JP2000303327A - 増目の編成方法 - Google Patents

増目の編成方法

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JP2000303327A
JP2000303327A JP11105321A JP10532199A JP2000303327A JP 2000303327 A JP2000303327 A JP 2000303327A JP 11105321 A JP11105321 A JP 11105321A JP 10532199 A JP10532199 A JP 10532199A JP 2000303327 A JP2000303327 A JP 2000303327A
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knitting needle
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JP11105321A
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Yujiro Takegawa
雄二郎 竹川
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸切れがなく、しかも美麗な目面の増目
を横編み機により編成すること 【解決手段】 増目編成方法は、目増やしをすべきコー
スを第1の針床の編み針により編成し、第1の針床の編
み針のうち目増やしをするウエールの第1の編み針に係
止されているループを第1の編み針に対応する第2の針
床の第2の編み針に目移しし、次のコースの編成過程
で、第2の編み針に目移しされたループを第1の編み針
に再度目移しすると共に、第2の編み針に編み糸を供給
して、目移しにより第1の編み針に戻された元ループに
第2の編み針により形成された新ループをくぐらせ、第
1の針床の編み針のうち第1の編み針よりも編み地の一
端側に位置する編み針に係止しているループを第2の針
床の編み針に目移しする第4の工程と、第2の針床の針
に係止されているループを前記新ループが前記元ループ
の隣となるように第1の編み針の隣に続く第1の針床の
編み針に目移しする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後の針床を有す
る横編み機において増目を編成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の編み針を進出及び後退可能に並列
的に前後の針床のそれぞれに配置した横編機により、セ
ータのような衣料を編成する場合、身頃の形状にしたが
って所定コースにおいてウエール数を増加させる増目
(すなわち、目増やし)が行われる。
【0003】この種の増目編成方法の1つとして、特公
昭62−52063号公報に記載された技術がある。
【0004】この従来技術は、目増やしをすべきコース
を一方の針床の編み針により編成し、次いで編成された
1つのループ(元ループ)を他方の針床の対応する編み
針(第2の編み針)に目移しすると共に、次のコースを
一方の針床の編み針により編成して新たに編成されたル
ープの1つ(新ループ)を元ループに通し(くぐら
せ)、次いで一方の針床の第1の編み針よりも一方側の
各編み針のループを他方の針床の編み針に目移しし、次
いで一方の針床を1ピッチ分だけラッキングさせて、他
方の針床の各編み針に係止しているループを一方の針床
の対応する編み針に目移しすることにより、行われる。
【0005】一般に、横編み機において、編成されたコ
ースの一部のループを目移しする場合、このループに対
向する針床の編み針をもそのループに通す、又はそのル
ープを対向する針床側へ引っ張るなどにより、ループの
張力が増加する傾向にある。また、このように一部のル
ープを目移しした状態で針床をラッキングさせる場合に
も、このループがラッキングの方向に引っ張られるた
め、張力が上昇する傾向となる。
【0006】このような横編み機において、上記した従
来の増目編成技術では、目増やしをする過程で増目をす
るコースの次のコースの編成時、すなわち、隣接するル
ープが既に拘束された状態で、元ループの目移しを行っ
ている。しかも、この目移しの途中で元ループに新ルー
プをくぐらせ、さらに、この元ループが目移しされた状
態で元ループ両針床を1ピッチ分だけ相対的にラッキン
グさせている。
【0007】
【解決しようとする課題】したがって、この従来技術で
は、元ループの張力が著しく増加することになり、これ
にともなって糸切れを招くおそれがある。また、このよ
うに元ループの張力が増加すると、編成後の編み地の目
面が非常に汚くなるという問題も発生する。
【0008】それゆえに、横編機における増目の編成に
際しては、糸切れがなく、しかも編成された編み地の目
面が美麗であることが重要である。
【0009】
【解決手段、作用、効果】本発明の増目編成方法は、目
増やしをすべきコースを第1の針床の編み針により編成
する第1の工程と、第1の針床の編み針のうち目増やし
をするウエールの第1の編み針に係止されているループ
を第1の編み針に対応する第2の針床の第2の編み針に
目移しする第2の工程と、次のコースの編成過程で、第
2の編み針に目移しされたループを第1の編み針に再度
目移しすると共に、第2の編み針に編み糸を供給して、
目移しにより第1の編み針に戻された元ループに第2の
編み針により形成された新ループをくぐらせる第3の工
程と、第1の針床の編み針のうち第1の編み針よりも編
み地の一端側に位置する編み針に係止しているループを
第2の針床の編み針に目移しする第4の工程と、第2の
針床の針に係止されているループを前記新ループが前記
元ループの隣となるように第1の編み針の隣に続く第1
の針床の編み針に目移しする第5の工程とを含む。
【0010】第1の編み針から第2の編み針に目移しさ
れるとき、元ループの張力は増加する傾向を示す。しか
し、そのときそのコースの各ループが拘束されていない
から、元ループがこれの張力によりそのコースの編み糸
をわずかに引き寄せてループ長さを大きくし、そのコー
スのループの張力は平均化される。このため、元ループ
の張力が最初の目移しにより大きくなるおそれはない。
【0011】また、元ループを第2の編み針から第1の
編み針に戻すと共に新ループを元ループにくぐらせる過
程においては、元ループは、ループ長さが大きくなって
いて張力に余裕を有するから、このときの元ループの張
力は、元ループを第1の編み針に戻すことなく新ループ
の目くぐりをさせる従来の方法に比べ、著しく小さい。
【0012】上記のように本発明によれば、目増やしを
するコースの次のコースを編成する過程において、予め
第1の編み針から第2の編み針に目移ししておいた元ル
ープを再び第1の編み針に戻すと共に、新ループを元ル
ープにくぐらせるから、元ループの張力が増目編成過程
において過剰に上昇するおそれがなく、したがって糸切
れがなく、編成された編み地の目面が美麗になる。
【0013】前記第1の工程は、目増やしをすべきコー
ス用の給糸口を前記第1の編み針の進出前に編成方向へ
第1の編み針を越えた位置まで移動させ、次いで第1の
編み針を進出させると共に、前記給糸口を編成方向とは
逆の方向へ第1の編み針を越えた位置まで移動させ、次
いで第1の編み針を後退させて編み糸を第1の編み針に
係止すると共に、前記給糸口を編成方向へ移動させるこ
とを含むことができる。このようにすれば、元ループが
捻られるから、前記した従来技術に比べ、編み地におけ
る元ループが小さくなり、目面が一層美麗になる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1から図6は、1つの増目を形
成する方法の一実施例を説明するための図である。増目
は、それぞれが複数の編み針を進出及び後退可能に並列
的に配置した前後の針床を備える横編機を用いて形成さ
れる。
【0015】それらの図において、前針床の編成に用い
る編み針の一部を符号N108,N109,N110,N111で示
し、後針床の編み針一部を符号N207,N208,N209,
N210,N211で示す。また、目増やしをすべきループ
(元ループ)及び目増やし用の新ループをそれぞれ符号
R110及びR210で示す。さらに、それらの図の(B)に
おいて、目移しの方向及びラッキングの方向をそれぞれ
それらの図の(B)に符号を付さない矢印及び符号Rを
付した矢印で示し、丸印の箇所及び星印の箇所はそれぞ
れニットの箇所及び増目の箇所(目増やし点)を示す。
【0016】以下の説明において、ラッキングは前後の
針床を左右方向へ相対的に移動させることにより実行さ
れ、ループの目移しは前後の針床の所定の編み針を進退
させることにより実行される。また、主たる編成は前針
床及び後針床のいずれの編み針により行ってもよいが、
以下の説明では前針床の編み針により主たる編成を行う
ものとする。
【0017】編成に先立って、前後の針床は、それらの
編み針が左右方向にわずかにずれた状態に、好ましくは
目移し可能にずれた状態に設定されている。以下の説明
では、前後の針床は初期状態において、左右の針床の編
み針が目移し可能にずれた状態に設定されているものと
する。このため、前針床の第1の編み針N110と後針床
の第2の編み針N210とは目移し可能に対向されてい
る。
【0018】先ず、図1(A)及び(B)に示すよう
に、目増やしをすべきコースC1が前針床の所定の編み
針により編成される。この第1の工程は、給糸口10を
左右方向に移動させて編み糸12を所定の編み針に供給
しつつ、前針床の所定の編み針を進退させることにより
実行される。
【0019】次いで、図2(A)及び(B)に示すよう
に、目増やしをするウエールの編み針(第1の編み針)
N110に係止されているループR110が第1の編み針N11
0に対応する後針床の編み針(第2の編み針)N210に目
移しされる。この第2の工程は、両編み針N110,N210
を進退させる一般的な技術により実行される。
【0020】第2の工程において、元ループR110が第
1の編み針N110から第2の編み針N210に移されると
き、元ループR110の張力は増加する傾向を示す。しか
し、そのときそのコースC1の各ループが拘束されてい
ないから、元ループR110がこれの張力により隣のルー
プの編み糸部分をわずかに引き寄せてループ長さを大き
くし、そのコースC1のループの張力は平均化される。
このため、元ループR110の張力が第2の工程における
目移しにより大きくなるおそれはない。
【0021】次いで、図3(A)及び(B)並びに図4
(A)及び(B)に示すように、次のコースC2の編成
が前針床の第1の編み針N110以外の所定の編み針と、
後針床の第2の編み針N210とにより行われる。この編
成過程において、第2の編み針N210に目移しされた元
ループR110が第1の編み針N110に再度目移しされる
(戻される)と共に、第2の編み針N210により形成さ
れた新ループR210が第1の編み針N110に戻された元ル
ープR110に通される。
【0022】この第3の工程は、図3(A)及び(B)
に示すように、給糸口10を左右方向に移動させて編み
糸12を第2の編み針N210を含む所定の編み針に供給
しつつ、前針床の第1の編み針N110以外の適宜な編み
針と、後針床の第2の編み針N210とを進退させる一般
的な技術により実行される。
【0023】これにより、図4(A)及び(B)に示す
ように、前針床の編み針N110に元ループR110が係止さ
れると共に、前針床の他の編み針N108,N109,N111
にループR208,R209,R211が係止される。また、後
針床の編み針N210に新ループR210が係止される。
【0024】元ループR110を第2の編み針N210から第
1の編み針N110に戻すと共に新ループR210を元ループ
R110にくぐらせる第3の工程において、元ループR110
は、ループ長さが大きくなっていて張力に余裕を有する
から、このときの元ループR110の張力は、元ループR1
10を予め第2の編み針N210に目移しすることなく対向
する編み針に目移ししてループR210をくぐらせる従来
の方法に比べ、著しく小さい。
【0025】次いで、図5(A)及び(B)に示すよう
に、前針床の編み針のうち第1の針N110より編み地の
一端側の編み針N111…に係止している全てのループR2
11…が後針床の対応する編み針N211…に目移しされ
る。この第4の工程は、編み針N111…,N211…を進退
させる一般的な技術により実行される。
【0026】次いで、図6(A)及び(B)に示すよう
に、後針床における新ループR210を係止する第2の編
み針N210が換え針床における第1の編み針N111と対向
するように、後針床が目増やしする方向へ1ピッチ分だ
けラッキングされ、そして、後針床の編み針N210,N2
11…に係止されている全てのループR210,R211…が前
針床の第1の編み針N110の隣に続く編み針N111…に目
移しされる。この第5の工程も、編み針N111,N210を
進退させる一般的な技術により実行される。
【0027】なお上記第5の工程では、後針床の第2の
編み針N210を前針床の編み針N111対向させるために、
後針床を目増やしする方向へ1ピッチラッキングさせた
が、このラッキングは、後針床に限定されず、前後の針
床が所定ピッチ(この実施例では、1ピッチ)だけ相対
的にラッキングすればよく、前針床だけ又は前後の針床
を同時に移動させてもよい。
【0028】上記の結果、1つの編み目が増やされて、
目増編成が終了する。その後は、通常の編成が行われ
る。編成された編み地の一実施例を図7に示す。図7か
ら明らかなように、最初のコースC1から次のコースC2
を越えて第3のコースC3まで伸びている。また、新ル
ープR210は、元ループR110の途中に係止した状態で、
第3のコースC3に伸びている。
【0029】結果として、元ループR110の張力が増目
編成過程において過剰に上昇するおそれがなく、したが
って糸切れがなく、編成された編み地の目面が美麗にな
る。また、新ループR210が元ループR110の途中に係止
されているから、元ループR110が編み地上に大きく現
れるおそれがなく、目面がより美麗である。
【0030】なお、複数の編み目を同時に増やす場合
は、編み針N110,N210以外の編み針について上記の第
1の工程から第5の工程において編み針N110,N210と
並行して実行すればよい。
【0031】また、上記第4の工程においてループR21
1を後針床の編み針N211に目移しする代わりに、第1の
編み針N110より反編成方向の編み針N109,N108…に
係止されているループR209,R208…を後針床の第2の
編み針N210より反編成方向の編みN209,N208…に目
移ししてもよい。この場合、第5の工程において、ルー
プR209,R208…が前針床の編み針N109,N108…に目
移しされる。
【0032】さらに、第1の工程において、目増やしを
するウエールのループR110に捻りを形成してもよい。
図8を参照してそのような捻り編み目を形成する一実施
例について説明する。
【0033】図8(A)に示すように、捻り編み目20
を前針床の編み針W3(第1の編み針N110)により形成
するとき、給糸口10からの編み糸12は編み針W3よ
り編成方向後方の編み針W1及びW2により低く押さえら
れおり、各編み針は後退されており、給糸口10は矢印
22aで示す編成方向へ移動途中である。
【0034】上記の状態で、図8(B)に示すように、
給糸口10がループR110を形成する編み針W3の位置よ
りも編成方向前方へ移動されると、その編み針W3が矢
印24aで示す方向へ進出されて、その編み針W3が給
糸口10からの糸12よりも上方に位置される。
【0035】次いで、図8(C)に示すように、給糸口
12が編み針W3の位置を越えて矢印22bで示す方向
へ後退される。これにより、給糸口10が編み針W3に
対し編成方向における前方から後方へ移動されるから、
糸12は、編み針W3の先端のフックを編成方向前方の
側から後方の側へ通過して、その編み針W3にほぼ半周
巻きかけられる。
【0036】次いで、図8(D)に示すように、編み針
W3が矢印24bで示す方向へ後退される。これによ
り、糸12が編み針W3の先端のフックを編成方向前方
の側から後方の側へ通過した状態でその編み針W3に係
止されて引き下げられるから、糸12のループが形成さ
れる。
【0037】次いで、図8(E)に示すように、給糸口
10が編み針W3の位置を越えて矢印21aで示す方向
へ再度前進される。これにより、糸12による捻り編み
目20が編み針W3に形成される。
【0038】その後は、図8(F)に示すように、給糸
口10を前進させつつ、編み針W3より前方の他の編み
針W4 ………により糸12による編み目が形成される。
糸12による捻り編み目20を編成区間内において連続
して形成するときは、図8(A)から図8(E)に示す
工程を編み針毎に繰り返せばよい。
【0039】図9(A)は上記のようにして編成された
編地の一部を拡大して示し、図9(B)は捻り編み目2
0を元ループR110として用いて目増やしをした編み地
の一実施例を示す。これらの編地において、捻り編み目
20は、点線の丸印26内に示すように一回捻られてい
る。
【0040】図10は、複数の編み針を往復移動させる
カム用のキャリッジを備えていないいわゆるキャリッジ
レス式の横編機30の一実施例を示す。
【0041】キャリッジレス式の横編機30は、逆V字
状に配置された前後2つの針床32と、各針床32にそ
れぞれ往復移動可能に並列的に配置された複数の編み針
34と、それぞれが1以上の導糸孔を有する複数の給糸
口10a,10bとを含む。
【0042】前側の編み針34と後側の編み針34と
は、左右方向に互いにわずかにすれた目移し出会いとさ
れており、前進されたとき先端部において互いに交差す
る。各編み針34は、所定の編成計画に基づくパターン
でアクチュエータ好ましくはリニアモータにより対応す
る給糸口10a又は10bの移動と同期して所定のパタ
ーンで往復移動される。
【0043】各編み針34の往復移動のパターンは、歯
口の位置を零とした針の動き量を縦軸にし、給糸口の移
動量または時間を横軸にした線図として表すことができ
る。このようなパターンは、ウエーブパターン、ニット
パターン、動作パターン、針移動パターン等と称されて
いる。以下、そのようなパターンを「動作パターン」と
いう。
【0044】異なる種類の編み糸12a,12bは、対
応する給糸口10a,10bに挿通されている。給糸口
10aおよび10bは、それぞれ、対応する編み糸12
aおよび12bを前後の編み針34の交差部にその上方
から供給するように、糸供給装置36により前後の編み
針34の交差部の上方を往復移動される。給糸口10
a,10bの移動は、所定の編成計画に基づいて設定さ
れる。
【0045】各糸供給装置36は、横編機のフレームに
横方向へ伸びる状態に組み付けられた共通のレール38
に該レールの長手方向へ往復移動可能に支持されてい
る。糸供給装置36を個々に移動させる各駆動機構は、
レール38の長手方向に間隔をおいた部位に回転可能に
取り付けられた一対のプーリ40と、該両プーリに掛け
渡された無端ベルト42とを備える。
【0046】各糸供給装置36は、複数のローラ44に
よりレール38に該レールの長手方向へ往復移動可能に
支持された走行体46と、走行体46から伸びるステー
48と、走行体46を無端ベルト42に連結する連結体
50とを含む。レール38は、ローラ44の一部を受け
るガイド溝を有する。
【0047】給糸口10aおよび10bは、対応する糸
供給装置36のステー48の端部に取り付けられてい
る。糸供給装置36は、対応する無端ベルト42が図示
しない対応する回転源の正転および逆転にともなって往
復移動されることにより、所定の編成計画に基づいて別
々に往復移動される。これにより、所定の編み地52が
編成される。
【0048】図10に示す例では、一対の糸供給装置3
6を示すにすぎないが、横編機が3以上の給糸口を備え
る場合、複数対の糸供給装置36がレール38に配置さ
れるか、または図10に示すように複数の糸供給装置3
6を共通のレール38に配置した複数の糸供給装置組立
体が図10において左右方向に配置される。
【0049】本発明は、複数の編み針を往復移動(進
退)させるカム用のキャリッジを備えたいわゆるカム式
の横編機(キャリッジ式横編機)、及び、そのようなカ
ム用のキャリッジを備えていないいわゆるキャリッジレ
ス式の横編機のいずれによっても実施することができ
る。
【0050】しかし、カム式横編機では、図1〜図6に
示す工程を実現するだけでも、キャリッジを何回も往復
移動させなければならず、1つの編地の編成に長時間を
要する。これに対し、キャリッジレス式の横編機は、複
数の針のそれぞれをリニアモータのようなアクチュエー
タにより個々に往復移動させるから、1つの編地を短時
間で編成することができる。キャリッジレス横編機は、
特公平1−12855号公報等に記載されている。
【0051】本発明は、上記実施例に限定されない。本
発明は、その趣旨を変更しない限り、上記実施例を種々
変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがって増目を形成する方法を説明
するための第1の工程を説明するための図
【図2】第1の工程に続く第2の工程を説明するための
【図3】第2の工程に続く第3の工程の最初の処理工程
を説明するための図
【図4】第3の工程における次の処理工程を説明するた
めの図
【図5】第3の工程に続く第4の工程を説明するための
【図6】第4の工程に続く第5の工程を説明するための
【図7】図1から図6に示す工程に従って形成された編
み地を説明するための図
【図8】元ループに捻りを形成する編成方法を説明する
ための図
【図9】図8の工程により編成された編み地を説明する
ための図
【図10】キャリッジレス式横編機の一実施例を示す図
であって、編み針と給糸口と糸供給装置との部分を示す
概略的な側面図
【符号の説明】
N110,W3 第1の編み針 N210 第2の編み針 R110 元ループ R210 新ループ W1,W2,W3 編み針 10,10a,10b 給糸口 12,12a,12b 編み糸 20 捻り編み目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後の第1及び第2の針床を有する横編
    み機における増目を編成する方法であって、 目増やしをすべきコースを第1の針床の編み針により編
    成する第1の工程と、 第1の針床の編み針のうち目増やしをするウエールの第
    1の編み針に係止されているループを第1の編み針に対
    応する第2の針床の第2の編み針に目移しする第2の工
    程と、 次のコースの編成過程で、第2の編み針に目移しされた
    ループを第1の編み針に再度目移しすると共に、第2の
    編み針に編み糸を供給して、目移しにより第1の編み針
    に戻された元ループに第2の編み針により形成された新
    ループをくぐらせる第3の工程と、 第1の針床の編み針のうち第1の編み針よりも編み地の
    一端側に位置する編み針に係止しているループを第2の
    針床の編み針に目移しする第4の工程と、 第2の針床の針に係止されているループを前記新ループ
    が前記元ループの隣となるように第1の編み針の隣に続
    く第1の針床の編み針に目移しする第5の工程とを含
    む、増目の編成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の工程は、目増やしをすべきコ
    ース用の給糸口を前記第1の編み針の進出前に編成方向
    へ第1の編み針を越えた位置まで移動させ、次いで第1
    の編み針を進出させると共に、前記給糸口を編成方向と
    は逆の方向へ第1の編み針を越えた位置まで移動させ、
    次いで第1の編み針を後退させて編み糸を第1の編み針
    に係止すると共に、前記給糸口を編成方向へ移動させる
    ことを含む、請求項1に記載の編成方法。
JP11105321A 1999-04-13 1999-04-13 増目の編成方法 Pending JP2000303327A (ja)

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