JP2000302358A - エレベータのロープ用潤滑剤塗布装置 - Google Patents

エレベータのロープ用潤滑剤塗布装置

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JP2000302358A
JP2000302358A JP11109522A JP10952299A JP2000302358A JP 2000302358 A JP2000302358 A JP 2000302358A JP 11109522 A JP11109522 A JP 11109522A JP 10952299 A JP10952299 A JP 10952299A JP 2000302358 A JP2000302358 A JP 2000302358A
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JP
Japan
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lubricant
rope
elevator
container
spray
Prior art date
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Application number
JP11109522A
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English (en)
Inventor
Motoyoshi Shifuda
元喜 志冨田
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の壁等を汚すことなく、潤滑剤を必要と
する部分に確実に補給することができるエレベータのロ
ープ用潤滑剤塗布装置を提供する。 【解決手段】 エレベータの主ロープ3に塗布する潤滑
剤を収容した潤滑剤スプレー缶容器6とアクリル製薄板
などの塗布抑制部材8間を支持部材7で連結し、潤滑剤
スプレー缶容器6と塗布抑制部材8間に主ロープ3が位
置するように設置し、主ロープ3に補給するとき通過し
た潤滑剤を塗布抑制部材8で受けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのロー
プに潤滑剤を塗布するエレベータのロープ用潤滑剤塗布
装置に係わり、特に昇降路壁の一部がガラス張りになっ
ている展望エレベータに好適なエレベータのロープ用潤
滑剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの主ロープには素線
切れを起こさないように潤滑剤が塗布されている。これ
は、昇降路壁の一部あるいはかなりの部分をガラス張り
としたり、また乗かごの周囲に多数のランプを設けるこ
とが多い展望用エレベータでも同様であるが、特に展望
用エレベータでは、ガラス張りになっているために日射
による熱を受けやすく、またランプから発生する熱によ
っても昇降路内の温度が上昇しやすいため、主ロープに
塗布されている潤滑剤が蒸発して潤滑剤不足の状態にな
りやすい。従って、潤滑剤不足による主ロープの素線切
れを起こさないように、ロープに潤滑剤を塗布する作業
を所定の間隔で行なっているが、定まった方法や器具は
なく、作業者の勘に頼るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来におけ
るエレベータのロープ用潤滑剤塗布作業は、作業者の勘
に頼るところが大きかったため、潤滑剤を必要とする部
分に直接補給できなかったり、周囲の壁やガラスに潤滑
剤を付着して汚してしまうことがあった。
【0004】本発明の目的とするところは、周囲の壁等
を汚すことなく、潤滑剤を必要とする部分に確実に補給
することができるエレベータのロープ用潤滑剤塗布装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、エレベータのロープに潤滑剤を収容した潤
滑剤スプレー缶容器から潤滑剤を噴出させて補給するエ
レベータのロープ用潤滑剤塗布装置において、上記ロー
プを介在させて上記潤滑剤スプレー缶容器と所定距離離
れた位置に塗布抑制部材を配置し、上記潤滑剤スプレー
缶容器と上記塗布抑制部材間を支持部材で連結したこと
を特徴とする。
【0006】本発明によるエレベータのロープ用潤滑剤
塗布装置は、潤滑剤スプレー缶容器と塗布抑制部材とを
支持部材で連結し、ロープを容器と塗布抑制部材の間に
位置させて潤滑剤を塗布するようにしたため、ロープの
手前側に潤滑剤が泡状になって付着して補給を行なうこ
とができると共に、ロープを通り越した潤滑剤の一部は
ロープ後方に位置する塗布抑制部材に付着し、透明壁等
には付着するのが阻止され、周囲の壁等を汚すことな
く、潤滑剤を必要とする部分に確実に補給することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図2は、本発明の一実施の形態によ
るエレベータのロープ用潤滑剤塗布装置を取り付けたエ
レベータの側面図である。巻上機のシーブ4に巻き掛け
た主ロープ3の一端には乗かご1を連結し、主ロープ3
の他端にはつり合いおもり2を連結しており、これらの
乗かご1およびつり合いおもり2は、展望用エレベータ
であればガラスもしくはプラスチック製の透明壁10を
有する昇降路内を昇降するように構成されている。主ロ
ープ3に潤滑剤を補給するロープ用潤滑剤塗布装置5
は、シーブ4のつり合いおもり2側に位置する主ロープ
3に対向するように配置している。
【0008】図1は、図2に示したエレベータの要部で
あるロープ用潤滑剤塗布装置5を拡大して示す斜視図で
ある。エレベータの主ロープ3の一方側、つまり乗かご
1側には噴出口となる噴出ノズル9を有する潤滑剤スプ
レー缶容器6を配置し、主ロープ3の他方側、つまり透
明壁10側にはアクリル製薄板の塗布抑制部材8を配置
している。この塗布抑制部材8は、適宜のその大きさを
決定することができるが、ここでは幅300mm、縦4
00mm程度で厚さ0.5mm程度である。また潤滑剤
スプレー缶容器6は、針金などの支持部材7で塗布抑制
部材8に連結されると共に、両者間の距離を30〜50
cmに保持している。
【0009】次に、主ロープ3に潤滑剤を塗布する作業
手順について説明する。先ず、作業者は乗かご1の上部
に乗り込み、乗かご1を最上階まで低速運転して停止さ
せる。次いで、主ロープ3の手前側に潤滑剤スプレー缶
容器6を配置すると共に、主ロープ3の後方側に塗布抑
制部材8を配置しながら、潤滑剤スプレー缶容器6と塗
布抑制部材8間を支持部材7で連結して30〜50cm
の間隔に保持する。潤滑剤スプレー缶容器6と主ロープ
3間は、スプレーに適した距離、例えば20cm程度離
すようにしてロープ用潤滑剤塗布装置5の設置を完了す
る。
【0010】次いで、潤滑剤スプレー缶容器6のノズル
9から潤滑剤を主ロープ3に向かって噴出させて主ロー
プ3に塗布する。このとき潤滑剤は主ロープ3の表面側
に泡状になって付着すると共に、一部は主ロープ3の斜
めになっているストランドに沿って流れて背面側に到達
して補給される。乗かご1を最上階に停止した状態で、
この作業を手の届く範囲で行なう。
【0011】その後、乗かご1を少し下降させ、主ロー
プ3における先程塗布した領域の下方側で、上述の場合
と同様にして潤滑剤を塗布し、順次この作業をつり合い
おもり2の位置まで繰り返して行なう。
【0012】このように乗かご1の上部に乗ってつり合
いおもり2側の主ロープ3に対して塗布作業を行なうた
めに、主ロープ3への潤滑剤の補給がシーブに接触する
面に直接行なわれることになる。また潤滑剤スプレー缶
容器6から噴射されて主ロープ3を通り越した潤滑剤
は、塗布抑制部材8に付着するので、展望用エレベータ
であってもその後方に位置する透明壁10には到達せ
ず、透明壁10を潤滑剤で汚すことはない。さらに、乗
かご1を用いて塗布作業を行なうので、次の塗布領域へ
の移動が速やかに行なえ効率良く潤滑剤の塗布作業がで
きる。また、支持部材7としては針金やビニール被覆線
などを使用するなら、市販のどのような潤滑剤スプレー
缶容器6にでも簡単に取り付け可能である。
【0013】尚、上述した実施の形態では、板状の塗布
抑制部材8を用いているため、その表面に付着した潤滑
剤の量が多くなると滴下してピットを汚すことになるの
で、保油性の材料で構成したり、その下部に潤滑剤受け
や潤滑剤溜を取り付けて滴下を防止するように構成する
こともできる。また本発明は、図2に示したエレベータ
に限らずロープを有するエレベータのロープ用潤滑剤の
塗布に適用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータのロープ用潤滑剤塗布装置は、潤滑剤スプレー缶容
器と塗布抑制部材間にロープが位置するようにして潤滑
剤を吹き付けるようにしたため、周囲の壁等を汚すこと
なく、潤滑剤を必要とする部分に確実に補給することが
でき、周囲の昇降路壁等の美観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるエレベータのロー
プ用潤滑剤塗布装置の斜視図である。
【図2】図1に示したエレベータのロープ用潤滑剤塗布
装置を取り付けたエレベータの側面図である。
【符号の説明】
1 乗かご 2 つり合いおもり 3 主ロープ 6 潤滑剤スプレー缶容器 7 支持部材 8 塗布抑制部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのロープに潤滑剤を収容した
    潤滑剤スプレー缶容器から潤滑剤を噴出させて補給する
    エレベータのロープ用潤滑剤塗布装置において、上記ロ
    ープを介在させて上記潤滑剤スプレー缶容器と所定距離
    離れた位置に塗布抑制部材を配置し、上記潤滑剤スプレ
    ー缶容器と上記塗布抑制部材間を支持部材で連結したこ
    とを特徴とするエレベータのロープ用潤滑剤塗布装置。
  2. 【請求項2】 主ロープの一端に乗かごを連結し、上記
    主ロープの他端につり合いおもりを連結してなるエレベ
    ータの上記主ロープに、潤滑剤を収容した潤滑剤スプレ
    ー缶容器から潤滑剤を噴出させて補給するエレベータの
    ロープ用潤滑剤塗布装置において、上記乗かごの上部に
    上記潤滑剤スプレー缶容器を配置し、上記つり合いおも
    り側に位置する上記ロープの背後の所定距離離れた位置
    に塗布抑制部材を配置し、上記潤滑剤スプレー缶容器と
    上記塗布抑制部材間を支持部材で連結したことを特徴と
    するエレベータのロープ用潤滑剤塗布装置。
JP11109522A 1999-04-16 1999-04-16 エレベータのロープ用潤滑剤塗布装置 Pending JP2000302358A (ja)

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