JP2000301800A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000301800A
JP2000301800A JP11117710A JP11771099A JP2000301800A JP 2000301800 A JP2000301800 A JP 2000301800A JP 11117710 A JP11117710 A JP 11117710A JP 11771099 A JP11771099 A JP 11771099A JP 2000301800 A JP2000301800 A JP 2000301800A
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JP11117710A
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Keitaro Taniguchi
桂太郎 谷口
Takashi Kakiuchi
崇 垣内
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力用のヘッドを備えた画像形成装置におい
て、システムに大きな変更を加えることなく、出力禁止
画像の画像出力を防止すること 【解決手段】 一対の搬送ローラ21a,21bの回転
により用紙30が搬送される。搬送モータ22は正逆回
転可能となり、用紙を逆方向に後退移動させることがで
きる。通常の印刷は、用紙を搬送するとともに印字ヘッ
ド24を往復移動することにより用紙上に画像形成す
る。この形成した画像が出力禁止画像か否かを画像認識
部18で判断し、禁止画像の場合にはモータを逆転して
用紙を後退させながら、印字ヘッドから所定の色を出力
し、用紙の上に印刷する。これにより、すでに印刷した
出力禁止画像の上を所定の色で塗りつぶすことができ
る。出力禁止機能を印字ヘッドで兼用し、モータを正逆
回転可能なものにするだけで、正常状態における基本的
な印刷アルゴリズムは、ほとんど変更しなくて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するもので、より具体的には出力用のヘッドを用いて用
紙に印刷をするタイプにおいて、出力禁止画像を出力さ
せないようにした機能を備えたものである。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機やカラープリンタ等の画像
形成装置において、紙幣や有価証券等の出力禁止画像を
出力しようとした場合、それを検出して所定の出力禁止
処理をする技術は、不正使用を防止する点でも重要であ
り、各種のシステムが提案されている。
【0003】一例を示すと、(1)その画像形成装置
が、複写機やレーザープリンタなどの電子写真方式のも
のの場合、その画像形成装置に搭載されている画像認識
装置が出力禁止画像を出力中であることを認識した際
に、電源を落とし、画像の出力動作自体を停止するもの
がある。 (2)また、画像を形成するための3色中の少なくとも
1つの色で出力用紙の全面を塗り潰すものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電子方
式の場合には、出力画像を一旦メモリに蓄積するため、
上記のシステムにより出力禁止処理が有効に機能する。
ところで、最近は、印刷ヘッド(印字ヘッド)を用いて
1または複数ラインずつ用紙に印刷していくインクジェ
ット,バブルジェットや転写或いは昇華タイプの画像形
成装置の解像度が向上してきたため、係るタイプの画像
形成装置に対しても画像認識装置及びそれに基づく出力
禁止処理をする装置を搭載することが望まれている。
【0005】そこで、上記した電子写真方式の技術をそ
のまま転用することを試みると、以下に示す問題があ
り、実用に供し得ない。
【0006】すなわち、印字ヘッドを用いたタイプの場
合、用紙を送りながら印字ヘッドに対向する用紙部分に
順次印刷を行っていくので、(1)の方式のものでは、
出力禁止画像を認識した時点までの画像は出力済みであ
り、場合によっては、その出力禁止画像の部分がすべて
出力(印刷)されている可能性がある。その結果、電源
が落とされた以降の画像出力が中止されるだけであり、
効果的な出力禁止処理とは言えない。さらに、「画像形
成装置が故障した」と誤解を与えるおそれもある。
【0007】また、(2)の方式のものも、(1)と同
様に出力禁止画像の部分がすべて出力されている可能性
がある。その結果、出力禁止画像を認識した以降の画像
出力が指定された1色で塗り潰されるだけであり、肝心
の出力禁止画像の部分は塗りつぶされないという問題が
ある。つまり、いずれの場合も出力禁止画像のすべての
部位が画像出力される可能性がある。
【0008】一方、これを解決するにあたり、画像出力
を行おうとしている画像情報を適当な容量の記憶装置に
記憶させ、その記憶された画像情報が出力禁止画像情報
であるか否かを判定し、その結果、出力禁止画像でなけ
れば画像出力を継続し、出力禁止画像であれば所定の出
力禁止処理(画像出力の停止や塗りつぶし等)を行うこ
とが考案されている。
【0009】しかしながら、係る方法では、画像形成装
置に新たに記憶装置を設けなければならず、しかも、用
紙1枚(1フレーム)分の画像データを記憶するための
メモリ容量が大きくなり、コスト高となる。さらに、一
旦係るメモリに画像を取り込み、出力禁止か否かを判断
後、正常なものの場合には出力するようにすると、シス
テムが複雑化してしまうばかりでなく、画像出力する経
路が従来のものと異なるので、印刷するシステム構成自
体を変える必要があり、その設計変更も煩雑である。さ
らに、多くの場合、正常な画像を形成し出力するので、
いちいちメモリに格納し、判定後に出力するようにする
と、処理速度の低下を招き好ましくない。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、出力禁止画像を認識する認識手段を搭載したインク
の噴射、転写或いは昇華タイプ等の出力用のヘッドを備
えた画像形成装置において、システムに大きな変更を加
えることなく、出力禁止画像の画像出力を防止すること
のできる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る画像形成装置では、用紙を搬送す
る搬送手段(実施の形態では、「第1,第2搬送ローラ
21a,21bと、搬送モータ22」に対応)と、前記
搬送される用紙に対して所定の色材を出力する出力用の
ヘッド(実施の形態では、「印字ヘッド24」に対応)
とを備えた画像形成装置において、前記用紙に対して出
力する画像が出力禁止画像か否かを認識する認識手段
(実施の形態では、「画像認識部18」に対応)と、前
記認識手段で出力禁止画像と認識された場合に用紙に対
する正常な出力をしないように出力禁止処理をする禁止
手段とを設け、前記搬送手段が、前記用紙を逆方向に移
動させる機能を持たせるとともに、前記禁止手段が前記
逆方向への移動中或いはその移動後に動作するように構
成した(請求項1)。
【0012】出力用のヘッドを備え、色材を出力する方
式が噴射,転写,昇華またはそれに類するプリンタ等の
画像形成装置(例えばインクジェット,バブルジェッ
ト,昇華型プリンタ等)は、用紙を搬送しながら、用紙
に対向するヘッドによってその用紙に所定の色を付着さ
せ、画像形成する。したがって、仮に出力中の画像に出
力禁止画像があったと認識しても、すでに該当部分を用
紙に対して出力し終わっていることがある。
【0013】そこで、係る場合、搬送手段によって用紙
を逆方向へ移動させる(後退移動させる)ことにより、
すでに用紙に印刷形成した画像部分を画像形成装置内の
禁止手段の対向位置まで戻す。次いで、禁止手段を駆動
させることにより、すでに印刷した出力禁止画像に対し
て所定の禁止処理をする。このように、用紙を逆方向に
移動できるようにしたため、すでに印刷してしまい禁止
手段の設置位置を通過してしまったとしても、所定の禁
止処理ができる。
【0014】そして、前記禁止手段としては各種のもの
を用いることができるが、例えば、前記出力用のヘッド
を兼用することができ、前記用紙に対して特殊パターン
(塗りつぶしや、線その他の模様や、文字)を印刷する
ようにすることができる(請求項2)。
【0015】このようにすると、すでに印刷した出力禁
止画像の上に、特殊パターンを重ねて印刷することがで
きる。これにより、出力禁止画像を印刷した用紙は、一
目で偽物とわかる。また、出力用のヘッドを兼用するこ
とにより、新たな禁止手段を設ける必要がないので、画
像形成装置全体が大型化したり、コスト高となることが
ない。
【0016】また、前記禁止手段の別の構成としては、
カッター装置,パンチ装置などの用紙の一部を切るもの
とすることができる(請求項3)。「切る」とは、カッ
ター装置のように「線状に切断する場合」とパンチ装置
のように「穴をあける場合」を含む。出力禁止画像の印
刷部分の用紙を切ることにより、1枚の正常な用紙では
なくなる。よって、不正使用ができなくなる。
【0017】一方、前記出力禁止処理(特殊パターンの
印刷や切断・穴あけ等)は、搬送方向と直交する用紙の
幅方向全体に渡って行うようにすることができる(請求
項4)。このように、用紙の全面幅に対して禁止処理を
することにより、確実に出力禁止画像の正常な出力を阻
止できる。
【0018】また、画像禁止手段の形成位置を記憶する
手段(実施の形態では、「中央制御部14内のメモリ」
に対応するが、別途形成してももちろん良い)を有し、
前記出力禁止処理は、搬送方向と直交する用紙の幅方向
のうち、前記記憶した形成位置を含む一部の領域に対し
て行うようにすることができる(請求項5)。このよう
にすると、出力禁止画像に対して集中的に禁止処理をす
ることにより、短時間で処理できる。
【0019】「出力用のヘッド」は、印字ヘッドや印刷
ヘッド等と称されるもので、例えば実施の形態に示すよ
うに、色材を出力する部位が用紙の搬送方向に対して直
角方向に往復移動するタイプのものと、搬送方向と直交
する方向の用紙の幅全体に渡るような長さを有し、移動
しないタイプのもののいずれをも含む。また本明細書で
いう「印字」とは文字を印刷するものに限られず広く画
像データを印刷するものも含む概念である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される画像
処理システムの一例を示している。同図に示すように、
画像形成装置は、ホストコンピュータ1から送出された
プリントデータを受け取り、所定の信号処理を行う信号
処理部10と、その信号処理部10から出力される制御
信号に基づいて、実際に印刷処理を行う機構部分20と
を備えている。
【0021】機構部分20は、ローラ面が接触するよう
に配置した一対の第1,第2搬送ローラ21a,21b
を有している。そして、第1搬送ローラ21aには搬送
モータ22を連結し、その搬送モータ22の回転力を受
けて第1搬送ローラ21aが回転駆動するようになって
いる。また、第2搬送ローラ21bは、第1搬送ローラ
21aに接触しているので、その第1搬送ローラ21a
が回転することにより回転力を受けるようになってい
る。従って、用紙30が両搬送ローラ21a,21bの
間に挿入させた状態で搬送モータ22を回転駆動する
と、両搬送ローラ21a,21bが回転し、用紙30が
搬送されるようになる。
【0022】また、両搬送ローラ21a,21bの下流
側には、前記搬送ローラ21a,21bと平行な方向に
延びるようにして印字ヘッド移動軸23が配置され、そ
の印字ヘッド移動軸23に沿って移動するように印字ヘ
ッド24を設けている。つまり、例えば印字ヘッド移動
軸23にはスクリューねじが形成され、その印字ヘッド
移動軸23が正逆回転することにより、印字ヘッド24
が往復移動するようになってる。
【0023】これにより、用紙30の移動に同期して印
字ヘッド24を往復移動させ、その移動時にその印字ヘ
ッド24から所望の色のインクを噴射するように制御す
ることによって、用紙30に対してラスタ方式で印字・
印刷することができるようになる。
【0024】一方、上記機構部分20を駆動させるため
の信号処理部10は、まず、ホストコンピュータ1から
出力されたプリントデータをプリンタインターフェース
11で受信し、その受信したプリンタ言語・色調整部1
2で印字に適したデータに変換後、ラインバッファ13
に格納する。このラインバッファ13には、複数ライン
分のデータが一時保存されるようになっている。
【0025】中央制御部14は、周辺の制御部を制御し
ながら、上記のラインバッファ13に格納した画像デー
タ(文字を含む)を印字ヘッド24を介して用紙30の
所定位置に印刷する。つまり、モータ制御部15を制御
して搬送モータ22の回転速度・回転角を調整し、印字
ヘッド移動制御部16を制御して印字ヘッド移動軸23
を所定速度量で正逆回転させ、さらに、インク噴射制御
部17を通して、印字ヘッド24を駆動し印字(印刷)
を行うようになる。係る構成は、通常の画像形成装置
(インクジェット方式のプリンタ)と同様であるのでそ
の詳細な説明を省略する。
【0026】ここで本発明では、まず、搬送モータ22
を正逆回転可能なモータを用い、両搬送ローラ21a,
21bを逆回転可能としている。つまり、図1に示すよ
うに、用紙30を印字ヘッド24に向けて搬送・供給す
る正常な送り動作(前進)と、それと逆方向に用紙30
を移動する動作(後退)をとれるようにしている。
【0027】さらに、画像認識部18を設け、ラインバ
ッファ13に格納された画像情報に基づいて出力しよう
とする画像が出力禁止画像であるか否かを判断するよう
にしている。そして、出力禁止画像を認識した場合に
は、中央制御部14に通知するようになっている。
【0028】そして、係る通知を受けた中央制御部14
は、モータ制御部15に対して制御命令を送り、搬送モ
ータ22を逆回転させるようにするとともに、その逆回
転時或いはその後の正回転に伴う用紙30の後退/再前
進移動時に所定の禁止処理を行うようになっている。な
お、本実施の形態では、後退移動時に禁止処理を行うよ
うにしている。
【0029】そして、具体的な禁止処理としては、印字
ヘッド移動制御部16を制御して印字ヘッド移動軸23
を所定速度で正逆回転させて印字ヘッド24を往復移動
させながら、インク噴射制御部17を介して印字ヘッド
24を駆動し、通常の印刷を停止し印字ヘッド24から
所定のインクを出力することにより、すでに印刷した部
分に重ねて印刷するようにしている。
【0030】この重ねて印刷する態様としては、図2に
示すように、出力禁止画像31が存在する用紙30の全
面32を所定の色で塗りつぶすようにしたり、図3に示
すように、所定の色からなる線33を重ねて印刷するよ
うにしたりすることができる。また、図4に示すよう
に、所定の文字(図示の例では「警告」等)35を重ね
書きしてもよい。さらに、上記各態様に加えて警告文3
7を印刷するようにしてもよい。
【0031】さらに、用紙30を後退移動する際の速度
も通常モードと高速モードの2通りに切り替えることが
できるようになっている。そして、その後退移動速度と
印字ヘッド24の往復移動の相対速度を適宜に設定する
ことにより、上記したように全面を塗りつぶしたり(用
紙の速度を相対的に遅くする)、線33を重ねる(用紙
の速度を相対的に速くする)ことにより、調整可能とな
る。また、線33の傾斜角度θも相対速度差により調整
できる。
【0032】したがって、全面32を塗りつぶすほう
が、用紙を使えなくするという点では最も確実であり、
また、同じ線33を印刷する場合でも、ヘッドの移動方
向(用紙の移動方向と直交方向)に対する傾斜角度θが
小さい方が出力禁止画像31の上を確実に重ね書きで
き、しかも、できるだけ多くの部分で重ねて印刷をする
ことができるという点で好ましい。逆に、相対速度差を
速くする(用紙を高速移動する)ことにより、短時間で
出力禁止処理を用い、後退移動中の用紙を使用者が引っ
張り出してしまった場合に出力禁止画像の上に重ね書き
できないという自体の発生を可及的に抑制できる。
【0033】そして、上記の処理をするための認識処理
部18,中央制御部14の機能は、図5に示すフローチ
ャートのようにすることができる。すなわち、通常の印
刷アルゴリズムにしたがい、用紙30を搬送しながら印
字ヘッド24を用いてコンピュータ1から与えられるデ
ータを順次印刷していく。
【0034】これと並列して、画像認識部18は印字
(印刷)開始に伴い、画像入力の有無を判断し(ST
1)、画像が入力された場合には、ラインバッファ13
に格納された複数ライン分の画像データにしたがって画
像認識処理をする(ST2)。そして、認識処理の結
果、入力された出力画像情報から、出力禁止画像かどう
かの判定を行い、出力禁止画像ありのときに中央制御部
14に対して通知を行う。ここまでの処理が画像認識部
18の機能である。尚、画像認識部18における具体的
な認識処理アルゴリズムは従来公知の各種のものを用い
ることができる。
【0035】そして、ステップ13の分岐判断により、
出力禁止画像がない場合には、ステップ1に戻り、ライ
ンバッファ13に格納された次の画像データに基づく認
識処理を行う。通常は、出力禁止画像ではないので、次
に与えられてくる画像データに対する処理に移る。そし
て、出力画像情報も入力されなくなれば、処理を終了す
る。
【0036】一方、出力禁止画像であると画像認識部1
8で判定したならば、ステップ3の分岐判断でYesと
なるので画像認識処理は中止する。そして、上記した通
り中央制御部14に通知が送られるので、中央制御部1
4では、係る通知を受けたならば、搬送モータ22に対
して逆回転駆動命令を発する(ST4)。これにより、
用紙は逆向きに搬送され、本体内に取り込まれる。
【0037】この移動時に、印字ヘッドが特殊パターン
(全面32塗りつぶし,或いは線33及び文字35)を
印刷する(ST5)。このとき、通常の印刷処理は停止
する。そして、用紙の先頭にまで戻ってきたか否かを判
断する(ST6)。つまり、用紙の先頭に戻るまでステ
ップ4〜6までの処理を繰り返し実行することになる。
このステップ4〜6が中央制御部14の機能となる。
【0038】上記した実施の形態では、用紙30の全体
(搬送方向と直交する方向)に渡って出力禁止用の特殊
パターンを印刷するようにしたが、本発明はこれに限る
ことはなく、用紙の幅方向(搬送方向と直交する方向)
の所定の一部に特殊パターンを印刷するようにしても良
い。
【0039】すなわち、出力禁止処理で重要なのは、出
力禁止画像31の上に特殊パターンを重ね書きすること
により、一目で偽物とわかるようにして使用不能とする
ことである。したがって、画像認識部18が、現在画像
認識を行っている情報に対して、出力される画像出力位
置を記憶する機能を有し、出力禁止画像を認識すると、
印字ヘッド24をその出力禁止画像が出力された位置に
移動させ、その付近を適当な範囲で往復運動させ、当該
部分を集中的に特殊パターンを印刷するようにする。
【0040】これにより、例えば図6に示すように、所
定の色からなる帯状のパターン34で出力禁止画像31
の一部を塗りつぶしたり、図7に示すように、出力禁止
画像31の一部に重なるように「警告」という文字35
を重ね書きすることができる。図から明らかなように、
これでも出力禁止機能が十分発揮する。そして、このよ
うに一部のみを特殊パターンを印刷することにより、短
時間で必要な場所にパターン印刷でき、確実に出力禁止
処理をすることができる。
【0041】そして、係る処理を実行するための画像認
識部18,中央制御部14の機能は、図8に示すフロー
チャートのようにすることができる。すなわち、通常の
印刷アルゴリズムにしたがい、用紙30を搬送しながら
印字ヘッド24を用いてコンピュータ1から与えられる
データを順次印刷していく。
【0042】これと並列して、画像認識部18は印字
(印刷)開始に伴い、画像入力の有無を判断し(ST1
1)、画像が入力された場合には、ラインバッファ13
に格納された複数ライン分の画像データにしたがって画
像認識処理をする(ST12)。そして、認識処理の結
果、入力された出力画像情報から、出力禁止画像かどう
かの判定を行い、出力禁止画像ありのときに中央制御部
14に対して通知を行う。
【0043】各制御部を制御する中央制御部14は、こ
の通知を受けた際に出力している画像出力位置(より具
体的には、検出した出力禁止画像の画像出力位置)がわ
かるので、係る出力位置、つまり印字ヘッド24の位置
を中央制御部14の内部メモリに記憶する(ST1
3)。
【0044】そして、ステップ13の分岐判断により、
出力禁止画像がない場合には、ステップ11に戻り、ラ
インバッファ13に格納された次の画像データに基づく
認識処理を行う。通常は、出力禁止画像ではないので、
次に与えられてくる画像データに対する処理に移る。そ
して、出力画像情報も入力されなくなれば、処理を終了
する。
【0045】一方、出力禁止画像であると画像認識部1
8で判定したならば、ステップ14の分岐判断でYes
となるので画像認識処理は中止する。通常は、出力禁止
画像ではないので、次に与えられてくる画像データに対
する処理に移る。そして、出力画像情報も入力されなく
なれば、印刷は終了する。
【0046】一方、出力禁止画像であると画像認識部1
8で判定したならば、中央制御部14に通知が送られて
くる。よって、中央制御部14では、係る通知を受けた
ならば、印字ヘッド移動制御部16を制御して印字ヘッ
ド移動軸23を回転させて印字ヘッド24を出力禁止画
像31の存在位置に移動させる(ST15)。次いで、
搬送モータ22に対して逆回転駆動命令を発する(ST
16)。これにより、用紙は逆向きに搬送され、本体内
に取り込まれる。
【0047】この移動時に、印字ヘッド24が特殊パタ
ーンを印刷する(ST17)。このとき、通常の印刷処
理は停止する。そして、用紙の先頭にまで戻ってきたか
否かを判断し(ST18)、用紙の先頭に戻るまでステ
ップ16〜18までの処理を繰り返し実行することにな
る。このステップ13,15〜18が中央制御部14の
機能となる。
【0048】上記した各実施の形態では、いずれも禁止
処理として印字ヘッド24を用いて特殊パターンを重ね
書きするようにしたが、本発明はこれに限ることはな
く、例えばカッター装置や、穴をあけるパンチ装置を設
け、用紙の後退移動時等においてカッター装置やパンチ
装置を作動し、用紙を切断、穴あけするようにしても良
い。
【0049】そして、これらカッター装置やパンチ装置
も複数箇所に設けて用紙全体に対して切断・穴あけする
ようにしても良いし、印字ヘッドと同様に移動可能にし
たり、複数箇所に設けたもののうちの一部を使用し、出
力禁止画像の印刷部分に対して切断・穴あけ処理をする
ようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像形成装
置では、搬送手段に用紙を逆方向に移動させる機能を備
えたため、認識手段で出力禁止画像を認識した場合に
は、用紙を逆方向に戻すことにより、その出力禁止画像
を印刷した部分を禁止手段に対向する位置まで戻すこと
ができる。よって、所定の出力禁止処理をすることがで
きる。さらに、用紙(画像)は出力されるので、出力禁
止画像を出力しようとしている人に、画像形成装置が故
障という誤解を与えずに、出力禁止画像を画像出力中で
あると視覚的に訴えることができる。
【0051】特に、出力禁止手段として、出力用のヘッ
ドを兼用した場合には(請求項2)、すでに印刷した出
力禁止画像の上に特殊パターンを重ねて印刷するだけで
よく、システムに大きな変更を加えることなく、出力禁
止画像の画像出力を防止することができる。
【0052】また、請求項3のようにすると、別途カッ
ター装置やパンチ装置などを搭載する必要が有るもの
の、通常の印刷処理における処理アルゴリズムは変更し
ないで済むので、やはりシステムに大きな変更を加える
ことなく、出力禁止画像の画像出力を防止することがで
きる。
【0053】さらに請求項4のように構成すると、用紙
の全体に渡って禁止処理が行われるので確実に不正使用
等を抑止できる。また請求項5のように構成すると、短
時間で禁止処理が完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の好適な一実施の形
態を示す図である。
【図2】禁止処理の内容を説明をする図である。
【図3】禁止処理の内容を説明をする図である。
【図4】禁止処理の内容を説明をする図である。
【図5】画像認識部及び中央制御部の機能を説明するフ
ローチャートである。
【図6】本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態の
禁止処理の内容を示す図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態の
禁止処理の内容を示す図である。
【図8】画像認識部及び中央制御部の機能を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 信号処理部 11 プリンタインターフェース 12 インタプリタ・色調整部 13 ラインバッファ 14 中央制御部 15 モータ制御部 16 印字ヘッド移動制御部 17 インク噴射制御部 18 画像認識部 20 機構部分 21a 第1搬送ローラ 21b 第2搬送ローラ 22 搬送モータ 23 印字ヘッド移動軸 24 印字ヘッド 30 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 H04N 1/00 108M 5C062 1/40 1/40 Z 5C077 Fターム(参考) 2C058 AB16 AC07 AC17 AE02 AF14 AF51 CA03 CA32 GA11 GB11 GB29 GB47 LA22 LC04 2C061 AP04 AQ04 AQ05 AR01 CL02 2C087 AC05 AC07 BB10 CA03 CB02 CB03 CB06 CB07 DA16 2H034 FA01 3F048 AA05 AB01 BA06 BB03 BB04 CC00 DA08 DC12 EA12 EA13 EB37 5C062 AA05 AB08 AB22 AB33 AB34 AB42 AC04 AC22 AC24 AC58 AC66 AE03 AE15 AF15 5C077 LL14 MP08 PP23 PP65 PQ08 TT01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する搬送手段と、 前記搬送される用紙に対して所定の色材を出力する出力
    用のヘッドとを備えた画像形成装置において、 前記用紙に対して出力する画像が出力禁止画像か否かを
    認識する認識手段と、 前記認識手段で出力禁止画像と認識された場合に用紙に
    対して正常出力しないように出力禁止処理をする禁止手
    段とを設け、 前記搬送手段が、前記用紙を逆方向に移動させる機能を
    持たせるとともに、前記禁止手段が前記逆方向への移動
    中或いはその移動後に動作するようにしたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記禁止手段は、前記出力用のヘッドで
    あり、 前記用紙に対して特殊パターンを印刷するようにしたも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記禁止手段は、カッター装置,パンチ
    装置などの用紙の一部を切るものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記出力禁止処理は、搬送方向と直交す
    る用紙の幅方向全体に渡って行うことを特徴とする請求
    項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像禁止手段の形成位置を記憶する手段
    を有し、 前記出力禁止処理は、搬送方向と直交する用紙の幅方向
    のうち、前記記憶した形成位置を含む一部の領域に対し
    て行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
JP11117710A 1999-04-26 1999-04-26 画像形成装置 Withdrawn JP2000301800A (ja)

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