JP2000304152A - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁Info
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Abstract
こと。 【解決手段】 弾性体で構成された可動弁座19は、環
状の第1シール部19aを有し、その第1シール部19
aの内周に開口部19bが開けられている。この可動弁
座19は、外周部が固定されて内周側が板厚方向へ撓む
ことができ、第1シール部19aが固定弁座13に当接
することで第1の流出通路9を遮断できる。弁体20
は、可動弁座19と対向して突設された第2シール部2
0aが開口部19bの周囲に当接することで開口部19
bを閉じ、第2シール部20aが可動弁座19から離れ
ることで開口部19bを開くことができる。可動弁座1
9は、弁体20に押されて固定弁座13に密着すること
により、第1シール部19aと固定弁座13との間に隙
間が生じることはなく、流入通路から第1の流出通路9
へ流体が洩れ出ることを防止できる。
Description
る流量制御弁に関し、特にエンジンのアイドリング時に
スロットル弁をバイパスする空気量を制御するアイドル
回転速度制御弁(ISCV)として好適なものである。
774号公報に開示された流量制御弁が公知である。こ
の流量制御弁は、図9に示すように、第1シール部11
0と第1弁座200から成る主弁と、第2シール部12
0と第2弁座210から成る副弁とを有し、第1シール
部110と第2シール部120が1つの弁体100に設
けられ、第1シール部110が第1弁座200に当接し
た状態で、第2シール部120が第2弁座210に内嵌
する構成である。これによれば、主弁と副弁とが共に開
弁状態から弁体100が降下してくると、先ず第2シー
ル部120の外周面が第2弁座210の角部に当接する
ことで副弁のみ閉弁状態となる。この時点では、未だ第
1シール部110が第1弁座200に当接していないの
で、主弁は開弁状態を維持している。その後、更に弁体
100が降下すると、第2シール部120の外周面が第
2弁座210の円筒内周面に摺接しながら第2弁座21
0に内嵌し、且つ第1シール部110が第1弁座200
に当接することで主弁も閉弁状態となる(図9に示す状
態)。
制御弁は、副弁を構成する第2シール部120と第2弁
座210が嵌合構造であるため、両者間に嵌合隙間(ク
リアランス)が生じ、副弁が閉じた状態(第2シール部
120が第2弁座210に内嵌した状態)でも、嵌合隙
間を通じて空気が洩れ出る(弁洩れ)という問題があっ
た。なお、弁洩れを低減するために第2シール部120
と第2弁座210との嵌合隙間を小さくすることも考え
られるが、この場合、両者(第2シール部120と第2
弁座210)の接触部における摺動抵抗が増大するた
め、円滑な流量制御が困難となってしまう。本発明は、
上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、二系
統の空気通路を開閉できる流量制御弁において、弁洩れ
の低減を図ることにある。
弁座に対向する環状の第1シール部を有するとともに、
この第1シール部の内周に弁体によって開閉される開口
部を有し、第1シール部が固定弁座に当接することで第
1の流出通路を遮断でき、且つ第1の流出通路を遮断し
た状態から自身の弾力によって第1シール部が固定弁座
から離れて第1の流出通路を開放できる可動弁座を備え
ている。弁体は、可動弁座の開口部の周囲で可動弁座に
対向する第1シール部を有し、この第1シール部が可動
弁座の表面に当接して開口部を閉じることで第2の流出
通路を遮断でき、更に開口部を閉じた状態で可動弁座を
押圧して可動弁座の第1シール部を固定弁座に密着させ
ることで連通口を閉じることができ、且つ第2シール部
が可動弁座から離れて開口部を開くことで第2の流出通
路を開放できる。
が弁体に押されて固定弁座に密着することができる。そ
の結果、可動弁座の第1シール部と固定弁座との間に隙
間が生じることはなく、可動弁座が第1の流出通路を遮
断した状態で、流入通路から第1の流出通路へ流体が洩
れ出ることを防止できる。また、弁体の第2シール部が
可動弁座に当接して開口部を閉じている間は、可動弁座
に弾力が生じているため、弁体の第2シール部は、可動
弁座に当接してから離れるまでの間、可動弁座に生じる
弾力によって可動弁座に密着した状態を維持できる。そ
の結果、弁体の第2シール部と可動弁座との間に隙間が
生じることはなく、弁体が開口部を閉じた状態で、流入
通路から第2の流出通路へ流体が洩れ出ることを防止で
きる。
ル部が固定弁座に当接することで第1の流出通路を遮断
でき、且つ第1の流出通路を遮断する閉弁位置と第1シ
ール部が固定弁座から所定量だけ離れて第1の流出通路
を開放する開弁位置との間で変位可能に設けられるとと
もに、第1シール部が閉弁位置から開弁位置へ復帰でき
る弾力を具備している。弁体は、可動弁座の開口部の下
流側に配されて軸方向に移動可能に設けられ、開口部の
周囲で可動弁座に対向する第2シール部を有し、弁体の
移動に伴って第2シール部が可動弁座に当接して開口部
を閉じることで第2の流出通路を遮断でき、更に開口部
を閉じた状態で可動弁座を押圧して可動弁座の第1シー
ル部を固定弁座に密着させることで連通口を閉じること
ができ、且つ第2シール部が可動弁座から離れて開口部
を開くことで第2の流出通路を開放できる。
ル部が弁体に押されながら開弁位置から閉弁位置まで変
位し、その閉弁位置で第1シール部が弁体から押圧力を
受けて固定弁座に密着することができる。その結果、第
1シール部と固定弁座との間に隙間が生じることはな
く、可動弁座が第1の流出通路を遮断した状態で、流入
通路から第1の流出通路へ流体が洩れ出ることを防止で
きる。また、弁体の第2シール部が可動弁座に当接して
開口部を閉じている間は、可動弁座の第1シール部が開
弁位置と閉弁位置との間にあるため、可動弁座には、第
1シール部が開弁位置へ復帰しようとする弾力が生じ
る。これにより、弁体の第2シール部は、可動弁座に当
接してから離れるまでの間、可動弁座に生じる弾力によ
って可動弁座に密着した状態を維持できる。その結果、
弁体の第2シール部と可動弁座との間に隙間が生じるこ
とはなく、弁体が開口部を閉じた状態で、流入通路から
第2の流出通路へ流体が洩れ出ることを防止できる。
重特性を有する板ばねと、この板ばねの変形に追従して
弾性変形できるゴム材とを組み合わせて構成されてい
る。これにより、板ばねの弾力によって第1シール部が
閉弁位置から開弁位置まで復帰することができ、且つそ
の板ばねにゴム材を組付けて(例えば焼き付ける)、板
ばねに生じる隙間をゴム材で塞ぐことにより、第1シー
ル部が固定弁座に密着した時に第1の流出通路を遮断す
ることができる。
部が固定弁座から離れた後、開弁位置で停止できるよう
に、第1シール部の変位量を規制するストッパを設けた
ことを特徴とする。これにより、可動弁座の第1シール
部が閉弁位置から開弁位置へ戻る時に、ストッパによっ
て第1シール部の移動を規制できるので、確実に第1シ
ール部を開弁位置に停止させることができる。
は、車両用エンジンのアイドリング時にスロットル弁を
バイパスする空気量を制御するためのアイドル回転速度
制御弁として用いることができる。
ドル回転速度制御弁として用いた実施例を図面に基づい
て説明する。図1はアイドル回転速度制御弁1の断面図
である。アイドル回転速度制御弁1(以下ISCVと呼
ぶ)は、図2に示すように、吸気管2に対してスロット
ル弁3をバイパスするバイパス通路4に設けられ、エン
ジンのアイドリング時にバイパス通路4を流れる空気量
を制御するものである。このISCV1は、バイパス通
路4の一部を成す空気通路(後述する)を形成するハウ
ジング5と、空気通路を流れる空気流量を調節する弁手
段(後述する)と、その弁手段を作動させる電磁式アク
チュエータ6等より構成される。
する流入室8、2つの流出通路(第1の流出通路9と第
2の流出通路10)を有する流出室11、及び流入室8
と流出室11とを連通する連通口12が形成され、これ
らによって上記の空気通路を構成している。また、連通
口12の周囲には、環状の固定弁座13が設けられてい
る。流入通路7は、連通管14を介してスロットル弁3
より上流の吸気管2に接続され、第1の流出通路9は、
連通管15を介して燃料噴射ノズル16の近傍に設けら
れたアシストエア吹出口に接続され、第2の流出通路1
0は、連通管17を介してスロットル弁3より下流のサ
ージタンク18に接続されている(図2参照)。
可動弁座19と、第2の流出通路10を遮断できる弁体
20とを有している。可動弁座19は、図3または図4
に示すように、円環状の板ばね19Aと、この板ばね1
9Aに焼き付けされたゴム材19Bとで構成され、ゴム
材19Bの内周縁部が固定弁座13に対向する第1シー
ル部19aとして設けられ、その第1シール部19aの
内周に開口部19bが開けられている。この可動弁座1
9は、開口部19bが連通口12と重なる位置に配さ
れ、且つ連通口12と開口部19bとの間に所定の距離
が確保された状態で、板ばね19Aの外周部がストッパ
21と共にピン22等によりハウジング5側に固定され
ている。
9Aとゴム材19B)で構成されているので、内周側が
板厚方向(但しストッパ21と反対側)へ撓むことがで
き、第1シール部19aが固定弁座13に当接すること
により、ゴム材19Bが焼き付けられた部分によって第
1の流出通路9を遮断でき、第1シール部19aが固定
弁座13から離れることで第1の流出通路9を開放する
ことができる。ストッパ21は、例えば金属板を円環状
に打ち抜いて形成したもので、可動弁座19の片面(連
通口12と反対側の面)側に隣接して配され、可動弁座
19の内周側がストッパ21側へ撓むことを防止してい
る。なお、可動弁座19の第1シール部19aが固定弁
座13に当接する位置を閉弁位置(図5に示す位置)、
第1シール部19aが固定弁座13から離れてストッパ
21に規制された状態を開弁位置(図6及び図7に示す
位置)と呼ぶ。
より下流側で開口部19bと対向して配され、アクチュ
エータ6により駆動されるシャフト23の先端部に嵌合
してスプリング24に付勢され、シャフト23と一体に
軸方向(図1の左右方向)へ移動可能に設けられてい
る。スプリング24は、ハウジング5に螺着された調節
ネジ25と弁体20との間に介在され、弁体20を開弁
方向(図1の右方向)へ付勢している。弁体20は、可
動弁座19と対向する表面に、可動弁座19の開口部1
9bを開閉するための第2シール部20aが突設されて
いる。この第2シール部20aは、可動弁座19の第1
シール部19aと略同一径に設けられている。従って、
弁体20は、第2シール部20aが可動弁座19の開口
部19bの周囲に当接することで開口部19bを閉じて
第2の流出通路10を遮断し、第2シール部20aが可
動弁座19から離れることで開口部19bを開いて第2
の流出通路10を開放することができる。
ズ26と一体に設けられている。ベローズ26は、軸方
向に伸縮可能に設けられ、後端フランジ部26a(図1
の右端部)がシャフト23を支持する板ばね27ととも
に、ハウジング5の段差面とアクチュエータ6のマグネ
チックプレート28との間に挟持されている。なお、弁
体20には、ベローズ26の内部へ大気圧(スロットル
弁3より上流の吸入空気圧)を導入するための小孔20
bが複数開けられている。また、ベローズ26の有効径
D(図6参照)は、可動弁座19の第1シール部19a
及び弁体20の第2シール部20aと略同一径に設定さ
れている。これにより、流入室8と流出室11との間に
発生する圧力差(大気圧とエンジン負圧との圧力差)に
起因する流量特性への影響を排除できる。
ユニット(ECU)により通電制御されるコイル29
と、このコイル29の固定磁路を形成する磁路形成部材
(下述する)と、シャフト23に固定されたムービング
コア30等より構成される。コイル29は、ボビン31
に巻装されて、コネクタ32にモールドされたターミナ
ル33と電気的に接続されている。コイル29の外周
は、コネクタ32と一体に樹脂モールドされている。磁
路形成部材は、コイル29の外周を覆う円筒状のヨーク
34、このヨーク34の先端面に隣接して配された前述
のマグネチックプレート28、ヨーク34の後端面に隣
接して配されたプレート35、ボビン31の内周に配さ
れたステータコア36より構成され、それぞれ鉄等の磁
性材料により形成されている。
様に鉄等の磁性材料から成り、板ばね27の後方側(図
1の右側)でシャフト23の外周に圧入固定され、ステ
ータコア36との間に介在されたスプリング37により
図1の左側へ付勢されている。このムービングコア30
は、コイル29が通電されて磁路形成部材が磁化される
と、スプリング37の付勢力に抗してステータコア36
側へ吸引され、コイル29への通電が停止すると、スプ
リング37の付勢力によって反ステータコア36側へ押
し戻される。なお、コイル29が通電されていない状態
では、シャフト23に作用するスプリング力Fa(弁体
20に対するスプリング24の荷重)よりスプリング力
Fb(ムービングコア30に対するスプリング37の荷
重)の方が大きく設定されている。その結果、可動弁座
19は、弁体20の第2シール部20aを介して閉弁方
向へ押圧されることにより、内周側が反ストッパ21側
へ撓んで、可動弁座19の第1シール部19aが固定弁
座13に押圧されている。
る。 a)無通電時 スプリング力Fa<スプリング力Fbの関係より、弁体
20が第2シール部20aを介して可動弁座19を押圧
する。その結果、可動弁座19の内周側が反ストッパ2
1側へ撓むことにより、可動弁座19の第1シール部1
9aが固定弁座13に押圧されて密着する。これによ
り、図5に示すように、可動弁座19によって第1の流
出通路9が遮断され、弁体20によって開口部19bが
閉じられて第2の流出通路10が遮断される。
ータコア36側へ吸引されると、ムービングコア30と
一体にシャフト23が移動して、弁体20が開弁方向へ
移動する。これにより、弁体20の移動に追従して可動
弁座19が自身の弾力により開弁する。つまり、図6に
示すように、可動弁座19の第1シール部19aが固定
弁座13から離れることで、連通口12を通じて流入通
路7と第1の流出通路9とが連通し、流入通路7から連
通口12を通って第1の流出通路9へ空気が流れる。流
入通路7から第1の流出通路9へ流れる空気の流量は、
図8のグラフAで示すように、可動弁座19の第1シー
ル部19aが固定弁座13から離れる距離(コイル29
への印加電流に比例する)が大きくなるに従って増大
し、可動弁座19がストッパ21に当接する位置(閉弁
位置)で最大となる。
くなると、弁体20が更に移動することにより、ストッ
パ21に当接して静止している可動弁座19から弁体2
0の第2シール部20aが離れて開弁する。つまり、図
7に示すように、可動弁座19の開口部19bが開くこ
とにより、第1の流出通路9は上記の通電時と同じく
連通口12を通じて流入通路7と連通し、第2の流出通
路10は、連通口12と開口部19bを通じて流入通路
7と連通する。その結果、流入通路7から第1の流出通
路9と第2の流出通路10の両方へ空気が流れる。流入
通路7から第2の流出通路10へ流れる空気の流量は、
図8のグラフBで示すように、弁体20の第2シール部
20aが可動弁座19から離れる距離(コイル29への
印加電流に比例する)が大きくなるに従って増大し、弁
体20の移動が停止する位置で最大となる。また、流入
通路7から第1の流出通路9へ流れる空気の流量は、可
動弁座19がストッパ21に当接してから一定となるた
め、全体の流量特性は、図8のグラフCとなる。
は、可動弁座19の第1シール部19aが弁体20に押
されながら開弁位置から閉弁位置まで変位し、その閉弁
位置で第1シール部19aが弁体20から押圧力を受け
て固定弁座13に密着することができる。その結果、全
閉状態の時に、可動弁座19の第1シール部19aと固
定弁座13との間に隙間が生じることはなく、可動弁座
19が第1の流出通路9を遮断した状態で、流入通路7
から第1の流出通路9へ流体が洩れ出ることを防止でき
る。
動弁座19に当接して開口部19bを閉じている間は、
可動弁座19の第1シール部19aが開弁位置と閉弁位
置との間にあるため、可動弁座19には、第1シール部
19aが開弁位置へ復帰しようとする弾力が生じる。こ
れにより、弁体20の第2シール部20aは、可動弁座
19に生じる弾力によって可動弁座19に密着した状態
を維持できる。その結果、弁体20の第2シール部20
aと可動弁座19との間に隙間が生じることはなく、弁
体20が開口部19bを閉じた状態で、流入通路7から
第2の流出通路10へ流体が洩れ出ることを防止でき
る。
である。
る。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
係を示す流量特性図である。
弁) 3 スロットル弁 7 流入通路 8 流入室 9 第1の流出通路 10 第2の流出通路 11 流出室 12 連通口 13 固定弁座 19 可動弁座 19A 板ばね(可動弁座) 19B ゴム材(可動弁座) 19a 第1シール部 19b 開口部 20 弁体 20a 第2シール部 21 ストッパ
Claims (5)
- 【請求項1】連通口を介して流入通路に連通する第1の
流出通路及び第2の流出通路と、前記連通口を開閉する
弁体とを具備し、この弁体のリフト量に応じて前記流入
通路から前記第1の流出通路及び第2の流出通路へ流れ
る流体流量を制御する流量制御弁であって、 前記連通口の周囲に設けられた固定弁座に対向する環状
の第1シール部を有するとともに、この第1シール部の
内周に前記弁体によって開閉される開口部を有し、前記
第1シール部が前記固定弁座に当接することで前記第1
の流出通路を遮断でき、且つ前記第1の流出通路を遮断
した状態から自身の弾力によって前記第1シール部が前
記固定弁座から離れて前記第1の流出通路を開放できる
可動弁座を備え、 前記弁体は、前記開口部の周囲で前記可動弁座に対向す
る第2シール部を有し、この第2シール部が前記可動弁
座の表面に当接して前記開口部を閉じることで前記第2
の流出通路を遮断でき、更に前記開口部を閉じた状態で
前記可動弁座を押圧して前記可動弁座の第1シール部を
前記固定弁座に密着させることで前記連通口を閉じるこ
とができ、且つ前記第2シール部が前記可動弁座から離
れて前記開口部を開くことで前記第2の流出通路を開放
できる流量制御弁。 - 【請求項2】流入通路を有する流入室と、 第1の流出通路と第2の流出通路を有する流出室と、 前記流入室と流出室とを連通する連通口と、 この連通口の周囲に設けられた固定弁座と、 前記流出室に配されて前記第1の流出通路と第2の流出
通路とを連通する開口部を有する可動弁座と、 前記連通口及び開口部を開閉する弁体とを具備し、 前記弁体のリフト量に応じて前記流入通路から前記第1
の流出通路及び第2の流出通路へ流れる流体流量を制御
する流量制御弁であって、 前記可動弁座は、前記開口部の周囲に前記固定弁座に対
向する第1シール部を有し、この第1シール部が前記固
定弁座に当接することで前記第1の流出通路を遮断で
き、且つ前記第1の流出通路を遮断する閉弁位置と前記
第1シール部が前記固定弁座から所定量だけ離れて前記
第1の流出通路を開放する開弁位置との間で変位可能に
設けられるとともに、前記第1シール部が前記閉弁位置
から開弁位置へ復帰できる弾力を具備し、 前記弁体は、前記可動弁座の開口部の下流側に配されて
軸方向に移動可能に設けられ、前記開口部の周囲で前記
可動弁座に対向する第2シール部を有し、前記弁体の移
動に伴って前記第2シール部が前記可動弁座に当接して
前記開口部を閉じることで前記第2の流出通路を遮断で
き、更に前記開口部を閉じた状態で前記可動弁座を押圧
して前記可動弁座の第1シール部を前記固定弁座に密着
させることで前記連通口を閉じることができ、且つ前記
第2シール部が前記可動弁座から離れて前記開口部を開
くことで前記第2の流出通路を開放できる流量制御弁。 - 【請求項3】前記可動弁座は、所定の荷重特性を有する
板ばねと、この板ばねの変形に追従して弾性変形できる
ゴム材とを組み合わせて構成されていることを特徴とす
る請求項1及び2に記載した流量制御弁。 - 【請求項4】前記可動弁座の第1シール部が前記固定弁
座から離れて、自身の弾力によって開弁位置へ復帰する
際に、前記第1シール部が前記開弁位置で停止できるよ
うに前記第1シール部の変位量を規制するストッパを設
けたことを特徴とする請求項1〜3に記載した流量制御
弁。 - 【請求項5】請求項1〜4に記載した流量制御弁は、車
両用エンジンのアイドリング時にスロットル弁をバイパ
スする空気量を制御するためのアイドル回転速度制御弁
であることを特徴とする流量制御弁。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11473599A JP4075207B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11473599A JP4075207B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 流量制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000304152A true JP2000304152A (ja) | 2000-11-02 |
JP4075207B2 JP4075207B2 (ja) | 2008-04-16 |
Family
ID=14645339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11473599A Expired - Fee Related JP4075207B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 流量制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4075207B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016194322A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 株式会社ショーワ | 緩衝器 |
WO2022065410A1 (ja) * | 2020-09-28 | 2022-03-31 | イーグル工業株式会社 | 弁 |
US12060870B2 (en) | 2020-08-24 | 2024-08-13 | Eagle Industry Co., Ltd. | Valve |
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1999
- 1999-04-22 JP JP11473599A patent/JP4075207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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