JP2000303698A - 発泡樹脂製コーナーカバー - Google Patents

発泡樹脂製コーナーカバー

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JP2000303698A
JP2000303698A JP11116409A JP11640999A JP2000303698A JP 2000303698 A JP2000303698 A JP 2000303698A JP 11116409 A JP11116409 A JP 11116409A JP 11640999 A JP11640999 A JP 11640999A JP 2000303698 A JP2000303698 A JP 2000303698A
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foamed resin
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Shuzo Fujita
周三 藤田
Tomokazu Yamazaki
智一 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着装時に拡開させ易くて、使い勝手の良い発
泡樹脂製コーナーカバーを提供すること。 【解決手段】 対象物の角部を復元弾性力によって抱き
込み可能な抱き込み片10・10を備えた軟質の発泡樹脂成
形体1から構成し、前記抱き込み片10・10の両端縁部に
は、厚肉状のリブ10a・10aを長手方向に亙って形成し
た。 【効果】 手に掛り易く、一部を持って手で開くだけ
で、抱き込み片10・10全体が長手方向に亙って簡単に開
き、容易に対象物に取り付けることができ、また、リブ
10a・10a全長が弾性変形して対象物に圧着することに
なるので、抱き付き状態も強固になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡樹脂製コーナ
ーカバーの改良、詳しくは、対象物に容易に取り付ける
ことが可能な発泡樹脂製コーナーカバーに関するもので
あって、柱や梁、家具や建具など広い用途に使用するこ
とができる。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、建築中の建物では、柱や梁
や建具などに不注意で傷を付けてしまう惧れがあり、ま
た、鉄骨の建築物などでは、作業者が梁などに頭を打っ
たりすると非常に危険である。このため、従来において
は、厚紙や厚布を柱や梁に巻き付けたりして、そのよう
な障碍を防いでいたが、最近ではプラスチック製のコー
ナーカバー、あるいは発泡樹脂製のコーナーカバーが提
供されるようになってきた。しかして、これら従来のコ
ーナーカバーの中、発泡樹脂で成形されたものは緩衝性
が良好であるため、広く普及するようになってきた。
【0003】ところが、従来の発泡樹脂製のコーナーカ
バーは、抱き込み片10′・10′を手で開こうとすると、
発泡樹脂は柔軟であるため、図9に示すように、手を掛
けた部分が局部的にしか開かず、使い勝手が良くなかっ
た。そのため、長手方向の端の方から少しずつ開いて、
少しずつ対象物に嵌め付けてゆかなければならず、手間
を要した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の発泡
樹脂製コーナーカバーに上記の如き欠点があったことに
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
着装時に拡開させ易くて使い勝手の良い発泡樹脂製コー
ナーカバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記技術的課
題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して
説明すれば、次のとおりである。即ち、本発明は、対象
物の角部を復元弾性力によって抱き込み可能な抱き込み
片10・10を備えた軟質の発泡樹脂成形体1を技術的前提
として、この成形体1の抱き込み片10・10の両端縁部
に、厚肉状のリブ10a・10aを長手方向に亙って形成す
るという技術的手段を採用した点に特徴がある。
【0006】また、本発明は、要すれば、上記手段に加
え、発泡樹脂成形体1の略中央部に長手方向に沿って薄
肉状の長溝11を形成し、この長溝11を中心として抱き込
み片10・10を拡開容易するという技術的手段を採用する
ことも可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づき詳しく説明する。なお、図1は本発明に
係る第一実施形態のコーナーカバーの全体斜視図、図2
は同カバーの抱き込み片を開いた状態を示す斜視説明
図、図3は同カバーを角柱に取り付けた状態を示す斜視
説明図、図4は本発明に係る第二実施形態のコーナーカ
バーの全体斜視図、図5は同カバーの抱き込み片を開い
た状態を示す斜視説明図、図6は同カバーをH形梁に取
り付けた状態を示す斜視説明図、図7は本発明に係る実
施変形例のコーナーカバーの全体斜視図である。
【0008】『第一実施形態』本実施形態のコーナーカ
バーは、木造建築物の角柱の損傷防止に適用することを
目的として作られたものであり、図1〜図3に基づいて
説明する。
【0009】図中、符号1で指示するものは、本実施形
態のコーナーカバーを構成する発泡樹脂成形体である。
本実施形態における発泡樹脂成形体1は、発泡倍率25倍
でポリエチレン樹脂を発泡押出成形したものであって、
図1に示すように、帯板部1aの両辺に抱き込み片10・
10が対称的に寄り合う如く添設されており、この抱き込
み片10・10は、開いたときの復元弾性力によって、対象
とする角柱の角部を抱き込み可能にしてある。
【0010】そして、この発泡樹脂成形体1の抱き込み
片10・10の両端縁部には、丸棒状に膨出した厚肉のリブ
10a・10aが全長に亙って形成されており、抱き込み片
10・10の端縁部に剛性を付与してある。
【0011】しかして、本実施形態のコーナーカバーに
あっては、抱き込み片10・10のリブ10a・10aの部分の
剛りが大きいので、リブ10a・10aを手で持って開き易
く、図2に示すように、抱き込み片10・10全体が拡開さ
れることになり、そのまま角柱Tに合せて離すならば、
復元弾性力によって対象とする柱Tの角部を抱き込ん
で、角柱Tに取り付けることができ、頗る取付作業が容
易である。
【0012】また、このリブ10a・10aは丸棒状に膨出
しているので、角柱Tの角部を抱き込んだときに、角柱
Tと接触し易くなる。従って、抱き込み片10・10のホー
ルド力も緩衝性も向上し、より確実に柱Tを保護するこ
とができ、また柱Tへの取り付け状態も安定する。
【0013】『第二実施形態』図4〜図6に示す第二実
施形態のコーナーカバーは、成形体の中央部外面に薄肉
状の長溝を設けて拡開容易にしたものである。
【0014】図中、符号1で指示するものは、本実施形
態のコーナーカバーを構成する発泡樹脂成形体である。
本実施形態の成形体1は、発泡倍率20倍でポリプロピレ
ン樹脂を発泡押出成形したものであり、その基本的形状
は前述の第一実施形態と大体同じである。本実施形態の
成形体1も、抱き込み片10・10を開いたときの復元弾性
力によって、対象物の角部を抱き込み可能になってい
る。
【0015】この発泡樹脂成形体1の抱き込み片10・10
の両端縁リブ10a・10aは、内方へ出っ張った山形の突
条を成している。
【0016】そして、本実施形態における発泡樹脂成形
体1の帯板部1aには、加熱金型の押圧によるホットプ
レス加工によって、U型状の長溝11が凹設されて薄肉に
なっており、この長溝11を中心として抱き込み片10・10
を拡開させ易くしてある。このような加熱押圧によって
長溝11を形成した場合には、押圧された部分の樹脂密度
が高くなって半硬質化し局部的にバネ弾性が大きくなる
ので、長溝11を中心として帯板部1aが反曲し易く、ま
た弾力的に復元し易くなる。
【0017】しかして、本実施形態のコーナーカバーに
あっては、第一実施形態と同様に、抱き込み片10・10の
端縁部に各々リブ10a・10aが設けてあるので、このリ
ブ10a・10aは手に掴み易く、簡単に拡開させることが
でき、拡開させた状態で梁Bに当て付けて離すと、復元
弾性力によって対象とするH形梁Bの角部を抱き込ん
で、これに取り付けることができる。
【0018】本発明の実施形態は、概ね上記のとおりで
あるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が
可能である。
【0019】例えば、上記実施形態の発泡樹脂成形体1
は、図示の実施形態品に限定されるものではなく、例え
ば円柱に適用する場合には、図7に示す如き縦割り円筒
状に形成することも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上、実施形態をもって説明したとお
り、本発明に係るコーナーカバーにあっては、対象物の
角部を復元弾性力によって抱き込み可能な抱き込み片を
備えた軟質の発泡樹脂成形体から成り、前記抱き込み片
の両端縁部には、リブが長手方向に亙って形成されてい
るので、手に掛り易く、一部を持って手で開くだけで、
抱き込み片全体が長手方向に亙って簡単に開き、容易に
対象物に取り付けることができ、また、リブ全長が弾性
変形して対象物に圧着することになるので、抱き付き状
態も強固になる。
【0021】また、要すれば、本発明にあっては、帯板
部に長溝を設けておくと、抱き込み片の拡開操作が容易
になり、実用性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る第一実施形態のコーナーカ
バーの全体斜視図である。
【図2】図2は同カバーの抱き込み片を開いた状態を示
す斜視説明図である。
【図3】図3は同カバーを角柱に取り付けた状態を示す
斜視説明図である。
【図4】図4は本発明に係る第二実施形態のコーナーカ
バーの全体斜視図である。
【図5】図5は同カバーの抱き込み片を開いた状態を示
す斜視説明図である。
【図6】図6は同カバーをH形梁に取り付けた状態を示
す斜視説明図である。
【図7】図7は本発明に係る実施変形例のコーナーカバ
ーの全体斜視図である。
【図8】図8は従来例のコーナーカバーを角柱に取り付
ける前の状態を示す斜視説明図である。
【図9】図9は同カバーの抱き込み片を開いた状態を示
す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 発泡樹脂成形体 1a 帯板部 10 抱き込み片 10a リブ 11 長溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AG20 AG26 AH46 KA01 KA11 4F208 AG20 AG26 AG28 MA05 MB01 MB29 MG01 MG13 MG22 MJ09 MK08 MK15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の角部を復元弾性力によって抱き
    込み可能な抱き込み片を備えた軟質の発泡樹脂成形体で
    あって、前記抱き込み片の両端縁部には、厚肉状のリブ
    が長手方向に亙って形成されていることを特徴とする発
    泡樹脂製コーナーカバー。
  2. 【請求項2】 発泡樹脂成形体の略中央部に、長手方向
    に沿って薄肉状の長溝が形成され、この長溝を中心とし
    て抱き込み片が拡開容易であることを特徴とする請求項
    1記載の発泡樹脂製コーナーカバー。
  3. 【請求項3】 発泡樹脂成形体が押出成形によって成形
    されたものであり、長溝が前記押出成形の際に形成され
    たものである請求項2記載の発泡樹脂製コーナーカバ
    ー。
  4. 【請求項4】 発泡樹脂成形体の長溝が、加熱押圧によ
    って凹設されたものである請求項2記載の発泡樹脂製コ
    ーナーカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20230017687A (ko) * 2021-07-28 2023-02-06 주식회사 아시아 조립식 펜스 어셈블리
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