の分割
    帯域毎に相関処理と二乗検波とドップラー周波数検出と
    を行う第1信号処理手段とを備え、 前記第1送信手段は、前記二乗検波と前記ドップラー周
    波数検出とから得られる出力信号に基づき、前記移動目
    標までの伝搬路における雑音及び残響レベルの周波数特
    性を解析し、雑音及び残響のエネルギーが最小となるよ
    うに前記送信信号を適応制御することを特徴とするアク
    ティブソーナー。
  2. 【請求項2】 前記第1信号処理手段は、複数のマッチ
    ドフィルタ処理部と、複数の二乗検波部と、加算部とを
    備え、 前記マッチドフィルタ処理部は、前記帯域分割信号と、
    前記送信レプリカ信号とを各々の前記分割帯域毎に相関
    処理を行い、各々前記二乗検波部に信号を出力し、 前記二乗検波部は、相関処理された前記信号を、各々前
    記分割帯域毎に前記二乗検波を行い、各々二乗検波出力
    を出力し、 前記加算部は、各々の前記二乗検波出力を、送信信号特
    性による時間遅延を補正してインコヒーレント加算する
    ことを特徴とする請求項1記載のアクティブソーナー。
  3. 【請求項3】 前記第1信号処理手段は、目標検出部
    と、ドップラー検出処理部とを備え、 前記目標検出部は、前記加算部からのインコヒーレント
    加算された信号を所定の閾値処理により信号検出を行
    い、 前記ドップラー検出処理部は、前記分割帯域毎の前記帯
    域分割信号から、前記ドップラー周波数検出を行い、前
    記目標検出部で信号検出された信号と照会して、ドップ
    ラー検出精度情報を作成し、前記第1送信手段へ出力す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のアクティブソ
    ーナー。
  4. 【請求項4】 前記第1送信手段は、第1信号特性計算
    部と、コード化信号発生部とを備え、 前記第1信号特性計算部は、前記二乗検波部から入力さ
    れた信号に基づいて各々の前記分割帯域毎の残響エネル
    ギーを計算し、各々の前記残響エネルギーを比較し、前
    記分割帯域毎の相対残響エネルギーを算出し、該相対残
    響エネルギーに基づき、全体の前記残響エネルギーが最
    小となるように各々の前記分割帯域に対する重み係数を
    制定し、また、前記ドップラー検出精度情報を用いて、
    送信信号全体の時間−帯域幅積が一定で、且つ、全体の
    前記残響エネルギーが最小となるように、各々の前記分
    割帯域の帯域幅と信号長とを算出し、信号種及び信号の
    諸元を設定し、 前記コード化信号発生部は、前記伝搬路上の残響及び雑
    音特性を調査するための調査信号である送信信号と、信
    号種及び信号の前記諸元に基づいた送信信号とを発信
    し、また、前記レプリカ信号を作成することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のアクティブソーナ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記コード化信号発生部は、前記分割帯
    域においてPCW信号が周波数ホッピングする信号を作
    成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のアクティブソーナー。
  6. 【請求項6】 捜索領域に音響信号を送出し、前記捜索
    領域からの反射信号のドップラー周波数を検出すること
    により、移動目標を捜索、探知するアクティブソーナー
    であって、 前記音響信号に変換される送信信号を発生する第2送信
    手段と、 該第2送信手段から入力され、比較基準の信号となる送
    信レプリカ信号と、前記反射信号から変換された受信信
    号とを入力して、作成されたドップラー検出精度情報
    と、加算処理された信号とに基づき前記送信信号の諸元
    を計算して前記第2送信手段へ出力する第2信号処理手
    段とを備えたことを特徴とするアクティブソーナー。
  7. 【請求項7】 前記第2信号処理手段は、 前記送信レプリカ信号と前記受信信号とを各々周波数領
    域データに変換する少なくとも2つのFFTと、 各々の前記周波数領域データを同一の帯域幅で分割し、
    分割された同一の分割帯域のデータどうしを乗算して出
    力する帯域分割乗算部と、 該帯域分割乗算部の出力を、一つにまとめ、逆FFTを
    実施して時間軸データ又は周波数軸データに変換するI
    FFTと、 該IFFTの出力を二乗検波する二乗検波部と、 前記IFFTからの出力が時間軸データの場合、出現時
    間が異なる各々分割された前記分割帯域の前記二乗検波
    部の出力信号を、同一時間に現れるように遅延させ、加
    算し、一方、前記IFFTからの出力が周波数軸データ
    の場合、各々分割された前記分割帯域の前記二乗検波部
    の出力信号を加算のみ行う遅延加算部と、 該遅延加算部からの出力信号を所定の閾値処理により信
    号検出を行う目標検出部と、 該目標検出部から出力された信号に基づき前記ドップラ
    ー検出精度情報を作成するドップラー検出処理部と、 前記ドップラー検出精度情報と前記遅延加算部からの前
    記出力信号とに基づき前記送信信号の前記諸元を計算し
    て前記第2送信手段に出力する第2信号特性計算部とを
    備えたことを特徴とする請求項6記載のアクティブソー
    ナー。
  8. 【請求項8】 前記第2送信手段は、移動目標までの伝
    搬路上の残響及び雑音特性を調査するための調査信号で
    ある送信信号と、信号種及び信号の前記諸元で設定され
    た送信信号とを発信し、また、前記レプリカ信号を作成
    するコード化信号発生部を備えることを特徴とする請求
    項6又は7記載のアクティブソーナー。
  9. 【請求項9】 前記コード化信号発生部は、前記分割帯
    域においてPCW信号が周波数ホッピングする信号を作
    成することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記
    載のアクティブソーナー。
  10. 【請求項10】 捜索領域に音響信号を送出し、前記捜
    索領域からの反射信号のドップラー周波数を検出するこ
    とにより、移動目標を捜索、探知するアクティブソーナ
    ーの目標検出方法であって、 第1送信手段は、第1受信手段が受信する受信信号の周
    波数帯域の帯域分割を設定し、 前記第1受信手段は、前記受信信号を前記第1送信手段
    により設定された複数の周波数帯域に分割し、 第1信号処理手段は、帯域分割された前記受信信号をマ
    ッチドフィルタ処理とインコヒーレント加算とを行い、 前記第1送信手段は、前記第1信号処理手段で信号処理
    された結果を用いて、前記移動目標までの伝搬路上の雑
    音及び残響に対して、音響信号に変換される送信信号の
    諸元を適応的に計算し、該諸元に基づき前記送信信号を
    発生することを特徴とするアクティブソーナーの目標検
    出方法。
  11. 【請求項11】 前記第1信号処理手段は、帯域分割さ
    れた前記受信信号の周波数解析を行い、 各々の分割帯域からの出力信号を相互比較することによ
    り前記ドップラー周波数を算出することを特徴とする請
    求項10記載のアクティブソーナーの目標検出方法。
  12. 【請求項12】 前記第1送信手段は、前記マッチドフ
    ィルタ処理された二乗検波出力と、前記ドップラー周波
    数に基づくドップラー検出情報とを用いて、前記送信信
    号の前記諸元を適応制御することを特徴とする請求項1
    0又は11記載のアクティブソーナーの目標検出方法。
  13. 【請求項13】 前記第1送信手段は、帯域分割された
    分割帯域の前記送信信号においてPCW信号を周波数ホ
    ッピングすることを特徴とする請求項10乃至12のい
    ずれかに記載のアクティブソーナーの目標検出方法。
  14. 【請求項14】 制御表示部に備えられた制御指示器か
    ら、捜索レンジ、捜索モード及び送信間隔等の送信信号
    初期値を前記第1送信手段に与え(基本パルスパラメー
    タ設定;ステップF1)、 前記第1送信手段は、前記伝搬路上の残響及び雑音特性
    を調査するためのLFM信号とPCW信号とを用いた前
    記調査信号を発信し(環境調査パルス発信;ステップF
    2)、 前記第1受信手段は、発信した前記調査信号の帰還信号
    を受信し(環境調査受信処理;ステップF3)、 前記第1送信手段は、前記帰還信号から得られた結果、
    又は、第1信号処理手段で行われる前記マッチドフィル
    タ処理と前記インコヒーレント加算と前記ドップラー周
    波数の算出と前記移動目標の検出との結果に基づき、雑
    音及び残響の影響が最小となる次の発信信号のパラメー
    タを決定し(雑音・残響特性解析;ステップF4)、 決定された前記パラメータに基づき前記送信信号を作成
    して、発信し(コード化パルス発生;ステップF5)、 第1受信手段は、送信後のエコーを受信し(受信処理;
    ステップF6)、 前記第1信号処理手段は、前記マッチドフィルタ処理と
    前記インコヒーレント加算と前記ドップラー周波数の算
    出と前記移動目標の検出とを行い(信号処理;ステップ
    F7)、 ステップF4〜F7を繰り返すことにより常に送信パル
    スを適応制御し、表示処理部は、ステップF7の結果に
    基づき、情報及び表示画像を制御指示器に表示する(表
    示処理;ステップF8) ことを特徴とする請求項10乃至13記載のアクティブ
    ソーナーの目標検出方法。
  15. 【請求項15】 捜索領域に音響信号を送出し、前記捜
    索領域からの反射信号のドップラー周波数を検出するこ
    とにより、移動目標を捜索、探知するアクティブソーナ
    ーの目標検出方法であって、 少なくとも2つのFFTは、前記反射信号から変換され
    て、入力された受信信号と、第2送信手段によって作成
    された送信信号の送信レプリカ信号とを各々周波数領域
    データに変換し、 帯域分割乗算部は、各々の前記周波数領域データを同一
    の帯域幅で分割し、分割された同一の分割帯域のデータ
    どうしを乗算して出力し、 IFFTは、帯域分割された前記帯域分割乗算部の出力
    を、一つにまとめ、逆FFTを実施して時間軸データ又
    は周波数軸データに変換し、 二乗検波部は、前記IFFTの出力を二乗検波し、 遅延加算部は、前記IFFTにより変換されたデータが
    時間軸データの場合、出現時間が異なる各々の分割され
    た帯域幅の前記二乗検波部の出力信号を同一時間に現れ
    るように遅延させ、加算し、 目標検出部は、前記遅延加算部からの出力信号を所定の
    閾値処理により信号検出を行い、 ドップラー検出処理部は、前記目標検出部より出力され
    た信号からドップラー検出精度情報を作成し、 第2信号特性計算部は、前記ドップラー検出精度情報と
    前記遅延加算部からの出力とに基づき前記送信信号の諸
    元を計算して前記第2送信手段に出力することを特徴と
    するアクティブソーナーの目標検出方法。
  16. 【請求項16】 前記遅延加算部は、前記IFFTによ
    り変換されたデータが周波数データの場合、各々の分割
    された帯域幅の前記二乗検波部の出力信号を加算するこ
    とを特徴とする請求項15記載のアクティブソーナーの
    目標検出方法。
  17. 【請求項17】 請求項10乃至16のいずれかに記載
    のアクティブソーナーの目標検出方法を実行可能なプロ
    グラムが記憶された記憶媒体。
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