JP2000303675A - 建物土台部などのための化粧部材 - Google Patents

建物土台部などのための化粧部材

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JP2000303675A JP11112271A JP11227199A JP2000303675A JP 2000303675 A JP2000303675 A JP 2000303675A JP 11112271 A JP11112271 A JP 11112271A JP 11227199 A JP11227199 A JP 11227199A JP 2000303675 A JP2000303675 A JP 2000303675A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物のリフォーム時などでの取り外し時に、
変形や損傷が生じるのを容易に回避することができ、再
利用が容易となる建物土台部などのための化粧部材を得
る。 【解決手段】 建物下地材に対して釘打ちなどにより固
定されるレール30と、該レール30に着脱自在であ
り、レールに取り付けた状態では当該建物の土台部やオ
ーバハング部の下縁部分を覆うように配置されるカバー
部材40と、該カバー部材40に着脱可能な底板部材5
0とから、建物土台部などのための化粧部材10を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物土台部やオー
バハング部の下縁近傍に取り付ける化粧部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、窯業系サイディング施工にお
いて、建物の土台部に対しては「土台水切り部材」が使
用されており、また、オーバハング部に対してはほとん
ど外壁材がそのままの状態で垂れ壁として使用される
か、場合によっては、「イカ頭出隅部材」と称される水
切り部材や専用のオーバハング部用の水切り部材が使用
されている。
【0003】図3〜図6はその一例を示すものであり、
図3では、建物の土台部に近接した縦胴縁1などを利用
して水切り部材10が釘2によって打ち付け固定され、
そこに、窯業系外壁材3の下端が係着されている。すな
わち、水切り部材10は、全体がアルミの押し出しなど
により一体成形されており、縦胴縁1などの建物躯体側
への固定部となる基板部分11と、該基板部分11の下
端から前方に突き出た水切り部分12とを備えている。
【0004】基板部分11には、留め付けようとする外
壁材3の下端が係着する水平突片13が形成され、ま
た、前記水切り部分12は該水平突片13に下端を係着
して留め付けられる外壁材3の表面よりも前方側に突き
出るようにされていて、外壁材3の表面を伝って落下し
てくる雨水などを建物の外側に流下させるようになって
いる。水切り部分12の先端は下方に折り曲げられて前
端面14とされ、さらに、該前端面14の下端は建物側
に引っ込んだ垂片15とされることにより、水切り部分
12を流下する雨水は、建物側に回り込むことなく、確
実に建物の外側に排除される。また、前端面14及び垂
片15は、水切り部材10の外観意匠も向上させてい
る。
【0005】図4は、建物の土台部に近接した横胴縁4
などを利用して水切り部材10を取り付ける例であり、
ここでは、基板部分11に形成した水平突片13に対し
て外壁材3を仮留めし、該仮留めされた外壁材3の上か
ら釘2を打ち付けて、外壁材3と共に水切り部材10を
建物躯体側に留め付け固定している。また、この水切り
部材10は、前端面14の下端部分から建物側に延びる
底板部材16を備えており、それにより、下から水切り
部材を見上げたときの目隠しを形成して外観意匠をさら
に向上させている。また、底板部材16には開口17が
設けてあり、通気性を持たせて結露が生じるのを抑制し
ている。
【0006】図5は、オーバハング部にイカ頭出隅部材
20を使用する場合の例であり、建物の出隅部の下端に
近接した横胴縁4などを利用して、断面矩形をなす水切
り部分22を持つイカ頭出隅部材20の基板部分21
を、釘2により打ち付けて固定している。図示の例で
は、取り付けたイカ頭出隅部材20の水切り部分22の
上方に外壁材3がやはり釘2により打ち付けられて留め
付けられている。なお、図で、5は防水シートである。
【0007】図6は、図4に示した水切り部材10を縦
胴縁1を利用して釘2により打ち付け固定する場合であ
り、この場合には、前記底板部分16を建物側先端を縦
胴縁1の下端に位置させて取り付けることにより、水切
り部材10の躯体側への取り付けを一層安定させてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、窯業系
サイディング施工においては、建物土台部やオーバハン
グ部の下縁に、水切り部材10あるいはイカ頭出隅部材
20のような化粧部材を取り付けることにより、雨水が
建物側へ回り込むのを阻止すると共に、建物土台部やオ
ーバハング部の外観意匠を向上させている。水切り部材
10あるいはイカ頭出隅部材20の建物側への固定は、
その基板部分11,21を釘2などを用いて建物躯体部
に打ち付けることにより行っており、安定した固定が得
られている。
【0009】ところで、建物のリフォーム、すなわち、
建物を改修あるいは補修するような場合に、外壁材を取
り外し、さらに水切り材10あるいはイカ頭出隅部材2
0を取り外すことがどうしても必要となる。しかし、釘
打ちされた部材を取り外すことは容易でなく、取り外し
作業自体が大きな手間を要することに加え、取り外しに
際して、水切り材10やイカ頭出隅部材20に変形や損
傷を与えたり、また、建物側の縦胴縁や横胴縁に損傷を
与えることがおうおうにして生じている。変形や損傷の
大きいものは再使用ができないので、新たに水切り部材
などを購入することとなり、リフォーム費用の高騰を招
いている。
【0010】また、従来の水切り部材10あるいはイカ
頭出隅部材20のような化粧部材は全体が一体のものと
して形成されているので、左右2本の化粧部材の接合部
から雨水が浸入したときに、浸入した雨水は建物内部に
までそのまま入り込みがちであり、そのために、接合部
の少なくとも外部露出面には防水テープを貼り付けるな
どの防水施工が必要とされている。
【0011】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、建物躯体側への取り付け取り外し作業が容易
であり、また、取り外し時に、変形や損傷が生じるのを
容易に回避することのできる、建物土台部などのための
化粧部材を提供することを目的とする。また、本発明の
他の目的は、接合部の防水施工を簡素化あるいは省略で
きる建物土台部などのための化粧部材を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による化粧部材は、建物土台部やオーバハン
グ部の下縁近傍に取り付ける化粧部材であって、建物下
地材に対して釘打ちなどにより固定されるレールと、該
レールに着脱自在であり、レールに取り付けた状態では
当該建物の土台部やオーバハング部の下縁部分を覆うよ
うに配置されるカバー部材とを少なくとも備えることを
特徴とする。
【0013】上記の化粧部材を用いて建物土台部やオー
バハング部へのサイディング施工を行うには、先ず、建
物の土台部やオーバハング部の下縁近傍に位置する縦胴
縁や横胴縁などの建物下地材に対して、前記レールを釘
打ちなどの適宜の手段により水平方向に打ち付け固定す
る。次に、固定されたレールに対して、カバー部材をビ
スや釘などを用いない嵌め合いなどの系着態様により取
り付ける。それにより、化粧部材の取り付けは完了す
る。レール及びカバー部材が取り付け箇所の長さよりも
長いものである場合には、適宜の長さに裁断した後に、
前記の取り付けを行う。取り付け後の化粧部材に対する
外壁材の留め付けは従来法と同様であってよい。
【0014】レールは単に長尺状のものであり、釘打ち
固定前の取り扱いも容易であり、釘打ち作業も容易であ
る。また、固定されたレールに対するカバー部材の取り
付けは、単に横方向からの嵌め合いなどの系着態様であ
り、ビスや釘などを用いないことから、レールとカバー
部材との組み付けも容易である。他の系着態様として、
フックとフック片などによる係着であってもよい。この
場合には、前方からの系着であり、作業が容易化する。
予めレールにカバー部材を組み付けておき、カバー部材
をスライドさせるなどしてレールの一部を露出させ、そ
の状態でレールを建物下地材に対して釘打ち固定し、そ
の後カバー部材を元の位置に戻すような取り付け態様も
可能である。
【0015】建物をリフォームするときに、外壁材と共
に、化粧部材を一時的に取り外すことが必要となる場合
が生じる。本発明の化粧部材においては、レールに対し
て横方向にスライドさせるなどの作業により、容易にカ
バー部材をレールから取り外すことが可能であり、カバ
ー部材に変形や損傷を生じさせることはない。そのため
に、必要時に容易に再組み付けを行うことが可能とな
る。他の都合から、すなわち、土台部の外観意匠を変え
たいとき、あるいは、何らかの外的衝撃によりカバー部
材に損傷が生じているようなとき、などにも、所望のカ
バー部材と容易に交換することができる。
【0016】改築事情によっては、レールを建物躯体側
から取り外す必要が生じる。そのときに、レールを取り
外すことは必ずしも容易ではなく、レールに損傷を生じ
させることも起こりうる。しかし、その場合でも、交換
するのはレールのみで済み、本体側であるカバー部材の
交換は不要である。それにより、改修コストの低減が図
られる。
【0017】本発明において、カバー部材の寸法や形状
は任意であり、前記図3〜図6に示したような土台水切
り部材あるいはイカ頭出隅部材の形状であってよく、さ
らに他の従来知られた任意の水切り材の形状であってよ
い。要は、本発明の化粧部材が用いられる建物土台部や
オーバハング部の形状に合わせて、適切なものを選択す
ればよい。
【0018】好ましい態様において、前記カバー部材
は、前記レールに係着する基板部分と、該基板部分の下
端から前方に突き出た水切り部分とを備える。さらに好
ましくは、前記水切り部分の下面側を閉鎖するための底
板部材をさらに備え、該底板部材は前記カバー部材に着
脱自在とされる。このようにすることにより、水切りと
いう本来の目的に加えて、ネズミなどの小動物が建物内
部に浸入するのを防ぎ、かつ、高い外観意匠を得るとい
う目的も達成できる。前記底板部材に通気のための開口
を形成してもよく、それにより、内部に結露が生じるの
を抑制し、また、結露した場合の結露水の流出を確実す
る。なお、両側方開口部については、水切出隅材や水切
入隅部材(いずれも図示せず)と接合されることによっ
て閉塞される。
【0019】本発明において、化粧部材は、同じ長さの
レール、カバー部材及び底板部材とにより構成されても
よく、それぞれ異なった長さのもので構成されてもよ
い。後者の場合には、材料の無駄を無くすことができる
と共に、施工時に、左右2本のカバー部材の垂直端面の
接続位置と、レールの垂直端面の接続位置とを容易に横
方向にずらすことができ、カバー部材の接続位置の隙間
から入り込んだ雨水は前記カバー部材の存在により建物
内部にまで浸入するのは阻止されて、外部に確実に排出
される。そのために、従来の化粧部材と比較して接合部
での防水施工を簡素化あるいは省略することが可能とな
る。
【0020】本発明において、レール及びカバー部材は
アルミ材料の押し出し成形などにより任意の形状に成形
することができ、その外側面にも適宜の模様を付すこと
ができる。それにより、高い外観意匠性を持たせること
が容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明に
よる建物土台部などのための化粧部材の一実施の形態を
示す斜視図であり、図2は、図1に示す化粧部材を建物
のオーバハング部に取り付けた状態を断面により示して
いる。
【0022】この例において、化粧部材10は、レール
30と、該レール30に着脱自在とされたカバー部材4
0と、前記カバー部材40の下面側を閉鎖するための底
板部材50とからなる。これらはいずれもアルミの押し
出しにより作られている。また、長さは任意であってよ
く、必要な長さに切断して用いられる。
【0023】レール30は、薄板状の長尺部材であり、
裏面側は平坦面とされ、表面側には2本の雌アリ溝31
a、31bが長手方向に形成されている。また、上下の
平坦面には所定の間隔で止め孔33が形成されており、
釘打ち固定時に利用される。
【0024】カバー部材40は、前記レール30への係
着面となる基板部分41と、該基板部分41の下端から
斜め下方に向けて前方に突き出た水切り部分45とを備
えており、該水切り部分45の先端は下方に折り曲げら
れて前端面46とされ、さらに、該前端面46の下端は
建物側に引っ込んだ垂片47とされている。
【0025】基板部分41の裏面には、前記レール30
の表面側に形成した2本の雌アリ溝31a、31bに嵌
合し得る2本の雄アリ溝42a、42bが長手方向に形
成され、さらに、下端部には、前記底板部材50の先端
を係止するための断面視L字状をなす第1の係止溝43
が長手方向全長にわたり形成される。また、基板部分4
1の表面側の下端部近傍には段部44が形成されてお
り、そこに留め付ける外壁材3の下端縁が乗り得るよう
になっている。
【0026】前記水切り部分45は、前記段部44に下
端を係止して留め付けられる外壁材3の表面よりも前方
側に突き出る横幅を有し、また、前記前端面46の裏面
には、やはり前記底板部材50の先端を係止するための
断面視T字状をなす第2の係止溝48が長手方向全長に
わたり形成されている。
【0027】底板部材50は、上板51と、該上板51
よりも幅広でありかつ上板51に平行な下板52と、前
記上板51と下板52とをつなぐ垂直板53とから構成
される。図2に示すように、上板51と下板52との距
離、すなわち、前記垂直板53の高さは、カバー部材4
0の裏面に形成した前記第1と第2の係止溝43、48
の間の距離と等しくされており、また、下板52の断面
視T字状をなす前縁55は、上板51の断面視L字状を
なす前縁54よりも前方に位置している。そして、前記
上板51の前縁54は、前記カバー部材40の裏面に形
成した第1の係止溝43に係合し、板板52の前縁55
は、第2の係止溝48に係合し得るようにされている。
また、下板52には、多数の開口56が形成されてい
る。
【0028】次に、上記の化粧部材10を用いて建物の
オーバハング部へサイディング施工を行う一例を説明す
る。なお、化粧部材10の施工態様は、建物の新築時の
施工であっても、リフォームなどの改修時の施工であっ
てもほぼ同様に行われる。先ず、建物のオーバハング部
の下縁近傍に位置する縦胴縁1(あるいは横胴縁4)な
どの建物下地材に対して、前記レール30を、そこに形
成した開口33を利用して釘2を打ち込むことにより、
水平方向に固定する。次に、固定されたレール30に形
成された2本の雌アリ溝31a、31bに対して、カバ
ー部材40の基板部分41の裏面に形成した2本の雄溝
42a、42bを横方向から差し込み、スライドさせる
ことにより、カバー部材40をレール30に対して系着
する。
【0029】なお、予めレール30にカバー部材40を
系着しておき、施工現場で、カバー部材40を横方向に
スライドさせて前記一部の開口33を露出させ、そこを
利用して釘2を打ち込むことにより全体を固定すること
もできる。また、カバー部材40を横方向にスライドさ
せることなく、下方の空間から適宜の工具を用いて開口
33に釘2を打ち込むような固定態様も可能である。
【0030】次に、上記のようにした取り付けたカバー
部材40に対して、底板部材50を取り付ける。取り付
けは、前記カバー部材40の側方に底板部材50を置
き、カバー部材40の裏面に形成した第1と第2の係止
溝43、48に対して、底板部材50の上板51及び下
板52の前縁54、55を横方向から差し込み、スライ
ドさせることにより行う。なお、予め底板部材50をカ
バー部材40に組み付けておき、カバー部材40及び底
板部材50をレール10に対して適宜スライドさせさな
がら化粧部材10の取り付けを行うことも当然に可能で
ある。
【0031】そのようにして、カバー部材40と底板部
材50とを組み付けた後、表面側には従来と同じ方法に
より外壁材3の留め付けを行い、下側には、軒天板5を
前記底板部材50の上板51と下板52との間の空所に
その先端を差し込みながら留め付ける。
【0032】建物のリフォーム時などにおいて化粧部材
10の取り外しが必要とされる場合には、外壁材3や軒
天板5を取り外した後、レール30に対して、カバー部
材40と底板部材50とをそれぞれ横方向にスライドさ
せる。それにより、カバー部材40と底板部材50とは
容易にレール30から分離する。単にスライドさせるの
みであり、カバー部材40や底板部材50が変形あるい
は損傷するようなことはなく、一度分離した後でも、確
実に再使用できる。
【0033】また、再利用とは別に、固定されたレール
30に形成された雌アリ溝31a、31bに係合できる
雄溝42a、42bを裏面に形成した形状や表面化粧の
異なるカバー部材を種々用意しておくことにより、所望
する場合には、所望の形状を持つカバー部材と容易に交
換することもできる。
【0034】なお、上記の説明では、化粧部材10をオ
ーバハング部に用いるとしているが、建物の土台部に対
しても同様にして用いうることは勿論である。また、底
板部材50を用いることは必須でないと共に、底板部材
50に相当する部材を図示のように別部材としてではな
く、カバー部材40に一体のものとして予め成形するこ
ともできる。
【0035】さらに、図示の例では、レール30と該レ
ール30に着脱自在とされたカバー部材40及び底板部
材50とを同じ長さのものとして示しているが、施工時
に同じ長さのものを用いることは必ずしも必要でなく、
特に図示しないが、異なった長さのものを適宜組み合わ
せて化粧部材10の全体を形成することもできる。この
場合には、材料の無駄を無くすことができると共に、左
右2本のカバー部材40の垂直端面の接続位置と、レー
ル30の垂直端面の接続位置とを容易に横方向にずらす
ことができ、カバー部材40の接続位置の隙間から雨水
がカバー部材40の内部に入り込むことが生じても、浸
入した雨水は、レール30の存在により建物の内部に浸
入することが阻止され、底板部材50に形成した開口5
6から外部に確実に排出されるという、雨水浸入防止効
果がもたらされる。
【0036】さらに、特に図示しないが、本発明による
建物土台部などのための化粧部材を建物の直線部分に用
い、出隅部や入隅部には、従来知られた土台水切出隅、
通気見切縁出隅、縦曲がりなどを用いる施工方法も可能
である。
【0037】
【発明の効果】本発明による建物土台部などのための化
粧部材を用いることにより、建物のリフォーム時などで
の化粧部材の取り外し時に、化粧部材に変形や損傷が生
じるのを容易に回避することのでき、再利用が可能とな
る。それにより、改修コストの低減が図れる。また、土
台部下縁の外観意匠を変えたいとき、あるいは、何らか
の外的衝撃によりカバー部材に損傷が生じているような
とき、などにも、所望の化粧部材と容易に交換すること
ができる。
【0038】さらに、本発明による化粧部材はアルミ材
料の押し出し成形などにより任意の形状に成形すること
ができ、その外側面にも適宜の模様を付すことができ
る。それにより、高い外観意匠性を持たせることが容易
となる。また、本発明による建物土台部などのための化
粧部材の好ましい態様においては、左右2本の化粧部材
の接合部から入り込む雨水が建物内部に入り込むのを容
易に阻止することができ、そのために、接合部の防水施
工を簡素化あるいは省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建物土台部などのための化粧部材
の一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1に示す化粧部材を建物のオーバハング部に
取り付けた状態を断面により示す図。
【図3】建物土台部などのための従来の化粧部材を用い
た施工態様を説明する図。
【図4】建物土台部などのための従来の他の化粧部材を
用いた施工態様を説明する図。
【図5】建物土台部などのための従来のさらに他の化粧
部材を用いた施工態様を説明する図。
【図6】建物土台部などのための従来のさらに他の化粧
部材を用いた施工態様を説明する図。
【符号の説明】
10…建物土台部などのための化粧部材、30…レー
ル、40…カバー部材、50…底板部材、41…カバー
部材の基板部分、45…カバー部材の水切り部分、3…
外装材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物土台部やオーバハング部の下縁近傍
    に取り付ける化粧部材であって、建物下地材に対して釘
    打ちなどにより固定されるレールと、該レールに着脱自
    在であり、レールに取り付けた状態では当該建物の土台
    部やオーバハング部の下縁部分を覆うように配置される
    カバー部材とを少なくとも備えることを特徴とする建物
    土台部などのための化粧部材。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材は、前記レールに係着す
    る基板部分と、該基板部分の下端から前方に突き出た水
    切り部分とを備えることを特徴とする請求項1記載の建
    物土台部などのための化粧部材。
  3. 【請求項3】 前記水切り部分の下面側を閉鎖するため
    の底板部材をさらに備えており、該底板部材は前記カバ
    ー部材に着脱自在とされていることを特徴とする請求項
    2記載の建物土台部などのための化粧部材。
  4. 【請求項4】 前記底板部材は通気のための開口を有し
    ていることを特徴とする請求項3記載の建物土台部など
    のための化粧部材。
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