JP2000302880A - ポリエステル樹脂成形体 - Google Patents

ポリエステル樹脂成形体

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JP2000302880A
JP2000302880A JP11116470A JP11647099A JP2000302880A JP 2000302880 A JP2000302880 A JP 2000302880A JP 11116470 A JP11116470 A JP 11116470A JP 11647099 A JP11647099 A JP 11647099A JP 2000302880 A JP2000302880 A JP 2000302880A
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polyester resin
dispersant
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acid
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JP11116470A
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English (en)
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Keiko Nakamura
圭子 中村
Masayoshi Suzuta
昌由 鈴田
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱可塑性ポリエステル樹脂に、紫外線吸収能を
有する無機化合物を分散させた紫外線吸収能を有するポ
リエステル樹脂成形体において、無機化合物の分散性を
改良し、つまり高透明性を維持し、かつ無機化合物を表
面被覆処理することなしに光触媒活性を抑制し、優れた
紫外線吸収能を有するポリエステル樹脂成形体を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】熱可塑性ポリエステル樹脂中に、紫外線吸
収能を有する無機化合物を熱可塑性ポリエステル樹脂1
00重量部に対し0.01〜5.00重量部、および酸
変性ポリオレフィン分散剤を配合してなる樹脂組成物で
あり、かつ無機化合物添加量と分散剤添加量の比R(R
=分散剤添加量/無機化合物添加量)が0.1≦R≦5
である樹脂組成物からなる層を少なくとも一層設けたこ
とを特徴とする単層または多層のポリエステル樹脂成形
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性ポリエス
テル樹脂に、紫外線吸収能を有する無機化合物および酸
変性ポリオレフィン分散剤などを配合してなる樹脂組成
物からなる層を少なくとも一層設けたことを特徴とする
単層または多層のポリエステル樹脂成形体に関し、更に
詳細には前記紫外線吸収能を有する無機化合物がポリエ
ステル樹脂中に好ましく分散した、紫外線吸収能を有す
る、透明性の優れたポリエステル樹脂成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチック成形品は、食品
・飲料・トイレタリー用品・化粧品などの容器に代表さ
れる包装材料を初めとして、機械材料、電気・電子材
料、光学材料、建装材料など、広い分野で使用されてい
る。このようなプラスチック成形品には、使用目的に応
じて機能性を付与するために様々な添加物を加えられ、
その一例として紫外線吸収剤が挙げられる。
【0003】紫外線は波長100〜400nmの電磁波
のことを指し、この領域の光のエネルギーは、C,H,
Oの結合エネルギー(70〜110kcal/mol)
と同等のエネルギーを有する。そのため、主としてC,
H,Oの結合からなるプラスチック成形品は、紫外線照
射によりその結合が崩壊し、樹脂の劣化、変色、機械強
度の低下を伴う恐れがある。一方、プラスチック成形品
だけでなく、包装材料に充填する内容物、特にトイレタ
リーや化粧品などは、紫外線を照射することにより内容
物の変色、変質、薬剤の分解を伴う恐れがある。
【0004】このような問題点を解決するため、プラス
チック成形品には前述した紫外線吸収剤を配合する。紫
外線吸収剤には、有機系紫外線吸収剤と無機系紫外線吸
収剤とがあるが、有機系紫外線吸収剤はプラスチック成
形品に練り込んだ際、溶出、昇華、黄変等の問題が生ず
るため、近年、無機系紫外線吸収剤のニーズが高まって
いる。これら無機系紫外線吸収剤の代表的なものとして
は酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、酸化鉄などの
無機化合物が挙げられる。
【0005】しかしながら、これらの無機化合物をプラ
スチックに練り込む際、生じやすい問題がある。1つは
無機化合物の分散不良である。一般に、超微粒子と呼ば
れる無機化合物の一次粒子の粒径は数nmオーダーであ
り、そのサイズは可視光の波長以下である。この無機化
合物を一次粒子の状態でプラスチック中に分散させれ
ば、そのプラスチック成形品の透明性を低下させる問題
は生じない。しかしながら、無機化合物の表面張力はプ
ラスチックのものより小さく、本来、無機化合物とプラ
スチックの相互作用は低いため、無機化合物微粒子の凝
集により二次粒子を生成しやすい。プラスチック中に分
散している無機化合物の二次粒子径がμmオーダーにな
ると、可視光が無機化合物により散乱し、その結果、プ
ラスチック成形品の透明性を著しく低下させる。特に、
熱可塑性ポリエステル樹脂のような透明性に優れた樹脂
からなる成形品では、できるだけ無機系紫外線吸収剤が
細かい状態で分散し、高透明性を維持することが望まれ
る。
【0006】2つ目の問題点は、無機化合物の光触媒活
性によるプラスチックの劣化である。特に、酸化チタ
ン、酸化亜鉛は光触媒活性が強く、紫外線吸収剤として
樹脂に練り込んだ際、樹脂の分解・劣化を引き起こす恐
れがある。この光触媒活性のメカニズムは以下のように
考えられている。酸化チタン、酸化亜鉛等の紫外線吸収
機構は、光半導体であることに基づく。(なお、酸化亜
鉛と酸化チタンの吸収帯の差異は、バンドギャップエネ
ルギーの相異に基づくものである。)すなわち、エネル
ギー吸収過程においては、バンドギャップエネルギー以
上に光(紫外光)を吸収し、伝導帯に電子が、価電子帯
に正孔が生じる。エネルギー放出過程は、紫外線吸収に
より生じた電子と正孔の再結合であり、熱等樹脂には無
害な形に変換・放出されると考えられている。しかし、
これらの一部は粒子表面に移動し、酸素および水分の共
存下において、OHラジカル、OOHラジカルを生成す
ると言われ、樹脂を分解・劣化させる原因となる。この
ため、無機化合物の光触媒活性を低下させるために、無
機化合物の表面をシリカ、アルミナなどの無機化合物
や、脂肪族カルボン酸やその金属塩やエステル、あるい
はシリコーンなどで表面処理を施す処方がとられてい
る。しかし、このような表面処理により光触媒活性を抑
制した場合、光学的な酸化亜鉛の性質を失う恐れがあ
る。さらに、表面処理された無機化合物を用いることは
コストアップにつながる可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記の
実状を考慮したものであり、熱可塑性ポリエステル樹脂
に、紫外線吸収能を有する無機化合物を分散させた紫外
線吸収能を有するポリエステル樹脂成形体において、無
機化合物の分散性を改良し、つまり高透明性を維持し、
かつ無機化合物を表面被覆処理することなしに光触媒活
性を抑制し、優れた紫外線吸収能を有するポリエステル
樹脂成形体を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために考えられたものであり、請求項1記載の発
明は、熱可塑性ポリエステル樹脂中に、紫外線吸収能を
有する無機化合物を熱可塑性ポリエステル樹脂100重
量部に対し0.01〜5.00重量部、および酸変性ポ
リオレフィン分散剤を配合してなる樹脂組成物であり、
かつ無機化合物添加量と分散剤添加量の比R(R=分散
剤添加量/無機化合物添加量)が0.1≦R≦5である
樹脂組成物からなる層を少なくとも一層設けたことを特
徴とする単層または多層の透明性を有するポリエステル
樹脂成形体、としたものである。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、酸変性ポリオレフィン分散剤として、粘度法におけ
る分子量が500以上10000以下であり、かつポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体のいずれかを少なくとも1個のカルボキシル基を含
有するカルボン酸で変性した主鎖共重合物あるいはグラ
フト共重合物を含んでいることを特徴とする透明性を有
するポリエステル樹脂成形体、としたものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
おいて、酸変性ポリオレフィン分散剤は、酸成分の重量
分率が0.5wt%以上であることを特徴とする透明性
を有するポリエステル樹脂成形体、としたものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3において、紫外線吸収能を有する無機化合物として酸
化亜鉛、酸化チタンを少なくとも1種含んでいることを
特徴とする透明性を有するポリエステル樹脂成形体、と
したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳細に説
明する。本発明における熱可塑性ポリエステル樹脂とし
ては、その酸成分が、テレフタル酸、イソフタル酸、ナ
フタレン2,6ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、
サクシン酸、セバシン酸の少なくとも1種以上、ジオー
ル成分が、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノールなどのグリコール類、あるいはポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコールなどのポリオキシアルキレングリコール
類の少なくとも1種以上が重合されることにより構成さ
れる。また、この他の酸成分としてジフェニルスルホン
ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒド
ロイソフタル酸、アゼライン酸などが選択が可能であ
り、ジオール成分もネオペンチルグリコール、ジエチレ
ングリコール、1,4−シクロヘキサンジメチロール、
2,2−ビス(4−βーヒドロキシエトキシフェニル)
プロパン、1,4−ビス(βーヒドロキシエトキシ)ベ
ンゼンなどが挙げられる。
【0013】さらに、本発明の熱可塑性ポリエステル樹
脂は、オキシ酸の重合体、あるいはオキシ酸の共重合体
からなるポリエステル樹脂組成物でも構わなく、そのオ
キシ酸として乳酸、εカプロラクトン、p−オキシ安息
香酸、p−βーヒドロキシエトキシ安息香酸など様々に
選択することができる。
【0014】前述した熱可塑性ポリエステル樹脂の代表
的な例として、ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下
PET)、ポリエチレンナフタレート樹脂(以下PE
N)などの芳香族ポリエステル樹脂や、ポリエチレンサ
クシネート樹脂、ポリブチレンサクシネート樹脂などの
脂肪族ポリエステル樹脂や、ポリ乳酸樹脂、ポリカプロ
ラクトン樹脂のようなオキシ酸の重合体、あるいは 芳
香族ポリエステルにポリオキシアルキレングリコールを
共重合させたポリエステルエラストマーでも使用が可能
であり、これらの2種以上のブレンドを用いることも行
われるが、機械的性質、耐薬品性、耐熱性等に優れ、延
伸や熱固定により剛性や寸法安定性等も向上させうるこ
となどから、特にPETが好ましく用いられる。
【0015】本発明における紫外線吸収能を有する無機
化合物としては、酸化亜鉛、酸化チタンが挙げられる
が、酸化チタンよりも酸化亜鉛のほうが紫外線吸収効果
が優れることから、特に好ましくは酸化亜鉛である。こ
の他、酸化セリウム、酸化鉄なども用いることが可能で
あり、いずれか1種あるいは2種以上の混合物が用いら
れる。また、この酸化亜鉛に代表される無機化合物の平
均一次粒子径は、熱可塑性ポリエステル樹脂へブレンド
した際の紫外線吸収能を考慮すると、10〜100nm
の微粒子であることが好ましい。無機化合物に対し、光
触媒活性の抑制や、プラスチック中への分散性を向上さ
せるなどの目的で、必要に応じて、シリカなどの無機化
合物や、ステアリン酸などの有機物などで表面処理をし
ても構わないが、本発明においては、このような表面処
理を施さない無機化合物を用いても、後述する分散剤の
効果により光触媒活性を抑制し、無機化合物の分散剤を
向上させることができる。
【0016】熱可塑性ポリエステル樹脂への紫外線吸収
能を有する無機化合物の添加量は、熱可塑性樹脂ポリエ
ステル100重量部に対し0.01〜5.00重量部が
好ましい。0.01重量部よりも少ないと、ブランクと
比較した時の透明性は同等程度であるが紫外線吸収能に
劣る。また、5.00重量部より多いと、紫外線吸収能
には優れるが、ブランクと比較した時の透明性が著しく
低下する。そのような意味で、熱可塑性ポリエステル樹
脂100重量部に対する無機化合物の添加量は0.01
〜5.00重量部が好ましいが、必要な紫外線吸収能と
サンプルの厚みに応じて無機化合物の添加量を適宜調整
する。
【0017】本発明における紫外線吸収能を有する無機
化合物の分散状態は、μmオーダーで分散する無機化合
物の量が少なければ少ないほど、つまり、nmオーダー
であることが好ましい。さらに、無機化合物を添加して
いない樹脂の透明性を維持しようとするならば、最大粒
径が400nm以下である方が好ましい。しかしなが
ら、無機化合物を添加することによる透明性の低下は、
無機化合物による光の散乱が原因であるため、実際の容
器の厚み、要求される物性に応じて、無機化合物の添加
量を抑制し、透明性を向上させることが可能である。
【0018】本発明の酸変性ポリオレフィン分散剤は、
紫外線吸収能を有する無機化合物の熱可塑性ポリエステ
ル樹脂への分散性を向上させ、かつ無機化合物の光触媒
活性を抑制するために配合するものであり、その原理
は、熱可塑性ポリエステル樹脂、紫外線吸収能を有する
無機化合物、および分散剤を溶融混練することで、無機
化合物の表面と、分散剤のカルボキシル基とが反応し、
無機化合物の表面処理と同じ効果を得られることによる
と推測される。通常、表面処理を施さない無機化合物を
ポリエステル樹脂に配合すると、無機化合物の光触媒活
性のため、樹脂が劣化し、変色、機械的強度の低下とい
った現象が見られる。この現象は、加工後に問題とな
り、チョーキングと呼ばれるが、無機化合物添加量が多
い場合には、加工時にも顕著であるため、加工性向上の
点でも、本発明の酸変性ポリオレフィン分散剤を用いる
ことが有効である。無機化合物である酸化チタンが顔料
として用いられているように、本発明の分散剤として
は、顔料用分散剤が好ましく用いられる。さらに、本発
明における酸変性ポリオレフィン分散剤は樹脂系分散剤
であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、あるいはエチ
レンープロピレン共重合体に、少なくとも1個以上のカ
ルボキシル基を含むカルボン酸を主鎖共重合あるいはグ
ラフト共重合させたものが選択され、カルボン酸として
は、アクリル酸やメタクリル酸などのモノカルボン酸、
無水マレイン酸やイタコン酸などのジカルボン酸などさ
まざまなカルボン酸を使用することが可能である。ま
た、これらのカルボン酸による変性量は、酸成分の重量
分率が0.5wt%以上であり、JIS K3504に
準ずる酸価(KOHmg/g)で10以上であることが
好ましい。また、酸変性ポリオレフィン分散剤の分子量
は粘度法による測定値で500以上10000以下のも
のが使用される。本発明の樹脂系分散剤は、本来ベース
となるポリエステル樹脂との相溶性が低いため、ポリエ
ステル樹脂のマトリックスに樹脂系分散剤のドメインが
海島上に分散した海島構造を形成し、マトリックスとド
メインの屈折率の違いから光が散乱し不透明になる恐れ
がある。つまり、分子量が10000を超えるものを配
合すると、樹脂系顔料分散剤のドメインが大きい状態で
ポリエステル樹脂中に分散し透明性を損なう恐れがあ
る。そのような観点からすると、比較的分子量の低い分
散剤を添加することで、ドメイン径を1μm以下に抑え
ることが可能であり、透明性に大きな影響を与える問題
にはならないと考えられる。
【0019】分散剤の添加量は、分散剤添加量と無機化
合物の添加量比R(R=分散剤添加量/無機化合物添加
量)が0.1≦R≦5であることが好ましい。5よりも
大きいと(分散剤が多いと)、樹脂組成物自体の平均分
子量が低下し、機械的強度が低下したり、加工性が低下
する恐れがある。また、0.1よりも少ないと(分散剤
が少ないと)、紫外線吸収能を有する無機化合物の分散
状態が低下し、樹脂組成物からなる成形体の透明性を低
下させる恐れがある。
【0020】本発明のポリエステル樹脂成形体の光線透
過特性は、紫外線吸収能と高透明性を有するため、成形
条件にもよるが、本発明の樹脂組成物からなる容器の厚
みが2mmである場合、波長700nmの光線透過率が
75%以上、波長360nmにおける光線透過度が40
%以下であることが好ましい。波長700nmの光線透
過率が74%以下であると透明性に劣り、波長360n
mの光線透過度が41%以上であると紫外線吸収能に劣
る。さらに好ましくは、波長200〜300nmの光線
透過率が10%以下、波長400〜699nmにおける
光線透過度が50〜100%である。波長200〜30
0nmの光線透過率が11%以上では紫外線吸収能に劣
り、波長400〜700nmの光線透過度が49%以下
であると透明性に劣る。しかしながら、この厚さ2mm
の場合の評価方法は限られた方法でなく、厚さに依存な
く紫外線吸収能、高透明性を維持していた方が好まし
い。
【0021】透明性の指標としては、前述の光線透過率
以外に、全光線透過率と拡散透過率の比で表されるヘー
ズ値も代表的である。ただし、ヘーズ値は、無機化合物
の分散粒子径だけでなく、サンプル厚み、サンプル表面
状態や、ベースとなる樹脂の結晶性(結晶化度、球晶サ
イズ、配向等)によっても大きく変化するが、透明性を
要求されるのであれば、本発明のポリエステル樹脂容器
の厚みが2mmである場合には、ヘーズは値50%以下
が好ましい。特にPETのように、透明性が良好な樹脂
の場合は、好ましくはヘーズ値が30%以下、さらに好
ましくは20%以下、さらに好ましくは10%以下であ
る。この厚さ2mmの場合の評価方法も限られた方法で
ないので、厚さに依存なく紫外線吸収能、高透明性を維
持していた方が好ましい。
【0022】本発明のポリエステル樹脂成形体の製造方
法としては、第一に、無機化合物と分散剤のブレンド物
を、熱可塑性ポリエステル樹脂にドライブレンドし、溶
融混練してポリエステル樹脂組成物を得ることによって
行われる。この溶融混練を行う際には、単軸押出機、2
軸押出機、あるいはブラベンダータイプの混練機など、
様々な混練機を使用することが可能である。第二に、該
樹脂組成物からなる成形体を、射出成形、ブロー成形、
あるいは射出成形と延伸ブロー成形、押出成形、真空成
形等の種々の成形法を用いることによって得ることが可
能であり、プレート、ボトル、フィルム、シート、トレ
ー、カップ等種々の形態をとりうる。これらの成形体は
必要に応じて着色剤等の添加剤を添加しても構わない。
【0023】上述の樹脂組成物は、コンパウンドとして
そのまま成形体としてもよいが、あらかじめ高含有量の
無機化合物および分散剤が配合されたマスターバッチを
上記混練機を用いて作成し、無機化合物、分散剤が、上
述した範囲の濃度になるように希釈したものをこれらの
成形法にて成形体を作成することが好ましい。このよう
なマスターバッチにおける無機化合物の添加量は5〜5
0重量部が好ましい。
【0024】本発明のポリエステル樹脂成形体は、熱可
塑性ポリエステル樹脂に、紫外線吸収能を有する無機化
合物と分散剤とを配合してなる樹脂組成物からなる単層
成形体であってもよいが、該樹脂組成物層を少なくとも
一層設けた多層ポリエステル樹脂成形体としても良い。
該樹脂組成物層は、目的に応じ、多層ポリエステル樹脂
成形体のどの位置に存在してもよく、2層以上であって
も構わない。例えば、最外層であってもよいし、最内層
であってもよく、中間層であってもよい。多層化する樹
脂としては、無機化合物、分散剤を含まないナチュラル
な熱可塑性ポリエステル樹脂をはじめとして、ポリアミ
ド、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化
ビニリデン、ポリオレフィン等が挙げられ、該樹脂組成
物層との接着性が劣る場合には、間に接着層を設けるこ
とが好ましい。前述したように、紫外線吸収樹脂組成物
層の厚みについては、紫外線吸収能と高透明性を満たす
ように設定し、他の樹脂層の厚みについては、透明性、
バリヤ性等の要求品質に応じて決定することが好まし
い。本発明の多層ポリエステル樹脂成形体の紫外線吸収
能については、紫外線吸収樹脂組成物層の紫外線吸収能
を反映したものであり、透明性については、多層化する
ため、樹脂層界面の影響で、透明性が多少低下するもの
の、透明性の高い樹脂と多層化することにより、高透明
性を維持することが可能となる。
【0025】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明の技
術的範囲はこれらの実施例に限られるものではない。
【0026】<実施例1>熱可塑性ポリエステル樹脂と
してPETを、紫外線吸収能を有する無機化合物として
平均一次粒子径が20nmの酸化亜鉛を、分散剤として
分子量2700、酸価30の無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体を用いた。この時、酸化亜鉛の
添加量はPET100重量部に対し0.3重量部、分散
剤を0.225重量部(R=分散剤添加量/無機化合物
添加量=0.75)に設定した。二軸押出機を用い、こ
の無機化合物と分散剤の混合物を、溶融状態のPETに
添加、混練した後、押出された溶融樹脂を水冷後ペレタ
イズし、PETと酸化亜鉛と分散剤からなる樹脂組成物
の乾燥ペレットを得た。次に、このペレットを用いて、
射出成形により厚さ2mm、10cm×10cmの実施
例1の角形プレートを得た。
【0027】<実施例2>熱可塑性ポリエステル樹脂と
してPETを、紫外線吸収能を有する無機化合物として
平均一次粒子径が20nmの酸化亜鉛を、分散剤として
分子量2700、酸価30の無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体を用いた。この時、酸化亜鉛の
添加量はPET100重量部に対し20.0重量部、分
散剤を15.0重量部(R=分散剤添加量/無機化合物
添加量=0.75)に設定した。二軸押出機を用い、こ
の無機化合物と分散剤の混合物を、溶融状態のPETに
添加、混練した後、押出された溶融樹脂を水冷後ペレタ
イズし、PETと酸化亜鉛と分散剤からなる樹脂組成物
の乾燥ペレットを得た。次に、得られる成形品中の酸化
亜鉛濃度が0.5重量部になるように、このペレットを
ナチュラルのPETに配合し、射出成形により厚さ2m
m、10cm×10cmの実施例2の角形プレートを得
た。ここで、ナチュラルPETとは、無機化合物、分散
剤等の添加物を含まないPETである。
【0028】<実施例3>熱可塑性ポリエステル樹脂と
してPETを、紫外線吸収能を有する無機化合物として
平均一次粒子径が20nmの酸化亜鉛を、分散剤として
分子量1600、酸価60の無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体を用いた。この時、酸化亜鉛の
添加量は、PET100重量部に対し0.5重量部、分
散剤を0.375重量部(R=分散剤添加量/無機化合
物添加量=0.75)に設定した。二軸押出機を用い、
この無機化合物と分散剤の混合物を、溶融状態のPET
に添加、混練した後、押出された溶融樹脂を水冷後ペレ
タイズし、PETと酸化亜鉛と分散剤からなる樹脂組成
物の乾燥ペレットを得た。次に、このペレットを用い
て、射出成形によりプリフォームを得た後、延伸ブロー
成形により胴部平均肉厚0.8mm、容量220mlの
実施例3のボトルを得た。
【0029】<実施例4>熱可塑性ポリエステル樹脂と
してPETを、紫外線吸収能を有する無機化合物として
平均一次粒子径が20nmの酸化亜鉛を、分散剤として
分子量1600、酸価60の無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体を用いた。この時、酸化亜鉛の
添加量はPET100重量部に対し20.0重量部、分
散剤を15.0重量部(R=分散剤添加量/無機化合物
添加量=0.75)に設定した。二軸押出機を用い、こ
の無機化合物と分散剤の混合物を、溶融状態のPETに
添加、混練した後、押出された溶融樹脂を水冷後ペレタ
イズし、PETと酸化亜鉛と分散剤からなる樹脂組成物
の乾燥ペレットを得た。次に、得られる成形品中の酸化
亜鉛濃度が0.8重量部になるように、このペレットを
ナチュラルのPETに配合し、射出成形によりプリフォ
ームを得た後、延伸ブロー成形により胴部平均肉厚0.
8mm、容量220mlの実施例4のボトルを得た。
【0030】<実施例5>熱可塑性ポリエステル樹脂と
してPETを、紫外線吸収能を有する無機化合物として
平均一次粒子径が20nmの酸化亜鉛を、分散剤として
分子量1600、酸価60の無水マレイン酸変性エチレ
ン−プロピレン共重合体を用いた。この時、酸化亜鉛の
添加量は、PET100重量部に対し2.0重量部、分
散剤を2.0重量部(R=無機化合物添加量/分散剤添
加量=1)に設定した。二軸押出機を用い、この無機化
合物と分散剤の混合物を、溶融状態のPETに添加、混
練した後、押出された溶融樹脂を水冷後ペレタイズし、
PETと酸化亜鉛と分散剤からなる樹脂組成物の乾燥ペ
レットを得た。次に、この樹脂組成物の乾燥ペレットを
中間層に用い、射出成形によりナチュラルPET/樹脂
組成物/ナチュラルPETの多層プリフォームを得た
後、延伸ブロー成形により、ナチュラルPET(肉厚2
00μm)/樹脂組成物(肉厚400μm)/ナチュラ
ルPET(肉厚200μm)の胴部平均肉厚0.8m
m、容量220mlの実施例5の多層ボトルを得た。
【0031】<比較例1>実施例1において、分散剤を
添加しなかった以外は同様にして、比較例1の射出成形
角形プレートを得た。
【0032】<比較例2>実施例2において、酸化亜鉛
の添加量を、PET100重量部に対し0.5重量部、
分散剤としてステアリン酸カルシウムを0.375重量
部(R=分散剤添加量/無機化合物添加量=0.75)
に設定した以外は同様にして、樹脂組成物の乾燥ペレッ
トを得た。次に、このペレットを用いて、射出成形によ
り肉厚2mm、10cm×10cmの比較例2の角形プ
レートを得た。
【0033】<比較例3>熱可塑性ポリエステル樹脂と
してPETを、紫外線吸収能を有する無機化合物として
平均一次粒子径が20nmの酸化亜鉛を、分散剤として
ステアリン酸カルシウムを用いた。この時、酸化亜鉛の
添加量はPET100重量部に対し20.0重量部、分
散剤を15.0重量部(R=分散剤添加量/無機化合物
添加量=0.75)に設定した。二軸押出機を用い、こ
の無機化合物と分散剤の混合物を、溶融状態のPETに
添加、混練した後、押出された溶融樹脂を水冷後ペレタ
イズし、PETと酸化亜鉛と分散剤からなる樹脂組成物
のペレットを得ようとしたが、酸化亜鉛の光触媒活性の
ためPETが著しく劣化し、加工不可能であった。
【0034】<比較例4>実施例3において、酸化亜鉛
の添加量を、PET100重量部に対し0.5重量部、
分散剤として分子量4000のエチレン−プロピレン共
重合体を0.375重量部(R=分散剤添加量/無機化
合物添加量=0.75)に設定した以外は同様にして、
樹脂組成物の乾燥ペレットを得た。次に、このペレット
を用いて、射出成形によりプリフォームを得た後、延伸
ブロー成形により胴部平均肉厚0.8mm、容量220
mlの比較例4のボトルを得た。
【0035】<比較例5>熱可塑性ポリエステル樹脂と
してPETを、紫外線吸収能を有する無機化合物として
平均一次粒子径が20nmの酸化亜鉛を、分散剤として
分子量4000のエチレン−プロピレン共重合体を用い
た。この時、酸化亜鉛の添加量はPET100重量部に
対し20.0重量部、分散剤を15.0重量部(R=分
散剤添加量/無機化合物添加量=0.75)に設定し
た。二軸押出機を用い、この無機化合物と分散剤の混合
物を、溶融状態のPETに添加、混練した後、押出され
た溶融樹脂を水冷後ペレタイズし、PETと酸化亜鉛と
分散剤からなる樹脂組成物のペレットを得ようとした
が、酸化亜鉛の光触媒活性のためPETが著しく劣化
し、加工不可能であった。
【0036】<比較例6>実施例5において、分散剤を
添加しなかった以外は同様にして、比較例6のボトルを
得た。
【0037】実施例1〜5、比較例1、2、4、6で得
られたプレートおよびボトルの胴部分について、光線透
過率を分光光度計により、透明性をヘーズメーターによ
り評価した。また、上記サンプルをフェードメーターで
48時間照射後、JIS K7103に準じ、黄変度を
測定しようとしたが、黄色度がマイナスの数値であった
ため、目視により評価した。これらの結果を表1に示
す。
【0038】
【表1】
【0039】これらの結果より以下のことが言える。本
発明のポリエステル樹脂成形体は、熱可塑性ポリエステ
ル樹脂に紫外線吸収能を有する無機化合物を熱可塑性ポ
リエステル樹脂100重量部に対し0.01〜5.00
重量部、および酸変性ポリオレフィン分散剤を配合であ
り樹脂組成物からなり、かつ無機化合物添加量と分散剤
添加量の比R(R=分散剤添加量/無機化合物添加量)
が0.1≦R≦5である樹脂組成物からなる層を少なく
とも1層設けた成形体である。上記ポリエステル樹脂成
形体は、優れた紫外線吸収能を有し、無機化合物の分散
性を改良することにより高透明性を維持しうる成形体で
ある。さらに、金属化合物の光触媒活性を抑制すること
により、加工中および成形後のポリエステル樹脂の劣化
の恐れもない。実施例1〜5においては、熱可塑性ポリ
エステル樹脂であるPETに、無機化合物として酸化亜
鉛、分散剤として無水マレイン酸変性エチレン・プロピ
レン共重合体を配合し、熱可塑性ポリエステル樹脂10
0重量部に対し、無機化合物を0.01〜5重量部、分
散剤を分散剤添加量/無機化合物添加量比Rで0.1≦
R≦5の範囲で設定することで、紫外線吸収能、透明
性、および耐光性に優れる成形体が得られることがわか
る。また、比較例3、5から、分散剤の種類によって
は、無機化合物の光活性のため、PETが加工中に劣化
してしまうことがわかる。また、比較例1、2、4、お
よび6から、分散剤を添加しない、あるいは分散剤の種
類によっては、無機化合物である酸化亜鉛の分散性が低
下するため、透明性が低下することがわかる。さらに、
比較例1、6では、酸化亜鉛の光触媒活性を抑制できな
いため、耐光性も低くなることが分かる。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成であり、下記に
示す如き優れた実用上の効果を有する。すなわち、本発
明の透明性を有するポリエステル樹脂成形体は、紫外線
吸収能つまり紫外線遮断性を有し、かつ樹脂本来の透明
性が維持されたポリエステル樹脂成形体である。さらに
本発明の透明性を有するポリエステル樹脂成形体は、紫
外線吸収能の持続性、安全性、衛生性、耐熱性等に優
れ、着色等の問題がなく、耐光性に優れる点でも非常に
優れた透明性を有するポリエステル樹脂成形体である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 67/00 C08L 67/00 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA20 AA43 AA77 AA78 AB18 AE05 AF30 AH03 AH04 AH12 AH17 BC01 BC03 BC04 4F100 AA21A AA21H AA25A AA25H AK03A AK03H AK04A AK04H AK07A AK07H AK41A AK42A AK64A AK64H AL04A AL04H AL07A AL07H AT00B BA02 BA10A BA10B CA07A CA30A GB07 GB16 GB23 GB51 GB71 JA07A JA07H JB16A JJ03 JN01A YY00A YY00H 4J002 BB202 BB212 BN052 CF001 CF031 CF061 CF081 CF101 CF181 DE096 DE106 DE116 DE136 FD056 GF00 GG00 GL00 GM00 GP00 GQ00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性ポリエステル樹脂中に、紫外線吸
    収能を有する無機化合物を熱可塑性ポリエステル樹脂1
    00重量部に対し0.01〜5.00重量部、および酸
    変性ポリオレフィン分散剤を配合してなる樹脂組成物で
    あり、かつ無機化合物添加量と分散剤添加量の比R(R
    =分散剤添加量/無機化合物添加量)が0.1≦R≦5
    である樹脂組成物からなる層を少なくとも一層設けたこ
    とを特徴とする単層または多層の透明性を有するポリエ
    ステル樹脂成形体。
  2. 【請求項2】請求項1において、酸変性ポリオレフィン
    分散剤として、粘度法における分子量が500以上10
    000以下であり、かつポリエチレン、ポリプロピレ
    ン、エチレン−プロピレン共重合体のいずれかを少なく
    とも1個のカルボキシル基を含有するカルボン酸で変性
    した主鎖共重合物あるいはグラフト共重合物を含んでい
    ることを特徴とする透明性を有するポリエステル樹脂成
    形体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、酸変性ポリオレ
    フィン分散剤は、酸成分の重量分率が0.5wt%以上
    であることを特徴とする透明性を有するポリエステル樹
    脂成形体。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、紫外線吸収
    能を有する無機化合物として酸化亜鉛、酸化チタンを少
    なくとも1種含んでいることを特徴とする透明性を有す
    るポリエステル樹脂成形体。
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