JP2000301012A - 破砕装置と破砕方法 - Google Patents

破砕装置と破砕方法

Info

Publication number
JP2000301012A
JP2000301012A JP10934899A JP10934899A JP2000301012A JP 2000301012 A JP2000301012 A JP 2000301012A JP 10934899 A JP10934899 A JP 10934899A JP 10934899 A JP10934899 A JP 10934899A JP 2000301012 A JP2000301012 A JP 2000301012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main surface
speed
rotating body
support shaft
crushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10934899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4310840B2 (ja
Inventor
Mikio Yotsumoto
幹夫 四元
Yutaka Matsuda
裕 松田
Kaoru Shimizu
薫 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10934899A priority Critical patent/JP4310840B2/ja
Publication of JP2000301012A publication Critical patent/JP2000301012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4310840B2 publication Critical patent/JP4310840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス、セラミックス、樹脂、金属等の単一
部材または複合部材からなる物体を一種類の破砕装置で
連続して面破砕可能にする。 【解決手段】 回転体101の主面に立設した支軸10
3に打撃体1を回動可能に取り付け、前記回転体101
を高速回転させ前記打撃体1を約50m/秒(180k
m/時)以上の速度で加工対象物(ワーク)に衝突させ
る構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス、セラミック
ス、樹脂、金属等の単一部材または複合部材からなる物
体、例えば、テレビ、洗濯機、エヤコン、冷蔵庫等の家
電製品、自動車等を一種類の装置で連続破砕する破砕装
置と破砕方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リサイクル処理を目的としてブラウン管
(CRT/陰極線管)ガラスを切断解体する場合、ヒー
タ線をCRTの周囲に巻回し通電加熱による熱衝撃を利
用する方法、あるいはダイヤモンドホイールカッターの
高速回転による切断、あるいはガス溶断等の手段を用い
るのが一般的である。
【0003】また、自動車のボディ、各種家電製品の筐
体やその他の構成部材を形成する薄鋼板(冷間圧延鋼板
等)の切断は、硬度の高い鋸刃を備えたバンド状カッタ
ー(バンドソー)または円盤状カッター(メタルソ
ー)、または砥粒を円盤状や円筒体状に成形した砥石工
具を用いるグラインダー切断、またはアセチレンガス等
を用いたガス溶断等が一般的である。
【0004】樹脂成形品の切断はバンドソー、メタルソ
ー、エンドミル等による切断が一般的である。
【0005】なお、一種類のツール(工具)を回転また
は高速移動させ、上記ブラウン管等のガラス、薄鋼板、
樹脂成形品などの異材質部材を順次、連続切断加工する
加工装置は提案されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(1)前記CRTガラ
スの切断において、CRTの形状、サイズ、製造工程の
違い等によりガラスの残留応力も一定でない。従って、
熱衝撃を利用するヒータ線通電加熱方式は安定した切断
加熱条件を見出したり、安定した一定の切断面を形成す
ることは困難である。また、ダイヤモンドホイールカッ
ターによる切断は、切断スピードを早めると摩擦熱によ
りダイヤモンドホイールカッターの摩耗速度が大きくな
り切断速度は制限される。かつ、ダイヤモンドホイール
カッターは高価であり、切断量とダイヤモンドホイール
の摩耗量とは密接な関係にあり切断コストが大きい。ま
た、高温ガスを用いた溶断は、切断速度が遅く、被切断
物はあるいは切断部付近に可燃物があれば危険で、使用
可能範囲が限定される。
【0007】(2)薄鋼板をバンドソー、メタルソー等
のツールを用いて切断する場合、前記ツールの切れ刃部
を被加工物(ワーク)に強く押し付け、ワークに連続し
た剪断破壊を起こすことにより切断加工される。切れ刃
部をワークに強く押しつけるため切断部位の摩擦熱は大
きく、熱による刃先の脆化と軟弱化は刃先の摩耗を増大
する。切れ刃部の摩耗により切断速度は大幅に低下し制
限される。また切れ刃部をワークに食い込ませるため、
ツールの保持とワークの保持とに大きな剛性を要し、大
掛かりな保持機構と高い設備コストを要する。
【0008】砥石を用いたグラインダー切断は、砥粒の
持つ切れ刃により連続した小さな剪断によって行われ
る。砥粒の角部(切れ刃)はさほど鋭利ではないこと及
びグラインダーの周速度が比較的大きいことにより切断
部位の摩擦熱は大きい。前記各ツールの寿命を確保する
には切断部位の温度を適切に抑制する必要があり切断速
度は制限される。
【0009】アセチレン等のガス溶断は切断部近傍に可
燃物が無いことが安全上重要であり切断範囲が制限され
る。
【0010】(3)樹脂成型品等の切断にバンドソー、
メタルソー等を用いた場合、切断速度を大きくするとツ
ールとの摩擦熱により被切断物の切断部位近傍が発火ま
たは溶融し物理的性質が変化する。
【0011】(4)金属磁性部品の切断に際し、鉄合金
を主体にした刃を使用した場合、切断時に発生するワー
クの破片及び粉末が磁性体ゆえに刃先に付着し、刃先の
摩擦抵抗の増大あるいは刃先の損傷により切断能力が大
幅に低下する。
【0012】(5)異なる物性を持つ複数の部材(例え
ば、金属、樹脂成形品、ガラス、フェライト等)で構成
されたワークの切断に際し、同一のツールで順次、連続
して切削加工することは極めて困難である。
【0013】(6)ワーク構成部材が不明の場合、ある
いはワークが複数の部材で構成され、かつ、表面部材の
背後に隠れた部材の形状や材質が不明の場合、ワークの
表面や外観形状の画像情報だけでは最適な切断条件が見
出せず、最適な切断の自動制御は不可能である。
【0014】本発明はワーク(加工対象物)の主面を広
範囲にわたって、効率よく短時間に面破砕し、除去する
ことを目的とする。また、ワークの構成部材が異なる複
数にも関わらず一台の破砕装置で連続破砕することをも
う一つの目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、臨界衝撃速度(critical inp
act velocity)以上の高速引っ張り力を加
えると塑性波が発生し,着力端で直ちに破砕がおきる塑
性波理論、または高速圧縮力を加えると塑性波が発生し
非常に大きな応力が瞬間発生し,着力端は小さな歪で破
壊する(脆くなることと類似の現象)という理論を破砕
装置として実用化したものである。
【0016】詳しくは、従来の切れ刃を備えたツールに
代え、金属などの硬質固体からなる打撃体を加工対象物
(ワーク)に超高速、高頻度で衝突させ、該衝突エネル
ギーにより塑性波を発生させ、瞬時に衝突部位を破壊し
除去するものである。即ち、高速円運動(約50m/s
ec(180Km/h)以上の速度)する打撃体がワー
クに衝突し,反射(反発)する時、衝撃を伴って発生す
る高速圧縮、または摩擦による高速引っ張り、高速せん
断等によって打撃体とワークの衝突部位及びその近傍の
ごく限られた範囲でワーク表面を微粒子状または微細片
に瞬時に破砕(破壊)する原理に基づく切断方法とし
た。
【0017】塑性波を発生させるため打撃体がワークに
衝突する速度を約50m/sec(180Km/h)〜
300m/sec(1,080Km/h)の範囲とし
た。円板の周速に換算すると、直径100mmの円板が
回転数約10,000rpm〜60,000rpm程度
で回転するのに相当する。
【0018】家電製品の筐体等を構成する樹脂成型品や
プリント配線基板等の破砕(または切断)の場合、打撃
体(硬質固体)を前記約50m/秒(180km/時)
以上の速度で,かつ約150回/秒の頻度以上でワーク
に衝突させワークの表面を破砕する構成とした。また、
機械構造用炭素鋼、冷間圧延鋼板、ガラス等の切断の場
合、打撃体を約150m/秒(540km/時)以上の
速度で,かつ約1,800回/秒の頻度以上でワークに
衝突させワーク表面を破砕する構成とした。
【0019】前記打撃体を回転可能に支承する支軸と,
前記打撃体の貫通穴との嵌合隙間を2mm以上、好適に
は嵌合隙間を5〜10mm程度とした。嵌合隙間は打撃
体の衝突速度の増大に対応して大きく設定する必要があ
る。なお、本発明における嵌合隙間は、一般的に軸と軸
受との嵌合状態を規定するJIS規格のスキマ数値より
はるかに大きく2桁〜3桁上回るものである。
【0020】このように本発明のワーク破砕原理は従来
のツールを用いた切削加工原理とは異なる。従来の加工
原理は切削工具(ツール)の切れ刃部を低速(最大約1
0m/sec程度以下)でワークに衝突させ、ワークが
弾性変形を経て塑性変形から破壊へと順次変形し、ワー
ク表面の比較的広い範囲が破壊するものである。また、
本発明における打撃体は従来のツールのような鋭利な切
れ刃部を備えるものでない。
【0021】上記構成により本発明は、 (1)打撃体とワークとの衝突時の臨界衝撃速度以上の
高速圧縮及び高速引っ張りによる破砕原理(除去原理)
により、ワークにおける破砕部位の摩擦熱の発生は極め
て少ない。また、打撃体は高速運動により急速に空冷さ
れ打撃体自体の温度上昇も極めて小さい。 (2)回転、往復運動、あるいは、直線運動する切削工
具(ツール)は、摩耗が激しい。しかし、本発明の打撃
体は、ワークとの衝突により打撃体が加工硬化を受け、
使用につれて硬化し耐摩耗性が増大する。 (3)本発明の破砕原理は破砕抵抗と摩擦抵抗が小さ
い。その結果、破砕時にワークを強固に保持、固定する
必要がない。また、前記打撃体を支承する支軸、高速回
転する回転体や主軸の剛性、軸受の剛性、回転体主軸の
把持ロボットの剛性等を強固に構築する必要がない。 (4)異なる複数の部材、例えば、金属、樹脂成形品、
ガラス、フェライト等で構成され、かつ、内部の見えな
いワークであっても、同一の破砕装置で連続して破砕加
工可能である。
【0022】以上のように本発明における破砕装置は、
構造が簡単で長寿命化と信頼性の大幅な向上が図れる。
また、破砕過程でワークの異材質混在を考慮する必要性
がない。従って、リサイクル設備の一環である破砕また
は切断装置として極めて有効である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明における第1の発明は、回
転体の主面に立設した支軸に、断面形状が略コの字形の
打撃体を回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転さ
せ前記打撃体の起立部を臨界衝撃速度の約50m/秒以
上で加工対象物に衝突させ破砕加工することを特徴とす
る破砕装としたもので、遠心力を利用した衝撃破砕によ
り打撃体の摩耗が小さく破砕装置の長寿命化と信頼性の
向上を図れる。また、加工対象物の種類を問わず、高速
破砕または高速切断を可能にする。
【0024】さらに、第2の発明は、回転体の主面に立
設した支軸に、両端に起立部を備えた断面形状が略コの
字形の打撃体を回動可能に取り付け、前記回転体を高速
回転させ前記打撃体の起立部を臨界衝撃速度の約50m
/秒以上で加工対象物の主面に衝突させることにより前
記加工対象物の主面を破砕、除去することを特徴とする
破砕装置としたもので、ワークの主面等を広範囲にわた
って能率よく面破砕し、除去できる。
【0025】さらに、第3の発明は、 回転体の主面に
立設した支軸に平歯車を回動可能に取り付け、前記回転
体を高速回転させ前記平歯車の歯部底面側を臨界衝撃速
度以上の速度で加工対象物の主面に衝突させることによ
り前記加工対象物の主面を破砕、除去することを特徴と
する物体の面破砕装置としたもので、ワークの主面等を
広範囲にわたって能率よく面破砕し、除去できる。
【0026】さらに、第4の発明は、回転体の主面に立
設した支軸に平歯車を回動可能に取り付け、前記回転体
を高速回転させ前記平歯車の歯先部を臨界衝撃速度以上
の速度で加工対象物に衝突させることにより前記加工対
象物を破砕、除去することを特徴とする破砕装置とした
もので、ワークの主面等を材質の種類を問わず能率よく
破砕、切断できる。
【0027】さらに、第5の発明は、回転体の主面に立
設した支軸にフェイスギヤーを回動可能に取り付け、前
記回転体を高速回転させ前記フェイスギヤーの歯先部を
臨界衝撃速度以上の速度で加工対象物に衝突させること
により前記加工対象物を破砕、除去することを特徴とす
る破砕装置としたもので、ワークの主面等を材質の種類
を問わず能率よく面破砕し、除去できる。
【0028】さらに、第6の発明は、回転体の主面に立
設した支軸に傘歯車を回動可能に取り付け、前記回転体
を高速回転させ前記傘歯車の歯先部を臨界衝撃速度以上
の速度で加工対象物に衝突させることにより前記加工対
象物を破砕、除去することを特徴とする破砕装置とした
もので、ワークの主面等を材質の種類を問わず能率よく
破砕、除去できる。また、V溝加工を可能にする。
【0029】さらに、第7の発明は、回転体の主面に立
設した支軸に、断面形状が略コの字形の有底容器状打撃
体を回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転させ前
記打撃体の開口端面側を臨界衝撃速度以上の速度で加工
対象物の主面に衝突させることにより前記加工対象物の
主面を破砕、除去することを特徴とする破砕装置とした
もので、ワークの主面等を材質の種類を問わず能率よく
面破砕し、除去できる。
【0030】さらに、第8の発明は、回転体の主面に立
設した支軸に断面形状が略コの字形の打撃体を回動可能
に取り付け、前記回転体の主面と加工対象物の主面とを
対向配置させ、前記打撃体を約50m/秒(180km
/時)以上の速度で,かつ約150回/秒の頻度以上で
加工対象物に衝突させ破砕加工することを特徴とする物
体の破砕方法としたもので、ワークの材質、種類を問わ
ず高速で破砕、除去または切断できる。
【0031】さらに、第9の発明は、回転体の主面に立
設した支軸に断面形状が略コの字形の打撃体を回動可能
に取り付け、前記回転体の主面と加工対象物の主面とを
対向配置させ、前記打撃体を約150m/秒(540k
m/時)以上の速度で,かつ約1,800回/秒の頻度
以上で加工対象物に衝突させ破砕加工することを特徴と
する物体の破砕方法としたもので、ワークの材質、種類
を問わず高速で破砕、除去または切断できる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例における破砕装置を図
面に基づいて説明する。
【0033】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける破砕装置の側面方向の要部断面図、図2は図1の底
面図、図3は図1の破砕装置を用いてワークを破砕した
状態の平面図、図4は図1の破砕装置を構成する打撃体
の正面図を示す。図1〜図4において、符号1は打撃
体、2は前記打撃体1の軸芯に穿孔した貫通穴、3は前
記打撃体1の切刃部を構成する起立部、100は本発明
の破砕装置、101は円板等からなる回転体、102は
前記回転体101の軸芯に取り付く主軸、103は前記
打撃体1を回転可能に支承する支軸、104は前記貫通
穴2と支軸103との隙間、105、106は締結ナッ
ト、110は前記回転体101を回転させる駆動モータ
ー、120はワーク(加工対象物)、Wは切刃部幅、L
は切刃部頂部間距離を示す。
【0034】実施例1における破砕装置100は、図1
〜図4に示すように、回転体(円板)101の一方の主
平面側に支軸103を介して打撃体1を4箇所、それぞ
れ独立して回動可能に取り付けてなる。前記打撃体1は
外形が十字型で、各端部の4箇所に起立部(切刃部)を
備え,断面形状が略コの字形をなす。本発明における破
砕装置100は前記回転体101を高速回転させ、前記
打撃体1(硬質固体)を約50m/秒(180km/
時)以上の速度で,かつ約167回/秒(毎秒10,0
00/60回)以上の打撃頻度でワーク120に衝突さ
せる構成とした。なお、回転数は電源電圧の変動、その
他の理由等で±10%程度のバラツキを許容する。
【0035】打撃体1のワーク120に対する衝突速度
は当然のことながら、前記回転体101の回転数に対応
する。本実施例では回転体101の回転数を10,00
0〜60,000rpm(周速180〜1080km/
h)という高速回転領域を用いた。該回転数領域によ
り、打撃体1の衝撃力の向上と空冷効果と加工硬化によ
る寿命向上等が図れる。
【0036】図1に示す破砕装置100は前記起立部が
従来工具の切刃部に相当し、ワークを打撃し破砕、除去
する。図1からも明らかなように打撃体1の外周の一部
(起立部3)を前記回転体101の外周より外方に位置
させいる。打撃体1を回転体101の主面に等間隔に4
箇所配置しているので、ワークの打撃頻度は(1万回転
/分)×4箇所=4万回/分以上となる。
【0037】実施例1において、支軸103と打撃体1
との嵌合隙間104を7mm程度とした。該嵌合隙間1
04を設けることにより、回転体101が高速回転して
いるにもかかわらず、打撃体1の起立部3、支軸103
に与える衝撃を和らげ、支軸など破砕装置100の破損
を防止する。
【0038】なお、前記打撃体の外形は前記十字型の他
に任意に設定してよい。例えば、複数の角部と起立部と
を備えた多角形(正三角形、正四角形、長方形、正五角
形、正六角形等)、または起立部を備えた円盤形などと
してよい。図5と図6に円盤形と正六角形の打撃体の例
を示す。さらに、前記回転体101の形状についても円
板型の他に、正多角形など任意の形状としてよい。しか
し、当然のことながら回転体の回転バランスが取れてい
ることが必要である。主軸102と回転体101との一
体化は、主軸102の矩形部102Aに回転体101の
穴を嵌合させネジ部にナットを締結してなる。
【0039】次に、回転体と打撃体のディメンジョンと
材質の一例を記す。図1に示す実施例装置の場合、回転
体101の直径は約100mm,板厚5mm,材質は機
械構造用炭素鋼、支軸103は嵌合部の直径8mm,材
質は機械構造用炭素鋼または炭素工具鋼(JIS規格記
号/SK2)とした。打撃体1の切刃部頂部間距離Lは
40mm,貫通穴2の直径は17mm,切刃部の幅寸法
wは約15mm,起立部(切刃部)の厚さ寸法tは約5
mm程度とした。材質は機械構造用炭素鋼(S45
C)、または炭素工具鋼(SK2)、高速度工具鋼(S
KH2)、NiーCr鋼(SNC631)、NiーCr
ーMo鋼(SNCM420)、CrーMo鋼(SCM4
30)、クロム鋼(SCr430)、機械構造用マンガ
ン鋼(SMn433)等の内いずれか一つとした。
【0040】図1に示す破砕実施例では、回転体101
を30,000rpmで矢印方向に右回転させ、打撃体
1がワーク(10mm厚さの冷間圧延鋼板)120に衝
突する衝突速度を157m/秒(565km/時)程
度、切削移動速度を50mm/秒程度とした。なお、こ
の場合の打撃頻度は(3万回転/分)×4箇所=12万
回/分となる。
【0041】回転体101が30,000rpmで高速
回転するので打撃体1に大きな遠心力が働く。該遠心力
が打撃体1の起立部(切刃部)3とワーク120の衝突
面及びその近傍の限られた範囲で衝撃を伴って高速圧縮
力が発生し、ワーク120は瞬時に,かつ高速で破砕、
除去される。破砕屑は微小粒状となる。鋭利な切刃部が
なくても金属等を破砕できることを実験により確認して
いる。
【0042】なお、CRT等のガラス部材についても上
記加工条件で破砕加工できた。また、回路用樹脂配線基
板、樹脂成型品等のプラスチックを、回転体101の回
転数10,000rpm、打撃体の打撃回数4万回/分
(回転体に取り付けた打撃体の数は1つ)、切削移動速
度を50mm/Sで加工できることも実験確認した。
【0043】上記実施例において、打撃体の打撃速度が
約50m/秒(180km/時)以上で,打撃回数が約
167回/秒(毎秒10,000/60回)以上の頻度で
あれば、ワークに対応して任意に設定してよいことは言
うまでもない。また、打撃体の材質は硬質の固体であれ
ば金属部材以外にも任意に設定してよいことも同様であ
る。さらに、打撃体の数は2以上の複数であってもよい
し、1つのみであってもよい。さらに、前記回転体の駆
動は一般的なスピンドルモータ等を用いて高速回転させ
ればよい。
【0044】このように実施例1における破砕装置は、
回転体の主面に立設した支軸に、両端に起立部を備えた
断面形状が略コの字形の打撃体を回動可能に取り付け、
前記回転体を高速回転させ前記打撃体の起立部を臨界衝
撃速度以上の速度で加工対象物の主面に衝突させること
により前記加工対象物の主面を広範囲にわたって効率よ
く面破砕し、除去できる。
【0045】本発明における打撃体1は従来の破砕ツー
ルのように鋭利な切れ刃部を備えるものでない。本発明
における破砕、除去原理は従来の常識を超えるもので、
打撃体1に従来の切削工具よりはるかに大きな速度を与
えることにより、鋭利な切刃部が無くても金属、樹脂、
ガラス、セラミックスなど脆性部材まで破砕を可能にす
る。そして、例えばテレビジョン受信機のように金属、
樹脂、ガラス等の異材質部材が混合していても、一つの
破砕装置で連続して破砕加工できる。
【0046】(実施例2)図7は本発明の実施例2にお
ける破砕装置(図示せず。)を構成する打撃体130の
平面図と断面図を示す。実施例2における破砕装置も基
本的には実施例1の場合と同様で、打撃体の構成が実施
例1と異なっている。
【0047】実施例2における打撃体130は一般市販
の平歯車を活用したものである。図7に示す平歯車のサ
イズの一例を記すと、ピッチ円径40mm、モジュール
M=2(歯丈約4mm)、歯数20枚とした。図7に示
すように、平歯車を断面形状がコの字形の有底容器状に
加工してなる。そして回転体101の一方の下面側にう
つぶせにしたカップ形状に、回動可能に、複数箇所取り
付けてなる。(図示せず。) 即ち、実施例2における破砕装置は、回転体の主面に立
設した支軸に平歯車を回動可能に取り付け、前記回転体
を高速回転させ前記平歯車の歯部を臨界衝撃速度以上の
速度でワーク(加工対象物)に衝突させ破砕加工するこ
とを特徴とする。
【0048】また、回転体の主面に立設した支軸に平歯
車を回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転させ前
記平歯車の歯部底面側を臨界衝撃速度以上の速度でワー
クの主面に衝突させることにより前記加工対象物の主面
を面破砕し、除去することを特徴とする。
【0049】さらに、回転体の主面に立設した支軸に平
歯車を回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転させ
前記平歯車の歯先部を臨界衝撃速度以上の速度で加工対
象物に衝突させることにより前記加工対象物を破砕(ま
たは切断)し、除去することを特徴とする。
【0050】実施例2の破砕装置も打撃体をワークの主
面に高速で衝突させることにより前記ワークの主面を広
範囲にわたって効率よく面破砕し、除去できる。また、
切断加工も可能にする。
【0051】(実施例3)図8は本発明の実施例3にお
ける破砕装置(図示せず。)を構成する打撃体140の
平面図と断面図を示す。実施例3における破砕装置も基
本的には実施例1の場合と同様で、打撃体の構成が実施
例1と異なっている。
【0052】実施例3における打撃体140はフェイス
ギヤー用いる構成としたものである。モジュールM=2
程度とした。図8に示すように、フェイスギヤーを断面
形状がコの字形の有底容器状に加工し、回転体101の
一方の下面側にうつぶせにしたカップ形状に、回動可能
に、複数箇所取り付けてなる。(図示せず。) 即ち、実施例3における破砕装置は、回転体の主面に立
設した支軸にフェイスギヤーを回動可能に取り付け、前
記回転体を高速回転させ前記フェイスギヤーの歯部を臨
界衝撃速度以上の速度で加工対象物に衝突させ破砕加工
することを特徴とする。
【0053】また、回転体の主面に立設した支軸にフェ
イスギヤーを回動可能に取り付け、前記回転体を高速回
転させ前記フェイスギヤーの歯先部を臨界衝撃速度以上
の速度で加工対象物に衝突させ前記加工対象物を破砕、
除去することを特徴とする。
【0054】この場合の破砕装置も打撃体をワークの主
面に高速で衝突させることにより前記ワークの主面を広
範囲にわたって効率よく面破砕し、除去できる。
【0055】(実施例4)図9は本発明の実施例4にお
ける破砕装置(図示せず。)を構成する打撃体150の
平面図と断面図を示す。実施例4における破砕装置も基
本的には実施例1の場合と同様で、打撃体の構成が実施
例1と異なっている。
【0056】実施例4における打撃体150は一般市販
の傘歯車を活用する構成としたものである。この場合も
モジュールM=2、歯数20枚程度とした。図9に示す
ように、傘歯車を断面形状がコの字形の有底容器状に加
工し、回転体101の一方の下面側にうつぶせにしたカ
ップ形状に、回動可能に、複数箇所取り付けてなる。
(図示せず。) 即ち、実施例4における破砕装置は、回転体の主面に立
設した支軸に傘歯車を回動可能に取り付け、前記回転体
を高速回転させ前記傘歯車の歯先部を臨界衝撃速度以上
の速度で加工対象物に衝突させることにより前記加工対
象物を破砕、除去することを特徴としたもので、ワーク
の主面等を材質の種類を問わず能率よく破砕、除去でき
る。また、V溝加工を可能にする。
【0057】なお、図11に示すように、一般市販の傘
歯車を略円錐台形状に加工して打撃体170を構成し、
歯先および歯先先端部をプリント配線基板の一方の主
面、または前記プリント配線基板に実装した電子部品に
臨界衝撃速度以上の速度で衝突させることにより、前記
プリント配線基板の一方の主面または前記電子部品の内
の少なくとも一方を破砕、除去する構成としてもよい。
勿論、図1の破砕装置をプリント配線基板の両主面側に
配置し,同時破砕することにより、前記プリント配線基
板の両主面または前記プリント配線基板の両主面に実装
した電子部品の内の少なくとも一方を破砕するようにし
てもよい。(図示せず。) (実施例5)図10は本発明の実施例5における破砕装
置(図示せず。)を構成する打撃体160の平面図と断
面図を示す。実施例5における破砕装置も基本的には実
施例1の場合と同様で、打撃体の構成が実施例1と異な
っている。
【0058】実施例5における打撃体160は一般市販
の傘歯車を活用する構成としたものである。図10に示
すように、打撃体を断面形状がコの字形の有底容器状に
加工し、回転体101の一方の下面側にうつぶせにした
カップ形状に、回動可能に、複数箇所取り付けてなる。
(図示せず。) 即ち、実施例5における破砕装置は、回転体の主面に立
設した支軸に、断面形状が略コの字形の有底容器状打撃
体を回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転させ前
記打撃体の開口端面側を臨界衝撃速度以上の速度で加工
対象物の主面に衝突させることにより前記加工対象物の
主面を広範囲にわたって面破砕し、除去することを特徴
としたもので、ワークの主面等を材質の種類を問わず能
率よく破砕、除去できる。
【0059】なお前記打撃体160の外形を複数の角部
を備えた多角形、円筒形など任意に設定してよいことは
言うまでもない。
【0060】以上のように、実施例1〜5で説明した破
砕装置を5軸制御(X軸、Y軸、Z軸、角度Θ1、角度
Θ2)のロボットアームに取り付け、ローラコンベア等
によって送られてきた搬送パレット上の家電製品を所定
に破砕加工するようにすればよい。(図示せず。)
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明は、リサイクルを目
的とした家電製品や自動車等の解体破砕処理の自動化は
もちろん、加工対象物や構成部材の種類に応じて都度、
切削工具の種類や加工条件、破砕装置の変更などを不要
にする。また、破砕装置の寿命と信頼性の向上、リサイ
クル率の向上に寄与し、環境保全、資源の有効活用に貢
献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における破砕装置の側面方向
の要部断面図
【図2】図1の底面図
【図3】図1の破砕装置を用いて破砕加工したワークの
平面図
【図4】図1を構成する打撃体の正面図
【図5】(A) 本発明の破砕装置を構成するもう一つ
の打撃体の平面図 (B) 図5(A)を切断線S1ーS1で切断した断面
【図6】図1を構成するもう一つの打撃体の正面図
【図7】(A) 本発明の破砕装置を構成するもう一つ
の打撃体の平面図 (B) 図7(A)を切断線S2ーS2で切断した断面
【図8】(A) 本発明の破砕装置を構成するもう一つ
の打撃体の平面図 (B) 図8(A)を切断線S3ーS3で切断した断面
【図9】(A) 本発明の破砕装置を構成するもう一つ
の打撃体の平面図 (B) 図9(A)を切断線S4ーS4で切断した断面
【図10】(A) 本発明の破砕装置を構成するもう一
つの打撃体の底面図 (B) 図10(A)を切断線S5ーS5で切断した断
面図
【図11】(A) 本発明の破砕装置を構成するもう一
つの打撃体の平面図 (B) 図11(A)を切断線S6ーS6で切断した断
面図
【符号の説明】
1、1A、1B、130、140、150、160、1
70 打撃体 2、2A、2B、131、141、151、161 、
171穴(貫通穴) 3、3A、3B 起立部(切刃部) 100 破砕装置 101 回転体 102 主軸 103 支軸 104 隙間 105、106 ナット 110 駆動モーター 120 ワーク(加工対象物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B02C 18/06 B09B 5/00 M Q Z (72)発明者 志水 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA07 AA16 AA18 AA19 AA22 AA26 AC05 CA04 CA12 CB13 DA20 4D065 CA06 CB01 CC03 CC10 DD05 EB02 EC09 ED29

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の主面に立設した支軸に、断面形
    状が略コの字形の打撃体を回動可能に取り付け、前記回
    転体を高速回転させ前記打撃体の起立部を臨界衝撃速度
    以上の速度で加工対象物に衝突させ破砕加工することを
    特徴とする破砕装置。
  2. 【請求項2】 回転体の主面に立設した支軸に、両端に
    起立部を備え断面形状が略コの字形の打撃体を回動可能
    に取り付け、前記回転体を高速回転させ前記打撃体の起
    立部を臨界衝撃速度以上の速度で加工対象物の主面に衝
    突させることにより前記加工対象物の主面を破砕、除去
    することを特徴とする破砕装置。
  3. 【請求項3】 打撃体の外形を複数の角部を備えた多角
    形、複数の角部を備えた十字型、略円筒形の内いずれか
    一つとしたことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに
    記載の破砕装置。
  4. 【請求項4】 回転体の主面に立設した支軸に平歯車を
    回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転させ前記平
    歯車の歯部を臨界衝撃速度以上の速度で加工対象物に衝
    突させ破砕加工することを特徴とする破砕装置。
  5. 【請求項5】 回転体の主面に立設した支軸に平歯車を
    回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転させ前記平
    歯車の歯部底面側を臨界衝撃速度以上の速度で加工対象
    物の主面に衝突させることにより前記加工対象物の主面
    を面破砕し、除去することを特徴とする物体の面破砕装
    置。
  6. 【請求項6】 回転体の主面に立設した支軸に平歯車を
    回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転させ前記平
    歯車の歯先部を臨界衝撃速度以上の速度で加工対象物に
    衝突させることにより前記加工対象物を破砕、除去する
    ことを特徴とする破砕装置。
  7. 【請求項7】 回転体の主面に立設した支軸にフェイス
    ギヤーを回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転さ
    せ前記フェイスギヤーの歯部を臨界衝撃速度以上の速度
    で加工対象物に衝突させ破砕加工することを特徴とする
    破砕装置。
  8. 【請求項8】 回転体の主面に立設した支軸にフェイス
    ギヤーを回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転さ
    せ前記フェイスギヤーの歯先部を臨界衝撃速度以上の速
    度で加工対象物に衝突させ前記加工対象物を面破砕し、
    除去することを特徴とする面破砕装置。
  9. 【請求項9】 回転体の主面に立設した支軸に傘歯車を
    回動可能に取り付け、前記回転体を高速回転させ前記傘
    歯車の歯部を臨界衝撃速度以上の速度で加工対象物に衝
    突させ破砕加工することを特徴とする破砕装置。
  10. 【請求項10】 臨界衝撃速度を約50m/秒(180
    km/時)以上としたことを特徴とする請求項1〜9の
    いずれか1項に記載の破砕装置。
  11. 【請求項11】 打撃体の外周の一部を前記回転体の外
    周より外方に位置させたことを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか1項に記載の破砕装置。
  12. 【請求項12】 打撃体を回転体の主面に等間隔に複数
    配置したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項
    に記載の破砕装置。
  13. 【請求項13】 支軸と打撃体または支軸と歯車との嵌
    合隙間を2mm以上設けたことを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか1項に記載の破砕装置。
  14. 【請求項14】 支軸と打撃体または支軸と歯車との嵌
    合隙間を5〜10mm程度としたことを特徴とする請求
    項1〜9のいずれか1項に記載の破砕装置。
  15. 【請求項15】 回転体の主面に立設した支軸に断面形
    状が略コの字形の打撃体を回動可能に取り付け、前記回
    転体の主面と加工対象物の主面とを対向配置させ、前記
    打撃体を約50m/秒(180km/時)以上の速度
    で,かつ約150回/秒の頻度以上で加工対象物に衝突
    させ破砕加工することを特徴とする物体の破砕方法。
  16. 【請求項16】 回転体の主面に立設した支軸に断面形
    状が略コの字形の打撃体を回動可能に取り付け、前記回
    転体の主面と加工対象物の主面とを対向配置させ、前記
    打撃体を約150m/秒(540km/時)以上の速度
    で,かつ約1,800回/秒の頻度以上で加工対象物に
    衝突させ破砕加工することを特徴とする物体の破砕方
    法。
  17. 【請求項17】 回転体の主面に立設した支軸に歯車を
    回動可能に取り付け、前記回転体の主面と加工対象物の
    主面とを対向配置させ、前記歯車の歯部を約50m/秒
    (180km/時)以上の速度で,かつ約150回/秒
    の頻度以上で加工対象物に衝突させ破砕加工することを
    特徴とする物体の破砕方法。
  18. 【請求項18】 回転体の主面に立設した支軸に歯車を
    回動可能に取り付け、前記回転体の主面と加工対象物の
    主面とを対向配置させ、前記歯車の歯部を約150m/
    秒(540km/時)以上の速度で,かつ約1,800
    回/秒の頻度以上で加工対象物に衝突させ破砕加工する
    ことを特徴とする物体の破砕方法。
  19. 【請求項19】 回転体の主面に立設した支軸に、断面
    形状が略コの字形の有底容器状打撃体を回動可能に取り
    付け、前記回転体を高速回転させ前記打撃体の開口端面
    側を臨界衝撃速度以上の速度で加工対象物の主面に衝突
    させることにより前記加工対象物の主面を破砕、除去す
    ることを特徴とする破砕装置。
  20. 【請求項20】 打撃体の外形を複数の角部を備えた多
    角形、円筒形の内いずれか一つとしたことを特徴とする
    請求項19記載の破砕装置。
  21. 【請求項21】 回転体の主面に立設した支軸に、断面
    形状が略コの字形の打撃体を回動可能に取り付け、前記
    回転体を高速回転させ前記打撃体の起立部を臨界衝撃速
    度以上の速度でプリント配線基板の一方の主面に臨界衝
    撃速度以上の速度で衝突させることにより、前記プリン
    ト配線基板の主面または前記主面に実装した電子部品の
    内の少なくとも一方を破砕、除去することを特徴とする
    プリント配線基板の破砕方法。
  22. 【請求項22】 回転体の主面に立設した支軸に、傘歯
    車を略円錐台形状に加工してなる打撃体を回動可能に取
    り付け、前記回転体を高速回転させ前記打撃体の歯先を
    プリント配線基板の一方の主面に臨界衝撃速度以上の速
    度で衝突させることにより、前記プリント配線基板の主
    面または前記主面に実装した電子部品の内の少なくとも
    一方を破砕、除去することを特徴とするプリント配線基
    板の破砕方法。
  23. 【請求項23】 回転体の主面に立設した支軸に、断面
    形状が略コの字形の打撃体を回動可能に取り付け、前記
    回転体を高速回転させ前記打撃体の起立部を臨界衝撃速
    度以上の速度でプリント配線基板の両主面に,同時に,
    臨界衝撃速度以上の速度で衝突させることにより、前記
    プリント配線基板の両主面または前記両主面に実装した
    電子部品の内の少なくとも一方を破砕、除去することを
    特徴とするプリント配線基板の破砕方法。
  24. 【請求項24】 回転体の主面に立設した支軸に、傘歯
    車を略円錐台形状に加工してなる打撃体を回動可能に取
    り付け、前記回転体を高速回転させ前記打撃体の歯先を
    プリント配線基板の両主面に,同時に,臨界衝撃速度以
    上の速度で衝突させることにより、前記プリント配線基
    板の両主面または前記両主面に実装した電子部品の内の
    少なくとも一方を破砕、除去することを特徴とするプリ
    ント配線基板の破砕方法。
JP10934899A 1999-04-16 1999-04-16 破砕装置と破砕方法 Expired - Fee Related JP4310840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10934899A JP4310840B2 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 破砕装置と破砕方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10934899A JP4310840B2 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 破砕装置と破砕方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000301012A true JP2000301012A (ja) 2000-10-31
JP4310840B2 JP4310840B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=14507958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10934899A Expired - Fee Related JP4310840B2 (ja) 1999-04-16 1999-04-16 破砕装置と破砕方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4310840B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2128883A1 (en) * 2008-05-30 2009-12-02 MERLONI PROGETTI S.p.A. Recycling plant for cathode-ray tube television receivers
JP2012210598A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd プリント配線板からのリサイクル用有価金属原料の製造方法
JP2012223130A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Shimano Inc スピニングリールのフェースギア製造方法、フェースギア、及びドライブギア組立体

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831045U (ja) * 1981-08-22 1983-03-01 株式会社神戸製鋼所 衝撃式破砕機用切断刃
JPS58132549U (ja) * 1982-02-26 1983-09-07 株式会社深江工作所 デイスポ−ザ−
JPS62140949U (ja) * 1986-02-28 1987-09-05
JPS6358644U (ja) * 1986-10-03 1988-04-19
JPH0983129A (ja) * 1995-09-08 1997-03-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 実装基板のリサイクル装置
JPH09316549A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Senju Metal Ind Co Ltd プリント基板のはんだ除去方法、はんだ除去装置およびキャリヤー

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831045U (ja) * 1981-08-22 1983-03-01 株式会社神戸製鋼所 衝撃式破砕機用切断刃
JPS58132549U (ja) * 1982-02-26 1983-09-07 株式会社深江工作所 デイスポ−ザ−
JPS62140949U (ja) * 1986-02-28 1987-09-05
JPS6358644U (ja) * 1986-10-03 1988-04-19
JPH0983129A (ja) * 1995-09-08 1997-03-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 実装基板のリサイクル装置
JPH09316549A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Senju Metal Ind Co Ltd プリント基板のはんだ除去方法、はんだ除去装置およびキャリヤー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2128883A1 (en) * 2008-05-30 2009-12-02 MERLONI PROGETTI S.p.A. Recycling plant for cathode-ray tube television receivers
JP2012210598A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd プリント配線板からのリサイクル用有価金属原料の製造方法
JP2012223130A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Shimano Inc スピニングリールのフェースギア製造方法、フェースギア、及びドライブギア組立体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4310840B2 (ja) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3523552B2 (ja) 切断装置、加工装置、及び切断方法
US6938318B2 (en) Method for collecting a foam resin from a housing of a refrigerator
KR20100128027A (ko) 폐고무 분말 제조장치
JP4467742B2 (ja) 家電製品及びエア・コンディショナの切断装置、及び、家電製品及びエア・コンディショナの解体方法
US5678773A (en) Waste processing method and apparatus therefor
JP2000301012A (ja) 破砕装置と破砕方法
JP2001347416A (ja) 切断装置及び切断方法
JP2002031458A (ja) 冷蔵庫の解体方法、圧縮装置、及び冷蔵庫の解体装置
JPH0889932A (ja) 廃棄物の処理方法および装置
JP4415423B2 (ja) 電子機器の解体装置と解体装置
JP2004098222A (ja) 切断装置、加工装置、及び切断方法
AU778480B2 (en) Roll-type crusher
CN211330427U (zh) 一种除鳞刀组件、除鳞装置及标识设备
JP2001000877A (ja) ガラス粉砕機
JP7388863B2 (ja) 竪型破砕機
EP1405702A1 (en) Cutting device and cutting method
CN102441463A (zh) 电子废弃物的卧式破碎分离设备
JP2504751B2 (ja) 切断処理装置
JP2005058958A (ja) 破砕装置
JPH05146701A (ja) 低温破砕分別方法
JP2000005619A (ja) 粉砕機
JPS5976763A (ja) 研磨材製造方法
KR20070074721A (ko) 알루미늄 블라스트 및 그 제조방법
CA2528639A1 (en) Process for reclaiming rubber-to-metal bonded material
CN104759319A (zh) 双转子冲击式制砂机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060404

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090504

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees