JP2000304004A - 直線作動装置 - Google Patents

直線作動装置

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JP2000304004A JP11110158A JP11015899A JP2000304004A JP 2000304004 A JP2000304004 A JP 2000304004A JP 11110158 A JP11110158 A JP 11110158A JP 11015899 A JP11015899 A JP 11015899A JP 2000304004 A JP2000304004 A JP 2000304004A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動手段、軌道手段および緩衝手段からなる三
者を理想的なレイアウトに配置し、しかも装置全体とし
てコンパクト化を図ることにある。 【解決手段】レール部材30とロッドレスシリンダ24
とを略平行に近接配置し、且つショックアブソーバ26
a、26bとレール部材30とを略平行に近接配置する
ことにより、レール部材30、ロッドレスシリンダ24
およびショックアブソーバ26a、26bの三者を理想
的なレイアウトに配置することができ、しかも装置全体
としてコンパクト化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ワークの
搬送手段等として機能する直線作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ロッドレスシリンダ等を含む直線
作動機が工場内等でワークの搬送手段として種々採用さ
れるに至っている。この種の従来技術に係る直線作動機
を図9に示す(特開平9−177717号公報参照)。
【0003】この直線作動機1は、平板状のベースプレ
ート2と、前記ベースプレート2の軸線方向に沿った両
端部にそれぞれ連結される一組のエンドブロック3a、
3bと、前記エンドブロック3a、3bの間に固定され
るロッドレスシリンダ4とを有する。
【0004】前記ベースプレート2には、ロッドレスシ
リンダ4の軸線と略平行なガイドレール5が固定され、
前記ガイドレール5とロッドレスシリンダ4との間に
は、一組のショックアブソーバ6a、6bがロッドレス
シリンダ4の軸線と略平行に対向配置される。前記ベー
スプレート2上には、ロッドレスシリンダ4の駆動作用
下に、ガイドレール5に沿って直線状に往復動作するス
ライドテーブル7が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術に係る直線作動機では、略平行に配設されたロ
ッドレスシリンダ4とガイドレール5との間に一組のシ
ョックアブソーバ6a、6bが介装されているために、
前記ロッドレスシリンダ4とガイドレール5との離間距
離が大きくならざるを得ないという問題がある。
【0006】すなわち、スライドテーブル7を始動させ
るためにロッドレスシリンダ4からスライドテーブル7
に対して運動エネルギ(推力)が伝達される際、前記ス
ライドテーブル7が変位するガイドレール5に反力が発
生し、この反力はロッドレスシリンダ4とガイドレール
5との離間距離が大きい程増大する。換言すると、ロッ
ドレスシリンダ4とガイドレール5との離間距離が小さ
い程、前記反力が抑制されるため、理想的には、ロッド
レスシリンダ4とガイドレール5とをできるだけ近接配
置することが望ましい。
【0007】また、スライドテーブル7の変位終端にお
いてショックアブソーバ6a、6bがその衝撃力を吸収
する際、前記ショックアブソーバ6a、6bの反力がガ
イドレール5に付与される。この反力は、ショックアブ
ソーバ6a、6bとガイドレール5との離間距離が大き
い程、増大する。従って、前記ガイドレール5に付与さ
れる反力を抑制するために、理想的には、ショックアブ
ソーバ6a、6bとガイドレール5とをできるだけ近接
配置することが望ましい。
【0008】本発明は、前記の問題を考慮してなされた
ものであり、駆動手段、軌道手段および緩衝手段からな
る三者を理想的なレイアウトに配置し、しかも装置全体
としてコンパクト化を図ることが可能な直線作動装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ベース部材と、前記ベース部材にその
軸線方向に沿って固設された直線状の軌道手段と、前記
軌道手段に沿って往復動作するスライダと、前記軌道手
段の軸線と略平行に配設され、前記スライダに対して直
線運動を伝達する駆動手段と、前記軌道手段を間にして
前記駆動手段と反対側に配設され、前記スライダの変位
終端を規制するとともに該スライダに付与される衝撃を
吸収する緩衝手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】この場合、前記駆動手段は、取付手段を介
してベース部材に対して着脱自在に設けられるとよい。
また、前記スライダには、直線運動を伝達する駆動手段
の変位部材に係合する一組のエンドプレートが設けら
れ、前記エンドプレートには、緩衝手段に当接する当接
面が形成されると好適である。前記取付手段は、ベース
部材と駆動手段とを連結するためのねじ部材を含み、前
記ねじ部材を、スライダのワーク取付面に対して略直交
する方向から螺入可能に設けるとよい。
【0011】さらに、前記ベース部材と前記駆動手段と
の連結部位には、ベース部材と駆動手段とを位置決めし
た状態で連結する位置決め手段を設けるとよい。
【0012】なお、前記駆動手段を、圧力流体の作用下
にピストンが変位する流体圧ロッドレスシリンダ、磁石
の作用下に外部移動体が変位するマグネット式ロッドレ
スシリンダ、リニアアクチュエータ、電動アクチュエー
タの、少なくともいずれか1つを用いるとよい。
【0013】前記軌道手段はリニアガイド機構からな
り、前記リニアガイド機構は、長尺なレール部材と、前
記レール部材に沿って変位する転動部材または摺動部材
とを有し、前記緩衝手段は、単数または複数のショック
アブソーバからなり、前記ショックアブソーバを、ベー
ス部材の端部に軌道手段の軸線と略平行に配設するとよ
い。前記エンドプレートと変位部材との間には所定のク
リアランスが設けられ、前記クリアランスを介して前記
変位部材の変位を許容するフローティング機能が営まれ
る。
【0014】本発明によれば、軌道手段を間にして、一
方側に駆動手段を略平行に近接配置し、前記駆動手段と
反対の他方側に緩衝手段を略平行に近接配置することに
より、軌道手段、駆動手段および緩衝手段の三者を理想
的なレイアウトに配置が可能となり、しかも小型化が図
られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る直線作動装置につい
て好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0016】図1において、参照数字10は、本発明の
実施の形態に係る直線作動装置を示す。
【0017】この直線作動装置10は、平板状のベース
プレート(ベース部材)12と、前記ベースプレート1
2の軸線方向に沿った両端部にそれぞれ連結される一組
のエンドブロック14a、14bと、前記ベースプレー
ト12の略中央部に軸線方向に沿って固設されるリニア
ガイド機構(軌道手段)16と、上面に略平坦なワーク
取付面18が形成され、前記リニアガイド機構16に沿
ってベースプレート12の軸線方向に沿って往復動作す
るスライダ20とを含む。なお、前記スライダ20のワ
ーク取付面18に対し、直接的に図示しないワークを取
り付けあるいは載置し、または部材を介して間接的にワ
ークを取り付けあるいは載置する等、いずれの場合であ
ってもよい。
【0018】さらに、前記直線作動装置10は、取付手
段22を介して前記ベースプレート12の側部に連結さ
れ、前記リニアガイド機構16と略平行に配置されるロ
ッドレスシリンダ(駆動手段)24と、前記リニアガイ
ド機構16を間にして前記ロッドレスシリンダ24と反
対側に対向配置される一組のショックアブソーバ(緩衝
手段)26a、26bとを含む。ロッドレスシリンダ2
4が連結される側部と反対側のベースプレート12の側
部には、断面矩形状のセンサ取付用長溝28が軸線方向
に沿って形成されている。前記ショックアブソーバ26
a、26bは、スライダ20の変位終端を規制するとと
もに、該スライダ20に付与される衝撃を吸収する機能
を営むものである。
【0019】前記リニアガイド機構16は、ベースプレ
ート12の上面部にねじ部材を介して固設される長尺な
レール部材30と、図示しない複数のボールベアリング
の転動作用下に前記レール部材30に沿って摺動変位す
る一組のガイドブロック(摺動部材)32とを有する。
前記一組のガイドブロック32の上面には、ねじ部材を
介してスライダ20が固設され、前記スライダ20はガ
イドブロック32を介してレール部材30に沿って変位
自在に設けられている。なお、前記ガイドブロック32
に代替して、スライダ20の底面部に図示しない円筒状
の複数のころ部材(転動部材)を転動自在に設け、前記
ころ部材の転動作用下にスライダ20がレール部材30
に沿って変位するように構成してもよい。
【0020】前記ショックアブソーバ26a、26b
は、図6に示されるように、ブロック体34を介してベ
ースプレート12に固定され、エンドブロック14a、
14bには、断面半長円状の切欠部36を介して緩衝力
を調節するねじ部材38が設けられている。この場合、
一組のショックアブソーバ26a、26bは所定間隔離
間して対向配置され、一組のショックアブソーバ26
a、26bを結ぶ仮想線がレール部材30の軸線と略平
行となるように配設されている。また、前記一組のショ
ックアブソーバ26a、26bは、レール部材30に対
してできるだけ近接配置されている。
【0021】エンドブロック14a、14bとロッドレ
スシリンダ24との連結部位には、図2に示されるよう
に、ベースプレート12とロッドレスシリンダ24とを
着脱自在に連結する取付手段22が設けられ、前記取付
手段22は、エンドブロック14a、14bに形成され
た凹部40と、ロッドレスシリンダ24のエンドキャッ
プ42a、42bに設けられ前記凹部40に連結される
凸部44と、前記凸部44を凹部40に対してねじ締結
するねじ部材46とから構成される。この場合、前記ね
じ部材46は、スライダ20のワーク取付面18と略直
交する方向(上方向)から螺入可能に設けられている。
【0022】また、前記エンドブロック14a(14
b)とロッドレスシリンダ24の連結部位には位置決め
手段48が設けられ、前記位置決め手段48は、エンド
ブロック14a(14b)の一側面に形成された小孔5
0と、前記ロッドレスシリンダ24のエンドキャップ4
2a(42b)から外部に向かって突出する突起部52
とを有する。この場合、前記小孔50に前記突起部52
を挿入することにより、ベースプレート12とロッドレ
スシリンダ24とが位置決めされた状態で連結される。
【0023】スライダ20の両端部には、軸線と略直交
する方向に延在する一組のエンドプレート54a、54
bが連結され、前記エンドプレート54a、54bは、
スライダ20の端面から横方向に向かって突出し、後述
するピストンヨーク56a、56b(図5参照)に係合
する係合部58と、ショックアブソーバ26a、26b
に当接する略平坦な当接面60とを有する。
【0024】ロッドレスシリンダ24は、図8に示され
るように、端面部に軸線方向に沿って延在するスリット
62が形成されたシリンダチューブ64を有する。前記
シリンダチューブ64の内部には、長手方向に沿って延
在するボア66を有し、このボア66は前記シリンダチ
ューブ64の端面部に形成されたスリット62を介して
外部と連通状態にある。
【0025】前記シリンダチューブ64の両端部は、そ
れぞれ流体圧出入ポート68が形成された直方体状のエ
ンドキャップ42a、42b(図1参照)によって気密
に閉塞される。なお、前記スリット62を形成する側壁
には、ボア66側へと拡開するように段部70a、70
bが設けられている(図7参照)。
【0026】図5にピストン72を示す。このピストン
72は、略円筒状のピストン本体74を有し、前記ピス
トン本体74の軸線方向に沿った両端部に第1受圧面7
6が、その反対側に第2受圧面78が形成され、その内
部にクッションシール80が設けられている。円筒状の
ピストン本体74の上部には、後述する第1シール部材
82と第2シール部材84とを分離させる一組のベルト
セパレータ86が軸線方向に沿って対向配置され、前記
一組のベルトセパレータ86の中央部には前記第2シー
ル部材84に摺接する平行ピン88が設けられている。
【0027】また、前記ピストン本体74には、一対の
ピストンヨーク56a、56bが軸線方向に沿って一体
的に形成され、前記ピストンヨーク56a、56bは、
スライダ20の一組のエンドプレート54a、54bの
係合部58と係合するように設けられている。図4に示
されるように、前記一組のピストンヨーク56a、56
bには、平板状のトップカバー90が装着され、また、
前記ピストンヨーク56a、56bの両端部には軸線と
略直交する方向に延在する一組のエンドカバー92がそ
れぞれ装着される。前記エンドカバー92の幅狭な一側
面部には溝部を介してスクレーパ94が保持され、前記
スクレーパ94が第2シール部材84に摺接することに
より、塵埃等が除去される。
【0028】図8に示されるように、前記一組のピスト
ンヨーク56a、56bの横方向の側面部には軸線方向
に沿って延在する凹部が形成され、前記凹部には、樹脂
製材料によって形成され、シリンダチューブ64の側面
部に摺接してピストン72を支持する長尺な一組の軸受
部材96が装着される。前記軸受部材96を設けること
により、ピストン72の回り止めを阻止するとともに、
ピストンヨーク56a、56bとシリンダチューブ64
との接触を防止することができる。
【0029】なお、図4中、参照数字98は、第1シー
ル部材82がピストン72内に進入するための通路を示
し、また参照数字100は、エンドキャップ42a、4
2bに連結されたクッションリングを示す。
【0030】次に、シリンダチューブ64のスリット6
2に形成された段部70a、70bに嵌合するシール部
材を図7に示す。第1シール部材82は舌片102a、
102bを有し、この舌片102a、102bの横方向
にさらに膨出部104a、104bを備えている。この
膨出部104a、104bから横方向へと向かって若干
拡開するように係合片106a、106bが延在してい
る。前記膨出部104a、104bは、内圧がピストン
72に付与されたときに前記段部70a、70bに係合
するためのものであり、さらに、係合片106a、10
6bは、スリット62を形成するための内面108a、
108bに係合する。この第1シール部材82は、全体
として可撓性の合成樹脂体で一体的に構成されている。
【0031】一方、第2シール部材84は、スリット6
2を閉塞するためのものであり、シリンダチューブ64
の側面に長手方向へと延在する溝110に係合する。な
お、第1シール部材82は、ピストン72の通路98内
に進入し、その両端部は、第2シール部材84ととも
に、エンドキャップ42a、42bに固着されている。
【0032】本発明の実施の形態に係る直線作動装置1
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0033】エンドキャップ42bに形成された一方の
流体圧出入ポート68から圧縮空気が導入されると、そ
の圧縮空気はクッションリング100の内部に形成され
た通路を経て第1受圧面76を押圧する。この圧縮空気
の押圧作用下にピストン72は、図4において、右側
(矢印X方向)へと変位する。この時、ピストン72
は、一組のピストンヨーク56a、56bと一体的に変
位する。なお、ベルトセパレータ86は、ピストンヨー
ク56a、56bが変位する際に、第1シール部材82
と第2シール部材84とを離間させる機能を営む。
【0034】前記ピストンヨーク56a、56bがシリ
ンダチューブ64の長手方向に沿って変位する際、前記
ピストンヨーク56a、56bと実質的に係合する一組
のエンドプレート54a、54bを介して、スライダ2
0は、レール部材30の案内作用下に該ピストンヨーク
56a、56bとともに一体的に変位する。
【0035】前記スライダ20のエンドプレート54
a、54bに形成された当接面60にショックアブソー
バ26a、26bのピンが当接することにより、変位終
端位置に到達する。その際、前記ショックアブソーバ2
6a、26bの緩衝作用下に当接する際に発生する衝撃
が吸収される。
【0036】次に、エンドキャップ42aに形成された
他方の流体圧出入ポート68に圧縮空気を導入した場合
には、前記と逆の作用がなされる。
【0037】本実施の形態では、レール部材30を間に
して、前記レール部材30の軸線と略平行にロッドレス
シリンダ24を近接配置するとともに、前記ロッドレス
シリンダ24と反対側に前記レール部材30の軸線と略
平行となるように一組のショックアブソーバ26a、2
6bを近接配置している。換言すると、略中央に配設さ
れたレール部材30を基準としてその両側に略平行とな
るようにロッドレスシリンダ24およびショックアブソ
ーバ26a、26bを近接配置している。
【0038】従って、レール部材30とロッドレスシリ
ンダ24とを略平行に近接配置し、且つショックアブソ
ーバ26a、26bとレール部材30とを略平行に近接
配置することにより、軌道手段として機能するレール部
材30、駆動手段として機能するロッドレスシリンダ2
4および緩衝手段として機能するショックアブソーバ2
6a、26bの三者を理想的なレイアウトに配置するこ
とができ、しかも装置全体としてコンパクト化を図るこ
とができる。この結果、スライダ20の始動時等に発生
する反力を抑制してレール部材30に対する負荷を軽減
させることができる。
【0039】また、本実施の形態では、レール部材30
およびショックアブソーバ26a、26bが設けられた
ベースプレート12と、ロッドレスシリンダ24とを、
取付手段22を介して着脱自在に設けることにより、駆
動手段を容易に交換することができるとともに、駆動手
段の選択の自由度が大きくなり汎用性を向上させること
ができる。この場合、ベースプレート12とロッドレス
シリンダ24とを連結するねじ部材46が、スライダ2
0のワーク取付面18に対して直交する方向である上方
向から螺入することができ、簡便に着脱することができ
るという利点がある。
【0040】さらに、一組のエンドプレート54a、5
4bの係合部58の間にピストンヨーク56a、56b
を係合させることにより、ロッドレスシリンダ24の駆
動力をスライダ20に伝達することができるため、簡素
な構成によって駆動力を円滑に伝達することができる。
この場合、エンドプレート54a(54b)の係合部5
8とピストンヨーク56a(56b)との間には所定の
クリアランス(図示せず)が設けられ、前記クリアラン
スを介してピントンヨーク56a(56b)の変位を許
容するフローティング機能が営まれる。
【0041】さらにまた、前記エンドプレート54a、
54bには、ピストンヨーク56a、56bに係合する
係合部58の他にショックアブソーバ26a、26bの
ピンに当接する当接面60を設けて兼用させることよ
り、部品点数を削減することができる。
【0042】なお、本実施の形態では、駆動手段として
圧力流体の作用下にピストン72が変位するロッドレス
シリンダ24を用いて説明しているがこれに限定される
ものではなく、例えば、磁石の作用下に外部移動体が変
位するマグネット式ロッドレスシリンダ、流体圧シリン
ダを含むリニアアクチュエータ、回転駆動源の回転駆動
力が伝達されることにより外部移動体が変位する電動ア
クチュエータ等を用いてもよいことは勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0044】すなわち、軌道手段を間にして、一方側に
駆動手段を略平行に近接配置し、前記駆動手段と反対の
他方側に緩衝手段を略平行に近接配置することにより、
軌道手段、駆動手段および緩衝手段の三者を理想的なレ
イアウトに配置することができ、しかも小型化を図るこ
とができる。この結果、軌道手段に発生する反力を抑制
して該軌道手段に付与される荷重を減少させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る直線作動装置の斜視
図である。
【図2】前記直線作動装置を構成するベースプレートお
よびロッドレスシリンダの分解斜視図である。
【図3】図1に示す直線作動装置の平面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿った横断面図である。
【図5】前記ロッドレスシリンダを構成するピストン斜
視図である。
【図6】ショックアブソーバを示す一部省略拡大斜視図
である。
【図7】第1シール部材とスリットとの係合状態を示す
一部省略縦断面図である。
【図8】図3のVIII−VIII線に沿った一部省略
縦断面図である。
【図9】従来技術に係る直線作動機の斜視図である。
【符号の説明】
10…直線作動装置 12…ベースプ
レート 14a、14b…エンドブロック 16…リニアガ
イド機構 18…ワーク取付面 20…スライダ 22…取付手段 24…ロッドレ
スシリンダ 26a、26b…ショックアブソーバ 30…レール部
材 32…ガイドブロック 40…凹部 44…凸部 46…ねじ部材 48…位置決め手段 50…小孔 52…突起部 54a、54b
…エンドプレート 56a、56b…ピストンヨーク 58…係合部 60…当接面 62…スリット 64…シリンダチューブ 82、84…シ
ール部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部材と、 前記ベース部材にその軸線方向に沿って固設された直線
    状の軌道手段と、 前記軌道手段に沿って往復動作するスライダと、 前記軌道手段の軸線と略平行に配設され、前記スライダ
    に対して直線運動を伝達する駆動手段と、 前記軌道手段を間にして前記駆動手段と反対側に配設さ
    れ、前記スライダの変位終端を規制するとともに該スラ
    イダに付与される衝撃を吸収する緩衝手段と、 を備えることを特徴とする直線作動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記駆動手段は、取付手段を介してベース部材に対して
    着脱自在に設けられることを特徴とする直線作動装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、 前記スライダには、直線運動を伝達する駆動手段の変位
    部材に係合する一組のエンドプレートが設けられ、前記
    エンドプレートには、緩衝手段に当接する当接面が形成
    されていることを特徴とする直線作動装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の装置において、 前記取付手段は、ベース部材と駆動手段とを連結するた
    めのねじ部材を含み、前記ねじ部材は、スライダのワー
    ク取付面に対して略直交する方向から螺入可能に設けら
    れることを特徴とする直線作動装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の装置において、 前記ベース部材と前記駆動手段との連結部位には、ベー
    ス部材と駆動手段とを位置決めした状態で連結する位置
    決め手段が設けられることを特徴とする直線作動装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の装置において、 前記駆動手段は、少なくとも、圧力流体の作用下にピス
    トンが変位する流体圧ロッドレスシリンダ、磁石の作用
    下に外部移動体が変位するマグネット式ロッドレスシリ
    ンダ、リニアアクチュエータ、電動アクチュエータのい
    ずれか1つからなることを特徴とする直線作動装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の装置において、 前記軌道手段はリニアガイド機構からなり、前記リニア
    ガイド機構は、長尺なレール部材と、前記レール部材に
    沿って変位する転動部材または摺動部材とを有すること
    を特徴とする直線作動装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の装置において、 前記緩衝手段は、単数または複数のショックアブソーバ
    からなり、前記ショックアブソーバは、ベース部材の端
    部に軌道手段の軸線と略平行に配設されることを特徴と
    する直線作動装置。
  9. 【請求項9】請求項3記載の装置において、 前記エンドプレートと変位部材との間には所定のクリア
    ランスが設けられ、前記クリアランスを介して前記変位
    部材の変位を許容するフローティング機能が営まれるこ
    とを特徴とする直線作動装置。
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