JP2000303906A - 動弁駆動装置 - Google Patents

動弁駆動装置

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JP2000303906A
JP2000303906A JP11117193A JP11719399A JP2000303906A JP 2000303906 A JP2000303906 A JP 2000303906A JP 11117193 A JP11117193 A JP 11117193A JP 11719399 A JP11719399 A JP 11719399A JP 2000303906 A JP2000303906 A JP 2000303906A
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治郎 清水
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義之 関谷
Yoshitaka Nukada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランクシャフトがクランクケースにころ
がり軸受を介して回転自在に軸支されるOHC型内燃機
関において、簡単な構造で組付け時のカムチェーンの外
れを防止できる動弁駆動装置を安価に供する。 【解決手段】 クランクシャフト25がクランクケース
26にころがり軸受を介して回転自在に軸支されたOHC
型内燃機関において、動弁伝達系のカムチェーン72のド
ライブスプロケット70がクランクシャフト25に嵌着さ
れ、ドライブスプロケット70の周囲にボルト81又はピン
がドライブスプロケット70に巻き掛けられたカムチェー
ン72に近接して配設された動弁駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OHC(オーバヘ
ッドカムシャフト)型内燃機関の動弁駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】OHC型内燃機関は、クランクケース内
のクランクシャフトの回転駆動力をシリンダブロックを
経てシリンダヘッドに配置される吸排気弁に伝達して所
定タイミングで駆動する必要があり、伝達手段としてカ
ムチェーンを用いた例がある。
【0003】カムチェーンはクランクシャフトに嵌着さ
れたドライブスプロケットとカムシャフトに嵌着された
ドリブンスプロケットに架渡される。内燃機関の組付け
時には、クランクケース内でドライブスプロケットに掛
けられたカムチェーンをシリンダブロック内を通して外
に引き出しておき、シリンダヘッドを取り付けドリブン
スプロケットにカムチェーンを掛け渡す。
【0004】ドライブスプロケットに掛けられたカムチ
ェーンをシリンダブロックから外に引き出して作業する
ときに、カムチェーンがドライブスプロケットから外れ
易く、一度外れてしまうとまたシリンダブロックを外さ
なければならず面倒となる。そこで実開昭63−205
58号公報に記載された例では、クランクケースのカム
チェーンライン上にリブを形成しており、ドライブスプ
ロケットに掛けられたカムチェーンがリブに規制されて
ドライブスプロケットから外れないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】クランクシャフトがメ
タル軸受に支持されていれば、同メタル軸受を嵌合する
クランクケース側の加工孔の内径はカムチェーン外径よ
り小さく、したがって加工孔を加工形成するのにリブが
邪魔することはない。
【0006】しかしクランクシャフトがころがり軸受に
支持される場合は、このころがり軸受自体が外径が大き
く、クランクケースの加工孔もカムチェーン外径より大
きくなり、よって加工孔の加工形成時にリブが邪魔にな
り、リブを削り取ってしまう。
【0007】本発明は、斯かる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、クランクシャフトがクランク
ケースにころがり軸受を介して回転自在に軸支されるO
HC型内燃機関において、簡単な構造で組付け時のカム
チェーンの外れを防止できる動弁駆動装置を安価に供す
る点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本発明は、クランクシャフトがクラン
クケースにころがり軸受を介して回転自在に軸支された
OHC型内燃機関において、動弁伝達系のカムチェーン
のドライブスプロケットが前記クランクシャフトに嵌着
され、前記ドライブスプロケットの周囲にボルト又はピ
ンが前記ドライブスプロケットに巻き掛けられたカムチ
ェーンに近接して配設された動弁駆動装置とした。
【0009】クランクシャフトがクランクケースにころ
がり軸受を介して回転自在に軸支されたOHC型内燃機
関において、ドライブスプロケットに巻き掛けられたカ
ムチェーンに近接してボルト又はピンを配設する簡単な
構成で、クランクケースの軸受加工孔をリブ等に邪魔さ
れることなく容易に加工できるとともに、ボルト又はピ
ンによりカムチェーンがドライブスプロケットから外れ
るのを容易に防止することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、クランクシャフト
がクランクケースにころがり軸受を介して回転自在に軸
支されたOHC型内燃機関において、動弁伝達系のカム
チェーンのドライブスプロケットが前記クランクシャフ
トに嵌着され、前記ドライブスプロケットの周囲に前記
カムチェーンのガイドプレートとその取付ボルトとがカ
ムチェーンライン上に並んで前記ドライブスプロケット
に巻き掛けられたカムチェーンに近接して配設された動
弁駆動装置である。
【0011】予めクランクケースにガイドプレートを取
付ボルトにより取り付けておき、ドライブスプロケット
にカムチェーンを掛けたクランクシャフトを該クランク
ケースに組付けることにより、以後の組付け作業中にカ
ムチェーンが外れるのをガイドプレート及び取付ボルト
がより確実に防止することができる。クランクシャフト
がクランクケースにころがり軸受を介して回転自在に軸
支されたOHC型内燃機関において、クランクケースに
ガイドプレートを取付ボルトにより取り付ける簡単な構
造であり低コストであるとともに、クランクケースの軸
受加工孔を容易に加工できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図9に図示し説明する。図1は、本実
施の形態に係るスクータ型自動二輪車1の全体側面図で
ある。走向ハンドル5により操舵される前輪6とスイン
グ式のパワーユニット20により駆動される後輪7を備え
たスクータ型自動二輪車1である。
【0013】車体フレームは、フロントフレーム2,セ
ンタフレーム3,リヤフレーム4の3つの部分を順に連
結したものである。フロントフレーム2は、ヘッドパイ
プ2aから下方へダウンチューブ2bが延出し下端で後
方へ屈曲してステップフロア部2cを一体に形成してい
る。
【0014】センタフレーム3は、フロントフレーム2
の後端に連結して上方へ立ち上がったのち斜め後方へ延
出してヘルメットボックス11を支持するとともに、その
屈曲部に突設したブラケットにパワーユニット20をピボ
ット10を介して上下に揺動自在に支持している。
【0015】リヤフレーム4は、センタフレーム3の後
端から後方へ延びたパイプ材であり、燃料タンク12を支
持している。ヘルメットボックス11と燃料タンク12の上
方を開閉自在にシート13が覆っている。
【0016】パワーユニット20は、シリンダを車体前方
に向け略水平に配置したOHC型の単気筒4サイクル内
燃機関21と、内燃機関21の左側から車体後方に延びるベ
ルト式無段変速機22とを一体に形成してなり、ベルト式
無段変速機22の後部とセンタフレーム3の後端との間に
リヤクッション14が介装されている。ベルト式無段変速
機22の上面にはエアクリーナ15が支持され、右側面には
マフラー16が支持され、内燃機関21の下面にはスタンド
17が支持される。
【0017】内燃機関21は、図6に示すようにクランク
シャフト25を境にした割り面を合わせてクランクケース
26とシリンダブロック27が合体され、シリンダブロック
27にシリンダヘッド28が重なり、シリンダヘッド28の端
面をシリンダヘッドカバー29が覆う。
【0018】クランクケース26の左端面に変速機ケース
30が、その前部を合体させて後方へ延びており、図2に
示すように変速機ケース30の左方へ突出したクランクシ
ャフト25に設けられた遠心ウエイトにより径を可変とす
るドライブプーリ31と出力シャフト34に設けられたドリ
ブンプーリ32との間にVベルト33が巻き掛けられてベル
ト式無段変速機22を構成している。
【0019】図3に示すようにクランクシャフト25の右
側に設けられた交流発電機35は発電機カバー36により覆
われ、その発電機カバー36の右側にラジエータ37が設け
られる。ラジエータ37に冷却風を供給すべくクランクシ
ャフト25の右端に固定された冷却ファン38が交流発電機
35とラジエータ37間に配置されている。
【0020】このクランクシャフト25は、カウンタウエ
イト25aの両側をころがり軸受40,40により回転自在に
支持されており、同ころがり軸受40,40はクランクケー
ス26とシリンダブロック27のそれぞれ半円弧状の加工孔
に挟まれて嵌着される。シリンダブロック27に内装され
たシリンダ41の内部に摺動自在に嵌合するピストン42
は、コネクティングロッド43を介してクランクシャフト
25のクランクピンに連接される。
【0021】シリンダヘッド28にはカムシャフト45が回
転自在に支持されており、図4に示すようにカムシャフ
ト45の斜め前方に上下にロッカシャフト46,47が配置さ
れ、各ロッカシャフト46,47にロッカアーム48,49が揺
動自在に軸支されている。シリンダヘッド28にバルブガ
イド50,50を介して摺動自在に吸気バルブ51と排気バル
ブ52が、それぞれ吸気ポート28a,排気ポート28bを貫
通してポート開口を開閉可能に支持されている。
【0022】同吸気バルブ51と排気バルブ52のステム端
部にはバルブスプリング53,54の一端を押さえるスプリ
ングリテーナ53a,54aが取り付けられ、その中央凹部
にタペットシム55,56が納められ、その上にロッカアー
ム48,49の作用点が作用し、ロッカアーム48,49の力点
はカムシャフト45の各カムロブ45a,45bに接してい
る。したがってカムシャフト45の回転でロッカアーム4
8,49が揺動して吸気バルブ51と排気バルブ52を所定の
タイミングで摺動させバルブの開閉を行う。
【0023】図5に示すようにロッカシャフト46,47は
構造が異なり、上側のロッカシャフト46は給油通路46a
が形成されているが、下側のロッカシャフト47は斯かる
給油通路が形成されていない低コストのものを使用して
おり、互いに間違って組付けるのを防止するためにシリ
ンダヘッド28の側方に露出した端面の形状も異なり、上
側のロッカシャフト46の端面は凹部46bが形成され、下
側のロッカシャフト47の端面は凸部47aが形成されてい
る。
【0024】このロッカシャフト46,47の端面を外側か
ら押え板58が押さえ、押え板58はボルト59によりシリン
ダヘッド28に螺着される。この押え板58のロッカシャフ
ト46,47の端面をそれぞれ押さえる端部は、各端面の凹
部46bと凸部47aを考慮した形状をして(図2参照)、
ロッカシャフト46,47が誤組みされた場合は、押え板58
の端部が合致しないようになっている。
【0025】このロッカシャフト46,47は、図5に示す
ようにシリンダヘッド28の左側壁28aと内壁28bとの間
に架設されるように挿入されており、両壁28a,28b間
の空間28cに吸気バルブ51及び排気バルブ52が突出して
いて、同空間28cにおいてロッカアーム48,49がそれぞ
れロッカシャフト46,47に揺動かつ軸方向に摺動自在に
軸支されている。
【0026】図5に示すように上側のロッカシャフト46
に軸支されたロッカアーム48は、左側壁28aとの間に介
装されたスプリング60により右方(図5において左方)
に付勢されて内壁28bに当接しており、同状態でロッカ
アーム48は力点がカムシャフト45の所定カムロブ45aに
当接し、作用点が吸気バルブ51の端部をタペットシム55
を介して押さえている。
【0027】同様に下側のロッカシャフト47に軸支され
たロッカアーム49は、内壁28aとの間に介装されたスプ
リング61により左方(図5において右方)に付勢されて
左側壁28aに当接しており、同状態でロッカアーム49は
力点がカムシャフト45の所定カムロブ45bに当接し、作
用点が排気バルブ52の端部をタペットシム56を介して押
さえている。ロッカアーム48,49の各力点は、互いに軸
方向にオフセットして所定のカムロブ45a,45bに接し
ている。
【0028】以上のような動弁構造に有しているので、
上側のロッカアーム48をスプリング60に抗して右方向に
移動すると、図5に2点鎖線で示すようにロッカアーム
48の作用点が吸気バルブ51の端部から外れ、タペットシ
ム55の交換ができ、ロッカアーム48を取り外すことなく
タペットクリアランス調整を簡単に行うことができる。
【0029】なお下側のロッカアーム49についても同様
に図5に2点鎖線で示す位置に移動して排気バルブ52の
タペットシム56の交換が可能で、タペットクリアランス
調整を簡単に行うことができる。
【0030】しかもロッカアーム48,49の力点は移動方
向と反対方向にオフセットしていて、この力点が互いに
近づく方向にロッカアーム48,49が移動してタペットク
リアランス調整を行うので、左側壁28aと内壁28bとの
間の幅の狭い空間28cがあれば十分タペットクリアラン
ス調整を行うことができスペース効率が良い。
【0031】従来タペットクリアランス調整は、ロッカ
アームを取り外す等の作業が面倒であったので、一般的
にバルブクリアランス調整は、実公昭57−39531
号公報等に開示されているようにロッカアームの端部に
取り付けられたアジャストスクリュ及びナットによって
行われているが、動弁系等価質量が大きく、フリクショ
ン及び燃費に不利である。
【0032】この点本動弁構造は、タペットクリアラン
ス調整であって、ロッカアーム48,49の作用点にアジャ
ストスクリュ及びナットを有せず、動弁系等価質量が小
さく、フリクション及び燃費に有利であるとともに、タ
ペットクリアランス調整が格段に簡単になった。
【0033】ロッカアーム48,49を揺動させるカムシャ
フト45は、図3に示すように内壁28bを貫通して右方に
延びその右端に冷却水ポンプ65が設けられ、冷却水ポン
プ65はサーモスタット66のサーモスタットケース67に覆
われている。
【0034】この冷却水ポンプ65と内壁28bとの間にお
いてカムシャフト45にドリブンスプロケット71が嵌着さ
れている(図3参照)。一方ドリブンスプロケット71に
対応してクランクシャフト25に嵌着されたドライブスプ
ロケット70は、図3に示すように右側のころがり軸受40
と交流発電機35との間にあってオイルポンプに動力を伝
達するギヤ69と一体に形成されている。
【0035】このクランクケース26側のドライブスプロ
ケット70とシリンダヘッド28側のドリブンスプロケット
71との間にサイレントチェーンであるカムチェーン72が
掛け渡され、カムチェーン72を通すためのチェーン通路
27a,28dがシリンダブロック27及びシリンダヘッド28
に形成されている(図3、図6参照)。
【0036】図6に示すように前側のドリブンスプロケ
ット71と後側のドライブスプロケット70との間に架渡さ
れたカムチェーン72の上側掛け渡し部分をカムチェーン
テンショナ73により付勢されたカムチェーンガイド74が
下方へ押さえ、下側掛け渡し部分をカムチェーンガイド
75が支えガイドしている。
【0037】したがってカムチェーンガイド74,75に上
下をガイドされドライブスプロケット70とドリブンスプ
ロケット71との間に架渡されたカムチェーン72によりク
ランクシャフト25の回転がカムシャフト45に伝達される
動弁駆動機構が構成される。
【0038】そしてクランクケース26におけるドライブ
スプロケット70の周囲でカムチエーンライン上にガイド
プレート80が取付ボルト81により固着されている(図6
参照)。
【0039】ガイドプレート80は、図7及び図8に図示
するようにボルト孔80aが形成された固着部80bから同
一面で延出し先端が一方に曲がった係止部80cと反対方
向で垂直に屈曲したのちさらに斜めに屈曲し延出したガ
イド部80dとが形成されている。
【0040】このガイドプレート80が取り付けられるク
ランクケース26は、図9に図示するように内側に互いに
平行な3つのリブ26a,26b,26cが図9において右か
ら順に突出形成されており、右2つのリブ26a,26bに
形成された半円形状の加工孔26a’,26b’にクランク
シャフト25を回転自在に支持する一対のころがり軸受4
0,40が嵌合支持される。
【0041】なおリブ26bとリブ26cとの間にドライブ
スプロケット70が、納まりカムチェーン72が巻き掛けら
れる。同リブ26bとリブ26cとの間に取付ボス部26dが
形成されていて、同取付ボス部26dにガイドプレート80
が取付ボルト81により固着される。
【0042】図9に2点鎖線で示すような姿勢でガイド
プレート80を取付ボス部26dに取付ボルト81により取り
付ける。すなわちガイドプレート80の係止部80cのリブ
26b側に曲がった先端縁をリブ26bに当接して取付ボル
ト81による螺着時にガイドプレート80が追随して回らな
いようにガイドプレート80を取り付ける。
【0043】こうしてガイドプレート80が取り付けられ
ると、図6に示すようにガイドプレート80のガイド部80
dと取付ボルト81の頭部81aがカムチェーンライン上に
並んで配設される。
【0044】ドライブスプロケット70に巻き掛けられた
カムチェーン72とガイドプレート80のガイド部80dとの
間隔及び取付ボルト81の頭部81aとの間隔は僅かで近接
しており、カムチェーン72が軸方向にずれて外れること
を防止することができる。
【0045】特にサイレントチェーンは、その歯形形状
からローラチェーンに比べて横にずれて外れ易いが、本
ガイドプレート80と取付ボルト81により外れを容易に防
止することができる。
【0046】従来のようにガイドプレート80と取付ボル
ト81の代わりに初めからリブを突出させておくことも考
えられるが、クランクシャフト25をころがり軸受40で支
持する構造のものではクランクケースの加工が困難であ
る。
【0047】すなわち図6を参照してクランクケース26
のころがり軸受40を嵌合支持する半円形状の加工孔26
b’の内径Dが、カムチェーン外径dより大きく、した
がってカムチェーン72に近接するまで突出したリブを有
すると、加工孔26b’を加工するのにリブが邪魔して加
工が極めて困難となる。
【0048】本実施の形態のカムチェーン外れ防止構造
は、斯かるリブを廃止して加工を容易にするとともに、
ガイドプレート80を取付ボルト81により固着する簡単な
構造でコストの低減を図ることができる。
【0049】カムチェーンの外れは、特にカムチェーン
の組付け時に問題となるが、本カムチェーン外れ防止構
造はその際にもカムチェーンの外れを確実に防止するこ
とができる。
【0050】以下カムチェーンの組付け手順を説明する
と、予めクランクケース26の取付ボス部26dにガイドプ
レート80を取付ボルト81により取り付けておく。カムチ
ェーン72をクランクシャフト25のドライブスプロケット
70に巻き掛けた状態で、クランクシャフト25をクランク
ケース側を上にしたシリンダブロック27にころがり軸受
40,40を介して載せ、カムチェーン72をチェーン通路27
aを通しシリンダヘッド側(下側)に引き出す。
【0051】そしてシリンダブロック27の上側となった
合わせ面に先のガイドプレート80と取付ボルト81を取り
付けておいたクランクケースを被せボルトにより合体さ
せる。シリンダヘッド側に引き出されたカムチェーン72
を保持して合体したクランクケース26とシリンダブロッ
ク27とを上下反転させる。
【0052】通常この時にカムチェーンがドライブスプ
ロケット70から外れ易いが、本実施の形態ではガイドプ
レート80と取付ボルト81によりカムチェーン72の外れが
防止される。そしてカムチェーンガイド74,75を取り付
けてヘッドガスケットを挟んでシリンダヘッド28を取り
付け、カムチェーン72をドリブンスプロケット71に巻き
掛ける。
【0053】以上のようにカムチェーン72の組付け時
に、先にドライブスプロケット70に巻き掛けたカムチェ
ーン72が組付け途中で外れることがなく、作業を円滑に
進めることができる。
【0054】上記実施の形態ではガイドプレート80を取
付ボルト81で固着してガイドプレート80と取付ボルト81
とによってカムチェーン72のドライブスプロケット70か
らの外れを防止したが、ガイドプレートを使わずにボル
トの頭部だけであるいはノックピン等でカムチェーンの
外れを防止することも可能である。
【0055】またガイドプレートの変形例を以下に示
す。図10乃至図13に示すガイドプレート90は、前記
ガイドプレート80と概ね同じ形状をなしてボルト孔90a
が形成された固着部90b,係止部90c,ガイド部90dを
有するとともに、ガイド部90dの斜めに屈曲した部分の
一側縁から上方に爪部90eが延出している。
【0056】斯かるガイドプレート90を取付ボルト91に
よりクランクケース26の取付ボス部26dに固着すると、
図13に示すようにドライブスプロケット70に巻き掛け
られたカムチェーン72の左側面に沿って爪部90eが近接
して位置している。
【0057】したがって取付ボルト91の頭部とガイド部
90dに加えて、爪部90eがカムチェーン72の左方向のず
れを規制してドライブスプロケット70からカムチェーン
72が外れるのを確実に防止することができる。なおカム
チェーン72の右方向のずれは、ギヤ69に規制されてカム
チェーン72が外れることはない。
【0058】また別の変形例であるガイドプレート95に
ついて図14乃至図18に示し説明する。ボルト孔95a
が形成された水平板部95bの両端部が垂直に屈曲して垂
直板部95c,95dがそれぞれ形成されており、垂直板部
95c,95dの上端が同心円弧状に展開してガイド部95
e,95fが形成されている。
【0059】斯かるガイドプレート95を取付ボルト96に
よりクランクケース26の取付ボス部26dに固着すると、
図17及び図18に示すように同心円弧状のガイド部95
e,95fはクランクシャフト25を中心とした円弧をな
し、カムチェーンライン上にあり、ドライブスプロケッ
ト70に巻き掛けられたカムチェーン72に近接している。
【0060】したがって前記したようにカムチェーンの
組付けにおいて、シリンダヘッド側に引き出されたカム
チェーン72を保持して合体したクランクケース26とシリ
ンダブロック27とを上下反転させたときに、カムチェー
ン72の保持が緩むと、図18に2点鎖線で示すようにド
ライブスプロケット70に巻き掛けられたカムチェーン72
の両側部がガイド部95e,95fに掛かり,中央のドライ
ブスプロケット70に巻き掛けられた部分は維持されてカ
ムチェーン72が外れることがない。
【0061】さらに別の変形例であるガイドプレート10
0について図19乃至図22に示し説明する。本ガイド
プレート100は、前記ガイドプレート90に近似してお
り、ボルト孔100aが形成された固着部100b,ガイド部
100d及び爪部100eは同じであるが、係止部90cは備え
ておらず、その代わりガイド部100dの先端が屈曲して
係止部100cを形成している。
【0062】斯かるガイドプレート100をクランクケー
ス26の取付ボス部26dに取付ボルト101により固着する
際に、図22に示すようにガイドプレート100のガイド
部100dから屈曲した係止部100cが、カムチェーンガイ
ド75の端部を係止するクランクケース26の係止溝26eに
挿入されて係止されるので、取付ボルト101を取付ボス
部26dに螺合し締め付けるときにガイドプレート100の
回り止めとなり、ガイドプレート100のガイド部100dの
カムチェーンラインに対する位置精度を向上させること
ができる。
【0063】こうして取付ボス部26dに取り付けられた
ガイドプレート100は、取付ボルト101の頭部とガイド部
100dに加えて、爪部100eがカムチェーン72の左方向の
ずれを規制してドライブスプロケット70からカムチェー
ン72が外れるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスクータ型自動二
輪車の全体側面図である。
【図2】同スクータ型自動二輪車に搭載されるパワーユ
ニットの側面図である。
【図3】図2においてIII−III線に沿って切断した断面
図である。
【図4】シリンダヘッドの内部構造を示す断面図であ
る。
【図5】シリンダヘッドの内部構造を示す一部断面とし
た正面図である。
【図6】内燃機関の動弁伝達系を示す断面図である。
【図7】ガイドプレートの平面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】クランクケースの内面図である。
【図10】ガイドプレートの変形例を示す平面図であ
る。
【図11】同側面図である。
【図12】図11におけるXII矢視図である。
【図13】クランクケースの要部断面図である。
【図14】ガイドプレートの他の変形例を示す平面図で
ある。
【図15】同側面図である。
【図16】同後面図である。
【図17】クランクケースの要部断面図である。
【図18】同要部側面図である。
【図19】ガイドプレートの更に他の変形例を示す平面
図である。
【図20】同側面図である。
【図21】図20におけるXXI矢視図である。
【図22】同要部側面図である。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、2…フロントフレーム、3
…センタフレーム、4…リヤフレーム、10…ピボット、
11…ヘルメットボックス、12…燃料タンク、13…シー
ト、14…リヤクッション、15…エアクリーナ、16…マフ
ラー、17…スタンド、20…パワーユニット、21…内燃機
関、22…ベルト式無段変速機、25…クランクシャフト、
26…クランクケース、27…シリンダブロック、28…シリ
ンダヘッド、29…シリンダヘッドカバー、30…変速機ケ
ース、31…ドライブプーリ、32…ドリブンプーリ、33…
Vベルト、34…出力シャフト、35…交流発電機、36…発
電機カバー、37…ラジエータ、38…冷却ファン、40…こ
ろがり軸受、41…シリンダ、42…ピストン、43…コネク
ティングロッド、45…カムシャフト、46,47…ロッカシ
ャフト、48,49…ロッカアーム、50…バルブガイド、51
…吸気バルブ、52…排気バルブ、53,54…バルブスプリ
ング、55,56…タペットシム、58…押え板、60,61…ス
プリング 65…冷却水ポンプ、66…サーモスタット、67…サーモス
タットケース、69…ギヤ、70…ドライブスプロケット、
71…ドリブンスプロケット、72…カムチェーン、73…カ
ムチェーンテンショナ、74,75…カムチェーンガイド、
80…ガイドプレート、81…取付ボルト、90…ガイドプレ
ート、91…取付ボルト、95…ガイドプレート、96…取付
ボルト、100…ガイドプレート、101…取付ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 7/06 F16H 7/06 (72)発明者 額田 芳隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G016 AA02 AA07 AA19 BA02 BA05 BA23 BA24 BA27 BB12 CA04 CA06 CA16 CA21 CA22 CA25 CA29 CA33 CA42 CA43 CA44 CA52 CA58 FA27 FA36 FA39 GA00 3G024 AA48 CA01 DA03 DA09 DA16 DA21 EA04 FA14 GA26 GA40 3J049 AA08 BE02 BE08 BH02 CA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトがクランクケースにこ
    ろがり軸受を介して回転自在に軸支されたOHC型内燃
    機関において、 動弁伝達系のカムチェーンのドライブスプロケットが前
    記クランクシャフトに嵌着され、 前記ドライブスプロケットの周囲にボルト又はピンが前
    記ドライブスプロケットに巻き掛けられたカムチェーン
    に近接して配設されたことを特徴とする動弁駆動装置。
  2. 【請求項2】 クランクシャフトがクランクケースにこ
    ろがり軸受を介して回転自在に軸支されたOHC型内燃
    機関において、 動弁伝達系のカムチェーンのドライブスプロケットが前
    記クランクシャフトに嵌着され、 前記ドライブスプロケットの周囲に前記カムチェーンの
    ガイドプレートとその取付ボルトとがカムチェーンライ
    ン上に並んで前記ドライブスプロケットに巻き掛けられ
    たカムチェーンに近接して配設されたことを特徴とする
    動弁駆動装置。
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