JP2000300777A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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Abstract
軽減する。 【解決手段】 主制御装置50は、入賞センサ31、3
3、35をスキャンして(S101)入賞を検知すると
(S102:YES)、賞球データの加算処理を行って
(S130)、賞球データを払出制御基板60に送信す
る(S104)。払出制御基板60は、払出モータ64
を稼働させて賞球の払出を行う。主制御装置50は、賞
球データ(コマンド)を送信するだけだから負担は軽
い。
Description
分野に属する。
遊技盤に備えられている入賞口に入賞した遊技球(入賞
球)を例えば入賞球センサにて検出し、その入賞口に設
定されている個数の遊技球(賞球)を賞球払出装置にて
払い出すが、この賞球払出装置の動作の制御は、遊技盤
に設置されている可動入賞装置等の電気部品の制御を司
る遊技制御装置(主基板あるいはメイン基板と呼ばれる
ことが多い。)が行っていた。
御装置が賞球払出装置の制御までも司る構成であると、
遊技制御装置の負担が大きかった。
題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、入賞
球を検出すると入賞信号を出力する入賞球検出手段であ
って、設定されている賞球数が異なる入賞口への入賞球
を識別可能に配置されている入賞検出手段と、賞球を払
い出す賞球払出装置と、該賞球払出装置から排出される
賞球を検出すると賞球検出信号を出力する賞球検出手段
と、前記入賞検出手段及び賞球検出手段からの信号に基
づいて賞球の払出状況を監視する払出監視装置であっ
て、前記入賞信号及び賞球検出信号を取得する信号取得
手段と、該信号取得手段が取得した前記入賞信号に基づ
いて前記賞球払出装置による払出が未了の賞球数に相当
する賞球データを加算演算し、該信号取得手段が取得し
た前記賞球検出信号に基づいて前記賞球データを減算演
算する賞球データ演算手段と、該賞球データを記憶する
賞球データ記憶手段と、前記賞球データの加算分に相当
する払出要求を送出する払出要求手段とを備える払出監
視装置と、該払出監視装置からの前記払出要求に従って
前記賞球払出装置を稼働させる払出制御装置とを備える
ことを特徴とする。
手段は、設定されている賞球数が異なる入賞口への入賞
球を識別可能に配置されている。例えば賞球数が5個の
入賞口、10個の入賞口、15個の入賞口の3種類があ
るとして、入賞検出手段を、全ての入賞口に一対一の関
係で配置してもよいし、設定されている賞球数が同じ
(例えば5個)入賞口2つ以上に対して1個の入賞検出
手段を配置するような構成でもよい。入賞検出手段は入
賞球を検出すると入賞信号を出力するが、どの入賞検出
手段からの入賞信号であるかに基づいて、入賞球に対す
る賞球数を特定できる。
手段は、賞球払出装置から排出される賞球を検出すると
賞球検出信号を出力する。払出監視装置は、入賞検出手
段及び賞球検出手段からの信号に基づいて賞球の払出状
況を監視する。詳しくは、払出監視装置の信号取得手段
が入賞信号及び賞球検出信号を取得し、賞球データ演算
手段が、信号取得手段が取得した入賞信号に基づいて賞
球払出装置による払出が未了の賞球数に相当する賞球デ
ータを加算演算し、信号取得手段が取得した賞球検出信
号に基づいて賞球データを減算演算する。賞球データ記
憶手段は賞球データを記憶し、払出要求手段は、賞球デ
ータの加算分に相当する払出要求を送出する。
らの払出要求に従って賞球払出装置を稼働させる。つま
り、払出監視装置は、入賞信号と賞球検出信号とに基づ
いて賞球データを演算し、記憶し、払出要求を送出する
だけでよいから、払出監視装置を遊技制御装置の一部と
しても、遊技制御装置の負担は軽い。
よいし、設定されている賞球数の違いに基づく入賞球の
種別(例えば賞球数5個の入賞、10個の入賞口、15
個の入賞口)であってもよい。請求項2記載の弾球遊技
機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記払出要
求は、前記設定されている賞球数を示す設定数データを
含み、前記払出制御装置は、前記払出要求を取得する毎
に払出が未了の賞球数に相当する払出未了データを加算
演算し、前記賞球検出手段からの賞球検出信号に基づい
て前記払出未了データを減算する未了数演算手段と、前
記払出未了データを記憶する未了データ記憶手段とを備
えることを特徴とする。
には、入賞口に設定されている賞球数を示す設定数デー
タが含まれている。なお、設定数データは賞球数(上記
の例なら5個、10個、15個)そのものであってもよ
いが、例えばコード00なら5個、01なら10個、1
0なら15個というように、コード化するとデータ量が
少なくてすむ。また、入賞球が連続して発生することは
あるものの、その間隔は、コンピュータの演算処理速度
から見ればきわめて長時間といえるから、払出要求とし
て上述のようなコードを送出するだけ(例えばコード0
0により5個払いの入賞が1個あったことを示す)だけ
ででも十分である。
払出要求を取得する毎に払出未了データを加算演算し賞
球検出手段からの賞球検出信号に基づいて払出未了デー
タを減算し、未了データ記憶手段に払出未了データを記
憶する。つまり、払出制御装置も払出個数を管理できる
から、払出要求さえ取得できれば、あとは自律的に賞球
払出装置を制御できる。なお、払出未了データは、例え
ば5個払いが何回、10個払いが何回、15個払いが何
回というように、払出個数別にカウントしてもよいし、
トータルの払出必要数であってもよい。
たは2記載の弾球遊技機において、前記賞球監視装置
は、賞球データが1以上あって前記賞球検出手段からの
賞球検出信号が設定時間よりも長期にわたって入力され
ない場合に賞球不足としてエラー処理を実行し、該賞球
不足の原因が解消されたことを示すリセットスイッチの
オン入力があると前記エラー処理を終了するエラー処理
手段を備え、前記リセットスイッチのオン入力があって
も前記賞球データ記憶手段に記憶されている前記賞球デ
ータはリセットしない構成であるので、例えば賞球払出
装置の故障、球詰まり、補給遅れ等で賞球の払出が完了
されないときには、これを認識して遊技店員に通報する
等のエラー処理を実行でき、エラーのリセットによって
も賞球データは維持されるから遊技者が損をすることも
ない。
たは2記載の弾球遊技機において、前記賞球監視装置
は、賞球データが1以上あって前記賞球検出手段からの
賞球検出信号が設定時間よりも長期にわたって入力され
ない場合に賞球不足として前記払出制御装置に賞球不足
コマンドを送出し外部に報知するエラー処理を実行し、
該賞球不足の原因が解消されたことを示すエラー解除信
号の入力があると前記エラー処理を終了するエラー処理
手段を備え、前記払出制御装置は、賞球不足コマンドを
受けるとリセットスイッチのオン入力があるまでは前記
賞球払出装置の稼働を停止させ、前記リセットスイッチ
のオン入力があっても前記払出要求に関する記憶は消去
しない構成であるので、例えば賞球払出装置の故障、球
詰まり、補給遅れ等で賞球の払出が完了されないときに
は、賞球不足コマンドを払出制御装置に送ってエラー状
態にあることを知らせ、また外部に報知するエラー処理
を実行でき、エラーのリセットによっても払出要求に関
する記憶は維持されるから遊技者が損をすることもな
い。
項3記載の弾球遊技機において、前記エラー解除信号は
前記賞球検出信号であるからエラー解除信号を生成する
ための手段は特に必要としないし、前記払出要求に関す
る記憶は請求項2記載の払出未了データであるから、賞
球の不足数を正確に把握でき、リセット後に正確に不足
分を払い出せる。
いし4のいずれか記載の弾球遊技機において、前記賞球
監視装置は、賞球の過剰払出を認識すると前記賞球デー
タ記憶手段に記憶されている前記賞球データをリセット
する過剰時リセット手段を備えるので、賞球の過剰払出
によるデータの混乱を回避できる。
いし4のいずれか記載の弾球遊技機において、前記賞球
監視装置は、賞球の過剰払出の頻度が設定値を越えたと
きに過剰エラーと判定する過剰エラー判定手段を備え
る。賞球の過剰払出の頻度が許容できる頻度なら(例え
ば1日当たり数回なら)、いちいちエラー処理を行わな
いほうが弾球遊技機の稼働率を低下させないメリットが
ある。
照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的
に説明する。
ンコ機10はCR機と呼ばれる機種で、プリペイドカー
ドの読み書きを行うCRユニット12を付属させて使用
される。パチンコ機10の前面側には、上皿14、下皿
16、発射ハンドル18等の公知の構成が備わってお
り、ガラス板20にて覆われている部分には、図2に示
す構造の遊技盤22が配されている。
は液晶モニタ24aを有する図柄表示装置24が設置さ
れ、その下方にはチューリップ式の可変入賞装置である
始動入賞装置26が、さらにその下方にはアタッカーと
呼ばれる構造の大入賞装置28が設置されている。ま
た、遊技盤22には、普通入賞装置30、ゲート32、
風車34、障害釘(図示は一部のみ)36等が装着され
ている。なお、始動入賞装置26、大入賞装置28及び
普通入賞装置30は、それぞれ入賞口に該当する。
側には、賞球タンク38、タンクレール40、払出装置
42、発射装置44等が配されており、図柄表示装置2
4、始動入賞装置26、大入賞装置28、払出装置4
2、発射装置44等を制御する主制御装置50が取付け
られている。なお、詳細は後述するが、主制御装置50
は、図柄表示装置24、払出装置42及び発射装置44
を直接制御するわけではない。
は図4に示すとおりである。まず主制御装置50は制御
基板用出力回路51、1チップマイコン52、入出力イ
ンタフェイス(入出力I/F)53等から構成されてい
る。1チップマイコン52及び入出力インタフェイス5
3は公知のものと変わるところはないが、制御基板用出
力回路51の構成は独特であるので、図5を参照して説
明する。
タバスを介してデータ用出力ポートIC51aとストロ
ーブ用出力IC51bが接続され、またアドレスデコー
ダ51cも接続されている。そして、データ用出力ポー
トIC51aからの8ビットデータ及びストローブ用出
力IC51bからの1ビット信号が、それぞれドライバ
IC51d〜51hに入力される構成である。各ドライ
バIC51d〜51hは、ストローブ用出力IC51b
からの1ビット信号によってアクティブとされ、そのと
きにデータ用出力ポートIC51aから入力されている
8ビットデータとストローブ信号を出力する構成であ
る。
ぞれ払出制御基板60、図柄制御基板70、音声制御基
板80、ランプ制御基板90及び発射制御基板100が
接続されており、1チップマイコン52が、アドレスデ
コーダ51cを介してデータ用出力ポートIC51a及
びストローブ用出力IC51bを制御することにより、
1個のデータ用出力ポートIC51aにより、複数の周
辺回路(本例では最大8つの周辺回路)にデータを出力
できる。したがって、主制御装置50の配線パターンを
簡略化でき、またソフト面では、データ用及びストロー
ブ用とも各々1個の出力用I/Oで済むというメリット
がある。
トローブ用出力IC51b及びドライバIC51d〜5
1hは、いずれもC−MOSICを使用している。C−
MOSICは、出力電圧を高くでき、またHレベルとL
レベルの電位差も大きいので、ノイズや静電気に対する
耐性が高く、それだけ信頼性も高い。
賞装置26に設けられている5個入賞センサ31、各普
通入賞装置30に1個当て設けられている10個入賞セ
ンサ33(図示は1個のみ)、大入賞装置28に設けら
れている15個入賞センサ35、払出装置42から排出
される遊技球を検出するための賞球払出センサ37(賞
球検出手段)、賞球タンク38の球切れを検出する球切
れスイッチ39、下皿16の満杯状態を検出する下皿満
タンスイッチ41、リセットスイッチ43、その他のス
イッチ類45、入賞球排出装置から排出される遊技球を
検出するセーフ球排出センサ47等の検出信号が入力さ
れる。5個入賞センサ31、10個入賞センサ33及び
15個入賞センサ35は、入賞球検出手段に該当する。
前述した払出制御基板60、図柄制御基板70、音声制
御基板80、ランプ制御基板90、発射制御基板100
等が接続されている。払出制御基板60は、払出装置4
2の払出モータ64の稼働を制御することにより賞球の
払出を行わせ、また賞球の払出に応じて入賞球排出装置
の排出ソレノイド66を稼働させて入賞球を排出させ
る。この払出制御基板60は、データ入出力回路61、
1チップマイコン62、入出力インタフェイス(入出力
I/F)63等からなり、データ入出力回路61は、前
述した制御基板用出力回路51のドライバIC51dに
接続されている。また入出力インタフェイス63には、
払出モータ64、エラー表示LED65、排出ソレノイ
ド66、賞球払出センサ37及びリセットスイッチ67
が接続されている。
ンプ制御基板90及び発射制御基板100の回路構成
は、ほぼ払出制御基板60と同様であり、図柄制御基板
70は図柄表示装置24を、音声制御基板80は音声出
力を、ランプ制御基板90は通報用及び装飾用のランプ
類を、発射制御基板100は発射装置44を制御する。
ついて、主制御装置50と払出制御基板60及び図柄制
御基板70との間のデータ通信を中心にして説明する。 [入賞検知]図6に示すように、主制御装置50は、入
賞検知ルーチンにおいて、5個入賞センサ31、10個
入賞センサ33及び15個入賞センサ35の信号をスキ
ャンし(S101)、入賞球が検出されていれば(S1
02:YES)、賞球データ加算処理として、払い出す
べき賞球個数の総合計を更新記憶する(S103)。な
お、総合計つまり1入賞当たりの賞球個数(5個、10
個、15個)に各入賞球数を乗じたもの総和を記憶する
代わりに、1入賞当たりの賞球個数別に入賞球数を記憶
してもよい。この場合、乗算処理が不要であるからプロ
グラムが簡単となり、メモリも少なくて済む。
払出制御基板60に送信する(S104)。入賞データ
は、賞球個数(5個、10個、15個の別)を表す部分
とその賞球個数の入賞球数を表す部分とからなる8ビッ
トデータであり、この入賞データにより5個払出の入賞
球、10個払出の入賞球及び15個払出の入賞球が、そ
れぞれ何個検出されたかが分かる。 [賞球払出]図7に示すように、払出制御基板60は、
主制御装置50から入賞データが送信されてきたこれを
取得したなら(S201:YES)、払出未了データを
加算更新する(S202)。具体的には、5個払出、1
0個払出、15個払出がそれぞれ何回必要かを記憶す
る。入賞データを取得しなければ(S201:NO)、
払出未了データの加算更新は行わない。
ータを参照して払出の要否を判断する(S203)。具
体的には、5個払出、10個払出、15個払出の必要回
数がいずれも0か否かを判断し、どれか1つでも0でな
ければ払出必要として(S203:YES)、払出装置
42の払出モータ64を稼働させて賞球の払出を行わせ
る(S204)。本実施例の場合、払出の優先順位は1
5個、10個、5個と多い順に設定されており、入賞が
検出された順序(入賞データの入力順)とは無関係に、
優先順に払出される。このため、遊技者には払出が迅速
に行われている印象を与える。
分を払出未了データから減算して、これを更新し(S2
05)、S201に回帰する。そして、払出未了データ
の5個払出、10個払出、15個払出のいずれも0なら
(S203:NO)、本ルーチンからリターンする。 [賞球個数管理]図8に示すように、主制御装置50
は、賞球個数管理ルーチンを開始するとまず賞球データ
が有るか(0ではないか)を判断する(S401)。賞
球データがあれば、賞球払出センサ37の検出信号に基
づいて、払出装置42から賞球が払出されたか否かを判
断する(S402)。賞球の払出が確認できたなら(S
402:YES)、その分だけ賞球データを減算して更
新記憶する(S403)。
力されないときには(S402:NO)、設定された時
間が経過するまで待ち(S404〜S402)、その設
定時間内に賞球払出センサ37の検出信号が入力されれ
ば、上述のとおりS403の処理を実行する。
り等により賞球の払出がなされなくて、設定時間を超え
て賞球払出センサ37の検出信号が途絶えることがある
(図10参照)。その場合には(S404:YES)、
主制御装置50はエラー処理(S405)として、賞球
不足状態コマンドを送信し、エラー表示の点灯等を行
う。
因(例えば払出装置42の球詰まり)を解消して、1チ
ップマイコン62のユーザリセット端子に接続されてい
るリセットスイッチ67を押すと、払出制御基板60が
払出モータ64を再稼働させて、不足分の賞球を払出
す。なお、このリセットスイッチ67によって払出制御
基板60のRAMは初期化されないので、払出未了デー
タが消滅することはない。主制御装置50は、賞球払出
センサ37の検出信号が再開されたことによってエラー
状態が解除されたことを認識する。なお、賞球不足のエ
ラーが解除されるまでの間、遊技球の発射は停止され
る。
1:NO)、賞球払出センサ37の検出信号に基づい
て、払出装置42から賞球が払出されたか否かを判断す
る(S406)。これは、過剰な払出が行われた場合に
対処するもので、S406で肯定判断なら、払出制御基
板60の払出未了データに誤記憶があった可能性がある
ので、払出制御基板60に過剰コマンドを送信して、払
出未了データをクリアさせる(S407)。 [賞球動作]以上のように、入賞検知(主制御装置5
0)、賞球払出(払出制御基板60)及び賞球個数管理
(主制御装置50)が行われて、入賞球に対応する賞球
が払い出される。この一連の動作を各信号のタイミング
チャートで示すと図9のとおりである。なお、説明を簡
明にするために、10個入賞センサ33の検出信号は図
示を省略してある。
たとして、それに対応する入賞データ(5個賞球コマン
ド)が主制御装置50から払出制御基板60に送られる
(A〜B)。それに従って払出制御基板60が払出モー
タ64を稼働させると、払出装置42から賞球が払出さ
れる。その賞球を検出した賞球払出センサ37の検出信
号(5パルス)によって、5個の賞球が払出されたと確
認される。
があれば、それに対応する入賞データ(15個賞球コマ
ンド)が主制御装置50から払出制御基板60に送られ
(B〜C)、払出モータ64が稼働して賞球が払出さ
れ、賞球払出センサ37の検出信号(15パルス)によ
って、15個の賞球が払出されたと確認される。 [球切れ処理]ときには賞球タンク38が空になってし
まい、払出装置42に遊技球が供給されなくて、払出を
実行できないことがある。このような場合に対処するた
めに、主制御装置50は、図11に示す球切れ処理ルー
チンを実行する。
まず球切れフラグがセットされているか否かを確認する
(S601)。球切れフラグがセットされていなければ
(S601:NO)、球切れスイッチ39がオンか否か
を判断する(S602)。本実施例のパチンコ機10で
は、賞球タンク38が空になって球切れスイッチ39に
遊技球の荷重がかからなくなると、球切れスイッチ39
がオンになる設定である。したがって、球切れスイッチ
39のオンは賞球タンク38が空であることを示してい
る。よって、S602で否定判断(球切れスイッチ39
がオフ)なら球切れではないから、本ルーチンからリタ
ーンする。
チ39がオン)なら賞球タンク38に遊技球がなくて、
賞球の払出を実行できない状態であるから、主制御装置
50は、払出制御基板60に球切れ状態コマンドを送信
し(図12、D〜E参照)、エラー表示の点灯や球切れ
フラグのセット等のエラー処理を実行する(S60
3)。
合には(S601:YES)、球切れスイッチ39の状
態を確認する(S604)。球切れスイッチ39がオン
なら(S604:YES)、エラー状態(この場合賞球
タンク38が空の状態)が継続しているわけだから、一
旦本ルーチンからリターンする。しかし、球切れスイッ
チ39がオフになっているなら(S604:NO)、賞
球タンク38に遊技球が供給されて賞球の払出が可能と
なったから、払出制御基板60に球切れ解除コマンドを
送信し(図12、F〜参照)、エラー表示の消灯や球切
れフラグのリセット等のエラー解除処理を実行する(S
605)。
に、球切れコマンドを受け取ると払出モータ64を停止
させ、球切れ解除コマンドが送られてくると払出モータ
64の稼働を再開させる。なお、球切れエラーが解除さ
れるまでの間は、上述の賞球不足の場合と同様に遊技球
の発射は停止される。 [下皿満タン]下皿16が満杯状態になった場合には、
払出装置42から下皿16に至る賞球の通路が賞球で閉
塞状態となるので、払出装置42を稼働させても賞球を
正常に排出できない。このため、下皿満タンスイッチ4
1がオンになった場合(下皿16が満杯状態になった場
合)も、球切れ処理と同様に払出装置42の稼働を停止
させる必要がある。この下皿満タンの場合に主制御装置
50及び払出制御基板60が実行する処理は、球切れ処
理と同様である。ただし、図13に示すように、球切れ
コマンドの代わりに下皿満タンコマンドが送受信され、
球切れ解除コマンドの代わりに下皿満タン解除コマンド
が送受信される点は異なる。また、下皿満タンスイッチ
41がオンの間は、上述の賞球不足の場合と同様に遊技
球の発射は停止される。 [図柄制御]図14に示すように、主制御装置50から
図柄制御基板70に送信されるデータ構成は、図柄(当
たり外れを表示するための図柄)、キャラクタまたは背
景を示す識別子を先頭として、表示対象(図柄、キャラ
クタまたは背景)毎に、動作内容や表示データ等を示す
データ(コマンド)及び識別子によって指定された表示
対象についての一連のデータ(コマンド)の終了を示す
エンドコードにて構成されている。そして、図柄制御基
板70の画像制御プログラムは、コマンド受信部と図
柄、キャラクタ及び背景の各ドライバにて構成されてい
る。
らデータ(コマンド)が送信されて来ると、コマンド受
信部が、その識別子に基づいて表示対象すなわち動作さ
せるべきドライバを判断し、そのドライバに処理を実行
させ、その処理によりモニタの表示を制御する。
基板70に送信されるデータを、画像の種類(図柄、キ
ャラクタ、背景)を中心としたデータ構成とし、画像の
種類(図柄、キャラクタ、背景)毎にドライバを用意
し、画像制御プログラムをそれらドライバの集合体とし
て構成することで、無駄なデータの送受信が不要とな
る。よって、主制御装置50の動作に余裕ができる。
るデータを含ませ、画像制御プログラムには、その優先
順位のデータに従って各ドライバに優先順位を割り当て
るための、優先順位ドライバを追加することもできる。
こうすれば、シチュエーション毎に特定のドライバを優
先的に動作させ、それによって良好な表示を行うことが
できる。
の技術では、主制御装置50から図柄制御基板70に送
られるデータ構成は、図15(a)に示すとおり、遊技
状態(図柄変動中、大当たり中、エラー中)を示す遊技
状態コマンド、これに続く遊技状態に応じたデータ(コ
マンド)及びエンドコードで構成されていた。遊技状態
に応じたデータ(コマンド)には、図15(c)に示す
ように、図柄の変動中なら左図柄データ、中図柄デー
タ、右図柄データが含まれ、大当たり中ならラウンド
数、カウント数、V表示のデータが含まれていた。さら
に必要によりキャラクタのデータ及び背景のデータが含
まれていた。
ャラクタ、背景の各データが含まれる場合と、それらの
いずれかが含まれない場合とがあった。そして、図柄制
御基板70に主制御装置50からデータ(コマンド)が
送信されて来ると、コマンド受信部にてこれを取得し、
メインプログラムにてそのコマンドデータを解釈して図
柄制御部、キャラクタ制御部、背景制御部に振り分けて
処理し、画像を表示させていた。
を解釈し振分けるメインプログラムが必須となり、プロ
グラム構成が複雑であった。またコマンドデータの構成
も複雑であり、余分なデータが送られることもあった。
この比較例に対して、本実施例の場合には、必要なデー
タだけが送られるので、コマンドデータの構成は単純化
され、比較例のメインプログラムに該当するプログラム
は必要としないから、画像制御プログラムの構成も単純
化される。
が払出監視装置に該当し、その1チップマイコン52が
信号取得手段、賞球データ演算手段、賞球データ記憶手
段、払出要求手段、エラー処理手段、過剰時リセット手
段として機能する。また、払出制御基板60は払出制御
装置に該当し、1チップマイコン62は未了数演算手段
及び未了データ記憶手段として機能する。
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
る。
る。
る。
ある。
ブロック図である。
入賞検知ルーチンのフローチャートである。
る賞球払出ルーチンのフローチャートである。
賞球個数管理ルーチンのフローチャートである。
チャートである。
説明するタイミングチャートである。
る球切れ処理ルーチンのフローチャートである。
明するタイミングチャートである。
を説明するタイミングチャートである。
明図であり、図14(a)はデータ構成、図14(b)
は表示対象と識別コードの対応例、図14(c)は画像
制御プログラムのブロック図、図14(d)はドライバ
選択を説明するフローチャートである。
(a)はデータ構成、図15(b)は遊技状態と状態コ
ードの対応例、図15(c)は送信されるデータ例、図
15(d)は画像制御プログラムのブロック図である。
…図柄表示装置、24a…液晶モニタ、26…始動入賞
装置(入賞口)、28…大入賞装置(入賞口)、30…
普通入賞装置(入賞口)、31…5個入賞センサ(入賞
球検出手段)、33…10個入賞センサ(入賞球検出手
段)、35…15個入賞センサ(入賞球検出手段)、3
7…賞球払出センサ(賞球検出手段)、42…払出装置
(賞球払出装置)、44…発射装置、50…主制御装置
(払出監視装置)、51…制御基板用出力回路、52…
1チップマイコン(信号取得手段、賞球データ演算手
段、賞球データ記憶手段、払出要求手段、エラー処理手
段、過剰時リセット手段)、60…払出制御基板(払出
制御装置)、62…1チップマイコン(未了数演算手
段、未了データ記憶手段)、64…払出モータ、67…
リセットスイッチ、70…図柄制御基板、80…音声制
御基板、90…ランプ制御基板、100…発射制御基
板。
Claims (6)
- 【請求項1】 入賞球を検出すると入賞信号を出力する
入賞球検出手段であって、設定されている賞球数が異な
る入賞口への入賞球を識別可能に配置されている入賞検
出手段と、 賞球を払い出す賞球払出装置と、 該賞球払出装置から排出される賞球を検出すると賞球検
出信号を出力する賞球検出手段と、 前記入賞検出手段及び賞球検出手段からの信号に基づい
て賞球の払出状況を監視する払出監視装置であって、 前記入賞信号及び賞球検出信号を取得する信号取得手段
と、 該信号取得手段が取得した前記入賞信号に基づいて前記
賞球払出装置による払出が未了の賞球数に相当する賞球
データを加算演算し、該信号取得手段が取得した前記賞
球検出信号に基づいて前記賞球データを減算演算する賞
球データ演算手段と、 該賞球データを記憶する賞球データ記憶手段と、 前記賞球データの加算分に相当する払出要求を送出する
払出要求手段とを備える払出監視装置と、 該払出監視装置からの前記払出要求に従って前記賞球払
出装置を稼働させる払出制御装置とを備えることを特徴
とする弾球遊技機。 - 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記払出要求は、前記設定されている賞球数を示す設定
数データを含み、 前記払出制御装置は、前記払出要求を取得する毎に払出
が未了の賞球数に相当する払出未了データを加算演算
し、前記賞球検出手段からの賞球検出信号に基づいて前
記払出未了データを減算する未了数演算手段と、前記払
出未了データを記憶する未了データ記憶手段とを備える
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の弾球遊技機にお
いて、 前記賞球監視装置は、賞球データが1以上あって前記賞
球検出手段からの賞球検出信号が設定時間よりも長期に
わたって入力されない場合に賞球不足として前記払出制
御装置に賞球不足コマンドを送出し外部に報知するエラ
ー処理を実行し、該賞球不足の原因が解消されたことを
示すエラー解除信号の入力があると前記エラー処理を終
了するエラー処理手段を備え、 前記払出制御装置は、賞球不足コマンドを受けるとリセ
ットスイッチのオン入力があるまでは前記賞球払出装置
の稼働を停止させ、前記リセットスイッチのオン入力が
あっても前記払出要求に関する記憶は消去しないことを
特徴とする弾球遊技機。 - 【請求項4】 請求項3記載の弾球遊技機において、 前記エラー解除信号は前記賞球検出信号であり、 前記払出要求に関する記憶は、請求項2記載の払出未了
データであることを特徴とする弾球遊技機。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載の弾球
遊技機において、前記賞球監視装置は、賞球の過剰払出
を認識すると前記賞球データ記憶手段に記憶されている
前記賞球データをリセットする過剰時リセット手段を備
えることを特徴とする弾球遊技機。 - 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか記載の弾球
遊技機において、前記賞球監視装置は、賞球の過剰払出
の頻度が設定値を越えたときに過剰エラーと判定する過
剰エラー判定手段を備えることを特徴とする弾球遊技
機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10948399A JP4012984B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10948399A JP4012984B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 弾球遊技機 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000300777A true JP2000300777A (ja) | 2000-10-31 |
JP2000300777A5 JP2000300777A5 (ja) | 2007-02-01 |
JP4012984B2 JP4012984B2 (ja) | 2007-11-28 |
Family
ID=14511396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10948399A Expired - Fee Related JP4012984B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 弾球遊技機 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4012984B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002331123A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-19 | Heiwa Corp | パチンコ遊技機 |
JP2011092436A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Yamaha Corp | 同期制御装置および遊技機 |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP10948399A patent/JP4012984B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002331123A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-19 | Heiwa Corp | パチンコ遊技機 |
JP2011092436A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Yamaha Corp | 同期制御装置および遊技機 |
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