JP2000303916A - キャニスタ - Google Patents

キャニスタ

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JP2000303916A
JP2000303916A JP11118214A JP11821499A JP2000303916A JP 2000303916 A JP2000303916 A JP 2000303916A JP 11118214 A JP11118214 A JP 11118214A JP 11821499 A JP11821499 A JP 11821499A JP 2000303916 A JP2000303916 A JP 2000303916A
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activated carbon
canister
fuel vapor
filled
carbon layer
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Noriyasu Amano
典保 天野
Naoya Kato
直也 加藤
Hisayoshi Ota
久喜 太田
Hideaki Itakura
秀明 板倉
Yoshihiko Hyodo
義彦 兵道
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
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Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 更に高い吸着・脱離性能を有するキャニスタ
を提供する。 【解決手段】 キャニスタ2において、活性炭層の中央
部分である中央部分活性炭層22に壁面部分にある壁面
部分活性炭層21よりも熱伝導率が大きい、または熱容
量が大きい活性炭を充填しているので、中央部分で発生
した熱は速やかに壁面部分に伝わり、壁面部分からキャ
ニスタ外部へ放熱されるため、中央部分の温度変化幅を
小さく抑えることができ、中央部分も高い性能を得るこ
とができる。また、中央部分に熱容量の大きな活性炭を
用いることによっても同様の効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクから発
生した燃料蒸気を処理するキャニスタ(蒸発燃料処理装
置)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料タンクから発生した燃料蒸気をキャ
ニスタに導入し、キャニスタに充填された活性炭に吸着
させることにより大気への放出を防止することが行われ
ている。
【0003】近年、この燃料蒸気の大気放出に関する規
制の強化(ORVR規制等)に伴い、大量の燃料蒸気を
処理する必要があり、高い性能を持つキャニスタが求め
られている。
【0004】ところで、活性炭の吸着脱離性能は温度が
低い程吸着性能が高く、温度が高い程脱離性能が高いこ
とが研究により明らかにされている。一方、キャニスタ
内では吸着時には燃料蒸気の液化による発熱のため温度
が上昇し、脱離時では燃料蒸気の気化による吸熱のため
温度が低下する。このように、吸着脱離時のキャニスタ
内の温度は活性炭の性能を低下させる方向へ働いてい
る。
【0005】この対策として、キャニスタの温度を調整
することが考えられている。たとえば特開昭64−34
7では燃料タンク内にキャニスタを配置することによ
り、吸着時にはタンク内の燃料でキャニスタを冷却し、
脱離時にはエンジンからの戻り燃料によりキャニスタを
暖めることが提案されている。
【0006】しかし、特開昭64−347等の温度調整
方法はキャニスタの外部から加熱、冷却してキャニスタ
の温度調整を行っているため、活性炭層の壁面付近はキ
ャニスタ外部との熱交換により温度調整されるが、中央
部分は外部からの熱が伝わりにくいため温度調整でき
ず、中央部分の性能が低いままであるという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は更に高い吸着
・脱離性能を有するキャニスタを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1ないし請求項6に記載した技術的手
段を採用する。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、キャニス
タにおいて、燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部
分活性炭層に、流路の壁面部分にある壁面部分活性炭層
よりも熱伝導率が大きい、または熱容量が大きい活性炭
を充填しているので、中央部分で発生した熱は速やかに
壁面部分に伝わり、壁面部分からキャニスタ外部へ放熱
されるため、中央部分の温度変化幅を小さく抑えること
ができ、中央部分も高い性能を得ることができる。ま
た、中央部分に熱容量の大きな活性炭を用いることによ
っても同様の効果が得られる。同量の発熱量が発生した
場合、熱容量が大きい程温度変化は小さくなるため、活
性炭性能を低下させる温度変化幅を小さく抑えることが
できる。このため、中央部分も高い性能を得ることがで
きる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、キャニス
タにおいて、燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部
分活性炭層に粒径が小さい活性炭を、流路の壁面部分に
ある壁面部分活性炭層に粒径の大きな活性炭を充填して
いるので、粒径の小さな活性炭は密に充填されるため、
活性炭間の隙間が小さくなり活性炭どうしが接触する面
積が広くなることによる熱伝導増加の効果と、活性炭間
の隙間が小さくなり単位体積当たりの活性炭量が増加す
ることによる熱容量増加の効果の両方を得ることができ
る。これにより、中央部分の温度変化幅を小さく抑える
ことができると同時に、発生した熱を早く放熱させるこ
とができる。この結果、活性炭温度の変化によるキャニ
スタの性能低下を抑え、高い性能を得ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、キャニス
タにおいて、燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部
分活性炭層に細孔量が少ない活性炭を、流路の壁面部分
にある壁面部分活性炭層に細孔量の多い活性炭を充填し
ているので、細孔量が少ない活性炭では、吸着・脱離量
が少なくなるため吸着・脱離に伴う発熱量も少なくな
る。細孔量が少ないことにより活性炭自身の吸着能力は
低下しているが、発熱量が少ないことにより活性炭性能
を低下させる温度変化を小さく抑えることができる。こ
の時、活性炭自身の吸着能力の低下よりも温度変化を抑
えたことによるキャニスタの性能向上の効果の方が大き
い領域が存在し、この領域では性能を向上することがで
きる。一方、壁面部分は外部への放熱が容易であるた
め、細孔量を増やして吸着量を増加させる。これによ
り、キャニスタとしては更に高い性能をえることができ
る。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、キャニス
タにおいて、燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部
分活性炭層に木質系の活性炭を、流路の壁面部分にある
壁面部分活性炭層に石炭系の活性炭を充填している。そ
れぞれの活性炭を比較すると石炭系活性炭の方が燃料蒸
気を吸着しやすく、吸着時の発熱量は大きくなる。この
ため、石炭系活性炭を充填した壁面部分は吸着量、発熱
量が多くなり、木質系活性炭を充填した中央部分は吸着
量、発熱量は少なくなり、このため請求項3の場合と同
様の効果が得られる。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、キャニス
タにおいて、燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部
分活性炭層と、流路の壁面部分にある壁面部分活性炭層
とに仕切り壁により分離しているので、活性炭の充填が
容易になる。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、キャニス
タにおいて、中央部分と壁面部分を分離する仕切り壁に
パンチングメタル、金網等の金属、または熱伝導率が大
きな材質で燃料蒸気が通過可能な材料を用いているの
で、中央部分で発生した熱を早く放熱させることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に関
するもので、(A)はキャニスタ2を含むシステムの全
体を示す全体図であり、(B)は(A)図中キャニスタ
2の断面I−Iの断面図である。
【0016】図1において1は燃料タンク、2はキャニ
スタである。燃料タンクは通路31、32、三方弁35
を介してキャニスタ2のポート23に接続されている。
さらに三方弁35から通路33を介してエンジンの吸気
管に接続されている。キャニスタ2のもう一つのポート
24は通路34を介して大気とつながっている。キャニ
スタ2はその容器内において燃料蒸気の流路の中央部分
に中央部分活性炭層22が設けられ、流路の壁面部分に
壁面部分活性炭層21が設けられている。壁面部分活性
炭層21には従来の木炭系活性炭が充填され、中央部分
活性炭層22には壁面部分活性炭層21に充填した木炭
系の活性炭よりも2〜3倍熱伝導率の大きな石炭系の活
性炭が充填してある。壁面部分活性炭層21と中央部分
活性炭層22の間は燃料蒸気が通過できる壁29によっ
て仕切られている。そして、活性炭層の上流と下流には
燃料蒸気が各活性炭層に均等に分配されるように空間2
5、26が設けてあり、活性炭層と空間との間はフィル
タまたはパンチングメタルなどの燃料蒸気が通過できる
壁27、28によって仕切られている。
【0017】このキャニスタ2の機能を説明する。エン
ジン停止時及び運転時の燃料蒸気を吸着する時は三方弁
35は燃料タンク1側に開いている。このため、燃料タ
ンクで発生した燃料は、配管31、三方弁35、配管3
2を通りキャニスタ2に流入する。キャニスタ2に流入
した燃料蒸気は空間25で拡散され、壁面部分活性炭層
21、中央部分活性炭層22に均等に分配され、それぞ
れの活性炭層に充填された活性炭に吸着される。
【0018】燃料蒸気が活性炭に吸着される時、燃料蒸
気の液化に伴って吸着熱を発生し、活性炭層の温度は上
昇する。一方、活性炭の吸着性能は温度が低い程高いた
め、活性炭層の温度上昇に伴い活性炭の吸着性能は低下
する。壁面部分活性炭層21はキャニスタ外壁36に囲
まれており、壁面部分活性炭層21内で発生した熱はす
ぐにキャニスタ外壁36からキャニスタ外へ放熱される
ため、壁面部分活性炭層21の温度上昇幅は小さい。こ
のため、温度上昇による吸着性能の低下は小さく抑えら
れる。
【0019】一方、中央部分活性炭層22で発生した熱
は中央部分から壁面部分に熱伝導し、キャニスタ外壁3
6から放熱されることになる。このため、キャニスタ2
全体に同一の活性炭が充填されている従来のキャニスタ
では、キャニスタ外壁36に熱が伝わるまでに時間がか
かるため中央部分は放熱性が悪く、また、壁面部分から
伝わってきた熱も加わるため、壁面部分よりも温度が高
くなり吸着性能は低くなっていた。
【0020】本発明では、中央部分は壁面部分よりも熱
伝導率の大きな活性炭が充填されている。このため中央
部分で発生した熱はすぐに壁面部分に熱伝導し、キャニ
スタ外壁36から放熱される。このため中央部分の温度
上昇は抑えられ、従来より高い吸着性能が得られる。
【0021】脱離についても同様のことが行われる。脱
離時、三方弁35は吸気管側に開いている。走行時に吸
気管で発生した負圧により、配管34から大気がパージ
エアとしてキャニスタ2内に導入される。キャニスタ2
に流入した大気は空間26で拡散され、壁面部分活性炭
層21、中央部分活性炭層22に均等に分配され、それ
ぞれの活性炭層へ流れ込む。活性炭に吸着されていた燃
料蒸気はこのパージエアにより脱離され、通路32、三
方弁35、通路33を通り吸気管に導入され、エンジン
で燃焼される。
【0022】燃料蒸気が脱離される時、燃料蒸気の気化
に伴って周囲の熱を奪い、活性炭層の温度は低下する。
一方、温度が高い程、活性炭の脱離性能は高いため、活
性炭層の温度低下に伴い活性炭の脱離性能は低下する。
この時、壁面部分は吸熱しやすいため温度低下幅は小さ
く、中央部分は吸熱性が悪いため温度低下幅が大きくな
る。
【0023】しかし、中央部分は壁面部分よりも熱伝導
率のおおきな活性炭が充填されているため、すぐに壁面
部分から熱伝導し、キャニスタ外壁36から吸熱され
る。このため中央部分の温度低下は抑えられ、従来より
高い性能が得られる。
【0024】図2は図1(B)と同じ位置における本発
明の第2実施形態のキャニスタ2のI−I断面図であ
る。
【0025】第1実施形態では中央部分に熱伝導率の大
きな石炭系の活性炭を用いたが、図2に示す第2実施形
態のように中央部分に熱容量の大きな活性炭を用いても
同様の効果が得られる。第2実施形態ではキャニスタの
構造は第1実施形態と同じであり、壁面部分の活性炭よ
りも熱容量の大きな活性炭を中央部分に充填してある。
吸着時、燃料蒸気の液化に伴って吸着熱が発生し、温度
が上昇する。一方、中央部分の活性炭は熱容量が大きい
ため、従来と同量の吸着熱が発生しても温度上昇幅は小
さく、吸着性能の低下は抑えられる。
【0026】脱離時についても同様に燃料蒸気の気化に
伴って気化熱が奪われ、温度が低下する。一方、中央部
分の活性炭は熱容量が大きいため、従来と同量の気化熱
が奪われても温度低下幅は小さく、脱離性能の低下は抑
えられる。この時、壁面部分については、従来と同じ熱
容量の活性炭を用いても吸熱性能が高いため温度変化幅
は小さく、高い性能が保たれたままである。このように
活性炭の熱容量を変えることによっても中央部分の温度
変化を抑えることができ、高い性能を得ることができ
る。
【0027】図3は図1(B)と同じ位置における本発
明の第3実施形態のキャニスタ2のI−I断面図であ
る。
【0028】図3の第3実施形態ではキャニスタの構造
は第1実施形態と同じであり、壁面部分の活性炭よりも
粒径の小さな直径1.9mmの活性炭を中央部分に充填
してある。粒径が小さいと活性炭は密に充填されるた
め、活性炭の間の隙間は少なくなる。熱伝導率は空気よ
りも活性炭の方が約10倍程度大きいため、活性炭が密
に充填され活性炭の隙間の空気が少なくなると、活性炭
層の熱伝導率は高くなる。このため、吸着時に中央部分
で発生した熱はすぐに壁面部分へ伝わり、キャニスタ外
壁から放熱される。このため、温度上昇幅は従来に比べ
て小さくなり、従来より高い吸着性能が得られる。さら
に、密に充填されることにより活性炭量が増えて熱容量
が大きくなるため、発熱量が同量でも温度上昇幅は小さ
くできる。このように粒径を変えることにより、熱伝導
と熱容量の二重の効果が得られる。脱離についても同様
に中央部分の熱伝導率が高いため温度低下幅は小さくな
り、熱容量が大きくなるためさらに温度低下幅は小さく
なり、高い脱離性能が得られる。
【0029】図4は図1(B)と同じ位置における本発
明の第4実施形態のキャニスタ2のI−I断面図であ
る。
【0030】図4に示す第4実施形態のキャニスタ2の
中央部分には壁面部分よりも細孔量の少ない活性炭が充
填されている。図5は細孔表面積と温度、吸着量との関
係を示すグラフである。この時の作用を図5を例にして
説明する。壁面部分に図5中矢印で示した細孔表面積を
持つ活性炭を充填したとする。この時、壁面と同じ活性
炭を中央部分に充填すると中央部分の吸着量は破線Aと
太線Bとの交点Kである。細孔表面積を狭くすることに
より細孔量を少なくすると図5の実線Cのように活性炭
自身の吸着性能が低下する。このため、吸着により発生
する発熱量も低下して、1点鎖線Dのように活性炭温度
は低下する。活性炭の吸着量は温度の影響を大きく受け
るため、1点鎖線Dの温度での吸着量は実線Eのように
なり、温度が下がるほど吸着量は多くなる。従って、細
孔量を少なくした時の吸着量は太線Bのようになる。こ
のように、細孔量の減少により活性炭自身の吸着性能が
低下しても、温度の低下による吸着性能向上の効果の方
が大きいため、図5のハッチングしていない細孔表面積
が425〜550m2 /ccの領域では矢印で示した壁
面部分と同じ活性炭を充填した場合よりも高い吸着性能
が得られる。
【0031】一方、壁面部分には中央部分の活性炭より
も細孔量の多い活性炭を充填する。細孔量を多くすると
吸着量が増加するため、発熱量は増加する。しかし、壁
面部分はキャニスタ外壁36に囲まれており放熱が容易
であるため、発熱量が増加しても外部への放熱が速やか
に行われ、温度上昇による性能低下はほとんどない。こ
れにより中央部分、壁面部分ともに従来よりも吸着性能
を高くすることができるため、高性能のキャニスタを得
ることができる。なお、図5で示した高い性能が得られ
る領域はキャニスタ中の活性炭の材質、形状等が異なる
と変化する。
【0032】図6は図1(B)と同じ位置における本発
明の第5実施形態のキャニスタ2のI−I断面図であ
る。図6の第5実施形態では壁面部分に石炭系活性炭、
中央部分に木質系活性炭が充填されている。それぞれの
活性炭を比較すると石炭系活性炭の細孔の方が細長い細
孔である。細長い細孔の方が燃料蒸気を吸着しやすいた
め、石炭系活性炭の方が燃料蒸気を吸着しやすく、吸着
時の発熱量は大きくなる。このため、石炭系活性炭を充
填した壁面部分は吸着量、発熱量が多くなり、木質系活
性炭を充填した中央部分は吸着量、発熱量は少なくな
る。この結果、第4実施形態のキャニスタと同様の理由
により、中央部分、壁面部分の吸着性能を高くすること
ができ、高性能のキャニスタを得ることができる。
【0033】図7は図1(B)と同じ位置における本発
明の第6実施形態のキャニスタ2のI−I断面図であ
る。キャニスタ外壁36とキャニスタ内の熱交換が効果
的に行われるのはキャニスタ外壁36から3cm程度ま
でであることが実験によりわかっている。このため、第
1実施形態ないし第6実施形態において、図7のように
キャニスタ外壁36から3cm以内を壁面部分、キャニ
スタ外壁36から3cm以上を中央部分とすることが望
ましい。
【0034】また、中央部分22と壁面部分21を仕切
っている仕切り壁29は金属のように熱伝導率の大きな
材質(例えば金網、パンチングメタル等)であると、中
央部分の熱を早く壁面部分へ伝達できるため、中央部分
の温度低下が早くなり、高い吸着性能を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に関するもので、(A)
はキャニスタ2を含むシステムの全体を示す全体図であ
り、(B)は(A)図中キャニスタ2の断面I−Iの断
面図である。
【図2】図1(B)と同じ位置における本発明の第2実
施形態のキャニスタ2のI−I断面図である。
【図3】図1(B)と同じ位置における本発明の第3実
施形態のキャニスタ2のI−I断面図である。
【図4】図1(B)と同じ位置における本発明の第4実
施形態のキャニスタ2のI−I断面図である。
【図5】細孔表面積と温度、吸着量との関係を示すグラ
フである。
【図6】図1(B)と同じ位置における本発明の第5実
施形態のキャニスタ2のI−I断面図である。
【図7】図1(B)と同じ位置における本発明の第6実
施形態のキャニスタ2のI−I断面図である。
【符号の説明】
2 キャニスタ 21 壁面部分活性炭層 22 中央部分活性炭層 29 仕切り壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 直也 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 太田 久喜 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 板倉 秀明 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 兵道 義彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に活性炭を充填し、燃料蒸気を該
    活性炭に吸着、脱離させて処理するキャニスタにおい
    て、前記燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部分活
    性炭層に、前記流路の壁面部分にある壁面部分活性炭層
    よりも熱伝導率が大きい、または熱容量が大きい活性炭
    を充填したことを特徴とするキャニスタ。
  2. 【請求項2】 容器内に活性炭を充填し、燃料蒸気を該
    活性炭に吸着、脱離させて処理するキャニスタにおい
    て、前記燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部分活
    性炭層に粒径が小さい活性炭を、前記流路の壁面部分に
    ある壁面部分活性炭層に粒径の大きな活性炭を充填した
    ことを特徴とするキャニスタ。
  3. 【請求項3】 容器内に活性炭を充填し、燃料蒸気を該
    活性炭に吸着、脱離させて処理するキャニスタにおい
    て、前記燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部分活
    性炭層に細孔量が少ない活性炭を、前記流路の壁面部分
    にある壁面部分活性炭層に細孔量の多い活性炭を充填し
    たことを特徴とするキャニスタ。
  4. 【請求項4】 容器内に活性炭を充填し、燃料蒸気を該
    活性炭に吸着、脱離させて処理するキャニスタにおい
    て、前記燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部分活
    性炭層に木質系の活性炭を、前記流路の壁面部分にある
    壁面部分活性炭層に石炭系の活性炭を充填したことを特
    徴とするキャニスタ。
  5. 【請求項5】 容器内に活性炭を充填し、燃料蒸気を該
    活性炭に吸着、脱離させて処理するキャニスタにおい
    て、前記燃料蒸気の流路の中央部分に設けた中央部分活
    性炭層と、前記流路の壁面部分にある壁面部分活性炭層
    とに仕切り壁により分離したことを特徴とするキャニス
    タ。
  6. 【請求項6】 前記キャニスタにおいて、前記中央部分
    と前記壁面部分を分離する前記仕切り壁にパンチングメ
    タル、金網等の金属、または熱伝導率が大きな材質で燃
    料蒸気が通過可能な材料を用いたことを特徴とする請求
    項5に記載のキャニスタ。
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