JP2002193424A - 固体搬送装置 - Google Patents

固体搬送装置

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JP2002193424A
JP2002193424A JP2000398236A JP2000398236A JP2002193424A JP 2002193424 A JP2002193424 A JP 2002193424A JP 2000398236 A JP2000398236 A JP 2000398236A JP 2000398236 A JP2000398236 A JP 2000398236A JP 2002193424 A JP2002193424 A JP 2002193424A
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vibration
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JP2000398236A
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Susumu Okada
岡田  進
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動源を有さない環境振動により振動する搬
送路形成部材の表面に搬送方向に向かって傾斜して配設
される複数本のブラシを設け、このブラシ上に搬送用の
固体を搭載し、この固体を効率的に円滑に、かつ適切に
搬送し、比較的安価で軽量コンパクトにまとめられ、信
頼性の高い固体搬送装置を提供する。 【解決手段】 環境振動内に配置された搬送路形成部材
2上には、固体4搬送方向(A)に向かって傾斜又は変
曲した複数本のブラシ3が適宜間隔で、例えば、碁盤状
に配設される。このブラシ3の先端部に固体4を搭載
し、ブラシ3の先端部の形状やその共振振動数や変形量
を工夫すると共に搬送路形成部材2の共振振動数や材質
を工夫することにより、固体4が効率的に、かつ円滑に
搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特別の駆動源を有
せず固体を上り及び下り勾配場所に対しても円滑に搬送
し得る固体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固定を搬送する装置としては駆動
源を備えたものが一般に用いられているが、駆動源を備
えない環境振動(例えば、工場内における自然振動)を
用いて固体を所定の搬送方向に搬送する固体搬送装置に
関する公知技術があり、例えば、特開平6−11035
7号公報、特開平11−130228号公報及び特開平
11−278635号公報等が挙げられる。
【0003】特開平6−110357号公報の「粉体搬
送装置」は粉体の搬送路を形成する粉体搬送面を有する
粉体搬送路形成部材を設け、この粉体搬送路形成部材を
環境振動中に前記粉体搬送面を粉体搬送方向に下り勾配
にして配設したことを特徴としており、環境振動と粉体
搬送面の勾配を利用して、粉体を下り勾配方向に搬送さ
せているものである。
【0004】また、特開平11−130228号公報の
「固体搬送装置」は所定の環境振動中に設置され、当該
環境振動を利用して、固体を所定の搬送方向に搬送する
固体搬送装置であって、所定幅を有して前記搬送方向に
所定距離にわたって前記環境振動中に配設される所定厚
さの板状の搬送路形成部材と、前記搬送路形成部材の表
面に当該表面から略上方に向かって突出すると共に前記
搬送路形成部材の略幅方向に延在して形成されたエッジ
とを備え、前記エッジは、所定の鋭角状に尖った先端部
を有すると共に、当該先端部が前記搬送方向と反対方向
に所定角度を向いた状態で前記形成され、前記環境振動
により前記エッジが前記搬送方向と反搬送方向に振動し
て、前記エッジ上に載置された前記固体を前記搬送方向
に搬送することを特徴としており、この固体搬送装置
は、環境振動と所定の鋭角状に尖った先端部を有すると
共に、当該先端部が前記搬送方向と反対方向に所定角度
向いた状態で前記形成され、前記搬送路形成部材の表面
に当該表面から略上方向に向かって突出すると共に、前
記搬送路形成部材の略幅方向に延在して形成されたエッ
ジを利用して固体を下り勾配方向のみならず上り勾配方
向にも搬送させるものからなる。
【0005】また、特開平11−278635号公報の
「固体搬送装置」は所定の環境振動中に設置され、当該
環境振動を利用して、固体を所定の搬送方向に搬送する
固体搬送装置であって、所定幅を有して前記搬送方向に
所定距離にわたって前記環境振動中に配設され所定厚さ
の板状の搬送路形成部材と、前記搬送路形成部材の表面
に当該表面から略上方に向かって突出すると共に前記搬
送路形成部材の略幅方向に延在して形成された突起とを
備え、前記突起は、前記搬送方向側と反対方向側で摩擦
係数が異なる状態で前記形成され、前記環境振動により
前記突起が前記搬送方向と反搬送方向に振動して、前記
突起上に載置された前記固体を前記搬送方向に搬送する
ことを特徴としている。また、この固体搬送装置は、環
境振動と前記搬送方向側と反対方向側で摩擦係数が異な
る状態で前記形成され、前記搬送路形成部材の表面に当
該表面から略上方に向かって突出すると共に前記搬送路
形成部材の略幅方向に延在して形成された突起を利用し
て、固体を下り勾配方向のみならず上り勾配方向にも搬
送させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の特開平6−11
0357号公報の「固体搬送装置」は、前記の特徴を有
するものであるが、それ自体が駆動源を有していないた
め、小型で低コストの固体搬送面を提供することはでき
るものの下り勾配を利用して粉体を搬送しているため固
体を下り勾配方向にしか搬送することができない問題点
がある。
【0007】また、前記の特開平11−130228号
公報の「固体搬送装置」は、それ自体が駆動源を有して
いないため、小型で低コストの固体搬送面を提供するこ
とができ、所定の鋭角状に尖った先端部を有すると共
に、当該先端部が前記搬送方向と反対方向に所定角度向
いた状態で前記形成され、前記搬送路形成部材の表面に
当該表面から略上方に向かって突出すると共に前記搬送
路形成部材の略幅方向に延在して形成されたエッジを利
用しているため、固体を下り勾配方向のみならず上り勾
配方向にも搬送することができるものの所定の鋭角状に
尖った先端部を有すると共に、当該先端部が前記搬送方
向と反対方向に所定角度向いた状態で前記形成され、前
記搬送路形成部材の表面に当該表面から略上方に向かっ
て突出すると共に前記搬送路形成部材の略幅方向に延在
して形成されたエッジを利用しているため、前記搬送路
形成部材の略幅方向に延在して形成されたエッジの先端
部が揃ってないと前記固体に接触しない先端部が発生し
やすく、環境振動を良好に伝えるには製造条件が厳しく
なりコスト高の原因になる問題点がある。
【0008】また、前記の特開平11−278635号
公報の「固体搬送装置」は、それ自体が駆動源を有して
いないため、小型で低コストの固体搬送面を提供するこ
とができ、前記搬送方向側と反対方向側で摩擦係数が異
なる状態で前記形成され、前記搬送路形成部材の表面に
当該表面から略上方に向かって突出すると共に前記搬送
路形成部材の略幅方向に延在して形成された突起を利用
しているため、固体を下り勾配方向のみならず上り勾配
方向にも搬送することができる。然し乍ら、前記搬送方
向側と反対方向側で摩擦係数が異なる状態で前記形成さ
れ、前記搬送路形成部材の表面に当該表面から略上方に
向かって突出すると共に前記搬送路形成部材の略幅方向
に延在して形成された突起を利用しているため、前記突
起は、前記搬送方向側と反対方向側で摩擦係数が異なっ
ていなければならず、構成が複雑になりコスト高の原因
になる問題点がある。
【0009】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、環境振動を用いて搬送路形成部材等に傾斜又は変曲
して設けたブラシを振動させて、搬送用の固定を搬送方
向に効率的に、円滑に、かつ適切に搬送でき、製造条件
や摩擦係数の条件が緩くても前記固体に環境振動を良好
に伝え易い、小型・軽量で安価、かつ信頼性の良好な固
体搬送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の固体
搬送装置は、特別の駆動源を用いないで振動する環境振
動内で固体を所定の搬送方向に搬送する装置であって、
該装置は、前記環境振動からの振動が伝達される平板状
の搬送路形成部材と、該搬送路形成部材の表面から突出
して適宜間隔で複数本配設され前記搬送方向及び反搬送
方向に変形可能な形態からなりその先端部で前記固体を
搭載するブラシとを有し、該ブラシは前記搬送方向側に
向かって傾斜又は変曲して配置されることを特徴とす
る。これにより、固体搬送装置自体が駆動源を有するこ
となく、環境振動ブラシが振動して、ブラシ上の固体を
上り勾配方向の搬送方向にも適切に搬送することがで
き、固体搬送装置を小型・軽量で安価、かつ信頼性の向
上を図ることができる。
【0011】また、本発明の請求項2の固体搬送装置
は、前記ブラシは、その先端部が鋭角状に尖ったものか
らなることを特徴とする。これにより、ブラシを所定の
鋭角状に尖った先端部を有すると共に、先端部が搬送方
向側に所定角度向いた状態で形成しているので、環境振
動で搬送方向に振動するブラシの固体への引っかかり力
を大きくして、より大きな搬送力で固体を搬送すること
ができ、搬送速度を向上させることができる。
【0012】また、本発明の請求項3の固体搬送装置
は、前記ブラシは、前記環境振動の振動数範囲に含まれ
る振動数と共振する共振振動数を有するものからなるこ
とを特徴とする。これにより、少なくともブラシを環境
振動の振動数範囲に含まれる共振振動数を有したものと
しているので、少なくともブラシを環境振動に共振させ
てブラシを大きく振動させることができ、より大きな搬
送力で固体を搬送して、搬送速度をより向上させること
ができる。
【0013】また、本発明の請求項4の固体搬送装置
は、複数本の前記ブラシは、その共振振動数が相異する
ものを有することを特徴とする。これにより、搬送力の
大きいブラシが常に存在し、固体の搬送環境振動が変化
しても速度を向上させることが安定してできる。
【0014】また、本発明の請求項5の固体搬送装置
は、前記複数本のブラシは、その変形量が異なるものか
らなることを特徴とする。これにより、複数のブラシ
を、固体が載置された状態で、環境振動により搬送方向
および反搬送方向に変形可能に形成すると共に、当該変
形量の異なるブラシを搬送方向において所定の順序で配
列しているので、ブラシ上の固体に変形量の異なるブラ
シにより常に搬送力の大きいブラシが存在し、固体の搬
送速度をより向上させることができると共に、環境振動
が変化しても固体をスムーズに搬送することができる。
【0015】また、本発明の請求項6の固体搬送装置
は、前記搬送路形成部材が、振動伝達率の良い部材から
形成されることを特徴とする。これにより、環境振動を
搬送路形成部材からブラシに効率的に伝達して、ブラシ
を適切に振動させることができ、より一層適切に固体を
搬送することができる。
【0016】また、本発明の請求項7の固体搬送装置
は、前記搬送路形成部材が、振動吸収部材からなること
を特徴とする。これにより、防振作用を施すと共に、搬
送を阻害するような振動がブラシに伝達されることを抑
制することができ、より一層適切に固体を搬送すること
ができると共に、固体をスムーズに搬送することができ
る。
【0017】また、本発明の請求項8の固体搬送装置
は、前記搬送路形成部材には、前記環境振動の振動を前
記搬送路形成部材に伝達する振動伝達部材が付設される
ことを特徴とするこれにより、環境振動をより一層効率
的に搬送路形成部材に伝達して、ブラシが固体に作用す
る搬送力を大きくすることができ、より一層搬送速度を
向上させることができる。
【0018】また、請求項9の固体搬送装置は、前記振
動伝達手段が、前記環境振動の振動数範囲に含まれる振
動数と共振する共振振動数を有するものからなることを
特徴とする。振動伝達手段を環境振動の振動数範囲に含
まれる共振振動数を有したものとしているので環境振動
をより一層効率的に、かつ拡大して搬送路形成部材に伝
達して、ブラシが固体に作用する搬送力をより一層大き
くすることができ、より一層搬送速度を向上させること
ができる。
【0019】また、請求項10の固体搬送装置は、特別
の駆動源を用いないで振動する環境振動内で固体を所定
の搬送方向に搬送する装置であって、該装置は、前記環
境振動内において前記固体を上面に搭載する搬送部材
と、該搬送部材の下面に下方に向かって突出し適宜間隔
で複数本配設され前記搬送方向及び反搬送方向に変形可
能な形態からなりその先端部を前記環境振動内の接地面
に接触して配置されるブラシとを有し、該ブラシは前記
固体の反搬送方向側に向かって傾斜又は変曲して配置さ
れることを特徴とする。これにより、固体搬送装置自体
が駆動源を有することなく、環境振動で搬送部材の下面
に形成されて環境振動面に接触するブラシが振動して、
固体を搭載した搬送部材が搬送方向に移動して、上り勾
配であっても固体を適切に搬送することができ、固体搬
送装置を小型・軽量で安価、かつ信頼性の良好なものと
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固体搬送装置の実
施の形態を図面を参照して詳述する。なお、以下に述べ
る実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。まず、図1により、本発明の請求項2に対応す
る固体搬送装置の第1の実施の形態を説明する。本実施
の形態の固体搬送装置1は工場等の環境振動内に配置さ
れ、環境振動により振動する搬送路形成部材2と、搬送
用の品物である固体4を搭載するブラシ3とからなる。
なお、ブラシ3は本実施の形態では先端部が鋭角状に尖
ったものからなり、搬送方向側に向かって傾斜(又は変
曲)したものからなる。固体4の搬送方向をA方向とす
ると搬送路形成部材2は環境振動の振動によりA方向と
反搬送方向のB方向の双方に振動する。
【0021】搬送路形成部材2はプラスチックからな
り、例えば、幅37.4[cm]、長さ6.4[cm]
のものからなる。この搬送路形成部材2は振動レベル6
0[dB]、周波数分布が中心周波数152.6[H
z]を中心とした正規分布状の環境振動内に配置され、
前記のようにA方向およびB方向に振動する。
【0022】ブラシ3は搬送路形成部材2の表面から上
方に突出したものからなり、A方向、B方向に変形可能
材料からなり、前記のようにA方向に向かって傾斜した
ものからにる(なお、変曲したものでもよい)。また、
本実施の形態ではその先端部が鋭角状になっている。具
体的にはブラシ3は合成樹脂材からなり、付け根断面の
半径が0.2[cm]の円で長さが3.4[cm]のも
のからなる。また、図示のように搬送路形成部材2に対
し約45°傾いた状態で配設される。ブラシは図2に示
すように縦横方向に沿って適宜間隔で複数本配設され
る。なお、間隔としては本実施の形態では1.4[c
m]であり、碁盤目状に配設される。以上の構造のブラ
シ3は搬送路形成部材2の振動によりA方向およびB方
向に振動する。
【0023】本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内
等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、この
環境振動によりブラシ3は、図1に両矢印A,Bで示す
ように、搬送方向および反搬送方向に振動するブラシ3
により固体4は搬送方向Aに搬送される。即ち、ブラシ
3は、搬送方向側に傾斜した状態となっていると共に、
所定の鋭角状に尖った先端部を有し、先端部が搬送方向
と反対方向に所定角度向いた状態で形成されているた
め、ブラシ3上に固体4が載置されて、環境振動により
ブラシ3が搬送方向に振動すると、ブラシ3の先端部よ
りも搬送方向上流側の摩擦係数の大きい面が固体4を適
切に引っかけた状態で搬送方向に向かって、固体4を確
実に搬送方向に移動する。次に、ブラシ3が反搬送方向
に振動すると、ブラシ3の先端部が固体4に引っかから
ず、固体4と滑った状態で元に戻り、固体4を元の状態
に引き戻すことがない。このブラシ3の搬送方向の振動
と反搬送方向の振動が、環境振動により繰り返される
と、固体4は搬送方向に順次搬送方向される。従って、
本実施の形態の固体搬送装置1は、ブラシ3の所定の鋭
角状に尖った先端部で、固体4を確実に搬送することが
でき、搬送力を大きくすることができると共に、搬送速
度を向上させることができる。なお、本実施の形態によ
り、幅35.7[cm]長さ42.6[cm]高さ2
8.9[cm]重さ88.4[g]の段ボール箱の固体
4を秒速0.1[m/s]で搬送方向に搬送することが
できる。
【0024】図2は本発明の請求項3に記載の固体搬送
装置の実施の形態を示す。本実施の形態は、少なくとも
ブラシ3aが環境振動に共振する共振振動数を有したも
のである。なお、本実施の形態は、前記実施の形態と同
様の固体搬送装置1に適用したものであり、本実施の形
態の説明においては、第1の実施の形態の固体搬送装置
1と同様の構成部分には、同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。図2は、本発明の固体搬送装置1の
第2の実施の形態を適用した固体搬送装置1の要部斜視
図であり、本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内等
において、段ボール箱等の固体4を搬送するのに利用さ
れる。
【0025】図2において、固体搬送装置1は、所定幅
を有した搬送路形成部材2が固体4の搬送方向(図2中
片矢印方向)に延在して長く配設され、工場等の所定の
環境振動を有する床面に設置される。搬送路形成部材2
は、その搬送表面にブラシ3aが所定間隔で形成されて
おり、ブラシ3aは前記の実施の形態と同様に、合成樹
脂からなり付け根の断面が半径0.3[cm]の円で長
さが3.4[cm]、共振振動数148.6[Hz]
で、搬送速度を5[%]程度向上させるもので、搬送路
形成部材2の表面から所定量上方に突出して、搬送方向
側に傾斜した状態となっている。
【0026】搬送路形成部材2は、少なくともブラシ3
aが、環境振動の振動周波数範囲に含まれる共振振動数
を有する状態で形成されている。即ち、物体は、それを
構成する材質、形状及び寸法により決定される共振振動
数を有している。そこで、少なくともブラシ3aを環境
振動の振動周波数範囲に含まれる共振振動数を有する状
態で形成する。このようにすると、ブラシ3aは、搬送
路形成部材2を介して伝達される環境振動に含まれる当
該共振振動数に共振して、振動エネルギーが増大し、よ
り一層大きく振動する。
【0027】本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内
等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、この
環境振動により搬送路形成部材2が図2に両矢印で示す
方向に振動し、この搬送路形成部材2の振動により、ブ
ラシ3aが、搬送方向及び反搬送方向に振動する。この
搬送路形成部材2のブラシ3aは、環境振動の振動周波
数に含まれる共振振動数を有しているため、環境振動に
共振して、大きな振動エネルギーで、搬送方向と反搬送
方向に振動し、ブラシ3a上に搬送対象である固体4が
載置されると、固体搬送装置1は、搬送方向及び反搬送
方向に共振して振動するブラシ3aにより固体4をより
一層確実に、かつ速やかに搬送方向に搬送する。即ち、
ブラシ3aは、環境振動の周波数範囲に含まれる共振振
動数を有しているため、環境振動に共振して、大きな振
動エネルギーで、搬送方向と反搬送方向に大きく振動
し、ブラシ3a上の固体4をより一層大きな搬送力で搬
送する。従って、より一層搬送速度を向上させることが
できる。
【0028】図3は、本発明の請求項4に記載の固体搬
送装置1の第3の実施の形態を示す図であり、本実施の
形態は、少なくとも搬送路形成部材2bを振動伝達率の
良好な部材で形成したものである。なお、本実施の形態
は、前記第1の実施の形態と同様の固体搬送装置1に適
用したものであり、本実施の形態の説明においては、前
記第3の実施の形態の固体搬送装置1と同様の構成部分
には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。図3は、本発明の固体搬送装置1の第3の実施の形
態を適用した固体搬送装置1の要部斜視図であり、本実
施の形態の固体搬送装置1は、工場内等において、段ボ
ール箱等の固体4を搬送するのに利用される。
【0029】図3において、固体搬送装置1は、所定幅
を有した搬送路形成部材2bが固体4の搬送方向(図3
中片矢印方向)に延在して長く配設され、工場等の所定
の環境振動を有する床面に設置される。搬送路形成部材
2bは、アルミニウムからなり搬送速度を2[%]程度
向上させるもので、その搬送表面にブラシ3が所定間隔
で形成されており、ブラシ3は、前記第1の実施の形態
と同様に、搬送路形成部材2bの表面から所定量上方に
突出して、搬送方向側に傾斜した状態となっている。搬
送路形成部材2bは、振動伝達率が所定の振動伝達率以
上の大きな振動伝達率、例えば、20dB以上を有する
状態で形成されている。
【0030】本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内
等の所定の環境振動を有する床面に設置される搬送路形
成部材2bは、振動伝達率が所定以上、例えば、20d
B以上の振動伝達率を有しているため、環境振動をブラ
シ3に効率的、かつ良好に伝達し、ブラシ3は、環境振
動により搬送方向と反搬送方向に大きく振動する。従っ
て、ブラシ3上に搬送対象である固体4が載置される
と、固体搬送装置1は、振動伝達率の大きい搬送路形成
部材2bにより環境振動をブラシ3に伝達し、ブラシ3
が搬送方向及び反搬送方向に大きく振動して、この振動
するブラシ3により固体4をより一層確実、かつ速やか
に搬送方向に搬送する。従って、より一層搬送速度を向
上させることができる。
【0031】図4は、本発明の請求項5に記載の固体搬
送装置の第4の実施の形態を示す図であり、本実施の形
態は、少なくとも搬送路形成部材2cを所定の振動吸収
部材で形成したものである。なお、本実施の形態は、前
記第1の実施の形態と同様の固体搬送装置1に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、前記第1
の実施の形態の固体搬送装置1と同様の構成部分には、
同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図4
は、本発明の固体搬送装置1の第4の実施の形態を適用
した固体搬送装置1の要部側面図であり、本実施の形態
の固体搬送装置1は、工場内等において、段ボール箱等
の固体4を搬送するのに利用される。
【0032】図4において、固体搬送装置1は、所定幅
を有した搬送路形成部材2cが固体4の搬送方向(図4
中片矢印方向)に延在して長く配設され、工場等の所定
の環境振動を有する床面に設置される。搬送路形成部材
2cは、アルミニウムからなり、その搬送表面にブラシ
3が所定間隔で形成されており、ブラシ3は、前記第1
の実施の形態と同様に、搬送路形成部材2cの表面から
所定量上方に突出して、搬送方向側に傾斜した状態とな
っている。搬送路形成部材2cは、所定の振動吸収率を
有する部材で形成、あるいは、所定の振動吸収率を有す
る部材を含有する状態で形成されている。
【0033】本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内
等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、この
環境振動により搬送路形成部材2cが、図4に両矢印で
示す方向に振動し、この搬送路形成部材2cの振動によ
り、ブラシ3が、搬送方向及び反搬送方向に振動する。
この搬送路形成部材2cの振動により、ブラシ3が、搬
送方向及び反搬送方向に振動する。この搬送路形成部材
2cは、所定の振動吸収率を有しているため、大きな環
境振動を抑制した状態で、環境振動をブラシ3に伝達
し、ブラシ3は、この環境振動により搬送方向と反搬送
方向に振動する。従って、ブラシ3上に搬送対象である
固体4が載置されると、固体搬送装置1は、所定の振動
吸収率を有した搬送路形成部材2cにより環境振動を減
衰させた状態でブラシ3に伝達し、ブラシ3が搬送方向
及び反搬送方向に振動して、この振動するブラシ3によ
り固体4を確実、かつ速やかに搬送方向に搬送する。即
ち、大きな環境振動、例えば、垂直方向の大きな環境振
動あるいは高い振動数の環境振動が発生すると、この環
境振動により固体4が跳ねてしまい、ブラシ3の先端部
によるメカニカルグリップが掛かりにくくなる。また、
固体4は、ブラシ3の先端部上を滑るか滑らないかとい
う状態のとき最も大きな加速力が得られる。
【0034】ところが、本実施の形態の固体搬送装置1
は、搬送路形成部材2cが所定の振動吸収率を有してい
るので、大きな環境振動を減衰させてブラシ3に伝達す
るため、前記固体4の搬送の妨げとなる振動を吸収し
て、適切な振動をブラシ3に伝達し、トラクションを向
上させて、適切に固体4を搬送することができると共
に、より一層確実、かつスムーズに搬送することができ
る。
【0035】図5は、本発明の請求項6に記載の固体搬
送装置1の第5の実施の形態を示す図であり、本実施の
形態は、ブラシ3d及びブラシ3eを所定量変形可能に
形成すると共に、変形量の異なるブラシ3d及びブラシ
3eを搬送方向に所定順序で配列したものである。な
お、本実施の形態は、前記第1の実施の形態と同様の固
体搬送装置1に適用したものであり、本実施の形態の説
明においては、前記第1の実施の形態の固体搬送装置1
と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細
な説明を省略する。図5は、本発明の固体搬送装置1の
第5の実施の形態の適用した固体搬送装置1の要部側面
図であり、本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内等
において、段ボール箱等の固体4を搬送するのに利用で
きる。
【0036】図5において、固体搬送装置1は、所定幅
を有した搬送路形成部材2が固体4の搬送方向に延在し
て長く配設され、工場等の所定の環境振動を有する床面
に設置される。搬送路形成部材2は、その搬送表面にブ
ラシ3d及びブラシ3eが縦横それぞれ1.4[cm]
間隔で碁盤目状に並んで形成されており、ブラシ3d
は、前記第1の実施の形態と同様に、合成樹脂からなり
付け根の断面が半径0.2[cm]の円で長さが3.4
[cm]、共振振動数127.3[Hz]で、少なくと
も、先端部近傍の部分において、所定の鋭角状に尖った
先端部を有すると共に、先端部が搬送方向に基部に対
し、45[°]向いた状態で形成される。また、ブラシ
3eは合成樹脂からなり付け根の断面が半径0.3[c
m]の円で長さが3.4[cm]、共振振動数148.
6[Hz]で、少なくとも、先端部近傍の部分におい
て、所定の鋭角状に尖った先端部を有すると共に、先端
部が搬送方向に基部に対し、45[°]向いた状態で形
成されており、搬送路形成部材2の表面から所定量上方
に突出して、搬送方向側に傾斜した状態となっている。
また、ブラシ3d及びブラシ3eはそれぞれブラシ3d
及びブラシ3e毎にその変形量が異なる状態で、搬送方
向上流側と搬送方向下流側に、所定量変形可能な状態で
形成されており、環境振動により、図5に実線と破線
(3d,3d1及び3e,3e1)でその変形状態を示
すように、各ブラシ3d及びブラシ3eが、搬送方向上
流側と搬送方向下流側に、それぞれ異なった変形量で変
形する。また、このブラシ3d及びブラシ3eは、変形
量の異なるものが搬送方向において所定順序で配列して
形成されている。
【0037】本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内
等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、この
環境振動により搬送路形成部材2が、図5に両矢印で示
す方向に振動し、この搬送路形成部材2の振動により、
ブラシ3及びブラシ3eが、それぞれ異なった振動状態
で搬送方向及び反搬送方向に振動する。この搬送路形成
部材2のブラシ3d及びブラシ3e上に搬送対象である
固体4が載置されると、固体搬送装置1は、搬送方向及
び反搬送方向に振動すると共に、異なった変形量で変形
するブラシ3d及びブラシ3eにより固体4を搬送方向
に搬送する。
【0038】即ち、ブラシ3d及びブラシ3eは、搬送
方向側に傾斜した状態となっていると共に、ブラシ3d
及びブラシ3eは、搬送方向と反搬送方向にそれぞれ異
なる変形量で変形可能に形成されているため、ブラシ3
d及びブラシ3e上に固体4が載置されて、環境振動に
よりブラシ3d及びブラシ3eが搬送方向に振動する
と、ブラシ3d及びブラシ3eは、図5中破線で示す状
態から図5に実線で示す状態に搬送方向にそれぞれ異な
った量だけ寝た状態で変形、即ち、ブラシ3d及びブラ
シ3eの先端部で固体4を適切に引っかけた状態で搬送
方向に向かって寝る状態に変形して、固体4を確実に搬
送方向に移動する。次に、ブラシ3d及びブラシ3eが
反搬送方向に振動すると、ブラシ3d及びブラシ3e
が、図5中実線で示す寝た状態から図5に破線で示す起
きた状態に復帰するため、ブラシ3d及びブラシ3eの
先端部の固体4への引っかかりがより一層低減され、滑
った状態で寝てた状態から起き上がり、固体4を元の状
態に引き戻すことがない。
【0039】従って、環境振動によりブラシ3d及びブ
ラシ3eが固体4に作用する搬送方向の力やその間隔
が、ブラシ3d及びブラシ3eによって異なったものと
なり、固体4の搬送力及び搬送速度をより一層向上させ
ることができると共に、変形量の異なるブラシ3d及び
ブラシ3eを搬送方向において所定順序で配設すること
により、搬送力の大きなブラシ3d及びブラシ3eを常
時固体4に作用させることができ、固体4をより一層確
実、かつスムーズに搬送することができる。
【0040】図6は、本発明の請求項7に記載の固体搬
送装置1の第6の実施の形態を示す図であり、本実施の
形態は、ブラシ3f若しくはブラシ3gを環境振動に共
振する共振振動数を有したものとすると共に、当該共振
振動数の異なるブラシ3f若しくはブラシ3gを搬送方
向に所定順序で配列したものである。なお、本実施の形
態は、前記第1の実施の形態と同様の固体搬送装置1に
適用したものであり、本実施の形態の説明においては、
前記第1の実施の形態の固体搬送装置1と同様の構成部
分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。図6は、本発明の固体搬送装置1の第6の実施の形
態を適用した固体搬送装置1の要部側面図であり、本実
施の形態の固体搬送装置1は、工場内等において、段ボ
ール箱等の固体4を搬送するのに利用される。
【0041】図6において、固体搬送装置1は、所定幅
を有した搬送路形成部材2が固体4の搬送方向に延在し
て長く配設され、工場等の所定の環境振動を有する床面
に設置される。搬送路形成部材2は、その搬送表面にブ
ラシ3f若しくは3gが所定間隔で形成されており、ブ
ラシ3f若しくは3gは、前記第1の実施の形態と同様
に、搬送路形成部材2の表面から所定量上方に突出し
て、搬送方向側に傾斜した状態となっている。また、ブ
ラシ3f若しくは3gは、環境振動の振動周波数範囲の
振動数を共振振動数とするグループ毎に分類されると共
に、各グループがそれぞれ異なる共振振動数を有し、各
グループに属するブラシ3f若しくは3gは、環境振動
により振動するが、例えば、図6に実線と破線で分けて
示すように、各ブラシ3f若しくはブラシ3gが、環境
振動の振動数が当該ブラシ3f若しくはブラシ3gの共
振振動数と一致すると、大きく振動し、共振振動数と一
致しない他のブラシ3f若しくはブラシ3gが、共振す
るブラシ3f若しくはブラシ3gよりも小さく振動す
る。
【0042】本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内
等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、この
環境振動により搬送路形成部材2が、図6に両矢印A,
Bで示す方向に振動し、この搬送路形成部材2の振動に
より、ブラシ3f若しくはブラシ3gが、それぞれ振動
すると共に、当該環境振動と共振する共振振動数を有す
るブラシ3f若しくはブラシ3gが共振して大きく振動
する。この搬送路形成部材2のブラシ3f若しくはブラ
シ3g上に搬送対象である固体4が載置されると、固体
搬送装置1は、搬送方向及び反搬送方向に異なった共振
振動数で振動するブラシ3f若しくはブラシ3gにより
固体4を搬送方向に搬送する。
【0043】即ち、ブラシ3f若しくはブラシ3gは、
搬送方向側に傾斜した状態となっていると共に、共振振
動数の異なるグループのブラシ3f若しくはブラシ3g
が搬送方向に所定順序で配列した状態で搬送路形成部材
2に形成されているため、ブラシ3f若しくはブラシ3
g上に固体4が載置されると、環境振動により、当該環
境振動に共振するブラシ3f若しくはブラシ3gが、大
きく振動し、当該環境振動に共振しないブラシ3f若し
くはブラシ3gが小さく振動する。
【0044】従って、環境振動により、当該環境振動に
共振するブラシ3f若しくはブラシ3gと共振しないブ
ラシ3f若しくはブラシ3gとが存在して、ブラシ3f
若しくはブラシ3gによって異なったものとなり、固体
4の搬送力及び搬送速度をより一層向上させることがで
きると共に、共振振動数の異なるブラシ3f若しくはブ
ラシ3gを搬送方向に分散して搬送路形成部材2に配設
することにより、搬送力の大きなブラシ3f若しくはブ
ラシ3gを常時固体4に作用させることができ、固体4
をより一層確実、かつスムーズに搬送することができ
る。
【0045】図7は、本発明の請求項8に記載の固体搬
送装置1の第7の実施の形態を示す図であり、本実施の
形態は、環境振動を搬送路形成部材2に伝達する振動伝
達部5を設けたものである。なお、本実施の形態は、前
記第1の実施の形態と同様の固体搬送装置1に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、前記第1
の実施の形態の固体搬送装置1と同様の構成部分には、
同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図7
は、本発明の固体搬送装置1の第7の実施の形態を適用
した固体搬送装置1の要部斜視図であり、本実施の形態
の固体搬送装置1は、工場内等において、段ボール箱等
の固体4を搬送するのに利用される。
【0046】図7において、固体搬送装置1は、所定幅
を有した搬送路形成部材2が固体4の搬送方向に延在し
て長く配設され、工場等の所定の環境振動を有する床面
に設置される。搬送路形成部材2は、その搬送表面にブ
ラシ3が所定間隔で形成されており、ブラシ3は、前記
第1の実施の形態と同様に、搬送路形成部材2の表面か
ら所定量上方に突出して、搬送方向側に傾斜した状態と
なっている。搬送路形成部材2には、振動伝達部材5が
取り付けられており、振動伝達部材5は、プラスチック
からなり幅3.8[cm]、長さ24.2[cm]、高
さ3.6[cm]で、搬送速度を10[%]程度向上さ
せるもので、工場等の床面の環境振動を良好に搬送路形
成部材2に伝達する。
【0047】本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内
等の所定の環境振動を有する床面に設置されると、振動
伝達部材5は、図7に両矢印で示すように、この環境振
動を搬送路形成部材2に伝達し、搬送路形成部材2が振
動して、ブラシ3が、少なくとも搬送方向及び反搬送方
向に振動する。この搬送路形成部材2のブラシ3上に搬
送対象である固体4が載置されると、固体搬送装置1
は、搬送方向及び反搬送方向に振動するブラシ3により
固体4を搬送方向に搬送する。
【0048】即ち、振動伝達部材5は、環境振動を良好
に搬送路形成部材2に伝達し、この搬送路形成部材2の
振動によりブラシ3が振動する。ブラシ3は、搬送方向
側に傾斜した状態となっているため、ブラシ3上に固体
4が載置されて、環境振動によりブラシ3が搬送方向に
振動する。ブラシ3の先端部が固体4を引っかけた状態
で搬送方向に向かって、固体4を確実に搬送方向に移動
する。次に、ブラシ3が反搬送方向に振動すると、ブラ
シ3の先端部が固体4に引っかからず、固体4と滑った
状態で元に戻り、固体4を元の状態に引き戻すことがな
い。このブラシ3の搬送方向の振動と反搬送方向の振動
が、環境振動により繰り返されると、固体4は、搬送方
向に順次搬送される。
【0049】従って、本実施の形態の固体搬送装置1
は、環境振動を振動伝達部材5が適切に搬送路形成部材
2に伝達して、ブラシ3を振動させるため、固体4をよ
り一層確実に搬送することができ、搬送力を大きくする
ことができると共に、搬送速度を向上させることができ
る。
【0050】図8は、本発明の固体搬送装置1の第8の
実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、環境振動
を搬送路形成部材2に伝達する振動伝達部材5aが、環
境振動の振動周波数範囲の共振振動数を有するもので、
請求項8に対応するものである。なお、本実施の形態
は、前記第1の実施の形態と同様の固体搬送装置1に適
用したものであり、本実施の形態の説明においては、前
記第1の実施の形態の固体搬送装置1と同様の構成部分
には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。図8は、本発明の固体搬送装置1の第8の実施の形
態を適用した固体搬送装置1の要部斜視図であり、本実
施の形態の固体搬送装置1は、工場内等において、段ボ
ール箱等の固体4を搬送するのに利用される。
【0051】図8において、固体搬送装置1は、所定幅
を有した搬送路形成部材2が固体4の搬送方向に延在し
て長く配設され、工場等の所定の環境振動を有する床面
に設置される。搬送路形成部材2は、プラスチックから
なり、幅3.8[cm]、長さ24.2[cm]、高さ
3.6[cm]、共振振動数148.6[Hz]で、搬
送速度を20[%]程度向上させるもので、その搬送表
面にブラシ3が所定間隔で形成されており、ブラシ3
は、前記第1の実施の形態と同様に、搬送路形成部材2
の表面から所定量上方に突出して、搬送方向側に傾斜し
た状態となっている。搬送路形成部材2には、振動伝達
部材5が取り付けられており、振動伝達部材5は、環境
振動の周波数範囲に含まれる共振振動数を有している。
従って、振動伝達部材5は、工場等の床面の環境振動の
うち、共振振動数で共振して、環境振動を拡大して搬送
路形成部材2に伝達する。
【0052】本実施の形態の固体搬送装置1は、工場内
等の環境振動を有する床面に設置されると、振動伝達部
材5は、図8に両矢印で示すように、環境振動の振動数
範囲内に含まれる固有の共振振動数で共振して、環境振
動を拡大して搬送路形成部材2に伝達し、搬送路形成部
材2は、振動伝達部材5から伝達される拡大された環境
振動により大きく振動する。この搬送路形成部材2の振
動によりブラシ3が、少なくとも搬送方向及び反搬送方
向に振動する。この搬送路形成部材2のブラシ3上に搬
送対象である固体4が載置されると、固体搬送装置1
は、搬送方向及び反搬送方向に振動するブラシ3により
固体4を搬送方向に搬送する。
【0053】即ち、ブラシ3は、搬送方向側に傾斜した
状態となっているため、ブラシ3上に固体4が載置され
て、振動伝達部材5で拡大された環境振動によりブラシ
3が搬送方向に大きく振動すると、ブラシ3の先端部が
固体4を引っかけた状態で搬送方向に向かって、固体4
を確実に搬送方向に移動する。次に、ブラシ3が反搬送
方向に振動すると、ブラシ3の先端部が固体4に引っか
からず、固体4と滑った状態で元に戻り、固体4を元の
状態に引き戻すことがない。このブラシ3の搬送方向の
振動と反搬送方向の振動が、環境振動により繰り返され
ると、搬送路形成部材2の固体4は、搬送方向に順次搬
送される。
【0054】従って、本実施の形態の固体搬送装置1
は、環境振動の振動周波数範囲に共振振動数を有する振
動伝達部材5が環境振動を拡大して搬送路形成部材2に
伝達して、ブラシ3を大きく振動させるため、固体4を
より一層確実に搬送することができ、搬送力をより一層
大きくすることができると共に、搬送速度をより一層向
上させることができる。
【0055】図9は、本発明の請求項10に記載の固体
搬送装置1の第9の実施の形態を示す図である。図9
は、本発明の固体搬送装置1の第9の実施の形態を適用
した固体搬送装置1の要部側面図であり、本実施の形態
の固体搬送装置1は、工場内等において、段ボール箱等
の固体4を搬送するのに利用される。図9において、固
体搬送装置1は、固体4を載置するのに充分な所定幅と
所定長さを有した搬送部材6を備えており、搬送部材6
は、その下端面にブラシ3が所定間隔で複数形成されて
いる。ブラシ3は、搬送部材6下端面から所定量下方に
突出して形成されている。ブラシ3は、搬送方向側に傾
斜した状態となっている。
【0056】次に、本実施の形態の作用を説明する。固
体搬送装置1は、工場内等の所定の環境振動を有する接
地面7にブラシ3を接地面7に向けた状態で配置され、
ブラシ3が直交すると共に、ブラシ3の傾斜が大きい側
を進行方向前側として、固体4を搬送したい方向(搬送
方向)に向けて接地面7上に配置される。この接地面7
上に設置された固体搬送装置1の搬送部材6の平坦な表
面上に搬送対象である固体4を載置する。このように、
進行方向前側を搬送方向に向けて接地面7上に配置さ
れ、固体4が搬送部材6上に載置されて、接地面7が環
境振動すると、この環境振動のうち、搬送方向の振動に
より固体4を載置した搬送部材6が、搬送方向に自走し
て、固体4を搬送する。
【0057】即ち、ブラシ3は、搬送方向側に傾斜した
状態となっているため、接地面7が環境振動により搬送
方向に振動すると、ブラシ3の先端部が接地面を引っか
いた状態となって、固体搬送装置1が搬送方向に向かっ
て移動し、固体4を搬送方向に移動する。次に、接地面
7が搬送方向に振動すると、ブラシ3の先端部が接地面
7に引っかからず、滑った状態となって固体搬送装置1
が引き戻されることがない。接地面7の環境振動による
搬送方向の振動と反搬送方向の振動が繰り返されると、
固体4を載置した固体搬送装置1が順次搬送方向に移動
して、固体4を搬送方向に順次搬送する。
【0058】このように、本実施の形態の固体搬送装置
1は、それ自体駆動源を有していないため、小型で、か
つ安価であると共に、信頼性が良好であり、また、所定
の環境振動を有する環境下に設置するだけで、環境振動
を利用して、水平方向及び下り勾配方向に固体4を搬送
することができ、かつ上り勾配方向に固体4を搬送する
ことができる。
【0059】以上、本発明によってなされた発明を好適
な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明の固体搬送装
置によれば、ブラシを所定の鋭角状に尖った先端部を有
すると共に、先端部が搬送方向側に所定角度向いた状態
で形成しているので、環境振動で搬送方向に振動するブ
ラシの固体への引っかかり力を大きくして、より大きな
搬送力で固体を搬送することができ、搬送速度を向上さ
せることができる。
【0061】請求項3に記載の発明の固体搬送装置によ
れば、少なくともブラシを、環境振動の振動数範囲に含
まれる共振振動数を有したものとしているので、少なく
ともブラシを環境振動に共振させて、ブラシを大きく振
動させることができ、より大きな搬送力で固体を搬送し
て、搬送速度をより向上させることができる。
【0062】請求項4に記載の発明の固体搬送装置によ
れば、複数のブラシを、環境振動の振動周波数に含まれ
る共振振動数を有すると共に、当該共振振動数の異なる
ブラシを、搬送方向において所定の順序で配列している
ので、ブラシ上の固体に共振振動数の異なるブラシによ
り常に搬送力の大きいブラシが存在し、固体の搬送速度
をより向上させることができると共に、環境振動が変化
しても固体をスムーズに搬送することができる。
【0063】請求項5に記載の発明の固体搬送装置によ
れば、複数のブラシを、固体が載置された状態で、環境
振動により搬送方向及び反搬送方向に変形可能に形成す
ると共に、当該変形量の異なるブラシを、搬送方向にお
いて所定の順序で配列しているので、ブラシ上の固体に
変形量の異なるブラシにより常に搬送力の大きいブラシ
が存在し、固体の搬送速度により向上させることができ
ると共に、環境振動が変化しても固体をスムーズに搬送
することができる。
【0064】請求項6に記載の発明の固体搬送装置によ
れば、少なくとも搬送路形成部材を、振動伝達率の良好
な部材で形成しているので、環境振動を搬送路形成部材
からブラシに効率的に伝達して、ブラシを適切に振動さ
せることができ、より一層適切に固体を搬送することが
できる。
【0065】請求項7に記載の発明の固体搬送装置によ
れば、少なくとも搬送路形成部材を、所定の振動吸収部
材で形成しているので、防振作用を施すと共に、搬送を
阻害するような振動がブラシに伝達されることを抑制す
ることができ、より一層適切に固体を搬送することがで
きると共に、固体をスムーズに搬送することができる。
【0066】請求項8に記載の発明の固体搬送装置によ
れば、環境振動を搬送路形成部材に伝達する振動伝達部
材を配設しているので、環境振動をより一層効率的に搬
送路形成部材に伝達して、ブラシが固体に作用する搬送
力を大きくすることができ、より一層搬送速度を向上さ
せることができる。
【0067】請求項9に記載の発明の固体搬送装置によ
れば、振動伝達手段を、環境振動の振動数範囲に含まれ
る共振振動数を有したものとしているので、環境振動を
より一層効率的に、かつ拡大して搬送路形成部材に伝達
して、ブラシが固体に作用する搬送力をより一層大きく
することができ、より一層搬送速度を向上させることが
できる。
【0068】請求項10に記載の発明の固体搬送装置に
よれば、所定幅で搬送方向に所定長さを有して環境振動
中に配設される所定厚さの板状の搬送部材の裏面に、当
該裏面から略下方に向かって突出すると共に搬送路形成
部材の幅方向に延在して複数のブラシを形成して、当該
ブラシを、反搬送方向側に傾斜した状態で形成し、搬送
部材の表面上に固体が載置されて環境振動中に配置され
ると、環境振動によりブラシが搬送方向と反搬送方向に
振動して、搬送部材が搬送方向に移動して、固体を搬送
するので、固体搬送装置自体が駆動源を有することな
く、環境振動で搬送部材の下面に形成されて環境振動面
に接触するブラシが振動して、固体を搭載した搬送部材
が搬送方向に移動して、上り勾配であっても固体を適切
に搬送することができ、固体搬送装置を小型・軽量で安
価、かつ信頼性の良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体搬送装置の第1の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部側面図。
【図2】本発明の固体搬送装置の第2の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部斜視図。
【図3】本発明の固体搬送装置の第3の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部斜視図。
【図4】本発明の固体搬送装置の第4の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部側面図。
【図5】本発明の固体搬送装置の第5の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部側面図。
【図6】本発明の固体搬送装置の第6の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部側面図。
【図7】本発明の固体搬送装置の第7の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部斜視図。
【図8】本発明の固体搬送装置の第8の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部斜視図。
【図9】本発明の固体搬送装置の第9の実施の形態を適
用した固体搬送装置の要部側面図。
【符号の説明】
1 固体搬送装置 2 搬送路形成部材 2b 振動伝達率の良好な部材で形成されている搬送路
形成部材 2c 所定の振動吸収部材で形成されている搬送路形成
部材 3 所定の鋭角状に尖った先端部を有するブラシ 3a 環境振動の振動数範囲に含まれている共振振動数
を有しているブラシ 3d 固体が載置された状態で、環境振動により搬送方
向及び反搬送方向に変形可能に形成されているブラシ 3d1 ブラシ3dが変形した状態 3e 固体が載置された状態で、環境振動により搬送方
向及び反搬送方向に変形可能に形成されている、3cと
は当該変形量の異なるブラシ 3e1 ブラシ3eが変形した状態 3f 環境振動の振動周波数に含まれる共振振動を有し
たブラシ 3g 環境振動の振動周波数に含まれる共振振動を有
し、3eとは当該共振振動数の異なるブラシ 4 固体 5 振動伝達部材 5a 環境振動の振動数範囲に含まれる共振振動数を有
している振動伝達部材 6 搬送部材 7 接地面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特別の駆動源を用いないで振動する環境
    振動内で固体を所定の搬送方向に搬送する装置であっ
    て、該装置は、前記環境振動からの振動が伝達される平
    板状の搬送路形成部材と、該搬送路形成部材の表面から
    突出して適宜間隔で複数本配設され前記搬送方向及び反
    搬送方向に変形可能な形態からなりその先端部で前記固
    体を搭載するブラシとを有し、該ブラシは前記搬送方向
    側に向かって傾斜又は変曲して配置されることを特徴と
    する固体搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシは、その先端部が鋭角状に尖
    ったものからなることを特徴とする請求項1に記載の固
    体搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシは、前記環境振動の振動数範
    囲に含まれる振動数と共振する共振振動数を有するもの
    からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 複数本の前記ブラシは、その共振振動数
    が相異するものを有することを特徴とする請求項3に記
    載の固体搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記複数本のブラシは、その変形量が異
    なるものからなることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の固体搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送路形成部材が、振動伝達率の良
    い部材から形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の固体搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送路形成部材が、振動吸収部材か
    らなることを特徴とする請求項1に記載の固体搬送装
    置。
  8. 【請求項8】 前記搬送路形成部材には、前記環境振動
    の振動を前記搬送路形成部材に伝達する振動伝達部材が
    付設されることを特徴とする請求項1に記載の固体搬送
    装置。
  9. 【請求項9】 前記振動伝達手段は、前記環境振動の振
    動数範囲に含まれる振動数と共振する共振振動数を有す
    るものからなることを特徴とする請求項8に記載の固体
    搬送装置。
  10. 【請求項10】 特別の駆動源を用いないで振動する環
    境振動内で固体を所定の搬送方向に搬送する装置であっ
    て、該装置は、前記環境振動内において前記固体を上面
    に搭載する搬送部材と、該搬送部材の下面に下方に向か
    って突出し適宜間隔で複数本配設され前記搬送方向及び
    反搬送方向に変形可能な形態からなりその先端部を前記
    環境振動内の接地面に接触して配置されるブラシとを有
    し、該ブラシは前記固体の反搬送方向側に向かって傾斜
    又は変曲して配置されることを特徴とする固体搬送装
    置。
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