JP2000302229A - 固体搬送装置 - Google Patents

固体搬送装置

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JP2000302229A
JP2000302229A JP11110464A JP11046499A JP2000302229A JP 2000302229 A JP2000302229 A JP 2000302229A JP 11110464 A JP11110464 A JP 11110464A JP 11046499 A JP11046499 A JP 11046499A JP 2000302229 A JP2000302229 A JP 2000302229A
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JP11110464A
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Susumu Okada
岡田  進
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はそれ自体駆動源を有することなく、上
り勾配をも適切に固体を搬送可能な固体搬送装置を提供
する。 【解決手段】固体搬送装置1は、所定幅を有した搬送路
形成部材3が固体2の搬送方向に延在して配設され、工
場等の環境振動を有する床面に設置される。搬送路形成
部材3は、その表面に搬送路形成部材2の搬送方向に所
定間隔を空けて搬送路形成部材2の幅方向に所定幅を有
した複数の振動子4が形成され、振動子4は搬送路形成
部材3の表面から所定量上方に突出するとともに、搬送
方向に所定角度傾斜した状態で形成されている。固体搬
送装置1は、環境振動が搬送路形成部材3を介して振動
子4に伝達され、振動子4が突出方向と反突出方向に振
動して、振動子4上に載置された固体2を搬送方向に搬
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体搬送装置に関
し、詳細には、それ自体駆動源を有することなく、上り
勾配をも適切に固体を搬送可能な固体搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、固体を搬送する搬送装置として
は、駆動源を備えたものにあっては、例えば、ベルトコ
ンベア等があるが、駆動源を備えたものは、価格が高
く、装置も大型化する。
【0003】また、従来、駆動源を持たない固体搬送装
置としては、例えば、本出願人が先に出願した粉体搬送
装置がある(特開平6−110357号公報参照)。こ
の粉体搬送装置は、粉体の搬送路を形成する粉体搬送面
を有する粉体搬送路形成部材を設け、この粉体搬送路形
成部材を振動環境中に前記粉体搬送面を粉体搬送方向に
下り勾配にして配設したことを特徴としている。すなわ
ち、この粉体搬送装置は、環境振動と粉体搬送面の勾配
を利用して、粉体を下り勾配方向に搬送させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の粉体搬送装置にあっては、それ自体が駆動源
を有していないため、小型で低コストの固体搬送面を提
供することはできるものの、下り勾配を利用して粉体を
搬送しているため、固体を下り勾配方向にしか搬送する
ことができず、改良の余地があった。
【0005】そこで、請求項1記載の発明は、所定の振
動環境中に設置され、当該環境振動を利用して、固体を
所定の搬送方向に搬送する固体搬送装置であって、所定
幅を有して搬送方向に所定距離にわたって振動環境中に
配設される所定厚さの板状の搬送路形成部材の表面に、
当該表面から略上方に向かって突出するとともに搬送路
形成部材の幅方向に所定幅を有する振動子を、搬送方向
に所定角度傾斜した状態で搬送方向に所定間隔空けて複
数形成し、当該振動子を環境振動によりその突出方向と
反突出方向に振動して、振動子上に載置された固体を搬
送方向に搬送することにより、固体搬送装置自体が駆動
源を有することなく、環境振動で振動子が振動して、振
動子上の固体を上り勾配方向の搬送方向にも適切に搬送
することができ、小型・軽量で安価、かつ、信頼性の良
好な固体搬送装置を提供することを目的としている。
【0006】請求項2記載の発明は、振動子を、搬送路
形成部材の幅方向に複数形成するとともに、搬送方向に
所定量位置ずれした状態で形成することにより、搬送方
向に位置ずれされた振動子により間隔の短い搬送方向の
搬送力を固体に付与して、固体の搬送速度をより一層向
上させるとともに、固体をスムーズに搬送することので
きる固体搬送装置を提供することを目的としている。
【0007】請求項3記載の発明は、振動子を、搬送方
向に対して搬送路形成部材の幅方向に所定角度傾斜した
状態で形成することにより、環境振動の搬送方向の振動
成分や略上下方向の振動で振動子を振動させて固体を搬
送するとともに、搬送路形成部材の幅方向の振動成分に
よっても振動子を振動させて固体を搬送し、固体の搬送
速度をより一層向上させることのできる固体搬送装置を
提供することを目的としている。
【0008】請求項4記載の発明は、搬送路形成部材の
幅方向に複数形成された振動子を、搬送路形成部材の幅
方向において2つのブロックに分割するとともに、当該
分割した各ブロックの振動子が搬送方向において相対向
する方向に所定角度傾斜させて形成することにより、振
動子が向かい合う方向である搬送路形成部材の中央方向
に固体を集めつつ搬送し、固体を搬送方向に安全に搬送
することのできる固体搬送装置を提供することを目的と
している。
【0009】請求項5記載の発明は、搬送路形成部材の
幅方向において、複数の振動子の先端部の形成する面
を、その中央部が下方に曲面状に窪んだ湾曲形状に形成
することにより、固体を当該湾曲形状により搬送路形成
部材の中央部に集めつつ搬送し、固体が振動子上から落
下するのを防止しつつ、適切に搬送することのできる固
体搬送装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項6記載の発明は、搬送路形成部材の
幅方向において、複数の振動子の先端部の形成する面
を、その中央部が下方に角状に窪んだ略V字形状に形成
することにより、固体を当該V字形状により搬送路形成
部材の中央部に集めつつ搬送し、固体が振動子上から落
下するのを防止するととともに、角形状の固体に対して
振動子の接触面積を大きくして、振動子が固体に作用す
る搬送力を大きくし、固体を適切に搬送するとともに、
より一層搬送速度を向上させることのできる固体搬送装
置を提供することを目的としている。
【0011】請求項7記載の発明は、振動子上の固体を
搬送方向に案内するガイド部材を搬送方向に延在させて
配設することにより、振動子上での固体の進路を定める
とともに、固体が振動子から落下することを防止するこ
とのできる固体搬送装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】請求項8記載の発明は、振動子上の固体を
搬送方向に案内するガイド部材を、振動子の上部に固体
を載置して搬送可能な空間を空けて、当該振動子の上部
を覆う筒形状に形成することにより、振動子上での固体
の進路を定めるとともに、固体が振動子から落下するこ
とをより一層適切に防止し、粉体や流体なども搬送する
ことのできる固体搬送装置を提供することを目的として
いる。
【0013】請求項9記載の発明は、搬送路形成部材
を、内部に固体を搬送する搬送路を有する所定の筒形状
に形成し、振動子を、搬送路形成部材の内表面全面に固
体を包み込む状態で形成することにより、固体を筒形状
の搬送路形成部材の内表面全面に形成された振動子で案
内しつつ適切に搬送するとともに、固体に作用する振動
子の搬送力を大きくし、固体が落下することを防止しつ
つ、鉛直方向にも搬送することができるとともに、粉体
や流体等をも適切に搬送することのできる固体搬送装置
を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の固
体搬送装置は、所定の振動環境中に設置され、当該環境
振動を利用して、固体を所定の搬送方向に搬送する固体
搬送装置であって、所定幅を有して前記搬送方向に所定
距離にわたって前記振動環境中に配設され所定厚さの板
状の搬送路形成部材と、前記搬送路形成部材の表面に当
該表面から略上方に向かって突出するとともに前記搬送
路形成部材の幅方向に所定幅を有する振動子と、を備
え、前記振動子は、前記搬送方向に所定角度傾斜した状
態で、前記搬送方向に所定間隔を空けて複数形成され、
前記環境振動により前記突出方向と反突出方向に振動し
て、前記振動子上に載置された前記固体を前記搬送方向
に搬送することにより、上記目的を達成している。
【0015】上記構成によれば、所定の振動環境中に設
置され、当該環境振動を利用して、固体を所定の搬送方
向に搬送する固体搬送装置であって、所定幅を有して搬
送方向に所定距離にわたって振動環境中に配設される所
定厚さの板状の搬送路形成部材の表面に、当該表面から
略上方に向かって突出するとともに搬送路形成部材の幅
方向に所定幅を有する振動子を、搬送方向に所定角度傾
斜した状態で搬送方向に所定間隔空けて複数形成し、当
該振動子を環境振動によりその突出方向と反突出方向に
振動して、振動子上に載置された固体を搬送方向に搬送
するので、固体搬送装置自体が駆動源を有することな
く、環境振動で振動子が振動して、振動子上の固体を上
り勾配方向の搬送方向にも適切に搬送することができ、
固定搬送装置を小型・軽量で安価、かつ、信頼性の良好
なものとすることができる。
【0016】上記の場合、例えば、請求項2に記載する
ように、前記振動子は、前記搬送路形成部材の幅方向に
複数形成されるとともに、当該搬送路形成部材の幅方向
において隣接する前記振動子が、前記搬送方向に所定量
位置ずれした状態で形成されていてもよい。
【0017】上記構成によれば、振動子を、搬送路形成
部材の幅方向に複数形成するとともに、搬送方向に所定
量位置ずれした状態で形成しているので、搬送方向に位
置ずれされた振動子により間隔の短い搬送方向の搬送力
を固体に付与して、固体の搬送速度をより一層向上させ
ることができるとともに、固体をスムーズに搬送するこ
とができる。
【0018】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記振動子は、前記搬送方向に対して前記搬送路形
成部材の幅方向に所定角度傾斜した状態で形成されてい
てもよい。
【0019】上記構成によれば、振動子を、搬送方向に
対して搬送路形成部材の幅方向に所定角度傾斜した状態
で形成しているので、環境振動の搬送方向の振動成分や
略上下方向の振動で振動子を振動させて固体を搬送する
ことができるとともに、搬送路形成部材の幅方向の振動
成分によっても振動子を振動させて固体を搬送すること
ができ、固体の搬送速度をより一層向上させることがで
きる。
【0020】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記振動子は、前記搬送路形成部材の幅方向に複数
形成され、前記搬送路形成部材の幅方向において2つの
ブロックに分割されているとともに、当該分割された各
ブロックの振動子が前記搬送方向において相対向する方
向に所定角度傾斜して形成されていてもよい。
【0021】上記構成によれば、搬送路形成部材の幅方
向に複数形成された振動子を、搬送路形成部材の幅方向
において2つのブロックに分割するとともに、当該分割
した各ブロックの振動子が搬送方向において相対向する
方向に所定角度傾斜させて形成しているので、振動子が
向かい合う方向である搬送路形成部材の中央方向に固体
を集めつつ搬送することができ、固体を搬送方向に安全
に搬送することができる。
【0022】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記固体搬送装置は、前記搬送路形成部材の幅方向
において、前記複数の振動子の先端部の形成する面が、
その中央部が下方に曲面状に窪んだ湾曲形状に形成され
ていてもよい。
【0023】上記構成によれば、搬送路形成部材の幅方
向において、複数の振動子の先端部の形成する面を、そ
の中央部が下方に曲面状に窪んだ湾曲形状に形成してい
るので、固体を当該湾曲形状により搬送路形成部材の中
央部に集めつつ搬送することができ、固体が振動子上か
ら落下するのを防止しつつ、適切に搬送することができ
る。
【0024】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記固体搬送装置は、前記搬送路形成部材の幅方向
において、前記複数の振動子の先端部の形成する面が、
その中央部が下方に角状に窪んだ略V字形状に形成され
ていてもよい。
【0025】上記構成によれば、搬送路形成部材の幅方
向において、複数の振動子の先端部の形成する面を、そ
の中央部が下方に角状に窪んだ略V字形状に形成してい
るので、固体を当該V字形状により搬送路形成部材の中
央部に集めつつ搬送して、固体が振動子上から落下する
のを防止することができるととともに、角形状の固体に
対して振動子の接触面積を大きくして、振動子が固体に
作用する搬送力を大きくすることができ、固体を適切に
搬送することができるとともに、より一層搬送速度を向
上させることができる。
【0026】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記固体搬送装置は、前記搬送方向に延在して配設
され、前記振動子上の前記固体を前記搬送方向に案内す
るガイド部材を、さらに備えていてもよい。
【0027】上記構成によれば、振動子上の固体を搬送
方向に案内するガイド部材を搬送方向に延在させて配設
しているので、振動子上での固体の進路を定めることが
できるとともに、固体が振動子から落下することを防止
することができる。
【0028】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記ガイド部材は、前記振動子の上部に前記固体を
載置して搬送可能な空間を空けて当該振動子の上部を覆
う筒形状に形成されていてもよい。
【0029】上記構成によれば、振動子上の固体を搬送
方向に案内するガイド部材を、振動子の上部に固体を載
置して搬送可能な空間を空けて、当該振動子の上部を覆
う筒形状に形成しているので、振動子上での固体の進路
を定めることができるとともに、固体が振動子から落下
することをより一層適切に防止することができ、粉体や
流体なども搬送することができる。
【0030】また、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記搬送路形成部材は、内部に前記固体を搬送する
搬送路を有する所定の筒形状に形成され、前記振動子
は、前記筒形状の搬送路形成部材の内表面全面に、前記
固体を包み込む状態で形成されていてもよい。
【0031】上記構成によれば、搬送路形成部材を、内
部に固体を搬送する搬送路を有する所定の筒形状に形成
し、振動子を、搬送路形成部材の内表面全面に固体を包
み込む状態で形成しているので、固体を筒形状の搬送路
形成部材の内表面全面に形成された振動子で案内しつつ
適切に搬送することができるとともに、固体に作用する
振動子の搬送力を大きくすることができ、固体が落下す
ることを防止しつつ、鉛直方向にも搬送することができ
るとともに、粉体や流体等をも適切に搬送することがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0033】図1は、本発明の固体搬送装置の第1の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、請求項1に
対応するものである。
【0034】図1は、本発明の固体搬送装置の第1の実
施の形態を適用した固体搬送装置1の要部斜視図であ
り、本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内等におい
て、段ボール箱等の固体2を搬送するのに利用される。
【0035】図1において、固体搬送装置1は、所定幅
を有した搬送路形成部材3が固体2の搬送方向(図1中
片矢印方向)に延在して長く配設され、工場等の所定の
環境振動を有する床面に設置される。
【0036】搬送路形成部材3は、その搬送表面に、搬
送路形成部材3の幅方向に所定幅を有した複数の振動子
4が搬送方向に所定間隔を空けて並んで形成されてお
り、各振動子4は、搬送路形成部材3の表面から所定量
上方に突出して形成されているとともに、搬送方向に所
定角度傾斜した状態で形成されている。
【0037】搬送路形成部材3は、上記環境振動を各振
動子4に伝達し、振動子4は、搬送路形成部材3から伝
達される環境振動により、図1に両矢印で示すように、
その突出方向及び反突出方向に所定量振動する。搬送路
形成部材3は、環境振動により振動子4が振動可能な部
材、例えば、金属、プラスチック、ゴムあるいは木材等
で形成されている。また、振動子4は、伸縮可能な部
材、例えば、ゴム、コイル、ばね、スプリングあるいは
ジャバラ等で形成されている。
【0038】次に、本実施の形態の作用を説明する。固
体搬送装置1は、工場内等の所定の環境振動を有する床
面に設置されると、設置面が環境振動を有しているた
め、この環境振動が搬送路形成部材3を介して搬送路形
成部材3の複数の振動子4に伝達される。振動子4は、
この環境振動によりその突出方向と反突出方向に振動す
る。この搬送路形成部材3の振動子4上に搬送対象であ
る固体2が載置されると、固体搬送装置1は、その突出
方向と反突出方向に振動する振動子4により固体2を搬
送方向に搬送する。
【0039】すなわち、振動子4は、所定量搬送方向に
傾斜した状態で搬送路形成部材3の表面に形成されてい
るため、環境振動により振動子4が突出方向に振動する
と、振動子4の先端部が固体2に引っかかった状態で搬
送方向に向かって振動することとなり、固体2を搬送方
向に移動する。次に、振動子4が反突出方向に振動する
と、振動子4の先端部が固体2に引っかからず、滑った
状態で反搬送方向に戻り、固体2を元の状態に引き戻す
ことがない。
【0040】この振動子4の突出方向の振動と反突出方
向の振動が、環境振動により繰り返されると、固体2
は、搬送方向に順次搬送される。
【0041】また、固体搬送装置1を、搬送方向に向か
って所定角度上り勾配となる状態で、かつ、環境振動が
搬送路形成部材3に伝達される状態で配設すると、振動
子4は、上記同様にその突出方向と反突出方向に振動す
る。この状態で振動子4上に固体2を載置すると、固体
2は、振動子4の先端部に引っかかった状態となって、
下り側である反搬送方向に滑ることが無く、振動子4の
振動により上記同様に、搬送方向に搬送される。
【0042】さらに、固体搬送装置1を、搬送方向に向
かって所定角度下り勾配となる状態で、かつ、環境振動
が搬送路形成部材3に伝達される状態で配設すると、振
動子4は、上記同様にその突出方向と反突出方向に振動
する。この状態で振動子4上に固体2を載置すると、振
動子4が下り坂方向である搬送方向に所定角度傾斜して
いるため、振動子4は、その先端部が固体2に引っかか
らないため、固体2は、搬送方向に滑って搬送されると
ともに、振動子4の振動により上記同様に、搬送方向に
搬送される。
【0043】このように、本実施の形態の固体搬送装置
1は、それ自体駆動源を有していないため、小型で、か
つ、安価であるとともに、信頼性が良好であり、また、
所定の環境振動を有する環境下に設置するだけで、環境
振動を利用して、水平方向及び下り勾配方向に固体2を
搬送することができ、かつ、上り勾配方向に固体2を搬
送することができる。
【0044】図2は、本発明の固体搬送装置の第2の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、振動子を搬
送路形成部材の幅方向に複数形成するとともに、搬送路
形成部材の幅方向で隣接する振動子を搬送方向で位置ず
れさせて形成したもので、請求項2に対応するものであ
る。
【0045】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の固体搬送装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の固
体搬送装置と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0046】図2は、本発明の固体搬送装置の第2の実
施の形態を適用した固体搬送装置10の要部平面図であ
り、本実施の形態の固体搬送装置10は、工場内等にお
いて、段ボール箱等の固体2を搬送するのに利用され
る。
【0047】図2において、固体搬送装置10は、所定
幅を有した搬送路形成部材3が固体2の搬送方向(図2
に片矢印で示す方向)に延在して長く配設され、工場等
の所定の環境振動を有する床面に設置される。
【0048】搬送路形成部材3は、その搬送表面に、搬
送路形成部材3の幅方向で2つのブロックに分割される
とともに、搬送方向に所定間隔毎に配設されて複数の振
動子11、12が形成されており、搬送路形成部材3の
幅方向で隣接する振動子11と振動子12は、搬送方向
において所定間隔位置ずれした状態で千鳥状に形成され
ている。
【0049】振動子11及び振動子12は、搬送路形成
部材3の表面から所定量上方に突出して形成されている
とともに、搬送方向に所定量傾斜した状態で形成されて
いる。
【0050】本実施の形態の固体搬送装置10は、工場
内等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、こ
の環境振動により搬送路形成部材3が、その搬送方向と
反搬送方向、あるいは、略上下方向に振動し、この搬送
路形成部材3の振動により、振動子11及び振動子12
が、その突出方向と反突出方向に振動する。この搬送路
形成部材3の振動子11及び振動子12上に搬送対象で
ある固体2が載置されると、固体搬送装置10は、搬送
路形成部材3の幅方向で分割され、搬送方向に所定量位
置ずれして千鳥状に配設された2つのブロックの振動子
11と振動子12がその突出方向と反突出方向に振動し
て、固体2を搬送方向に搬送する。
【0051】すなわち、搬送路形成部材3の上面には、
搬送路形成部材3の幅方向で2つのブロックに分割され
るとともに、搬送方向に所定量位置ずれした状態で、振
動子11と振動子12が形成されており、振動子11と
振動子12は、それぞれ搬送方向に所定量傾斜した状態
で形成されている。
【0052】したがって、環境振動により、振動子11
と振動子12がその突出方向と反突出方向に振動する
と、振動子11及び振動子12上に載置された固体2
は、搬送方向に位置ずれして形成された振動子11と振
動子12により、間隔の細かい搬送力が付与されて、搬
送方向に搬送される。その結果、固体2の搬送をスムー
スに行うことができるとともに、搬送力を向上させて、
より一層速い搬送速度で固体2を搬送することができ
る。
【0053】なお、本実施の形態においては、振動子を
搬送路形成部材3の幅方向で2つのブロックに分割して
振動子11と振動子12を搬送方向で位置ずれさせて形
成しているが、搬送路形成部材3の幅方向での分割の数
は、2つのブロックに限るものではなく、2つ以上の複
数のブロックに分割してもよく、この場合にも、各分割
されたブロックの振動子を搬送方向に相互に位置ずれさ
せて、いわゆる千鳥状に形成してもよい。
【0054】図3は、本発明の固体搬送装置の第3の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、振動子を搬
送方向に対して搬送路形成部材の幅方向に所定角度傾斜
させて形成したもので、請求項3に対応するものであ
る。
【0055】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の固体搬送装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の固
体搬送装置と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0056】図3は、本発明の固体搬送装置の第3の実
施の形態を適用した固体搬送装置20の要部平面図であ
り、本実施の形態の固体搬送装置20は、工場内等にお
いて、段ボール箱等の固体2を搬送するのに利用され
る。
【0057】図3において、固体搬送装置20は、所定
幅を有した搬送路形成部材3が固体2の搬送方向(図3
に片矢印で示す方向)に延在して長く配設され、工場等
の所定の環境振動を有する床面に設置される。
【0058】搬送路形成部材3は、その搬送表面に搬送
方向に所定間隔で、搬送路形成部材3の幅方向に所定長
さを有した振動子21が複数形成されており、振動子2
1は、搬送路形成部材3の表面から所定量上方に突出し
て形成されているとともに、搬送方向に対して搬送路形
成部材3の幅方向に所定角度傾斜する状態で形成されて
いる。
【0059】本実施の形態の固体搬送装置20は、工場
内等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、こ
の環境振動により搬送路形成部材3が、搬送方向及び反
搬送方向、あるいは、略上下方向、あるいは、搬送方向
に直角の方向に振動し、この搬送路形成部材3の振動に
より、振動子21が突出方向と反突出方向に振動する。
この搬送路形成部材3の振動子21上に搬送対象である
固体2が載置されると、固体搬送装置20は、搬送方向
に対して搬送路形成部材3の幅方向に所定角度傾斜した
状態で形成された振動子21が突出方向及び反突出方向
に振動して、固体2を搬送方向に搬送する。
【0060】すなわち、搬送路形成部材3の上面には、
搬送方向に所定角度傾斜するとともに、搬送路形成部材
3の幅方向に対して所定角度傾斜した方向に振動子21
が形成されている。
【0061】したがって、環境振動により、搬送路形成
部材4が搬送方向と反搬送方向、あるいは、略上下方向
に振動すると、振動子21は、突出方向及び反突出方向
に振動し、振動子21上に載置された固体2を上記同様
に搬送方向に搬送する。
【0062】また、環境振動により、搬送路形成部材3
がその幅方向に振動すると、振動子21が搬送路形成部
材3の幅方向に対して所定角度傾斜した状態で形成され
ているため、振動子21は、上記同様に突出方向及び反
突出方向に振動する。振動子21が突出方向に振動する
と、傾斜した振動子21に固体2が引っかかり、振動子
21は、当該傾斜した振動子21の搬送方向成分だけ固
体2を搬送方向に搬送する。また、振動子21が反突出
方向に振動すると、振動子21が固体2に引っかから
ず、固体2を引き戻すことがない。その結果、固体2
を、環境振動の搬送方向及び反搬送方向、あるいは、略
上下方向の振動だけでなく、搬送路形成部材3の幅方
向、すなわち搬送方向に対して直角方向の振動によって
も、搬送することができ、搬送力を向上させて、より一
層速い搬送速度で固体2を搬送することができる。
【0063】図4は、本発明の固体搬送装置の第4の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、振動子を搬
送路形成部材の幅方向で2つのブロックに分割するとと
もに、分割した各ブロックの振動子を搬送方向において
相対向する方向に所定角度傾斜させて形成したもので、
請求項4に対応するものである。
【0064】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の固体搬送装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の固
体搬送装置と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0065】図4は、本発明の固体搬送装置の第4の実
施の形態を適用した固体搬送装置30の要部平面図であ
り、本実施の形態の固体搬送装置30は、工場内等にお
いて、段ボール箱等の固体2を搬送するのに利用され
る。
【0066】図4において、固体搬送装置30は、所定
幅を有した搬送路形成部材3が固体2の搬送方向(図4
に片矢印で示す方向)に延在して長く配設され、工場等
の所定の環境振動を有する床面に設置される。
【0067】搬送路形成部材30は、その搬送表面に搬
送方向及び搬送方向に直交する方向(搬送路形成部材3
の幅方向)に所定間隔で形成されるとともに、搬送路形
成部材3の幅方向において2つのブロックに分割された
振動子31と振動子32が形成されており、振動子31
と振動子32は、搬送方向に直交する方向に対して搬送
路形成部材3の幅方向中央部で相向かい合う方向(相対
向する方向)に所定角度傾斜して形成されている。ま
た、振動子31と振動子32は、それぞれ搬送路形成部
材3の表面から所定量上方に突出するとともに、搬送方
向に所定角度傾斜した状態で形成されている。
【0068】したがって、振動子31及び振動子32
は、搬送路形成部材3の幅方向中央部で2つのブロック
に分割されるとともに、相互に搬送方向において所定角
度で向かい合った状態となっている。
【0069】本実施の形態の固体搬送装置30は、工場
内等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、こ
の環境振動により搬送路形成部材3が、その搬送方向と
反搬送方向、あるいは、略上下方向、あるいは、搬送方
向に直角の方向(搬送路形成部材3の幅方向)に振動
し、この搬送路形成部材3のその搬送方向と反搬送方
向、あるいは、略上下方向、あるいは、搬送路形成部材
3の幅方向の振動により、搬送方向に直交する方向に対
して搬送路形成部材3の幅方向中央部で2つのブロック
に分割されるとともに、搬送方向の面が相対向する方向
で所定角度傾斜して形成されている振動子31及び振動
子32が、それぞれその突出方向と反突出方向に振動す
る。この搬送路形成部材3の振動子31及び振動子32
上に搬送対象である固体2が載置されると、振動子31
と振動子32は、各振動子31と振動子32の延在方向
に対して直角方向に固体2を搬送しようとし、固体2
は、搬送路形成部材3の幅方向中央部に寄せられつつ、
搬送方向に搬送される。
【0070】すなわち、搬送路形成部材3の上面には、
搬送路形成部材3の幅方向中央部で2つのブロックに分
割されるとともに、相向かい合う方向に所定角度傾斜し
て形成された振動子31と振動子32が形成されてい
る。
【0071】したがって、環境振動により、搬送路形成
部材3が搬送方向及び反搬送方向、あるいは、略上下方
向に振動すると、振動子31と振動子32は、突出方向
及び反突出方向に振動し、振動子31及び振動子32上
に載置された固体2を搬送路形成部材3の中央部に寄せ
つつ、搬送方向に搬送する。
【0072】また、環境振動により、振動子31及び振
動子32が搬送路形成部材3の幅方向に振動すると、振
動子31及び振動子32が搬送路形成部材3の幅方向に
対して所定角度傾斜して相対向する状態で配設されてい
るため、振動子31及び振動子32は上記同様に突出方
向及び反突出方向に振動する。振動子31及び振動子3
2が突出方向に振動すると、傾斜した振動子31及び振
動子32に固体2が引っかかり、当該傾斜した振動子3
1及び振動子32の搬送方向成分だけ固体2を搬送方向
に搬送する。また、振動子31及び振動子32が反突出
方向に振動すると、振動子31及び振動子32に固体2
が引っかからず、固体2を引き戻すことがない。
【0073】その結果、固体2を、環境振動の搬送方向
及び反搬送方向あるいは略上下方向の振動だけでなく、
搬送路形成部材4の幅方向(搬送方向に対して直角方
向)の振動によっても、固体2を搬送路形成部材3の中
央部に寄せつつ、搬送することができ、搬送力を向上さ
せて、より一層速い搬送速度で固体2を搬送することが
できるとともに、固体2を搬送路形成部材3の中央部に
寄せることができる。
【0074】図5は、本発明の固体搬送装置の第5の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、振動子を搬
送路形成部材の幅方向中央部が下方に窪んだ湾曲形状に
形成したもので、請求項5に対応するものである。
【0075】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の固体搬送装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の固
体搬送装置と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0076】図5は、本発明の固体搬送装置の第5の実
施の形態を適用した固体搬送装置40の側面図であり、
本実施の形態の固体搬送装置40は、工場内等におい
て、段ボール箱等の固体2を搬送するのに利用される。
【0077】図5において、固体搬送装置40は、所定
幅を有した搬送路形成部材41が固体2の搬送方向(図
5の紙面手前方向)に延在して長く配設され、工場等の
所定の環境振動を有する床面に設置される。
【0078】搬送路形成部材41は、その搬送表面が、
幅方向の両側部が上方に湾曲して突出した湾曲突出部が
形成され、搬送路形成部材41の幅方向において中央部
が凹んだ湾曲形状に形成されている。
【0079】そして、固体搬送装置40は、搬送路形成
部材41の搬送表面に、搬送方向及び直交する方向(搬
送路形成部材41の幅方向)に所定間隔をあけて、搬送
路形成部材41の幅方向に所定幅を有する複数の振動子
42が形成されている。この振動子42は、搬送路形成
部材41の表面から所定量当該表面に略鉛直方向上方に
突出して形成されているとともに、搬送方向に所定量傾
斜した状態で形成されている。したがって、振動子42
は、その先端部42aの形成する面が、搬送方向に直角
の方向、すなわち、搬送路形成部材41の幅方向両端部
が上方に湾曲して突出し、搬送路形成部材41の中央部
が下方に窪んだ湾曲形状に形成されている。
【0080】本実施の形態の固体搬送装置40は、工場
内等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、こ
の環境振動により、振動子42は、その突出方向と反突
出方向に振動する。この搬送路形成部材41の振動子4
2上に搬送対象である固体2が載置されると、固体搬送
装置40は、その突出方向と反突出方向に振動する振動
子42により固体2を搬送方向に搬送する。
【0081】すなわち、搬送路形成部材41から所定量
上方に突出した振動子42は、搬送方向に所定量傾斜し
て形成されているとともに、その先端部42aの形成す
る面が、搬送路形成部材41の幅方向両端部が上方に湾
曲して突出し、搬送路形成部材41の中央部が下方に窪
んだ湾曲形状に形成されている。
【0082】したがって、この振動子42上に固体2が
載置されて、環境振動により振動子42が突出方向に振
動すると、振動子42の先端部42aが固体2を適切に
引っかけた状態で搬送方向に向かって、固体2を確実に
搬送方向に移動する。次に、振動子42が反突出方向に
振動すると、振動子42の先端部42aが固体2に引っ
かからず、固体2と滑った状態で元に戻り、固体2を元
の状態に引き戻すことがない。
【0083】また、振動子42は、その先端部42aの
形成する面が、搬送方向に直角の方向(搬送路形成部材
41の幅方向両端部)が上方に湾曲して突出した樋形状
に形成されているため、固体2は、その突出方向と反突
出方向に振動する振動子42の樋形状により、搬送路形
成部材41の中央部に寄せられつつ、搬送方向に順次搬
送される。
【0084】したがって、本実施の形態の固体搬送装置
40は、樋形状の振動子42で、固体2を搬送路形成部
材41の中央部に集めて、固体2が振動子42上から落
下するのを防止しつつ、確実に搬送することができる。
【0085】図6は、本発明の固体搬送装置の第6の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、搬送路形成
部材の表面をその幅方向中央部が角状に下方に窪んだ略
V字形状に形成して、搬送路形成部材の表面上に形成さ
れる振動子の先端部を略V字形状に形成したもので、請
求項6に対応するものである。
【0086】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の固体搬送装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の固
体搬送装置と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0087】図6は、本発明の固体搬送装置の第6の実
施の形態を適用した固体搬送装置50の側面図であり、
本実施の形態の固体搬送装置50は、工場内等におい
て、段ボール箱等の固体2を搬送するのに利用される。
【0088】図6において、固体搬送装置50は、所定
幅を有した搬送路形成部材51が固体2の搬送方向(図
6の紙面手前方向)に延在して長く配設され、工場等の
所定の環境振動を有する床面に設置される。
【0089】搬送路形成部材51は、その搬送表面が、
搬送路形成部材51の幅方向において、中央部が下方に
角状に凹んだV字形状に形成されており、そのV字形状
の搬送表面に搬送方向及び直交する方向(搬送路形成部
材51の幅方向)に所定間隔を空けて複数の振動子52
が形成されている。
【0090】振動子52は、搬送路形成部材51の幅方
向にV字形状に凹んだ搬送表面から所定量当該表面に鉛
直方向上方に突出して形成されているとともに、搬送方
向に所定量傾斜した状態で形成されている。したがっ
て、振動子52は、その先端部52aの形成する面が、
搬送方向に直角の方向、すなわち、搬送路形成部材51
の幅方向両端部が上方に突出し、搬送路形成部材51の
中央部が下方に角状に凹んだV字形状に形成されてい
る。
【0091】本実施の形態の固体搬送装置50は、工場
内等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、こ
の環境振動により振動子52は、その突出方向と反突出
方向に振動する。そして、振動子52は、その先端部5
2aの形成する面が、搬送路形成部材51の幅方向にお
いて、中央部が下方に角状に凹んだV字形状に形成され
ており、この搬送路形成部材51の振動子52上に、例
えば、四角形の箱形状の固体2(例えば、段ボール箱)
を載置する際、図6に示すように、固体2の角部をV字
形状の振動子52のV字形状の凹んだ角部にあわせる状
態で載置する。この状態で固体2が振動子52上に載置
されると、箱形の固体2は、その2面に振動子52が接
触した状態で振動子52上に載置されることになる。
【0092】固体搬送装置1は、環境振動が搬送路形成
部材51を介して振動子52に伝達され、振動子52
は、その突出方向と反突出方向に振動して、振動子52
上に載置された固体2を搬送方向に搬送する。
【0093】すなわち、搬送路形成部材51から所定量
上方に突出した振動子52は、搬送方向に所定量傾斜し
た状態で形成されているとともに、その先端部52aの
形成する面が、搬送路形成部材51の幅方向、すなわ
ち、搬送方向に対して直角方向でその中央部が凹んだV
字形状に形成されているため、振動子52上に固体2が
載置されて、環境振動により振動子52が突出方向に振
動すると、振動子52の先端部52aが固体2を適切に
引っかけた状態で搬送方向に向かって、固体2を確実に
搬送方向に移動する。次に、振動子52が反突出方向に
振動すると、振動子52の先端部52aが固体2に引っ
かからず、固体2と滑った状態で元に戻り、固体2を元
の状態に引き戻すことがない。
【0094】そして、この振動子52は、搬送方向に直
角の方向(搬送路形成部材51の幅方向両端部)におい
て中央部が凹んだV字形状に形成されているため、振動
子52が固定2の2面に接触して、振動子52の振動が
より一層確実に固体2に伝達され、固体2をより一層大
きな搬送力でかつより一層速い速度で搬送することがで
きるとともに、固定2を搬送方向に直角の方向の中央部
に位置させた状態で搬送して、固体2が振動子52から
落下するのを防止しつつ、搬送方向に適切に搬送するこ
とができる。
【0095】図7は、本発明の固体搬送装置の第7の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、振動子上の
固体を案内するガイド部材を配設したもので、請求項7
に対応するものである。
【0096】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の固体搬送装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の固
体搬送装置と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0097】図7は、本発明の固体搬送装置の第7の実
施の形態を適用した固体搬送装置60の斜視図であり、
本実施の形態の固体搬送装置60は、工場内等におい
て、段ボール箱等の固体2を搬送するのに利用される。
【0098】図7において、固体搬送装置60は、所定
幅を有した搬送路形成部材3が固体2の搬送方向(図7
に片矢印で示す方向)に延在して長く配設され、工場等
の所定の環境振動を有する床面に設置される。
【0099】搬送路形成部材3は、その搬送表面に搬送
方向に所定間隔を空けて複数の振動子4が形成されてお
り、振動子4は、上記第1の実施の形態と同様に、搬送
路形成部材3の表面から所定量上方に突出して形成され
ているとともに、搬送方向に所定角度傾斜した状態で形
成されている。
【0100】また、搬送路形成部材3には、その幅方向
両端部にガイド板(ガイド部材)61、62が配設され
ており、ガイド板61及びガイド板62は、振動子4の
先端部4aから所定量上方に突出した状態で配設されて
いる。
【0101】本実施の形態の固体搬送装置60は、工場
内等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、こ
の環境振動により搬送路形成部材3が振動して、搬送路
形成部材3の振動により振動子4が、少なくともその突
出方向と反突出方向に振動する。この搬送路形成部材3
の振動子4上に搬送対象である固体2が載置されると、
固体搬送装置60は、ガイド板61とガイド板62によ
り固体2を案内しつつ、その突出方向と反突出方向に振
動する振動子4により固体2を搬送方向に搬送する。
【0102】すなわち、振動子4により搬送方向に搬送
される固体2を、搬送路形成部材3の幅方向両端部に配
設されたガイド板61とガイド板62がガイド(案内)
して、固体2が振動子4上から落下するのを防止する。
【0103】したがって、本実施の形態の固体搬送装置
60は、ガイド板61及びガイド板62により固体2を
確実に振動子4上に保持して、振動子4上から落下する
のを防止することができる。
【0104】図8は、本発明の固体搬送装置の第8の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、筒形状のガ
イド部材を振動子上の固体を搬送可能な空間を空けて配
設したもので、請求項8に対応するものである。
【0105】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の固体搬送装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の固
体搬送装置と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0106】図8は、本発明の固体搬送装置の第8の実
施の形態を適用した固体搬送装置70の斜視図であり、
本実施の形態の固体搬送装置70は、工場内等におい
て、段ボール箱等の固体2を搬送するのに利用される。
【0107】図8において、固体搬送装置70は、所定
幅を有した搬送路形成部材3が固体2の搬送方向(図8
に片矢印で示す方向)に延在して長く配設され、工場等
の所定の環境振動を有する床面に設置される。
【0108】搬送路形成部材3は、その搬送表面に搬送
方向及び直交する方向(搬送路形成部材3の幅方向)に
所定間隔を空けて複数の振動子4が形成されており、振
動子4は、上記第1の実施の形態と同様に、搬送路形成
部材3の表面から所定量上方に突出して形成されている
とともに、搬送方向に所定角度傾斜した状態で形成され
ている。
【0109】また、搬送路形成部材3には、その幅方向
両端部から上方を覆う筒状のガイド板71が配設されて
おり、ガイド板71は、振動子4の先端部4aから所定
量上方に突出するその両壁部71a、71bと上部を覆
う上壁部71cを有している。この両壁部71a、71
bの高さは、振動子4上に載置される固体2を筒状のガ
イド板71内を搬送するのに充分な高さである。
【0110】本実施の形態の固体搬送装置70は、工場
内等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、こ
の環境振動により搬送路形成部材3が振動して、搬送路
形成部材3の振動により振動子4が、少なくともその突
出方向と反突出方向に振動する。この搬送路形成部材3
の振動子4上に搬送対象である固体2が載置されると、
固体搬送装置70は、筒状のガイド板71により固体2
を案内しつつ、その突出方向と反突出方向に振動する振
動子4により固体2を搬送方向に搬送する。
【0111】すなわち、振動子4により搬送方向に搬送
される固体2を、搬送路形成部材3の幅方向両端部から
振動子4の上部を覆うように配設された筒状のガイド板
71がガイド(案内)して、固体2が振動子4上から落
下するのを防止する。
【0112】したがって、本実施の形態の固体搬送装置
70は、ガイド板71により固体2を確実に振動子4上
に保持して、振動子4上から落下するのを防止すること
ができる。
【0113】図9は、本発明の固体搬送装置の第9の実
施の形態を示す図であり、本実施の形態は、搬送路形成
部材を筒形状に形成して全ての内面に振動子を配設した
もので、請求項9に対応するものである。
【0114】図9は、本発明の固体搬送装置の第9の実
施の形態を適用した固体搬送装置80の側面図であり、
本実施の形態の固体搬送装置80は、工場内等におい
て、段ボール箱等の固体81を搬送するのに利用され
る。
【0115】図9において、固体搬送装置80は、所定
長さを有し略四角筒に形成された搬送路形成部材82を
備えており、工場等の所定の環境振動を有する床面に設
置される。
【0116】搬送路形成部材82は、その略四角筒形状
の全ての内表面に搬送方向に所定間隔を空けて複数の振
動子83が形成されており、振動子83は、搬送路形成
部材82の各内表面から所定量鉛直方向に突出するとと
もに、搬送方向(図9の紙面手前方向)に所定量傾斜し
た状態で形成されている。
【0117】搬送路形成部材82内には、搬送路形成部
材82の内表面全面に形成された振動子83の先端部8
3aに接触する状態で所定の大きさの固体81が収納さ
れるのに充分な高さと幅を有しており、振動子83は、
搬送路形成部材82内に収納された所定の大きさの固体
81の表面に接触して固体81を包み込むようになって
いる。
【0118】本実施の形態の固体搬送装置80は、工場
内等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、こ
の環境振動により筒形状の搬送路形成部材82が振動し
て、搬送路形成部材82の振動により、搬送路形成部材
82の内表面全てに所定間隔で形成された振動子83
が、その突出方向と反突出方向に振動する。この搬送路
形成部材82の床に設置された側の面の振動子83上に
搬送対象である固体81が載置されると、固体搬送装置
80は、筒状の搬送路形成部材82の内表面全てに形成
された振動子83により固体81を案内しつつ、その突
出方向と反突出方向に振動する振動子83により固体8
1を搬送方向に搬送する。
【0119】すなわち、振動子83により搬送方向に搬
送される固体83を、搬送路形成部材82の内表面全て
に形成された振動子83で保持して、固体81が落下す
るのを防止することができる。
【0120】また、固体搬送装置81は、固体81の全
表面に、振動する振動子83が接触して固体81を搬送
するので、搬送力を向上させて、より一層速い搬送速度
で固体81を搬送することができるとともに、粉体や流
体等の搬送をも行うことができる。
【0121】さらに、固体搬送装置81は、固体81の
全表面に、振動する振動子83が接触して固体81を搬
送するので、搬送路形成部材82をその搬送方向が鉛直
方向に向くように配設することにより、固体81を鉛直
上方にも搬送することができ、固体搬送装置81の利用
性を向上させることができる。
【0122】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0123】
【発明の効果】請求項1記載の発明の固体搬送装置によ
れば、所定の振動環境中に設置され、当該環境振動を利
用して、固体を所定の搬送方向に搬送する固体搬送装置
であって、所定幅を有して搬送方向に所定距離にわたっ
て振動環境中に配設される所定厚さの板状の搬送路形成
部材の表面に、当該表面から略上方に向かって突出する
とともに搬送路形成部材の幅方向に所定幅を有する振動
子を、搬送方向に所定角度傾斜した状態で搬送方向に所
定間隔空けて複数形成し、当該振動子を環境振動により
その突出方向と反突出方向に振動して、振動子上に載置
された固体を搬送方向に搬送するので、固体搬送装置自
体が駆動源を有することなく、環境振動で振動子が振動
して、振動子上の固体を上り勾配方向の搬送方向にも適
切に搬送することができ、固定搬送装置を小型・軽量で
安価、かつ、信頼性の良好なものとすることができる。
【0124】請求項2記載の発明の固体搬送装置によれ
ば、振動子を、搬送路形成部材の幅方向に複数形成する
とともに、搬送方向に所定量位置ずれした状態で形成し
ているので、搬送方向に位置ずれされた振動子により間
隔の短い搬送方向の搬送力を固体に付与して、固体の搬
送速度をより一層向上させることができるとともに、固
体をスムーズに搬送することができる。
【0125】請求項3記載の発明の固体搬送装置によれ
ば、振動子を、搬送方向に対して搬送路形成部材の幅方
向に所定角度傾斜した状態で形成しているので、環境振
動の搬送方向の振動成分や略上下方向の振動で振動子を
振動させて固体を搬送することができるとともに、搬送
路形成部材の幅方向の振動成分によっても振動子を振動
させて固体を搬送することができ、固体の搬送速度をよ
り一層向上させることができる。
【0126】請求項4記載の発明の固体搬送装置によれ
ば、搬送路形成部材の幅方向に複数形成された振動子
を、搬送路形成部材の幅方向において2つのブロックに
分割するとともに、当該分割した各ブロックの振動子が
搬送方向において相対向する方向に所定角度傾斜させて
形成しているので、振動子が向かい合う方向である搬送
路形成部材の中央方向に固体を集めつつ搬送することが
でき、固体を搬送方向に安全に搬送することができる。
【0127】請求項5記載の発明の固体搬送装置によれ
ば、搬送路形成部材の幅方向において、複数の振動子の
先端部の形成する面を、その中央部が下方に曲面状に窪
んだ湾曲形状に形成しているので、固体を当該湾曲形状
により搬送路形成部材の中央部に集めつつ搬送すること
ができ、固体が振動子上から落下するのを防止しつつ、
適切に搬送することができる。
【0128】請求項6記載の発明の固体搬送装置によれ
ば、搬送路形成部材の幅方向において、複数の振動子の
先端部の形成する面を、その中央部が下方に角状に窪ん
だ略V字形状に形成しているので、固体を当該V字形状
により搬送路形成部材の中央部に集めつつ搬送して、固
体が振動子上から落下するのを防止することができると
とともに、角形状の固体に対して振動子の接触面積を大
きくして、振動子が固体に作用する搬送力を大きくする
ことができ、固体を適切に搬送することができるととも
に、より一層搬送速度を向上させることができる。
【0129】請求項7記載の発明の固体搬送装置によれ
ば、振動子上の固体を搬送方向に案内するガイド部材を
搬送方向に延在させて配設しているので、振動子上での
固体の進路を定めることができるとともに、固体が振動
子から落下することを防止することができる。
【0130】請求項8記載の発明の固体搬送装置によれ
ば、振動子上の固体を搬送方向に案内するガイド部材
を、振動子の上部に固体を載置して搬送可能な空間を空
けて、当該振動子の上部を覆う筒形状に形成しているの
で、振動子上での固体の進路を定めることができるとと
もに、固体が振動子から落下することをより一層適切に
防止することができ、粉体や流体なども搬送することが
できる。
【0131】請求項9記載の発明の固体搬送装置によれ
ば、搬送路形成部材を、内部に固体を搬送する搬送路を
有する所定の筒形状に形成し、振動子を、搬送路形成部
材の内表面全面に固体を包み込む状態で形成しているの
で、固体を筒形状の搬送路形成部材の内表面全面に形成
された振動子で案内しつつ適切に搬送することができる
とともに、固体に作用する振動子の搬送力を大きくする
ことができ、固体が落下することを防止しつつ、鉛直方
向にも搬送することができるとともに、粉体や流体等を
も適切に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体搬送装置の第1の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部斜視図。
【図2】本発明の固体搬送装置の第2の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部平面図。
【図3】本発明の固体搬送装置の第3の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部平面図。
【図4】本発明の固体搬送装置の第4の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部平面図。
【図5】本発明の固体搬送装置の第5の実施の形態を適
用した固体搬送装置の側面図。
【図6】本発明の固体搬送装置の第6の実施の形態を適
用した固体搬送装置の側面図。
【図7】本発明の固体搬送装置の第7の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部斜視図。
【図8】本発明の固体搬送装置の第8の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部斜視図。
【図9】本発明の固体搬送装置の第9の実施の形態を適
用した固体搬送装置の側面図。
【符号の説明】
1 固体搬送装置 2 固体 3 搬送路形成部材 4 振動子 4a 先端部 10、20、30 固体搬送装置 11、21、31、32 振動子 40 固体搬送装置 41 搬送路形成部材 42 振動子 42a 先端部 50 固体搬送装置 51 搬送路形成部材 52 振動子 52a 先端部 60 固体搬送装置 61、62 ガイド板 70 固体搬送装置 71 ガイド板 71a、71b 壁部 71c 上壁部 80 固体搬送装置 81 固体 82 搬送路形成部材 83 振動子 83a 先端部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の振動環境中に設置され、当該環境振
    動を利用して、固体を所定の搬送方向に搬送する固体搬
    送装置であって、所定幅を有して前記搬送方向に所定距
    離にわたって前記振動環境中に配設され所定厚さの板状
    の搬送路形成部材と、前記搬送路形成部材の表面に当該
    表面から略上方に向かって突出するとともに前記搬送路
    形成部材の幅方向に所定幅を有する振動子と、を備え、
    前記振動子は、前記搬送方向に所定角度傾斜した状態
    で、前記搬送方向に所定間隔を空けて複数形成され、前
    記環境振動により前記突出方向と反突出方向に振動し
    て、前記振動子上に載置された前記固体を前記搬送方向
    に搬送することを特徴とする固体搬送装置。
  2. 【請求項2】前記振動子は、前記搬送路形成部材の幅方
    向に複数形成されるとともに、当該搬送路形成部材の幅
    方向において隣接する前記振動子が、前記搬送方向に所
    定量位置ずれした状態で形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の固体搬送装置。
  3. 【請求項3】前記振動子は、前記搬送方向に対して前記
    搬送路形成部材の幅方向に所定角度傾斜した状態で形成
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の固体搬送装置。
  4. 【請求項4】前記振動子は、前記搬送路形成部材の幅方
    向に複数形成され、前記搬送路形成部材の幅方向におい
    て2つのブロックに分割されているとともに、当該分割
    された各ブロックの振動子が前記搬送方向において相対
    向する方向に所定角度傾斜して形成されていることを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の固体
    搬送装置。
  5. 【請求項5】前記固体搬送装置は、前記搬送路形成部材
    の幅方向において、前記複数の振動子の先端部の形成す
    る面が、その中央部が下方に曲面状に窪んだ湾曲形状に
    形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4
    のいずれかに記載の固体搬送装置。
  6. 【請求項6】前記固体搬送装置は、前記搬送路形成部材
    の幅方向において、前記複数の振動子の先端部の形成す
    る面が、その中央部が下方に角状に窪んだ略V字形状に
    形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4
    のいずれかに記載の固体搬送装置。
  7. 【請求項7】前記固体搬送装置は、前記搬送方向に延在
    して配設され、前記振動子上の前記固体を前記搬送方向
    に案内するガイド部材を、さらに備えていることを特徴
    とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の固体搬
    送装置。
  8. 【請求項8】前記ガイド部材は、前記振動子の上部に前
    記固体を載置して搬送可能な空間を空けて当該振動子の
    上部を覆う筒形状に形成されていることを特徴とする請
    求項7記載の固体搬送装置。
  9. 【請求項9】前記搬送路形成部材は、内部に前記固体を
    搬送する搬送路を有する所定の筒形状に形成され、前記
    振動子は、前記筒形状の搬送路形成部材の内表面全面
    に、前記固体を包み込む状態で形成されていることを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の固体
    搬送装置。
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JP2005132530A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Ricoh Co Ltd 搬送装置

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JP2005132530A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Ricoh Co Ltd 搬送装置
JP4527380B2 (ja) * 2003-10-29 2010-08-18 株式会社リコー 搬送装置

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